JP2008067002A - 画像処理装置、及びそれを備える印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】処理制御部は、JPEG処理回路がJPEG画像データに対しJPEG処理を行っている際に、JPEG処理回路において所定のエラーが発生した場合、JPEG処理部に、JPEG画像データに対するJPEG処理を行わせる。
【選択図】図6
Description
ハードウェアによって構成されており、前記JPEG画像データに対して前記JPEG処理を行うことが可能なJPEG処理回路と、
コンピュータプログラムを実行することによって、前記JPEG画像データに対して前記JPEG処理を施すことが可能なJPEG処理部と、前記JPEG処理回路及び前記JPEG処理部をそれぞれ制御することが可能な処理制御部として、それぞれ機能するCPUと、
を備え、
前記処理制御部は、前記JPEG処理回路が前記JPEG画像データに対し前記JPEG処理を行っている際に、前記JPEG処理回路において所定のエラーが発生した場合、前記JPEG処理部に、前記JPEG画像データに対する前記JPEG処理を行わせることを要旨とする。
このように、JPEG処理回路が論理回路によって構成されることにより、ハードウェア構成となるので、ソフトウェアに基づいて処理が行われる場合に比較して、処理速度を向上させることができる。
このように構成することにより、印刷装置において、印刷処理中に、JPEG処理回路において、所定のエラーの発生により、JPEG処理が中断したとしても、上述した如く、JPEG処理自体は、JPEG処理部によって継続されるので、印刷の途中で印刷が終了してしまうことを回避することができる。
A.実施例の構成:
B.実施例の動作:
B−1.JPEG処理の概要:
B−2.切り出しJPEG復号処理:
B−2−1.通常時の処理:
B−2−2.エラー発生時の処理:
B−3.処理回路用メモリの制御方法:
C.実施例の効果:
D.変形例:
図1は本発明の一実施例としての画像処理装置を備えるプリンタの概略構成を示すブロック図である。
B−1.JPEG処理の概要:
ユーザが、プリンタ100の操作パネル(図示せず)を操作し、メモリカード172の中から所望のJPEG画像データを選択して、プリンタ100に対し印刷の実行を指示すると、CPU110は、メモリカード172からメモリカードインターフェイス部170を介してそのJPEG画像データを読み出し、メモリコントローラ150を介してCPU用メモリ160にFile Cash(図示せず)として格納する。CPU110は、File CashからJPEG画像データを読み出し、画像処理が円滑に実行できるようにデータを適宜並べ換えて、CPU用メモリ160内に設定されている第1メモリ領域162に格納する。この第1メモリ領域162に格納されたJPEG画像データが、これから説明するJPEG処理の対象となるデータとなる。
1−1.上位機能部であるJPEG処理制御部112がサブJPEG処理制御部114に対し、JPEG処理の要求を出す。
1−2.サブJPEG処理制御部114が、JPEG処理の対象となるJPEG画像データをCPU用メモリ160の第1メモリ領域162から読み出して、処理回路用メモリ140のメモリ領域142に書き込む。
1−3.サブJPEG処理制御部114が、JPEG処理回路120に対してJPEG処理シーケンスの制御を行い、JPEG処理回路120にJPEG処理を実行させる。
1−4.JPEG処理回路120が、処理回路用メモリ140のメモリ領域142からJPEG画像データを適宜読み出して、後述するデータ解析処理やJPEG復号処理などの一連のJPEG処理を行い、得られた復号後の画像データを処理回路用メモリ140に書き込む。
1−5.サブJPEG処理制御部114が、復号された画像データを処理回路用メモリ140のメモリ領域142から読み出し、CPU用メモリ160の第2メモリ領域164に書き込む。
1−6.サブJPEG処理制御部114がJPEG処理制御部112に対しJPEG処理の狩猟を通知する。
2−1.サブJPEG処理制御部114が、JPEG処理回路120からエラー発生通知を受ける。
2−2.サブJPEG処理制御部114が、JPEG処理の対象となるJPEG画像データをCPU用メモリ160の第1メモリ領域162から読み出して、第3メモリ領域166に書き込む。
2−3.サブJPEG処理制御部114が、JPEG処理回路120に代えて、JPEG処理部116に対してJPEG処理シーケンスの制御を行い、JPEG処理部116にJPEG処理を実行させる。
2−4.JPEG処理部116が、CPU用メモリ160の第3メモリ領域166からJPEG画像データを適宜読み出して、データ解析処理やJPEG復号処理などの一連のJPEG処理を行い、得られた復号後の画像データを第3メモリ領域166に書き込む。
2−5.サブJPEG処理制御部114が、復号された画像データをCPU用メモリ160の第3メモリ領域166から読み出し、第2メモリ領域164に書き込む。
2−6.サブJPEG処理制御部114がJPEG処理制御部112に対しJPEG処理の終了を通知する。
それでは、本実施例におけるこのような処理をさらに詳細に説明するために、JPEG処理として、JPEG画像データに対し、画像全体の中から特定の領域を切り出してJPEG復号処理(すなわち、切り出しJPEG復号処理)を行う場合を例に挙げて、図3〜図7を用いて説明する。
図4及び図5は、それぞれ、通常時において、切り出しJPEG復号処理を行う場合の処理の流れを示す説明図である。図6は切り出しJPEG復号処理の最中にエラーが発生した場合の処理の流れを示す説明図である。
次に、図6を用い、切り出しJPEG復号処理の最中にエラーが発生した場合の処理について説明する。具体的には、図5に示すJPEG復号処理の最中に、JPEG処理回路120において、所定のエラーが発生した場合を想定している。そのため、図6において、JPEG処理回路120(すなわち、JPEG復号部124)がJPEG復号を開始するまでの処理は、図5の場合と同様であるので、説明は省略する。
1.リスタートマーカ直後にEOIマーカが存在する場合に発生するエラーである。JPEGフォーマットでは、リスタートマーカの後には、ESC(JPEGストリーム)が存在するものと規定されているため、リスタートマーカの直後に、ESCがなく、EOIマーカが存在すると、JPEGフォーマット違反となって、JPEG処理回路120では、エラーとして処理を中断する。なお、このような場合、一般的な画像処理ソフトやブラウザなどでは、JPEGフォーマット違反であるにも関わらず正常にJPEG復号されるため、プリンタにおいて、印刷処理におけるJPEG復号処理において復号できないと問題となる。
2.メモリに用意される圧縮画像データが不足している場合に発生するエラーである。JPEG処理回路120では、処理回路用メモリ140のメモリ領域142に、圧縮画像データ(JPEGストリーム)として、JPEG復号を行うのに最小限必要な量(すなわち、1MCU)が用意されていない場合には、JPEG復号ができないため、エラーとして処理を中断する。なお、JPEG処理回路120では、このエラーが一旦発生すると、例え、続きの圧縮画像データがメモリ領域142に書き込まれ、最小限必要な量が揃ったとしても、もはや、JPEG復号処理を続行することはできない。
以上説明したように、本実施例よれば、ハードウェア構成の専用回路であるJPEG処理回路120において、所定のエラーが発生し、JPEG処理が中断したとしても、ソフトウェアで機能するJPEG処理部116が代わって、JPEG処理を行うので、JPEG処理自体を継続させることができる。よって、上記エラーの発生が印刷処理中であったとしても、JPEG処理が継続されるので、印刷の途中で印刷が終了してしまうことを回避することができる。
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
110…CPU
112…JPEG処理制御部
114…サブJPEG処理制御部
116…JPEG処理部
120…JPEG処理回路
122…データ解析部
124…JPEG復号部
126…CPUインターフェイス部
128…メモリインターフェイス部
130,150…メモリコントローラ
140…処理回路用メモリ
142…メモリ領域
150…メモリコントローラ
160…CPU用メモリ
162…第1メモリ領域
164…第2メモリ領域
166…第3メモリ領域
170…メモリカードインターフェイス部
172…メモリカード
180…プリンタエンジン
310…ヘッダ
320…テーブル
330…圧縮画像データ
Claims (4)
- JPEG画像データに対してJPEG復号処理を含むJPEG処理を行うことが可能な画像処理装置であって、
ハードウェアによって構成されており、前記JPEG画像データに対して前記JPEG処理を行うことが可能なJPEG処理回路と、
コンピュータプログラムを実行することによって、前記JPEG画像データに対して前記JPEG処理を施すことが可能なJPEG処理部と、前記JPEG処理回路及び前記JPEG処理部をそれぞれ制御することが可能な処理制御部として、それぞれ機能するCPUと、
を備え、
前記処理制御部は、前記JPEG処理回路が前記JPEG画像データに対し前記JPEG処理を行っている際に、前記JPEG処理回路において所定のエラーが発生した場合、前記JPEG処理部に、前記JPEG画像データに対する前記JPEG処理を行わせることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記JPEG処理回路は、論理回路によって構成されることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置を備える印刷装置。
- JPEG画像データに対してJPEG復号処理を含むJPEG処理を行うためのJPEG処理方法であって、
(a)ハードウェアによって構成されており、前記JPEG画像データに対して前記JPEG処理を行うことが可能なJPEG処理回路と、コンピュータプログラムを実行することによって、前記JPEG画像データに対して前記JPEG処理を施すことが可能なJPEG処理部として機能するCPUと、をそれぞれ用意する工程と、
(b)前記JPEG処理回路に、前記JPEG画像データに対する前記JPEG処理を行わせる工程と、
(c)前記JPEG処理回路による前記JPEG処理の最中に、前記JPEG処理回路において所定のエラーが発生した場合、前記JPEG処理部に、前記JPEG画像データに対する前記JPEG処理を行わせる工程と、
を備えるJPEG処理方法。
Priority Applications (1)
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JP2006241912A JP2008067002A (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 画像処理装置、及びそれを備える印刷装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012134776A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Canon Inc | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム |
CN113507610A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-10-15 | 翱捷智能科技(上海)有限公司 | 一种主从系统多路并发解码jpg图像的方法及装置 |
Citations (1)
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JP2000115277A (ja) * | 1998-10-05 | 2000-04-21 | Canon Inc | 符号化復号化装置及び画像形成システム |
-
2006
- 2006-09-06 JP JP2006241912A patent/JP2008067002A/ja not_active Withdrawn
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