JP2008077728A - 対物レンズ及びそれを用いた光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光情報記録媒体に光を集光するための対物レンズであって、
該対物レンズは第1の固体材料より成る基板と、該基板の材料とは異なる第2の固体材料より成り、該基板の一面に形成した光学部材とを有し、該光学部材の第2の固体材料のアッベ数をνd、該光学部材の第2の固体材料の部分分散比をθgFとするとき、
θgF−(−1.665×10−7・νd3+5.213×10−5・νd2
−5.656×10−3・νd+0.755)>0
かつ、
θgF−(−1.665×10−7・νd3+5.213×10−5・νd2
−5.656×10−3・νd+1.011)<0
なる条件を満足すること。
【選択図】 図1
Description
光情報記録媒体に光を集光するための対物レンズであって、
該対物レンズは第1の固体材料より成る基板と、該基板の材料とは異なる第2の固体材料より成り、該基板の一面に形成した光学部材とを有し、該光学部材の第2の固体材料のアッベ数をνd、該光学部材の第2の固体材料の部分分散比をθgFとするとき、
θgF−(−1.665×10−7・νd3+5.213×10−5・νd2
−5.656×10−3・νd+0.755)>0
かつ、
θgF−(−1.665×10−7・νd3+5.213×10−5・νd2
−5.656×10−3・νd+1.011)<0
なる条件を満足することを特徴としている。
光情報記録媒体に光を集光するための対物レンズであって、
該対物レンズは第1の固体材料より成る基板と、該基板の材料とは異なる第2の固体材料より成り、該基板の一面に形成した光学部材とを有し、該光学部材の第2の固体材料のアッベ数をνd、該光学部材の第2の固体材料の部分分散比をθgdとするとき、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.500)>0
かつ、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.809)<0
なる条件を満足することを特徴としている。
前記光学部材の第2の固体材料のアッベ数をνd、前記光学部材の第2の固体材料の部分分散比をθgdとするとき、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.500)>0
かつ、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.809)<0
なる条件を満足することを特徴としている。
前記光学部材の第2の固体材料のアッベ数νdは、
νd<60
なる条件を満足することを特徴としている。
前記光学部材の第2の固体材料は、樹脂であることを特徴としている。
前記光学部材の第2の固体材料は、無機微粒子を透明媒体に分散させた混合体からなることを特徴としている。
前記光学部材の第2の固体材料は、成形型を用いて光重合成形または熱重合成形されることを特徴としている。
前記基板の両面は屈折面より成り、そのうち少なくとも一方の屈折面は非球面形状であることを特徴としている。
前記基板は、少なくとも一方の面に回折格子を有していることを特徴としている。
請求項1から9のいずれか1項に記載の対物レンズと、互いに異なった波長のレーザ光を放射する複数のレーザ光源と、を有していることを特徴としている。
−5.656×10−3・νd+0.755)>0 ‥‥‥(1a)
かつ、
θgF−(−1.665×10−7・νd3+5.213×10−5・νd2
−5.656×10−3・νd+1.011)<0 ‥‥‥(1b)
条件式(1a),(1b)を満足する固体材料より成る屈折光学素子を光学系中に用いることによって、g線からC線の広い波長帯域にわたって色収差の補正を良好に行っている。
−6.603×10−3・νd+1.500)>0 ‥‥‥(2a)
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.809)<0 ‥‥‥(2b)
条件式(2a),(2b)を満足する固体材料より成る屈折光学素子を光学系中に用いることによって、g線からC線の広い波長帯域にわたって色収差の補正を良好に行っている。
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgd=(Ng−Nd)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
である。
νd<60 ‥‥‥(3)
なる条件を満足する固体材料とすることが好ましい。
TiO2(Nd=2.304,νd=13.8),Nb2O5(Nd=2.367,νd=14.0),ITO(Nd=1.8581,νd=5.53)がある。さらにCr2O3(Nd=2.2178,νd=13.4),BaTiO3(Nd=2.4362,νd=11.3)がある。
N(λ)=[1+V{NTiO 2(λ)−1}+(1−V){NP 2(λ)−1}]1/2
である。
片方のレンズを異常部分分散の材料で構成した2枚のレンズの組み合わせから成る光学系について説明する。
ΔT∝Δψ/ν ‥‥‥(c)
式(b)及び式(c)から明らかなとおり、レンズ面のパワー変化に対する各収差係数の変化ΔL,ΔTは、アッベ数νの絶対値が小さい(つまり分散が大きい)ほど大きくなる。したがって、アッベ数νの絶対値が小さい分散の大きな材料を用いれば、必要な色収差を得るためのパワー変化量は小さくて済むことになる。
−5.656×10−3・νd+0.762)>0 ‥‥‥(1aa)
条件式(1b)の数値範囲は、条件式(1a),(1aa)を満足した上で、以下の範囲とすると更に良好なる色収差の補正効果が期待できる。
−5.656×10−3・νd+0.870)<0 ‥‥‥(1bb)
更に望ましくは、条件式(1bb)を以下に示す範囲とするのが良い。
−5.656×10−3・νd+0.825)<0 ‥‥‥(1bbb)
条件式(2a)の数値範囲は、以下の範囲とすることで更に良好なる色収差の補正効果が期待できる。
−6.603×10−3・νd+1.513)>0 ‥‥‥(2aa)
条件式(2b)の数値範囲は、条件式(2a),(2aa)を満足した上で、以下の範囲とすると更に良好なる色収差の補正効果が期待できる。
−6.603×10−3・νd+1.620)<0 ‥‥‥(2bb)
更に望ましくは、条件式(2bb)を以下に示す範囲とするのが良い。
−6.603×10−3・νd+1.580)<0 ‥‥‥(2bbb)
条件式(3)の数値範囲は、以下の範囲とすることで更に良好なる色収差の補正効果が期待できる。
更に望ましくは、条件式(3a)を以下に示す範囲とするのが良い。
更に望ましくは、条件式(3b)を以下に示す範囲とするのが良い。
条件式(1a),(1b)または条件式(2a),(2b)を満足する光学材料として、UV硬化樹脂1、N−ポリビニルカルバゾールを用いている。またTiO2をホストポリマーであるUV硬化樹脂、N−ポリビニルカルバゾールに分散させたTiO2微粒子分散材料を用いている。
以下に本発明の各実施例1、2の対物レンズから像面(光ディスク14の情報記録面16)までの数値実施例を示す。表中rは曲率半径、dは面間隔、nは各波長での屈折率を示す。また、波長により間隔が変化するものについては別表にまとめている。
φ(h)=(C1・h2+C2・h4+C3・h6+…)×2π/λ
により定義される光路差関数φ(h)により表す。
(数値実施例)
表1は図13、図14、図15に示す本発明の実施例1の数値実施例を示したものである。
2 コリメータレンズ
3 絞り
4 光軸
6 偏光ビームスプリッタ
7 ビームスプリッタ
11 半導体レーザ
12 ハイブリッド半導体レーザ
13 光検出器
13a 2次元アクチュエータ
14 光ディスク
15 透明基板
16 情報記録面
17 1/4波長板
18 シリンドリカルレンズ
20 光学素子
21 基板
22 光学部材
PC 光ピックアップ装置
A 固体材料
B 固体材料
Claims (10)
- 光情報記録媒体に光を集光するための対物レンズであって、
該対物レンズは第1の固体材料より成る基板と、該基板の材料とは異なる第2の固体材料より成り、該基板の一面に形成した光学部材とを有し、該光学部材の第2の固体材料のアッベ数をνd、該光学部材の第2の固体材料の部分分散比をθgFとするとき、
θgF−(−1.665×10−7・νd3+5.213×10−5・νd2
−5.656×10−3・νd+0.755)>0
かつ、
θgF−(−1.665×10−7・νd3+5.213×10−5・νd2
−5.656×10−3・νd+1.011)<0
なる条件を満足することを特徴とする対物レンズ。 - 光情報記録媒体に光を集光するための対物レンズであって、
該対物レンズは第1の固体材料より成る基板と、該基板の材料とは異なる第2の固体材料より成り、該基板の一面に形成した光学部材とを有し、該光学部材の第2の固体材料のアッベ数をνd、該光学部材の第2の固体材料の部分分散比をθgdとするとき、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.500)>0
かつ、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.809)<0
なる条件を満足することを特徴とする対物レンズ。 - 前記光学部材の第2の固体材料のアッベ数をνd、前記光学部材の第2の固体材料の部分分散比をθgdとするとき、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.500)>0
かつ、
θgd−(−1.687×10−7・νd3+5.702×10−5・νd2
−6.603×10−3・νd+1.809)<0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。 - 前記光学部材の第2の固体材料のアッベ数νdは、
νd<60
なる条件を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の対物レンズ。 - 前記光学部材の第2の固体材料は、樹脂であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の対物レンズ。
- 前記光学部材の第2の固体材料は、無機微粒子を透明媒体に分散させた混合体からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の対物レンズ。
- 前記光学部材の第2の固体材料は、成形型を用いて光重合成形または熱重合成形されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の対物レンズ。
- 前記基板の両面は屈折面より成り、そのうち少なくとも一方の屈折面は非球面形状であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の対物レンズ。
- 前記基板は、少なくとも一方の面に回折格子を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の対物レンズ。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の対物レンズと、互いに異なった波長のレーザ光を放射する複数のレーザ光源と、を有していることを特徴とする光ピックアップ装置。
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---|---|---|---|
JP2006254235A JP2008077728A (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 対物レンズ及びそれを用いた光ピックアップ装置 |
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Family Applications (1)
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JP2006254235A Pending JP2008077728A (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 対物レンズ及びそれを用いた光ピックアップ装置 |
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JP (1) | JP2008077728A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3365719A4 (en) * | 2015-10-22 | 2019-06-26 | Heptagon Micro Optics Pte. Ltd. | ATHERMIC OPTICAL ASSEMBLY |
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JP2000090477A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-31 | Pioneer Electronic Corp | 光ピックアップ、情報再生装置及び情報記録装置 |
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JP2006244656A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Ricoh Co Ltd | 対物レンズ、光ピックアップ装置、及び光ディスク装置 |
-
2006
- 2006-09-20 JP JP2006254235A patent/JP2008077728A/ja active Pending
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US11073677B2 (en) | 2015-10-22 | 2021-07-27 | Ams Sensors Singapore Pte. Ltd. | Athermal optical assembly |
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