JP2008075985A - 空調機の室内ユニット - Google Patents

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Morimichi Okada
守道 岡田
Tetsuya Morisane
哲也 森實
Tomohiro Yabu
知宏 薮
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Abstract

【課題】システム天井に設置されて室内へ空気を吹き出す空調機の室内ユニット(10)において、ケーシング本体(26)に化粧パネル(27)を取り付ける取付作業の作業性を向上させる。
【解決手段】化粧パネル(27)に、ケーシング本体(26)の側面に沿って延びる固定部(12)を設ける。そして、固定部(12)に形成された挿通孔(11)へ挿通される固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の側面に固定されるように、室内ユニット(10)を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、天井に設置されて室内へ空気を吹き出す空調機の室内ユニットに関するものである。
従来より、天井に設置されて室内へ空気を吹き出す空調機の室内ユニットが知られている。空調機の室内ユニットとしては、送風機及び熱交換器を備える室内ユニット、ダクトを介して流入した空気を室内へ吹き出すだけ室内ユニットなどがある。この種の室内ユニットの一例が特許文献1に開示されている。
具体的に、特許文献1の室内ユニットは、送風機及び熱交換器を備える室内ユニットである。この室内ユニットは、ケーシング本体と化粧パネルとから構成されたケーシングを備えている。ケーシング本体は、熱交換器や送風機などの各種構成機器を収容している。ケーシング本体は、天井に形成された開口を臨むように設置される。化粧パネルは、ケーシング本体の下面を覆って室内に露出するように取り付けられる。化粧パネルには、吸込口と吹出口とが形成されている。この室内ユニットは、吸込口から吸い込んだ室内の空気をケーシング本体で温度調節した後に吹出口から室内へ吹き出すように構成されている。
一方、近年は、空調機の室内ユニットを設置する天井の形態が従来とは異なるシステム天井が、オフィスビルなどでよく用いられている。システム天井は、建物の躯体からシステム天井用の枠部材を吊り下げて、その枠部材の枠に天井板や室内ユニットなどを取り付けることにより構成されるものである。
特開2005−241243号公報
ところで、従来の空調機の室内ユニットは、化粧パネルを取り付けるためのネジ穴がケーシング本体の下面に設けられていた。このため、作業者は、ケーシング本体に化粧パネルを取り付ける取付作業を室内から天井を仰ぐような姿勢で行わなければならず、取付作業の作業性が必ずしも良好ではなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井に設置されて室内へ空気を吹き出す空調機の室内ユニットにおいて、ケーシング本体に化粧パネルを取り付ける取付作業の作業性を向上させることにある。
第1の発明は、吸込口(22)と吹出口(23)とが形成されたケーシング(34)を備える一方、上記ケーシング(34)は、上記吸込口(22)から吹出口(23)へ向かう空気が内部を流通する箱状のケーシング本体(26)と、上記吹出口(23)が形成されて該ケーシング本体(26)の下面を覆う化粧パネル(27)とを備え、上記化粧パネル(27)が天井面において室内へ露出する状態でシステム天井に設置される空調機の室内ユニット(10)を対象とする。そして、この室内ユニット(10)は、上記化粧パネル(27)が、上記ケーシング本体(26)の側面に沿って延びる固定部(12)を備え、該固定部(12)に形成された挿通孔(11)へ挿通される固定ネジ(15)によって該ケーシング本体(26)の側面に固定される。
第1の発明では、室内ユニット(10)がシステム天井に設置される。システム天井では、室内ユニット(10)を設置するシステム天井の枠に隣接して、天井板などを設置する枠が存在している。従って、室内ユニット(10)を設置する部分にのみ開口が形成される通常の天井とは異なり、化粧パネル(27)を取り付ける作業者が、室内ユニット(10)を設置する枠の隣りの枠を通じて、システム天井の天井裏に位置するケーシング本体(26)の側面に対して室内から作業を行うことができる。このため、この第1の発明の室内ユニット(10)は、固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の側面に固定されるように構成されている。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記化粧パネル(27)では、上記固定部(12)が傾倒可能に設けられている。
第2の発明では、固定部(12)が傾倒可能になっている。固定部(12)を倒すと固定部(12)が化粧パネル(27)の背面から突出しない状態になる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記固定部(12)が、上記ケーシング本体(26)の側面のうち対向する2つの側面に対して設けられている。
第3の発明では、固定部(12)をケーシング本体(26)の側面のうち対向する2つの側面に対して設けている。従って、作業者がケーシング本体(26)の側面のうち2つの側面に対して作業するだけ化粧パネル(27)がケーシング本体(26)に固定される。
第4の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記固定部(12)が、上記ケーシング本体(26)の側面のうち4つの側面に対して設けられている。
第4の発明では、固定部(12)をケーシング本体(26)の側面のうち4つの側面に対して設けている。従って、化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の4つの側面でケーシング本体(26)に固定される。
第5の発明は、上記第1乃至第4の何れか1つの発明において、上記挿通孔(11)が、少なくとも一部が上下方向に延びる長穴状になっている。
第5の発明では、挿通孔(11)には、上下方向に延びる長穴状の部分が存在している。このため、化粧パネル(27)の固定部(12)の挿通孔(11)に固定ネジ(15)を挿通した後でも、化粧パネル(27)を上下方向に移動させることが可能である。
第6の発明は、上記第1乃至第5の何れか1つの発明において、上記固定部(12)には、上記挿通孔(11)の周りの部分を分断する分断部(35)が、少なくとも固定ネジ(15)の軸部(15a)が挿通可能に形成されている。
第6の発明では、挿通孔(11)の周りの部分を分断する分断部(35)が、少なくとも固定ネジ(15)の軸部(15a)が挿通可能に形成されている。このため、先に固定ネジ(15)をケーシング本体(26)に取り付けておき、固定ネジ(15)の軸部(15a)を分断部(35)を通じて挿通孔(11)に導くことが可能である。すなわち、化粧パネル(27)を取り付ける前に固定ネジ(15)をケーシング本体(26)に取り付けておいても、固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)をケーシング本体(26)の側面に固定することが可能である。
第7の発明は、上記第1乃至第5の何れか1つの発明において、上記挿通孔(11)が、上記固定ネジ(15)の頭部(15b)が挿通可能な大孔部(11a)と、該大孔部(11a)に連続して形成されて該固定ネジ(15)のうち軸部(15a)だけが挿通可能な小孔部(11b)とを備えている。
第7の発明では、挿通孔(11)が、大孔部(11a)と小孔部(11b)とを備えている。大孔部(11a)は、固定ネジ(15)の頭部(15b)が挿通可能である。このため、先に固定ネジ(15)をケーシング本体(26)に取り付けておき、固定ネジ(15)の頭部(15b)を大孔部(11a)に挿通させてから固定ネジ(15)の軸部(15a)を小孔部(11b)に導くことで、固定ネジ(15)が挿通孔(11)の小孔部(11b)が挿通する状態にすることが可能である。すなわち、化粧パネル(27)を取り付ける前に固定ネジ(15)をケーシング本体(26)に取り付けておいても、固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)をケーシング本体(26)の側面に固定することが可能である。
第8の発明は、上記第7の発明において、上記大孔部(11a)が、上記挿通孔(11)の上部よりも下側に位置している。
第8の発明では、固定ネジ(15)の頭部(15b)を大孔部(11a)に挿通させてから、化粧パネル(27)を下方へ移動させると固定ネジ(15)の軸部(15a)が小孔部(11b)に導かれる。そして、固定ネジ(15)の軸部(15a)が小孔部(11b)に挿通する状態で、化粧パネル(27)が固定ネジ(15)に仮掛けされる。
第9の発明は、上記第1乃至第8の何れか1つの発明において、上記ケーシング本体(26)と上記化粧パネル(27)との間には、該ケーシング本体(26)から吹出口(23)へ向かう空気の漏れを阻止するためのシール部材(13)が挟み込まれている。
第9の発明では、ケーシング本体(26)と化粧パネル(27)との間にシール部材(13)が挟み込まれている。このため、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に取り付けた状態でケーシング本体(26)の下面と化粧パネル(27)の上面との間に隙間がある状態でも、ケーシング本体(26)から吹出口(23)へ向かう空気の漏れをシール部材(13)によって阻止することが可能である。
第10の発明は、上記第1乃至第9の何れか1つの発明において、上記化粧パネル(27)は、該化粧パネル(27)の高さの調節の際に化粧パネル(27)の外周から外側へ突出させた状態で上記システム天井の天井面に当接させてガイドとなるガイド部材(28)を備えている。
第10の発明では、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に取り付ける際に、例えばガイド部材(28)の背面を天井面に当接させた状態を維持しながら、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)の側面にネジ止めする。これにより、例えば目視で化粧パネル(27)の高さを確認しながら作業をしなくても、化粧パネル(27)が常に所定の高さに調節される。
第11の発明は、上記第1乃至第10の何れか1つの発明において、上記ケーシング本体(26)内には、上記吸込口(22)から吹出口(23)へ向かう空気を流通させるための送風機(39)と、該吹出口(23)へ向かう空気を冷媒と熱交換させる熱交換器(38)とが収容されている。
第11の発明では、ケーシング本体(26)が、送風機(39)と熱交換器(38)とを収容している。ケーシング本体(26)では、吸込口(22)から吸い込まれた空気が熱交換器(38)で熱交換される。熱交換された空気は、化粧パネル(27)の吹出口(23)から室内へ吹き出される。
第12の発明は、上記第11の発明において、上記吸込口(22)が、上記ケーシング本体(26)に形成されている。
第12の発明では、吸込口(22)がケーシング本体(26)に形成され、吹出口(23)が化粧パネル(27)に形成されている。つまり、この室内ユニット(10)では、吹出口(23)と吸込口(22)とが離れている。
本発明では、作業者がケーシング本体(26)の側面に対して室内から作業を行うことができるので、固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の側面に固定されるように室内ユニット(10)が構成されている。つまり、作業者が上を向く姿勢ではなく横を向く姿勢で化粧パネル(27)の取付作業を行うことができるように、室内ユニット(10)が構成されている。従って、化粧パネル(27)の取付作業の作業性を向上させることができる。
また、上記第2の発明では、固定部(12)が傾倒可能になっており、固定部(12)が化粧パネル(27)の背面から突出しない状態にすることが可能である。従って、化粧パネル(27)を梱包する際や運搬する際に化粧パネル(27)の取り扱いが容易になると共に、固定部(12)が突出していないので化粧パネル(27)を取り扱う際の安全性が向上する。
また、第3の発明では、作業者がケーシング本体(26)の側面のうち2つの側面に対して作業するだけ化粧パネル(27)がケーシング本体(26)に固定されるようにしている。従って、必要最小限の作業量で化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に固定することができる。
また、第4の発明では、化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の4つの側面でケーシング本体(26)に固定されるようにしている。従って、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に強固に固定することができる。
また、上記第5の発明によれば、化粧パネル(27)の固定部(12)の挿通孔(11)に固定ネジ(15)を挿通した後でも、化粧パネル(27)を上下方向に移動させることができる。つまり、化粧パネル(27)をネジ止めしながら化粧パネル(27)の高さを天井面に対して調節することができる。ここで、従来の室内ユニットでは、固定ネジ(15)を上下方向に嵌め込むので、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)にネジ止めする箇所では化粧パネル(27)の高さ調節を行うことができなかった。このため、化粧パネル(27)の高さ調節を行う機構が別途に必要となっていた。これに対して、この第5の発明では、固定部(12)で化粧パネル(27)の高さ調節を行うことが可能であるので、化粧パネル(27)の高さ調節を行う機構を設ける必要がなく、室内ユニット(10)の構成を簡素化することができる。
また、上記第6、第7の各発明によれば、化粧パネル(27)を取り付ける前に固定ネジ(15)をケーシング本体(26)に取り付けておいても、固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)をケーシング本体(26)の側面に固定することができる。従って、先にケーシング本体(26)に取り付けた固定ネジ(15)に化粧パネル(27)を引っ掛けておくことで、化粧パネル(27)を仮掛けすることができる。このため、作業者が化粧パネル(27)を下から支える必要がなくなるので、化粧パネル(27)の取付作業の作業性が向上する。
また、上記第8の発明では、固定ネジ(15)の軸部(15a)が小孔部(11b)に挿通する状態で、化粧パネル(27)が固定ネジ(15)に仮掛けされるようにしている。従って、仮掛けする状態で化粧パネル(27)が固定ネジ(15)から外れることはないので、化粧パネル(27)の取付作業の作業性がさらに向上する。また、ケーシング本体(26)に固定した化粧パネル(27)が、固定ネジ(15)が緩むことによって下方へ移動したとしても、化粧パネル(27)が固定ネジ(15)から外れることはないので、化粧パネル(27)の落下を防止することができる。
また、上記第9の発明では、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に取り付けた状態でケーシング本体(26)の下面と化粧パネル(27)の上面との間に隙間がある状態でも、ケーシング本体(26)から吹出口(23)へ向かう空気の漏れをシール部材(13)により阻止することが可能である。従って、予めケーシング本体(26)の高さを厳密に調節する必要がないので、ケーシング本体(26)の高さを調節する機構を設ける必要がなく、室内ユニット(10)の構成を簡素化することができる。そして、ケーシング本体(26)の高さを調節する作業を行う必要がないので、化粧パネル(27)の取付作業を容易にすることができる。
また、上記第10の発明では、化粧パネル(27)がガイド部材(28)を備えているので、化粧パネル(27)の高さを確認しながら作業をしなくても、化粧パネル(27)が常に所定の高さに調節される。従って、化粧パネル(27)の高さを容易に精度良く調節することができる。
また、上記第12の発明では、吸込口(22)をケーシング本体(26)に形成することで、吹出口(23)と吸込口(22)とが離れた位置に形成されるようにしている。従って、吹出口(23)から吹き出された空気がそのまま吸込口(22)から吸い込まれる、いわゆるショートサーキットを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態の空調機の室内ユニット(10)は、送風機(39)や熱交換器(38)を備える室内カセットである。この室内ユニット(10)は、システム天井用の室内ユニット(10)として構成されており、図1に示すように、システム天井用の枠部材(30)の枠に嵌め込まれた状態で設置される。
以下では、先ず本実施形態に係る室内ユニット(10)が設置されるシステム天井について説明し、次に本実施形態に係る室内ユニット(10)について説明する。
−システム天井の構成−
システム天井は、図3に示すように、システム天井用の枠部材(30)を備えている。枠部材(30)は、建物の躯体の天井から棒状の吊部材(32)を介して吊り下げられている。枠部材(30)は、真っ直ぐな枠構成部材(31,31,…)を格子状に組み立てることにより構成されている。枠部材(30)の各枠は、例えば一辺が60cmの正方形になっている。一般に、システム天井には、一辺が60cmの正方形の枠の枠部材(30)か、一辺が64cmの正方形の枠の枠部材(30)がよく用いられる。システム天井では、枠部材(30)の各枠を塞ぐように天井板(20)や照明器具などが取り付けられる。
枠構成部材(31)は、吊部材(32)を介して天井から吊り下げられる主部材と、該主部材によって支持される副部材とから構成されている。枠構成部材(31)は、断面形状が略T次状に形成されている。
−室内ユニットの構成−
本実施形態の室内ユニット(10)は、図示しない室外ユニットと共に空調機を構成している。室内ユニット(10)は、冷媒配管を介して室外ユニットに接続される。この空調機は、冷房運転と暖房運転とを選択的に実行可能に構成されている。
この室内ユニット(10)は、図1に示すように、ケーシング本体(26)と化粧パネル(27)とを有するケーシング(34)を備えている。ケーシング本体(26)は、箱状に形成され、送風機(39)と熱交換器(38)とドレンパン(40)とを収容している。ケーシング本体(26)は、吊部材(32)によって天井から吊り下げられて設置される。
ケーシング本体(26)の主側面には、図2に示すように、化粧パネル(27)を固定する際に使用する固定ネジ(15)を螺合させるネジ穴(18)が4つ形成されている。ネジ穴(18)は、ケーシング本体(26)の4つの主側面のうち対向する2つの主側面に2つずつ形成されている。各ネジ穴(18)は、ケーシング本体(26)の主側面の下寄りの位置に形成されている。また、ケーシング本体(26)には、後述する吊りフック(17)を引っ掛けるための引掛部(33)が4つ設けられている。引掛部(33)の位置は、吊りフック(17)の位置に対応している。
送風機(39)は、いわゆるターボファンとして構成されている。送風機(39)は、ケーシング本体(26)の真ん中付近に配置され、後述する吸込口(22)の上側に位置している。送風機(39)は、ファンモータ(39a)と羽根車(39b)とを備えている。ファンモータ(39a)は、ケーシング本体(26)の天板に固定されている。羽根車(39b)は、ファンモータ(39a)の回転軸に連結されている。送風機(39)の下側には、吸込口(22)に連通するベルマウス(25)が設けられている。送風機(39)は、ベルマウス(25)を介して下側から吸い込んだ空気を側方へ吹き出すように構成されている。
熱交換器(38)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。熱交換器(38)は、平面視でロ字状に形成され、送風機(39)の側方を囲うように配置されている。熱交換器(38)は、四角のうちの1箇所が僅かに開口している。その開口を挟む熱交換器(38)の端部の一方には、ケーシング(34)の側面の角部に設けられた接続ポートから延びるガス側冷媒配管と液側冷媒配管とが接続されている(図示省略)。これら接続ポートには、室外ユニットからの冷媒配管が接続される。
ドレンパン(40)は、熱交換器(38)の下側に設けられている。ドレンパン(40)は、熱交換器(38)において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けるためのものである。ドレンパン(40)には、ドレン水を排水するためのドレンポンプが設けられている(図示省略)。ドレンパン(40)は、ドレンポンプを設置した箇所にドレン水が集まるように勾配がつけられている。
化粧パネル(27)は、ケーシング本体(26)の下面に取り付けられる部材である。化粧パネル(27)は、正方形の板状に形成されている。化粧パネル(27)の平面形状は、システム天井の枠部材(30)の枠より僅かに小さくなっている。化粧パネル(27)がケーシング本体(26)に取り付けられた状態では、化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の下面を覆って室内に露出する。
化粧パネル(27)には、1つの吸込口(22)と8つの吹出口(23)とが形成されている。吸込口(22)は、化粧パネル(27)の真ん中付近に形成されている。吸込口(22)の裏側には、吸込空気の塵埃を除去するためのフィルタが設けられている。吸込口(22)には、スリット状の開口が複数形成された吸込グリル(29)が嵌め込まれる。吹出口(23)は、吸込口(22)の外側に形成されている。吹出口(23)のうち4つは、化粧パネル(27)の各辺に沿うように配置されている。残りの4つは、化粧パネル(27)のコーナー付近の外周に沿うように配置されている。
化粧パネル(27)には、外周から上側へ延びる固定部(12)が4つ設けられている。固定部(12)は、ケーシング本体(26)の側面に沿うように形成されている。固定部(12)は、化粧パネル(27)の4辺のうち対向する2辺に2つずつ設けられている。固定部(12)の位置は、ケーシング本体(26)の側面のネジ穴(18)の位置に対応している。各固定部(12)は、上下方向に長い長方形状の板状部材であり、下端が化粧パネル(27)の外周に接合されている。各固定部(12)には、上下方向に延びる長穴状の挿通孔(11)が形成されている。挿通孔(11)の幅は、ネジ穴(18)に螺合される固定ネジ(15)の軸部(15a)の直径よりも広く、固定ネジ(15)の頭部(15b)の直径よりも狭い。つまり、挿通孔(11)は、固定ネジ(15)うちの軸部(15a)のみ挿通可能である。
また、化粧パネル(27)には、吸込口(22)の外周付近に吊りフック(17)が4つ設けられている。吊りフック(17)は、吸込口(22)の各辺に対してそれぞれ設けられている。
この室内ユニット(10)をシステム天井に設置する際は、まずケーシング本体(26)が設置される。ケーシング本体(26)は、システム天井の枠部材(30)の枠の開口を臨むような状態で吊部材(32)によって天井から吊り下げられる。続いて、化粧パネル(27)の吊りフック(17)を引掛部(33)に引っ掛けて、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に吊り下げる。そして、化粧パネル(27)の下面がシステム天井の天井面と面一になるように化粧パネル(27)の高さを調節しながら、固定ネジ(15)を化粧パネル(27)の各固定部(12)の挿通孔(11)に挿通させてから、固定ネジ(15)をケーシング本体(26)のネジ穴(18)に螺合させて締め付ける。これにより、化粧パネル(27)が、固定部(12)でケーシング本体(26)の側面にネジ止めされる。
−実施形態の効果−
上記実施形態では、作業者がケーシング本体(26)の側面に対して室内から作業を行うことができるので、固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の側面に固定されるように室内ユニット(10)が構成されている。つまり、作業者が上を向く姿勢ではなく横を向く姿勢で化粧パネル(27)の取付作業を行うことができるように、室内ユニット(10)が構成されている。従って、化粧パネル(27)の取付作業の作業性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、作業者がケーシング本体(26)の側面のうち2つの側面に対して作業するだけ化粧パネル(27)がケーシング本体(26)に固定されるようにしている。従って、必要最小限の作業量で化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に固定することができる。
また、上記実施形態では、化粧パネル(27)の固定部(12)の挿通孔(11)に固定ネジ(15)を挿通した後でも、化粧パネル(27)を上下方向に移動させることができる。つまり、化粧パネル(27)をネジ止めしながら化粧パネル(27)の高さを天井面に対して調節することができる。ここで、従来の室内ユニットでは、固定ネジ(15)を上下方向に嵌め込むので、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)にネジ止めする箇所では化粧パネル(27)の高さ調節を行うことができなかった。このため、化粧パネル(27)の高さ調節を行う機構が別途に必要となっていた。これに対して、この第2の発明では、固定部(12)で化粧パネル(27)の高さ調節を行うことが可能であるので、化粧パネル(27)の高さ調節を行う機構を設ける必要がなく、室内ユニット(10)の構成を簡素化することができる。
−実施形態の変形例1−
実施形態の変形例1について説明する。この変形例1では、図4に示すように、吸込口(22)がケーシング本体(26)に形成されている。
具体的に、吸込口(22)は、ケーシング本体(26)の天板の真ん中付近に形成されている。この場合、送風機(39)は、吸込口(22)の下側に位置している。送風機(39)のファンモータ(39a)は、ケーシング本体(26)の底板に固定されている。送風機(39)の上側には、吸込口(22)に連通するベルマウス(25)が設けられている。送風機(39)は、ベルマウス(25)を介して上側から吸い込んだ空気を側方へ吹き出すように構成されている。
ここで、システム天井以外の天井の場合は、天井裏の通気性が比較的悪く、天井裏の空気が空調の吸込空気に適さない場合がある。これに対して、システム天井の場合は、天井板の隙間から空気が流通するので、天井裏の空気環境が室内空間とほぼ同じになる。このため、天井裏から空気を吸い込むようにしても空調機の効率にほとんど影響を与えないので、この変形例1の室内ユニット(10)は、天井裏の空気を吸い込んで室内空間へ吹き出すように構成されている。これにより、ショートサーキットを防止することができ、空調機の効率を向上させることができる。
−実施形態の変形例2−
実施形態の変形例2について説明する。この変形例2では、図5に示すように、ケーシング本体(26)と化粧パネル(27)との間に、ケーシング本体(26)から吹出口(23)へ向かう空気の漏れを阻止するためのシール部材(13)が挟み込まれている。
具体的に、シール部材(13)は、クッション性を有する部材であり、化粧パネル(27)の背面に取り付けられている。なお、シール部材(13)は、ケーシング本体(26)の下面に取り付けられていてもよい。シール部材(13)は、全ての吹出口(23)を囲うように化粧パネル(27)の全周に亘って吹出口(23)の内側と外側とにそれぞれ設けられている。この変形例2では、シール部材(13)をケーシング本体(26)の下面に押し付けながら、ケーシング本体(26)に化粧パネル(27)を取り付ける。
ここで、シール部材(13)がなければ、例えば化粧パネル(27)の下面が天井面と面一になるように化粧パネル(27)の高さ調整を行う場合に、ケーシング本体(26)の下面と天井面との高低差が化粧パネル(27)の厚みに等しくなるように、ケーシング本体(26)の高さを厳密に調節する必要がある。このようにしなければ、ケーシング本体(26)から吹出口(23)へ向かう空気の漏れが、ケーシング本体(26)の下面と化粧パネル(27)の上面との間の隙間から漏れてしまう。このため、ケーシング本体(26)を設置した後にケーシング本体(26)の高さを調節する機構が必要である。
これに対して、この変形例2の室内ユニット(10)では、ケーシング本体(26)の下面と天井面との高低差が、化粧パネル(27)の厚みよりも多少大きくても、ケーシング本体(26)の下面と化粧パネル(27)の上面との間に隙間ができる状態になるが、ケーシング本体(26)から吹出口(23)へ向かう空気の漏れがシール部材(13)により阻止される。従って、ケーシング本体(26)の高さを厳密に調節する必要がないので、ケーシング本体(26)の高さを調節する機構を設ける必要がなく、室内ユニット(10)の構成を簡素化することができる。そして、ケーシング本体(26)の高さを調節する作業を行う必要がないので、化粧パネル(27)の取付作業を容易にすることができる。
−実施形態の変形例3−
実施形態の変形例3について説明する。この変形例3では、図6に示すように、固定部(12)の挿通孔(11)が、大孔部(11a)と小孔部(11b)とを備えている。大孔部(11a)は、固定ネジ(15)の頭部(15b)が挿通可能に形成されている。小孔部(11b)は、図6(A)に示すように、大孔部(11a)の上側に連続しており、固定ネジ(15)のうち軸部(15a)だけが挿通可能に形成されている。
なお、大孔部(11a)は、挿通孔(11)の上端部に位置していなければよく、図6(B)に示すように、挿通孔(11)の真ん中付近に位置するようにしてもよい。
この変形例3では、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に取り付ける前に、固定ネジ(15)をケーシング本体(26)のネジ穴(18)に途中まで嵌め込んでおく。そして、挿通孔(11)の大孔部(11a)に固定ネジ(15)の頭部(15b)を挿通させた後に、固定ネジ(15)の軸部(15a)が挿通孔(11)の小孔部(11b)に導かれるように化粧パネル(27)を下側へ移動させて、化粧パネル(27)を固定ネジ(15)に仮掛けする。
この変形例3では、固定ネジ(15)の軸部(15a)が小孔部(11b)に挿通する状態で、化粧パネル(27)が固定ネジ(15)に仮掛けされるようにしている。従って、仮掛けする状態で化粧パネル(27)が固定ネジ(15)から外れることはないので、化粧パネル(27)の取付作業の作業性がさらに向上する。また、ケーシング本体(26)に固定した化粧パネル(27)が、例えば地震時に固定ネジ(15)が緩むことによって下方へ移動したとしても、化粧パネル(27)が固定ネジ(15)から外れることはないので、化粧パネル(27)の落下を防止することができる。
−実施形態の変形例4−
実施形態の変形例4について説明する。この変形例4では、図7に示すように、化粧パネル(27)の高さを調節するためのガイド部材(28)が、化粧パネル(27)に設けられている。
具体的に、ガイド部材(28)は、化粧パネル(27)の前面側の四角に設けられている。ガイド部材(28)は、図7(A)に示すように、背面がフラットの板状の部材で、背面が化粧パネル(27)に当接している。ガイド部材(28)には、貫通孔が形成されている。ガイド部材(28)は、貫通孔にピン部材を挿通させることによって化粧パネル(27)に固定されている。ガイド部材(28)は、ピン部材を中心に水平方向に回転自在に固定される。
この変形例4の室内ユニット(10)では、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に取り付ける際に、図7(B)に示すように、ガイド部材(28)が化粧パネル(27)の外周から外側へ突出する状態になるようにガイド部材(28)を回転させる。そして、ガイド部材(28)の背面が天井面に当接する状態を維持しながら、固定部(12)の挿通孔(11)へ挿通される固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の側面に固定される。
この変形例4では、化粧パネル(27)がガイド部材(28)を備えているので、例えば目視で化粧パネル(27)の高さを確認しながら作業をしなくても、化粧パネル(27)が常に所定の高さに調節される。従って、化粧パネル(27)の高さを容易に精度良く調節することができる。
−実施形態の変形例5−
実施形態の変形例5について説明する。この変形例5では、図8に示すように、固定部(12)が傾倒可能になっている。
具体的に、固定部(12)の下部には、図8(A)に示すように、固定部(12)の厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。固定部(12)は、貫通孔にピン部材を挿通させることによって化粧パネル(27)に固定されている。固定部(12)をピン部材を中心に回転させると、固定部(12)が倒れて化粧パネル(27)の背面から突出しない状態になる。
この変形例5では、固定部(12)が傾倒可能になっており、固定部(12)が化粧パネル(27)の背面から突出しない状態にすることが可能であるため、化粧パネル(27)を梱包する際や運搬する際に化粧パネル(27)の取り扱いが容易になると共に、固定部(12)が突出していないので化粧パネル(27)を取り扱う際の安全性が向上する。
なお、貫通孔は、図8(B)に示すように、固定部(12)の幅方向に延びるヒンジ部(12a)を設けて、固定部(12)を傾倒可能にしてもよい。この場合、固定部(12)は、化粧パネル(27)に対して略水平になるように倒れる。
−実施形態の変形例6−
実施形態の変形例6について説明する。この変形例6では、図9に示すように、固定部(12)に挿通孔(11)の周りの部分を分断する分断部(35)が、固定ネジ(15)の軸部(15a)が挿通可能に形成されている。分断部(35)は、挿通孔(11)の真ん中付近の高さから外側へ向かって延びている。
この変形例6では、先に固定ネジ(15)をケーシング本体(26)に取り付けておき、固定ネジ(15)の軸部(15a)を分断部(35)を通じて挿通孔(11)に導くことが可能である。すなわち、化粧パネル(27)を取り付ける前に固定ネジ(15)をケーシング本体(26)に取り付けておいても、固定ネジ(15)によって化粧パネル(27)をケーシング本体(26)の側面に固定することが可能である。従って、先にケーシング本体(26)に取り付けた固定ネジ(15)に化粧パネル(27)を引っ掛けておくことで、化粧パネル(27)を仮掛けすることができる。このため、作業者が化粧パネル(27)を下から支える必要がなくなるので、化粧パネル(27)の取付作業の作業性が向上する。
なお、上記変形例5のように固定部(12)を厚さ方向に貫通する貫通孔にピン部材を挿通させることによって固定部(12)を化粧パネル(27)に固定している場合は、他の箇所(他の固定部(12)や吊りフック(17))で化粧パネル(27)を仮掛している状態から固定部(12)を回転させながら固定ネジ(15)の軸部(15a)を分断部(35)を通じて挿通孔(11)に導くことが可能である。
例えば、固定部(12)を化粧パネル(27)の4辺のうち対向する2辺に2つずつ設ける場合は、各辺の固定部(12)のうち一方を分断部(35)を有するタイプのものにして、他方を上記変形例3のような大孔部(11a)と小孔部(11b)とを備えるタイプのものにしてもよい。この場合、同じタイプのもの同士が正面で対向するようには配置しない。化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に取り付ける際は、大孔部(11a)と小孔部(11b)とを備えるタイプの固定部(12)を化粧パネル(27)の仮掛けに用い、化粧パネル(27)の高さを調節した後に分断部(35)を有するタイプの固定部(12)を回転させて固定ネジ(15)の軸部(15a)を分断部(35)を通じて挿通孔(11)に導いて、その固定部(12)でネジ止めする。
《その他の実施形態》
上記実施形態は、以下の変形例のように構成してもよい。
−第1変形例−
上記実施形態について、図10に示すように、室内ユニット(10)が、2方吹出の室内ユニット(10)として構成されていてもよい。この場合、送風機(39)には、いわゆるシロッコファンを用いる。吸込口(22)は、化粧パネル(27)に設けられていてもよいし、ケーシング本体(26)の側面に設けられていてもよい。
−第2変形例−
上記実施形態について、図11に示すように、室内ユニット(10)が、送風機(39)や熱交換器(38)を備えない、いわゆる吹出チャンバとして構成されていてもよい。吹出チャンバ(10)は、ダクト(24)を介して空調機に接続され、ダクトから流入した空気を吹出口(23)から室内へ吹き出す。
−第3変形例−
上記実施形態について、固定部(12)が、ケーシング本体(26)の4つの主側面の全てに対して設けられていてもよい。この場合、ケーシング本体(26)の各主側面に、固定ネジ(15)を螺合させるネジ穴(18)がそれぞれ形成される。また、化粧パネル(27)には、化粧パネル(27)の4辺に固定部(12)がそれぞれ設けられる。この第3変形例では、化粧パネル(27)がケーシング本体(26)の4つの側面でケーシング本体(26)に固定されるので、化粧パネル(27)をケーシング本体(26)に強固に固定することができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、天井に設置されて室内へ空気を吹き出す空調機の室内ユニットについて有用である。
本発明の実施形態に係る空調機の室内ユニットの断面図である。 本発明の実施形態に係る空調機の室内ユニットの斜視図である。 発明の実施形態に係る空調機の室内ユニットを設置するシステム天井の斜視図である。 本発明の実施形態の変形例1に係る空調機の室内ユニットの断面図である。 本発明の実施形態の変形例2に係る空調機の室内ユニットの要部の拡大断面図である。 本発明の実施形態の変形例3に係る空調機の室内ユニットの固定部の斜視図である。(A)は大孔部が挿通孔の下端にあるタイプのものを示す図であり、(B)は大孔部が挿通孔の真ん中付近にあるタイプのものを示す図である 本発明の実施形態の変形例4に係る空調機の室内ユニットの要部の拡大断面図であり、(A)はガイド部材を使用していない状態を示す図であり、(B)はガイド部材の使用している状態を示す図である。 本発明の実施形態の変形例5に係る空調機の室内ユニットの固定部の図である。(A)は固定部を化粧パネルの各辺に沿う方向に倒すタイプのものを示す正面図であり、(B)は固定部を化粧パネルの内側へ向かって倒すタイプのものを示す斜視図である。 本発明の実施形態の変形例6に係る空調機の室内ユニットの固定部の斜視図である。 その他の実施形態の第1変形例に係る空調機の室内ユニットの斜視図である。 その他の実施形態の第2変形例に係る空調機の室内ユニットの断面図である。
符号の説明
10 室内ユニット
11 挿通孔
11a 大孔部
11b 小孔部
12 固定部
13 シール部材
15 固定ネジ
15a 軸部
15b 頭部
22 吸込口
23 吹出口
26 ケーシング本体
27 化粧パネル
28 ガイド部材
34 ケーシング
35 分断部
38 熱交換器
39 送風機

Claims (12)

  1. 吸込口(22)と吹出口(23)とが形成されたケーシング(34)を備える一方、
    上記ケーシング(34)は、上記吸込口(22)から吹出口(23)へ向かう空気が内部を流通する箱状のケーシング本体(26)と、上記吹出口(23)が形成されて該ケーシング本体(26)の下面を覆う化粧パネル(27)とを備え、
    上記化粧パネル(27)が天井面において室内へ露出する状態でシステム天井に設置される空調機の室内ユニットであって、
    上記化粧パネル(27)は、上記ケーシング本体(26)の側面に沿って延びる固定部(12)を備え、該固定部(12)に形成された挿通孔(11)へ挿通される固定ネジ(15)によって該ケーシング本体(26)の側面に固定されることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記化粧パネル(27)では、上記固定部(12)が傾倒可能に設けられていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  3. 請求項1又は2において、
    上記固定部(12)は、上記ケーシング本体(26)の側面のうち対向する2つの側面に対して設けられていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  4. 請求項1又は2において、
    上記固定部(12)は、上記ケーシング本体(26)の側面のうち4つの側面に対して設けられていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つにおいて、
    上記挿通孔(11)は、少なくとも一部が上下方向に延びる長穴状になっていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つにおいて、
    上記固定部(12)には、上記挿通孔(11)の周りの部分を分断する分断部(35)が、少なくとも固定ネジ(15)の軸部(15a)が挿通可能に形成されていることを特徴する空調機の室内ユニット。
  7. 請求項1乃至5の何れか1つにおいて、
    上記挿通孔(11)は、上記固定ネジ(15)の頭部(15b)が挿通可能な大孔部(11a)と、該大孔部(11a)に連続して形成されて該固定ネジ(15)のうち軸部(15a)だけが挿通可能な小孔部(11b)とを備えていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  8. 請求項7において、
    上記大孔部(11a)は、上記挿通孔(11)の上部よりも下側に位置していることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  9. 請求項1乃至8の何れか1つにおいて、
    上記ケーシング本体(26)と上記化粧パネル(27)との間には、該ケーシング本体(26)から吹出口(23)へ向かう空気の漏れを阻止するためのシール部材(13)が挟み込まれていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  10. 請求項1乃至9の何れか1つにおいて、
    上記化粧パネル(27)は、該化粧パネル(27)の高さの調節の際に化粧パネル(27)の外周から外側へ突出させた状態で上記システム天井の天井面に当接させてガイドとなるガイド部材(28)を備えていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  11. 請求項1乃至10の何れか1つにおいて、
    上記ケーシング本体(26)内には、上記吸込口(22)から吹出口(23)へ向かう空気を流通させるための送風機(39)と、該吹出口(23)へ向かう空気を冷媒と熱交換させる熱交換器(38)とが収容されていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
  12. 請求項11において、
    上記吸込口(22)は、上記ケーシング本体(26)に形成されていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
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