JP2008067602A - 苗植え具及び苗植え方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
サツマイモ苗等の植え付け方法は、一般には手作業で行われる。通常の農業地域における農家は、零細で高齢者が多く高価な専用機械の購入は困難である。また、未熟者が苗植えを行えば苗の活着率が低下する。さらに、乾燥期には苗を植える前又は後に灌水をするが、灌水が十分苗の周りや先端の土まで均等に浸透しているかどうかの保証は難しい。
【解決手段】
苗植え用の穿穴を容易にできるよう加工した穿穴部と安定板によって、未熟者であっても常に所定の角度と深さで苗植え用穴を穿つことができ、かつ穿穴部の側面に設けた複数の放水孔から穿穴周辺の土に必要量の灌水をし、その穴へ苗を挿入して土寄せをすることにより、安定して能率よくサツマイモ等の苗を植え付けるように構成したことを特徴とする、安価で、未熟者であっても容易に操作でき苗植え具とそれを用いて苗を植え付ける方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は植物の苗を畑に植え付けるときの植え付け作業を助ける苗植え具と苗植え方法に関する。
主要な農産物の1つであるサツマイモ等の苗植え作業は、大規模農家の広域の畑地
では苗植え専用機械によって行われることもあるが、小規模農家の狭地の畑では手作
業による植え付けが殆どである。
手作業による苗の植え付けは、常時腰をかがめて行うため、作業者への労働負荷が 大きく、長時間作業を続けると疲労により作業能率が低下する。
また、サツマイモ等の苗の植え付けの場合、苗を土中に挿入する角度と深さを一定
に保つことが苗の活着と芋の収穫に影響するため、苗植え作業者には作業に十分習熟
した者が望ましい。
さらに、苗を作植え付ける畑は、植え付け後の苗の活着をよくするため、適度の水 分が必要である。そのため、苗植えに際しては、事前に適度の降雨のあるのを待って 行うか、事前又は事後に灌水を行うかして苗の活着を図るのが一般である。
図5(a)〜(c)は従来のサツマイモ苗を畑などに、手作業のみで植え付ける事例の手順説 明図である。
(a)は作業者の左手31によりサツマイモ苗等30を保持しつつ右手32によりサツ マイモ苗30の末端を固把して土33の中へ引き入れた状態。
(b)は最終的に右手32で土33の表面を矢印34の方向に押圧してサツマイモ苗等 30を植え付けた状態を示す。
(c)はサツマイモ苗30を植え付けた後、送水ホース35から灌水36をサツマイモ 苗等30及び土33に放水して、土33を湿らせる状態を示す。
図5で述べたサツマイモ苗等の植え付け方法は、機械の導入できない畑を始め、一般の畑 などでも広く用いられている。それは、いわゆる狭地や段々畑の多い一般の農業地域にお ける農家では、零細で高齢者が多く高価な専用機械の購入は困難であるからである。
また、この方法による作業は、熟練者でないと苗の挿入角度と深さが一定せず苗の活着率 が低下する。加えて、近年、人口の減少の続く地方の農業地域では、苗を所定の角度と深さ で一定に能率よく植え付けることのできる熟練者の応援を得ることは容易ではない。
さらに、サツマイモ苗等を挿入する段階から畝の土を押圧して苗を植え付けるまで、従来 の腰をかがめたり伸ばしたりして、手作業で行うサツマイモ苗等の苗植え作業は重労働 であり、作業者の疲労を深くする。特に、昨今高齢化する農業者にとって、長時間の作業 は無理がある。
また、乾燥期には、苗の植え付けに適した雨の降る天候を待つことは作業効率が悪い ので、事前に畝の上から一定の灌水をしたり、サツマイモ苗等を畝の土中に挿入し畝の 土を押圧して苗を植え付けた後、苗を活着させるために潅水する。このとき潅水により畝が崩 れることがあり、それを手で補修して苗の位置直しが伴うことが多い。
しかし、散水具等により事前事後に灌水を行っても、灌水が十分苗の周りや苗先端の 土まで均等に浸透しているかどうかの保証は難しい。さらに、事前の灌水が多すぎると 植え付けがし難くなり、事後に灌水が多すぎると苗を植え付けた畝を壊すこともあり、 畝の補修作業の手間が増える。
そこで本発明の目的は、安価な手段で、サツマイモ苗等の苗植え作業に未熟な者であっ ても、一定の苗の挿入角度と深さを安定的に保持でき、かつ同時に、苗の周辺に確実に必要 な量の潅水を施して、楽に効率よく苗を植付けることができ、さらには、苗の活着率を高 めることのできる苗植え具と、それを用いて苗を植付ける方法とを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1の苗植え具は、穿穴を容易にできるよう先端を鋭 く加工した穿穴部と安定板によって、未熟者であっても常に所定の角度と深さで苗植え 用穴を穿つことができ、かつ穿穴部の側面に設けた複数の放水孔から穿穴周辺の土に必 要量の灌水を浸漬することができ、その穴へ苗を挿入して土寄せをすることにより、安 定して能率よくサツマイモ苗等を植え付けるように構成したことを特徴とする。
すなわち本発明は、安価で、未熟者であっても常に所定の角度と深さでサツマイモ苗 等を能率よく植え付け、かつ、雨天を待つことなく乾燥した畑であっても確実に苗の周 辺に必要量の灌水を行い、苗の活着率を高めることのできる苗植え具とそれを用いて苗 を植え付ける方法とを提供するものである。
本発明の苗植え具と苗植え方法によれば、基本的な苗植え方法を大きく変更する必要 がなく、苗植え具を用いて、腰をかがめることなく立ち作業により土中に所定の角度で 苗を挿入する穴を穿ち、同時に穿った穴の中へ必要な量の灌水を行い、後一括して本人 が、又は順次に別の作業者が、穿った穴の中へ苗を挿入して土寄せし?楽な姿勢で苗植 え作業を能率よく行え、作業者の疲労を軽減し、生産性を高める効果がある。
また、本苗植え具は極めて単純な構造であるため、安い価格で提供でき、未熟者であっても、容易に操作が行え、苗を均一に植え付けることができる。
本発明では、基本的な苗の植え付け方法は、従来の手作業による植え付けと違和感が なく、しかも、従来よりも早く、疲労が少なく、苗の活着率が高まるものである。すな わち実施例1に示すように、把手部から穿穴部先端にいたる本体は、金属パイプ又は樹 脂パイプ等、いずれも好適に利用できる。
苗を植え付けるための穿穴角度と深さを確保するための安定板と穿穴部の角度は、例 えばサツマイモ苗等の場合は芋の品種や収穫の時期によつて概ね90度乃至150度の 間で所定の望ましい一定の角度に決める。また、例えばナス苗やトマト苗等の場合は概 ね90度で良い。さらに、穿穴部の長さは苗の種類及び収穫の時期などにより概ね5cm 乃至20cmの間で一定に保つ。
把手部に接続した給水ホースからは、通常灌水用の水が供給され、さらにその水は先 端の穿孔部側面に儲けた複数の孔から穿穴した土に散水される。しかし、必要によって は、水のみならず、肥料分や殺菌剤などを混合して散水できることは勿論である。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定され るものではない。
実施例1 サツマイモ苗等の苗植え
図1は本発明に関わるサツマイモ苗等の苗植え具の側面図である。苗植え具10は中 空の本体11、水等を通す中空部12、地中に穴を穿つための穿穴部13と鋭く削いだ 先端14、地中の穴周辺に灌水するための複数の放水孔15、穿穴部13を安定して所 定の角度と深さで地中に挿入するための安定板16、穿穴作業を容易にするための把手 部18、通水を開閉するコック19より一体構成される。安定板16は穿穴部と所定の 取付角度θ17の角度で取り付けられている。取付角度θ17は概ねサツマイモ苗等の 場合概ね90度乃至150度の間で、苗の品種及び収穫の時期により?予め所定の角度 に決める。ナス苗又はトマト苗等の場合は概ね90度が望ましい。穿穴部13の長さは
苗の種類及び収穫の時期などにより概ね5cm乃至20cmの間で一定に保つ。灌水を 送り込む送水ホース20は、把手部と着脱自在に構成されている。安定板17の形状は 四辺形又は円形などの任意の形状で良く、安定板17の本体11への取付方法は固定式 でも可変式でも任意に形成して良い。
図2は苗植え具10の斜視図である。
図3は苗植え具10を用いて実際にサツマイモ苗等を植える作業の一例の順序を示す 断面イメージ図である。通常の作業は(a)より始まり(a)(b)(c)(d)(e)の順に進行 し(e)で終わる。(a)は穿穴部13を土21に挿入し安定板16が土21に接した状態。 このときコック19は通水をしない閉22の状態にある。(b)はコックコ19を開23 の状態にして、放水孔15より灌水24が土21の中に放水され浸漬部25を形成する。 (c)は苗植え具10を引き抜き土21に苗植え用の穴26が形成された状態。しかると き穴26の周辺は十分に水が浸漬されているので、穴26に挿入したサツマイモ苗27 が活着し易い環境が形成される。(d)は苗植え用穴26にサツマイモ苗27を挿入した 状態。(e)はサツマイモ苗等を土21と共に手28で土21を矢印29の方向へ押しつ けてサツマイモ苗等を安定させた状態である。以上によりサツマイモ苗の1本が植え終 わり、以降、同様の作業が繰り返される。
図4は苗植え具10を操作して、実作業で図3の(a)(b)を作業する状態の一部を示 す斜視図である。
実施例2 サツマイモ苗等の別の苗植え。
図6は苗植え具40を用いて、サツマイモ苗等の苗植え作業を行う別例の順序を示す断 面イメージ図である。(a)はサツマイモ苗等41を、通称マルチシートと称される地中 の水分や雑草の繁殖を防ぐ目的で畝土43の上を覆う樹脂シート42の上に置いた状 態。(b)は苗植え具40でサツマイモ苗等41の先端の一部を押さえて、樹脂シート
42を突き破った穿穴部44から畝土43の中へ挿入した状態。(c)は灌水45を行っ て浸漬部46を形成した状態。(d)は苗植え具40を引き抜いた後、手47で樹脂シー ト42及び畝土43を矢印48の方向に押しつけて、サツマイモ苗等を安定させ た状 態である。以降、同様の作業が繰り返される。
図7は実施例2の図6における実施例をさらに詳しく説明するもので ある。すなわち、 (a)は苗植え具40の先端部にサツマイモ苗等を挟み込んで、畔土の中ヘ挿入しやすく するため、U字形切り込み49を設けた例を示す。(b)はU字形の切り込み49にサツ マイモ苗等の先端50を夾み込んだ状態を示す。なお、切り込み49はU字形に限定す るものではなく、サツマイモ苗等の先端50を夾み込むことができる任意の形状でよい。
実施例3 苗植え具の別の応用例。
図8はサツマイモ苗等の苗植え作業を、座位の状態で行う場合などに適した事例を示す。 すなわち、苗植え具60は図1における本体11を、座位作業に適するように短くした 本体61に替えた他は図1の構成と同じである。なお、本体61を座位作業に適した長 さに構成することにより、小規模の苗植え作業あるいは補植作業時に便利に使用できる。 さらには、例えば大規模の苗植え作業において、作業者が牽引車などに座乗して苗植え 作業を行う場合などに、極めて便利に活用できる。
実施例3 苗植え具の他の応用例。
図9はナス苗またはトマト苗あるいはブロッコリー苗等74を植える作業の一例を示す側断 面図である。苗植え具70は穿穴部71と安定板72との取付角度θ73が、概ね90 度であることの他は図1の苗植 具10と構成は同じである。(a)〜(e)は苗植え作業 の順序の一例を示す。
本発明に関わるサツマイモ苗等の苗植え具の側面図。 本発明に関わるサツマイモ苗等の苗植え具の斜視図。 サツマイモ苗等を植える作業の順序を示す断面をイメージした図。 実際に作業する状態の一部を示す斜視図。 従来のサツマイモ苗等を植える作業の概略図。 苗植え具を用いて苗植え作業を行う別例の断面をイメージした図。 図6における苗植え具の先端部の一例を示す斜視図。 座位作業で苗飢えを行う場合に適した苗植え具の一例を示す斜視図。 ナス苗またはトマト苗あるいはブロッコリー苗等を植える作業の一例を示す側 断面図。 10 苗植え具 11 本体 12 中空部 13 穿穴部 14 先端 15 放水孔 16 安定板 17 取付角度θ 18 把手部 19 コック 20 送水ホース 21 土 、 22 閉 23 開 24 灌水 25 浸漬部 26 苗植え用穴 27 サツマイモ苗等 28 手 29 矢印 30 サツマイモ苗等 31 左手 32 右手 33 土 34 送水ホース、 35 灌水 40 苗植え具 41 サツマイモ苗等 42 樹脂シート 43 畝土 44 穿穴部 45 灌水 46 浸漬部 47 手 48 矢印 49 切り込み 50 先端 60 苗植え具 61 本体 70 苗植え具 71 穿穴部 72 安定板 73 取付角度θ 74 ナス苗またはトマト苗あるいはブロッコリー苗等

Claims (2)

  1. 植物の苗植え作業において中空の棒状本体と、本体を保持する把手部と、本体先端部を土中に挿入?穿穴し易くするために先端を鋭く加工し、かつ放水のためその側面に複数の孔を設けた穿穴部と、苗の種類により穿穴角度を安定的に一定角度に確保するための安定板と、放水の開閉を行うコックと、給水のためのホースとからなり、穿穴部で穿穴した穴に散水して穴周辺の土に水を浸漬し、その穴に苗を挿入して植物の苗の植付けを行うことを特徴とする苗植え具。
  2. 植物の苗を植える請求項1記載の苗植え方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108029284A (zh) * 2018-01-11 2018-05-15 钦州学院 适于单行种植的全自动植树机器人
CN108432399A (zh) * 2018-05-18 2018-08-24 中国农业科学院兰州畜牧与兽药研究所 一种沙漠中荒漠植物的高效种植方法及其专用注孔器

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