JP2008081215A - 三相負荷運転装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、電源切替時の運転移行をよりスムーズに行うことができる三相負荷運転装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】マトリックスコンバータ6の三相接続部15の各相には、三相交流電源8の異常時にモータ2bを駆動するための電源であり、三相交流電源8が正常であるときの全波整流の線間電圧最大値の1/2以下の電圧の直流電源20が直流側接続スイッチ部21の各双方向スイッチ23によって接続されている。直流側スイッチ制御部22は、変換制御部18によって決定された母線電圧相に対応する直流側接続スイッチ部21の双方向スイッチ23を閉成させる。
【選択図】図5

Description

この発明は、三相交流電源の異常時に直流電源で三相負荷を運転する三相負荷運転装置に関するものである。
従来装置では、三相交流電源の異常時にも巻上機のモータを運転できるように、電源が三相交流電源から電池に切替可能にされている。そして、三相交流電源の異常が検出された場合、電源が電池に切り替えた際のモータへのインパルス的な入力によって、かごが振動することを防ぐために、マトリックスコンバータの停止処理が行われるとともにかごの昇降が停止された後に、電池に切り替えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−175548号公報
上記のような従来装置では、三相交流電源及び電池のいずれか一方を接続し、他方を切り離す回路になっているので、モータへのインパルス的な入力によってかごが振動することを防ぐために、マトリックスコンバータの停止処理及びかごの停止を行う必要があり、瞬停が頻発するとその都度かごの運転が停止されてしまうという問題がある。
また、上記従来装置では、停電が発生してかごを減速されている途中で三相交流電源が復帰した場合に交流運転を再開することで、かごの停止を免れる動作も紹介されているが、復帰直後に急に三相交流電源に切り替えると、モータに過電流が流れ、かごに振動を与える虞もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電源切替時の運転移行をよりスムーズに行うことができる三相負荷運転装置を提供することである。
この発明に係る三相負荷運転装置は、三相負荷の運転を制御する運転制御手段と、三相交流電源の各相が接続される三相接続部、該三相接続部の各相と三相負荷の各相との間に接続される複数の双方向スイッチを含む変換スイッチ部、及び三相交流電源からの入力に基づいて、該三相交流電源の各線間電圧を母線電圧として扱うために閉成する変換スイッチ部の母線電圧相を決定するとともに、運転制御手段からの運転指令に基づいて、該母線電圧としての線間電圧を所定の周波数・大きさの交流電圧に変換するために閉成する電圧変換相を該母線電圧相から決定し、該電圧変換相の双方向スイッチを閉成させることで、該変換後の交流電圧を三相負荷に供給する変換制御部を有するマトリックスコンバータと、三相交流電源の異常時に三相負荷を駆動するための電源であり、三相交流電源が正常であるときの全波整流の線間電圧最大値の1/2以下の電圧の直流電源、直流電源の陽極と陰極とを三相接続部の各相に接続する複数の双方向スイッチを含む直流側接続スイッチ部、及び変換制御部によって決定された母線電圧相に対応する直流側接続スイッチ部の双方向スイッチを閉成させる直流側スイッチ制御部を有する補助電力供給手段とを備え、変換制御部は、三相交流電源の異常時に変換スイッチ部の閉成制御を継続して行うことで、直流電源の直流電圧を該所定の周波数・大きさの交流電圧に変換し三相負荷に供給する。
この発明の三相負荷運転装置によれば、三相接続部の各相には、三相交流電源の異常時に三相負荷を駆動するための電源であり、三相交流電源が正常であるときの全波整流の線間電圧最大値の1/2以下の電圧の直流電源が直流側接続スイッチ部の各双方向スイッチによって接続され、直流側スイッチ制御部は、変換制御部によって決定された母線電圧相に対応する直流側接続スイッチ部のスイッチを閉成させるので、変換制御部が、三相交流電源の異常時に変換スイッチの閉成制御を継続して行うことで、そのまま直流電源の直流電圧を所定の周波数・大きさの交流電圧に変換し三相負荷に供給することができ、電源切替時の運転移行をよりスムーズに行うことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、巻上機2が配置されている。巻上機2には、綱車2aと、綱車2aを回転させる三相負荷であるモータ2bと、綱車2aを制動及び制御保持するブレーキ(図示せず)とが含まれている。綱車2aには、複数本の主ロープ3が巻き掛けられている。昇降路1内には、かご4と釣合重り5とが主ロープ3によって吊り下げられている。即ち、かご4と釣合重り5とは、モータ2bの駆動力によって昇降される。
モータ2bには、マトリックスコンバータ6及び交流電源接続制御手段7を介して三相交流電源8が接続されている。マトリックスコンバータ6には、エレベータ制御手段(エレベータ制御盤)10、電圧検出センサ11、及び補助電力供給手段12が接続されている。
交流電源接続制御手段7は、マトリックスコンバータ6に対する三相交流電源8の各相の接続を制御するものである。交流電源接続制御手段7については、後に詳しく説明する。エレベータ制御手段10は、モータ2bの運転を示す運転指令をマトリックスコンバータ6に入力する。電圧検出センサ11は、マトリックスコンバータ6に印加される電圧を検出する。マトリックスコンバータ6は、エレベータ制御手段10からの運転指令と電圧検出センサ11の出力とに基づいて、三相交流電源8の交流電力を所定周波数の交流電力に変換した上でモータ2bに供給する。つまり、エレベータ制御手段10は、モータ2bへの電力供給を制御することで、かご4の運転を制御している。かご4は、エレベータ制御手段10の制御によって各乗場階13に配車される。補助電力供給手段12は、三相交流電源8の異常時にマトリックスコンバータ6に対して電力を供給するものである。
ここで、マトリックスコンバータ6について詳しく説明する。図2は、図1のモータ2bと、マトリックスコンバータ6と、三相交流電源8との関係を示す回路図であり、補助電力供給手段12等を省略している回路図である。図3は、図2のマトリックスコンバータ6の双方向スイッチ16を示す回路図である。図4は、図2の三相交流電源8が出力する電圧波形を示す説明図である。図2において、マトリックスコンバータ6は、三相交流電源のR,S,T相が接続される三相接続部15、三相接続部15の各相とモータ2bのU,V,W相との間に接続される9つの双方向スイッチ16を含む変換スイッチ部17、及び双方向スイッチ16の開閉制御を行う変換制御部18を有している。双方向スイッチ16は、図3に示すように2つの逆阻止IGBT16aで構成されている。即ち、双方向スイッチ16は、順方向(三相交流電源8→モータ2b)と逆方向(モータ2b→三相交流電源8)とで個々に閉成制御可能なスイッチである。
マトリックスコンバータ6は、双方向スイッチ16の開閉制御を工夫して行うことで、入力される線間電圧を従来のインバータにおける母線電圧として扱い、AC−AC変換で任意の周波数・大きさの交流電圧を出力するものである。具体的には、図4に示すように、三相交流電源8が出力する各線間電圧VRS,VTR,VSTは、各相電圧e,e,eと同様に位相差を有している。図4に示す期間Aでは、R相の相電圧の絶対値が他の相電圧に比べて一番大きい。この区間ではR相とU,V,W相との間の双方向スイッチ16を常に閉成し、残りのS相、T相のどちらかとU,V,W相との間の双方向スイッチ16を閉成することで、線間電圧VRS,VRTのいずれか一方を母線電圧として扱うことができる。なお、線間電圧VRS,VRTのどちらを母線電圧として扱うかは、入力電流が正弦波となるように適宜選択される。次に、期間Bでは、S相の相電圧の絶対値が他の相電圧に比べて一番大きいため、S相とU,V,W相との間の双方向スイッチ16を常に閉成し、残りのR相、T相のどちらかとU,V,W相との間の双方向スイッチ16を閉成する。他の期間でもこれと同様の双方向スイッチ16の閉成制御を行う。なお、図4に示すように、この制御で得られる母線電圧VDCの最小値、即ちVDC(MIN)は、各線間電圧VRS,VTR,VSTの最大値を絶対値化した値の1/2倍である。母線電圧から任意の周波数・大きさの電圧を出力する方法は、従来のインバータと同様である。
変換制御部18は、電圧検出センサ11の出力に基づいて各線間電圧を監視する。また、変換制御部18は、各線間電圧に基づいて、該線間電圧を母線電圧として扱うために閉成する変換スイッチ部17の母線電圧相を決定する。即ち、変換制御部18は、三相交流電源8からの入力に基づいて母線電圧相を決定する。さらに、変換制御部18は、エレベータ制御手段10からの運転指令に基づいて、母線電圧から任意の周波数・大きさの電圧を出力するために閉成する電圧変換相を母線電圧相から決定する。そして、変換制御部18は、電圧変換相の双方向スイッチ16を閉成させることで、所定の周波数・大きさの交流電圧をモータ2bに供給する。なお、変換制御部18は、回生運転時にも同様の閉成制御を行う。
次に、図5は、図1の交流電源接続制御手段7及び補助電力供給手段12を詳細に示す回路図である。図において、補助電力供給手段12には、直流電源20と、直流側接続スイッチ部21と、直流側スイッチ制御部22とが設けられている。直流電源20としては、三相交流電源8が正常であるときの全波整流の(絶対値化した)線間電圧最大値の1/2以下の電圧のものを用いる。なお、直流電源20は、三相交流電源8の異常時にモータ2bを駆動するための電源である。即ち、直流電源20の電圧の下限は、モータ2bを駆動できる程度の電圧である。直流側接続スイッチ部21は、直流電源20の陽極と陰極とを三相接続部15の各相に接続する6つの双方向スイッチ23を含んでいる。直流側スイッチ制御部22は、変換制御部18によって決定された母線電圧相に対応する双方向スイッチ23を閉成させる。つまり、直流側スイッチ制御部22は、変換制御部18による双方向スイッチ16の閉成制御に連動して、マトリックスコンバータ6の入力相に直流電源20の電圧を印加する。
ここで、三相交流電源8が正常であれば、マトリックスコンバータ6の入力相には、全波整流の線間電圧最大値の1/2以上の電圧が母線電圧として印加される。直流電源20の電圧は、三相交流電源8から供給される電圧よりも低いので、三相交流電源8が正常であれば、マトリックスコンバータ6の入力相に印加されない。つまり、直流電源20の電圧は、三相交流電源8に異常が発生し、線間電圧が直流電源20の電圧よりも低くなった場合にマトリックスコンバータ6の入力相に印加される。
変換制御部18は、三相交流電源8の正常時に、双方向スイッチ16の閉成パターンを記憶する。また、変換制御部18は、三相交流電源8の異常時に、記憶している閉成パターンに基づいて双方向スイッチ16を閉成することで、該双方向スイッチ16の閉成制御を継続して行う。つまり、変換制御部18は、三相交流電源8の異常時に、直流電源20の電圧を所定の周波数・大きさの交流電圧に変換してモータ2bに供給する。従って、三相交流電源8の異常時には、モータ2bの運転が交流運転から直流運転に自然に切り替えられる。
また、変換制御部18は、三相交流電源8が復帰した場合、該三相交流電源8の線間電圧に基づいて双方向スイッチ16の閉成制御を行う。三相交流電源8に異常による停電が発生したとしても、その停電時間が短時間であれば、停電前の交流電圧と復帰後の交流電圧との間の位相差は実質的に無いと考えられる。従って、三相交流電源8の復帰時にも、モータ2bの運転が直流運転から交流運転に自然に切り替えられる。
また、直流側スイッチ制御部22は、変換制御部18からの信号に基づいて、双方向スイッチ16の閉成方向に対応するように、双方向スイッチ23の閉成方向も決定する。例えば、変換制御部18が、R相とU,V,W相との間の双方向スイッチ16の順方向を閉成するとともに、S相とU,V,W相との間の双方向スイッチ16の逆方向を閉成する場合、直流側スイッチ制御部22は、直流電源20の陽極とR相との間の双方向スイッチ23の順方向(直流電源20→マトリックスコンバータ6)を閉成するとともに、直流電源20の陰極とR相との間の双方向スイッチ23の逆方向(マトリックスコンバータ6→直流電源20)を閉成する。これによって、直流側スイッチ制御部22は、三相交流電源8の正常時に三相交流電源8の電圧が直流電源20に印加されることを防ぎつつ、三相交流電源8の異常時に直流電源20の電圧をマトリックスコンバータ6に印加可能とする。また、回生運転時に、マトリックスコンバータ6からの回生電圧を直流電源20に印加可能とする。
交流電源接続制御手段7には、交流側接続スイッチ部25と交流側スイッチ制御部26とが設けられている。交流側接続スイッチ部25は、三相交流電源8の各相と三相接続部15の各相との間に接続された3つの双方向スイッチ27を含む。交流側スイッチ制御部26は、変換制御部18によって決定された母線電圧相に対応する双方向スイッチ27を閉成させる。
具体的には、交流側スイッチ制御部26は、変換制御部18からの信号に基づいて、双方向スイッチ16の閉成方向に対応するように、双方向スイッチ27の閉成方向も決定する。例えば、変換制御部18が、R相とU,V,W相との間の双方向スイッチ16の順方向を閉成するとともに、S相とU,V,W相との間の双方向スイッチ16の逆方向を閉成する場合、交流側スイッチ制御部26は、R相とマトリックスコンバータ6との間の双方向スイッチ27の順方向(三相交流電源8→マトリックスコンバータ6)を閉成するとともに、S相とマトリックスコンバータ6との間の双方向スイッチ27の逆方向(マトリックスコンバータ6→三相交流電源8)を閉成する。これによって、三相交流電源8の正常時に三相交流電源8の電圧をマトリックスコンバータ6に印加可能としつつ、三相交流電源8の異常時に直流電源20の電圧が三相交流電源8に印加されることを防ぐ。また、回生運転時に、マトリックスコンバータ6からの回生電圧を三相交流電源8に印加可能とする。
なお、各双方向スイッチ16,23,27は、2つの逆阻止IGBT16aで構成されるスイッチであると説明したが、図6に示すように、2つの通常のIGBT30と2つのダイオード31とで構成されるスイッチを用いることもできる。
エレベータ制御手段10は、電圧検出センサ11の出力に基づいて、マトリックスコンバータ6に印加されている電圧が直流であるか交流であるかを判定することで、モータ2bの運転が直流運転であるか交流運転であるかを判定する。また、エレベータ制御手段10は、直流運転であると判定した場合に、直流運転の継続時間をカウントすることで、直流電源20の残容量が所定値未満であるか否かを判定する。さらに、エレベータ制御手段10は、直流電源20の残容量が所定値未満であると判定した場合、かご4を最寄り階に着床させるとともに、三相交流電源8が復帰するまで運転を停止させる運転停止指令を変換制御部18に入力する。なお、この実施の形態1では、三相負荷運転装置は、運転制御手段(エレベータ制御手段10)と、マトリックスコンバータ6と、補助電力供給手段12と、交流電源接続制御手段7とを有している。
このような三相負荷運転装置では、三相接続部15の各相に、三相交流電源8の異常時にモータ2bを駆動するための電源であり、三相交流電源8が正常であるときの全波整流の線間電圧最大値の1/2以下の電圧の直流電源20が直流側接続スイッチ部21の各双方向スイッチ23によって接続され、直流側スイッチ制御部22は、変換制御部18によって決定された母線電圧相に対応する直流側接続スイッチ部21の双方向スイッチ23を閉成させるので、変換制御部18が、三相交流電源8の異常時に変換スイッチ部17の閉成制御を継続して行うことで、そのまま直流電源20の直流電圧を所定の周波数・大きさの交流電圧に変換し三相負荷に供給することができ、電源切替時の運転移行をよりスムーズに行うことができる。特に、瞬停が頻発したとしても、その都度かご4の運転を停止する必要が無くなり、エレベータの運転効率を向上させることができる。
また、三相交流電源8の正常時に三相交流電源8の電圧が直流電源20に印加されることを防ぎつつ、三相交流電源8の異常時に直流電源20の電圧をマトリックスコンバータ6に印加可能とすることができ、動作の信頼性を向上させることができる。
さらに、回生運転時に、マトリックスコンバータ6からの回生電圧を直流電源20に印加可能とすることができるので、直流電源20の充電回路等を別に設ける必要を無くすことができる。
また、交流側スイッチ制御部26は、変換制御部18によって決定された母線電圧相に対応する交流側接続スイッチ部25の双方向スイッチ27を閉成させるので、三相交流電源8の正常時に三相交流電源8の電圧をマトリックスコンバータ6に印加可能としつつ、三相交流電源8の異常時に直流電源20の電圧が三相交流電源8に印加されることを防ぐことができ、動作の信頼性を向上させることができる。
さらに、各双方向スイッチ16,23,27は、2つの逆阻止IGBTで構成されているので、通常のIGBTで構成される双方向スイッチに比べてダイオード等の素子を減らすことができ、電力使用効率を向上させることができる。
さらにまた、エレベータ制御手段10は、電圧検出センサ11の出力に基づいて、モータ2bの運転が直流運転であるか交流運転であるかを判定し、直流運転であると判定した場合に直流電源20の残容量が所定値未満であるか否かを判定し、直流電源20の残容量が所定値未満であると判定した場合、かご4を最寄り階に着床させるとともに、三相交流電源8が復帰するまで運転を停止させる運転停止指令を変換制御部18に入力するので、停電状態が長時間継続することで直流電源20の残容量が無くなってしまい、例えば階間等に位置しているときにかご4を昇降させることが不可能になる虞を低減させることができ、運転の信頼性を向上させることができる。
なお、実施の形態1では、直流運転の継続時間に基づいて、直流電源20の残容量が所定値未満であるか否かを判定すると説明したが、マトリックスコンバータ6に印加される電圧が所定値未満であるか否かに基づいて該判定を行ってもよい。
また、実施の形態1では、マトリックスコンバータ6に印加されている電圧に基づいて、モータ2bの運転が直流運転であるか交流運転であるかを判定するように説明したが、電圧検出センサ11の代わりに電流検出センサを設け、マトリックスコンバータに流入する電流に基づいて該判定を行ってもよい。
さらにまた、実施の形態1では、三相負荷運転装置は、巻上機2のモータ2bの運転を制御するものと説明したが、適用対象はエレベータに限定されず、交流電源の異常時に直流電源で三相負荷を運転するものであれば適用可能である。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1のモータと、マトリックスコンバータと、三相交流電源との関係を示す回路図である。 図2のマトリックスコンバータの双方向スイッチを示す回路図である。 図2の三相交流電源が出力する電圧波形を示す説明図である。 図1の交流電源接続制御手段及び補助電力供給手段を詳細に示す回路図である。 図3のスイッチの変形例を示す回路図である。
符号の説明
2b モータ(三相負荷)、4 かご、6 マトリックスコンバータ、7 交流電源接続制御手段、8 三相交流電源、10 エレベータ制御手段(運転制御手段)、11 電圧検出センサ、12 補助電力供給手段、15 三相接続部、16,23,27 双方向スイッチ、16a 逆素子IGBT、17 変換スイッチ部、18 変換制御部、20 直流電源、21 直流側接続スイッチ部、22 直流側スイッチ制御部、25 交流側接続スイッチ部、26 交流側スイッチ制御部。

Claims (5)

  1. 三相負荷の運転を制御する運転制御手段と、
    三相交流電源の各相が接続される三相接続部、該三相接続部の各相と上記三相負荷の各相との間に接続される複数の双方向スイッチを含む変換スイッチ部、及び上記三相交流電源からの入力に基づいて、該三相交流電源の各線間電圧を母線電圧として扱うために閉成する上記変換スイッチ部の母線電圧相を決定するとともに、上記運転制御手段からの運転指令に基づいて、該母線電圧としての線間電圧を所定の周波数・大きさの交流電圧に変換するために閉成する電圧変換相を該母線電圧相から決定し、該電圧変換相の上記双方向スイッチを閉成させることで、該変換後の交流電圧を上記三相負荷に供給する変換制御部を有するマトリックスコンバータと、
    上記三相交流電源の異常時に上記三相負荷を駆動するための電源であり、上記三相交流電源が正常であるときの全波整流の線間電圧最大値の1/2以下の電圧の直流電源、上記直流電源の陽極と陰極とを上記三相接続部の各相に接続する複数の双方向スイッチを含む直流側接続スイッチ部、及び上記変換制御部によって決定された上記母線電圧相に対応する上記直流側接続スイッチ部の上記双方向スイッチを閉成させる直流側スイッチ制御部を有する補助電力供給手段と
    を備え、
    上記変換制御部は、上記三相交流電源の異常時に上記変換スイッチ部の閉成制御を継続して行うことで、上記直流電源の直流電圧を該所定の周波数・大きさの交流電圧に変換し上記三相負荷に供給することを特徴とする三相負荷運転装置。
  2. 上記三相交流電源の各相と上記三相接続部の各相との間に接続された複数の双方向スイッチを含む交流側接続スイッチ部、及び上記変換制御部によって決定された上記母線電圧相に対応する上記交流側接続スイッチ部の上記双方向スイッチを閉成させる交流側スイッチ制御部を有する交流電源接続制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の三相負荷運転装置。
  3. 上記双方向スイッチには、逆阻止IGBTが用いられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三相負荷運転装置。
  4. 上記三相負荷はエレベータのかごを昇降させる駆動力を発するモータであり、エレベータの運転制御に適用されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の三相負荷運転装置。
  5. 上記運転制御手段は、上記マトリックスコンバータに入力される電力を検出するセンサの出力に基づいて、上記三相負荷の運転が上記直流電源の電力による直流運転であるか否かを判定するとともに、該直流運転であると判定した場合に上記直流電源の残容量が所定値未満であるか否かを判定し、上記直流電源の残容量が所定値未満であると判定した場合、上記かごを最寄り階に着床させるとともに、上記三相交流電源が復帰するまで運転を停止させる運転停止指令を上記変換制御部に入力することを特徴とする請求項4記載の三相負荷運転装置。
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