JP2008075725A - ガスの供給制御装置 - Google Patents

ガスの供給制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008075725A
JP2008075725A JP2006254613A JP2006254613A JP2008075725A JP 2008075725 A JP2008075725 A JP 2008075725A JP 2006254613 A JP2006254613 A JP 2006254613A JP 2006254613 A JP2006254613 A JP 2006254613A JP 2008075725 A JP2008075725 A JP 2008075725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas supply
gas
pressure
valve
pressure value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006254613A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kabasawa
靖浩 樺澤
Shiro Senrui
詩郎 泉類
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Engineering Co Ltd
Original Assignee
Showa Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Engineering Co Ltd filed Critical Showa Engineering Co Ltd
Priority to JP2006254613A priority Critical patent/JP2008075725A/ja
Publication of JP2008075725A publication Critical patent/JP2008075725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/32Hydrogen storage

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Abstract

【課題】ガス供給源からガス流路を介してガスを安定供給するガスの供給制御装置において、ガス供給系内にバッファータンク等の緩衝装置を設置することなく、ガス供給系に悪影響を及ぼす急激な圧力上昇を防止することができるガスの供給制御装置を提供する。
【解決手段】ガス流路にステッピング・モータ4駆動方式の自動開閉弁5と、この自動開閉弁5の下流側に圧力計8を設け、この圧力計8の検出圧力値Pと時間の経過とともに増加する任意の目標圧力値との差分に基づいて自動開閉弁5を間欠的に開閉制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、ガス供給源からガス流路を介して需要側へガスを安定供給するガスの供給制御装置に関するものである。
従来から、ガス供給源からガス流路を介して圧力および流量を制御したガスを安定的に供給するガスの供給制御装置が知られている。このガスの供給制御装置は、ガスの急激な圧力変化および流量変化をガス流路の途中に設けたバッファータンクにより吸収し、ガスを安定的に供給することができるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−261847号公報
しかしながら、上記従来のガスの供給制御装置では、バッファータンクの設置スペースを確保する必要があるという課題がある。例えば、自動車に水素を供給する水素ステーションに用いるような場合には装置の設置スペースが限られており、ガス供給系内にバッファータンクを設置することが困難である。
そこで、この発明は、ガス供給系内にバッファータンク等の緩衝装置を設置することなく、ガス供給系に悪影響を及ぼす急激な圧力上昇を防止することができるガスの供給制御装置を提供するものである。
ここで、ガス供給系とは、高圧ガスの供給源から使用設備までの間の高圧ガス供給ライン、すなわち配管、弁、機器等を意味するものとする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ガス供給源からガス流路を介してガスを安定供給するガスの供給制御装置において、前記ガス流路にステッピング・モータ駆動方式の自動開閉弁と、この自動開閉弁の下流側に圧力計を設け、この圧力計の検出圧力値と時間の経過とともに増加する任意の目標圧力値との差分に基づいて前記自動開閉弁を間欠的に開閉制御することを特徴とするガスの供給制御装置とした。
このように構成することで、自動開閉弁の下流の圧力計によって圧力を測定し、この測定圧力値と任意に設定した時間の関数である目標圧力値との差分に基づいてステッピング・モータの正逆回転及び開度を制御し、自動開閉弁を間欠的に開閉制御することができる。ステッピング・モータは矩形の電気信号である入力パルスに応じて一定角度ずつ回転するので、入力パルス数、周波数及び電気信号の向きによってモータの回転角度、回転速度、及び回転方向を高精度に制御することができる。
請求項2に記載した発明は、ガス供給源からガス流路を介してガスを安定供給するガスの供給制御装置において、前記ガス流路にサーボ・モータ駆動方式の自動開閉弁と、この自動開閉弁の下流側に圧力計を設け、この圧力計の検出圧力値と時間の経過とともに増加する任意の目標圧力値との差分に基づいて前記自動開閉弁を間欠的に開閉制御することを特徴とするガスの供給制御装置とした。
このように構成することで、自動開閉弁の下流の圧力計によって圧力を測定し、この測定圧力値と任意に設定した時間の関数である目標圧力値との差分に基づいてサーボ・モータの正逆回転を制御し、自動開閉弁を間欠的に開閉制御することができる。サーボ・モータは、モータに備え付けられたエンコーダによって回転角度、回転速度及び回転方向を検出し、目標値(角度・速度)と検出値(角度・速度)との誤差に比例した電気信号をサーボ・モータに供給し、目標値と検出値との誤差を小さくするフィードバック制御を行うことができるので、モータの回転角度、回転速度、及び回転方向を高精度に制御することができる。
請求項3に記載した発明は、記憶部と演算部とを備えたシーケンサを設け、前記差分を前記シーケンサにより求めて前記自動開閉弁を制御することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のガスの供給制御装置とした。
このように構成することで、任意の時間の関数である目標圧力値と圧力計によって測定された測定圧力値とをシーケンサに格納しておくことができる。そして、これらの値をシーケンサによって比較し、その差分に応じて自動開閉弁の開度及び開閉速度を設定し、その弁の開度及び開閉速度を実現するモータの回転角度、回転速度、及び回転方向を設定することができる。
請求項4に記載した発明は、前記差分に基づいてパルスを発生させるパルス制御部を備え、このパルス制御部によってステッピング・モータを駆動することを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載のガスの供給制御装置とした。
このように構成することで、パルス制御部によってパルスを発生させ、さらにモータを駆動する電気信号に変換してモータを回転させることで自動開閉弁を開閉制御することができる。すなわち、任意に設定した目標圧力値と圧力計によって検出した検出圧力値との差分に基づいてパルス制御部でパルスを発生させ、そのパルスに基づいた電気信号をモータに与えてモータを間欠的に駆動させることができる。
請求項5に記載した発明は、前記差分に基づいて指令値を発生させるサーボ制御部を備え、このサーボ制御部によってサーボ・モータを駆動することを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載のガスの供給制御装置とした。
このように構成することで、サーボ制御部によってパルスを発生させ、さらにモータを駆動する電気信号に変換してモータを回転させることで自動開閉弁を開閉制御することができる。すなわち、任意に設定した目標値と圧力計によって検出した検出圧力値との差分に基づいてサーボ制御部にパルスを発生させ、そのパルスに基づいた電気信号をモータに与えてモータを間欠的に駆動させることができる。
請求項6に記載した発明は、前記ガスが水素ガスまたはヘリウムガスであることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のガスの供給制御装置とした。
水素ガスまたはヘリウムガスは分子量が小さいため、これらのガスの供給系に設けられた遮断弁の上流側が高圧で下流側が中・低圧で供給系内にバッファータンク等の緩衝装置がない場合、遮断弁をわずかに開いただけで下流側の圧力が急激に上昇する。
請求項1又は請求項2に記載した発明によれば、圧力計の測定圧力値と任意に設定した目標圧力値との差分に基づいて自動開閉弁を間欠的かつ高精度に開閉制御し、ガスの圧力上昇をステップ状に制御することが可能となるので、高圧ガスを中・低圧の施設に供給するときに供給系の急激な圧力上昇を防止することができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、シーケンサで演算を行って圧力計の測定圧力値と任意に設定した目標圧力値との差分に基づくモータの回転角度、回転速度、及び回転方向を算出することができる。したがって、自動開閉弁を間欠的かつ高精度に開閉制御し、ガスの圧力上昇を任意に設定した昇圧速度に従ってステップ状に制御することが可能となるので、高圧ガスを中・低圧の施設に供給するときに、供給系の急激な圧力上昇を防止することができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、任意に設定した目標圧力値と圧力計によって検出した検出圧力値との差分に基づいてパルス制御部でパルスを発生させ、そのパルスに基づいた電気信号をモータに与えてモータを間欠的かつ高精度に駆動させることができる。したがって、自動開閉弁を間欠的かつ高精度に開閉制御し、ガスの圧力上昇を任意に設定した昇圧速度に従ってステップ状に制御することが可能となるので、高圧ガスを中・低圧の施設に供給するときに、供給系の急激な圧力上昇を防止することができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、任意に設定した目標値と圧力計によって検出した検出圧力値との差分に基づいてサーボ制御部でパルスを発生させ、そのパルスに基づいた電気信号をモータに与えてモータを間欠的かつ高精度に駆動させることができる。したがって、自動開閉弁を間欠的かつ高精度に開閉制御し、ガスの圧力上昇を任意に設定した昇圧速度に従ってステップ状に制御することが可能となるので、高圧ガスを中・低圧の施設に供給するときに、供給系の急激な圧力上昇を防止することができる効果がある。
請求項6に記載した発明のように、供給源がたとえ高圧の水素ガスまたはヘリウムガスであっても、請求項1〜請求項5までのいずれかに記載した発明によれば、圧力計の測定圧力値と任意に設定した目標圧力値との差分に基づいて自動開閉弁を間欠的かつ高精度に開閉制御し、ガスの圧力上昇をステップ状に制御することが可能となる。したがって、高圧の水素ガスまたはヘリウムガスを中・低圧の施設に供給するときにバッファータンクなどの緩衝装置を設置することなく、供給系の急激な圧力上昇を防止することができる効果がある。
次に、この発明の実施の形態の一例である第一の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、高圧水素容器1から、例えば、化学プラントや半導体工場などの使用設備10に水素を供給するために用いられるガスの供給制御装置である。
第一の高圧水素容器1は、例えば18.5MPaの高圧の水素ガスが充填された水素トレーラーである。水素の供給時には第一の高圧水素容器1に設けられた元弁2を介して配管3に着脱自在に接続されるものである。高圧水素容器1と使用設備10とを結ぶガス流路である配管3の径は通常、例えば0.5〜1インチ程度で、第一の高圧水素容器1から使用設備10までの距離も、例えば1m程度である。元弁2の下流の配管3の途中にはステッピング・モータ4により駆動される自動開閉弁5が設けられている。自動開閉弁5の下流には隔離弁6及び逆止弁7が設けられている。逆止弁7の下流の配管3の途中には圧力計8が設けられ、その下流に設けられた圧力制御弁9を通して、例えば0.95MPaの中・低圧で水素を使用する使用設備10に水素を供給するものである。
また、圧力計8はケーブル11によってシーケンサ20に接続されている。シーケンサ20はパルス制御部21に接続され、パルス制御部21は自動開閉弁5に搭載されたステッピング・モータ4に接続されている。
図2に示すように、シーケンサ20には記憶部22及び演算部23が設けられている。これにより、圧力計8によって検出された検出圧力値Pをシーケンサ20に送って格納しておくことができる。また、記憶部22には時間の経過に伴って緩やかに増加する任意の時間関数である目標圧力値Pm(t)がマップとして格納されている。したがって、演算部23は目標圧力値Pm(t)と検出圧力値Pに基づいて演算を行うことができる。
また、パルス制御部21には発振器24及びドライバ25が設けられている。パルス制御部21は発振器24及びドライバ25によってシーケンサ20の演算結果に基づく指令値26を矩形の電気信号であるパルスに変換し、さらにそのパルスを電気信号28に変換してステッピング・モータ4を駆動させる。
ここで、高圧水素容器1に充填された水素ガスの供給が終了し、高圧水素容器1を配管3から取り外し、新たに水素ガスを充填した高圧水素容器1を配管3に接続する順序を説明する。
まず、高圧水素容器1に充填されたガスを供給している間は、元弁2、自動開閉弁5、及び隔離弁6は全開となっている。
次に、高圧水素容器1に充填された水素ガスを供給し終わって、圧力計8による検出圧力値Pが設定した圧力値、例えば0.95Mpaとなった後は、自動開閉弁5を閉じ、元弁2を閉じてから高圧水素容器1を配管3から取り外す。そして、新たに水素ガスが充填された高圧水素容器1を配管3に元弁2を介して再び接続し、元弁2を開く。
そして、再び自動開閉弁5を開くときに、自動開閉弁5の下流の圧力の急激な上昇を避けるために自動開閉弁5の制御を開始する。
次に、図3のフローチャートに基づいて、この第一の実施の形態における自動開閉弁5の開閉制御について説明する。図3に示すように、制御開始後、まずステップS1で自動開閉弁5の下流の圧力計8によって検出圧力値Pを検出してステップS2へ進む。検出した検出圧力値Pはシーケンサ20に送られる。次に、ステップS2で、目標圧力値Pm(t)と検出圧力値Pをシーケンサ20によって比較する。目標圧力値Pm(t)が検出圧力値Pよりも大きければステップS3へ進む。
ステップS3ではシーケンサ20によって目標圧力値Pm(t)と検出圧力値Pとの差分に応じた弁の開度及び開閉速度を算出し、さらにそれに基づいてステッピング・モータ4の回転角度、回転速度及び回転方向を算出し、その算出値に応じた指令値26をパルス制御部21によって矩形の電気信号であるパルスに変換し、さらに電気信号28に変換して、ステッピング・モータ4を駆動させる。ステッピング・モータ4は送られた電気信号28により、シーケンサ20及びパルス制御部21において設定した回転角度、回転速度及び回転方向で駆動され、自動開閉弁5を開く。
そして、再度ステップS1に戻って圧力計8で圧力Pを検出し、ステップS2で目標圧力値Pm(t)と比較した結果、あるいはステップS1,S2,S3を繰り返した結果、ステップS2において検出圧力値Pが目標圧力値Pm(t)以上となった場合にはステップS4に進む。ステップS4ではシーケンサ20によって検出圧力値Pと目標圧力値Pm(t)の最終値であるPm(∞)とを比較する。その結果目標圧力値Pm(t)の最終値Pm(∞)と検出圧力値Pが等しくなければ、ステップS5へ進む。ステップS5ではシーケンサ20からパルス制御部21に自動開閉弁5を閉じる指令値26が送られ、パルス制御部21によって自動開閉弁5を閉じるパルスを生成し、さらにそのパルスが電気信号28に変換されてステッピング・モータ4に送られることによってステッピング・モータ4を駆動させ、自動開閉弁5を閉じる。
再びステップS1に戻って、再度ステップS1,S2,S3及びステップS1,S2,S4,S5を繰り返すことにより、検出圧力値Pは時間の経過に伴って緩やかに増加する任意の時間関数である目標圧力値Pm(t)に追従してステップ状に上昇し、やがてステップS4で目標圧力値の収束値Pm(∞)と検出圧力値Pが等しくなると、ステップS6へ進む。ステップS6ではシーケンサ20からパルス制御部21に自動開閉弁5を全開にする指令値26が送られて、パルス制御部21によって自動開閉弁5を全開にするパルスが生成され、さらに電気信号28に変換されてステッピング・モータ4に送られることによってステッピング・モータ4を駆動させ、自動開閉弁5が全開になる。
図4はこの第一の実施の形態において、横軸を時間、縦軸を圧力及び弁開度とした場合のグラフである。また、ここでは使用設備10による水素ガスの使用量を略0とする最も厳しい条件、すなわち使用設備10が圧力容器である場合のグラフについて説明する。
ここで、長鎖線は目標圧力値Pm(t)を、実線は検出圧力値Pを、短鎖線は自動開閉弁5の弁開度Vを、2点鎖線は自動開閉弁5を設置していない従来の検出圧力値Pcを表している。
図4に示すように、目標圧力値Pm(t)は時間の経過と共に緩やかに上昇し、その傾き、すなわち圧力上昇速度、及び目標圧力値Pm(t)の最終値Pm(∞)は任意に設定可能である。ここでは、最終値Pm(∞)は高圧水素容器1を供給系に接続し、自動開閉弁5がない状態で元弁2及び隔離弁6を開放し十分時間が経過したときの従来の検出圧力値Pcの収束圧力値とした。
図3に示したステップS1,S2,S3,及びステップS1,S2,S4,S5を繰り返すことによって、図4に示すように弁開度Vはパルス状の挙動を示す。すなわち自動開閉弁5は間欠的に開閉を繰り返している。この間欠的な自動開閉弁5の開閉によって、検出圧力値Pは目標圧力値Pm(t)に追従してステップ状に、従来の検出圧力値Pcと比較して緩やかに上昇している。
例えば、図4の点P1でステップS1の検出圧力値Pの検出が行われてステップS2で目標圧力値Pm(t)と比較した場合、検出圧力値Pが小であるから、ステップS3に進んで自動開閉弁5が開かれるので、点V1において弁開度Vが上昇をはじめている。自動開閉弁5が開かれた結果、自動開閉弁5下流の検出圧力値Pが上昇を始める。点P2で再度ステップS1の検出圧力値Pの検出が行われてステップS2で目標圧力値Pm(t)と比較した場合、検出圧力値Pが大であるから、ステップS4に進む。このときまだ検出圧力値Pは最終目標値Pm(∞)に達していないので、ステップS5に進み自動開閉弁5が閉じられる。したがって点V2で弁開度Vが下降している。自動開閉弁5が閉じられた結果、検出圧力値Pは一定となる。
次に、点P3で再度ステップS1の検出圧力値Pの検出が行われてステップS2で目標圧力値Pm(t)と比較した場合、検出圧力値Pが大であるから、ステップS4に進む。このときまだ検出圧力値Pは最終目標値Pm(∞)に達していないので、ステップ5に進み、点V3で自動開閉弁5が閉じられた状態が維持される。また点P4でステップS1の検出圧力値Pの検出が行われてステップS2で目標圧力値Pm(t)と比較した場合、検出圧力値Pが小であるから、ステップS3に進んで自動開閉弁5が開かれるので、点V4において弁開度Vが上昇をはじめている。次に点P5でステップS1の検出圧力値Pの検出が行われてステップS2で目標圧力値Pm(t)と比較した場合、ガスの圧力上昇の速度が遅くなっているため検出圧力値Pが小となり、ステップS3に進んで自動開閉弁5が開かれるので、点V5でさらに弁開度Vが上昇している。
次に、点P6で再度ステップS1のステップS1の検出圧力値Pの検出が行われてステップS2で目標圧力値Pm(t)と比較した場合、検出圧力値Pが最終目標圧力値Pm(∞)と等しくなっているため、ステップS2からステップS4へ進み、さらにステップS6へと進んで、点V6で自動開閉弁5が全開の指令をうけて弁開度Vが一気に上昇し、自動開閉弁5が全開となる。
したがって、上述の実施の形態によれば、自動開閉弁5の下流の圧力計8によって検出した検出圧力値Pと、記憶部22に格納された任意の目標圧力値Pm(t)に基づいてシーケンサ20によってステッピング・モータ4を駆動する最適な指令値26を設定し、自動開閉弁5を間欠的に開閉制御することで、自動開閉弁5下流の検出圧力値Pを目標圧力値Pm(t)に追従させてステップ状に緩やかに上昇させることができる。
よって、分子量が小さいため急激に圧力が上がりやすい高圧の水素ガスやヘリウムガスを中・低圧の使用設備10に供給するときに、自動開閉弁5から圧力制御弁までの間に非常にわずかの容量しかなく、かつ使用設備10による水素ガスの使用量を略0とする最も厳しい条件であっても、ガス供給系内にバッファータンク等の緩衝装置を設置することなく、ガス供給系に悪影響を及ぼす急激な圧力上昇を防止することができる。
また、自動開閉弁5から圧力制御弁までの間に非常にわずかの容量しかなく、かつ使用設備10による水素ガスの使用量を略0とする最も厳しい条件であっても、自動開閉弁5を間欠的に開閉制御することで下流の急激な圧力上昇を防止することができるので、製作が困難な特殊なレンジアビリティ、例えば300:1の弁ではなく、通常のレンジアビリティ、例えば30:1の弁を使用することできる。
次に、この発明の第二の実施の形態について、図1を援用し、図5を用いて説明する。図5は図1の自動開閉弁5を駆動させるステッピング・モータ4の代わりにサーボ・モータ30を、パルス制御部21の代わりにサーボ制御部31を採用したものである。なお、その他の構成は第一の実施の形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
サーボ制御部31には、発振器32及びドライバ33が備えられている。サーボ制御部31はシーケンサ20の演算結果に基づく指令値26を矩形の電気信号であるパルスに変換し、そのパルスをさらに電気信号35に変換してサーボ・モータ30を駆動させる。サーボ・モータ30は内部に備えられた図示しないエンコーダによって回転角度、回転速度及び回転方向を検出し、電気信号であるフィードバック・パルス36としてサーボ制御部31に送る。サーボ制御部31は指令値26を変換したパルスとフィードバック・パルス36との誤差をなくすように電気信号35によってサーボ・モータ30を駆動させる。
したがって、サーボ・モータ30の角度誤差はエンコーダの分解能によって決定されるが、エンコーダによって回転角度、回転速度及び回転方向を検出してフィードバック制御を行うため、回転角度、回転速度をシーケンサ20からの指令値26に従って高精度に制御することができる。
したがって、第二の実施の形態においても、第一の実施の形態と同様に自動開閉弁5を間欠的に開閉制御することで、高圧の水素ガスやヘリウムガスを中・低圧の使用設備10に供給するときに、ガス供給系内にバッファータンク等の緩衝装置を設置することなく、ガス供給系に悪影響を及ぼす急激な圧力上昇を防止することができる。
次に、この発明の第三の実施の形態について、図2を援用し、図6を用いて説明する。
図6に示すのは図1の配管3の途中の逆止弁7と圧力計8との間に、配管3から略垂直方向に分岐する配管100を設け、第二の高圧水素容器101及びその供給系を追加したものである。なお、その他の構成は第一の実施の形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
すなわち、この供給制御装置は、第一の高圧水素容器1に充填された水素ガスを供給し終えると、第二の高圧水素容器101に充填された水素ガスの供給に切り替えて連続的に水素ガスを供給することができるものである。
図6に示すように、第二の高圧水素容器101にも第一の高圧水素容器1と同様に、元弁102が設けられ、高圧水素容器101と配管100とを結ぶガス流路である配管103の途中にステッピング・モータ104によって駆動される自動開閉弁105が設けられている。また、自動開閉弁105の下流には隔離弁106及び逆止弁107が設けられ、逆止弁107の下流の配管103が配管100に接続されている。すなわち各逆止弁7,107の下流の配管3,103が配管100に接続された多岐管構造となっている。また、シーケンサ20に接続されたパルス制御部21は自動開閉弁105に搭載されたステッピング・モータ104に接続されている。
次に、第二の高圧水素容器101に充填された水素を使用設備10に供給するときの高圧水素容器1,101の切り替えの順序について説明する。
第一の高圧水素容器1に充填されたガスを供給している間は、自動開閉弁105だけが閉じた状態で元弁2,102、自動開閉弁5、及び各隔離弁6,106は全開の状態となっている。したがって、第一の高圧水素容器1の水素ガスが配管3を介して使用設備10に供給されている。
第一の高圧水素容器1に充填された水素ガスを供給し終わって、検出圧力値Pが設定した圧力値、例えば0.95Mpaとなった後は、続けて自動開閉弁105を開くことで第二の高圧水素容器101に充填された水素ガスの供給に切り替えることができる。
このとき、自動開閉弁105を第一の実施の形態における自動開閉弁5と同様に制御することによって、自動開閉弁105を間欠的に開閉制御し、自動開閉弁105下流の検出圧力値Pを目標圧力値Pm(t)に追従させてステップ状に緩やかに上昇させることができる。これにより、人手を介さずに順次高圧水素容器1,101を切り替えて水素の供給を続けることができる。
したがって、第三の実施の形態においても、第一の実施の形態と同様の効果が得ることができる。加えて、第一の高圧水素容器1から第二の高圧水素容器101への切り替えを自動開閉弁105によって人手を介さず自動で行うことができるので、大幅な労力の削減が可能であると同時に、人為的な操作ミスによる高圧ガスの漏洩を防止することができるので、安全性を向上させることができる。
次に、この発明の第四の実施の形態について図5、図6を援用して説明する。
この実施の形態は、第二の実施の形態と同様に、図6の自動開閉弁5,105を駆動させるステッピング・モータ4,104の代わりに、サーボ・モータ30,130を、パルス制御部21の代わりにサーボ制御部31を採用したものである。なお、その他の構成は第二の実施の形態および第三の実施の形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
したがって、第四の実施の形態においても、第三の実施の形態と同様に自動開閉弁105を間欠的に開閉制御することで、第三の実施の形態と同様の効果が得られる。
尚、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、水素トレーラー、水素セルフ供給設備、水素カードル、ヘリウムカードルなどの高圧ガスの供給制御装置として用いてもよい。また、水素、ヘリウム以外のガスを供給する場合に適用できることは勿論である。
また、上述した実施の形態では高圧水素容器を1台または2台設けてある場合について説明したが、高圧水素容器を3台以上の構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では化学プラントや半導体工場などに水素を供給するために用いられるガスの供給制御装置について説明したが、自動車に搭載された水素ガスタンクに水素を供給する水素ステーションや、高圧水素容器と自動開閉弁との間に圧縮機を設置する高圧の水素ステーションなどに用いてもよい。
水素ステーションから水素ガスを供給する場合、水素ステーションの供給圧力は数十Mpa以上であり、車載タンクは補給時に数Mpaとなっているが、この発明のガスの供給制御装置を用いることで、水素ガス供給系、すなわち車載タンク上流の圧力制御弁及びその上流の高圧ガス供給ラインの急激な圧力上昇を防止することができる。したがって、圧力制御弁下流の車載タンク及びエンジンへの損傷を防止し、安全性を向上させることができる。
また、上述した実施の形態では、使用設備10の水素使用量を略0とする最も厳しい条件について説明したが、それ以外の使用条件に適用できることはいうまでもない。
本発明の第一の実施の形態のガスの供給制御装置における全体構成図である。 本発明の第一の実施の形態におけるパルス制御部及びシーケンサの構成図である。 本発明の実施の形態における自動開閉弁の開閉制御のフローチャート図である。 本発明の実施の形態における横軸を時間、縦軸を圧力及び弁開度とした検出圧力値Pのグラフである。 本発明の第二の実施の形態におけるサーボ制御部及びシーケンサの構成図である。 本発明の第三の実施の形態のガスの供給制御装置における全体構成図である。
符号の説明
4 ステッピング・モータ
5 自動開閉弁
8 圧力計
20 シーケンサ
21 パルス制御部
22 記憶部
23 演算部
30 サーボ・モータ
31 サーボ制御部
104 ステッピング・モータ
105 自動開閉弁
130 サーボ・モータ
P 検出圧力値
Pm(t) 目標圧力値

Claims (6)

  1. ガス供給源からガス流路を介してガスを安定供給するガスの供給制御装置において、前記ガス流路にステッピング・モータ駆動方式の自動開閉弁と、この自動開閉弁の下流側に圧力計を設け、この圧力計の検出圧力値と時間の経過とともに増加する任意の目標圧力値との差分に基づいて前記自動開閉弁を間欠的に開閉制御することを特徴とするガスの供給制御装置。
  2. ガス供給源からガス流路を介してガスを安定供給するガスの供給制御装置において、前記ガス流路にサーボ・モータ駆動方式の自動開閉弁と、この自動開閉弁の下流側に圧力計を設け、この圧力計の検出圧力値と時間の経過とともに増加する任意の目標圧力値との差分に基づいて前記自動開閉弁を間欠的に開閉制御することを特徴とするガスの供給制御装置。
  3. 記憶部と演算部とを備えたシーケンサを設け、前記差分を前記シーケンサにより求めて前記自動開閉弁を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスの供給制御装置。
  4. 前記差分に基づいてパルスを発生させるパルス制御部を備え、このパルス制御部によってステッピング・モータを駆動することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のガスの供給制御装置。
  5. 前記差分に基づいて指令値を発生させるサーボ制御部を備え、このサーボ制御部によってサーボ・モータを駆動することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のガスの供給制御装置。
  6. 前記ガスが水素ガスまたはヘリウムガスであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のガスの供給制御装置。
JP2006254613A 2006-09-20 2006-09-20 ガスの供給制御装置 Pending JP2008075725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006254613A JP2008075725A (ja) 2006-09-20 2006-09-20 ガスの供給制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006254613A JP2008075725A (ja) 2006-09-20 2006-09-20 ガスの供給制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008075725A true JP2008075725A (ja) 2008-04-03

Family

ID=39348017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006254613A Pending JP2008075725A (ja) 2006-09-20 2006-09-20 ガスの供給制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008075725A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102736638A (zh) * 2012-06-21 2012-10-17 广东电网公司电力科学研究院 用于变压器油老化测试的氧气流量自动控制装置与方法
CN105864634A (zh) * 2016-05-18 2016-08-17 天津栢奕容科技发展有限公司 一种便携式氮气吹扫检漏抽真空充气设备及使用方法
CN110307467A (zh) * 2019-07-01 2019-10-08 上海外高桥造船有限公司 气体供给系统
KR20200019018A (ko) * 2018-08-13 2020-02-21 세메스 주식회사 유량제어시스템

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0599081A (ja) * 1991-10-04 1993-04-20 Taiho Kogyo Co Ltd 排気還流量制御装置
JPH10169896A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Toho Gas Co Ltd ガス供給装置
JPH10297447A (ja) * 1997-04-24 1998-11-10 Tokico Ltd ガス供給装置
JPH11184531A (ja) * 1997-12-25 1999-07-09 Fujikoshi Mach Corp 流体供給装置の流量制御システム
JP2001074326A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Daikin Ind Ltd 圧縮機ユニット

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0599081A (ja) * 1991-10-04 1993-04-20 Taiho Kogyo Co Ltd 排気還流量制御装置
JPH10169896A (ja) * 1996-12-10 1998-06-26 Toho Gas Co Ltd ガス供給装置
JPH10297447A (ja) * 1997-04-24 1998-11-10 Tokico Ltd ガス供給装置
JPH11184531A (ja) * 1997-12-25 1999-07-09 Fujikoshi Mach Corp 流体供給装置の流量制御システム
JP2001074326A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Daikin Ind Ltd 圧縮機ユニット

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102736638A (zh) * 2012-06-21 2012-10-17 广东电网公司电力科学研究院 用于变压器油老化测试的氧气流量自动控制装置与方法
CN105864634A (zh) * 2016-05-18 2016-08-17 天津栢奕容科技发展有限公司 一种便携式氮气吹扫检漏抽真空充气设备及使用方法
KR20200019018A (ko) * 2018-08-13 2020-02-21 세메스 주식회사 유량제어시스템
KR102159913B1 (ko) 2018-08-13 2020-09-24 세메스 주식회사 유량제어시스템
CN110307467A (zh) * 2019-07-01 2019-10-08 上海外高桥造船有限公司 气体供给系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8662856B2 (en) Pump control system
US8047225B2 (en) Method for water hammerless opening of fluid passage, and method for supplying chemical solutions and device for water hammerless opening for which the method is used
JP5805068B2 (ja) コンプレッサ用サージ制御システムおよび方法
US10030816B2 (en) Fuel filling system and fuel filling method thereof
AU2010345002B2 (en) Method for controlling a machine or an electrical load supplied with electric power over a long line
US7353874B2 (en) Method for servicing a well bore using a mixing control system
CN109538936B (zh) 配备有罐的装置
JP2008075725A (ja) ガスの供給制御装置
US7080658B2 (en) Method for closing fluid passage, and water hammerless valve device and water hammerless closing device used in the method
CN104897493A (zh) 低温压力循环寿命试验方法及系统
CN204286961U (zh) 应用于低温压力循环寿命测试的设备
KR101602030B1 (ko) 테스트 장치용 유체역학적 토크 생성기, 및 유체역학적 토크 생성기의 제어 방법
JP4973271B2 (ja) 燃料電池システム
JP4353758B2 (ja) 容器の気密検査方法および装置
CN104271950B (zh) 马力限制装置及马力限制方法
US20150168957A1 (en) Control process to save electrical energy consumption of a pump equipment
JP2007149398A (ja) 燃料ガス供給システム及び燃料ガス供給制御方法
JP2016217468A (ja) 水素ガス充填装置
JP2006112901A (ja) 可変型脈動圧配管試験システム
US20150045969A1 (en) Orka subsea pigging and hydrotesting unit
KR20170036260A (ko) 부유식 해양 플랜트에서의 비상 발전기 연료 공급 시스템 및 방법
JP5447859B2 (ja) 配水バルブ制御装置
Hanai et al. A practical approach to the development of thruster models for underwater robots
CN102705711A (zh) 封闭液路管网系统内压力爬升现象的抑制方法
CN117651853A (zh) 驱动系统和用于求取驱动系统的计量系统中的温度的求取方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090602

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120207