JP2008071895A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、半導体発光素子から発生する熱を放熱するとともに、絶縁性及び光取り出し効率を向上させることのできる照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】請求項1に記載の発明は、放熱体2と;放熱体の一面側に配設された白色絶縁体3と;白色絶縁体に間隔を存して配設された複数の半導体発光素子5と;白色絶縁体に配設されて前記半導体発光素子に電気的に接続された導電体4と;前記複数の半導体発光素子を前記白色絶縁体上に接着する透光性接着層6と;を具備することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のLED(発光ダイオード)チップ等の半導体発光素子を光源とした照明装置に関する。
従来、LED集合体モジュールにおいて、LED又はLED素子から発生する熱を効率的に移動させて外部へ放出し、LED又はLED素子の温度を低く抑えるようにした技術が知られている(特許文献1)。
すなわち、図3及び図4において、基台1の一方の面に厚みの薄い絶縁層11を基台1と一体的に形成し、この絶縁層11の基台1とは反対側の面(表面)にLED素子12をワイヤボンディングし、LED素子12を隙間無く覆うようにして透明樹脂製の保護層13を絶縁層11の表面全体に設け、更に、基台1の他方の面側に、当該面から突出した複数の放熱部14を基台1に一体的に形成したものである。
このように構成したLED集合体モジュールのLED素子12に電流を流すと、LED素子12は発熱し、この熱は、絶縁層11を通して伝導により基台1及び放熱部14に移動する。この熱移動は、この絶縁層11の厚みが薄いことと、絶縁層11と基台1が密着状態になっていることにより容易に行われる。基台1は外表面がヒートシンクとして働き、このとき放熱部14は放熱フィンとして働き、放射、対流により外部に熱を放出する。
また、LED素子12から放出される熱は、LED集合体モジュールの中央部で滞留しやすく、周辺部で放熱しやすい。そこで、放熱部14の高さを、基台1の少なくとも一方の対向する端辺の中央部に挟まれる領域から突出した放熱部14の方を、前記端辺の周辺部に挟まれる領域から突出した放熱部14より高く形成し、放熱部14の高さを変えることによって、中央部の放熱面積は周辺部の放熱面積に比べて大きくなるため、周辺部よりも多くの熱を放出することができる。これにより、LED集合体モジュールの温度を均一化することができるというものである。
特開2000−31546号公報(段落0026−0029、図3−図4)
上述したように、熱移動は、絶縁層11の厚みが薄いことと絶縁層11と基台1が密着状態になっていることにより容易に行われることになるが、厚みを薄くすればするほど、基台1が導電性の場合には絶縁距離を十分に確保しにくくなる。また、厚みを薄くすればするほど、LEDからの光は基台1方向に透過し、その結果、光取り出し効率が低下するおそれがある。
本発明は、半導体発光素子から発生する熱を放熱するとともに、絶縁性及び光取り出し効率を向上させることのできる照明装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、放熱体と;放熱体の一面側に配設された白色絶縁体と;白色絶縁体に間隔を存して配設された複数の半導体発光素子と;白色絶縁体に配設されて前記半導体発光素子に電気的に接続された導電体と;前記複数の半導体発光素子を前記白色絶縁体上に接着する透光性接着層と;を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の照明装置において、前記放熱体の他面側には放熱フィンが設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の照明装置において、白色絶縁体は、厚さ90μm〜30μmの酸化チタンを含む熱硬化性樹脂で形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の照明装置において、前記複数の半導体発光素子は一直線状であって複数列に配列され、前記放熱フィンは前記複数列と直交する方向に複数列設けられていることを特徴とする。
上記発明において、半導体発光素子には、窒化物半導体を好適に用いることができるが、この他に、III−V族系化合物半導体、II−IV族系化合物半導体、IV−VI族系化合物半導体等を用いることも可能である。半導体発光素子の発光色は、青色、赤色、緑色のいずれであってもよく、使用する各半導体発光素子の発光色は、半導体発光素子毎に異なっていても、全てが同じであってもよい。
又、この発明で、白色を呈する絶縁材で形成された白色絶縁体は、その反射率が400nm〜740nmの波長領域で85%以上であれば100%に近いほど好ましい。この種の白色系絶縁材として、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、硫酸バリウム等の白色粉末の内の少なくとも一種が混入された熱硬化性樹脂を、紙や布等のシート基材に含浸させてなる接着シートを挙げることができる。
又、この発明で、透光性接着層には、例えばエポキシ樹脂、ユリア樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂系のダイボンド材を用いることができる。透光性接着層は、その厚みが100μm〜500μmで、光の透過率が70%以上であれば100%に近いほど好ましい。この種の透光性接着層としては、特にシリコーン樹脂系の透光性接着層を好適に用いることができる。シリコーン樹脂系の透光性接着層は、紫外線から可視光の略全ての波長範囲の光に対して高い光透過率を有し、比較的短波長の光を長時間照射されても変色など劣化をし難い点で優れている。なお、以上の高分子接着剤に代えて低融点ガラスを透光性接着層として用いることも可能である。
又、この発明で、導電体は、白色絶縁体上にエッチング処理等によって設けられた銅箔等の金属箔で好適に形成できる。この導電体は、複数の半導体発光素子とワイヤボンディングなどにより電気的に接続され、複数の半導体発光素子を、直列、又は並列、若しくは直並列に接続して設けられる。更に、この発明で、複数の半導体発光素子が実装された白色絶縁体の一面を覆って各半導体発光素子を封止する透光性の封止部材を設けることは好ましいが、この封止部材は必要不可欠ではない。
請求項1の発明では、半導体発光素子から放射された光は白色絶縁体で反射され、熱は白色絶縁体を介して放熱体に移動し、放熱される。この照明装置では、半導体発光素子から放射された光を、各半導体発光素子の個々に対応する面積だけで反射するのではなく、各半導体発光素子を配設する上で必要な面積を有した白色絶縁体の略全領域で反射し、熱も放熱体に伝導させる。
請求項2の発明では、放熱フィンは上記熱を効率よく放熱する。
請求項3の発明では、光の反射効率を低下させずに絶縁性も確保する。
請求項4の発明では、半導体発光素子は直線状に配列され、白色絶縁体の全領域で見た場合に熱分布が均一となりにくいところ、直線状の半導体発光素子と直交する方向に配設された放熱フィンにより熱を伝導して放熱し熱分布を均一化する。
請求項1の発明の照明装置によれば、半導体発光素子から放射された熱を放熱し、光の取出し効率を向上しつつ絶縁性を確保することができる。
請求項2の発明の照明装置によれば、効率よく放熱できる。
請求項3の発明の照明装置によれば、放熱、光の取出し効率及び絶縁性を向上させることができる。
請求項4の発明の照明装置によれば、装置の熱分布を均一にでき、熱的影響による輝度ムラを抑制できる。
本発明の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1及び図2の符号1はLEDパッケージを形成する照明装置を示している。この照明装置1は、放熱体2と、白色絶縁体3と、導電体4と、複数好ましくは多数のLEDチップ例えば半導体発光素子5と、透光性接着層6と、リフレクタ7と、封止部材8とを備えて形成されている。
放熱体2は、金属又は絶縁材例えば合成樹脂製であり、一面側は照明装置1に必要とされる発光面積を得るために所定形状例えば長方形状をなし、他面側には放熱フィン2aが形成されている。この放熱体2の裏面からの放熱性がよく、放熱体2の各部の温度を均一にできるに伴い、同じ波長域の光を発する半導体発光素子5の発光色のばらつきを抑制する上で好ましい。前記ばらつき抑制のためには、熱伝導性に優れた材料例えば熱伝導率が10W/m・K以上の材質で放熱体2を形成するとよく、そうした材料として金属材料例えばアルミニウム又はその合金を挙げることができる。また、放熱フィン2aは一直線状に配列された複数の半導体発光素子と直交する方向に複数列設けられており、放熱フィン2aにより熱を伝導して放熱するので熱分布が均一となりやすい。このため、照明装置の熱分布を均一にでき、熱的影響による輝度ムラを抑制できる。
白色絶縁体3は、所定数の半導体発光素子5を配設し得る大きさであって、例えば放熱体2の表面全体に被着されている。白色絶縁体3は、400nm〜740nmの波長領域で85%以上の反射率を有した白色の絶縁材で形成されるのが好ましい。白色絶縁体3は、接着シートとなっており、酸化チタン等の白色粉末が混入された熱硬化性樹脂をシート基材に含浸させてなる。白色絶縁体3はそれ自体の接着性により放熱体2の表面となる一面に接着される。
また、白色絶縁体は、厚さ90μm〜30μmの酸化チタンを含む熱硬化性樹脂で形成されているものが好適である。白色絶縁体の厚みと反射率と半導体発光素子1個当りの熱抵抗(℃/W)を調査すると、白色絶縁体の厚み30μmでの反射率は波長460nmで80.56%,波長550nmで85.79%であり、このときの熱抵抗は550(℃/W)であり、白色絶縁体の厚み90μmでの反射率は波長460nmで83.44%,波長550nmで86.69%であり、このときの熱抵抗は600(℃/W)であり、白色絶縁体の厚み120μmでの反射率は波長460nmで84.88%,波長550nmで87.14%であり、このときの熱抵抗は700(℃/W)であった。膜厚が厚いほど反射率、熱抵抗とも高くなっている。
ここで、一般的な発光ダイオードの仕様は、半導体発光素子のジャンクション温度を100℃で使用した場合の寿命が40000h(時間)であるので、ジャンクション温度を100℃以下で使用する必要がある。そうすると、半導体発光素子1個当り、0.06Wの投入で点灯させた場合の温度上昇は、白色絶縁体の厚み30μmでは33℃、厚み90μmでは36℃、厚み120μmでは42℃となる。
一方、5000lm(ルーメン)の光束が得られる密閉形LED照明器具の周囲温度は60〜70℃になる。この温度に、上記温度上昇を足した値が、ジャンクション温度となるので、このジャンクション温度を100℃以下とするためには、90μm(上記36℃に相当)以下で使用する必要がある。
また、半導体発光素子の厚みを薄くした場合は、半導体発光素子からの光が透過してしまうために、反射率が低下する。厚みと半導体発光素子1個当りの全光束(lm)の関係は、厚み30μmで5.74(lm)(相対比93.3%)、厚み90μmで6.01(lm)(相対比97.7%)、厚み120μmで6.15(lm)(100.0%)であった。なお、実使用においては、全光束(lm)の低下については、10%程度に抑制する必要があり、厚み30μm以上の膜厚が必要である。以上より、白色絶縁体の厚さは90μm〜30μmが適当である。
導電体4は、各半導体発光素子5への通電要素として、白色絶縁体3の放熱体2が接着された面とは反対側の面に接着されている。この導電体4は、例えば各半導体発光素子5を直列に接続するために、放熱体2及び白色絶縁体3の長手方向に所定間隔ごとに点在して2列形成されている。一方の導電体4列の一端側に位置された端側導電体4aには給電パターン部4cが一体に連続して形成され、同様に他方の導電体4列の一端側に位置された端側導電体4aには給電パターン部4dが一体に連続して形成されている。給電パターン部4c,4dは白色絶縁体3の長手方向一端部に並べて設けられ、互いに離間して白色絶縁体3により絶縁されている。これらの給電パターン部4c,4dの夫々に電源に至る図示しない電線が個別に半田付け等で接続されるようになっている。
半導体発光素子5は、例えば窒化物半導体を用いてなるダブルワイヤー型のLEDチップからなる。この半導体発光素子5は、厚み方向の双方に光を放射できる。図1に示すように各半導体発光素子5は、放熱体2の長手方向に隣接した導電体4間に夫々配置されて、白色の白色絶縁体3の同一面上に透光性接着層6により接着されている。導電体4及び半導体発光素子5は白色絶縁体3の同一面上で直線状に並べられるので、この並び方向に位置した半導体発光素子5の側面5a,5bと導電体4とは近接して対向するように設けられている。透光性接着層6の厚みは100μm〜500μmである。この透光性接着層6には、例えば100μm以上の厚みで光透過率が70%以上の透光性を有した接着剤、例えばシリコーン樹脂系の接着剤を好適に使用できる。
各半導体発光素子5の電極と半導体発光素子5の両側に近接配置された導電体4とは、ワイヤボンディングにより設けられたボンディングワイヤ15で接続されている。更に、前記二列の導電体4列の他端側に位置された端側導電体4b同士も、ワイヤボンディングにより設けられたボンディングワイヤ16で接続されている。したがって、本実施形態の場合、各半導体発光素子5は直列に接続されている。
リフレクタ7は、一個一個又は数個の半導体発光素子5ごとに個別に設けられるものではなく、白色絶縁体3上の全ての半導体発光素子5を包囲する単一のものであり、枠、例えば図1に示すように長方形の枠で形成されている。リフレクタ7は白色絶縁体3に接着止めされていて、その内部に複数の半導体発光素子5及び導電体4が収められているとともに、前記一対の給電パターン部4c,4dはリフレクタ7の外部に位置されている。
リフレクタ7は、例えば合成樹脂で成形されていて、その内周面は反射面となっている。リフレクタ7の反射面は、AlやNi等の反射率が高い金属材料を蒸着又はメッキして形成できる他、可視光の反射率の高い白色塗料を塗布して形成することができる。或いは、リフレクタ7の成形材料中に白色粉末を混入させてリフレクタ7自体を可視光の反射率が高い白色とすることもできる。前記白色粉末としては、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、硫酸バリウム等の白色フィラーを用いることができる。なお、リフレクタ7の反射面は照明装置1の照射方向に次第に開くように形成することが望ましい。
封止部材8は、各半導体発光素子5及びボンディングワイヤ15,16等を埋めてリフレクタ7内に注入して固化されている。この封止部材8は、透光性材料例えば透明シリコーン樹脂や透明ガラス等からなる。封止部材8内には必要により蛍光体が混入される。例えば、各半導体発光素子5を青色LEDチップとした本実施形態では、これらの素子から発光された一次光(青色)を波長変換して異なる波長の二次光として黄色の光を出す蛍光体(図示しない)が、好ましい例として略均一に分散した状態に混入されている。
この組み合わせにより、半導体発光素子5から放出された青色の光の一部が蛍光体に当たることなく封止部材8を透過する一方で、半導体発光素子5から放出された青色の光が当たった蛍光体が、青色の光を吸収し黄色の光を発光して、この黄色の光が封止部材8を透過するので、これら補色関係にある二色の混合によって照明装置1の白色光を実現できる。
そして、この照明装置1では、各半導体発光素子5から白色絶縁体3に向けて放射された光は、白色絶縁体3に対する半導体発光素子5の投影面積部分に透光性接着層6を通って入射し、前記投影領域部分において光の取出し方向に反射される。それだけではなく、半導体発光素子5から白色絶縁体3に向けて放射された光の内で、半導体発光素子5の側面を通って出射した光は、半導体発光素子5の周囲に広がっている白色絶縁体3の面で光の取出し方向に反射される。勿論、前記出射光が封止部材8内の蛍光体に当たって得られる二次光の内で白色絶縁体3方向に放出された光も、白色絶縁体3で光の取出し方向に反射される。
このように各半導体発光素子5の個々に対応する面積だけで反射するのではなく、各半導体発光素子5を所定の配置で配設する上で必要な面積を有した白色絶縁体3の略全領域、詳しくは、リフレクタ7の内側において導電体4で覆われた部位を除く全領域で、各半導体発光素子5から放射された光を光の取出し方向に反射することができる。したがって、照明装置1の光の取出し効率を向上できる。
ところで、この光の放出方向に導電体4が近接している配置されている。しかし、導電体4の厚みは半導体発光素子の厚みより薄いので、半導体発光素子の側方に放出された光が、その進行方向において導電体4で吸収されて損失することが抑制される。この点においても光の取出し効率を向上できる。
更に、既に説明したように導電体4と半導体発光素子5とは、照明装置1の長手方向に真っ直ぐな列をなして延びるように配置されている。これにより、白色絶縁体3に占める導電体4の総面積が極小となって、白色絶縁体3の実質的な光反射面積をより多く確保できるので、この点でも光の取出し効率を向上できる。
加えて、前記照明装置1は複数の半導体発光素子5の全てを包囲する単一のリフレクタ7を備えている。このため、個々の半導体発光素子5から光の取出し方向に放射された光の内で、リフレクタ7で反射されることなく、出射される光量が増加する。したがって、リフレクタ7での反射に伴う光の損失が少なくなり、この点でも光の取出し効率を向上できる。なお、従来のように1個乃至数個の半導体発光素子ごとに放射状に広がる反射面を有したリフレクタが多数設けられていると、夫々のリフレクタ7の反射面に入射する光量が多く、その反射面での光の吸収による光の損失があるので、光の取出し効率が良くない。
その上、前記照明装置1では、その白色絶縁体3で反射された光の一部がボンディングワイヤ15で遮られる。しかし、ボンディングワイヤ15は各半導体発光素子5を直列に接続して設けられているので、各半導体発光素子5を並列接続する場合よりもボンディングワイヤ15を減らすことができ、この点でも光の取出し効率を向上できる。なお、各半導体発光素子5を並列接続する場合は、帯状に連続するバスバーパターン部を各半導体発光素子5がなす列と平行に白色絶縁体3に形成して、このバスバーパターン部と半導体発光素子5とをボンディングワイヤで接続する必要がある。この構成は、白色絶縁体3の実質的な光反射面積が減るので、光の取出し効率をより向上させる上では好適ではない。
又、前記構成の照明装置1は、導電体4を設けるために必要な部材である白色絶縁体3上に、既述のように多数の半導体発光素子5を実装している。そのため、絶縁部材の上に半導体発光素子5から放射された光を反射する白色絶縁体を半導体発光素子ごとに形成する手間を格別に要しないので、容易かつ低コストで作ることができる。
すなわち、従来技術のように白色フィラーを混入した白色の絶縁性接着剤を用いて半導体発光素子の光を反射する構成で、微小な半導体発光素子毎にその大きさに合わせた微量の絶縁性接着剤の量を、この透光性接着層の厚みと大きさが規定値に収まるように塗布管理することは、製造技術的上難しい。これに対して、本実施形態の照明装置では、反射手段をなす白色絶縁体を形成するのに、微妙な塗布管理などを要しないので、既述のように製造が容易であり、それに伴いコストを低減できる。
それだけではなく、従来技術では、各絶縁性接着剤の塗布管理の難しさから各絶縁性接着剤の厚さが不揃いとなって、それらの熱抵抗がばらつきやすい。これにより、各絶縁性接着剤を通して半導体発光素子の放熱特性が微妙に異なり、各半導体発光素子の発光色がばらつくことがある。これに対して、本実施形態の照明装置で用いた白色絶縁体3は、予め接着シートとして所定の厚みに形成されたものであるから、この白色絶縁体3自体は各半導体発光素子5の温度のばらつきに何ら依存しない。したがって、各半導体発光素子5の発光色が微妙に異ならないようにできる点でも好ましい。
本発明の一実施形態に係る照明装置を一部切欠いて示す平面図。 図1中F2−F2線に沿う断面図。 従来例を示す照明装置の斜視図。 同じく、断面図。
符号の説明
1…照明装置、2…放熱体、3…白色絶縁体、4…導電体、5…半導体発光素子、6…透光性接着層、7…リフレクタ、8…封止部材。

Claims (4)

  1. 放熱体と;
    放熱体の一面側に配設された白色絶縁体と;
    白色絶縁体に間隔を存して配設された複数の半導体発光素子と;
    白色絶縁体に配設されて前記半導体発光素子に電気的に接続された導電体と;
    前記複数の半導体発光素子を前記白色絶縁体上に接着する透光性接着層と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
  2. 前記放熱体の他面側には放熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 白色絶縁体は、厚さ90μm〜30μmの酸化チタンを含む熱硬化性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記複数の半導体発光素子は一直線状であって複数列に配列され、前記放熱フィンは前記複数列と直交する方向に複数列設けられていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
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