JP2008077383A - 電磁波通過梱包材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】RF−IDタグ用リーダーライターでのRF−IDタグのリードライトに影響を及ぼす金属製品等を多量に含み、かつ、静電気に影響もされる電子部品等では、RF−IDタグを利用した物流管理等に支障がある場合がある。
【解決手段】
本発明は、RF−IDタグ用リーダーライターでのRF−IDタグのリードライトに影響を及ぼす金属製品等を多量に含み、かつ、静電気に影響もされる電子部品等を外側が軟磁性体金属粉含有熱可塑性フィルムで内側が帯電防止効果のある熱可塑性樹脂フィルムよりなる電磁波通過梱包材料で梱包後に梱包箱に収納し、梱包箱外側のRF−IDタグラベルの貼付位置を特定することにより、RF−IDタグを利用した物流管理等上の制限を解消して、上記課題の解決をはかるものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、金属製製品を格納する個装箱に貼付したRF−IDタグラベルの認識率向上に寄与する梱包材料等に関するものである。
RF−ID(無線周波数識別:Radio Frequency−IDentification)システムは、電磁波を利用して物品や人等の所在等を検出するシステムであり、すでに物流分野の一部等で実用化している。
例えば、RF−IDタグシステムを利用した工場出荷検品システムでは、個装箱の外側側面の一カ所に製品名等をRF−IDタグチップの不揮発性メモリーに記録したRF−IDタグラベルを貼付後、各々の個装箱のRF−IDタグラベルが全て外側に向くようにパレット上に積載後、フォークリフトにてパレットごとターンテーブルに搭載後、ターテーブル自体が回転し、ターンテーブルの脇に設置しているRF−IDタグ用リーダーライターで、各々の個装箱の外側側面に貼付しているRF−IDタグラベルを徐々にリードし、このリード結果によりRF−IDタグ用リーダーライターに接続している出荷管理用パーソナルコンピュータで出荷する製品の品名等及び個数を自動認識することが可能になる。
前記のRF−IDタグシステムを利用した工場出荷検品システムでは、個装箱の中の製品が金属製製品である場合には、RF−IDタグ用リーダーライターでのRF−IDタグのリード結果が低下する。
これは、RF−IDタグシステムがRF−IDタグとRF−IDタグ用リーダーライターとの情報通信信号等(RF−IDタグに電力を供給する搬送波と、その上に重ねられた情報を搬送する変調データ信号)に電磁波を利用しているため、RF−IDタグの背面に金属製製品があると、RF−IDタグ用リーダーライターのアンテナより発生する磁束が金属製製品の表面を貫通するとファラディの法則により磁束を軸とした渦電流が金属製製品の表面に流れ、この渦電流の回転方向が、RF−IDタグ用リーダーライターのアンテナに発生する交流磁界(搬送波)の磁極方向と反対方向の磁界である反磁界を生み出す方向に流れるためである。
即ち、RF−IDタグ用リーダーライターより、電磁誘導を利用したRF−IDタグへの情報通信信号等のすべてが、金属製製品の表面に誘起された反磁界に打ち消され、大きく減衰するため、個装箱の中の製品が金属製製品である場合には、RF−IDタグ用リーダーライターでのRF−IDタグのリード結果が低下する。
この現象を防止する方法として、特許文献1には、データキャリアの裏面にアモルファス磁性体シートを配置することをを紹介している。いわゆる金属対応RF−IDタグである。
なお、特許文献1では、RF−IDタグをデータキャリアと称し、RF−IDタグ用リーダーライターをリーダー/ライターと称している。
アモルファス軟磁体シートが、データキャリアと金属との間にあるため、リーダー/ライターよりの磁束がアモルファス軟磁体シートの中を通過するため、金属の表面には渦電流が発生しないものである。
このため、リーダー/ライターとデータキャリアが対抗した場合のみリーダー/ライターでのデータキャリアのリードが可能になるものである。
しかしながら、例えば、金属製製品によっては、個装箱が小さくパレット上に何列も何段も積載する場合もある。
このような場合には、リーダー/ライターに直接対抗するデータキャリアのみが、リーダーライターでリードが可能となり、リーダー/ライターでパレット上に積載している全ての個装箱に貼付しているデータキャリアへのリーダー/ライターでのリードが、個装箱で梱包している金属製製品の表面に発生する渦電流により困難となるためである。
さらに、リーダー/ライターに直接対抗するデータキャリアの背面に位置する別の個装箱に貼付しているデータキャリアには、リーダー/ライターの磁束がリーダー/ライターに直接対抗するデータキャリアのアモルファス磁性体シートの中を通過し到達しないため、リーダー/ライターに直接対抗するデータキャリアしかリーダー/ライターでリードできないことになる。
このため、特許文献2では、ICタグ通信中継シートを紹介している。ICタグ通信中継シートは、ICタグに対して電波の送受信を行う一つ又は複数のアンテナを備えたアンテナ部と、各アンテナに接続され、送受信される電波に対応した電気信号を伝達するリード線と、前記アンテナ部の外部の板状部材に配置され、前記リード線に接続されて各アンテナに対応した電気信号を外部装置に入出力させる入出力部とを備えるものである。
そして、このICタグ通信中継シートの配置方法は、このICタグ通信中継シートのアンテナ部をパレット上に積載した個装箱の内側付近に配置し、入出力部をパレットに積載した個装箱の外表面付近に配置する。このことにより、ICタグ通信中継シートの入出力部にアクセスした外部装置と内側の個装箱のICタグとの通信が可能となるものである。
しかしながら、ICタグ通信中継シートを必要とするため、パレットに個装箱を積載する作業時には、ICタグ通信中継シートも積載する作業が必要となり積載作業の効率低下を招く可能性が高い。
さらに、ICタグ通信中継シートを回収する作業等が発生する。
実開平6−5000号公報 特開2005−347870号公報
そこで、本発明の解決しようとする課題は、金属製製品又は金属製製品等を多量に含んだ製品等を梱包する個装箱の外側にRF−IDタグラベルを貼付してパレット上に積載しても、RF−IDタグ用リーダーライターでパレット上にある全ての金属製製品自体又は金属製製品等を多量に含んだ製品等を梱包する個装箱の外側に貼付したRF−IDタグのRF−IDタグ用リーダーライターでの確実なリードライトを可能とすることである。
さらに、金属製製品又は金属製製品等を多量に含んだ製品等を梱包する個装箱をパレット上に積載する際の作業効率を低下させないことである。
本発明の第1の態様は、軟磁性体金属粉を含有する熱可塑性樹脂フィルムの内側に帯電加工済み熱可塑性樹脂フィルムをラミネートしたことを特徴とする電磁波通過梱包材料である。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の電磁波通過梱包材料にて帯電防止加工済み熱可塑性樹脂フィルムを内として製品を梱包後に両側に緩衝体を挿入し、個装箱挿入することを特徴とする前記電磁波通過梱包材料による梱包方法である。
本発明の第3の態様は、第2の態様記載の個装箱外側側面にRF−IDタグラベルを貼付する場合において、前記RF−IDタグラベルの背面に前記電磁波通過梱包材料にて梱包した前記製品が無い位置に前記RF−IDタグラベルを貼付することを特徴とする電磁波通過梱包材料による梱包方法である。
本発明は、金属製製品等を本発明の電磁波通過梱包材料で梱包後に両側に緩衝材を挿入し、個装箱に挿入する。
この作業自体は、例えば、ハードディスク装置を帯電防止加工済み熱可塑性フィルムよりなる製袋した梱包材料に梱包後に両側に緩衝材を挿入して、個装箱に挿入している梱包作業となんら変わりがないものである。
即ち、本発明は、金属対応タグの採用や特別な作業等が発生することなく、金属製製品又は金属製製品等を多量に含んだ製品等を梱包する個装箱の外側に通常のRF−IDタグラベルを貼付してパレット上に積載しても、RF−IDタグ用リーダーライターでパレット上にある全ての金属製製品又は金属製製品等を多量に含んだ製品等を梱包する個装箱の外側に貼付しているRF−IDタグラベルの確実なリードが可能となる優れた効果を発揮することである。
以下には、本発明の実施形態について、図と共に説明する。
図1は、金属製製品外観図である。
図2は、金属製製品を製袋状電磁波通過梱包材料に梱包する状態の説明図である。
図3は、緩衝体外観図
図4は、金属製製品の梱包説明図である。
図5は、本発明の金属製製品の個装箱へのRF−IDタグラベル貼付可能位置の説明図である。
図6は、RF−IDタグラベル貼付済み個装箱の側面図である。
図7は、パレット上にRF−IDタグラベル貼付済み個装箱を搭載した状態を示す説明図
である。
図8は、出荷検品を説明する図である。
本発明の電磁波通過梱包材料1は、熱可塑性樹脂に軟磁性体金属粉末を添加し、フィルム状にして得たものに公知の帯電防止剤練り込み熱可塑性樹脂フィルムを公知のドライネート等で貼付したものである。
電磁波通過梱包材料1に使用する熱可塑性樹脂は、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ナイロン系、塩化ビニール系、フッソ樹脂系等である。
電磁波通過梱包材料1に使用する軟磁性体金属粉末は、軟磁性体粉末をボールミル等で微細化して粉末を成形後、機械的に扁平化してえられた扁平状のフレーク等かなるものである。
軟磁性体金属粉末としては、鉄ニッケル合金(パーマロイ、Fe−Ni合金)、鉄アルミ珪素合金(センダスト、Fe−Al−Si合金)、アモルファス合金等のいずれかからなるものである。
さらに、必要に応じて軟磁性体金属粉には、表面酸化膜等の非良導性皮膜をもうけていも良い。これは、軟磁性体金属粉が、熱可塑性樹脂中における含有密度が高められ相互に接触した場合でも非良導性が得られるようにしなければならないことによる。
軟磁性体金属粉末と熱可塑性樹脂等と加熱混練した後、押出し、圧延、押出材を圧延等によりフィルム状として得るものに公知のカーボンブラック等の帯電防止剤練り込み熱可塑性樹脂フィルムを公知のドライネート加工等で貼付したものが電磁波通過梱包材料1である。
なお、軟磁性体金属粉末を熱可塑性樹脂に加熱混練の際には、通常添加される酸化防止剤、安定剤、顔料等の添加剤も混練することも可能である。
RF−IDタグラベル2は、公知のEEPROM(Electroically Erasable and Progurammable Read Only Memory)等の不揮発メモリーを搭載したRF−IDタグ用チップのボンディングパットに公知のスタッドバンプを形成後、公知の異方性導電材料にて公知の透明ポリエステルシートの片面にアルミ製アンテナが形成されているアンテナシートのアンテナ接続パットに実装後に公知の方法でラベル化した公知のRF−IDタグラベルものである。
なお、本発明で対象とするRF−IDタグ2とRF−IDタグ用リーダーライター3よりなるRF−IDタグシステムは、VHF(Very High Frequency)帯(例えば13.56Mz)、UHF帯(Ultra−High Frequency)帯、マイクロ波帯(例えば2.45Gz)等の公知のRF−IDタグシステムを対象とする。
以下には、電磁波通過梱包材料1により、金属製製品4があってもRF−IDタグ2のRF−IDタグ用リーダーライター3でのリードには支障がないことを説明する。
RF−IDタグ2とRF−IDタグ用リーダーライター3との電磁誘導を利用する情報通信等(RF−IDタグに電力を供給する搬送波と、その上に重ねられた情報を搬送する変調データ信号)の際に、RF−IDタグ2の背面に金属製製品4があると、RF−IDタグ用リーダーライター3のアンテナより発生する磁束が金属製製品4を貫通すると、ファラディの法則により磁束を軸とした渦電流が金属製製品4の表面に流れる。
この渦電流の回転方向は、RF−IDタグ用リーダーライター3のアンテナに発生する交流磁界(搬送波)の磁極方向と反対方向の磁界である反磁界を生み出す方向に流れる。
つまり、RF−IDタグ用リーダーライター3より、RF−IDタグ2に電磁誘導を利用する情報通信信号等のすべてが、金属製製品4の表面に誘起された反磁界に打ち消され、大きく減衰するためである。
しかしながら、電磁波通過梱包材料1では、RF−IDタグ用リーダーライター3よりの磁束が電磁波通過梱包材料に含まれる軟磁性体金属粉の中を通過するため、金属製製品4の表面に渦電流が発生しない。
このため、金属製製品4があってもRF−IDタグ用リーダーライター3でのRF−IDタグ2の読み取りには支障がないものである。
図1では、外形が金属製鋼板よりなるパーソナルコンピュータ等用のハードディスク装置若しくは金属製品を多量に内蔵している電子写真複写機用トナーカードリッジ等を想定し、直方体の外観形状で金属製製品2を示している。
図2では、電磁波通過梱包材料1を製袋した製袋状電磁波通過梱包材料5にて、金属製製品4を梱包して得た製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6を示している。
図3は、緩衝体7の外観図を示している。
緩衝体7は、RF−IDタグ2とRF−IDタグ用リーダーライター3との電磁波を利用した情報通信等に影響を及ぼさない材質である紙若しくは発泡スチロール等の公知の緩衝体材質で形成する。
なお、緩衝体7の片側には、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6の端部に挿入する中央凹状窪み部8を形成する。
図4は、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6の梱包説明図である。
図4の上図には、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6の左右両端部にそれぞれ緩衝体7の中央凹状窪み部8を挿入した状態を示している。
図4の下図には、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6の左右両端部をそれぞれ緩衝体7の中央凹状窪み部8に挿入した状態で、個装箱9に挿入する状態をしている。
なお、個装箱9は、RF−IDタグ2とRF−IDタグ用リーダーライター3と電磁波を利用した情報通信等に影響を及ぼさない材質である公知の紙製段ボール等で製造したものである。
図5は、本発明の製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6を梱包する個装箱9へのRF−IDタグラベル2の貼付可能位置を示す説明図である。
本実施例では、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6の左右両端部にそれぞれ緩衝体7の片側中央凹状窪み部8に挿入後に個装箱9に挿入しているため、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6は、個装箱9の中では中央に配置していることになる。
このため、個装箱9の外側より背面に製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6がない範囲であるRF−IDタグラベル貼付位置10が形成され、ここにRF−IDタグラベル2を貼付すれば、RF−IDタグラベル2の背面には、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6がない配置となる。
図6は、図4で示す個装箱9のAの方向より見た図であり、製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6の左右両端部にそれぞれ緩衝体7の中央凹状窪み部8を挿入した状態で、個装箱9に挿入しているため、例示として、個装箱9の左下にRF−IDタグラベル2を貼付していることを示している。
なお、このRF−IDタグラベル2の貼付位置は、RF−IDタグラベル2の背後に製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6ない配置となっている。
一般のRF−IDタグ利用物流管理システムでは、RF−IDタグ用リーダーライターのRF−IDタグラベルの認識率を向上させる目的で、個装箱に貼付したRF−IDタグラベルを外側して積載しなければならないが、本実施例では、個装箱9の天地方向のみをそろえて、パレット11に積載すれば良い。
即ち、個装箱9のパレット11への積載作業は、従来通りであるため、積載作業効率を低下させることがないものである。
図7は、パレット11上にRF−IDタグラベル2を貼付済みの個装箱9を搭載した状態を示す説明図である。
図7では、例示として、個装箱9aのRF−IDタグラベル2aと個装箱9bのRF−IDタグラベル2bは、前面を向いて積載するが、個装箱9cでは、RF−IDタグラベル2cは背面を向いて積載する。
RF−IDタグの電磁波通過包装材料1により金属製製品を梱包しているため、RF−IDタグ用リーダーライター3よりの磁束は、電磁波通過梱包材料1の中に含まれる軟磁性体金属粉の中を通過し、RF−IDタグ用リーダーライター3よりは、金属製製品4が存在しないのと等価となる。
さらに、RF−IDタグラベルの背面には製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6が配置していないため、パレット上にある個装箱9の外側側面に貼付しているRF−IDタグラベルの複数同時読み取りに影響を及ぼさないのである。
このため、RF−IDタグ用リーダーライター3によるパレット上11に積載している各個装箱9に貼付しているRF−IDタグ2の複数同時読み取りが可能となるものである。
即ち、RF−IDタグ用リーダーライター3では、金属製製品4を梱包する個装箱9の外側にRF−IDタグラベル2を貼付して、パレット11上に積載しても、パレット11上にある全ての金属製製品4を梱包する個装箱9の外側に貼付しているRF−IDタグ2の確実なリードが可能となる。
なお、RF−IDタグ用リーダーライター3によるRF−IDタグ2の複数同時読み取りを可能とする衝突防止機能を以下に概説する。
RF−IDタグシステムでは、RF−IDタグ用リーダーライターによるRF−IDタグの複数同時読み取りを可能とする衝突防止機能は、RF−IDタグ用リーダーライター3の通信可能領域にRF−IDタグ2が複数個入ったときには、RF−IDタグ2より一斉に応答する。
これでは、RF−IDタグ用リーダーライター3では、RF−IDタグ2よりの応答データの衝突(コリジョン)が発生し、読み取り不能になる。
このため、RF−IDタグ用リーダーライター3よりの問い合わせに応答するタイミングをRF−IDタグ2ごとに変えることにより、衝突防止(アンチコリジョン)をはかり、RF−IDタグ用リーダーライター3での一括リードを可能としている。
図8は、本発明を利用した出荷検品工程を概説する説明図である。
フォークリフト12にてRF−IDタグラベル2が貼付済みの個装箱9を積載したパレット11ごとターンテーブル13に搭載後、ターテーブル13自体が回転し、ターンテーブル13の脇に設置しているRF−IDタグ用リーダーライター2により、各々の個装箱9の側面に貼付しているRF−IDタグラベル2を徐々に読み込みこむことで、RF−IDタグ用リーダーライター3に接続している出荷検品用パーソナルコンピュータ14、出荷する製品の品名等及び個数の自動認識が可能となるものである。
〈変形実施例〉
本発明の電磁波通過梱包材は、前記実施例に拘泥することなく、実施可能である。
前記実施例では、緩衝体7は、直方体の金属製製品4に対応させるために中央凹状窪み部8を有していると説明した。
しかし、本発明には、直方体の金属製製品等のみを対象としているのではない。即ち、金属製製品等は、一般には、直方体とは限らず、様々な形状があり、それに対応した形状の緩衝体となる。
この場合でも、個装箱及び緩衝体等により個装箱の外側に貼付したRF−IDタグラベル2の背後に電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品6が配置されない範囲が生じ、この範囲が、RF−IDタグラベル貼付位置10となり、この範囲にRF−IDタグラベル2を貼付する範囲となる。
本発明の電磁波通過梱包材1は、軟磁性体金属粉を含有する熱可塑性樹脂フィルムの内側に帯電防止加工済み熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした得たものとして説明したが、帯電防止加工済み熱収縮性気泡緩衝シートをラミネートし、帯電防止機能と緩衝機能を付与しても良い。
また、本発明の電磁波通過梱包材1は、軟磁性体金属粉を含有する熱可塑性樹脂フィルムの内側に帯電防止加工済み熱可塑性樹脂フィルムをラミネートした得たものとして説明したが、軟磁性体金属粉を含有する熱可塑性樹脂フィルムの内側に公知の金属酸化膜等を蒸着して得た導電性フィルムをドライラミネートして得たものであっても良い。
さらに、本発明の電磁波通過梱包材1は、軟磁性体金属粉を含有する熱可塑性樹脂フィルムの内側に帯電防止剤練り込み済み熱可塑性樹脂フィルムをドライラミネートした得たものとして説明したが、軟磁性体金属粉を含有する熱可塑性樹脂フィルムの内側に公知の帯電防止剤をコーティングして得たものであっても良い。
RF−IDタグリーダーライター3は、RF−IDタグ利用物流管理システムで良く活用されるトンネル型リーダーライターでもかまわない。
RF−IDタグ利用物流管理システムでは、梱包する内容物によって、自動認識率が変化することが指摘されていたが、RF−IDタグ利用流通管理システムでの同様なことは指摘されている。
このため、本発明は、RF−IDタグ利用物流管理システムのみならずRF−IDタグ利用流通管理システムでもRF−IDタグの自動認識率の向上に貢献するため、RF−IDタグシステムの本格普及の一助になるものである。
金属製製品外観図 金属製製品を製袋状電磁波通過梱包材料に梱包する状態説明図 緩衝体外観図 金属製製品梱包説明図 金属製製品の個装箱へのRF−IDタグラベル貼付可能位置説明図 RF−IDタグラベル貼付済み個装箱側面図 パレット上にRF−IDタグラベル貼付済み個装箱搭載図 出荷検品説明図
符号の説明
1 :電磁波通過梱包材料
2 :RF−IDタグラベル(2a、2b、2C)
3 :RF−IDタグ用リーダーライター
4 :金属製製品
5 :製袋状電磁波通過梱包材料
6 :製袋状電磁波通過梱包材料による梱包済み金属製製品
7 :緩衝体
8 :中央凹状窪み部
9 :個装箱(9a、9b、9c)
10 :RF−IDタグラベル貼付位置
11 :パレット
12 :フォークリフト
13 :ターンテーブル
14 :出荷検品用パーソナルコンピュータ

Claims (3)

  1. 軟磁性体金属粉を含有する熱可塑性樹脂フィルムの内側に帯電防止加工済み熱可塑性樹脂フィルムをラミネートしたことを特徴とする電磁波通過梱包材料。
  2. 請求項1に記載の電磁波通過梱包材料にて帯電防止加工済み熱可塑性樹脂フィルムを内として製品を梱包後に両側に緩衝体を挿入し、個装箱挿入することを特徴とする前記電磁波通過梱包材料による梱包方法。
  3. 請求項2に記載の個装箱の外側側面にRF−IDタグラベルを貼付する場合において、前記RF−IDタグラベルの背面に前記電磁波通過梱包材料にて梱包した前記製品が無い位置に前記RF−IDタグラベルを貼付することを特徴とする電磁波通過梱包材料による梱包方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2013054657A1 (ja) * 2011-10-11 2015-03-30 住友理工株式会社 イオン成分が固定化されたエラストマー材料およびその製造方法

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