JP2008083450A - 電気泳動表示パネル - Google Patents

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江坂竜也
Yoshito Toyoda
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Abstract

【課題】従来の電気泳動表示パネルでは、上部基板側に帯電粒子が移動したときに、隔壁の側面と帯電粒子との間に存在する隙間が大きいため、この隙間を通して、セル内部に存在する表示させたくない色の粒子、若しくは表示させたくない色の分散媒が見えてしまう。このため、色の違いをはっきりと出すことができなかった。
【解決手段】隔壁の側面に突出部を設けて、隔壁の側面と帯電粒子との間に存在する隙間を小さくする。これにより、表示させたくない色の粒子、若しくは表示させたくない色の分散媒が見え難くなるため、色の違いをはっきりと出すことができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電気泳動表示パネルに関するものである。
従来から画像を表示するための表示パネルとして、電気泳動表示パネルが知られている。この電気泳動表示パネルは、透明な上部基板と、この上部基板に対向して配置される下部基板とを備える。上部基板と下部基板との間には、多数の帯電粒子を分散した分散媒が封入されている。帯電粒子は、正か負かのいずれかの極性に帯電している。基板間に封入されている分散媒に電界を加え、この帯電粒子を上部基板側若しくは下部基板側のいずれかに移動させることにより、上部基板の表示面に任意の画像を表示させる。
無色の分散媒に、互いに色の異なる2種類の帯電粒子を分散させた電気泳動表示パネルが一般的に知られている。この場合、正に帯電した第一色(例えば黒色)の第一帯電粒子と、負に帯電した第二色(例えば白色)の第二帯電粒子との2種類の帯電粒子が一緒に分散されている。
このような構成で、上部基板側から下部基板側の向きに正の電界を発生させると、正に帯電した第一帯電粒子は上部基板側に移動し、負に帯電した第二帯電粒子は下部基板側に移動する。このとき上部基板の表示面には第一帯電粒子の色(例えば黒色)が表示される。また、下部基板側から上部基板側の向きに正の電界を発生させると、第一帯電粒子が下部基板側に移動し、第二帯電粒子が上部基板側に移動する。このとき上部基板には第二帯電粒子の色(例えば白色)が表示される。このように、上部基板側に移動させる帯電粒子の種類を電界の方向により制御することで、任意の画像を表示面に表示させることができる。
また、これとは別の電気泳動表示パネルとして、所定の第一色(例えば黒色)に着色された分散媒に、第二色(例えば白色)の帯電粒子のみを分散させたものも知られている。この電気泳動表示パネルでは、下部基板側に帯電粒子が移動した場合は表示面には分散媒の色である第一色が表示され、上部基板側に帯電粒子が移動した場合は表示面には帯電粒子の色である第二色が表示される。
これらの電気泳動表示パネルにおいて、従来から上部基板と下部基板との基板間に隔壁を設け、基板間を複数のセル(領域)に区画することにより、分散媒中の帯電粒子の偏りや凝集を防止することが知られている。例えば、特許文献1に、この隔壁を備えた電気泳動表示パネルが記載されている。
特開昭59−34518公報
特許文献1記載の電気泳動表示パネルのように、隔壁により複数のセルに区画された場合では、上部基板側から電気泳動表示パネルを見たときに、帯電粒子と隔壁との間の隙間がセルの外周部に存在してしまう。
例えば第一帯電粒子と第二帯電粒子とを備えた電気泳動表示パネルにおいて、表示面に第一色が表示されている場合、上述の隙間から第二帯電粒子の第二色が見える。逆に、表示面に第二色が表示されている場合、上述の隙間から第一帯電粒子の第一色が見える。このため、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをはっきりと出すことができなかった。
また、同様に第一色の帯電粒子と第二色の分散媒とを備えた電気泳動表示パネルにおいて、表示面に第一色が表示されている場合、上述の隙間から分散媒の第二色が見えてしまう。このため、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをはっきりと出すことはできなかった。
ここで、第一色の第一帯電粒子と第二色の第二帯電粒子とを備えた従来の電気泳動表示パネル1100での表示について説明する。図22は、従来の電気泳動表示パネル1100における、隣り合う2つのセル1140の拡大図である。図22では、白色を表示させたときの例を示してある。セル1140は、上部基板側から見たときに矩形になるように、2つの隔壁1151Sと2つの隔壁1151Vとの計4つの隔壁1151で区画される。尚、隔壁1151Vと隔壁1151Sとをまとめて隔壁1151と称す。隔壁1151Vは、上部基板側から見たときに電気泳動表示パネル1100の上下方向を長手方向にして形成されている。隔壁1151Sは、上部基板側から見たときに電気泳動表示パネル1100の左右方向を長手方向にして形成されている。
図22において、電気泳動表示パネル1100は、白粒子1141が最密に並んだ状態で上部基板側に付着して白色を表示している。
このように、上部基板側に白粒子1141が最密に並んだ状態のときは、隣り合う白粒子1141の隙間が最小になるので、最も白く白色を表示することができる。しかしながら、セル1140の外周部では、白粒子1141と隔壁1151との間に隙間が生じる。
隔壁1151Vと白粒子1141との間に生じる隙間を隙間1161と称す。また、隔壁1151Sと白粒子1141との間に生じる隙間を隙間1162と称すまた、セル1140の4隅に生じる隙間を隙間1163と称す。隙間1161〜1163をまとめて隙間1160と称す。図23に、セル1140の外周に生じる白粒子1141と隔壁1151との間の隙間1160(隙間1161〜1163)を斜線の領域で示す。
このような隙間1160が生じると、図22に示したように上部基板側に付着した白粒子1141の奥に存在する黒粒子1142がこの隙間1160から見えてしまう。
したがって、従来の電気泳動表示パネル1100で白色を表示した場合では、図22に示すように、この隙間1160から見える黒粒子1142の分だけ少し黒味がかった白色しか表示することができない。ここでは、白色を表示した場合を例に挙げて説明したが、これとは逆に電気泳動表示パネル1100で黒色を表示した場合も同様のことが言える。
このように、従来の電気泳動表示パネル1100では、少し黒味がかった白色と少し白味がかった黒色とでしか色の切り替えをすることができなかったので、表示させる色を切り替える前と切り替えた後とで色の違いをはっきりと出すことができなかった。
次に、第一色の帯電粒子と第二色の分散媒とを備えた電気泳動表示パネルの一例として電気泳動表示パネル1200について説明する。尚、従来の電気泳動表示パネル1100と同じ構成のものについては同じ符号を付して説明する。
図24は、従来の電気泳動表示パネル1200におけるセル1140の拡大図である。図24では、白色を表示させたときの例を示してある。
図24において、電気泳動表示パネル1200は、白粒子1141が最密に並んだ状態で上部基板側に付着して白色を表示している。
この場合も電気泳動表示パネル1100と同様にセル1140の外周には白粒子1141と隔壁1151との間には隙間1160が生じる(図23参照)。
隙間1160が生じると、図24に示したように上部基板側に付着した白粒子1141の奥に存在する分散媒1243がこの隙間1160から見えてしまう。
このように、従来の電気泳動表示パネル1200で白色を表示した場合では、図24に示すように、この隙間1160から見える分散媒1243の分だけ少し黒味がかった白色しか表示することができない。
一方、電気泳動表示パネル1200で黒色を表示させる場合は、白粒子1141は下部基板側に移動されているので、セル1140全体を黒色にすることができる。
しかしながら、従来の電気泳動表示パネル1200では、少し黒味がかった白色と黒色とでしか色の切り替えをすることができなかったので、表示させる色を切り替える前と切り替えた後とで色の違いをはっきりと出すことができなかった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、表示面に表示させる色を切り替える前と切り替えた後とで、色の違いをはっきりと出すことのできる電気泳動表示媒体を提供することを目的とする。
請求項1記載の電気泳動表示パネルは、透明な上部基板と、前記上部基板と対向して配置する下部基板と、前記上部基板と前記下部基板との基板間を複数のセルに区画する隔壁と、複数の帯電粒子を分散させ、前記セルに充填された分散媒とを備えた電気泳動表示パネルにおいて、前記上部基板側から見たときの、前記隔壁の長手方向と垂直な方向を第一方向とするとき、前記隔壁が、第一方向において前記セル側に突出した突出部を備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の電気泳動表示パネルは、請求項1記載の電気泳動表示パネルであって、前記隔壁の長手方向において、前記突出部が一定の間隔で周期的に形成されていることを特徴とする。
また、請求項3記載の電気泳動表示パネルは、請求項2記載の電気泳動表示パネルであって、前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、前記隔壁の長手方向において、前記突出部が(√3)Dの間隔で周期的に形成されていることを特徴とする。
また、請求項4記載の電気泳動表示パネルは、請求項2記載の電気泳動表示パネルであって、前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、前記隔壁の長手方向において、前記突出部がDの間隔で周期的に複数形成されていることを特徴とする。
また、請求項5記載の電気泳動表示パネルは、請求項2記載の電気泳動表示パネルであって、前記セルが前記上部基板側から見たときに矩形になるように、互いに長手方向が同じ方向である2つの第一隔壁と、前記第一隔壁の長手方向と垂直な方向を長手方向とする2つの第二隔壁と、を備え、前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、第一隔壁の長手方向において、前記突出部が(√3)Dの間隔で周期的に第一隔壁に形成されており、第二隔壁の長手方向において、前記突出部がDの間隔で周期的に第二隔壁に複数形成されていることを特徴とする。
また、請求項6記載の電気泳動表示パネルは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気泳動表示パネルであって、前記隔壁の突出部は、前記上部基板と前記下部基板との間にわたって柱状に形成されており、前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、突出部の最大突出距離がD/2以下であることを特徴とする。
また、請求項7記載の電気泳動表示パネルは、請求項6記載の電気泳動表示パネルであって、前記隔壁が、前記長手方向に伸びる長方形状の底面を有する四角柱状の基部と、前記上部基板から見たときに三角形の底面を有する三角柱形状の突出部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項8記載の電気泳動表示パネルは、請求項6記載の電気泳動表示パネルであって、前記第一方向において隣り合うセルを第一セルと第二セルとするとき、前記隔壁が、前記長手方向において((√3)/2)Dの間隔で第一セルへの突出部と第二セルへの突出部とを交互に繰返し配列した波形状であることを特徴とする。
また、請求項9記載の電気泳動表示パネルは、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルであって、前記帯電粒子として第一色の第一帯電粒子と、前記第一色とは異なる色で且つ前記第一帯電粒子とは極性の異なる第二帯電粒子とを備え、前記突出部の色が第一色又は第二色のいずれかであることを特徴とする。
また、請求項10記載の電気泳動表示パネルは、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルであって、前記帯電粒子として第一色の第一帯電粒子と、前記第一色とは異なる色で且つ前記第一帯電粒子とは極性の異なる第二帯電粒子とを備え、前記突出部の色が第一色と第二色との中間色であることを特徴とする。
また、請求項11記載の電気泳動表示パネルは、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルであって、前記帯電粒子として第一色の帯電粒子と、前記分散媒として第二色の分散媒とを備え、前記突出部の色が第一色又は第二色であることを特徴とする。
また、請求項12記載の電気泳動表示パネルは、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルであって、前記帯電粒子として第一色の帯電粒子と、前記分散媒として第二色の分散媒とを備え、前記突出部の色が第一色と第二色との中間色であることを特徴とする。
また、請求項13記載の電気泳動表示パネルは、請求項1から請求項12のいずれかに記載の電気泳動表示パネルであって、前記隔壁の前記上部基板側の端部に、前記上部基板と垂直に交わる垂直面を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の電気泳動表示パネルによれば、前記セルの外周に生じる前記帯電粒子と前記隔壁との間の隙間が前記突出部により埋められるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをはっきりと出すことができる。
また、請求項2記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項1記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記帯電粒子が最密の状態で前記上部基板側に付着した際に、前記帯電粒子と前記隔壁との間に生じる周期的な隙間が、前記突出部により埋められるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをはっきりと出すことができる。
また、請求項3記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項2記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記帯電粒子が最密の状態で上部基板側に付着し、且つ、前記帯電粒子が前記第一方向に直線上に並んだときに、前記隔壁と前記帯電粒子との間に生じる隙間が前記突出部により埋められるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをはっきりと出すことができる。
また、請求項4記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項2記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記帯電粒子が最密の状態で上部基板側に付着し、且つ、前記帯電粒子が前記長手方向に直線上に並んだときに、前記隔壁と前記帯電粒子との間に生じる隙間が前記突出部により埋められるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをはっきりと出すことができる。
また、請求項5記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項2記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記第一隔壁と前記帯電粒子との間に生じる隙間、及び、前記第二隔壁と前記帯電粒子との間に生じる隙間の両方が、前記突出部により埋められるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをはっきりと出すことができる。
また、請求項6記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記柱状の突出部の最大突出距離がD/2以下であるので、前記突出部が妨げにならずに、前記帯電粒子が前記上部基板側に最密の状態で並ぶことができる。
また、請求項7記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項6記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記基部の形状及び前記突出部の形状が簡単な形状であるので、前記隔壁の製造が容易である。
また、請求項8記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項6記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記隔壁が外力を受けたとしても破壊しない強度を保ちつつ、開口率を上げることができる。
また、請求項9記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記突出部の色が第一色又は第二色のいずれかであるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをよりはっきりと出すことができる。
また、請求項10記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記突出部の色が第一色と第二色との中間色であるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをよりはっきりと出すことができる。
また、請求項11記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記突出部の色が第一色又は第二色のいずれかであるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをよりはっきりと出すことができる。
また、請求項12記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記突出部の色が第一色と第二色との中間色であるので、表示面に第一色を表示させる場合と、表示面に第二色を表示させる場合とで、色の違いをよりはっきりと出すことができる。
また、請求項13記載の電気泳動表示パネルによれば、請求項1から請求項12のいずれかに記載の電気泳動表示パネルが奏する効果に加え、前記隔壁の前記上部基板側の端部に垂直面を備えるので、開口率を上げることができる。
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の電気泳動表示パネル100の正面図である。電気泳動表示パネル100は上から見たときに矩形であり、4つの側面を有する直方体の形状をしている。正面からみたときに、この4つの側面を反時計回りに側面1、側面2、側面3、側面4とすると、電気泳動表示パネル100の上に側面1が位置し、電気泳動表示パネル100の下に側面3が位置する。また、電気泳動表示パネル100の左に側面2が位置し、電気泳動表示パネル100の右に側面4が位置する。このように電気泳動表示パネル100の上下方向及び左右方向が決められている。
図2は、図1に示すA−A線における電気泳動表示パネル100の矢視方向の断面図である。図2に示すように、電気泳動表示パネル100は透明な上部基板110と、上部基板110に対向して配置された下部基板120とを備える。上部基板110及び下部基板120は共に透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)で形成されている。
上部基板110は、下部基板120との対向面に共通電極111を備える。共通電極111は、電気泳動表示パネル100の全ての画素に対して共通に形成されている。共通電極111は透明なITO(酸化インジウムスズ)で形成されている。
また、上部基板110は、共通電極111の表面全体を覆うように形成された保護膜112を備える。保護膜112は含フッ素化合物で形成されている。保護膜112は共通電極111が後述の分散媒143により侵食されることを防止する。
下部基板120は、上部基板110との対向面に複数の画素電極121を備える。画素毎に1つの画素電極121が存在する。尚、図2では左から順に画素電極121A、画素電極121B、画素電極121C、画素電極121D、画素電極121Eが並んで形成されているものとする。画素電極121は金属(例えば、Au)により形成されている。
また、下部基板120は、全ての画素電極121の表面を覆うように形成された保護膜122を備える。保護膜122は、画素電極121が後述の分散媒143により侵食されることを防止する。尚、保護膜122は、保護膜112同様、含フッ素化合物で形成されている。
また、下部基板120には画素電極121毎に図示しないTFTスイッチが設けられており、このTFTスイッチの「ON」、「OFF」により、各画素電極121へ印加される電圧の「ON」、「OFF」が制御される。
上部基板110と下部基板120との間には隔壁部材150が配置される。この隔壁部材150により、上部基板110と下部基板120との基板間は、複数のセル140に区画される。図2中においてセル140として、左から順にセル140A、セル140B、セル140C、セル140D、セル140Eが並んで配置している。隔壁部材150の詳細については後述する。
本実施形態では、一つの画素電極121と一つのセル140とが対応するように設けられているものとする。即ち、セル140Aに対して画素電極121A、セル140Bに対して画素電極121B、セル140Cに対して画素電極121C、セル140Dに対して画素電極121D、セル140Eに対して画素電極121Eがそれぞれ配置されている。
隔壁部材150は、上部基板110と下部基板120との間隔を一定に保つためのスペーサとしても機能する。隔壁部材150は共通電極111及び保護膜112が形成された上部基板110上にフォトリソグラフィーにより高さを一定にして形成される。本実施形態では、隔壁部材150をフォトリソグラフィーで形成するものとして説明するが、隔壁部材150の製造方法としては、他に印刷法やインプリント法等が存在する。
各セル140の内部には分散媒143が充填されている。負に帯電した白粒子141と、正に帯電した黒粒子142とを分散媒143は分散して保持している。分散媒143は無色透明のパラフィンを用いる。分散媒としては、ノルマルパラフィン、イソパラフィン等のパラフィンや、ハロゲン化炭化水素、シリコンオイル等が使用できる。粒子の着色剤としては、酸化チタン等の無機顔料やカーボンブラック、フタロシアニン系顔料等の有機顔料やアゾ染料、キノリン系染料等の染料を用いることができ、このような着色剤を樹脂で被覆したり、樹脂粒子をこのような着色剤で着色して用いることができる。尚、白粒子141及び黒粒子142の平均粒子径をDとする。
ここで、この電気泳動表示パネル100の動作について説明する。共通電極111は図示しないグランドと接続されている。画素電極121には+50V、若しくは、−50Vのいずれかの電圧が印加される。
画素電極121に−50Vの電圧が印加された場合、マイナス(負)に帯電している白粒子141は上部基板110側に移動し、上部基板110側に白粒子141が付着する。そして、プラス(正)に帯電している黒粒子142は下部基板120側に移動して、下部基板120側に黒粒子142が付着する。このとき、上部基板110側には白粒子141が付着しているため、上部基板110側には白粒子141の色である白色が表示される。
画素電極121に+50Vの電圧が印加された場合、マイナスに帯電している白粒子141は下部基板120側に移動し、下部基板120側に白粒子141が付着する。そして、プラスに帯電している黒粒子142は上部基板110側に移動して、上部基板110側に黒粒子142が付着する。このとき、上部基板110側に黒粒子142が付着しているので、上部基板110側には黒粒子142の色である黒色が表示される。
このように画素電極121毎に印加する電圧を+50Vと−50Vとで変化させることにより、上部基板110側に表示させる色を画素毎に制御することができる。
尚、白粒子141及び黒粒子142は、上部基板110側に一度付着すると、画素電極121に印加している電圧を切ったとしても、上部基板110側に付着した状態が維持されるメモリ効果を有することが知られている。このように、電気泳動表示パネル100は画像の書き込みを行なう際にのみ電力を必要とするが、画像の表示中は電力を必要としない。このため、液晶表示パネル等に比べ消費電力を抑えることが可能である。
図2において、セル140A、セル140B、セル140C、及び、セル140Eは、白粒子141が上部基板110側に付着した例を示している。したがってセル140A、セル140B、セル140C、及び、セル140Eに対応した画素には白色が表示される。
また、図2において、セル140Dは、黒粒子142が上部基板110側に付着した例を示している。したがってセル140Dに対応した画素には黒色が表示される。
尚、図2は説明を簡単にするためにパネルの断面図を模式的に描画したが、実際には、多くのセル140や画素電極121が形成される。
次に本実施形態の隔壁部材150についてより詳細に説明する。図3に上部基板110側から見たときの隔壁部材150の正面図を示す。隔壁部材150は上部基板側から見たときに格子状の形状をしている。隔壁部材150は白粒子141の色と黒粒子142の色との中間色であるグレーに着色されている。尚、図3では、説明を簡単にするためにセル140の数を省略して記載したが、実際にはもっと多くのセル140が形成されるのが一般的である。
隔壁部材150は、上部基板110側から見たときに長手方向を電気泳動表示パネル100の上下方向にして形成された隔壁151Vと、上部基板110側から見たときに長手方向を電気泳動表示パネル100の左右方向にして形成された隔壁151Sとを備える。また、隔壁部材150は、隔壁151Vと隔壁151Sとを連結する連結部155を備える。尚、隔壁151Vと隔壁151Sとをまとめて隔壁151と称す。
2つの隔壁151Vと、2つの隔壁151Sとの、計4つの隔壁151により一つのセル140は区画される。
上部基板110側から見たときの隔壁151は略長方形の形状であり、連結部155はこの長方形の短辺同士を連結する。連結部155は上下方向に隣り合う2つの隔壁151Vと、左右方向に隣り合う2つの隔壁151Sとを連結する。
図4に隔壁151Vの拡大図を示す。図4に示すように隔壁151Vは、隔壁151Vの長手方向に伸びる基部153と、基部153からセル140側に突出した突出部152を備える。突出部152は、隔壁151Vの長手方向と垂直な方向に、基部153からセル140側へ突出している。基部153は、底面を長方形とする四角柱形状であり、上部基板110から下部基板120へ渡って形成されている。
隔壁151Vの長手方向に(√3)Dの間隔で周期的に複数の突出部152が形成されている(Dは、白粒子141及び黒粒子142の平均粒子径)。ここでいう間隔は、突出部152の中心から隣の突出部152の中心までの距離をいう。尚、図4では、説明を簡単にするためにセル140の大きさを小さくして、突出部152の数を省略して描画したが、実際にはもっと多くの突出部152が一つの隔壁151Vには形成される。
セル140の上下方向の幅(上下方向に隣り合う隔壁151Sの側面間の距離)は((m(√3)/2)+1)D、セル140の左右方向の幅(左右方向に隣り合う隔壁151Vにおける基部153の側面間の距離)はnDである。尚、m、nは整数とする。
図5に図4にしめすB−B線の矢視方向断面図を示す。図4及び図5に示すように突出部152は、三角柱状の形状に形成されている。三角柱の底面の形状は、基部153側に有する(√2)Dの底辺と、その底辺から高さD/2の位置に頂点を有する二等辺三角形である。
後述するが、この突出部152により、白粒子141(若しくは黒粒子142)と基部153との間に生じる隙間が埋められるので、表示面に表示させる色を切り替える前と切り替えた後で、白色と黒色との色の違いをはっきりと出すことができる。
図6は、電気泳動表示パネル100におけるセル140の拡大図であり、白粒子141が最密に並んだ状態で上部基板110側に付着して白色を表示している状態を示したものである。ここで、最密に並んだ状態とは、粒子間に存在する隙間が最小になるように同一平面状に複数の粒子が規則的に並んだ状態のことである。最密に並んだ状態では、隣り合う3つの粒子の中心を直線で結ぶと正三角形が形成される。
本実施形態では、セル140の上下方向の幅を((m(√3)/2)+1)D、左右方向の幅をnDとしたので、左右方向にn個の白粒子141が直線上に並んだ列と、左右方向に(n-1)個の白粒子141が並んだ列とが、交互になって(m+1)行並んでいる(図6の例では、5個の列と4個の列が交互になって5行並んでいる)。
図7に示すように、n個の白粒子141からなる列に存在する任意の白粒子141Xの中心を点Xとし、白粒子141Xが存在する列より1つ下の(n-1)個の白粒子141からなる列に存在する白粒子141であって、白粒子141Xと接する2つの白粒子141Y、141Zの中心を点Y及び点Zとする。そして、線分YZに対して点Xから垂線を引いたときの交点をWとする。
径の等しい3つの粒子の中心X、Y、Zを結んだ三角形XYZは正三角形となるので、∠XZWは60°となる。線分WZは粒子の半径D/2と等しく、線分XZは粒子の径Dと等しいので、余弦定理より線分XWの長さ((√3)/2)Dが求められる。
即ち、n個の白粒子141からなる列と、(n−1)個の白粒子141からなる列とは上下方向に((√3)/2)Dの周期で繰り返されている。また、(n−1)個の白粒子141からなる列同士の周期は(√3)Dとなる。この(n−1)個の白粒子141からなる列同士の周期と等しくなるように、突出部152は(√3)Dの間隔で周期的に形成されている。尚、これら複数の突出部152のうち最も端に存在する突出部152は、隔壁151Sの側面から(((√3)+1)/2)Dだけ離れた位置を中心として形成されている。
また、これとは別に図8を参照して、突出部152の形状についてより詳細に説明する。ここで、(n−1)個の白粒子141からなる列の最も左側の白粒子141の1つを白粒子141Aとする。白粒子141Aの下の列に存在し、白粒子141Aと基部153との両方に接する白粒子141を白粒子141Bとする。白粒子141Aの上の列に存在し、白粒子141Aと基部153との両方に接する白粒子141を白粒子141Cとする。
白粒子141Bと基部153との接点を点Bとし、白粒子141Cと基部153との接点を点Cとする。白粒子141Aの中心を点Pとし、白粒子141Bの中心を点Oとする。直線BCに対して点Pから垂線をひいたときの交点を点Sとする。直線PSと白粒子141Aの表面との交点を点Qとする。
点Qから直線BCと交わり、且つ、白粒子141Bの表面と接するように直線をひいたとき、この直線と直線BCとの交点を点Tとする。直線QTと白粒子141Bの表面との接点を点Uとする。
点Qから直線BCと交わり、且つ、白粒子141Cの表面と接するように直線をひいたとき、この直線と直線BCとの交点を点Rとする。
このとき、線分OPの長さはDであり、線分PQの長さはD/2である。また∠OQPは直角であるので、余弦定理より直線OQの長さは((√3)/2)Dとなる。
また、線分OUの長さは白粒子141Bの半径と等しいのでD/2である。∠OUQは直角であるので、余弦定理より線分QUの長さは((√2)/2)Dとなる。
ここで、線分TSと線分OQとは平行であるため、∠OQUと∠QTSとは等しい。∠OUQと∠QSTは直角であり等しい。
ゆえに、三角形QOUと三角形TQSとは、一辺とその両端の角度がそれぞれ等しいので合同な三角形である。辺QUと辺TSとは対応するので、線分TSの長さは線分QUの長さと同じ((√2)/2)Dとなる。線分TRの長さは、線分TSの長さの2倍であるので、(√2)Dとなる。三角形QRTは底辺RTの長さが(√2)Dであり、高さがD/2の二等辺三角形である。
三角柱状の突出部152の底面は、三角形QRTと同じ形状をしている。尚、突出部の底面の二等辺三角形の高さはD/2である。従って、前記突出部が妨げにならずに、白粒子141は上部基板110に最密の状態で並ぶことができる。
次に本発明の第一実施形態である電気泳動表示パネル100での表示と、従来の電気泳動表示パネル1100での表示の違いについて説明する。図9に、白粒子141と隔壁151との間の隙間160を斜線の領域で示す。尚、隔壁151Vと白粒子141との間に生じる隙間を隙間161とする。また、隔壁151Sと白粒子141との間に生じる隙間を隙間162とする。また、セル140の四隅に生じる隙間を隙間163とする。これらの隙間161〜163を総称して隙間160と称す。
ここで本発明の第一実施形態の電気泳動表示パネル100で生じる隙間160と、図23に示した従来の電気泳動表示パネル1100で生じる隙間1160とを比較する。
隙間162(図9参照)と隙間1162(図23参照)とは同程度の大きさである。また、隙間163(図9参照)と隙間1163(図23参照)とは同程度の大きさである。しかしながら、隙間161(図9参照)と隙間1161(図23参照)とを比べると、電気泳動表示パネル100の隔壁151Vは突出部152を備えているので、隙間1161よりも隙間161の方が狭くなっている。
即ち、突出部152が突出した分だけ白粒子141の奥に存在する黒粒子142が見える領域が、従来の電気泳動表示パネル1100よりも小さくなっている。このため、電気泳動表示パネル100で白色を表示させた場合、従来の電気泳動表示パネル1100よりも白い色を表示することができる。
ここでは、電気泳動表示パネル100で白色を表示した場合を例に挙げて説明したが、これとは逆に電気泳動表示パネル100で黒色を表示した場合も同様に、従来の電気泳動表示パネル1100よりもより黒い色を表示することができる。
従って表示する色を黒から白若しくは白から黒に切り替えた場合、切り替える前と切り替えた後とで色の違いをはっきり出すことができる。
第二実施形態の電気泳動表示パネル200について説明する。尚、第一実施形態の電気泳動表示パネル100と同じ構成については同じ番号を付して説明する。第一実施形態の電気泳動表示パネル100は、セル140内に白粒子141と黒粒子142の2種類の帯電粒子と、無色透明の分散媒143が封入されていたが、電気泳動表示パネル200は、セル140内には白粒子141と黒色に着色された分散媒243が封入されている。電気泳動表示パネル200のその他の構成は電気泳動表示パネル100と同じである。尚、第二実施形態の隔壁部材150も第一実施形態の隔壁部材150と同じ形状である。
図10は、電気泳動表示パネル200の断面図である。ここで図10を参照し、この電気泳動表示パネル200の動作について説明する。共通電極111は図示しないグランドと接続されており、共通電極111は常に0Vと設定されている。画素電極121には+50V、若しくは、−50Vのいずれかの電圧が印加される。
画素電極121に−50Vの電圧が印加された場合、マイナス(負)に帯電している白粒子141は上部基板110側に移動し、上部基板110側に白粒子141が付着する。このとき、上部基板110側には白粒子141が付着しているため、上部基板110側には白粒子141の色である白色が表示される。
画素電極121に+50Vの電圧が印加された場合、マイナスに帯電している白粒子141は下部基板120側に移動し、下部基板120側に白粒子141が付着する。このとき、上部基板110側には白粒子141が存在しないので、上部基板110側には分散媒243の色である黒色が表示される。
このように画素電極121毎に印加する電圧を+50Vと−50Vとで変化させることにより、上部基板110側に表示させる色を画素毎に制御することができる。
図10において、セル140A、セル140B、セル140C、及び、セル140Eは、白粒子141が上部基板110側に付着した例を示している。したがってセル140A、セル140B、セル140C、及び、セル140Eに対応した画素には白色が表示される。
また、図10において、セル140Dは、白粒子141が下部基板120側に付着した例を示している。したがってセル140Dに対応した画素には黒色が表示される。
図11は、電気泳動表示パネル200におけるセル140の拡大図である。図11では、白色を表示させたときの例を示してある。
図11において、電気泳動表示パネル200は、白粒子141が最密に並んだ状態で上部基板110側に付着して白色を表示している。
次に本発明の第二実施形態である電気泳動表示パネル200での表示と、従来の電気泳動表示パネル1200での表示の違いについて説明する。本発明の第二実施形態の電気泳動表示パネル200で生じる隙間160も、図9に示した第一実施形態の電気泳動表示パネル100で生じる隙間160と同じである。
従って、図23に示した従来の電気泳動表示パネル1200で生じる隙間1160と比較すれば、明らかであるが、突出部152が突出した分だけ白粒子141の奥に存在する分散媒243が見える領域が、従来の電気泳動表示パネル1200よりも小さくなっている。このため、電気泳動表示パネル200で白色を表示させた場合、従来の電気泳動表示パネル1200よりも白い色を表示することができる。
したがって、第二実施形態の電気泳動表示パネル200も第一実施形態の電気泳動表示パネル100と同様に、表示させる色を切り替えた場合に色の違いをはっきり出すことができる。
第三実施形態の電気泳動表示パネル300について説明する。尚、第一実施形態の電気泳動表示パネル100と同じ構成については同じ番号を付して説明する。第一実施形態の電気泳動表示パネル100と異なる点は第三実施形態の電気泳動表示パネル300は隔壁151Sにも突出部を備えていることである。その他の構成は電気泳動表示パネル100と同じであるので説明を省略する。
図12は、電気泳動表示パネル300におけるセル140の拡大図である。図12では、白色を表示させたときの例を示してある。図12において、電気泳動表示パネル300は、白粒子141が最密に並んだ状態で上部基板110側に付着して白色を表示している。
図12に示すように第三実施形態の隔壁151Sは、隔壁151Sの長手方向に伸びる基部157と、基部157からセル140側に突出した突出部156を備える。突出部156は、隔壁151Sの長手方向と垂直な方向に、基部157からセル140側へ突出している。
突出部156は、隔壁151Sの長手方向にDの間隔で周期的に複数形成されている(Dは、白粒子141及び黒粒子142の平均粒子径)。尚、図12では、説明を簡単にするためにセル140の大きさを小さくして、突出部156の数を省略して描画したが、実際にはもっと多くの突出部156が一つの隔壁151Sには形成される。
隔壁151Vにおける突出部152と同様に、突出部156は、三角柱状の形状で上部基板110側から下部基板120側に渡って形成されている。
第三実施形態では、突出部152に加え更に突出部156を備えているので、隔壁151Vと白粒子141(若しくは黒粒子142)との間に生じる隙間に加え更に隔壁151Sと白粒子141(若しくは黒粒子142)との間に生じる隙間が埋められる。このため、表示させる色を切り替える前と切り替えた後で白色と黒色との色の違いを、第一実施形態の電気泳動表示パネル100よりもはっきりと出すことができる。
第四実施形態の電気泳動表示パネル400について説明する。隔壁151Vの代わりに、上部基板110側から見たときに波形状の隔壁451Vを備えるところが、第一実施形態の電気泳動表示パネル100と異なる。
図13は、電気泳動表示パネル400におけるセル140の拡大図である。図13では、白色を表示させたときの例を示してある。尚、ここでは、隔壁451Vを挟んで左側のセル140をセル140Aとし、右側のセル140をセル140Bとする。
隔壁451Vは上部基板110側からみたときに、隔壁451Vの長手方向において((√3)/2)Dの間隔でセル140Aへの突出部452とセル140Bへの突出部452とを交互に繰返し配列した波形状である。
尚、上部基板110側から見たときに、隔壁451Vの側面で凹部の頂点同士を結んだ直線を直線Bとする。第四実施形態では、この直線Bから、セル140側に位置する部分を突出部452とする。
尚、電気泳動表示パネルに用いる隔壁の最短距離の幅は、外部からの圧力等が加えられたとしても隔壁が破壊しない強度を有する幅にしなければならないという制限がある。この制限を満たす最も狭い幅を幅aとするとき、第一実施形態の隔壁151Vの場合は、基部153の幅を、幅aより短くすることができない。これに対して、隔壁451Vのように波形状であれば、色の表示として使われることのない領域(一つの隔壁451Vにおいて、2本の直線Bをひくことができるが、この2本の直線Bで挟まれる領域)を第一実施形態の場合よりも狭くすることができ、開口率を上げることができる。
以上、本発明の実施の形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述の第一実施形態から第四実施形態では、隔壁部材150の色が白色と黒色との中間色であるグレーであるものとして説明したが、隔壁部材150の色は何色であってもかまわない。
例えば、第一実施形態の隔壁部材150の色を黒粒子142の色と同じ黒色にした場合を例に挙げて説明する。
図14に隔壁部材1150の色が黒色である従来の電気泳動表示パネル1100におけるセル1140の拡大図を示す。図14では隔壁部材1150が黒色の電気泳動表示パネル1100で白色を表示させた場合と、黒色を表示させた場合とを並べて示してある。
これに対して図15に隔壁部材150の色が黒色である電気泳動表示パネル100におけるセル140の拡大図を示す。図15では隔壁部材150が黒色の電気泳動表示パネル100で白色を表示させた場合と、黒色を表示させた場合とを並べて示してある。
従来の電気泳動表示パネル1100で白色を表示させた場合は、白粒子1141の奥に存在する黒粒子1142が、セル1140の外周に生じる隙間から見えてしまう。また、同様に従来の電気泳動表示パネル1100で黒色を表示させた場合は、黒粒子1142の奥に存在する白粒子1141が、セル1140の外周に生じる隙間から見えてしまう。このため、従来の電気泳動表示パネル1100では、少し黒味がかった白色と、少し白味がかった黒色しか表示することができず、表示の色を切り替えたときにコントラストの差をはっきりと出すことはできない。
これに対して、電気泳動表示パネル100で白色を表示させた場合は、白粒子141の奥に存在する黒粒子142が見えることはないが、黒色の突出部152を備えるので少し黒味がかった白色が表示される。しかしながら、電気泳動表示パネル100で黒色を表示させた場合は、黒粒子142の奥に存在する白粒子141が見えることがなく、突出部152の色も黒色なので、従来の電気泳動表示パネル1100よりも黒い黒色を表示することが可能である。このため、表示の色を切り替えたときに、従来の電気泳動表示パネル1100よりも、はっきりと色の違いを出すことができる。
また、これとは逆に隔壁部材150の色を、白粒子141の色と同じ白色にしても、同様に表示の色を切り替えたときに、従来の電気泳動表示パネル1100よりもはっきりと色の違いを出すことができる。
また、第二実施形態の電気泳動表示パネル200の隔壁部材150の色を、白粒子141の色か、分散媒243の色かのどちらかにしても、同様に、従来の電気泳動表示パネル1200よりはっきりと色の違いをだすことができる。
また、第一実施形態から第四実施形態において、隔壁部材150全体の色がグレーであるとして説明したが、少なくともセル140に突出した突出部152、156、452のみをグレーにしてもよい。
また、第一実施形態では、セル140の上下方向の幅を((m(√3)/2)+1)D、左右方向の幅をnDとしたので、左右方向にn個の白粒子141が直線上に並んだ列と、左右方向に(n-1)個の白粒子141が並んだ列とが、交互になって(m+1)行並んでいるものとして説明したが、セル140の上下方向の幅や、セル140の左右方向の幅に少し余裕を持たせた隔壁部材150を用いてもよい。
また、第一実施形態では、突出部152の形状が三角柱状の形状であり、その底面の形状が、基部153側に有する(√2)Dの底辺とその底辺から高さD/2の位置に頂点を有する二等辺三角形であるものとして説明したが、突出部152の形状をその他の形状にしてもよい。
例えば図16に示すように、突出部を底面が四角形の四角柱状の突出部552にしてもよいし、図17に示すように、第一実施形態の二等辺三角形の面積よりも小さい面積の三角形を底面とする三角柱状の突出部652にしてもよい。また、図示しないが、底面が半円状の柱状の突出部としてもよい。
また、第一実施形態のように、三角柱状の突出部152が上部基板110側から下部基板120側へ渡って全体に形成されている必要はなく、図18に示すように、高さが上部基板110から下部基板120までの距離に満たない三角柱状の突出部752を、上部基板110側に設けてもよい。
また、セル140の全周に渡って、断面形状がテーパ状の突出部852、856を形成してもよい。尚、突出部852は隔壁151Vに形成され、突出部856は隔壁151Sに形成される。この場合の隔壁部材150の断面図を図19、図20に示し、上部基板110(図示外)側から見たときの正面図を図21に示す。
図19に示したように、突出部852及び突出部856を隔壁151V及び隔壁151Sの上部基板110側の端部に形成してもよいし、図20に示したように、突出部852及び突出部856を隔壁151V及び隔壁151Sの中央付近に形成してもよい。但し、図19のように突出部852、856を、隔壁151V、151Sの上部基板110側の端部に形成した場合、突出部852、856が障害となり、上部基板110側に多くの帯電粒子が付着することが妨げられる。これに対して、図20のように突出部852、856を隔壁151V、151Sの中央付近に形成した場合、隔壁151V、151Sの上部基板110側の端部は上部基板110に対して垂直な垂直面を有しているので、付着する帯電粒子の数を多くすることができる。尚、図20のように各隔壁の中央付近に突出部を設ける場合は、その突出部の断面形状をテーパ状にする必要はなく、半円形状や矩形、その他のどのような形状をしていてもよい。
第一実施形態の突出部152や図18に示した突出部752が周期的に形成されていると、これらの突出部152又は突出部752がガイドとして機能するため、上部基板110側に粒子が移動した際に、最密の状態に並び易いといったメリットがある。
また、上述の第一実施形態では、突出部152は柱状であるものとして説明したが、突出部は柱状でなくともよく、どのような形状をしていてもよい。
また、上述の第一実施形態では、突出部152が隔壁151Vの長手方向において、(√3)Dの間隔で周期的に形成されているものとして説明したが、本発明は、隔壁151Vの長手方向の全体にわたって周期的に形成されている必要はなく、一部分のみ周期的に形成されていてもよい。
また、上述の第一実施形態では、白粒子141の径と黒粒子142の径とは同じであるものとして説明したが、白粒子141と黒粒子142とで径が異なる場合は、大きい粒子の径に合わせて、隔壁部材150を形成すればよい。
また、本発明は上述の隔壁部材の形状に限られるものではなく、様々な変形例が考えられる。例えば、隔壁部材は表示面から見たときに、独立した菱形状の柱が並んだ構造でもよい。
また、上述の第一実施形態ではフォトリソグラフィー等の手法で突出部152を備えた隔壁部材150を形成するものとして説明したが、突出部152を有さない格子状の隔壁部材を予め作成し、その後、突出部152が形成するようにこの隔壁部材の所定の位置を切削して作成してもよい。
電気泳動表示パネル100の正面図。 図1に示すA−A線における電気泳動表示パネル100の矢視方向の断面図。 上部基板110側から見たときの隔壁部材150の正面図。 隔壁151Vの拡大図。 図4にしめすB−B線の矢視方向断面図。 電気泳動表示パネル100におけるセル140の拡大図。 突出部152の(√3)Dの間隔を説明する説明図。 突出部152の形状を説明する説明図。 白粒子141と隔壁151との間の隙間160を示す概略図。 電気泳動表示パネル200の断面図。 電気泳動表示パネル200におけるセル140の拡大図。 電気泳動表示パネル300におけるセル140の拡大図。 電気泳動表示パネル400におけるセル140の拡大図。 隔壁部材1150の色が黒色である従来の電気泳動表示パネル1100におけるセル1140の拡大図。 隔壁部材150の色が黒色である電気泳動表示パネル100におけるセル140の拡大図。 突出部の一例を示す隔壁部材150の正面図。 突出部の一例を示す隔壁部材150の正面図。 突出部の一例を示す隔壁部材150の断面図。 突出部の一例を示す隔壁部材150の断面図。 突出部の一例を示す隔壁部材150の断面図。 突出部の一例を示す隔壁部材150の正面図。 従来の電気泳動表示パネル1100におけるセル1140の拡大図。 セル1140の外周に生じる白粒子1141と隔壁1151との間の隙間1160を示す概略図。 従来の電気泳動表示パネル1200におけるセル1140の拡大図。
符号の説明
100 電気泳動表示パネル
110 上部基板
111 共通電極
120 下部基板
121 画素電極
140 セル
141 白粒子
142 黒粒子
143、243 分散媒
150 隔壁部材
151 隔壁
152、156、452、552、652、752、852、856 突出部
153、157 基部
155 連結部

Claims (13)

  1. 透明な上部基板と、前記上部基板と対向して配置する下部基板と、前記上部基板と前記下部基板との基板間を複数のセルに区画する隔壁と、複数の帯電粒子を分散させ、前記セルに充填された分散媒とを備えた電気泳動表示パネルにおいて、
    前記上部基板側から見たときの、前記隔壁の長手方向と垂直な方向を第一方向とするとき、
    前記隔壁が、第一方向において前記セル側に突出した突出部を備えたことを特徴とする電気泳動表示パネル。
  2. 前記隔壁の長手方向において、前記突出部が一定の間隔で周期的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気泳動表示パネル。
  3. 前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、前記隔壁の長手方向において、前記突出部が(√3)Dの間隔で周期的に形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気泳動表示パネル。
  4. 前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、前記隔壁の長手方向において、前記突出部がDの間隔で周期的に複数形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気泳動表示パネル。
  5. 前記セルが前記上部基板側から見たときに矩形になるように、互いに長手方向が同じ方向である2つの第一隔壁と、前記第一隔壁の長手方向と垂直な方向を長手方向とする2つの第二隔壁と、を備え、
    前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、第一隔壁の長手方向において、前記突出部が(√3)Dの間隔で周期的に第一隔壁に形成されており、
    第二隔壁の長手方向において、前記突出部がDの間隔で周期的に第二隔壁に複数形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気泳動表示パネル。
  6. 前記隔壁の突出部は、前記上部基板と前記下部基板との間にわたって柱状に形成されており、
    前記帯電粒子の平均粒子径をDとするとき、突出部の最大突出距離がD/2以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気泳動表示パネル。
  7. 前記隔壁が、前記長手方向に伸びる長方形状の底面を有する四角柱状の基部と、前記上部基板から見たときに三角形の底面を有する三角柱形状の突出部とを備えたことを特徴とする請求項6記載の電気泳動表示パネル。
  8. 前記第一方向において隣り合うセルを第一セルと第二セルとするとき、
    前記隔壁が、前記長手方向において((√3)/2)Dの間隔で第一セルへの突出部と第二セルへの突出部とを交互に繰返し配列した波形状であることを特徴とする請求項6記載の電気泳動表示パネル。
  9. 前記帯電粒子として第一色の第一帯電粒子と、前記第一色とは異なる色で且つ前記第一帯電粒子とは極性の異なる第二帯電粒子とを備え、
    前記突出部の色が第一色又は第二色のいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネル。
  10. 前記帯電粒子として第一色の第一帯電粒子と、前記第一色とは異なる色で且つ前記第一帯電粒子とは極性の異なる第二帯電粒子とを備え、
    前記突出部の色が第一色と第二色との中間色であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネル。
  11. 前記帯電粒子として第一色の帯電粒子と、前記分散媒として第二色の分散媒とを備え、
    前記突出部の色が第一色又は第二色であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネル。
  12. 前記帯電粒子として第一色の帯電粒子と、前記分散媒として第二色の分散媒とを備え、
    前記突出部の色が第一色と第二色との中間色であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電気泳動表示パネル。
  13. 前記隔壁前記上部基板側の端部に、前記上部基板と垂直に交わる垂直面を備えたことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の電気泳動表示パネル。
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