JP2008083981A - 自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク内に分散するコンピュータからユーザが所望する情報を収集する。
【解決手段】自走自律オブジェクトシステム10は、ユーザ収集情報に対応するスクリプトが記述されたユーザ定義書式ファイルを作成するためのファイル作成用ハードウェア20と、そのスクリプトを実行するための複数の自走自律オブジェクト用ハードウェア30とを備える。「ユーザ定義書式ファイル」には、ユーザ収集情報に対応するスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェア30の識別情報d3が記述されたスクリプト部r2と、スクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部r3とが形成される。
【選択図】 図1
【解決手段】自走自律オブジェクトシステム10は、ユーザ収集情報に対応するスクリプトが記述されたユーザ定義書式ファイルを作成するためのファイル作成用ハードウェア20と、そのスクリプトを実行するための複数の自走自律オブジェクト用ハードウェア30とを備える。「ユーザ定義書式ファイル」には、ユーザ収集情報に対応するスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェア30の識別情報d3が記述されたスクリプト部r2と、スクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部r3とが形成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワーク内に分散するコンピュータからユーザが所望する情報を収集するための自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法に関する。
近年、IPネットワークの普及に伴い、利用目的に応じて様々なネットワーク分散処理用のソフトウェアが開発されている。
分散処理により、ネットワーク内の複数のコンピュータによる基本的な処理を組み合わせて、ユーザが必要とする処理を柔軟に実行することができるようになる。例えば、(1)人間の思考方法と親和性の高い分散処理の実現、(2)待ち行列処理の容易化、(3)非同期処理・バッチ処理の容易化、(4)異なるネットワークをまたいだ分散処理の実現といったことができる。
分散処理を実現するための技術としてエージェントと呼ばれるものが知られている。エージェントは、実行可能なプログラムオブジェクトそのものがネットワークを移動して分散処理を行なうものである(例えば特許文献1参照)。
特開平11−122815号公報
しかしながら、従来のエージェントを用いたシステムは、以下の理由から容易に構築することができない。
(A)プログラミング言語などの知識をユーザが習得する必要があり、ネットワーク内に分散するコンピュータの基本的な処理を自由に組み合わせることが容易ではない。
(B)ネットワーク内に分散するコンピュータの基本的な処理の種類が少ない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ネットワーク内に分散する基本的な処理を実行するコンピュータを組み合わせて高機能な処理を実行するための簡易な自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法を提供することを目的とする。
具体的には、ネットワーク内に分散するコンピュータからユーザが所望する情報を収集するための自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
第1の発明は、分散された複数の自走自律オブジェクト用ハードウェアをネットワークを介して互いに通信可能に接続するようにした自走自律オブジェクトシステムにおいて、各自走自律オブジェクト用ハードウェアは、ユーザ収集情報を任意の形式で記述したユーザ定義書式ファイルを受信する受信手段と、ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、当該ユーザ定義書式ファイルのスクリプトを解釈し実行して当該ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部に書き込む書込手段と、ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルを、スクリプト部に記述された識別情報に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信する送信手段とを備えた自走自律オブジェクトシステムである。
第2の発明は、ユーザ収集情報に対応するスクリプトが記述されたユーザ定義書式ファイルを作成するためのファイル作成用ハードウェアと、該スクリプトを実行するための複数の自走自律オブジェクト用ハードウェアとを備えた自走自律オブジェクトシステムであって、ファイル作成用ハードウェアは、ユーザ収集情報に対応するスクリプトと、該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報とを関連付けて記憶する手段と、ユーザ収集情報に対応するスクリプトを入力するための入力手段と、入力手段により入力されたスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報が記述されたスクリプト部と、スクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部とを有するユーザ定義書式ファイルを作成するための作成手段と、ユーザ定義書式ファイルを各自走自律オブジェクト用ハードウェアと送受信するための送受信手段とを備え、各自走自律オブジェクト用ハードウェアは、ユーザ収集情報とスクリプトとを関連付けて記憶する記憶手段と、ユーザ定義書式ファイルを受信する受信手段と、ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、該ユーザ定義書式ファイルのスクリプトを実行して、該ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部に記憶手段に記憶されたユーザ収集情報を書き込む書込手段と、ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルを、スクリプト部に記述された識別情報に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信する送信手段とを備えた自走自律オブジェクトシステムである。
第3の発明は、ユーザ定義書式ファイルがHTML形式で記述される自走自律オブジェクトシステムである。
第4の発明は、ユーザ定義書式ファイルがHTTP手順により送受信される自走自律オブジェクトシステムである。
第5の発明は、送受信手段と、各自走自律オブジェクト用ハードウェアの各手段とが、それぞれCGIプログラムにより実装される自走自律オブジェクトシステムである。
<用語>
本発明における用語の意味を以下に説明する。
本発明における用語の意味を以下に説明する。
「ユーザ定義書式ファイル」とは、分散する計算機からユーザが収集する情報をXMLやHTML形式で記述したファイルのことである。具体的には、ユーザが定義した情報の検索方法がスクリプトの形式で記述されている。
「自律オブジェクト」とは、ユーザが収集するデータや処理ロジックを表現し、ネットワーク内で永続的な形態となって、ユーザの欲する基本的な処理を組み合わせた高機能な処理の主体のことである。
「自走自律オブジェクト」とは、ネットワークを自走しながら自律オブジェクトとしての機能を有する自律オブジェクトのことである。
「自走自律オブジェクト用ハードウェア」とは、自走自律オブジェクトが動作するパーソナルコンピュータ(PC)やエンジニアリングワークステーション(EWS)等のハードウェアのことである。
「自走自律オブジェクト用基本ソフトウェア」とは、自走自律オブジェクトを動作させる為に必要なOS・ミドルウェアまたはそれらの組み合わせ等のことである。
「FTP」とは、File Transfer Protocolの略であり、ファイル転送を行なうためのプロトコルのことである。
「HTTP」とは、Hyper Text Transfer Protocolの略であり、クライアント装置とサーバ装置との間でWebコンテンツの表示や表示要求などの入出力を行なうためのプロトコルのことである。
「スクリプト言語」とは、簡単なロジックを記述して処理を実現できるようにした簡易プログラム言語のことである。
「XML形式」とは、eXtensible Markup Languageの略であり、「タグ」と呼ばれる特定の文字列を用いて構成された文書やデータの形式のことである。
「CSV形式」とは、Comma Separated Valueの略であり、コンマ(,)を区切り文字としてデータを列挙したデータフォーマット形式のことである。
「パラメータ」とは、ソフトウェアを実行する際のオプション情報のことであり、いわゆる引数である。
<作用>
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
第1の発明は、分散された複数の自走自律オブジェクト用ハードウェアをネットワークを介して互いに通信可能に接続するようにした自走自律オブジェクトシステムにおいて、各自走自律オブジェクト用ハードウェアは、ユーザ収集情報を任意の形式で記述したユーザ定義書式ファイルを受信する受信手段と、ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、当該ユーザ定義書式ファイルのスクリプトを解釈し実行して当該ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部に書き込む書込手段と、ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルを、スクリプト部に記述された識別情報に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信する送信手段とを備えた構成により、ネットワーク内に分散する基本的な処理を実行するコンピュータを組み合わせて高機能な処理を実行することができる。
第2の発明は、ファイル作成用ハードウェアが、ユーザ収集情報に対応するスクリプトと該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報とを関連付けて記憶する手段と、入力されたスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報が記述されたスクリプト部とスクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部とを有する「ユーザ定義書式ファイル」を作成するための作成手段とを備え、各自走自律オブジェクト用ハードウェアが、ユーザ収集情報とスクリプトとを関連付けて記憶する記憶手段と、ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、そのユーザ定義書式ファイルのスクリプトを実行して、ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部に記憶手段に記憶されたユーザ収集情報を書き込む書込手段と、ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルをスクリプト部に記述された識別情報に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信する送信手段とを備えているので、ネットワーク内に分散する基本的なスクリプトを実行する自走自律オブジェクト用ハードウェアを組み合わせて、仕上がり形式のユーザ定義書式ファイルを簡易に作成することができる。すなわち、ネットワーク内に分散する基本的な処理を実行するコンピュータを組み合わせて高機能な処理を実行するための簡易な自走自律オブジェクトシステムを提供することができる。また、複数の自走自律オブジェクト用ハードウェアをユーザ定義書式ファイルが順次移動するので、データ指向型のエージェントシステムを構築できる。
第3の発明は、ユーザ定義書式ファイルがHTML形式で記述されるので、WWWサーバの表示コンテンツ等を作成するための一般的なスクリプトエンジンを用いて自走自律オブジェクトシステムを構築することができる。
第4の発明は、ユーザ定義書式ファイルがHTTP手順により送受信されるので、HTTP手順のみを許可したネットワークでも自走自律オブジェクトを移動させることができる。
第5の発明は、送受信手段と、各自走自律オブジェクト用ハードウェアの各手段とが、それぞれCGIプログラムによって実装されるので、ユーザ定義書式ファイルの発行からユーザ定義書式ファイルの巡回・実行結果の表示までの全ての処理をブラウザを介して行なうことができる。
本発明によれば、ネットワーク内に分散する基本的な処理を実行するコンピュータを組み合わせて高機能な処理を実行するための簡易な自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の各実施形態は、本発明の一態様を例示するものにすぎず、本発明をなんら限定するものではない。
また、本発明は、典型的には、コンピュータをソフトウェアで制御することにより実現される。この場合のソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで本発明の各計算機の機能および作用効果を実現する。また、従来技術を適用可能な部分には好適な従来技術が適用される。さらに、本発明を実現するハードウェアやソフトウェアの具体的な種類や構成、ソフトウェアで処理する機能などは自由に変更可能であり、たとえば、本発明を実現するプログラムは本発明の一態様である。
<第1の実施形態>
(1−1.構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10の構成を示す模式図である。
(1−1.構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10の構成を示す模式図である。
自走自律オブジェクトシステム10は、ファイル作成用ハードウェア20と、そのファイル作成用ハードウェア20とネットワーク40を介して互いに通信可能な複数の自走自律オブジェクト用ハードウェア30とを備えている。自走自律オブジェクト用ハードウェアとして図1においては30A・30B・30Cの3台を示しているが、本発明はこれらの台数に限られるものではない。なお、以下の説明において、自走自律オブジェクト用ハードウェアを総称して説明するときは単に30と表記し、各装置を個別に説明するときは添え字A,B,Cを付して表記する。
ファイル作成用ハードウェア20は、記憶部21と入力部22・作成部23・送受信部24・出力部25とを備えている。
記憶部21は、ユーザが収集するユーザ収集情報に対応する「スクリプト」と、そのスクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報とを関連付けて記憶するメモリである。
具体的には、図2に示すように、スクリプト識別情報d1と、ユーザ収集情報の変数d2と、スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報d3とが記憶されている。なお識別情報d3は、そのハードウェアのIPアドレスと一対一に対応する情報である。また記憶部21には、XMLやHTML等のスクリプト言語を解釈するためのスクリプト言語情報が記憶されている。
入力部22は、記憶部21に記憶されたスクリプト言語情報に基づいて、ユーザ収集情報に対応するスクリプトを入力するためのものである。例えば、キーボードやマウス等を介してユーザが収集しようとする情報が「ユーザ収集情報」として入力される。
作成部23は、ユーザ収集情報に対応するスクリプトが入力部22により入力された場合、XML等の形式でスクリプトを記述したユーザ定義書式ファイルを作成するものである。
ここで、「ユーザ定義書式ファイル」は、XML形式で表示すると図3に示すようなデータ構造を有しており、ヘッダ部r1と、スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報が記述されたスクリプト部r2と、スクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部r3とを有している。詳しくは、XML形式で記述した場合には、ヘッダ部r1はタグ“<template_agent from=”yyy”>”で表わされる。またヘッダ部r1に対応するフッタ部はタグ“</template_agent>”で表わされる。ヘッダ部r1の文字列“yyy”の箇所には「ファイル作成用ハードウェアの位置情報」が記述される。スクリプト部r2は記号“<!--[”から記号“-->”までの部分で表わされる。スクリプト部r2の先頭キーワード“##AT:XXXX”のうち文字列“XXXX”の箇所にはスクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報d3が記述される。
送受信部24は、自走自律オブジェクト用ハードウェア30と通信するものであり、作成部23により作成されたユーザ定義書式ファイルを自走自律オブジェクト用ハードウェア30に送信する機能と、自走自律オブジェクト用ハードウェア30によりスクリプトが実行されたユーザ定義書式ファイルを受信する機能とを有する。例えば、FTPやメーラ等を用いて実現される。
出力部25は、送受信部24により受信した「ユーザ定義書式ファイル」を表示装置等に出力するものであり、スクリプトが実行された仕上がり形式の「ユーザ定義書式ファイル」を出力する。
自走自律オブジェクト用ハードウェア30は、記憶部31と受信部32・解釈部33・書込部34・送信部35とを備えている。
記憶部31は、当該ハードウェアにて実行可能なスクリプトと、そのスクリプトが実行された場合のユーザ収集情報とを関連付けて記憶するメモリである。
具体的には、図4に示すように、実行可能なスクリプトのスクリプト識別情報d1と、ユーザ収集情報の変数d2と、ユーザ収集情報d4とが関連付けて記憶されている。またXMLやHTML等のスクリプト言語を解釈するためのスクリプト言語情報が記憶されている。
受信部32は、他のハードウェアからユーザ定義書式ファイルを受信するものである。すなわち、ファイル作成用ハードウェア20の送受信部24または他の自走自律オブジェクト用ハードウェアの送信部35から送信されたユーザ定義書式ファイルを受信する機能を有している。例えば、FTPを用いて実現される。
解釈部33は、受信部32によりユーザ定義書式ファイルを受信した場合、当該ユーザ定義書式ファイルに記述されたスクリプトを、記憶部31に記憶されたスクリプト言語情報に基づいて解釈するものである。
書込部34は、解釈部33により解釈されたスクリプトに対応するユーザ収集情報d4をユーザ定義書式ファイルに書き込むものである。例えば図4においては、「your_data」のスクリプトが実行されると、変数“name”と変数“age”とのそれぞれに対応するユーザ収集情報“takashi”と“15”とをユーザ定義書式ファイルのテンプレート部r3に書き込む(図5参照)。また、書込部34は、スクリプトを実行してユーザ収集情報を書き込んだ場合、そのスクリプトをユーザ定義書式ファイルから消去する。
送信部35は、ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルを他のハードウェアに送信するものである。具体的には、未実行スクリプトが存在する場合、ユーザ定義書式ファイルのスクリプト部r2に記述された識別情報d3に基づいて、他の自走自律オブジェクト用ハードウェアにユーザ定義書式ファイルを送信する。また未実行スクリプトが存在しない場合、ユーザ定義書式ファイルのヘッダ部r1に記述された位置情報に基づいてファイル作成用ハードウェア20にユーザ定義書式ファイルを送信する。これらの送信機能はFTP等により実現される。
(1−2.動作)
次に本実施形態に係る自走自律オブジェクト用ハードウェア10の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。
次に本実施形態に係る自走自律オブジェクト用ハードウェア10の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。
前提として、ユーザ定義書式ファイルが作成される。なお、ユーザ定義書式ファイルは、例えば、ファイル作成用ハードウェア20により作成される。このユーザ定義書式ファイルの構成は、一般的なWeb画面のデザインに採用されている方式と同様のものが適用される。すなわち、ユーザ定義書式ファイル中のデータを埋め込む部分を変数で記述し、移動先で実行されるSQL文やAPI呼び出しによって変数へのデータの取り込みが行なわれる。
また、かかる前提のもと、「自走自律オブジェクト用基本ソフトウェア」がコンピュータにインストールされると、当該コンピュータが自走自律オブジェクト用ハードウェア30として機能し、ユーザ定義書式ファイルの受信待ち状態となる(ステップS1,S2)。
次に自走自律オブジェクト用ハードウェア30Aがユーザ定義書式ファイルを受信すると、ユーザ定義書式ファイルをメモリに読みこむ(ステップS2−Yes,S3)。
続いて、ユーザ定義書式ファイルに記述されたスクリプトの解釈を解釈部33が実行する(ステップS4)。具体的には、図3にr2として示したように、記号“<!--[”で始まる部分から記号“]-->”までの部分をスクリプトと認識して、スクリプト内のタグを解釈する。
そして、解釈したスクリプトが実行可能か否かを判定する(ステップS5)。具体的には、実行可能なスクリプトとして記憶部31にスクリプト識別情報d1が記憶されているか否かを検索することにより判定する。
スクリプトを実行できると判定した場合、スクリプトの実行を開始する(ステップS5−Yes,S6)。具体的には、ユーザ定義書式ファイルに記載された記号“$”で始まる文字列をユーザ収集情報の変数d2として認識し、その変数d2に対応するユーザ収集情報を書込部34がテンプレート部r3に書き込む。また、書き込んだユーザ収集情報に対応するスクリプトをユーザ定義書式ファイルから消去する(ステップS7)。
ここで、一般的には1つのユーザ定義書式ファイル内には複数のスクリプト部が記述されるので、自己が実行できる全てのスクリプトをステップS5〜S7と同様の手順により実行する。そして、次のステップS8に進む。
一方、スクリプトを実行できない判定した場合、そのまま次のステップに進む(ステップS5−No,S8)。
ステップS8においては、ユーザ定義書式ファイルの中に未実行スクリプトがあるか否かを解釈部33が検索する。このとき、他の自走自律オブジェクト用ハードウェアで実行すべきスクリプトがあれば、その自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報をメモリに記憶しておく。
そして、未実行のスクリプトがある場合、メモリに記憶された識別情報に対応する他の自走自律オブジェクト用ハードウェアへユーザ定義書式ファイルを送信する(ステップS8−Yes,S9)。具体的にはスクリプト部r2の先頭キーワード“##AT:XXXX”のうち文字列“XXXX”に記載された識別情報d3に基づいて、ユーザ定義書式ファイルを送信する。
一方、未実行のスクリプトが無い場合、ファイル作成用ハードウェア20へユーザ定義書式ファイルを送信する(ステップS8−No,S10)。具体的には、ユーザ定義書式ファイルのヘッダ部r1のタグ“<template_agent from=”yyy”>”のうち文字列“yyy”に記載された位置情報に基づいて、ユーザ定義書式ファイルを送信する。これにより、ファイル作成用ハードウェア20は、スクリプトが全て実行された仕上がり形式のユーザ定義書式ファイルを入手できるようになる。
(1−3.効果)
以上説明したように、本実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10においては、ファイル作成用ハードウェア20が、ユーザ収集情報に対応するスクリプトと該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェア30の識別情報d3とを関連付けて記憶する記憶部21と、入力されたスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報d3が記述されたスクリプト部r2とスクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部r3とを有する「ユーザ定義書式ファイル」を作成するための作成部23とを備え、各自走自律オブジェクト用ハードウェア30が、ユーザ収集情報とスクリプトとを関連付けて記憶する記憶部31と、ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、そのユーザ定義書式ファイルのスクリプトを実行して、ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部r3に記憶部31に記憶されたユーザ収集情報を書き込む書込部34と、ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルをスクリプト部に記述された識別情報d3に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェア30に送信する送信部35とを備えているので、ネットワーク内に分散する基本的なスクリプトを実行する自走自律オブジェクト用ハードウェア30を組み合わせて、仕上がり形式のユーザ定義書式ファイルを簡易に作成することができる。すなわち、ネットワーク内に分散する基本的な処理を実行するコンピュータを組み合わせて高機能な処理を実行するための簡易な自走自律オブジェクトシステム10を提供することができる。また、複数の自走自律オブジェクト用ハードウェア30をユーザ定義書式ファイルが順次移動するので、データ指向型のエージェントシステムを構築できる。
以上説明したように、本実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10においては、ファイル作成用ハードウェア20が、ユーザ収集情報に対応するスクリプトと該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェア30の識別情報d3とを関連付けて記憶する記憶部21と、入力されたスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報d3が記述されたスクリプト部r2とスクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部r3とを有する「ユーザ定義書式ファイル」を作成するための作成部23とを備え、各自走自律オブジェクト用ハードウェア30が、ユーザ収集情報とスクリプトとを関連付けて記憶する記憶部31と、ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、そのユーザ定義書式ファイルのスクリプトを実行して、ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部r3に記憶部31に記憶されたユーザ収集情報を書き込む書込部34と、ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルをスクリプト部に記述された識別情報d3に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェア30に送信する送信部35とを備えているので、ネットワーク内に分散する基本的なスクリプトを実行する自走自律オブジェクト用ハードウェア30を組み合わせて、仕上がり形式のユーザ定義書式ファイルを簡易に作成することができる。すなわち、ネットワーク内に分散する基本的な処理を実行するコンピュータを組み合わせて高機能な処理を実行するための簡易な自走自律オブジェクトシステム10を提供することができる。また、複数の自走自律オブジェクト用ハードウェア30をユーザ定義書式ファイルが順次移動するので、データ指向型のエージェントシステムを構築できる。
なお、本実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10において、ユーザ定義書式ファイルに決裁権者の名称や日付を書き込むように設定すれば、社内での決裁承認システムなどを構築することができる。
また自走自律オブジェクトシステム10では、ユーザは自分が欲しいと思うデータに対応するスクリプトをユーザ定義書式ファイルに記述することができる。そのため、Webサービスの構築やJava(登録商標)などの高度なプログラムミング技術を習得することなく、非常に手軽に自走自律オブジェクト(ここではユーザ定義書式ファイルを意味する。)を利用したデータ収集を行なうことができる。
また、移動している自律オブジェクト自体がユーザ定義書式ファイルという形態で単純化されている。それゆえ、自律オブジェクトをネットワーク内で移動させる際の自律オブジェクト自身の表現方法、データの保持方法、移動前後での自律オブジェクトプログラムの動作点の維持方法、プログラミング言語仕様等を細かく統一する必要がなく、かつ、自走自律オブジェクト用ハードウェア30の構成がシンプルであるので、基本的な処理を実行する自走自律オブジェクト用ハードウェア30をネットワーク内に容易に立ち上げることができる。結果として、基本的な処理を実行する装置(自走自律オブジェクト用ハードウェア)の新規立ち上げを加速することができる。
また、ネットワーク内の自走自律オブジェクト用ハードウェアによる基本的なサービスを自律オブジェクトが移動しながら利用していく為、ネットワークに与える伝送負荷を最小化することが可能となる。
(変形例1)
なお、ユーザ定義書式ファイルはHTML形式で記述されていてもよい。これにより、WWWサーバが表示コンテンツ等を作成するための一般的なユーザ定義書式ファイルのスクリプトエンジンを用いることができるようになる。例えば、スクリプトエンジンとして、PHP(http://www.php.net/)などを用いることができる。このエンジンによりユーザ定義書式ファイルの解釈およびデータの書き込み等が可能となる。すなわち、各自走自律オブジェクト用ハードウェア30はユーザ定義書式ファイルのスクリプトエンジンを持ったWebシステムの構築と、ユーザ定義書式ファイルの送受信機能のみを実装すれば、図7に概念を示すような自走自律オブジェクトシステム10を構築できる。
なお、ユーザ定義書式ファイルはHTML形式で記述されていてもよい。これにより、WWWサーバが表示コンテンツ等を作成するための一般的なユーザ定義書式ファイルのスクリプトエンジンを用いることができるようになる。例えば、スクリプトエンジンとして、PHP(http://www.php.net/)などを用いることができる。このエンジンによりユーザ定義書式ファイルの解釈およびデータの書き込み等が可能となる。すなわち、各自走自律オブジェクト用ハードウェア30はユーザ定義書式ファイルのスクリプトエンジンを持ったWebシステムの構築と、ユーザ定義書式ファイルの送受信機能のみを実装すれば、図7に概念を示すような自走自律オブジェクトシステム10を構築できる。
このようにユーザ定義書式ファイルをHTML形式で記述すると、以下の利点が生じる。
(イ)PHPなどの一般的なスクリプトエンジンを利用することにより、自走自律オブジェクト用ハードウェア30の構成をさらにシンプルにすることができる。これにより、各自走自律オブジェクト用ハードウェアの新規立ち上げが容易となる。
(ロ)ユーザ定義書式ファイルの移動先毎の処理状態を一般的なブラウザで直ちに表示できる。それゆえ、ユーザが記述したユーザ定義書式ファイルの実行結果を直接的に確認することができる。
(ハ)ユーザ定義書式ファイルの移動先毎での処理結果を一般的なブラウザで表示できる。それゆえ、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)の機能の1つであるカットアンドペースト機能を用いてユーザ定義書式ファイルの実行結果を表計算ソフト(例えば、EXCEL(登録商標))や文書作成ソフト(例えば、WORD(登録商標))など他の一般的なソフトウェアに取り込むことができる。
(変形例2)
なお、自走自律オブジェクト用ハードウェア30の各機能は、CGIプログラムによって実装されていてもよい。
なお、自走自律オブジェクト用ハードウェア30の各機能は、CGIプログラムによって実装されていてもよい。
例えば、送信部35の送信機能は、送信先の自走自律オブジェクト用ハードウェア30のCGIプログラムに対してHTTP手順のGETやPOSTを実行し、当該送信先のCGIプログラムに対してユーザ定義書式ファイルのデータを受け渡すことにより実現する。また、受信部32の受信機能は、任意の送信元からHTTP手順のGETやPOSTによってユーザ定義書式ファイルの受信用CGIを呼び出し、GETやPOSTの手順に従ってユーザ定義書式ファイルのデータを受け取ることにより実現する。
また、ユーザ定義書式ファイルの送受信にHTTP手順を用いれば、FTPやメール等の他の手段を用いる必要がなくなる。その為、HTTP手順のみを許可したネットワークでも自走自律オブジェクトを移動させることができる。あるいは、プロキシーサーバ経由で、社内イントラネットと社外インターネットとを相互接続した環境において、社内と社外との間でも自走自律オブジェクトを移動させることが可能となる。
<第2の実施形態>
図8は本発明の第2の実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10Sの構成を示す模式図である。なお、既に説明した部分と同一部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
図8は本発明の第2の実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10Sの構成を示す模式図である。なお、既に説明した部分と同一部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する。
本実施形態では、第1の実施形態に係るファイル作成用ハードウェア20がユーザ端末50とファイル作成サーバ60とにより構成され、入力部22と出力部25とはユーザ端末50に備えられ、記憶部21と作成部23・送受信部24とはファイル作成サーバ60に備えられている。
ここでファイル作成サーバ60には“ユーザ定義書式ファイル発行CGI”が実装されている。ユーザ定義書式ファイル発行CGIは、一般的なPCであるユーザ端末50のブラウザからユーザが作成したユーザ定義書式ファイルを発行するものである。ユーザ端末50は、ファイル作成サーバ60の機能をネットワーク40を介して実行することができる。
またファイル作成サーバ60は、ユーザ定義書式ファイルを自走自律オブジェクトとしてネットワーク40内に送信する機能を有している。さらにファイル作成サーバ60は、“ユーザ定義書式ファイル受け取りCGI”として、ユーザが発行したユーザ定義書式ファイルがネットワーク内を自走自律オブジェクトとして巡回して帰ってきた場合、その結果をブラウザに表示する機能を有している。
次に本実施形態における自走自律オブジェクトシステム10Sの動作を説明する。
始めに、ユーザ定義書式ファイル発行CGIが、ユーザ端末50のブラウザからHTTP手順を用いて呼び出される。そして、ファイル作成サーバ60によりユーザ定義書式ファイルのアップロード手段を提供するUI画面がユーザ端末50に表示される。
このユーザ定義書式ファイルアップロード用ユーザインタフェース(UI)を介してユーザのPC内に保存されているユーザ定義書式ファイルをアップロードすると、ユーザ定義書式ファイル発行CGIの機能によりアップロードされたユーザ定義書式ファイルのスクリプトがスクリプトエンジンに基づいて実行される。以降は、スクリプトが実行されたユーザ定義書式ファイルがネットワーク内を自走自律オブジェクトとして巡回し、最終的にファイル作成サーバ60に戻ってくる。なおユーザ定義書式ファイルが元の位置であるファイル作成サーバ60に戻ってくるときには、ユーザ定義書式ファイル送受信CGIはユーザ定義書式ファイル受け取りCGIに置き換えられる。
最終的にファイル作成サーバ60に戻ってきたユーザ定義書式ファイルは、ユーザ定義書式ファイル受け取りCGIにより受信され、ユーザ端末50のブラウザに表示される。
すなわち、本実施形態に係る自走自律オブジェクトシステム10Sによれば、ユーザ定義書式ファイルの発行からユーザ定義書式ファイルの巡回・実行結果の表示までの全ての処理をブラウザを用いて行なうことができる。このため、ユーザがより手軽に自走自律オブジェクトを利用することが可能となる。
また、自走自律オブジェクト用ハードウェアの構成が更に標準化されるので、基本的な処理を実行する自走自律オブジェクト用ハードウェア30をネットワーク内に新規に立ち上げることが容易になる。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10・・・自走自律オブジェクトシステム、20・・・ファイル作成用ハードウェア、
21・・・記憶部、22・・・入力部、23・・・作成部、24・・・送受信部、25・・・出力部、
30・・・自走自律オブジェクト用ハードウェア、31・・・記憶部、32・・・受信部、
33・・・解釈部、34・・・書込部、35・・・送信部、40・・・ネットワーク、
50・・・ユーザ端末、60・・・ファイル作成サーバ。
21・・・記憶部、22・・・入力部、23・・・作成部、24・・・送受信部、25・・・出力部、
30・・・自走自律オブジェクト用ハードウェア、31・・・記憶部、32・・・受信部、
33・・・解釈部、34・・・書込部、35・・・送信部、40・・・ネットワーク、
50・・・ユーザ端末、60・・・ファイル作成サーバ。
Claims (15)
- 分散された複数の自走自律オブジェクト用ハードウェアをネットワークを介して互いに通信可能に接続するようにした自走自律オブジェクトシステムにおいて、
前記各自走自律オブジェクト用ハードウェアは、
ユーザ収集情報を任意の形式で記述したユーザ定義書式ファイルを受信する受信手段と、
前記ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、当該ユーザ定義書式ファイルのスクリプトを解釈し実行して当該ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部に書き込む書込手段と、
前記ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルを、前記スクリプト部に記述された識別情報に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする自走自律オブジェクトシステム。 - ユーザ収集情報に対応するスクリプトが記述されたユーザ定義書式ファイルを作成するためのファイル作成用ハードウェアと、該スクリプトを実行するための複数の自走自律オブジェクト用ハードウェアとを備えた自走自律オブジェクトシステムであって、
前記ファイル作成用ハードウェアは、
前記ユーザ収集情報に対応するスクリプトと、該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報とを関連付けて記憶する手段と、
前記ユーザ収集情報に対応するスクリプトを入力するための入力手段と、
前記入力手段により入力されたスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報が記述されたスクリプト部と、前記スクリプトが実行された場合に前記ユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部とを有するユーザ定義書式ファイルを作成するための作成手段と、
前記ユーザ定義書式ファイルを前記各自走自律オブジェクト用ハードウェアと送受信するための送受信手段と
を備え、
前記各自走自律オブジェクト用ハードウェアは、
前記ユーザ収集情報と前記スクリプトとを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記ユーザ定義書式ファイルを受信する受信手段と、
前記ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、該ユーザ定義書式ファイルのスクリプトを実行して、該ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部に前記記憶手段に記憶されたユーザ収集情報を書き込む書込手段と、
前記ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルを、前記スクリプト部に記述された識別情報に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする自走自律オブジェクトシステム。 - 請求項1または請求項2に記載の自走自律オブジェクトシステムにおいて、
前記ユーザ定義書式ファイルは、HTML形式で記述される
ことを特徴とする自走自律オブジェクトシステム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自走自律オブジェクトシステムにおいて、
前記ユーザ定義書式ファイルは、HTTP手順により送受信される
ことを特徴とする自走自律オブジェクトシステム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自走自律オブジェクトシステムにおいて、
前記送受信手段と、前記各自走自律オブジェクト用ハードウェアの各手段とは、それぞれCGIプログラムにより実装される
ことを特徴とする自走自律オブジェクトシステム。 - ユーザ収集情報に対応するスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報が記述されたスクリプト部と、前記スクリプトが実行された場合に前記ユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部とを有するユーザ定義書式ファイルを送受信する自走自律オブジェクト用ハードウェアに用いられるプログラムであって、
前記自走自律オブジェクト用ハードウェアのコンピュータを、
前記ユーザ収集情報と前記スクリプトとを関連付けて記憶するための記憶手段、
前記ユーザ定義書式ファイルを受信する受信手段、
前記ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、該ユーザ定義書式ファイルのスクリプトを実行して、該ユーザ定義書式ファイルのテンプレート部に前記記憶手段に記憶されたユーザ収集情報を書き込む書込手段、
前記ユーザ収集情報が書き込まれたユーザ定義書式ファイルを、前記スクリプト部に記述された識別情報に基づいて他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信する送信手段、
として機能させるプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムにおいて、
前記自走自律オブジェクト用ハードウェアの各手段は、それぞれCGIプログラムである
ことを特徴とするプログラム。 - ユーザ収集情報に対応するスクリプトが記述されたユーザ定義書式ファイルを受信するとユーザ収集情報を書き込んで返信する複数の自走自律オブジェクト用ハードウェアと通信可能なファイル作成用ハードウェアに用いられるプログラムであって、
前記ファイル作成用ハードウェアのコンピュータを、
前記ユーザ収集情報に対応するスクリプトと、該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報とを関連付けて記憶する手段、
前記ユーザ収集情報に対応するスクリプトを入力するための入力手段、
前記入力手段により入力されたスクリプトおよび該スクリプトを実行可能な自走自律オブジェクト用ハードウェアの識別情報が記述されたスクリプト部と、前記スクリプトが実行された場合にユーザ収集情報が書き込まれるテンプレート部とを有するユーザ定義書式ファイルを作成するための作成手段、
前記ユーザ定義書式ファイルを前記自走自律オブジェクト用ハードウェアと送受信するための送受信手段、
として機能させるためのプログラム。 - 請求項8に記載のプログラムにおいて、
前記ファイル作成用ハードウェアの作成手段と送受信手段とは、それぞれCGIプログラムである
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
前記ユーザ定義書式ファイルは、HTML形式で記述される
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
前記ユーザ定義書式ファイルは、HTTP手順により送受信される
ことを特徴とするプログラム。 - 複数の自走自律オブジェクト用ハードウェア間でスクリプトが記述されたユーザ定義書式ファイルを移動させる自走自律オブジェクト方法であって、
前記自走自律オブジェクト用ハードウェアが、
前記ユーザ定義書式ファイルを受信するステップと、
前記ユーザ定義書式ファイルを受信した場合、該ユーザ定義書式ファイル中に記載されたスクリプトを解釈する解釈ステップと、
前記解釈ステップによって得られるデータをユーザ定義書式ファイルに書き込むステップと、
前記データが書き込まれたユーザ定義書式ファイルを他の自走自律オブジェクト用ハードウェアに送信するステップと
を備えたことを特徴とする自走自律オブジェクト方法。 - 請求項12に記載の自走自律オブジェクト方法であって、
前記ユーザ定義書式ファイルは、HTML形式で記述される
ことを特徴とする自走自律オブジェクト方法。 - 請求項12または請求項13に記載の自走自律オブジェクト方法であって、
前記ユーザ定義書式ファイルは、HTTP手順により送受信される
ことを特徴とする自走自律オブジェクト方法。 - 請求項12乃至請求項14のいずれか1項に記載の自走自律オブジェクト方法において、
前記各自走自律オブジェクト用ハードウェアの各ステップは、Webサーバに実装されたCGIプログラムにより実行される
ことを特徴とする自走自律オブジェクト方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006263038A JP2008083981A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006263038A JP2008083981A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008083981A true JP2008083981A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39354804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006263038A Pending JP2008083981A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 自走自律オブジェクトシステム、プログラムおよび方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008083981A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11226841B2 (en) | 2016-03-22 | 2022-01-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Information processing system, information processing device, and information processing method |
-
2006
- 2006-09-27 JP JP2006263038A patent/JP2008083981A/ja active Pending
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