JP2008073729A - 超音波かしめ装置、かしめ部材、超音波かしめ方法、およびアーム製造方法 - Google Patents

超音波かしめ装置、かしめ部材、超音波かしめ方法、およびアーム製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】対象部材の変形を抑えて、その対象部材を精度良くかしめることができる超音波かしめ装置、かしめ部材、超音波かしめ方法、および磁気ディスクのアーム製造方法を提供する。
【解決手段】貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材を保持する保持部と、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するかしめ部材と、かしめ部材を、先端側から先に、保持部に保持されたかしめ対象部材の貫通孔に挿入させる駆動部と、かしめ部材に超音波を印加することによりかしめ部材に径方向変位を生じさせる超音波印加部と、かしめ部材に超音波を印加させながらかしめ部材をかしめ対象部材の貫通孔に挿入させることによりかしめ対象部材のかしめ部をかしめさせるかしめ制御部とを備えた。
【選択図】 図8

Description

本発明は、かしめ部が設けられたかしめ対象物を超音波でかしめる超音波かしめ装置、かしめ部材、超音波かしめ方法、およびディスク装置のアームを製造するアーム製造方法に関する。
情報化社会の進展に伴い、情報量は増大の一途を辿っている。この情報量の増大に対応して、飛躍的に高い記録密度の情報記録方式や情報記憶装置の開発が待望されている。特に、回転するディスクに光や磁場を印加することにより情報アクセスが行われるディスク装置は、情報の書き換えが可能な情報記憶装置として注目されており、さらなる大容量化、および小型化などのために盛んに研究開発が行われている。
記録容量の向上と情報アクセスの高速化とを両立させるために、ディスク装置には、複数のディスクと、それら複数のディスクそれぞれに対して情報アクセスを行うための複数のヘッドが搭載されていることが一般的である。このようなディスク装置においては、複数のヘッドそれぞれにおけるアクセス精度のばらつきを抑えることが重要であり、複数のヘッドそれぞれの、ディスクからの浮上量を均一にすることが求められる。
ヘッドを移動させる方法としては、複数のサスペンションそれぞれの先端にヘッドを接着し、それら複数のサスペンションをキャリッジに固定し、キャリッジをディスクの表面に沿って回動させることによって、複数のヘッドを一体的に移動させることが行われている。特許文献1には、先端に球体が取り付けられた超音波ホーンを使って、サスペンションをキャリッジにかしめ固定する技術について記載されている。
図1は、サスペンションをキャリッジに固定する組み立て方法を説明するための図である。
キャリッジアセンブリ10は、ディスクの表面に沿って回動するキャリッジ11、および先端にヘッド13が接着されたサスペンション12で構成されている。キャリッジ11の先端およびサスペンション12の後端には、貫通孔11a,12aが設けられており、それらにかしめ加工が施されることによって、キャリッジ11の先端にサスペンション12が固定される。尚、図1では、図示の都合上、キャリッジ11に1つのサスペンション12が固定される図が示されているが、実際には、キャリッジ11には複数のサスペンション12が固定され、それら複数のサスペンション12それぞれの先端にヘッド13が接着される。
また、キャリッジアセンブリ10にかしめ加工を施すかしめ装置20には、先端に、キャリッジ11およびサスペンション12の貫通孔11a,12aよりも大きい球体23が取り付けられた超音波ホーン22と、超音波ホーン22に超音波を印加することにより、超音波ホーン22を長さ方向に伸縮させる振動子21と、超音波ホーン22をキャリッジアセンブリ10に向けて移動させる移動機構(図示しない)が備えられている。
まず、キャリッジ11およびサスペンション12が貫通孔11a,12aを揃えて保持され、それら貫通孔11a,12aに超音波ホーン22の球体23が位置合わせされる。続いて、振動子21から超音波ホーン22に超音波が印加されることによって、超音波ホーン22が長さ方向に伸縮され、さらに、超音波ホーン22がキャリッジアセンブリ10に向けて移動されることによって、球体23がキャリッジ11およびサスペンション12の貫通孔11a,12aに挿入される。その結果、それら貫通孔11a,12aがかしめられ、サスペンション12がキャリッジ11に固定される。
特開2004−127491号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、キャリッジ11やサスペンション12に無理に球体23が挿入されるために、薄板状のサスペンション12が曲がってしまう恐れがある。その結果、サスペンション12がキャリッジ11に対して傾いて固定されてしまい、ヘッド13の、ディスクに対する浮上量がばらついてしまって、情報アクセスの精度が劣化してしまうという問題がある。
上述した問題は、ヘッドが接着されたサスペンションをキャリッジに固定する場合に限らず、かしめ部が設けられた対象部材をかしめるかしめ装置などに一般に当てはまるものである。
本発明は、上記事情に鑑み、対象部材の変形を抑えて、その対象部材を精度良くかしめることができる超音波かしめ装置、かしめ部材、超音波かしめ方法、およびディスク装置のアーム製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の超音波かしめ装置は、貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材を保持する保持部と、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するかしめ部材と、
かしめ部材を、先端側から先に、保持部に保持されたかしめ対象部材の貫通孔に挿入させる駆動部と、
かしめ部材に超音波を印加することによりかしめ部材に径方向変位を生じさせる超音波印加部と、
かしめ部材に超音波を印加させながらかしめ部材をかしめ対象部材の貫通孔に挿入させることによりかしめ対象部材のかしめ部をかしめさせるかしめ制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の超音波かしめ装置によると、かしめ部材が径方向に変位しながら、後端側よりも細い先端側からかしめ対象部材の貫通孔に挿入される。このため、かしめ対象部材の貫通孔が径方向に徐々に広げられていくため、そのかしめ対象部材が曲がってしまう不具合を軽減して、精度良くかしめることができる。
また、本発明の超音波かしめ装置において、「上記保持部は、複数の貫通孔の位置を、かしめ部材が一度に挿入されるように揃えた複数のかしめ部を有するかしめ対象部材を保持するものであり、
上記かしめ制御部は、かしめ部材に超音波を印加させながらかしめ部材を複数の貫通孔に挿入させることにより、複数のかしめ部を一度にかしめさせるものである」という形態は好適である。
本発明の好適な超音波かしめ装置によると、複数のかしめ部を精度良くかつ効率よくかしめることができる。
また、本発明の好適な超音波かしめ装置において、「上記かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、後端側は、所定の長さ領域に亘って均一の、貫通孔に挿通させる最大太さを有する最大太さ領域を有するものであって、
上記かしめ制御部は、駆動部に、かしめ部材を、複数の貫通孔に、最大太さ領域が複数の貫通孔を貫通した状態に達するまで挿入させるものである」という形態はさらに好ましい。
複数のかしめ部が最終的に均一な最大太さを有する最大太さ領域でかしめられることによって、複数のかしめ部それぞれにおけるかしめ状態のばらつきを抑えることができる。
また、本発明の超音波かしめ装置において、上記かしめ部材は、長手方向に、超音波印加部により超音波が印加されたときに径方向変位がそれぞれ極小および極大となる節部分と腹部分とが交互に形成されるものであって、かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、さらに、腹部分に所定の長さ領域に亘って均一の太さを有する太さ均一領域を有するものであることが好ましい。
かしめ部材の、径方向変位が極大となる腹部分に均一な太さを有する太さ均一領域が設けられることによって、かしめ部材を効率よくかしめることができる。
また、上記目的を達成する本発明のかしめ部材は、貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材の貫通孔に挿通されてかしめ部をかしめるかしめ部材において、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し、後端側に超音波相当の周波数の電圧の印加を受けて振動する超音波振動子を備えたことを特徴とする。
本発明のかしめ部材によると、かしめ対象部材が徐々にかしめられるため、かしめ対象物が曲がってしまう不具合を軽減することができる。
また、本発明のかしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、上記貫通孔に挿通される後端側終端部分に、所定の長さ領域に亘って均一の、貫通孔に挿通させる最大太さを有する最大太さ領域を有するものであることが好ましい。
かしめ部材の後端側終端部分に最大太さ領域が設けられることによって、複数の貫通孔が設けられたかしめ対象部材も、ばらつきなく、精度良くかしめることができる。
また、本発明のかしめ部材は、長手方向に、超音波振動子が超音波相当の周波数の電圧の印加を受けて振動したときに径方向変位がそれぞれ極小および極大となる節部分と腹部分とが交互に形成されるものであって、このかしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、腹部分に、所定の長さ領域に亘って均一の太さを有する太さ均一領域を有するものであることが好ましい。
腹部分に太さ均一領域が設けられることによって、かしめ対象部材を効率よくかしめることができる。
また、上記目的を達成する本発明の超音波かしめ方法は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材を用意し、
上記かしめ部材に超音波を印加しながら、かしめ部材を、先端側から、貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材の貫通孔に挿入することにより、かしめ対象部材のかしめ部をかしめることを特徴とする。
本発明の超音波かしめ方法によると、かしめ対象部材が曲がってしまう不具合を抑え、かしめ対象部材を精度良くかしめることができる。
また、本発明の超音波かしめ方法において、「上記かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、後端側に、所定の長さ領域に亘って均一の、貫通孔に挿通させる最大太さを有する最大太さ領域を有するものであって、
かしめ部材に超音波を印加しながら、かしめ部材を、先端側から、かしめ部材が一度に挿入されるように複数の貫通孔を揃えた複数のかしめ部を有するかしめ対象部材の複数の貫通孔に、最大太さ領域が複数の貫通孔を貫通した状態に達するまで挿入することにより、複数のかしめ部を一度にかしめる」という形態が好適である。
本発明の好適な形態の超音波かしめ方法によると、複数の貫通孔が設けられたかしめ対象部材も精度良くかしめることができる。
また、上記目的を達成する本発明のアーム製造方法は、回転するディスク上に、回動により先端部を該ディスク表面に沿ってディスクの半径方向に移動させる、回動中心側のキャリッジと、キャリッジの先端部に後端部が固定されキャリッジ先端部からさらに延び、ディスクをアクセスするヘッドを先端部に備えたサスペンションとを備えたアームの先端部に備えられたヘッドを位置決めして、ヘッドでディスクをアクセスするディスク装置の前記アームを製造するアーム製造方法であって、
上記アームは、キャリッジ先端部に設けられたかしめ用の第1の貫通孔とサスペンション後端部に設けられたかしめ用の第2の貫通孔とが重ね合わされてかしめにより固定されたものであって、
上記アームの製造にあたり、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材を用意し、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを重ね合わせておいて、
かしめ部材に超音波を印加しながら、かしめ部材を、先端側から、重ね合わされた第1の貫通孔および第2の貫通孔に挿入することにより、キャリッジとサスペンションをかしめにより固定する工程を有することを特徴とする。
ディスク装置を製造する際には、先端部にヘッドが備えられたサスペンションをキャリッジの先端に精度良く固定することが求められている。本発明のアーム製造方法によると、サスペンションが曲がってしまう不具合を抑えて、サスペンションをキャリッジに確実に固定することができ、本発明のアーム製造方法が適用されたディスク装置によると、ディスクに精度良くアクセスすることができる。
尚、本発明のアーム製造方法については、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明にいうアーム製造方法には、上記の基本形態のみではなく、前述した超音波かしめ装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
また、上記目的を達成する本発明のかしめ対象部材は、貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材において、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材に超音波を印加しながら、かしめ部材を先端側から貫通孔に挿入することにより、かしめ部がかしめられてなることを特徴とする。
本発明によると、かしめ対象物が変形されずに確実にかしめられている。
本発明によれば、対象部材の変形を抑えて、その対象部材を精度良くかしめることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の一実施形態が適用されて製造されたハードディスク装置を示す図である。
図2に示すハードディスク装置100は、パーソナルコンピュータなどに代表されるホスト装置に接続され、あるいは内部に組み込まれて利用される。
図2に示すように、ハードディスク装置100のハウジング101には、情報が記録される磁気ディスク200、磁気ディスク200を回転させるスピンドルモータ110、磁気ディスク200の表面に近接して対向する磁気ヘッド120(図4参照)、磁気ヘッド120が先端に接着され、アーム軸131を中心に磁気ディスク200上を面に沿って移動するキャリッジアセンブリ130、キャリッジアセンブリ130を駆動するボイスコイルモータ140、およびハードディスク装置100の動作を制御する制御回路150が収容されている。ハードディスク装置100は、磁気ヘッド120の磁場を使って磁気ディスク200に情報を記録したり、磁気ディスク200に記録された情報を読み取るものである。
磁気ディスク200は、表面に線状のトラックが設けられており、トラックの周方向に複数の領域(セクタ)に分割されている。ハードディスク装置100では、磁気ディスク200上の各セクタに一連の論理アドレスが割り当てられている。
また、キャリッジアセンブリ130は、ボイスコイルモータ140によって駆動されるキャリッジ132、および磁気ヘッド120が先端に取り付けられたサスペンション133が備えられており、それらキャリッジ132およびサスペンション133は、連結部134で連結されている。
尚、このハードディスク装置100には、複数の磁気ディスク200が搭載されており、それら複数の磁気ディスク200の表裏面それぞれに対して情報アクセスを行う複数の磁気ヘッド120が備えられている。すなわち、ハードディスク装置100には、磁気ディスク200の表裏面それぞれに対して1つずつ、先端に磁気ヘッド120が設けられたサスペンション133が備えられており、それら複数のサスペンション133がキャリッジ132に連結されることによって、複数の磁気ヘッド120が一体的に移動される。
磁気ディスク200に情報を書き込む際には、ホスト装置(図示しない)からハードディスク装置100に向けて、磁気ディスク200に記録する書込情報と、書込位置の論理アドレスが送られてくる。制御回路150は、論理アドレスに基づいて、磁気ディスク200に設けられた複数のトラックのうちのどのトラックかを表わすシリンダ番号と、複数の磁気ヘッド120うちのどの磁気ヘッドかを表わすヘッド番号と、およびトラック上のどのセクタかを表わすセクタ番号で構成された物理アドレスに変換する。磁気ディスク200は、さらに、スピンドルモータ110を駆動して磁気ディスク200を回転させるとともに、ボイスコイルモータ140を駆動してキャリッジ132を物理アドレスのシリンダ番号が表わしているトラック上に移動させる。磁気ディスク200が回転されることにより、磁気ヘッド120が物理アドレスのセクタ番号が表わすセクタまで相対移動され、磁気ヘッド120が磁気ディスク200上に位置決めされる。
磁気ヘッド120が位置決めされるのに合わせて、制御回路150によって、物理アドレスのヘッド番号が表わす磁気ヘッド120に、書込情報を担持した書込電流が印加される。
磁気ヘッド120では、内臓されたコイル(図示しない)によって、書込電流に応じた向きの磁界が発生する。その結果、コイルで発生した磁界に応じた磁束が磁気ディスク200に向けて発せられ、磁気ディスク200に書込情報に応じた向きの磁化が形成されて、磁気ディスク200に情報が記録される。
また、磁気ディスク200に記録された情報を読み取る際には、ホスト装置からハードディスク装置100に向けて、情報が記録された記録位置の論理アドレスが送られてくる。その後、情報書込時と同様にして、制御回路150によってスピンドルモータ110が駆動されて磁気ディスク200が回転され、ボイスコイルモータ140が駆動してキャリッジ132が移動されることにより、磁気ヘッド120が磁気ディスク200上に位置決めされる。
磁気ヘッド120では、磁化から発生する磁界に応じた再生信号が生成される。再生信号は、デジタルデータに変換された後、制御回路150を介してホスト装置に送られる。
基本的には、以上のようにして磁気ディスク200に対して情報アクセスが行われる。
ここで、複数の磁気ディスク200それぞれに対して高精度に情報アクセスを行うためには、複数の磁気ディスク200それぞれと、複数の磁気ヘッド120との間の距離(浮上量)が均一に制御されることが求められ、そのためには、複数のサスペンション133がキャリッジ132に精度よく固定されることが求められる。
以下では、サスペンション133をキャリッジ132に固定する方法について詳しく説明する。
図3は、キャリッジ132およびサスペンション133の分解斜視図である。
図3に示すように、キャリッジ132は、アーム軸131から延びる根元部1321と、根元部1321から延びて複数に枝分かれした先端部1322とで構成されている。先端部1322には、サスペンション133が取り付けられる連結部134Bが形成されており、連結部134Bには貫通孔132aが設けられている。
また、サスペンション133は、キャリッジ132と連結される連結部134Aに貫通孔133aが設けられており、その貫通孔133aを取り囲む突起135が形成されている。
キャリッジ132およびサスペンション133の組み立てに当たっては、まず、複数のサスペンション133それぞれの先端に磁気ヘッド120が接着され、続いて、サスペンション133の突起135がキャリッジ132の貫通孔132aに嵌め込まれる。図3の例では、6つのサスペンション133が、キャリッジ132の、一番上の先端部1322の下面側に1つ、中の2つの先端部1322の上下面それぞれに1つずつ、一番下の先端部1322の先端部1322の上面側それぞれに1つずつ嵌め込まれる。
図4は、サスペンション133およびキャリッジ132の側面図である。
図4に示すように、複数のサスペンション133は、磁気ヘッド120が相互に向かい合うようにキャリッジ132に嵌め込まれている。また、サスペンション133の突起135は、その外周がキャリッジ132の貫通孔132aの大きさに合わせて形成されており、図4に示す状態では、サスペンション133がキャリッジ132に、各々の貫通孔132a,133aの位置を合わせて仮固定されている。
続いて、図4に示すサスペンション133およびキャリッジ132が、貫通孔132a,133aをかしめるための超音波かしめ装置に保持される。
図5は、本発明の一実施形態である超音波かしめ装置の概略構成図である。
超音波かしめ装置300は、キャリッジ132を保持する保持部310と、ポールねじ330を回転駆動するモータ320と、モータ320によって回転されるポールねじ330と、ポールねじ330の回転を直線運動に変換して超音波ホーン350に伝える伝達部340と、超音波が印加されることによって振動する超音波ホーン350と、超音波ホーン350に長さ方向の超音波を印加する振動子360と、振動子360を振動させる発振器370と、超音波かしめ装置300全体を制御する制御部380とを備えている。保持部310は、本発明にいう保持部の一例にあたり、超音波ホーン350は、本発明にいうかしめ部材の一例にあたり、振動子360は、本発明にいう超音波印加部の一例にあたるとともに、本発明にいう超音波振動子の一例にも相当する。また、モータ320と、ポールねじ330と、伝達部340とを合わせたものは、本発明にいう駆動部の一例にあたり、制御部380は、本発明にいうかしめ制御部の一例に相当する。
超音波ホーン350は、先端側ほど細く、後端側ほど太い棒形状を有しており、先端側を保持部310に向けて取り付けられている。
ここで、一旦、図5の説明を中断し、超音波ホーン350の振動について詳しく説明する。
図6は、超音波ホーン350の振幅量を示すグラフである。
図6では、横軸に超音波ホーン350の根元からの距離が対応付けられ、縦軸に振動の振幅が対応付けられている。また、超音波の振動方向(超音波ホーン350の長さ方向)における振幅が白丸でプロットされており、径方向における振幅が黒丸でプロットされている。
超音波ホーン350は、緩いテーパ形状を有しており、超音波ホーン350に長さ方向の超音波を印加すると、超音波ホーン350は、超音波の振動方向に伸縮するとともに、その振動方向の振幅量の1/10程度の振幅量ではあるが、径方向にも変位する。また、超音波ホーン350には、その長さ方向に、変位が極小となる節部分と、変位が極大となる腹部分とが交互に形成されている。
図7は、超音波ホーン350における、径方向変位の解析結果を示す図である。
図7では、濃度が高い部分ほど径方向に大きい振幅で振動していることを示している。超音波ホーン350は、長さ方向に、径方向変位が極大の腹部分P1,P2,P3が3箇所形成されていることがわかる。
図8は、超音波ホーン350によるかしめ加工の原理を説明するための図である。
図8(A)に示すように、超音波ホーン350の先端を貫通孔Hに挿入し、超音波ホーン350に長さ方向の超音波を印加すると、超音波ホーン350は径方向にも変位し、先端部分の径方向変位によって貫通孔Hが押し広げられる。
続いて、図8(B)に示すように、超音波ホーン350が移動され、貫通孔Hの大きさに応じた太さの部分まで貫通孔Hに挿入されて、超音波ホーン350の中間部分の径方向変位によって貫通孔Hが押し広げられる。
さらに、図8(C)に示すように、超音波ホーン350が根元部分まで貫通孔Hに挿入されて、最も太い根元部分の径方向変位によって貫通孔Hが押し広げられる。
このように、超音波ホーン350では、貫通孔Hが径方向に徐々に押し広げられる。
図5に戻って説明する。
サスペンション133をキャリッジ132に固定する際には、まず、サスペンション133が仮固定されたキャリッジ132が保持部310にセットされ、キャリッジ132およびサスペンション133の貫通孔132a,133aと対向する位置に超音波ホーン350の先端がくるように、超音波ホーン350の位置が調整される。
位置調整が終了すると、制御部380からモータ320および発振器370に駆動指示が伝えられる。
モータ320が駆動し、ポールねじ330が回転されると、伝達部340によって超音波ホーン350がキャリッジ132およびサスペンション133に向けて移動されて、超音波ホーン350の先端がキャリッジ132およびサスペンション133の貫通孔132a,133aに挿入される。
また、発振器370によって振動子360が振動されると、振動子360から超音波ホーン350に超音波が印加される。
超音波ホーン350に超音波が印加されると、超音波ホーン350の先端部分の径方向変位によってキャリッジ132およびサスペンション133の貫通孔132a,133aが押し広げられ、サスペンション133の突起135が押し曲げられて、サスペンション133がキャリッジ132にかしめ固定される。
続いて、超音波ホーン350が押し広げられた貫通孔132a,133aの孔径に応じた位置まで移動され、超音波ホーン350の中間部分の径方向変位によってかしめ固定が実行される。
さらに、超音波ホーン350が根元部分まで貫通孔132a,133aに挿入されて、最も太い根元部分の径方向変位によってかしめ固定が行われる。
このように、本実施形態によると、キャリッジ132およびサスペンション133の貫通孔132a,133aが超音波ホーン350の径方向の変位によって押し広げられるとともに、それらの貫通孔132a,133aの大きさに合わせて超音波ホーン350が細い部分から太い部分へと挿入されていく。その結果、貫通孔132a,133aが徐々に押し広げられるため、薄板状のサスペンション133が折れ曲がってしまう不具合が軽減され、複数の磁気ヘッド120の、磁気ディスク200からの浮上量を均一に調整することができる。
以上で、本発明の第1実施形態の説明を終了し、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態は、超音波ホーンの形状が第1実施形態とは異なるが、それ以外はほぼ同様の構成を有しているため、同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点に注目して説明する。
図7で示したように、第1実施形態の超音波ホーン350では、長さ方向に径方向変位が極大となる腹部分と極小となる節部分とが交互に形成されている。本実施形態では、超音波ホーンの、径方向変位が極大となる腹部分でかしめ加工が行われる。
図9は、本発明の第2実施形態の超音波ホーン400の先端側の一部分を示す概略図である。
図9に示す第2実施形態の超音波ホーン400では、図7に示す第1実施形態の超音波ホーン350の腹部分P1,P2,P3に相当する位置に、所定の長さ分だけ太さが一定の太さ均一領域410,420,430が形成されている。太さ均一領域410,420,430は、本発明にいう太さ均一領域の一例に相当する。
図10は、超音波ホーン400を使ったかしめ加工を説明するための図である。
図10に示すように、超音波ホーン400は、先端ほど細く後端ほど太い傾斜部分401と、一定の太さを有する一定部分402とで構成されており、さらに、傾斜部分401には、3つの太さ均一領域410,420,430が設けられている。
図4に示すように、キャリッジ132の先端部1322は複数に枝分かれされており、それら複数の先端部1322それぞれにサスペンション133が嵌め込まれている。このため、図5に示す保持部310には、キャリッジ132とサスペンション133とが、複数の先端部1322それぞれに設けられた複数の貫通孔132aと、複数のサスペンション133それぞれに設けられた複数の貫通孔133aとが揃えて保持されている。
キャリッジ132およびサスペンション133は、まず、超音波ホーン400の傾斜部分401の3つの太さ均一領域410,420,430で順次にかしめられ、最終的には、超音波ホーン400の根元にある一定部分402において、キャリッジ132の複数の貫通孔132aおよびサスペンション133の複数の貫通孔1323aが一度にかしめられる。
このように、超音波ホーン400に太さ均一領域410,420,430が形成されることにより、キャリッジ132およびサスペンション133の複数の貫通孔132a,133aを効率よく、かつ均一にかしめることができる。また、複数の貫通孔132a,133aが最終的に一定部分402で同時にかしめられることによって、それらのかしめ状態のばらつきを軽減することができる。
ここで、上記では、磁気ディスク装置のキャリッジアセンブリ(アーム)の製造方法について説明したが、本発明のアーム製造方法は、磁気ディスク装置以外の、例えば光磁気ディスク用のアームを製造するする場合に適用されてもよい。
以下、本発明の各種形態について付記する。
(付記1)
貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材を保持する保持部と、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するかしめ部材と、
前記かしめ部材を、先端側から先に、前記保持部に保持されたかしめ対象部材の貫通孔に挿入させる駆動部と、
前記かしめ部材に超音波を印加することにより該かしめ部材に径方向変位を生じさせる超音波印加部と、
前記かしめ部材に超音波を印加させながら該かしめ部材を前記かしめ対象部材の前記貫通孔に挿入させることにより該かしめ対象部材の前記かしめ部をかしめさせるかしめ制御部とを備えたことを特徴とする超音波かしめ装置。
(付記2)
前記保持部は、複数の貫通孔の位置を、前記かしめ部材が一度に挿入されるように揃えた複数のかしめ部を有するかしめ対象部材を保持するものであり、
前記かしめ制御部は、前記かしめ部材に超音波を印加させながら該かしめ部材を前記複数の貫通孔に挿入させることにより、前記複数のかしめ部を一度にかしめさせるものであることを特徴とする付記1記載の超音波かしめ装置。
(付記3)
前記かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、後端側は、所定の長さ領域に亘って均一の、前記貫通孔に挿通させる最大太さを有する最大太さ領域を有するものであって、
前記かしめ制御部は、前記駆動部に、前記かしめ部材を、前記複数の貫通孔に、前記最大太さ領域が該複数の貫通孔を貫通した状態に達するまで挿入させるものであることを特徴とする付記2記載の超音波かしめ装置。
(付記4)
前記かしめ部材は、長手方向に、前記超音波印加部により超音波が印加されたときに径方向変位がそれぞれ極小および極大となる節部分と腹部分とが交互に形成されるものであって、該かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、さらに、前記腹部分に所定の長さ領域に亘って均一の太さを有する太さ均一領域を有するものであることを特徴とする付記1記載の超音波かしめ装置。
(付記5)
貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材の該貫通孔に挿通されて該かしめ部をかしめるかしめ部材において、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し、後端側に超音波相当の周波数の電圧の印加を受けて振動する超音波振動子を備えたことを特徴とするかしめ部材。
(付記6)
前記かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、前記貫通孔に挿通される後端側終端部分に、所定の長さ領域に亘って均一の、前記貫通孔に挿通させる最大太さを有する最大太さ領域を有するものであることを特徴とする付記5記載のかしめ部材。
(付記7)
当該かしめ部材は、長手方向に、前記超音波振動子が超音波相当の周波数の電圧の印加を受けて振動したときに径方向変位がそれぞれ極小および極大となる節部分と腹部分とが交互に形成されるものであって、当該かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、前記腹部分に、所定の長さ領域に亘って均一の太さを有する太さ均一領域を有するものであることを特徴とする付記5記載のかしめ部材。
(付記8)
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材を用意し、
前記かしめ部材に超音波を印加しながら、該かしめ部材を、先端側から、貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材の該貫通孔に挿入することにより、該かしめ対象部材の該かしめ部をかしめることを特徴とする超音波かしめ方法。
(付記9)
前記かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、後端側に、所定の長さ領域に亘って均一の、前記貫通孔に挿通させる最大太さを有する最大太さ領域を有するものであって、
前記かしめ部材に超音波を印加しながら、該かしめ部材を、先端側から、該かしめ部材が一度に挿入されるように複数の貫通孔を揃えた複数のかしめ部を有するかしめ対象部材の該複数の貫通孔に、前記最大太さ領域が該複数の貫通孔を貫通した状態に達するまで挿入することにより、前記複数のかしめ部を一度にかしめることを特徴とする付記8記載の超音波かしめ方法。
(付記10)
回転するディスク上に、回動により先端部を該ディスク表面に沿って該ディスクの半径方向に移動させる、回動中心側のキャリッジと、該キャリッジの先端部に後端部が固定され該キャリッジ先端部からさらに延び、該ディスクをアクセスするヘッドを先端部に備えたサスペンションとを備えたアームの先端部に備えられたヘッドを位置決めして、該ヘッドで該ディスクをアクセスするディスク装置の前記アームを製造するアーム製造方法であって、
前記アームは、キャリッジ先端部に設けられたかしめ用の第1の貫通孔とサスペンション後端部に設けられたかしめ用の第2の貫通孔とが重ね合わされてかしめにより固定されたものであって、
前記アームの製造にあたり、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材を用意し、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とを重ね合わせておいて、
前記かしめ部材に超音波を印加しながら、該かしめ部材を、先端側から、重ね合わされた第1の貫通孔および第2の貫通孔に挿入することにより、前記キャリッジと前記サスペンションをかしめにより固定する工程を有することを特徴とするアーム製造方法。
(付記11)
貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材において、
先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材に超音波を印加しながら、該かしめ部材を先端側から前記貫通孔に挿入することにより、前記かしめ部がかしめられたことを特徴とするかしめ対象部材。
サスペンションをキャリッジに固定する組み立て方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態が適用されて製造されたハードディスク装置を示す図である。 キャリッジおよびサスペンションの分解斜視図である。 サスペンションおよびキャリッジの側面図である。 本発明の一実施形態である超音波かしめ装置の概略構成図である。 超音波ホーンの振幅量を示すグラフである。 超音波ホーンにおける、径方向変位の解析結果を示す図である。 超音波ホーンの原理を説明するための図である。 本発明の第2実施形態の超音波ホーンの先端側の一部分を示す概略図である。 本発明の第2実施形態の超音波ホーンを使ったかしめ加工を説明するための図である。
符号の説明
10 キャリッジアセンブリ
11 キャリッジ
12 サスペンション
13 ヘッド
20 かしめ装置
21 振動子
22 超音波ホーン
23 球体
100 ハードディスク装置
101 ハウジング
110 スピンドルモータ
120 磁気ヘッド
130 キャリッジアセンブリ
140 ボイスコイルモータ
150 制御回路
200 磁気ディスク
300 超音波かしめ装置
310 保持部
320 モータ
330 ポールねじ
340 伝達部
350,400 超音波ホーン
360 振動子
370 発振器
380 制御部

Claims (5)

  1. 貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材を保持する保持部と、
    先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するかしめ部材と、
    前記かしめ部材を、先端側から先に、前記保持部に保持されたかしめ対象部材の貫通孔に挿入させる駆動部と、
    前記かしめ部材に超音波を印加することにより該かしめ部材に径方向変位を生じさせる超音波印加部と、
    前記かしめ部材に超音波を印加させながら該かしめ部材を前記かしめ対象部材の前記貫通孔に挿入させることにより該かしめ対象部材の前記かしめ部をかしめさせるかしめ制御部とを備えたことを特徴とする超音波かしめ装置。
  2. 前記かしめ部材は、長手方向に、前記超音波印加部により超音波が印加されたときに径方向変位がそれぞれ極小および極大となる節部分と腹部分とが交互に形成されるものであって、該かしめ部材は、先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有するとともに、さらに、前記腹部分に所定の長さ領域に亘って均一の太さを有する太さ均一領域を有するものであることを特徴とする請求項1記載の超音波かしめ装置。
  3. 貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材の該貫通孔に挿通されて該かしめ部をかしめるかしめ部材において、
    先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し、後端側に超音波相当の周波数の電圧の印加を受けて振動する超音波振動子を備えたことを特徴とするかしめ部材。
  4. 先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材を用意し、
    前記かしめ部材に超音波を印加しながら、該かしめ部材を、先端側から、貫通孔が設けられたかしめ部を有するかしめ対象部材の該貫通孔に挿入することにより、該かしめ対象部材の該かしめ部をかしめることを特徴とする超音波かしめ方法。
  5. 回転するディスク上に、回動により先端部を該ディスク表面に沿って該ディスクの半径方向に移動させる、回動中心側のキャリッジと、該キャリッジの先端部に後端部が固定され該キャリッジ先端部からさらに延び、該ディスクをアクセスするヘッドを先端部に備えたサスペンションとを備えたアームの先端部に備えられたヘッドを位置決めして、該ヘッドで該ディスクをアクセスするディスク装置の前記アームを製造するアーム製造方法であって、
    前記アームは、キャリッジ先端部に設けられたかしめ用の第1の貫通孔とサスペンション後端部に設けられたかしめ用の第2の貫通孔とが重ね合わされてかしめにより固定されたものであって、
    前記アームの製造にあたり、
    先端側ほど細く後端側ほど太い棒形状を有し超音波の印加を受けて径方向変位を生じさせるかしめ部材を用意し、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔とを重ね合わせておいて、
    前記かしめ部材に超音波を印加しながら、該かしめ部材を、先端側から、重ね合わされた第1の貫通孔および第2の貫通孔に挿入することにより、前記キャリッジと前記サスペンションをかしめにより固定する工程を有することを特徴とするアーム製造方法。
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