JP2008085112A - 電子回路装置 - Google Patents

電子回路装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008085112A
JP2008085112A JP2006264052A JP2006264052A JP2008085112A JP 2008085112 A JP2008085112 A JP 2008085112A JP 2006264052 A JP2006264052 A JP 2006264052A JP 2006264052 A JP2006264052 A JP 2006264052A JP 2008085112 A JP2008085112 A JP 2008085112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor element
substrate
electronic circuit
board
circuit device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006264052A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeomi Tokunaga
成臣 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006264052A priority Critical patent/JP2008085112A/ja
Publication of JP2008085112A publication Critical patent/JP2008085112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】インバーター制御機器等に用いられるIPM(インテリジェントパワーモジュール)等の半導体素子を回路基板上に実装し、絶縁性のポッティング材を充填してなる電子回路装置に関して、ポッティング材を充填するケースを不要とし、小型で且つ安価な電子回路装置を提供する。
【解決手段】放熱板59の内側に、SIP型半導体素子であるIPM51と制御半導体素子であるマイコン61aを実装した縦型サブ基板53と、ブッシング57を収納して取付け、ブッシング57によって区切られた放熱板59の内側にポッティング材64を充填するとともに、この縦型サブ基板53と放熱板59をメイン基板67に実装することで、ポッティング材64を充填するケースを不要とすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明はインバーター制御機器等に用いられるIPM(インテリジェントパワーモジュール)等の半導体素子を回路基板上に実装し、絶縁性のポッティング材を充填してなる電子回路装置に関するものである。
近年、冷蔵庫等インバーター制御を使った機器が多く出ているが、これらのインバーター機器の電子回路装置においては、モータ等のインバーター駆動回路や、駆動回路の過電流に対する保護回路を1個のモジュールとして組み込んだIPM半導体素子が用いられるのが一般的である。
これらIPM半導体素子には、本体の両側に端子を出すDIP(デュアル・インライン・パッケージ)型の形状をしたものと、本体の片側に端子をだすSIP(シングル・インライン・パッケージ)型の形状をしたものがある。
これらのIPM半導体素子は高電圧を扱うため、それらのIPM半導体素子の端子間およびその端子に接続されるプリント基板上の配線は安全規格上一定以上の絶縁距離を確保しなければならない。
端子間の絶縁距離が確保されていない半導体素子を使用する場合は、故障時における安全要求事項を満足する必要があるが、絶縁距離が確保されていない部分を絶縁性のポッティング材で覆い、塵埃や湿気などが侵入しないようにするのが一般的である(たとえば特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の電子回路装置を説明する。
図10は特許文献1に記載された従来の電子回路装置の電気回路ブロック図、図11は同従来の電子回路装置の側断面図である。
図10および図11において、電子回路装置18は、IPM1、メイン基板2、放熱板3、取付けネジ4、回転数制御回路5、電源回路6、コネクタ7、ケース12、ポッティング材14により構成されている。
図11に示すように、駆動回路1aおよび過電流保護回路1bを内部に形成したDIP型の半導体素子であるIPM1は、メイン基板2に実装されており、またIPM1には放熱板3が取付けネジ4により密着するように取付けられている。さらに、メイン基板2にはコネクタ7が取付けられており、IPM1の出力はメイン基板2、コネクタ7を経由してモータ8に接続されている。
また、メイン基板2には、IPM1を制御する回転数制御回路5および電源回路6が組み込まれており、回転数制御回路5はIPM1へ指令をだす制御半導体素子のマイコン5a、および三相のモータ8の回転子であるロータ(図示せず)の位置を検知する位置検知回路5bから構成されている。
電源回路6は、IPM1用の駆動系電圧(たとえばDC280V)を作るモータ駆動用電源回路6aおよび回転数制御回路5用の制御系電圧(たとえばDC5V)を作る制御用電源回路6bから構成されている。
これらIPM1などの部品は、これらを収納するのに充分な大きさのケース12の中に収納され、IPM1などの部品とケース12との空間部にポッティング材14が充填されており、高電圧で絶縁距離が近いIPM1とメイン基板2の電気接続部を覆い、この部分に塵埃や湿気が入らないようにすることにより電気絶縁に対する信頼性を高めている。
以上のように構成された電子回路装置について、以下その動作を説明する。
回転数制御回路5はモータ8からフィードバックされた三相の位置検知信号を入力し、位置検知回路5bにてモータ8の回転状況を検知するとともにマイコン5aで演算処理を行い、モータ8が所定の回転数で回転するようにIPM1へ駆動信号を出力する。
IPM1内部の駆動回路1aは、回転数制御回路5のマイコン5aからの駆動信号を基に、モータ8が所定の回転数で動作するよう三相の駆動電圧波形をモータ8へ出力することにより、モータ8が所定の回転数で運転される。
また、IPM1の過電流保護回路1bは駆動回路1aからモータ8へ出力される出力電流値を監視し、規定の電流値以上になるとモータ8への駆動出力を停止し、IPM1およびモータ8を保護している。
さらに、モータ8が運転されるとIPM1が発熱するが、放熱板3によりIPM1の発熱を放熱することで、IPM1の温度が極端に上昇することを防止し、IPM1が過度の温度上昇により故障することを防止している。
また、電源回路6として、IPM1の駆動用のために、モータ駆動用電源回路6aが駆動回路1aに駆動系電圧(たとえばDC280V)を供給するとともに、制御用電源回路6bが回転数制御回路5に制御系電圧(たとえばDC5V)を供給している。
特開平11−340389号公報
しかしながら、上記従来の構成ではポッティング材14を充填するケース12が必要であり、またケース12は装置全体を収納する大きなものにすることが必要であったため、電子回路装置18全体が大型化してしまい、コストも高くなるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ポッティング材を充填するケースを不要とすると同時に、IPM1の制御半導体素子などの温度上昇も抑えることができる、小型で且つ安価な信頼性の高い電子回路装置18を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の電子回路装置は、縦型サブ基板に実装されたSIP型半導体素子と制御半導体素子との間に、縦型サブ基板を挟んで放熱板の内側の空間を2つに仕切るように放熱板の内側にブッシングを配置し、ブッシングで仕切られたSIP型半導体素子側の放熱板の内側に、少なくとも縦型サブ基板とSIP型半導体素子の電気的接続部を覆うようにポッティング材を充填したもので、ポッティング材を充填するケースを放熱板が兼ねることで、ケースが不要となるという作用を有するとともに、制御半導体素子にポッティング材を介してSIP型半導体素子の発熱が熱伝導することを防ぐという作用を有する。
本発明の電子回路装置は、ポッティング材を充填するケースを不要とすることができるとともに、制御半導体素子の温度上昇を抑制することができるため、基板を小型化することができ、安価で信頼性の高い電子回路装置を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、縦型サブ基板と、前記縦型サブ基板上に前記縦型サブ基板と平行に対面するように実装されたSIP(シングル・インライン・パッケージ)型半導体素子と、前記縦型サブ基板上に実装され、前記SIP型半導体素子の駆動を制御する制御半導体素子と、前記縦型サブ基板および前記SIP型半導体素子を囲うように成形された放熱板と、前記縦型サブ基板の端部に配置された基板端子によって電気的に接続されることで前記縦型サブ基板を実装したメイン基板と、前記SIP型半導体素子と前記制御半導体素子との間に、前記縦型サブ基板を挟んで前記放熱板の内側の空間を2つに仕切るように前記放熱板の内側に配置されたブッシングと、前記ブッシングで仕切られた前記SIP型半導体素子側の前記放熱板の内側に、少なくとも前記縦型サブ基板と前記SIP型半導体素子の電気的接続部を覆うようにポッティング材を充填したもので、ポッティング材を充填するケースを放熱板が兼ねることで、ケースが不要となるとともに、制御半導体素子にポッティング材を介してSIP型半導体素子の発熱が熱伝導することを防ぐことができ、小型で安価な信頼性の高い電子回路装置を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、制御半導体素子を、縦型サブ基板のSIP型半導体素子の実装面と反対側の実装面に実装したもので、SIP型半導体素子から熱を受けて熱くなるケースである放熱板の側面と、制御半導体素子とが対向しないため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらにSIP型半導体素子の温度上昇を抑制することができ、さらに信頼性の高い電子回路装置を実現することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、放熱板の制御半導体素子と近接対面する側面に切り欠き開口部を設けたもので、切り欠き開口部を介して外部と制御半導体素子周囲との間で空気の対流が促進されるため、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、制御半導体素子の温度上昇を抑制することができ、さらに信頼性の高い電子回路装置を実現することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、縦型サブ基板と放熱板の底面部との間に空隙を設けたもので、放熱板の内部空間が空隙により大きく連通するため、この空隙を介して放熱板の内部空間内の空気の対流が促進されるため、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに制御半導体素子の温度上昇を抑制することができ、さらに信頼性の高い電子回路装置を実現することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、放熱板の制御半導体素子側の底面部に開口部を設けたもので、制御半導体素子近傍に設けられた切り欠き開口部を介して、外部と制御半導体素子周囲との間で空気の対流が促進されるため、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに制御半導体素子の温度上昇を抑制することができ、さらに信頼性の高い電子回路装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における電子回路装置の電気回路ブロック図、図2は同実施の形態における電子回路装置の斜視図、図3は図2におけるC−D線の側断面図、図4は図2におけるE−F線の側断面図、図5は同実施の形態における電子回路装置のメイン基板側からの正面図、図6は同実施の形態におけるブッシングの斜視図、図7は同実施の形態におけるサイドキャップの斜視図、図8は同実施の形態における放熱板の折り曲げ加工前の斜視図、図9は同実施の形態における縦型サブ基板の斜視図である。
図1において、電子回路装置71は電気回路として、SIP型半導体素子のIPM51へ指令を出す制御半導体素子であるマイコン61aと三相のモータ8のロータ位置を検出する位置検知回路61bとを備えた回転数制御回路61と、駆動回路51aおよび過電流保護回路51bを内部に備えたSIP型半導体素子であるIPM51と、IPM51用のモータ駆動用電源回路69aと回転数制御回路61用の制御用電源回路69bとを備えた電源回路69を備えている。
また、図2ないし図9に示すように、電子回路装置71は上記電気回路を構成するためにその他の部品として、コネクタ7、縦型サブ基板53、取付けネジ55、ブッシング57、放熱板59、ポッティング材64、メイン基板67、サイドキャップ83などを備えている。
以下、電子回路装置の詳細な構成について説明する。
駆動回路51aおよび過電流保護回路51bを内部に形成したIPM51は、複数の素子端子51cを備え、両面配線パターンの縦型サブ基板53とIPM51とが平行対面するように、素子端子51cを縦型サブ基板53にはんだ付けされることにより実装されている。
また、IPM51は、取付けネジ55により、金属板をU字型に折り曲げ成形された放熱板59の内壁に密着するように取付けられており、放熱板59は縦型サブ基板53およびIPM51を囲うようになっている。
ここで、縦型サブ基板53は放熱板59のU字型に折り曲げ成形された底面との間に距離dの間隔を置いて配置され、放熱板59の底面との間に空隙が設けられている。
また、縦型サブ基板53には、IPM51を制御するマイコン61aがIPM51の実装面と反対側の実装面に実装されている。
放熱板59の内側には、IPM51とマイコン61aの間に縦型サブ基板53を挟むようにブッシング57が配置されている。ブッシングは、図6に示すように、スリット部57aを備えており、スリット部57aで縦型サブ基板53を挟み込む。そして、ブッシングで挟み込まれることで、2つに区切られた縦型サブ基板のそれぞれの側に、IPM51とマイコン61aとが配置されることになっている。また、このブッシング57は、放熱板59と縦型サブ基板53に隙間なく密着している。
また、放熱板59のIPM51側の端面には、開口部を塞ぐようにサイドキャップ83が取付けられており、放熱板59とブッシング57およびサイドキャップ83で仕切られた放熱板59内側に、ウレタン樹脂のポッティング材64が、少なくとも高電圧で絶縁距離が少ないIPM51の素子端子51cと縦型サブ基板53との接続部を隙間なく覆うように充填されている。
U字型に折り曲げ成形された放熱板59には、マイコン61a近接対面する側面に切り欠き開口部59aが形成されているほか、ブッシング57によって2つに仕切られた放熱板59の内側の空間のうち、マイコン61aが配置された側の底面部には、開口部59bが形成されている。
縦型サブ基板53および放熱板59はメイン基板67上に実装されているが、縦型サブ基板53のメイン基板67側の端面には複数の基板端子65が取付けられており、この基板端子65により縦型サブ基板53とメイン基板67が電気接続されている。
また、メイン基板67には電源回路69が実装されており、電源回路69はIPM51用の駆動系電圧(たとえばDC280V)を作るモータ駆動用電源回路69aおよび回転数制御回路用の制御系電圧(たとえばDC5V)を作る制御用電源回路69bから構成されている。また、メイン基板67にはコネクタ7が取付けられており、IPM51の出力は縦型サブ基板53、メイン基板67、そしてコネクタ7を経由してモータ8に接続されている。
以上のように構成された電子回路装置について、以下その動作を説明する。
回転数制御回路61は、モータ8からフィードバックされた三相の位置検知信号を入力し、位置検知回路61bにてモータ8の回転状況を検知するとともにマイコン61aで演算処理を行い、モータ8が所定の回転数で回転するようにIPM51へ駆動信号を出力する。
IPM51内部の駆動回路51aは回転数制御回路61のマイコン61aからの駆動信号を基に、モータ8が所定の回転数で動作するよう三相の駆動電圧波形をモータ8へ出力することにより、モータ8が所定の回転数で運転される。
また、IPM51の過電流保護回路51bは、駆動回路51aからモータ8へ出力される出力電流値を監視し、規定の電流値以上になるとモータ8への駆動出力を停止し、IPM51およびモータ8を保護している。
さらに、モータ8が運転されるとIPM51が発熱するが、IPM51の発熱が放熱板59に伝導し、その熱を放熱板59から外部に放熱することで、IPM51の温度が極端に上昇することを防止し、IPM51が過度の温度上昇により故障することを防止している。
マイコン61aの動作耐熱温度は、一般的にパワー半導体素子であるIPM51の動作耐熱温度よりも数十度以上低いため、マイコン61aの温度はIPM51よりも低く維持されなければならない。
放熱板59の内側全体にポッティング材64が充填されており、マイコン61aもポッティング材64の中に配置されていれば、ポッティング材64を介して熱が伝導しマイコン61aの温度はIPM51の温度とほぼ等しくなるが、ブッシング57で2つに区切られた放熱板59内の別々の空間にIPM51とマイコン61aとが配置されているため、IPM51はポッティング材64で覆われるものの、マイコン61aはポッティング材64で覆われていないため、マイコン61aがポッティング材64からの熱影響を直接受けることはない。
また、IPM51の発熱が直接伝導するために放熱板59の最も温度が高くなる側面59cに対して、放熱板59底面部を経由した反対側の側面59dは放熱が進み温度が低くなっている。そのため、縦型サブ基板53のIPM51の実装面53aと反対側の実装面53bに実装されているマイコン61aは、対面する放熱板59の側面59dの温度がIPM51の発熱が直接伝導し高温となった放熱板59の側面59cの温度より低いため、放熱板59から受ける輻射熱が少なくなる。
さらに、放熱板59のマイコン61aと近接対面する部分に切り欠き開口部59aが形成されているため、マイコン61aが放熱板59からの輻射熱を受けることはなく、また外部との空気の対流が促進されるため、マイコン61aが外部空気によって冷却されるため、温度上昇を抑制することができる。その空気の対流を図3中にAで表示している。
また、縦型サブ基板53は放熱板59のU字型に折り曲げ成形された底面との間に空隙70が設けられているため、マイコン61a周辺の空気対流が盛んになるとともに、外部空気が取り込まれやすくなり、温度上昇を抑制することができる。その空気の対流を図3中にAで表示している。
また、ブッシング57によって2つに仕切られた放熱板59の内側の空間のうち、マイコン61aが配置された側の底面部には、開口部59bが形成されており、開口部59bを介して外部とマイコン61a周辺の空間の間で空気の対流が促進されるため、マイコン61a周辺の放熱板59内部の温度上昇およびマイコン61aの温度上昇を抑制することができる。その空気の対流を図3中にBで表示している。
以上のように、放熱板59がIPM51や縦型サブ基板53を収納するケースを兼用し、放熱板59の内側にポッティング材64を充填するため、ポッティング材64を充填する専用のケースを不要となり、ポッティング材64の使用量も少なくすることができ、電子回路装置71を安価なものとすることができるとともに、縦型サブ基板53とメイン基板67によって基板を構成し、縦型サブ基板53を放熱板59の中に収納することにより、電子回路装置71を小型化することができる。
また、マイコン61aがポッティング材64の中に配置されないため、マイコン61aがポッティング材64からの熱伝導を受けることがなく、マイコン61aの温度はIPM51の温度よりも低く維持することができる。
また、マイコン61aは縦型サブ基板53のIPM51の実装面と反対側の実装面に実装されており、放熱板59から受ける輻射熱が少なく、マイコン61aの温度をより低く維持することができる。
また、放熱板59のマイコン61aと対面する部分に切り欠き開口部59aが形成されているため、マイコン61aが放熱板59からの輻射熱を受けることがなく、マイコン61aの温度をより低く維持することができる。
また、縦型サブ基板53は放熱板59の底面との間に空間ができるように配置されることにより、マイコン61a周辺の空気対流が盛んになり、マイコン61aの温度をより低く維持することができる。
また、放熱板59の底部に開口部59bが形成されていることにより、放熱板59内部の高温の空気が外に出るように対流することにより、マイコン61aの温度をより低く維持することができる。
以上のように、本発明にかかる電子回路装置は、ポッティング材を充填するケースを不用とし、小型で且つ安価にすることが可能となるとともに、制御半導体素子の温度を低くすることが可能となるので、インバーター制御機器だけではなく、半導体素子を用いた他の電子回路装置にも適用することができる。
本発明の実施の形態1における電子回路装置の電気回路ブロック図 同実施の形態における電子回路装置の斜視図 図2におけるC−D線の側断面図 図2におけるE−F線の側断面図 同実施の形態における電子回路装置のメイン基板側からの正面図 同実施の形態におけるブッシングの斜視図 同実施の形態におけるサイドキャップの斜視図 同実施の形態における放熱板の折り曲げ加工前の斜視図 同実施の形態における縦型サブ基板の斜視図 従来の電子回路装置の電気回路ブロック図 従来の電子回路装置の側断面図
符号の説明
51 IPM
53 縦型サブ基板
57 ブッシング
59 放熱板
59a 切り欠き開口部
59b 開口部
59d 側面
61a マイコン
64 ポッティング材
65 基板端子
67 メイン基板
70 空隙

Claims (5)

  1. 縦型サブ基板と、前記縦型サブ基板上に前記縦型サブ基板と平行に対面するように実装されたSIP(シングル・インライン・パッケージ)型半導体素子と、前記縦型サブ基板上に実装され、前記SIP型半導体素子の駆動を制御する制御半導体素子と、前記縦型サブ基板および前記SIP型半導体素子を囲うように成形された放熱板と、前記縦型サブ基板の端部に配置された基板端子によって電気的に接続されることで前記縦型サブ基板を実装したメイン基板と、前記SIP型半導体素子と前記制御半導体素子との間に、前記縦型サブ基板を挟んで前記放熱板の内側の空間を2つに仕切るように前記放熱板の内側に配置されたブッシングと、前記ブッシングで仕切られた前記SIP型半導体素子側の前記放熱板の内側に、少なくとも前記縦型サブ基板と前記SIP型半導体素子の電気的接続部を覆うようにポッティング材を充填したことを特徴とする電子回路装置。
  2. 制御半導体素子を、縦型サブ基板のSIP型半導体素子の実装面と反対側の実装面に実装した請求項1に記載の電子回路装置。
  3. 放熱板の制御半導体素子と近接対面する側面に切り欠き開口部を設けた請求項1または2に記載の電子回路装置。
  4. 縦型サブ基板と放熱板の底面部との間に空隙を設けた請求項1から3のいずれか一項に記載の電子回路装置。
  5. 放熱板の制御半導体素子側の底面部に開口部を設けた請求項1から4のいずれか一項に記載の電子回路装置。
JP2006264052A 2006-09-28 2006-09-28 電子回路装置 Pending JP2008085112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006264052A JP2008085112A (ja) 2006-09-28 2006-09-28 電子回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006264052A JP2008085112A (ja) 2006-09-28 2006-09-28 電子回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008085112A true JP2008085112A (ja) 2008-04-10

Family

ID=39355647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006264052A Pending JP2008085112A (ja) 2006-09-28 2006-09-28 電子回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008085112A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8207456B2 (en) 2009-02-12 2012-06-26 Panasonic Corporation Electronic circuit device for compressor
US10211118B2 (en) 2017-03-29 2019-02-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor module

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8207456B2 (en) 2009-02-12 2012-06-26 Panasonic Corporation Electronic circuit device for compressor
US10211118B2 (en) 2017-03-29 2019-02-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10604173B2 (en) Load drive device
JP5285258B2 (ja) 電動圧縮機
US9351432B2 (en) Driver device
US9949384B2 (en) Electronic device
JP5408502B2 (ja) 電子制御ユニット
JP5160185B2 (ja) インバータ装置
US20160036303A1 (en) Drive device and electric power steering device including the drive device
EP1991042B1 (en) Electrical circuit device
SE521666C2 (sv) Monteringsstruktur för en effekttransistormodul med ett strålningskyldon
JP5572608B2 (ja) モータ駆動装置
JP6361396B2 (ja) 電子制御ユニット及びこれを用いた回転電機
JP2015126100A (ja) 電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
JP2015126095A (ja) 電子制御装置
JP2017163810A (ja) 電動モータ制御装置
JP2004167678A (ja) 電気的に絶縁された電子モジュール及び電動工具
JP6661414B2 (ja) 電動モータ制御装置
US11632013B2 (en) Control device and motor device that ensure heat dissipation while reducing the size of the motor device
US10070563B2 (en) Electronic control unit
JP6647152B2 (ja) Dcブラシレスモータおよび換気送風機
US20170339789A1 (en) Semiconductor device and motor apparatus
JP2008085112A (ja) 電子回路装置
JP2007336638A (ja) 制御装置及び制御装置一体型回転電機
JP2009081233A (ja) 電子回路装置および密閉型電動圧縮機
JP4440016B2 (ja) 電子回路装置
JP2022528870A (ja) 圧縮機の電子制御装置、圧縮機および冷却装置