JP2008082685A - 内部熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

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Hisatsugu Matsunaga
久嗣 松永
Haruyuki Nishijima
春幸 西嶋
Masafumi Anami
雅史 阿波
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Abstract

【課題】内部熱交換器が設置されている雰囲気の温度が低下しても、外部熱交換により、高圧側冷媒に過剰な過冷却がとれてしまうことを抑制できる内部熱交換器およびその製造方法を提供する。
【解決手段】内部熱交換器1の構造を、高圧側冷媒配管2を低圧側冷媒配管3の内部に配置した2重管構造とし、高圧側冷媒配管2の外壁の外周方向における一部分を、低圧側冷媒配管3を構成する本体部4と蓋部5のいずれか一方に固定した構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルに用いられる冷媒間の熱交換を行う内部熱交換器およびその製造方法に関するものである。
従来、冷凍サイクルとして、放熱器出口側であって減圧器入口側の高圧液冷媒と、圧縮機吸入側の低圧ガス冷媒との間で熱交換を行う内部熱交換器を用いているものがある。この内部熱交換器により、減圧器入口側の高圧液冷媒が冷却されて、蒸発器に流入される高圧液冷媒のエンタルピが小さくなるため、蒸発器の入口出口間のエンタルピ差が増大し、蒸発器の冷却性能が向上する(例えば、特許文献1、2参照)。
そして、このような内部熱交換器としては、例えば、内管と外管から構成される2重管構造であって、外側を高圧液冷媒が流れ、内側を低圧ガス冷媒が流れる構造、すなわち、低圧ガス冷媒配管を高圧液冷媒配管内に配置した2重管構造のものがある。
特開2005−127611号公報 特開2005−299949号公報
上記した2重管構造の内部熱交換器については、次のような問題があることがわかった。
例えば、冷凍サイクルを冷凍車における保冷庫用冷凍装置に適用した場合であって、上記構造の内部熱交換器を冷凍庫内に設置したときでは、高圧液冷媒配管が低圧ガス冷媒配管の外周に位置するため、内部熱交換器が設置されている冷凍庫内の雰囲気の温度低下に伴って、その雰囲気と高圧液冷媒との温度差が広がり、雰囲気と高圧液冷媒との熱交換(外部熱交換)により、高圧液冷媒に過剰な過冷却がとれてしまう恐れがある。そして、この場合では、膨張弁等の減圧装置での減圧不足が発生し、冷凍能力の低下や冷媒流量調整不能となる問題が発生してしまう。
なお、この問題は、内部熱交換器を冷凍庫内に設置した場合に限らず、他の理由によって、内部熱交換器の雰囲気温度が低下する状態となる場合においても発生する問題である。
本発明は、上記点に鑑み、内部熱交換器が設置されている雰囲気の温度が高圧側冷媒の温度より低い場合であっても、外部熱交換により、高圧側冷媒に過剰な過冷却がとれてしまうことを抑制できる内部熱交換器およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、高温高圧の冷媒が流れる高圧側冷媒配管(2)を低温低圧の冷媒が流れる低圧側冷媒配管(3)内に配置し、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒との間で熱交換させる2重管構造の内部熱交換器であって、低圧側冷媒配管は、第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)とによって、筒状に構成されており、高圧側冷媒配管(2)の外壁の外周方向における一部分が、第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)のどちらか一方の内壁に固定されていることを第1の特徴としている。
本発明の第1の特徴では、高圧側冷媒配管を低圧側冷媒配管の内部に配置し、高圧側冷媒配管の外壁の一部を低圧側冷媒配管に固定しているので、高圧側冷媒配管の外周が、低圧側冷媒配管に固定されている部分を除いて、低圧側冷媒配管を流れる低圧の冷媒によって覆われた状態となっている。
これにより、本発明の第1の特徴によれば、高圧側冷媒配管が低圧側冷媒配管の外周に位置する2重管構造の内部熱交換器と比較して、内部熱交換器が設置されている雰囲気の温度が低下しても、外部熱交換により、高圧側冷媒に過剰な過冷却がとれてしまうことを抑制できる。
具体的には、例えば、第2の配管部材(5)は、高圧側冷媒配管が通る大きさの第1、第2の貫通穴部(6、7)を有しており、高圧側冷媒配管(2)は、冷媒の流れ方向での形状がコの字形状であり、高圧側冷媒配管(2)は、低圧側冷媒配管(3)の外部から第1の貫通穴を介して、低圧側冷媒配管の内部を通り、第2の貫通穴を介して、低圧側冷媒配管の外部に出ている状態で、第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)のどちらか一方に固定されている構造とすることができる。
また、本発明は、高温高圧の冷媒が流れる高圧側冷媒配管(2)を低温低圧の冷媒が流れる低圧側冷媒配管(3)内に配置し、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒との間で熱交換させる2重管構造の内部熱交換器の製造方法であって、低圧側冷媒配管(3)を筒状に構成するための第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)を用意する工程と、高圧側冷媒配管(2)を用意する工程と、第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)のどちらか一方の内壁に、高圧側冷媒配管(2)の外壁の外周方向における一部を固定する工程と、 第1の配管部材と第2の配管部材のどちらか一方に、高圧側冷媒配管が固定された状態で、第1の配管部材と第2の配管部材とを固定することで、内部に高圧側冷媒配管が配置された低圧側冷媒配管を形成する工程とを備えることを第2の特徴としている。
この本発明の第2の特徴によれば、第1の特徴の効果に加えて、以下の効果を奏する。すなわち、低圧側冷媒配管を構成する第1の配管部材と第2の配管部材のどちらか一方の内壁に、高圧側冷媒配管の外壁の一部を固定することで、内部熱交換器を構成する第1の配管部材側の部品と、第2配管部材側の部品を形成し、その後に、これらの両部品を固定するようにしているので、内部熱交換器の製造を容易に行うことができる。
具体的には、例えば、低圧側冷媒配管を筒状に構成するための第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)を用意する工程では、高圧側冷媒配管が通る大きさの第1、第2の貫通穴部(6、7)を有する第2の配管部材を用意し、高圧側冷媒配管を用意する工程では、冷媒の流れ方向での形状がコの字形状である高圧側冷媒配管(2)を用意し、第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)のどちらか一方に、高圧側冷媒配管を固定する工程では、高圧側冷媒配管が、低圧側冷媒配管の外部から第1の貫通穴を介して、低圧側冷媒配管の内部を通り、第2の貫通穴を介して、低圧側冷媒配管の外部に出ている状態となるように、第1の配管部材の第1、第2の貫通穴部(6、7)に、それぞれ、高圧側冷媒配管の一端と他端とを通した後、記第1の配管部材と第2の配管部材のどちらか一方に、高圧側冷媒配管を固定すれば良い。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態では、例えば、冷凍車における保冷庫用冷凍装置の冷凍サイクルに用いられる内部熱交換器について説明する。
まず、冷凍サイクルは、図示しないが、例えば、ガス冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、圧縮機吐出後の高圧冷媒の熱を放冷し、冷媒を液体状態にする放熱器と、放熱器にて冷却された冷媒を減圧させる減圧器と、減圧器にて減圧された冷媒を蒸発させて吸熱して、冷媒を気体状態にする蒸発器とを備えている。
そして、この冷凍サイクルの減圧器にて減圧される前の高圧冷媒(放熱器出口側であって減圧器入口側の高圧液冷媒)と圧縮機に吸引される前の低圧冷媒(圧縮機吸入側の低圧ガス冷媒)とを熱交換するために、内部熱交換器が用いられる。この内部熱交換器は、冷凍車における保冷庫内に設置される。
図1に、本発明の第1実施形態における内部熱交換器の概略構成を示す。図1(a)は、内部熱交換器1の縦断面図であり、図1(b)中の内部熱交換器1のA−A線断面図である。また、図1(b)は、内部熱交換器1の横断面図であり、図1(a)中の内部熱交換器1のB−B線断面図である。また、図1(c)は、内部熱交換器1の正面図であり、図1(a)中の内部熱交換器1のC矢視図である。
本実施形態の内部熱交換器1は、図1(a)、(b)に示すように、高温の高圧液冷媒が流れる高圧側冷媒配管2を、低温の低圧ガス冷媒が流れる低圧側冷媒配管3内に、非同心状(偏心状)に、配置した2重管構造である。
低圧側冷媒配管3は、第1の配管部材としての本体部4と、第2の配管部材としての蓋部5とによって、円筒状に構成されている。
本体部4と蓋部5は、円筒の低圧側冷媒配管3を構成する2つの部品である。本実施形態では、図1(b)に示すように、内部熱交換器1の横断面をみたとき、本体部4によって、低圧側冷媒配管3の約3/4が構成され、蓋部5によって、低圧側冷媒配管3の残りの約1/4が構成されている。このように、本体部4と蓋部5は、低圧側冷媒配管3の外周方向における主要部と残りの部分との関係をなす。
より具体的には、本体部4は、例えば、円筒配管に対して、内部熱交換器1の寸法に一致する範囲で開口する開口部11を設けたものである(後述する図2参照)。開口部11の形状は、例えば、長方形である。
また、蓋部5は、その開口部11を塞ぐ形状であり、例えば、図1(b)、(c)に示すように、本体部4と同様の曲率半径で湾曲した長方形の板材である。そして、高圧側冷媒配管2が通る大きさの第1、第2の貫通穴部6、7を有している。
高圧側冷媒配管2は、円筒状の配管であり、図1(a)に示すように、冷媒の流路断面が、低圧側冷媒配管3よりも小さい配管である。また、高圧側冷媒配管2は、冷媒の流れ方向での形状、すなわち、縦断面形状がコの字形状となっている。コの字形状の高圧側冷媒配管2のうち、互いに平行に伸びている第1、第2の配管部9とが、それぞれ、蓋部5の第1、第2の貫通穴部6、7を通っており、高圧側冷媒配管2のうち、第1、第2の配管部8、9に連通し、第1、第2の配管部8、9での冷媒流れ方向に対して冷媒流れ方向が略垂直となる第3の配管部10が、蓋部5に接した状態で固定されている。
なお、高圧側冷媒配管2、低圧側冷媒配管3(本体部4および蓋部5)は、例えば、アルミニウム等の金属で構成される。
また、蓋部5の第1、第2の貫通穴部6、7から冷媒が漏れないように、溶接、ろう付け、接着等により、高圧側冷媒配管2の全周が蓋部5の第1、第2の貫通穴部6、7と固定されている。同様に、本体部4と蓋部5同士も、溶接、ろう付け、接着等により固定されており、高圧側冷媒配管2の第3の配管部10と蓋部5同士も、溶接、ろう付け、接着等により固定されている。
このようにして、高圧側冷媒配管2は、低圧側冷媒配管3の外部から第1の貫通穴6を介して、低圧側冷媒配管の内部を通り、第2の貫通穴7を介して、低圧側冷媒配管3の外部に出ている。また、高圧側冷媒配管2は、第3の配管部10であって、配管の外周方向(円周方向)における外壁の一部分が蓋部5の内壁に接した状態で、蓋部5に固定されている。
次に、上記した構造の内部熱交換器の製造方法について説明する。
図2に、低圧側冷媒配管3の本体部4の斜視図を示す。また、図3に、互いに固定された状態の蓋部5と高圧側冷媒配管2を示す。なお、図3(a)〜(c)は、それぞれ、図1(a)〜(c)に対応しており、図3(a)は、図3(b)中のA−A線断面図であり、図3(b)は、図3(a)中のB−B線断面図であり、図3(c)は、図3(a)中の蓋部5と高圧側冷媒配管2のC矢視図である。
まず、低圧側冷媒配管3を筒状に構成するための本体部4と蓋部5を用意する。このとき、本体部4として、図2に示すように、円筒配管に対して、内部熱交換部1の寸法にあうように、一部を切り欠いて、開口部11を有する形状のものを用意し、蓋部5として、この開口部11を塞ぐ形状のものを用意する。また、蓋部5には、高圧側冷媒配管2が通る大きさの第1、第2の貫通穴部6、7を設けておく(図1参照)。
また、縦断面形状がコの字形状となるように成型した高圧側冷媒配管2を用意する。
続いて、図3に示すように、高圧側冷媒配管2の外壁の一部を蓋部5に固定する。このとき、製造後において、高圧側冷媒配管2が、低圧側冷媒配管3の外部から第1の貫通穴6を介して、低圧側冷媒配管3の内部を通り、第2の貫通穴7を介して、低圧側冷媒配管3の外部に出ている状態(図1参照)となるように、コの字に成型した高圧側冷媒配管2の一端側と他端側に位置する第1、第2の配管部8、9を、それぞれ、蓋部5の第1、第2の貫通部6、7に通して、高圧側冷媒配管2の第3の配管部10を蓋部5に接触させる。その後、高圧側冷媒配管2の全周と、蓋部5の第1、第2の貫通穴部6、7とを、溶接、ろう付けもしくは接着により、固定し、高圧側冷媒配管2の第3の配管部10の外壁と蓋部5の内壁とを、溶接、ろう付けもしくは接着により、固定する。
続いて、本体部4に、高圧側冷媒配管2が固定された状態の蓋部5を、溶接、ろう付けもしくは接着により、固定する。これにより、上記した図1に示す構造の内部熱交換器1を製造することができる。
次に、本実施形態の主な特徴について説明する。
(1)本実施形態では、内部熱交換器1の構造を、高圧側冷媒配管2を低圧側冷媒配管3の内部に配置した2重管構造とし、高圧側冷媒配管2の外壁の外周方向における一部分を、低圧側冷媒配管3を構成する本体部4と蓋部5のうちの蓋部5に固定した構造としている。このため、高圧側冷媒配管2の外周が、低圧側冷媒配管3に固定されている部分を除いて、低圧側冷媒配管3を流れる低圧冷媒によって覆われた状態となり、本実施形態の内部熱交換器1は、高圧側冷媒配管2が低圧側冷媒配管3の外周に位置する2重管構造の内部熱交換器と比較して、外部との接触面積が小さくなっている。
したがって、本実施形態の内部熱交換器1によれば、内部熱交換器1が設置されている冷凍庫内の雰囲気温度が低下しても、外部熱交換によって、高圧側冷媒配管2内を流れる高圧液冷媒に過剰な過冷却がとれてしまうことを抑制できる。この結果、内部熱交換器1の高圧側冷媒配管2から減圧器に流入した高圧液冷媒を適切に減圧させることができ、冷凍能力の低下や流量調整不能を防止できる。
(2)本実施形態では、内部熱交換器1の製造において、低圧側冷媒配管3を筒状に構成するための本体部4と蓋部5を用意し、蓋部5の内壁に高圧側冷媒配管2の外壁の一部を固定することで、内部熱交換器1を構成する本体部4側の部品と、蓋部5側の部品とを形成しており、その後に、これらの両部品を固定するようにしているので、内部熱交換器1の組み付けが容易であり、内部熱交換器1の製造を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
図4に、本発明の第2実施形態における内部熱交換器1の概略構成を示す。図4(a)は、内部熱交換器1の縦断面であり、図4(b)中の内部熱交換器1のA−A線断面図である。また、図4(b)は、内部熱交換器1の横断面であり、図4(a)中の内部熱交換器1のB−B線断面図である。また、図4(c)は、内部熱交換器1の正面図であり、図4(a)中の内部熱交換器1のC矢視図である。
図4に示すように、内部熱交換1の構造について、本実施形態が第1実施形態と異なる点は、低圧側冷媒配管3を構成する本体部4と蓋部5のうち、本体部4に高圧側冷媒配管2における第3の配管部10が固定されている点である。すなわち、本実施形態では、コの字形状の高圧側冷媒配管2における第3の配管部10が本体部4の内壁に固定された状態で、高圧側冷媒配管の第1、第2の配管部8、9が、蓋部5の第1、第2の貫通穴部6、7を通っている。なお、その他の構造については、第1実施形態と同じである。
本実施形態における内部熱交換器1の製造については、第1実施形態で説明した製造方法に対して、高圧側冷媒配管2の外壁の一部を、蓋部5の代わりに本体部4に固定するように変更すればよい。
すなわち、低圧側冷媒配管3を筒状に構成するための本体部4と蓋部5を用意し、コの字形状に成形した高圧側冷媒配管2を用意した後、溶接、ろう付けもしくは接着により、高圧側冷媒配管2の外壁の一部を本体部4の内壁に固定する。これにより、高圧側冷媒配管2が固定された本体部4側の部品と、蓋部5側の部品とを形成する。その後、コの字に成型した高圧側冷媒配管2の一端側と他端側に位置する第1、第2の配管部8、9を、それぞれ、蓋部5の第1、第2の貫通部6、7に通しながら、蓋部5を本体部4に組み付け、溶接、ろう付けもしくは接着により、蓋部5と本体部4とを固定する。また、溶接、ろう付けもしくは接着により、高圧側冷媒配管2の全周と、蓋部5の第1、第2の貫通穴部6、7とを固定する。これにより、図4に示す構造の内部熱交換器1を製造できる。
(他の実施形態)
(1)上記した各実施形態では、低圧側冷媒配管2を構成する本体部4と蓋部5について、図1(b)に示すように、本体部4の方が蓋部5よりも、低圧側冷媒配管2を構成する比率が大きい場合を説明したが、本体部4と蓋部5以外によって、低圧側冷媒配管2を構成しても良い。例えば、低圧側冷媒配管2を均等に縦断したような形状、すなわち、横断面が半円形状である2つの第1、第2の配管部材によって、低圧側冷媒配管2を構成しても良い。
(2)上記した各実施形態では、低圧側冷媒配管2、高圧側冷媒配管3が円筒状であったが、筒状であれば、両冷媒配管2、3の横断面形状は円以外の形状であっても良い。
(3)上記した各実施形態では、本体部4と蓋部5の固定手段として、溶接、ろう付けもしくは接着を採用しているが、低圧側冷媒配管2内の低圧ガス冷媒漏れを防止できれば、他の固定手段を採用しても良い。例えば、蓋部5のうち、本体部4と接する部位をOリング溝が切られたフランジ構造等として、Oリングやガスケット等の冷媒漏れを防止する手段を用いたネジ締結を採用してもよい。
(4)上記した各実施形態では、高圧側冷媒配管2の第1、第2の配管部8、9と、蓋部5の第1、第2の貫通部6、7との固定手段として、高圧側冷媒配管2の全周を、溶接、ろう付けもしくは接着する手段を採用しているが、他の固定手段を採用しても良い。
例えば、蓋部5の第1、第2の貫通部6、7の周囲と、高圧側冷媒配管2の第1、第2の貫通部6、7に対応する位置とに、それぞれ、フランジを設け、Oリングやガスケット等の冷媒漏れを防止する手段を用いたネジ締結を採用しても良い。
また、他の例として、図5に示すように、蓋部5の第1、第2の貫通部6、7側にフレアユニオンを設け、高圧側冷媒配管2側にフレアナットを設けたフレア配管接続構造21を採用しても良い。なお、図5は、内部熱交換器1の縦断面図であり、図4(a)に対応している。
(5)上記した各実施形態では、冷凍車における保冷庫用冷凍装置の冷凍サイクルに用いられる内部熱交換器を例として説明したが、内部熱交換器を用いる冷凍サイクルは、他の用途のものであってもよい。
(a)は、本発明の第1実施形態における内部熱交換器の縦断面図であり、(b)は、(a)中の内部熱交換器のB−B線断面図であり、(c)は、(a)中の内部熱交換器1のC矢視図である。 蓋部5が組み付けられる前の状態の低圧側冷媒配管3の本体部4の斜視図である。 (a)は、本体部4に組み付ける前の状態であって、互いに固定された状態の蓋部5と高圧側冷媒配管2の縦断面図であり、(b)は、(a)中の蓋部5と高圧側冷媒配管2のB−B線断面図であり、(c)は、(a)中の蓋部5と高圧側冷媒配管2のC矢視図である。 (a)は、本発明の第2実施形態における内部熱交換器の縦断面図であり、(b)は、(a)中の内部熱交換器のB−B線断面図であり、(c)は、(a)中の内部熱交換器1のC矢視図である。 本発明の他の実施形態における内部熱交換器の縦断面図である。
符号の説明
1…内部熱交換器、2…高圧側冷媒配管、3…低圧側冷媒配管、
4…低圧側冷媒配管の本体部、5…低圧側冷媒配管の蓋部。

Claims (4)

  1. 高温高圧の冷媒が流れる高圧側冷媒配管(2)を低温低圧の冷媒が流れる低圧側冷媒配管(3)内に配置し、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒との間で熱交換させる2重管構造の内部熱交換器であって、
    前記低圧側冷媒配管は、第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)とによって、筒状に構成されており、
    前記高圧側冷媒配管(2)の外壁の外周方向における一部分が、前記第1の配管部材(4)と前記第2の配管部材(5)のどちらか一方の内壁に固定されていることを特徴とする内部熱交換器。
  2. 前記第2の配管部材(5)は、前記高圧側冷媒配管が通る大きさの第1、第2の貫通穴部(6、7)を有しており、
    前記高圧側冷媒配管(2)は、冷媒の流れ方向での形状がコの字形状であり、
    前記高圧側冷媒配管(2)は、前記低圧側冷媒配管(3)の外部から前記第1の貫通穴を介して、前記低圧側冷媒配管の内部を通り、前記第2の貫通穴を介して、前記低圧側冷媒配管の外部に出ている状態で、前記第1の配管部材(4)と前記第2の配管部材(5)のどちらか一方に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の内部熱交換器。
  3. 高温高圧の冷媒が流れる高圧側冷媒配管(2)を低温低圧の冷媒が流れる低圧側冷媒配管(3)内に配置し、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒との間で熱交換させる2重管構造の内部熱交換器の製造方法であって、
    前記低圧側冷媒配管(3)を筒状に構成するための第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)を用意する工程と、
    前記高圧側冷媒配管(2)を用意する工程と、
    前記第1の配管部材(4)と前記第2の配管部材(5)のどちらか一方の内壁に、前記高圧側冷媒配管(2)の外壁の外周方向における一部を固定する工程と、
    前記第1の配管部材と前記第2の配管部材のどちらか一方に、前記高圧側冷媒配管が固定された状態で、前記第1の配管部材と前記第2の配管部材とを固定することで、内部に前記高圧側冷媒配管が配置された前記低圧側冷媒配管を形成する工程とを備えることを特徴とする内部熱交換器の製造方法。
  4. 前記低圧側冷媒配管を筒状に構成するための第1の配管部材(4)と第2の配管部材(5)を用意する工程では、前記高圧側冷媒配管が通る大きさの第1、第2の貫通穴部(6、7)を有する前記第2の配管部材を用意し、
    前記高圧側冷媒配管を用意する工程では、冷媒の流れ方向での形状がコの字形状である高圧側冷媒配管(2)を用意し、
    前記第1の配管部材(4)と前記第2の配管部材(5)のどちらか一方に、前記高圧側冷媒配管を固定する工程では、前記高圧側冷媒配管が、前記低圧側冷媒配管の外部から前記第1の貫通穴を介して、前記低圧側冷媒配管の内部を通り、前記第2の貫通穴を介して、前記低圧側冷媒配管の外部に出ている状態となるように、前記第1の配管部材の前記第1、第2の貫通穴部(6、7)に、それぞれ、前記高圧側冷媒配管の一端と他端とを通した後、記第1の配管部材と前記第2の配管部材のどちらか一方に、前記高圧側冷媒配管を固定することを特徴とする請求項3に記載の内部熱交換器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010096372A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Hitachi Cable Ltd 二酸化炭素冷媒用の内部熱交換器

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JP2010096372A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Hitachi Cable Ltd 二酸化炭素冷媒用の内部熱交換器

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