JP2008074119A - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン始動時の初期診断時に、モータ電流検出器の異常かモータリレーの異常かを識別して判断できる電動パワーステアリング装置の制御装置を提供する。
【解決手段】 3相モータのA相モータリレーを励磁し、モータ駆動回路のスイッチング素子FET1 〜FET6 を初期診断用の特定デューテイ比で強制駆動する(P1〜P3)。A相モータ電流i1 が閾値aを越えているか判定し、閾値aを越えているときは全モータ電流ip が閾値pを越えているか判定する(P4、P5)。全モータ電流ip が閾値pを越えているとき、A相モータリレー、A相モータ電流検出器、全モータ電流検出器は全て正常と決定する(P6)。以下同様に、A相モータ電流i1 と全モータ電流ip とが所定の閾値を越えているか否かにより、モータ電流検出器の異常かモータリレーの異常かを識別して判断することができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、電動パワーステアリング装置に関し、特にそのモータ回路に装着されているモータ電流検出装置、及びモータリレーのリレー接点の異常を診断できる異常診断装置を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。
車両用の電動パワーステアリング装置は、操向ハンドルの操作によりステアリングシヤフトに発生する操舵トルクと車速を検出し、その検出信号に基づいて操舵補助力を発生するモータへ供給するモータ電流の制御目標値である電流指令値を演算し、一方、実際にモータに流れるモータ電流を検出して電流指令値にフィードバックし、電流指令値と電流検出値との偏差が零になるように制御された電流制御値でモータを駆動し、操舵トルクに対応した操舵補助力をステアリング系に供給するように構成されたものがある。
このような制御は、操舵トルクを検出するトルクセンサ、車速を検出する車速センサ、その他のセンサ類などが接続されたマイクロコンピュータ(CPU)から構成される制御装置をソフトウエアで駆動して実行される。
前記した制御装置から出力される電流制御値でモータ電流を制御し、モータを駆動するモータ駆動回路には、半導体スイッチング素子とモータとをブリッジ接続したブリッジ回路を使用し、前記した電流制御値に基づいて決定されたPWM信号のデューテイ比により半導体スイッチング素子をON/OFF制御してモータ電流を制御するように構成されたモータ駆動回路が広く使用されており、最近はモータに3相ブラシレスモータが使用されている。以下、3相ブラシレスモータのモータ駆動回路を簡単に説明する。
ブラシレスDCモータは、固定子に電機子コイルが配置され、回転子が永久磁石で構成されており、永久磁石の回転位置に従い、永久磁石の磁界と電機子コイルの作る磁界が直交するように永久磁石の位置に対応した磁極のコイルに流す直流電流のタイミングをとるように構成されている。永久磁石の回転位置を検出する回転センサは固定子に配置されており、センサの検出素子の個数はモータを構成する相数に比例し、3相モータであれば検出素子は3個を必要とする。回転センサの検出素子にはホール素子などが使用される。
図9は、3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動回路の概略構成を説明するブロック図である。モータ駆動回路100は6個の半導体スイッチング素子から構成されるインバータ回路で、スイッチング素子S1 とS2 の組み合わせ、スイッチング素子S3 とS4 の組み合わせ、スイッチング素子S5 とS6 の組み合わせから構成される。また、モータMの電気角を検出する回転センサは3個の検出素子(ホール素子)H1 、H2 、H3 で構成され、検出素子H1 、H2 、H3 は図9に示すように各相の中性軸と60°位相がずれて配置されており、各相の相電流値I1 、I2 、I3 はモータMの電気角を検出する検出素子H1 、H2 、H3 の立上り、立下りに応じてオン/オフ制御される。
図10は、回転センサの検出素子H1 、H2 、H3 の立上り、立下りのタイミングと、スイッチング素子S1 〜S6 のオン/オフ制御のタイミングを説明する図である。検出素子H1 の立上りでスイッチング素子S1 がオン、検出素子H2 の立上りでスイッチング素子S1 がオフとなりA相が励磁される。検出素子H1 の立上りから60°回転するまではスイッチング素子S4 がオン、60°回転以降はスイッチング素子S6 がオンとなり、B相、C相がそれぞれ逆極性になるように励磁される。同時に2相が励磁されるので、効率よくモータMを駆動することができる。モータMを逆転させるときは、検出素子H1 〜H3 の立上り、立下りに対応するスイッチング素子S1 〜S6 のオン/オフ制御の関係を逆にすればよい。
上記したような、モータ駆動回路のスイッチング素子の絶縁破壊が発生した場合は、モータに異常電流が流れてモータが焼損したり、モータが電磁ブレーキとして作動し急停止するなどして不測の事態が発生するおそれがあるから、これを防止するためにモータ駆動回路にはモータ端子をスイッチング素子から開放するモータリレーが介装されている。
しかし、モータリレーを装着すると、リレー接点に異物が付着したり、酸化被膜に覆われてリレー接点が接触不良を起こし、モータリレーは励磁されてもリレー接点は開放状態になってしまうという故障が発生する場合がある。
また、モータ電流検出装置が故障した場合は、正確なモータ電流を測定することができず、制御装置から適切な電流制御値が出力されなくなり、この結果、必要以上の電流がモータに流れて過大な操舵補助力を供給したり、或いはモータに必要なだけの電流が流れずに十分な操舵補助力を供給できないという不都合が発生することになる。
上記したような故障による不測の事態を回避するため、制御装置には初期診断機能が組み込まれており、エンジンを起動するときに初期診断機能を実行し、強制的にモータ電流を流してモータ電流検出装置が正常か否かを確認し、またモータリレーのリレー接点の動作を確認するように構成されたものが提案されている(特許文献1参照)。
即ち、初期診断機能によるモータ電流検出装置の故障の診断は、予め設定された故障検出処理に使用する所定の電流指令値に対応したモータ駆動回路のPWM信号のデューテイ比に基づいて所定の電圧がモータに印加された期間内に検出したモータ電流検出値iとモータ電流予測値isとを比較し、その差(is−i)の絶対値が所定の許容値よりも大きい場合、モータ電流検出装置は故障と判定している。なお、ここでモータ電流予測値isは、前記PWM信号のデューテイ比をD、モータ電源電圧をVB 、モータ端子間抵抗をRとすると、is=(VB ・D/R)で算出することができる。
また、モータリレーのリレー接点の故障診断では、リレー接点に異物が付着したり、絶縁性の酸化被膜が形成されてリレー接点がオープン状態になってしまうことが動作不良の大きな原因であるので、リレー接点を複数回ON/OFF制御して、異物を除去したり、絶縁性の酸化被膜を破壊することが行われている。
特開平8−91239号公報
ところで、前記した初期診断機能によるモータ電流検出装置の故障診断では、検出されたモータ電流検出値iとモータ電流予測値isとの差(is−i)の絶対値が許容値を満足せずに差が0(零)で固定される支障が発生して故障と診断されることがある。また、リレー接点の故障診断では、リレー接点に異物が付着したり絶縁性酸化被膜が形成されてリレー接点がオープン状態になってしまう支障が発生すると、故障と診断される。
このような支障が発生した場合は再診断することになるが、再診断回数又は再診断時間は、予め設定された最大再診断回数又は最長再診断時間に達する前に故障状態が解消すればよいが、故障状態が解消されないときは、最大再診断回数又は最長再診断時間に達するまで繰り返されることになるから、最終的に故障を確定するまでに長時間を要するという不都合があった。
そして、初期診断においては最終的に故障を確定するまで、長時間モータ電流を流し続けることになるから、騒音や振動が発生して運転者に不快感を与えてしまうという不都合があった。
この発明は、上記した観点に鑑みてなされたもので、上記したモータ電流検出装置の故障診断及びリレー接点のオープン故障診断において、モータ電流検出装置の故障かリレー接点の故障かを短時間に判断することができ、故障診断においてモータ電流の通電時間を最小限に抑えることができる初期診断機能を備えた制御装置を備えた電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
この発明は上記課題を解決するもので、請求項1の発明は、ステアリング機構に操舵補助力を与える3相ブラシレスモータを使用する電動パワーステアリング装置において、少なくともステアリングシャフトに発生する操舵トルク信号に基づいてモータ電流の制御目標値である電流指令値を演算し、該電流指令値に基づいてPWM信号のデューテイ比を決定し、決定されたデューテイ比でスイッチング素子をON/OFF制御して前記モータを駆動する制御装置と、異なる2系統以上のモータ電流供給経路上にそれぞれ配置されたモータ電流を検出する複数のモータ電流検出器と、前記モータ電流供給経路上に配置されて電流供給経路をON/OFFするリレー接点を有するモータリレーとを備え、前記制御装置は、エンジン起動時の制御系の初期診断期間にモータ電流検出器の故障を検出するときは、予め設定された所定のPWM信号のデューテイ比でモータを駆動したときに前記複数のモータ電流検出器で検出されたモータ電流検出値に基づいて前記モータ電流検出器及び前記モータリレーの異常を検出することを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
そして、前記モータ電流検出器は、モータに流れる全電流を検出する全モータ電流検出器と、モータの3相のうちいずれかの相に流れる電流を検出する相モータ電流検出器であり、また前記モータリレーは、電源と前記スイッチング素子との間に配置されたリレー接点が配置された電源リレーと、モータの3相のうちいずれかの相に流れる電流を検出する相モータ電流検出器とモータとの間にリレー接点が配置された相モータリレーである。
そして、前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越え、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えたとき、相モータリレー、相モータ電流検出器、全モータ電流検出器が全て正常と判定するものとする。
そして、前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越え、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えていないとき、相モータリレー及び相モータ電流検出器は正常、全モータ電流検出器は異常と判定するものとする。
そして、前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越えておらず、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えたとき、相モータリレー及び全モータ電流検出器は正常、相モータ電流検出器は異常と判定するものとする。
そして、前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越えておらず、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えていないとき、相モータリレー、相モータ電流検出器、全モータ電流検出器の判定処理を再開するものとする。
そして、前記相モータリレー、相モータ電流検出器、全モータ電流検出器の判定処理において、これ等のいずれかの部材が異常と判定されたときは、フェールセーフ処理を行い、電源リレー及び相モータリレーの励磁を解除してモータ電流供給経路を遮断するものとする。
そして、3相ブラシレスモータの少なくとも1つの相回路に相モータリレー及び相モータ電流検出器が挿入されているものとする。
以上説明したとおり、この発明によれば、モータ電流検出器やモータリレーの故障診断にモータ電流予測値を使用しないから、検出されたモータ電流検出値iとモータ電流予測値isとの差(is−i)の絶対値が許容値を満足せずに差が0(零)で固定される支障が発生することがない。
また、この発明によれば、複数系統のモータ電流供給経路にそれぞれ配置したモータ電流検出器によるモータ電流検出値を使用して故障診断を行うから、モータ電流検出装置の故障か、リレー接点の故障かを短時間に判断することができるほか、故障診断においてモータ電流の通電時間を最小限に抑えることができるから、騒音や振動が発生して運転者に不快感を与えてしまうことがない。
以下、この発明の実施の形態について説明する。なお、この発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置で使用するモータは、先の背景技術において説明した3相ブラシレスDCモータと基本的に同じであるから、ここではモータの構成については説明を省略する。以下の説明では3相ブラシレスDCモータを、単にモータという場合がある。
[制御装置の構成と動作の概略]
図1は、この発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置の制御装置を構成する制御回路10及びその周辺の回路の概略を説明するブロック図、図2はFETスイッチング回路40及びモータ電流の検出結果に基づくフェールセーフ回路の構成を説明する図、図3はPID演算器16の構成を説明する図である。
図1において、トルクセンサ11で検出された操舵トルク、及び車速センサ12で検出された車速は、目標電流演算手段を構成する目標電流演算器13に入力され、モータ電流の制御目標値Iが演算される。演算されたモータ電流の制御目標値Iは相電流演算器14に入力され、モータ回転数検出器である回転センサ23で検出されたモータMの電気角に応じて、モータMの3相(A相、B相、C相)に対応した3つの相電流値I1 、I2 、I3 に変換される。
比較器15においては、前記した相電流値I1 に、後述するA相モータ電流検出器42から出力されたモータ電流検出値i1 がフィードバックされ、フィードバック制御が行なわれる。
PID演算器16は、具体的には図3に示すように比例演算器16a、積分演算器16b、微分補償器16c、及び加算器16dから構成される。なお、後述するPID演算器32、36も同様の構成である。
比例演算器16aでは、相電流値I1 とモータ電流検出値i1 との差に比例した比例値が出力される。さらに比例演算器16aの出力はフィードバック系の特性を改善するため積分演算器16bにおいて積分され、出力される。微分補償器16cは相電流値I1 に対するモータ電流の応答速度を高めるため、相電流値I1 の微分値が出力される。加算器16dは、これら比例演算器16a、積分演算器16b、微分補償器16cの出力を加算するもので、加算結果は電圧制御値E1 として出力される。
加算器17は、前記した電圧制御値E1 に補償演算器18から出力された補償値Zとを加算するもので、補償値Zが加算された電圧制御値E11が後段のFETゲート駆動回路20に出力される。
補償演算器18は、端子電圧検出器22で検出されたモータMへ印加された電圧とモータMの回転角を検出する回転センサ23により検出された電気角を入力とし、モータに発生する逆起電力及びモータ電流に含まれる高調波リップルなどを補償する補償値Zを演算し、加算器17に出力する。
FETゲート駆動回路20は、加算器17、33、37から出力される電圧制御値E11、E21、E31を、後述する半導体スイッチング素子(以下、FETという)をON/OFF制御するPWM信号のデューテイ比に変換する回路である。
以下の説明は図1のほか図2を参照すると理解しやすいが、FETスイッチング回路40は、モータMの3相に対応するA相のFET1 とFET2 、B相のFET3 とFET4、C相のFET5 とFET6 の6個のFETから構成され、それぞれのFETは、FETゲート駆動回路20から出力されるPWM信号のデューテイ比DによりON/OFF制御され、モータMへ印加される平均電圧を制御してモータMの回転速度を制御する。
全モータ電流検出器46は、モータMへ流れる全モータ電流を検出するもので、FETスイッチング回路40に直列に挿入された抵抗Rp の両端の電圧から全電流値ip を検出するものである。検出された全電流値ip は後述する異常判定器48に入力される。
A相モータ電流検出器42は、モータMに流れるA相モータ電流を検出するものである。A相回路に直列に挿入された抵抗Ra の両端の電圧から電流値を検出し、検出された電流値i1 を比較器15、及び後述するモータ電流検出演算器34に出力される。
端子電圧検出器22は、モータMの端子に印加される電圧を検出するもので、検出された電圧値を補償演算器18に出力される。
以上の構成は、相電流演算器14から出力される相電流値I1 の回路であるが、相電流値I3 の回路も全く同様で、比較器35、PID演算器36、加算器37、FETゲート駆動回路20、C相モータ電流検出器44から構成されている。
相電流値I2 の回路では、比較器31、PID演算器32、加算器33、FETゲート駆動回路20から構成される点は相電流値I1 の回路と同様であるが、A相モータ電流検出器42に代えてモータ電流検出演算器34を備え、A相モータ電流検出器42の出力である電流値i1 と、C相モータ電流検出器44の出力である電流値i3 を入力とし、その出力である電流値i2 を比較器31に入力して相電流演算器14から出力される相電流値I2 と演算してPID演算器32に入力する点で相違する。
以上説明した制御回路10の構成は、ブラシレスDCモータの3相制御において慣用されている技術である。
次に、その動作を簡単に説明する。トルクセンサ11で検出された操舵トルク、及び車速センサ12で検出された車速に基づいて、目標電流演算器13でモータ電流の制御目標値Iが演算され、制御目標値Iは、相電流演算器14においてホール素子等からなる回転センサ23で検出されたモータMの電気角に応じてオン/オフ制御され、3つの相電流値I1 、I2 、I3 に変換される。
相電流値I1 は、PID演算器16で所定の制御量が調整されて電圧制御値E1 に変換された後、さらに補償演算器18から出力された補償値Zとが加算され、得られた電圧制御値E11がFETゲート駆動回路20に出力されてPWM信号のデューテイ比Dに変換され、FETスイッチング回路40の対応するFETスイッチング素子が制御される。A相モータ電流検出器42で検出されたモータ電流値i1 は、比較器15を経て相電流値I1にフィードバックされる。
相電流値I2 、I3 についても同様に処理され、電圧制御値E21から変換されたデューテイ比DによりFETスイッチング回路40の対応するスイッチング素子が制御され、電圧制御値E31から変換されたデューテイ比DによりFETスイッチング回路40の対応するスイッチング素子が制御される。C相モータ電流検出器44で検出されたモータ電流値i3 は比較器35を経て相電流値I3 にフィードバックされる。
通常の走行状態においては、FETゲート駆動回路20において加算器17、33、37から出力される電圧制御値E11、E21、E31に対応したPWM信号のデューテイ比DによりA相のFET1 とFET2 、B相のFET3 とFET4 、C相のFET5 とFET6がそれぞれON/OFF制御され、モータMが駆動される。
次に、モータ電流の異常が検出されたときにモータMをFETスイッチング回路40から切り離す構成について説明する。
図1及び図2において、モータ電源(バッテリ)50からFETスイッチング回路40に給電する回路には電源リレー41のリレー接点41aが挿入されており、図示しないイグニッションキーの操作に連動してリレー接点41aを短絡するなどして接点が閉じられると、モータ電源50からリレーコイル41b、フェールセーフ処理器49を経て電源リレー41が励磁され、リレー接点41aは自己保持されるように構成されている。
さらに、モータMのA相回路にはA相モータリレー43のリレー接点43aが挿入され、A相モータリレー43はモータ電源50からリレー接点41a、リレーコイル43b、フェールセーフ処理器49を経て励磁されてリレー接点43aが閉じるよう構成され、モータMのB相回路にはB相モータリレー45のリレー接点45aが挿入され、B相モータリレー45はモータ電源50からリレー接点41a、リレーコイル45b、フェールセーフ処理器49を経て励磁されてリレー接点45aが閉じるよう構成されている。
異常判定器48は、A相モータ電流検出器42で検出されたA相モータ電流値i1 、全モータ検出器46で検出された全モータ電流値ip を入力とし、検出されたA相モータ電流値i1 が所定の閾値aを越えないときA相モータ電流検出器42に異常が発生したと判定し、また検出された全モータ電流値ip が所定の閾値pを越えないとき全モータ検出器46に異常が発生したと判定する。そして、異常発生と判定されたときは作動指令信号を後述するフェールセーフ処理器49に出力する。
フェールセーフ処理器49は、異常判定器48から出力される作動指令信号により前記したリレーコイル41b、リレーコイル43b、及びリレーコイル45bの帰還回路を遮断し、電源リレー41のリレー接点41a、A相モータリレー43のリレー接点43a、及びB相モータリレー45のリレー接点45aを開き、モータMをFETゲート駆動回路20から切り離す。
[初期診断時のモータ電流検出器及びリレー接点の異常検出動作]
次に、制御装置で実行される初期診断時のモータ電流検出器及びリレー接点の異常検出動作について説明する。
初期診断時の異常検出動作は、エンジンを始動した直後で、走行を開始する前に短時間実施される。制御装置の通常の制御動作は禁止され、通常の制御動作において実行される異常判定器48による判定動作は行われない。
初期診断時の異常検出動作では、PWM信号のデューテイ比Dを異常検出動作のために予め決定された特定デューテイ比D0 (この実施例では50%)に設定し、FETスイッチング回路40のスイッチング素子FET1 〜FET6 をこの特定デューテイ比D0 で強制駆動する。また、初期診断時の異常検出動作では、A相モータリレー43を診断するときはB相モータリレー45は非励磁とし、B相モータリレー45を診断するときはA相モータリレー43は非励磁とするように制御されるものとする。以下の説明は、A相モータリレー43を診断する例であり、B相モータリレー45は非励磁とされる。
図4は、初期診断時のモータ電流検出器及びリレー接点の異常診断動作を説明するフローチャートである。まず、図示しないイグニッションキーの操作に連動してリレー接点41aを閉じて電源リレー41を励磁し、リレー接点41aを自己保持させると共に、A相モータリレー43を励磁してリレー接点43aを閉じ、安定化待ち時間の経過を待ち(ステップP1、P2)、FETスイッチング回路40のスイッチング素子FET1 〜FET6 を特定デューテイ比Do で強制駆動する(ステップP3)。
A相モータ電流検出器42によりA相モータ電流i1 が閾値aを越えて流れているか否かを判定する(ステップP4)。A相モータ電流i1 が閾値aを越えて流れているときは、全モータ電流検出器46により全モータ電流ip が閾値pを越えて流れている否かを判定する(ステップP5)。
判定の結果、全モータ電流ip が閾値pを越えて流れているときは、A相モータリレー43及びリレー接点43a、A相モータ電流検出器42、及び全モータ電流検出器46は、全て正常に動作していると決定し(ステップP6)、処理を終了する。
ステップP5の判定の結果、全モータ電流ip が閾値pを越えていないときは、A相モータリレー43及びリレー接点43aは正常、A相モータ電流検出器42は正常、全モータ電流検出器46は異常であると決定し、フェールセーフ処理器49によるフェールセーフ処理を実行してモータMをFETゲート駆動回路から切り離し(ステップP7)、処理を終了する。
ステップP4の判定の結果、A相モータ電流i1 が閾値aを越えて流れていないときは、全モータ電流検出器46により全モータ電流ip が閾値pを越えて流れているか否かを判定する(ステップP8)。全モータ電流ip が閾値pを越えて流れているときは、A相モータリレー43及びリレー接点43aは正常、A相モータ電流検出器42は異常、全モータ電流検出器46は正常であると決定し、フェールセーフ処理器49によるフェールセーフ処理を実行してモータMをFETゲート駆動回路から切り離し(ステップP9)、処理を終了する。
ステップP8の判定の結果、全モータ電流ip が閾値pを越えていないときは、A相モータリレー43及び/又はリレー接点43aは異常(接点オープン)と判定し、繰り返し判定を行うためステップP1に戻る。
上記したA相モータ電流i1 が閾値aを越えたことの判定、及び全モータ電流ip が閾値pを越えたことの判定は、確実な判定を行うため連続して2回閾値を越えたとき閾値aを越えたと判定するものとする。
図5は、A相モータ電流i1 及び全モータ電流ip のサンプリング・タイミングの一例を説明するタイミングチャートであり、A相モータ電流検出器、全モータ電流検出器、A相モータリレー、B相モータリレーが正常な状態のときを示している。
A相モータリレーを励磁してリレー接点をONとし、リレー接点の安定化待ち時間を経過した時点から、特定デューテイ比Do でスイッチング素子FET1 〜FET6 の強制駆動を開始する。線(a)はA相モータリレーのリレー接点がONとなった状態を示す。また、線(b)は特定デューテイ比Do で強制駆動されるFET1 〜FET6 に印加される矩形波電圧を示す。
前記矩形波電圧の立下り、立上りのタイミング・ポイントでA相モータ電流i1 及び全モータ電流ip のサンプリングが行なわれる。線(c)はA相モータ電流i1 の波形を示しており、線(d)はA相モータ電流i1 及びC相モータ電流i3 が重畳された全モータ電流ip の波形を示している。
前記したとおり、閾値aを越えたことの判定は連続して2回閾値を越えたことを条件とするから、A相モータ電流i1 が閾値を越えたとする判定は5回目、6回目のサンプリングで連続2回閾値aを越えているので、6回目のサンプリングで閾値aを越えたと確定される。また、全モータ電流ip が閾値pを越えたとする判定は6回目、7回目のサンプリングで連続2回閾値pを越えているので、7回目のサンプリングで閾値pを越えたと確定される。
なおこの実施例では、相モータリレー、相モータ電流検出器及び全モータ電流検出器の診断についてより確実な判定を行うため、相モータ電流、全モータ電流とも連続して2回閾値を越えたときに正常と判定しているが、相モータリレーのみの診断を行う場合は、相モータ電流又は全モータ電流のいずれかが連続して2回閾値を越えたときに正常と判定することも可能である。
また、正常と判定する閾値を越える回数は、1回とすることも、また2回を越える回数を設定することも可能である。
図6は、A相モータリレー及びB相モータリレーの診断タイミングの一例を説明するタイミングチャートであり、A相モータリレー及びB相モータリレーが正常な状態のときを示している。
まず、A相モータリレーの診断を行う。A相モータリレーを励磁してリレー接点をONとし、リレー接点の安定化待ち時間100msを経過した時点から診断(20ms)を行う。このとき、先に説明したとおりB相モータリレーは励磁されない。診断では特定デューテイ比Do でスイッチング素子FET1 〜FET6 の強制駆動を行う。ここでは診断の結果、A相モータリレーは正常と確定し、A相モータリレーの励磁開始から120msで診断が終了する。診断の再試行はされなかったので、再試行カウンタの計数値は0(零)である。
次に、B相モータリレーの診断を行う。B相モータリレーを励磁してリレー接点をONとし、リレー接点の安定化待ち時間100msを経過した時点から診断(20ms)を行う。このときA相モータリレーは励磁されない。診断では特定デューテイ比Do でスイッチング素子FET1 〜FET6 の強制駆動を行う。ここでは診断の結果、B相モータリレーは正常と確定し、A相モータリレーの励磁開始から240msで診断が終了する。診断の再試行はされなかったので、再試行カウンタの計数値は0(零)である。
図7は、A相モータリレー及びB相モータリレーの診断タイミングの一例を説明するタイミングチャートであり、A相モータリレーの接点がオープン故障(接触不良)を起こしている異常な状態のときを示している。
まず、第1回目のA相モータリレーの診断を行う。A相モータリレーを励磁してリレー接点をONとし、リレー接点の安定化待ち時間100msを経過した時点から診断を行う。このときB相モータリレーは励磁されない。診断では特定デューテイ比Do でスイッチング素子FET1 〜FET6 の強制駆動を行う。診断では異常状態が検出され、異常検出に50msを要した。
第2回目のA相モータリレーの診断を行う。A相モータリレーの励磁を一旦解除し、再試行待ち時間(100ms)の経過を待って再試行を開始する。A相モータリレーを励磁してリレー接点をONとし、リレー接点の安定化待ち時間100msを経過した時点から、特定デューテイ比Do でスイッチング素子FET1 〜FET6 を強制駆動し、診断を行う。診断の再試行なので再試行カウンタには1を加算し、計数値は1となる。このときB相モータリレーは励磁されない。診断の結果、再びA相モータリレーの異常が検出され、異常検出に50msを要した。第1回目のA相モータリレーの励磁開始から400msを要している。
以降、必要に応じて第3回目、第4回目と、A相モータリレーの診断を継続することができるが、再試行カウンタの計数値が予め設定した所定値に達した時、A相モータリレーの故障を確定して診断を終了するが、再試行カウンタがその所定値に達する前に正常と判定されれば、正常を確定して診断を終了する。
以上、図1及び図2を参照して、モータ電流の異常が検出されたときにモータMをFETスイッチング回路40から切り離す構成を説明したが、このモータMをFETスイッチング回路40から切り離す構成は、図2に示すモータMのB相回路及びC相回路を変更した回路の代替回路である図8に示す回路構成によっても達成することができる。
図8において、モータ電源(バッテリ)50からFETスイッチング回路40に給電する回路には電源リレー41のリレー接点41aが挿入されており、図示しないイグニッションキーの操作に連動してリレー接点41aを短絡するなどして接点が閉じられると、モータ電源50からリレーコイル41b、フェールセーフ処理器49を経て電源リレー41が励磁され、リレー接点41aは自己保持されるように構成されている。
さらに、モータMのA相回路にはA相モータリレー43のリレー接点43aが挿入され、A相モータリレー43はモータ電源50からリレー接点41a、リレーコイル43b、フェールセーフ処理器49を経て励磁されてリレー接点43aが閉じるよう構成され、モータMのB相回路にはリレーが挿入されず、直接モータMに接続されている。
また、モータMのC相回路にはC相モータリレー45′のリレー接点45a′が挿入され、C相モータリレー45′はモータ電源50からリレー接点41a、リレーコイル45b′、フェールセーフ処理器49を経て励磁されてリレー接点45a′が閉じるよう構成されている。
異常判定器48は、A相モータ電流検出器42で検出されたA相モータ電流値i1 、全モータ検出器46で検出された全モータ電流値ip を入力とし、検出されたA相モータ電流値i1 が所定の閾値aを越えないときA相モータ電流検出器42に異常が発生したと判定し、また検出された全モータ電流値ip が所定の閾値pを越えないとき全モータ検出器46に異常が発生したと判定する。そして、異常発生と判定されたときは作動指令信号をフェールセーフ処理器49に出力する。
フェールセーフ処理器49は、異常判定器48から出力される作動指令信号により前記したリレーコイル41b、リレーコイル43b、及びリレーコイル45b′の帰還回路を遮断し、電源リレー41のリレー接点41a、A相モータリレー43のリレー接点43a、及びC相モータリレー45′のリレー接点45a′を開き、モータMをFETゲート駆動回路20から切り離す。
エンジン始動時の初期診断に、複数のモータ電流検出器で検出されたモータ電流値に基づいてモータ電流検出器及びリレー接点の異常を診断し、モータ電流検出器の異常かモータリレーの異常かを識別して判断し、異常が検出されたときはモータへの給電を遮断するフェールセーフ処理機能を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置である。
この発明の実施の形態の電動パワーステアリング装置の制御装置及びその周辺の回路要素とその動作の概略を説明するブロック図。 FETスイッチング回路及びモータ電流の検出結果に基づくフェールセーフ回路の構成を説明する図。 制御回路のPID演算器の構成を説明する図。 初期診断時のモータ電流検出器及びリレー接点の異常診断動作を説明するフローチャート。 A相モータ電流及び全モータ電流のサンプリング・タイミングの一例を説明するタイミングチャート(正常時)。 A相モータリレー及びB相モータリレーの診断タイミングの一例を説明するタイミングチャート(正常時)。 A相モータリレー及びB相モータリレーの診断タイミングの一例を説明するタイミングチャート(異常時)。 図2に示すフェールセーフ回路の代替回路の構成を説明する図。 3相ブラシレスモータを駆動するモータ駆動回路の概略構成を説明するブロック図。 回転センサの検出素子の立上り/立下りのタイミングと、スイッチング素子のオン/オフ制御のタイミングを説明する図。
符号の説明
10 制御回路
11 トルクセンサ
12 車速センサ
13 目標電流演算器
14 相電流演算器
15、31、35 比較器
16、32、36 PID演算器
16a 比例演算器
16b 積分演算器
16c 微分補償器
16d 加算器
17、33、37 加算器
18 補償演算器
20 FETゲート駆動回路
22 端子電圧検出器
23 回転センサ
34 モータ電流検出演算器
40 FETスイッチング回路
41 電源リレー41
41a リレー接点(電源リレー41のリレー接点)
41b リレーコイル
42 A相モータ電流検出器
43 A相モータリレー
43a リレー接点(A相モータリレーのリレー接点)
43b A相モータリレーのリレーコイル
44 C相モータ電流検出器
45 B相モータリレー
45a リレー接点(B相モータリレーのリレー接点)
45b B相モータリレーのリレーコイル
45′ C相モータリレー
45a′ リレー接点(C相モータリレーのリレー接点)
45b′ C相モータリレーのリレーコイル
46 全モータ電流検出器
48 異常判定器
49 フェールセーフ処理器
50 モータ電源(バッテリ)
M モータ

Claims (8)

  1. ステアリング機構に操舵補助力を与える3相ブラシレスモータを使用する電動パワーステアリング装置の制御装置において、
    少なくともステアリングシャフトに発生する操舵トルク信号に基づいてモータ電流の制御目標値である電流指令値を演算し、該電流指令値に基づいてPWM信号のデューテイ比を決定し、決定されたデューテイ比でスイッチング素子をON/OFF制御して前記モータを駆動する制御装置と、
    異なる2系統以上のモータ電流供給経路上にそれぞれ配置されたモータ電流を検出する複数のモータ電流検出器と、前記モータ電流供給経路上に配置されて電流供給経路をON/OFFするリレー接点を有するモータリレーと
    を備え、
    前記制御装置は、エンジン起動時の制御系の初期診断期間にモータ電流検出器の故障を検出するときは、予め設定された所定のPWM信号のデューテイ比でモータを駆動したときに前記複数のモータ電流検出器で検出されたモータ電流検出値に基づいて前記モータ電流検出器及び前記モータリレーの異常を検出すること
    を特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
  2. 前記モータ電流検出器は、モータに流れる全電流を検出する全モータ電流検出器と、モータの3相のうちいずれかの相に流れる電流を検出する相モータ電流検出器であり、また前記モータリレーは、電源と前記スイッチング素子との間に配置されたリレー接点が配置された電源リレーと、モータの3相のうちいずれかの相に流れる電流を検出する相モータ電流検出器とモータとの間にリレー接点が配置された相モータリレーであること
    を特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越え、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えたとき、相モータリレー、相モータ電流検出器、全モータ電流検出器が全て正常と判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越え、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えていないとき、相モータリレー及び相モータ電流検出器は正常、全モータ電流検出器は異常と判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越えておらず、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えたとき、相モータリレー及び全モータ電流検出器は正常、相モータ電流検出器は異常と判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記相モータ電流検出器で検出された相モータ電流が予め設定された第1の閾値を越えておらず、前記全モータ電流検出器で検出された全モータ電流が予め設定された第2の閾値を越えていないとき、相モータリレー、相モータ電流検出器、全モータ電流検出器の判定処理を再開すること
    を特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  7. 前記相モータリレー、相モータ電流検出器、全モータ電流検出器の判定処理において、これ等のいずれかの部材が異常と判定されたときは、フェールセーフ処理を行い、電源リレー及び相モータリレーの励磁を解除してモータ電流供給経路を遮断すること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
  8. 3相ブラシレスモータの少なくとも1つの相回路に相モータリレー及び相モータ電流検出器が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
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