JP2008077494A - 防犯機能付き積層構造体及びこれを用いたドア - Google Patents

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Abstract

【課題】不審者にその防犯装置の存在を気付かれることなく、長期に亘って防犯機能を発揮する防犯機能付き積層構造体を提供する。
【解決手段】金属板で絶縁性材料からなる誘導体を挟んだ積層構造を有し、住宅の外壁用建材やドア板材、車両のアウターパネル、ドアパネルに利用可能な積層電極板20であって、人体の接近や接触に伴って対地容量が変化する電極板20と、電極板20の対地容量の変化を検知する検知回路100とを有し、電極板20に人体が接近又は接触することにより検知回路100からの人体の接近又は接触度合いに対応して変化する出力に応じた可聴周波数による警告音を発報するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば住居等に不審者が近づいたり、不法侵入したりするのを効果的に防止する防犯機能付き積層構造体に関する。
近年、例えば住居に不審者が近づいたり不法侵入したりするのを防止するために、様々な防犯装置が用いられている。そして、このような防犯装置の一例としてTVカメラや赤外線センサを用いたものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。かかる防犯装置は、特許文献1に記載のものがTVカメラを用いており、これを同文献の図1に示すように、ビルの複数の箇所に設置して不審者の接近を感知するようになっている。
また、特許文献2に記載のものは赤外線センサを用いており、これを同文献の図2に示すように、ガラス戸に設置して不審者の接近を感知するようになっている。
特開平1−23393号公報(2頁、第1図) 特開2002−42255号公報(3−4頁、図2)
しかしながら、かかる防犯装置に使用される対人近接装置及び警告装置は建物のドアやガラスに後付けするタイプのものが多く、このようなTVカメラや赤外線センサによる防犯装置は不審者にその存在を察知され易い。
一方、特開2002−90213号公報に示すように、建物の周囲の地中に埋め込んで不審者が住宅周囲の地面を歩く際に足から受ける圧力でその者の存在を検知する静電容量型感圧テープセンサからなる防犯装置も知られている。
しかしながら、このような建物の周囲の土中に埋め込むタイプの防犯装置では、不審者から受ける足の圧力によってその者の存在を感度良く検出するために微妙な調整を必要とすると共に、地面の中に埋め込むタイプのため、設置作業が大変である。また、人間以外の犬や猫などの動物を不審者と誤って検知する虞もある。更には、建物の周囲全体に亘ってこの防犯装置を埋設しなければ十分な防犯効果を得られず、その設置コストが高価なものとなる。また、このような地中埋め込み型の防犯装置は雨や土などによって劣化し易く長期間に亘っての使用に適さない。
また、このような防犯機能を備えた静電容量型感圧テープセンサを例えば住宅のベランダ部分やサッシ等に貼り付けた場合、不審者にその防犯装置の存在を容易に悟られてしまう。
本発明の目的は、上述のような各種防犯装置の欠点を解決するものであり、不審者にその防犯装置の存在を気付かれることなく、長期に亘って防犯機能を発揮する防犯機能付き積層構造体を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかる防犯機能付き積層構造体は、
金属板で絶縁性材料からなる誘導体を挟んだ積層構造を有し、住宅の外壁用建材やドア板材、車両のアウターパネル、ドアパネルに利用可能な積層電極板であって、人体の接近や接触に伴って当該電極板の対地容量が変化する電極板と、前記電極板の対地容量の変化を検知する検知回路とを有し、前記電極板に人体が接近又は接触することにより当該検知回路からの前記人体の接近又は接触度合いに対応して変化する出力に応じた可聴周波数による警告音を発報するようにしたことを特徴としている。
このような防犯機能付き積層構造体を住宅のドアや外壁面の建材に利用したり車両のドアやアウターパネルなどに利用したりすることで、その積層構造体自体が十分な強度を有するので容易に壊されることなく、それ自身で強度上の防犯機能を発揮することに加えて、外観上不審者の存在を感知する防犯機能を有していることを不審者に悟られることなく、不審者の接近に対していきなり警告音を発報することで十分な威嚇効果が得られ、防犯機能の実効を上げることができる。
また、本発明の請求項2に記載の防犯機能付き積層構造体は、請求項1に記載の防犯機能付き積層構造体において、
前記電極板の対地容量の変化に代えて人体が誘導しているノイズを前記検知回路が検知し、当該ノイズの大小に対応して変化する出力に応じた可聴周波数による警告音を発報するようにしたことを特徴としている。
人体が街中で電灯や電線の誘導サイクルによって受ける誘導ノイズをこの電極板で検出して、このノイズの大小に応じて変化する警告音を発報することによっても、不審者に防犯機能を有していることを悟られることなく、不審者の接近に対していきなり警告音を発報することで十分な威嚇効果が得られ、防犯機能の実効を上げることができる。
また、本発明の請求項3に記載の防犯機能付き積層構造体は、請求項1又は請求項2に記載の防犯機能付き積層構造体において、
前記電極板を振動させることで当該電極板全体から警告音を発報するドライバユニットが前記電極板の少なくとも一方の面に備わっていることを特徴としている。
このような構造を有することで、電極板全体がスピーカとなって警告音を発報することでき、不審者の不意をついた警告音の発報が可能となり、従来の防犯装置よりも不審者を格段かつ効果的に威嚇できる。
また、本発明の請求項4に記載の防犯機能付き積層構造体は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の防犯機能付き積層構造体において、
前記電極板の金属板がアルミニウム板からなり、前記絶縁性材料からなる誘電体がポリエチレンからなることを特徴としている。
電極板をこのような材質から構成することで、安価な建材を利用した防犯機能付き積層構造体を低コストで実現することができる。
本発明の防犯機能付き積層構造体によると、不審者にその防犯装置の存在を気付かれることなく、長期に亘って防犯機能を発揮する防犯機能付き積層構造体を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる防犯機能付き積層構造体について図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態にかかる防犯機能付き積層構造体は、本実施形態では住宅のドア用建材として利用されている。このドア1は、図1及び図2に示すように断面略コの字型の強固な絶縁材からなる矩形状のフレーム10と、フレーム10の一方の開口部11、即ちドア1を住居に設置した状態で住居の外側に向かう開口部11を塞ぐように取り付けられた電極板20と、フレーム10の他方の開口部12、即ちドア1を住居に設置した状態で住居の内側に向かう開口部12を塞ぐように取り付けられた内壁板30を有している。
そして、電極板20と内壁板30との間には、ある程度の空間が形成され、この空間中において電極板20の裏面に警告音発生用のドライバユニット40が備わる共に、内壁板30の内側面に本発明にかかる防犯機能付き積層構造体の不審者への威嚇機能を発揮するための検知ユニットボックス50が備わっている。
電極板20は本実施形態では導電体である二枚の薄板からなるアルミニウム板21,22の間に誘電体(絶縁体)の薄板からなるポリエチレン板25を挟んだ積層構造を有し、この積層構造によってコンデンサが形成されている。そして、電極板20は、人体が近づいたり離れたりすることにより対地容量が変化する可変コンデンサとして機能する。
なお、本実施形態においては、電極板20には人体の接近や接触を感度良く検出するのに適した大きさ及び厚みを有した二枚のアルミニウム板21,22とポリエチレン板25を用いている。なお、現在のところこのような電極板20として使用できる建材用の積層構造板として厚さ1.2mm〜6.0mmのものが知られているが、電極板20にこれらの適当な厚さの積層構造板を適宜使用しても良く、このような厚さの積層構造板以外の積層構造板を電極板20に使用しても良い。そして、この電極板20は、その下端を例えば地面から40cm程度離し、かつ電極板20の前面に人がいない状態で固定した場合に人体の接近や接触を感度良く検出するのに適した例えば数百pFを程度の静電容量を有している。
このように電極板20が、アルミニウム板21,22でポリエチレン板25を挟んだ積層構造を有する加工性に優れた材質でできていることで製造し易い。また、通常の建材として利用されているこのような積層構造体を電極板20として利用することができ、製造コストを抑えることができる。
ドライバユニット40は、電極板自体を振動させてドア全体から警告音を発生するようになっている。そして、これによって不審者を威嚇するのに十分な機能を果たすようになっている。ドライバユニット40としては、例えば特許第3808015号に記載されたドライバユニットが用いられているが、電極板全体を振動させて警告音を発生し、不審者を威嚇するのに適していれば、どのようなドライバユニットを用いても良い。即ち、ドライバユニット40は、大型のスピーカを鳴らすのに用いられる一般的なドライバユニットであっても、剛性の比較的大きい電極板20を振動させて警告音を発生させることができれば、十分利用可能である。なお、ドライバユニット40は、本実施形態では電線41を介して住宅内から駆動電力が供給されるようになっている。しかしながら、バッテリ等を隣接配置してこれから駆動電力を供給するようにしても良い。また、電線41を介して住宅内から駆動電力が供給されることに加えて、停電対策としてのバックアップ用のバッテリを備えていても良い。
検知ユニットボックス50は、その内部に図3に示す威嚇音信号生成回路100を備え、この威嚇音信号生成回路100が電線51によって電極板20と電気的に接続されると共に、電線41によってドライバユニット40とも電気的に接続され、電極板20に人が近づいた時に、電極板20の対地容量変化を検知してドライバユニット40にこの対地容量の変化量に応じた周波数の威嚇音発生信号を送るようになっている。
また、検知ユニットボックス50の威嚇音信号生成回路100は、図3に示すようになっている。以下にこの作用について詳細に説明する。
図3は、本実施形態にかかる防犯機能付き積層構造体に用いられる発振制御型の威嚇音信号生成回路100の構成を示すブロック図である。
この威嚇音信号生成回路100は、基準発振器110、分割回路120、比較回路130、電圧制御発振器140、緩衝増幅器160、及び電力増幅器170から構成されている。
そして、分割回路120が電極板20の一方の(ドア外側の)アルミニウム板22に接続され、電極板20の他方の(ドア内側の)アルミニウム板21は接地(アース)されている。また、電力増幅器170は本実施形態の場合、ドライバユニット40と電極板20からなるスピーカ180に接続されている。なお、図3においては、図示説明の都合上、電極板20が2箇所に示されているが、本実施形態ではこれを共用して1つの電極板20として構成している。
なお、ドアノブや室内から室外を見るための小さなのぞき窓をドアに備えるときは、電極板20の対向するアルミニウム板同士を短絡させないようにゴム等の絶縁材を介してこれらを取り付けることが必要とされる。
また、地面とドア外側のアルミニウム板22との間を例えば金属製の工具などで短絡させないように留意することが求められる。
電極板20は、上述したように不審者が手を近づけたり離したりすることにより対地容量が変化する可変コンデンサとして機能し、人体センサとしての役目を果たしている。なぜならば、人体は一種の導体であるからである。
基準発振器110は、威嚇音の音程制御用の周波数可変発振器であり、LC発振器やCR発振器といったコンデンサCの容量変化により周波数を可変できる発振器から構成されている。この基準発振器110は、電極板20の前面に人がいない状態での対地容量に対応して所定の基準周波数で発振する信号を生成するようになっている。この基準発振器110の発振周波数は、電極板20の容量によって実用的な範囲が決定され、例えば100kHz〜1MHz程度である。
この基準発振器110から出力される信号は、コモンモードアンプと検波器を有する比較回路130に直接送られると共に、対人近接検知用の分割回路120にも送られるようになっている。分割回路120は、電極板20に人が接近したり接触したりすることにより電極板20の対地容量の変化に応じて基準発振器110からの出力とは異なる出力を発生し、比較回路130にこの出力を送るようになっている。比較回路130では、基準発振器110の出力と分割回路120の出力の差、即ち、人が電極板20に近づく近づき度合いや接触度合いに応じて変化する出力差ΔVを出力し、この出力差ΔVを電圧制御発振器140に送るようになっている。
VCO(Voltage Controlled Oscillator)と呼ばれる電圧制御発振器140は、電圧−周波数(V−F)変換を行い、出力差ΔVに対応する可聴周波数帯の周波数(20Hz〜15kHz程度)で発振する信号を生成するようになっている。この電圧制御発振器140で発生された信号は、緩衝増幅器160及び電力増幅器170を介してドライバユニット40に送られるようになっている。なお、緩衝増幅器160は、後段である電力増幅器170により電圧制御発振器140の発振周波数が変動しないようにすると共に、タイマを内部に備えている。
タイマは、例えば一定の閾値以上の出力差ΔVが一定時間続いたか否かを判断するのに用いられる。これによって、例えば来訪者が呼び鈴を鳴らす際のドア1への接近程度ではこの閾値以上の出力差ΔVとならず、また、来訪者が僅かな時間だけドアに触れてもこの一定の閾値以上の出力差ΔVがタイマで規定された所定時間以上継続することなく、このような場合には警告音を発生させないようにしている。
一方、不審者が鍵穴を壊すためにドア1の前面に長時間かがんでいたり、ドア1の鍵穴周りを一定時間以上触れていたりすると、一定の閾値以上の出力差ΔVが所定時間継続したことをタイマにより検知し、この出力差ΔVを電力増幅器170に送り、不審者の動きに応じた電極板20の対地容量の変化に対応する出力差ΔVに基づいてドライバユニット40を駆動させることで、電極板全体を振動させて警告音を発生して不審者を威嚇するようになっている。
なお、本実施形態による威嚇音信号生成回路100によると、上述した電極板20の対地容量変化に加えて、人体が街中で電灯や電線の誘導サイクルによって受ける誘導ノイズをこの電極板20で検出して、このノイズの大小に応じて変化する周期の大きい周波数の出力を緩衝増幅器160及び電力増幅器170で増幅して警告音を発することも可能となっている。
次に、上記のように構成される防犯機能付き積層構造体の作用をより具体的に説明する。なお、この防犯機能付き積層構造体は、上述した通り本実施形態では住宅のドア用の建材として用いられている。ここでは図示しないスイッチを入れると、基準発振器110は、電極板20の規定の対地容量に応じた周波数で発振を開始する。
この状態で、例えば不審者が住居に近づき、ドアの取っ手の鍵を壊したりするために不審者の手が電極板20に近づいたり接触したりすると、電極板20の対地容量が変化し、基準発振器110からの基準信号とは異なり不審者の手のドアへの近づき度合いや接触度合いに応じて変化する出力を分割回路120から比較回路130に出力する。そして、比較回路130で基準発振器110の出力と分割回路120の出力差ΔVを求め、この出力差ΔVに基づき電圧制御発振器140は、比較回路130から送られてくる出力差ΔVに応じた可聴帯域の周波数を発生し、緩衝増幅器160を介して電力増幅器170に信号を送り、ドライバユニット40を駆動して電極板全体を振動させる。
なお、緩衝増幅器160にはタイマが内蔵され、一定の閾値以上の出力差ΔVが一定時間続いた場合だけ、この出力差ΔVを電力増幅器170に送るようになっている。これによって、例えば来訪者が呼び鈴を鳴らす際のドアへの接近程度ではこの閾値以上の出力差ΔVとならず、また、来訪者が僅かな時間だけドアに触れてもこの一定の閾値以上の出力差ΔVがタイマで規定された所定時間以上継続することなく、このような場合には警告音を発生させないようにできる。
一方、不審者が鍵穴を壊すためにドアの前面に長時間かがんでいたり、ドアの鍵穴周りを一定時間以上触れていたりすると、一定の閾値以上の出力差ΔVが所定時間継続したことをタイマにより検知し、不審者の動きに応じた出力差ΔVを電力増幅器170に伝えて増幅し、この増幅した警告音信号をドライバユニット40に伝え、ドライバユニット40を駆動させることでドライバユニット40と協働してスピーカ180を構成する電極板全体を振動させ、不審者の動きに応じて周波数(音程)が変化する警告音として不審者を威嚇する。これによって、不審者を驚かせてその場から退散させることが可能となる。
続いて、上述した実施形態の変形例にかかる防犯機能付き積層構造体について説明する。なお、この変形例にかかる防犯機能付き積層構造体は、威嚇音発生信号処理回路の一部だけ上述した実施形態と異なり、それ以外の電極板20やドライバユニット40の構成については上述した実施形態と同等であるので、共通する部分については詳細な説明を省略する。
この威嚇音信号生成回路200は、図4に示すように、基準発振器210、分割回路220、比較回路230、可聴音発振器250、緩衝増幅器260、及び電力増幅器270から構成されている。
そして、分割回路220が電極板20の一方(ドア外側の)の電極をなすアルミニウム板22に接続され、電極板20の他方(ドア内側の)の電極をなすアルミニウム板21は接地(アース)されている。また、電力増幅器270は本変形例の場合、ドライバユニット40と電極板20からなるスピーカ280に接続されている。なお、図4においても、図示説明の都合上電極板20は2箇所に示されているが、本変形例においても電極板20は一つの電極板として構成されている。
電極板20は、上述したように不審者が電極板20に手を近づけたり離したり手を接触させたりすることにより対地容量が変化する可変コンデンサとして機能し、人体センサと考えることができる。なぜならば、人体は一種の導体であるからである。
基準発振器210は、本変形例では威嚇音の音量制御用の周波数可変発振器であり、LC発振器やCR発振器といったコンデンサCの容量変化により周波数を可変できる発振器から構成されている。この基準発振器210は、電極板20の前面に人がいない状態での対地容量に対応した所定の基準周波数で発振する信号を生成するようになっている。この基準発振器210の発振周波数は、電極板20の容量によって実用的な範囲が決定され、上述の実施形態と同様に例えば100kHz〜1MHz程度である。この基準発振器210から出力される信号は、比較回路230に直接送られると共に、分割回路220にも送られるようになっている。
分割回路220は、電極板20に人が接近したり接触したりすることにより対地容量の変化に応じて基準発振器210からの出力とは異なる出力を発生し、比較回路230にこの出力を送るようになっている。
比較回路230では、基準発振器210の出力と分割回路220の出力の差、即ち人が電極板20に近づく近づき度合いや接触度合いに応じて瞬時に変化する出力差ΔVを出力し、この出力差ΔVを緩衝増幅器260に送るようになっている。緩衝増幅器260は、後段である電力増幅器270により比較回路230の発振周波数が変動しないようになっていると共に、タイマを内蔵している。
タイマは、上述した実施形態と同様に、例えば一定の閾値以上の出力差ΔVが一定時間続いたか否かを判断するのに用いられる。これによって、例えば来訪者が呼び鈴を鳴らす際のドア1への接近程度ではこの閾値以上の出力差ΔVとならず、また、来訪者が僅かな時間だけドア1に触れてもこの一定の閾値以上の出力差ΔVがタイマで規定された所定時間以上継続することなく、このような場合には警告音を発生させないようにしている。
一方、不審者が鍵穴を壊すためにドアの前面に長時間かがんでいたり、ドアの鍵穴周りを一定時間以上触れていたりすると、一定の閾値以上の出力差ΔVが所定時間継続したことをタイマにより検知し、威嚇音信号として電力増幅器270に送るようになっている。
また、緩衝増幅器260に接続された可聴音発振器250は、AFO(Audio Frequency Oscillator)と呼ばれるもので、周波数一定で振幅が出力差ΔVに対応して変化するようになっており、この可聴音発振器250で発生した一定周波数の振幅を出力差ΔVに応じて変化させるようになっている。出力差ΔVによって振幅が変化した可聴音発振器250からの出力は、一定の閾値以上の出力差ΔVが緩衝増幅器260のタイマにより一定時間以上検出されたときだけ電力増幅器270で増幅され、ドライバユニット40に送られるようになっている。そして、電極板20の対地容量の変化に応じた出力差ΔVに対応して、このドライバユニット40を駆動させることで、電極板20を全体的に振動させて音量の変化する警告音を発生して不審者を威嚇するようになっている。
なお、本変形例による威嚇音信号生成回路200においても、上述した電極板20の対地容量変化に加えて、人体が街中で電灯や電線の誘導サイクルによって受ける誘導ノイズをこの電極板20で検出して、このノイズの大小に応じて変化する周期の大きい出力を各増幅器で増幅して警告音を発することも可能となっている。
このような変形例に係る防犯機能付き積層構造体を用いたドアを住宅に取り付けても、上述の実施形態と同様の効果を発揮する。即ち、不審者が住居に近づきドアの鍵穴などを壊すために不審者の手が電極板20に近づいたり接触したりすると、電極板20の対地容量が変化し、分割回路220は基準発振器210から入力された基準信号をそれに応じて変化させ、その対地容量の変化量に応じた電圧を有する交流信号を比較回路230に送る。比較回路230は、分割回路220の出力と基準発振器210の出力との出力差ΔVを緩衝増幅器260に送り、緩衝増幅器260に接続された可聴音発振器250で発生した一定周波数の振幅を出力差ΔVに応じて変化させる。
なお、緩衝増幅器260にはタイマが内蔵されているので、一定の閾値以上の出力差ΔVが一定時間続いたか否かを判断する。これによって、例えば来訪者が呼び鈴を鳴らす際のドアへの接近程度ではこの閾値以上の出力差ΔVとならず、また、来訪者が僅かな時間だけドア周囲の電極板20に触れてもこの一定の閾値以上の出力差ΔVがタイマで規定された所定時間以上継続することなく、このような場合には警告音を発生させない。
一方、不審者が鍵穴を壊すためにドアの前面に長時間かがんでいたり、ドアの鍵穴周りを一定時間以上触れていたりすると、一定の閾値以上の出力差ΔVが所定時間継続したことをタイマにより検知し、不審者の動きに応じて出力差ΔVによって振幅が変化した可聴音発振器250からの出力信号を電力増幅器270で増幅し、警告音信号としてドライバユニット40に伝え、ドライバユニット40を駆動させることでドライバユニット40と協働してスピーカ280を構成する電極板全体を振動させ、不審者の動きに応じて音量の変化する警告音として不審者を威嚇する。
なお、この変形例に係る防犯機能付き積層構造体を備えたドアは、不審者の動きに応じてドア全体の発報する音量が変化することで不審者を威嚇する点で、
上述の実施形態のように不審者の動きに応じてドア全体が発報する警告音の音程を変化させる点で異なっているが、両者とも不審者を予期せぬ威嚇方法で威嚇でき、退散させる点では同等の効果を発揮する。
また、この変形例においては、不審者が電極板20に近づけば近付くほど警告音の音量が大きくなるように信号処理することが不審者を威嚇する点で好ましいといえる。
以上のような構成を有する防犯機能付き積層構造体を備えたドアを住宅のドアとして利用すると、例えば不審者の住宅に近づいた時に、不審者は従来のような赤外線センサや防犯カメラの有無についてまず調べ、これが設置していないことを確認した後、侵入し易いドアに近づく。不審者がこのドアに近づいた後、電極板の対地容量が変化して所定の閾値を超えて出力差ΔVが夜間の来訪者の程度を超えた状態で所定の時間以上続いた場合、その出力差ΔVに応じてドライバユニットが駆動して積層構造体自体を振動させて警告音を発する。
このような電極板全体を振動させて不審者の動きに応じて音程や音量変化が変化する警告音をドア全体が発することで、不審者は突然のドア全体からの警告音に驚いて一目散に退散する。
なお、このように警告音に対して不審者が退散しない場合であっても、電極板20への人体の接近度合いや接触度合いに対応した変化量ΔVに応じて電極板20の発する威嚇音の音程や音量も変化するようになっているので、あたかも暗闇の中から猛犬や猛獣に吠えられているような恐怖心を不審者に与えることができ、不審者がその場に留まることをできなくさせる。
以上説明したように、従来のように外付けタイプの防犯カメラや赤外線センサなどはその存在が不審者に直ぐに悟られてしまうので不審者は例えばこれを壊した後住宅に不法侵入することが可能であったが、本発明による防犯機能付き積層構造体を備えたドアでは、一見すると防犯機能装置が備わっていることを不審者に悟られることなく、不審者がドアに近づくにつれてドア全体から発生する警告音の音程や音量が変化するので、ドアのどの部分を壊したらこの警告音が止まるのか不審者は理解できず、かつドアを壊そうとして手をドアに近づければ近づけるほど警告音の音程や音量が変化して周囲に目立ってしまうので、不審者はなすべくもなく退散せざるを得なくなる。
このようにして、本実施形態による防犯機能付き積層構造体を備えたドアは、不審者の住居への侵入を未然にかつ確実に防止することができ、不法侵入に慣れた不審者に対しても住居侵入の抑止力を与えることができる。
以上説明した不審者の存在検出方法は、人体の接近に伴って対地容量が変化する電極板への人体の接近又は接触度合いに対応して変化する出力差を利用していたが、この代わりに、人体が街中で電灯や電線の誘導サイクルによって受ける周期の大きい誘導ノイズをこの電極板で検出して、このノイズの大小に応じて変化する出力差を利用しても良い。
なお、図5の点線A1〜A3として示すように、このような防犯機能付き積層構造体は、住宅のドアDへの不審者の接近を検出するために使用する(図中点線A1参照)使用態様には限定されない。即ち、例えば住宅のサッシSの周囲壁面にこの防犯機能付き積層構造体を建材として用いても良い(図中点線A2参照)。このようにした場合でも、不審者がサッシSを壊して住居に侵入するのを効果的に防止できる。
更には、このような防犯機能付き積層構造体を住宅の外壁Wに用いることで(図中点線A3参照)、夜間の不審者の不法侵入を未然に防止するだけでなく、夜間に壁面に落書きされるのを防止したり、酔っ払いが夜間壁面に立ち小便をするのを防止したりもできる。
なお、上述の住宅のドアDやサッシS付近の壁面、外壁Wにこの防犯機能付き積層構造体を使用する際、この下端を地面から約40cm〜50cm以上離すのが好ましい。このように設置することで、犬や猫などが住居の周りを歩き回った場合にこの防犯機能付き積層構造体がこれらを誤って検知して威嚇音を発生しないようにすることができる。
また、このような防犯機能付き積層構造体を例えば、車両の現金輸送車のドアやドア以外のサイドパネル、ボンネット、ルーフパネル等のアウターパネルに利用しても良い。このようにすることで、現金輸送中や輸送の出し入れ時に不審者が近づいたのをドア全体やアウターパネルの一部がいきなり振動すると共に警告音を発生して不審者を威嚇することができる。
また、このような防犯機能付き積層構造体を例えばケアホームと呼ばれる福祉介護施設内の扉に適所に設置しても良い。このような用い方をすることで、近年問題となっているケアホーム入居者の施設内での夜間徘徊や施設外への許可なき外出を効果的に防止する。
また、このような防犯機能付き積層構造体を特定の者を収監するような施設内のドアや壁に取り付けても良い。このような用い方をすることで、収監した者が無断で施設外へ出てしまうことを防止できる。
また、このような防犯機能つき積層構造体を病院内で防犯とは別の目的にも利用しても良い。具体的には、従来では患者の異常時にナースコールなどの押しボタンを押さないとトイレ内での患者の異変を外部に知らせることができなかったが、本発明にかかる防犯機能付き積層構造体をこのような病院のトイレ内の壁面に設置すると、トイレ内にいる患者の具合いが急に悪くなってトイレ内の壁面に倒れかかってしまう際にトイレの壁面の一部をなす電極板がこの患者の接近や接触を検出することで、患者が気を失うような状態であってもこの危険状態をナースセンターにいち早く知らせることができる。
なお、以上説明した防犯機能付き積層構造体は、人体検知用コンデンサとしての役目を果たす電極板自体にドライバユニットに取り付けて電極板自体を振動させたが、必ずしもこれに限定されず、電極板の付近に一般的な警告音を発報するスピーカを設置して不審者を検知した時にこの外付けスピーカから警告音を発生するようにしても良い。
このようにすることでも十分な威嚇効果を発揮することが可能である。しかしながら、本実施形態のように電極板自体を振動させて警告音を発生させた方が不審者を不気味がらせることに関して十分な効果を発揮でき、防犯機能を更に高めることができる。
また、上述のように電極板自体をスピーカとして利用することに加えて、不審者の存在している場所をスポットライトで照らすことにより、防犯機能を更に高めても良い。
また、例えばドアや壁面にこの防犯機能つき積層構造体を取り付ける際、複数の防犯機能付き積層構造体を並べて取り付け、それぞれが不審者の接近や接触に応じて独立して警告音を発生させても良い。このようにすることで、不審者の動きに応じてドアや壁面の様々な場所から警告音を発生することでき、不審者への威嚇効果をより一層高めることができる。
なお、上述した電極板を構成する材質は、アルミニウム板とこれに挟まれたポリエチレン板(ポリエチレン樹脂)であることには限定されない。すなわち、本発明の作用を発揮し得るような電極板、つまり人体との間の距離に応じて容量が変化する電極板であれば良く、アルミニウム板に代えて例えばステンレス板や銅板などの良導体からなる金属でポリスチロール等の樹脂やマイカ等の無機物からなる絶縁体を挟みこんで構成された電極板を使用可能であることは言うまでもない。なお、ステンレス板を電極板の外側の金属板とすることで、強度及び耐食性に優れ長期間に亘って使用可能な防犯機能付き積層構造体とすることができる。
本発明の一実施形態にかかる防犯機能付き積層構造体をドアに適用した場合を一部破断して示す斜視図である。 図1に示した防犯機能付き積層構造体を取付け状態で水平方向に沿って切断した断面図である。 図1及び図2に示した防犯機能付き積層構造体の威嚇音信号発生回路に関するブロック図である。 図3に示した防犯機能付き積層構造体の威嚇音信号生成回路の変形例を示すブロック図である。 本発明にかかる防犯機能付き積層構造体の実際の使用態様の一例を説明した図である。
符号の説明
1 ドア
10 フレーム
11 一方の開口部
12 他方の開口部
20 電極板
21,22 アルミニウム板
25 ポリエチレン板
30 内壁板
40 ドライバユニット
41 電線
50 検知ユニットボックス
51 電線
100 威嚇音信号生成回路
110 基準発振器
120 分割回路
130 比較回路
140 電圧制御発振器
160 緩衝増幅器
170 電力増幅器
180 スピーカ
200 威嚇音信号生成回路
210 基準発振器
220 分割回路
230 比較回路
250 可聴音発振器
260 緩衝増幅器
270 電力増幅器
280 スピーカ
D ドア
S サッシ
W 外壁

Claims (4)

  1. 金属板で絶縁性材料からなる誘導体を挟んだ積層構造を有し、住宅の外壁用建材やドア板材、車両のアウターパネル、ドアパネルに利用可能な積層電極板であって、人体の接近や接触に伴って当該電極板の対地容量が変化する電極板と、前記電極板の対地容量の変化を検知する検知回路とを有し、前記電極板に人体が接近又は接触することにより当該検知回路からの前記人体の接近又は接触度合いに対応して変化する出力に応じた可聴周波数による警告音を発報するようにしたことを特徴とする防犯機能付き積層構造体。
  2. 前記電極板の対地容量の変化に代えて人体が誘導しているノイズを前記検知回路が検知し、当該ノイズの大小に対応して変化する出力に応じた可聴周波数による警告音を発報するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の防犯機能付き積層構造体。
  3. 前記電極板を振動させることで当該電極板全体から警告音を発報するドライバユニットが前記電極板の少なくとも一方の面に備わっていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の防犯機能付き積層構造体。
  4. 前記電極板の金属板がアルミニウム板からなり、前記絶縁性材料からなる誘電体がポリエチレンからなることを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の防犯機能付き積層構造体。
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