JP2008077669A - 記録方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】 仮想的なセクタ消去の最中に電源が切れてしまっても、差分のデータが損なわれることのない記録方式を提供する。
【解決手段】 複数のブロック化された記録単位領域を有する不揮発記録媒体に対し、その各記録単位領域に連続的な書込み動作を行い、かつ記録単位領域毎に一括消去動作を行うようにした記録方式であって、新たにファイルを上書き保存する際に、記録単位領域の既に書き込まれた既存ファイル直後の空き領域から書込み動作を開始するとともに、かかる書込み動作終了するまでの間、記録単位領域に書き込まれている上書きファイル対応のファイルを保持するようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 複数のブロック化された記録単位領域を有する不揮発記録媒体に対し、その各記録単位領域に連続的な書込み動作を行い、かつ記録単位領域毎に一括消去動作を行うようにした記録方式であって、新たにファイルを上書き保存する際に、記録単位領域の既に書き込まれた既存ファイル直後の空き領域から書込み動作を開始するとともに、かかる書込み動作終了するまでの間、記録単位領域に書き込まれている上書きファイル対応のファイルを保持するようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
この発明は、不揮発記録媒体に各種データファイルを記録する記録方式に関するものである。
小型機器において、機器の設定データや動作記録データを記録する媒体としてフラッシュメモリなどの訂正可能な不揮発記憶装置が盛んに使われるようになってきている。不揮発記憶装置の記録媒体は、複数のブロック化された一定長の記録単位領域からなり、記録に際し、まず各記録単位領域を消去単位として初期化し(以下、この記録単位領域をセクタと称す)、次いで書き込みを行うという手順を踏んでいる(例えば、特許文献1参照)。
このような不揮発記憶装置において、ランダムアクセスを実現しようとすると、任意のデータを任意の長さとタイミングで書き込む方式を採用する必要がある。このような方式として、例えばFAT(File Allocation Tableの略)による管理方式があげられる。
FAT方式は、データ単位のファイルをファイル名称テーブルとデータ領域テーブルで管理し、実データの配置をデータ領域テーブルによって自在に配置して管理することにより、ユーザに対し、仮想的に連続データを常時提供するという優れた方式である。
また、この方式では、データ配置操作は実データ管理長を一定にして行うことで効率は上がるが、実データ管理長が長すぎるとデッドスペースが大きくなってしまうため、実データ管理長は通常256バイト乃至4096バイト程度に設定されている。
一方、不揮発記憶装置の実際のセクタは、16キロバイト乃至64キロバイトと、実データ管理長よりずっと大きな場合が多い。このため運用上、実際のセクタよりも小さな仮想的なセクタを設定するようにしている。
このように設定された仮想的なセクタでは、消去に際し、仮想的なセクタを含んだ実際のセクタを消去するとともに、高速で実際のセクタと仮想的なセクタの差分のデータをRAMなどの揮発記憶装置に複製し、書き戻すという作業を行っていた。
従来の不揮発記憶媒体の記録方式は以上のように構成されており、仮想的なセクタ消去の最中に電源が切れてしまうと、差分のデータは損なわれたままになってしまうという課題があった。
この発明は、係る課題を解決するためになされたもので、仮想的なセクタ消去の最中に電源が切れてしまっても、差分のデータが損なわれることのない記録方式を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、複数のブロック化された記録単位領域を有する不揮発記録媒体に対し、その各記録単位領域に連続的な書込み動作を行い、かつ記録単位領域毎に一括消去動作を行うようにした記録方式であって、不要ファイルを消去する際に、不要ファイルが書き込まれている記録単位領域を起点とし、この記録単位領域の前に位置する、或いはこの記録単位領域に少なくとも一部が書き込まれているファイルがあれば、当該ファイルを記録単位領域の既に書き込まれた既存ファイル直後の空き領域まで移動させ、移動後、不要ファイルが書き込まれている記録単位領域の記録情報を消去するように各ファイルの記録位置を管理することを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、各ファイルはヘッダ部をそれぞれ有し、このヘッダ部に記録開始情報と記録完了情報とを具備したことを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、各ファイルはヘッダ部をそれぞれ有し、このヘッダ部に消去の可否を示す消去情報と、当該ファイルが上書ファイル対応のファイルであって、既に上書きされたファイルであるかどうかを示す修正情報とを具備したことを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項1乃至3の発明において、各ファイルはヘッダ部をそれぞれ有し、このファイルの記録情報完了位置に、記録開始情報と記録完了情報を備えた当該ファイルの次のヘッダ部を設けるようにしたことを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項1乃至4の発明において、停電を検知する停電検知手段と、該停電検知手段によって呼び出され、書き込み中のファイルに対し、書き込み終了を行うように前記不揮発記憶読み書き手段を設け、補助電源によって保証できる時間の違いにより前記不揮発記憶読み書き手段に働きかける緊急終了手続き管理手段を制御することを特徴とする。
請求項6の発明では、複数のブロック化された記録単位領域を有する不揮発記録媒体に対し、その各記録単位領域に連続的な書込み動作を行い、かつ記録単位領域毎に一括消去動作を行うようにした記録方式であって、新たにファイルを上書き保存する際に、前記記録単位領域の既に書き込まれた既存ファイル直後の空き領域から書込み動作を開始し、かかる書込み動作終了するまでの間、前記記録単位領域に書き込まれている前記上書きファイル対応のファイルを保持するとともに、停電を検知する停電検知手段によって呼び出され、書き込み中のファイルに対し、書き込み終了を行うように前記不揮発記憶読み書き手段に働きかける緊急終了手続き管理手段を設け、前記緊急終了手続き管理手段は、補助電源によって保証できる時間の違いによりすべてのファイルの書き込みを終了させるか、あるいは書き込み中の情報に対し書き込みを終了させるかを制御することを特徴とする。
本発明に係る不揮発記憶媒体の記録方式は以上のように構成されており、上書きなどで不要となったファイルを随時削除し、記録された全てのファイルを記録済み領域として一つにまとめるようにしたので、空き領域を有効に活用することができるという効果を奏する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック構成図である。
記録情報54に対して、記録位置情報管理手段51と不揮発記録読み書き手段52と不揮発記録媒体53からなる構成をとり、この構成により記録情報54を不揮発記録媒体53に書き込み保存する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック構成図である。
記録情報54に対して、記録位置情報管理手段51と不揮発記録読み書き手段52と不揮発記録媒体53からなる構成をとり、この構成により記録情報54を不揮発記録媒体53に書き込み保存する。
ここでは、フラッシュメモリのような読み込みが単なるメモリ読み込みで代行可能な不揮発記録媒体を例に取り上げて説明する。また、光磁気ディスクのような不揮発記録媒体は、メモリ読み込みとは異なる読み込み手段を用いるが、以下に説明する記録方式の考え方はそのまま適用できる。
図2は不揮発記録媒体53内のセクタ及びセクタヘッダの構成を示したものである。
不揮発記録媒体53は消去単位であるセクタ102によって複数に分割されている。例えば図の場合、不揮発記録媒体は5つのセクタに分割されている。各セクタにはセクタヘッダ103という情報を設け、この中身として識別用マジックナンバ104と記録開始情報105と記録完了情報106を設ける。
ここで、識別用マジックナンバ104は、停電などの不測の事態を検出するために設けた情報であって、必須の情報ではない。
不揮発記録媒体53は消去単位であるセクタ102によって複数に分割されている。例えば図の場合、不揮発記録媒体は5つのセクタに分割されている。各セクタにはセクタヘッダ103という情報を設け、この中身として識別用マジックナンバ104と記録開始情報105と記録完了情報106を設ける。
ここで、識別用マジックナンバ104は、停電などの不測の事態を検出するために設けた情報であって、必須の情報ではない。
また、図3は不揮発記録媒体53内に記録情報をファイル201という単位で記録した場合の構成とファイルヘッダの構成を示したものである。
ファイル201にはファイルヘッダ202という情報を設け、そこには識別用マジックナンバ203と記録開始情報204aと記録完了情報204bと記録容量205を設ける。ここで、識別用マジックナンバ203は、セクタヘッダ103の識別用マジックナンバ104同様、停電などの不測の事態を検出するために設けた情報であって、必須の情報ではない。
なお、ファイルとセクタの関係は、小さなファイルであれば、図3に示すように一つのセクタが複数のファイルを占有するようになり、逆に大きなファイルであれば、一つのファイルが複数のセクタを跨り、これらを占有するようになる。
ファイル201にはファイルヘッダ202という情報を設け、そこには識別用マジックナンバ203と記録開始情報204aと記録完了情報204bと記録容量205を設ける。ここで、識別用マジックナンバ203は、セクタヘッダ103の識別用マジックナンバ104同様、停電などの不測の事態を検出するために設けた情報であって、必須の情報ではない。
なお、ファイルとセクタの関係は、小さなファイルであれば、図3に示すように一つのセクタが複数のファイルを占有するようになり、逆に大きなファイルであれば、一つのファイルが複数のセクタを跨り、これらを占有するようになる。
図1〜3を参照にしながら基本動作について説明する。
まず、不揮発記録媒体53に複数のファイル201が書き込まれているため、これらを収集する。新規ファイルを書き込むとき、マジックナンバ203と記録開始情報204aを記録する。
まず、不揮発記録媒体53に複数のファイル201が書き込まれているため、これらを収集する。新規ファイルを書き込むとき、マジックナンバ203と記録開始情報204aを記録する。
次にファイルの中身を書き込むが、便宜上、最初にファイル名を記録し、目印のためにファイル名の終了位置に数値の「0」を書き込む。その後、ファイルの中身を書き込んでいき、完了時には記録容量205と記録完了情報204bを書き込む。この一連の動作によってファイルが一つ書き込まれる。
一方、不揮発記録媒体53には、消去単位であるセクタ102があるため、このセクタ管理が必要になる。一般にセクタ消去を行うとセクタ内部の情報は一様な値(例えば、255なる値)が書き込まれた状態になる(図3の白い部分)。
また、セクタは順番に使用される。そして新規セクタに書き込む時には、まずセクタヘッダ103の記録開始情報105にその位置を記録し、セクタ内の書き込みが終わって、次のセクタを使用しはじめる時には、記録完了情報106を書き込む。
図4は、以上の基本動作を繰り返し複数のファイルが記録されている様子を示したものである。
図において、記録媒体53にはファイル1 302とファイル2 303とファイル3 304が順番に記録されており、複数のセクタ(図では二つのセクタ)を跨って記録済領域305が形成されている。
ここで、ファイル2 303が、これをバージョンアップさせたファイル2´ 301によって上書きされる場合について説明する。
上書きされるファイル2 303は削除される候補であるが、ファイル2´ 301の書き込みが完了するまで正ファイルとして扱われる。
図において、記録媒体53にはファイル1 302とファイル2 303とファイル3 304が順番に記録されており、複数のセクタ(図では二つのセクタ)を跨って記録済領域305が形成されている。
ここで、ファイル2 303が、これをバージョンアップさせたファイル2´ 301によって上書きされる場合について説明する。
上書きされるファイル2 303は削除される候補であるが、ファイル2´ 301の書き込みが完了するまで正ファイルとして扱われる。
図5は、図4の状態からファイル2´ 301が書き込まれている様子を示したものである。ファイル1 302とファイル2 303とファイル3 304は変化せず、ファイル2´ 401が、新規領域402に書き込まれている。
この時、ファイル2 303とファイル2´ 401は複数並立する関係になるが、図1に示した記録位置情報管理手段により後ろに位置するファイル2´ 401が正ファイルとして扱われる。
この時、ファイル2 303とファイル2´ 401は複数並立する関係になるが、図1に示した記録位置情報管理手段により後ろに位置するファイル2´ 401が正ファイルとして扱われる。
図6は、基本動作の繰り返しにより未使用セクタが枯渇してきたときの一連の動作を示したものである。同図(a)〜(d)を参照にしながら動作を説明する。
同図(a)は図5の状態に対し、新たにファイル3をバージョンアップしたファイル3´ 501を上書きしようとしている場合である。
記録媒体53には既にファイル1 302とファイル2 303とファイル3 304とファイル2´ 401が書き込まれている。ここで、ファイル3´ 501を書き込む前に調整動作を行う。
同図(a)は図5の状態に対し、新たにファイル3をバージョンアップしたファイル3´ 501を上書きしようとしている場合である。
記録媒体53には既にファイル1 302とファイル2 303とファイル3 304とファイル2´ 401が書き込まれている。ここで、ファイル3´ 501を書き込む前に調整動作を行う。
調整動作では、未使用セクタを増やすために、使用済セクタ503を検証する。
同図(b)では、ファイル2 303が上書きされて不要になっているので、使用済セクタ503に書き込まれているファイル1 302を新規領域504へ複製し、これを移動されたファイル1 502とする。このように調整することによりファイル1 302とファイル2 303が不要になり、これら二つのファイルによって占有されていた使用済セクタ503の記録情報を消去(初期化)することができる。
同図(c)は、この使用済セクタ503を消去した結果であり、初期化によって未使用セクタ506が得られている。
同図(b)では、ファイル2 303が上書きされて不要になっているので、使用済セクタ503に書き込まれているファイル1 302を新規領域504へ複製し、これを移動されたファイル1 502とする。このように調整することによりファイル1 302とファイル2 303が不要になり、これら二つのファイルによって占有されていた使用済セクタ503の記録情報を消去(初期化)することができる。
同図(c)は、この使用済セクタ503を消去した結果であり、初期化によって未使用セクタ506が得られている。
同図(d)では、この調整動作の後、ファイル3´ 501を新規領域507へ書き込み、これを移動されたファイル3´ 508とする。この書き込みが完了した時点で移動されたファイル3´ 508が正ファイルとなり、ファイル3 304は不要となる。
なお、基本動作のラストで、記録完了情報106書き込み後に、次のセクタへの書き込み直前に停電などの要因で書き込みを中止してしまった場合には、前セクタの書き込みが完了していないものと認識されるため、後続セクタは未使用である。このため後続セクタは全く記録されておらず、たとえば255なる値のように一様な値になっていることが確認される。
このような判定を容易にするため、識別用マジックナンバ104を記録する運用にする。この運用により、停電などの要因で書き込みを中止したセクタの境目を、マジックナンバによって確認することができる。
以上説明してきたように、本実施の形態ではファイルを上書きする際、既にファイルが書き込まれている(記録済み)領域の直後から上書きを開始し、上書き動作が終了するまでの間、元ファイルのデータを保持するようにしている。この結果、停電等の要因で書き込みを中止してしまった場合でも元ファイルのデータが損なわれることはなくなる。
また、上書き動作が終了した時点より、元ファイルを削除するため、元ファイルが書き込まれているセクタを起点としてこのセクタの前に位置する、或いは上書きされておらず、このセクタに少なくとも一部が書き込まれているファイルがあれば、当該ファイルを上書きされたファイルの直後に移動させ、移動後、元ファイルが書き込まれていたセクタの記録情報を初期化するように記録位置を管理する記録位置情報管理手段を備えるようにした。これにより上書きされて不要となったファイルは随時削除され、書き込まれた全てのファイルを記録済み領域として一つにまとめることができ、空き領域を有効に活用することができ、例えば、その後のファイルの書き込みを迅速かつシーケンシャルに行うことができる。
さらに、識別用マジックナンバにより書き込みを中止してしまった場合の境目が容易に識別できるようにしたため、迅速に動作を再開することができる。
なお、ここでは、上書きされて不要となったファイルについて説明したが、これに限るものではない。上書きされてなくても不要なファイルであれば、同じような手順で削除でき、空き領域を有効に活用することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック構成図は、実施の形態1で示した図1と同じであり、説明を省略する。また、不揮発記録媒体53内のセクタ及びセクタヘッダの構成も実施の形態1で示した図2と同じであり、説明を省略する。
本実施の形態2に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック構成図は、実施の形態1で示した図1と同じであり、説明を省略する。また、不揮発記録媒体53内のセクタ及びセクタヘッダの構成も実施の形態1で示した図2と同じであり、説明を省略する。
また、図7は本実施の形態2に係る不揮発記録媒体53内に記録情報をファイル201という単位で記録した場合の構成とファイルヘッダの構成を示したものである。実施の形態1の図3に示したものに対し、新たに削除フラグ204cを書き込むための余白と、修正フラグ204dを書き込むための余白が追加されている。
基本動作は実施の形態1と同じ手順を踏み、例えばファイル2´ 301の書き込みが達成された時点で同時に修正フラグ204dを余白に書き込む。書き込まれた修正フラグ204dによってファイル検索時にそのファイル以降は無いものとして扱うことができるので、不要な検索動作がなくなり、検索時間を短縮することができる。
また、図5に示したようにファイル2´ 401が新規領域402に書き込まれた際、ファイル2 303とファイル2´ 401が複数並立する関係になるが、修正フラグ204dを参照することにより後ろに位置するファイル2´ 401を正ファイルとして識別することができる。
また、修正フラグ204dと同様、削除フラグ204cを書き込むことにより不要な元ファイルを容易に検出することができ、迅速に消去動作へ移行することができる。
なお、不揮発記録媒体にとって、0、1を表すビットが書き込みの単位になっている。このため8ビットを1単位とするバイトという書き込み単位が特段意味を持たない場合には、セクタ用マジックナンバ104やセクタ用記録完了情報105やファイル用マジックナンバ203やファイル用記録開始情報204aやファイル用記録完了情報204bやファイル用消去フラグ204cやファイル用修正フラグ204dを1バイト(8ビット)より少ないビット数で表現しても良い。このようにすれば少ないビット数で運用でき、記録容量を節約することができる。
実施の形態3.
本実施の形態3に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック図は、実施の形態1で示した図1と同じであり、説明を省略する。また、不揮発記録媒体53内のセクタ及びセクタヘッダの構成も実施の形態1で示した図2と同じであり、説明を省略する。
本実施の形態3に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック図は、実施の形態1で示した図1と同じであり、説明を省略する。また、不揮発記録媒体53内のセクタ及びセクタヘッダの構成も実施の形態1で示した図2と同じであり、説明を省略する。
図8は本実施の形態3に係る不揮発記録媒体53内に記録情報をファイル201という単位で記録した場合の構成とファイルヘッダの構成を示したものである。実施の形態1の図3に示したものに対し、新たにユーザの意向でファイルの予約容量を指定するための予約容量701が設けてあり、その直後に当該ファイルの2番目のファイルヘッダ2 702が書き込まれている。
基本動作は実施の形態1と同じ手順を踏む。ファイル2´ 301の書き込みを行い、書き込み完了位置に当該ファイルの次のファイルヘッダ2 702を書き込んで、一定量の余白を空けてから次のファイルを書き込むようにする。このように同じファイルに複数のファイルヘッダを設けるようにすれば、例えば、常時データを記録するデータログの記録媒体として不揮発記録媒体53を用いた場合、停電があった時に一旦記録を終了し、電源が復帰して再開した時点より同じファイルの次のファイルヘッダから記録を開始することができる。このようにすればファイルへの追記を効率的に実行することができる。
なお、上記一定量の余白は、ユーザが指定する予約容量701によって、自在に変更することが可能である。
なお、上記一定量の余白は、ユーザが指定する予約容量701によって、自在に変更することが可能である。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック構成図である。基本的には実施の形態1の図1に示したものと同じであり、新たに機器の電源供給が途絶えたときに短い時間補助電源を用いて終了処理することが出来るように停電検知手段802と停電緊急終了手続き手段801を備えるようにした点が異なっている。
図9は、本発明の実施の形態4に係る不揮発記憶媒体の記録方式のブロック構成図である。基本的には実施の形態1の図1に示したものと同じであり、新たに機器の電源供給が途絶えたときに短い時間補助電源を用いて終了処理することが出来るように停電検知手段802と停電緊急終了手続き手段801を備えるようにした点が異なっている。
不揮発記録媒体53内のセクタ及びセクタヘッダの構成も実施の形態1の図2に示したものと同じであり、説明を省略する。また、不揮発記録媒体53内に記録情報をファイル201という単位で記録した場合の構成及びファイルヘッダの構成も、実施の形態1の図3に示したものと同じであり、説明を省略する。また、基本動作と調整動作も実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
これら基本動作あるいは調整動作の書き込み時において、停電が起こると、図9にある停電検知手段802によって停電緊急終了手続き手段801が呼び出され、停電緊急終了手続き手段801は書き込み中の全てのファイルに対し、書き込み終了を行うように不揮発記憶読み書き手段52に働きかける。このとき書き込み作業中の全ての情報を書き込んだという保証はできないが、書き込めた量はファイルヘッダの記憶容量により確認することができる。
停電検知の後に補助電源によって保証できる時間の違いにより、停電緊急終了手続き手段801が、全てのファイルの書き込みを終了させるのか、RAMに残った書き込み中の情報に対して書き込みを終了させるのか、或いは調整動作まで完了させるのかが決まる。この点については弾力的に変更することができるのはいうまでもない。
本発明に係る不揮発記憶媒体の記録方式は以上のように構成されており、以下に示すような効果を奏する。
ファイルを上書きする際、既にファイルが書き込まれている(記録済み)領域の直後から上書きを開始し、上書き動作が終了するまでの間、元ファイルのデータを保持するようにしたので、書き込んでいる最中に停電などで電源供給されなくなっても、過去に書き込まれたすべての情報を保証することができる。
また、ファイル毎に記録開始情報と記録終了情報を加えるようにしたので、複数の情報を書き込めるファイルシステムを構築できる。
また、ファイル毎に消去情報と修正情報を加えるようにしたので、ファイル消去やファイル上書きを簡単に実現し、かつ高速に検索できる。
また、ファイルの記録情報終了位置に、記録開始情報と記録終了情報を備えた当該ファイルの次のヘッダ部を設けるようにしたので、ファイルへの追記が効率的に実行できる。
また、上書きなどで不要となったファイルを随時削除し、記録された全てのファイルを記録済み領域として一つにまとめるようにしたので、空き領域を有効に活用することができる。
さらにまた、停電検知手段と緊急終了手続き管理手段を備えたので、電源供給の残り時間に応じて優先的に必要な情報を書き込むことができる。
51 記録位置情報管理手段、
52 不揮発記録読み書き手段、
53 不揮発記録媒体、
54 記録情報、
102 セクタ、
103 セクタヘッダ、
104 識別用マジックナンバ、
105 記録開始情報、
106 記録完了情報、
201 ファイル、
202 ファイルヘッダ、
203 識別用マジックナンバ、
204a 記録開始情報、
204b 記録完了情報、
205 記録容量、
301 追加ファイル2´、
302 ファイル1、
303 ファイル2、
304 ファイル3、
305 記録済み領域、
401 追加されたファイル2´、
402 新規領域、
501 追加するファイル3´、
502 移動されたファイル1、
503 使用済みセクタ、
504 新規領域、
506 未使用セクタ、
507 新規領域、
508 移動されたファイル3´、
204c 削除フラグ、
204d 修正フラグ、
701 予約容量、
702 ファイルヘッダ2、
703 識別用マジックナンバ、
704a 記録開始情報、
704b 記録完了情報、
705 記録容量、
801 停電緊急終了手続き手段、
802 停電検知手段
52 不揮発記録読み書き手段、
53 不揮発記録媒体、
54 記録情報、
102 セクタ、
103 セクタヘッダ、
104 識別用マジックナンバ、
105 記録開始情報、
106 記録完了情報、
201 ファイル、
202 ファイルヘッダ、
203 識別用マジックナンバ、
204a 記録開始情報、
204b 記録完了情報、
205 記録容量、
301 追加ファイル2´、
302 ファイル1、
303 ファイル2、
304 ファイル3、
305 記録済み領域、
401 追加されたファイル2´、
402 新規領域、
501 追加するファイル3´、
502 移動されたファイル1、
503 使用済みセクタ、
504 新規領域、
506 未使用セクタ、
507 新規領域、
508 移動されたファイル3´、
204c 削除フラグ、
204d 修正フラグ、
701 予約容量、
702 ファイルヘッダ2、
703 識別用マジックナンバ、
704a 記録開始情報、
704b 記録完了情報、
705 記録容量、
801 停電緊急終了手続き手段、
802 停電検知手段
Claims (6)
- 複数のブロック化された記録単位領域を有する不揮発記録媒体に対し、その各記録単位領域に連続的な書込み動作を行い、かつ記録単位領域毎に一括消去動作を行うようにした記録方式であって、不要ファイルを消去する際に、不要ファイルが書き込まれている記録単位領域を起点とし、この記録単位領域の前に位置する、或いはこの記録単位領域に少なくとも一部が書き込まれているファイルがあれば、当該ファイルを前記記録単位領域の既に書き込まれた既存ファイル直後の空き領域まで移動させ、移動後、不要ファイルが書き込まれている記録単位領域の記録情報を消去するように各ファイルの記録位置を管理することを特徴とする記録方式。
- 前記各ファイルはヘッダ部をそれぞれ有し、このヘッダ部に記録開始情報と記録完了情報とを具備したことを特徴とする請求項1記載の記録方式。
- 前記各ファイルはヘッダ部をそれぞれ有し、このヘッダ部に消去の可否を示す消去情報と、当該ファイルが上書ファイル対応のファイルであって、既に上書きされたファイルであるかどうかを示す修正情報とを具備したことを特徴とする請求項1または2記載の記録方式。
- 前記各ファイルはヘッダ部をそれぞれ有し、このファイルの記録情報完了位置に、記録開始情報と記録完了情報を備えた当該ファイルの次のヘッダ部を設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録方式。
- 停電を検知する停電検知手段と、該停電検知手段によって呼び出され、書き込み中のファイルに対し、書き込み終了を行うように前記不揮発記憶読み書き手段を設け、補助電源によって保証できる時間の違いにより前記不揮発記憶読み書き手段に働きかける緊急終了手続き管理手段を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録方式。
- 複数のブロック化された記録単位領域を有する不揮発記録媒体に対し、その各記録単位領域に連続的な書込み動作を行い、かつ記録単位領域毎に一括消去動作を行うようにした記録方式であって、新たにファイルを上書き保存する際に、前記記録単位領域の既に書き込まれた既存ファイル直後の空き領域から書込み動作を開始し、かかる書込み動作終了するまでの間、前記記録単位領域に書き込まれている前記上書きファイル対応のファイルを保持するとともに、停電を検知する停電検知手段によって呼び出され、書き込み中のファイルに対し、書き込み終了を行うように前記不揮発記憶読み書き手段に働きかける緊急終了手続き管理手段を設け、前記緊急終了手続き管理手段は、補助電源によって保証できる時間の違いによりすべてのファイルの書き込みを終了させるか、あるいは書き込み中の情報に対し書き込みを終了させるかを制御することを特徴とする記録方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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