JP2008066701A - プラズマ生成装置及び生成方法 - Google Patents

プラズマ生成装置及び生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008066701A
JP2008066701A JP2007103928A JP2007103928A JP2008066701A JP 2008066701 A JP2008066701 A JP 2008066701A JP 2007103928 A JP2007103928 A JP 2007103928A JP 2007103928 A JP2007103928 A JP 2007103928A JP 2008066701 A JP2008066701 A JP 2008066701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma generation
chamber
plasma
generation source
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007103928A
Other languages
English (en)
Inventor
Andrey Ushakov
ウシャコフ アンドレイ
Tolmachev Yuri
トルマチェフ ユリ
Vladimir Volynets
ヴォリネツ ウラディミル
Won-Taek Park
源 澤 朴
Pashkovskiy Vasily
パシコフスキー ヴァシリ
Sung Chang Park
省 贊 朴
Yung-Hee Lee
榮 姫 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2008066701A publication Critical patent/JP2008066701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/306Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching
    • H01L21/3065Plasma etching; Reactive-ion etching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32091Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being capacitively coupled to the plasma

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】 半導体工程に用いられうるプラズマ生成装置及び方法を提供する。
【解決手段】 プラズマ生成空間を有するチャンバと、前記チャンバ内に位置する下部電極部と、前記下部電極部と対向してチャンバ内に位置して第1プラズマ生成ソース部を形成する上部電極部と、前記上部電極部の外周で上部電極部の下面よりも高い位置に形成される第2プラズマ生成ソース部と、前記第1及び第2プラズマ生成ソース部に電力を供給する電力供給部とを備える構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体製造装置に係り、より詳細には、半導体工程に用いられるプラズマ生成装置に関する。
半導体製造工程の一タイプであるエッチング工程は、半導体基板上に形成された感光膜パターンの下部膜を選択的に除去する工程で、大きく、乾式エッチング方法と湿式エッチング方法とに大別される。最近では、半導体基板の高集積化に伴ってミクロン以下の微細な半導体パターンを形成するためにプラズマを用いる乾式エッチング方法が主として用いられてきている。
これは、気密チャンバ中に導入された反応ガス粒子をイオン化してプラズマ状態にし、該イオンの加速力と化学作用によって半導体基板上に形成されたパターンに沿ってエッチングを行う方法である。
このようなプラズマ生成装置のうち最も一般的に用いられるのが、チャンバ中に設けられた電極に高周波電力を加えるときに発生する高周波電界によって、チャンバ中に導入されたガスをプラズマ状態に変えるRFプラズマ生成装置である。
該RFプラズマ生成装置は、対向する平板型の上、下部の両電極により形成されるキャパシタ特性を用いてプラズマを生成する方法である容量結合型プラズマ(CCP;Capacitively Coupled Plasma)生成装置と、平板型の下部電極と対向する上部コイルによって形成されるインダクタの特性を用いてプラズマを生成する方法である誘導結合型プラズマ(ICP;Inductively Coupled Plasma)生成装置とに区分される。
容量結合型プラズマ生成装置は、感光膜に対するエッチング選択比が誘導結合型プラズマ生成装置のそれに比べて高いという長所があるが、所定圧力(略20〜50mTorr)以上のチャンバ圧力においてのみ放電が起きるため、エッチングプロファイルに不利な影響を及ぼし、微細なパターン形成が困難になるという欠点と、生成されるプラズマの密度が低いためエッチング率が落ちるという欠点がある。
一方、誘導結合型プラズマ生成装置は、低圧(1〜5mTorr)でもプラズマ生成が可能なため、容量結合型プラズマ生成装置に比べて微細なパターン形成が容易になるという利点と、形成されるプラズマの密度が高いためエッチング率が高いという利点があるが、発生する電子の温度が高いためエッチング選択比が低いという欠点がある。
そこで、近年、相反する両者の欠点を補完するために、容量結合型プラズマ生成装置と誘導結合型プラズマ生成装置とを組み合わせた形態の容量及び誘導結合型RFプラズマ生成装置が開発された。該装置の詳細は、特許文献1に開示されている。
上記特許文献1に開示された従来の容量及び誘導結合型プラズマ生成装置は、容量結合型プラズマ生成装置における電極放電の欠点を補完すべく、円錘形の誘導電流コイルを、電極間に形成されたプラズマ生成空間を取り囲む形態に気密チャンバの外壁に設置し、該円錘形の誘導電流コイルに高周波電力を加える時に発生する電磁気場によって追加のプラズマをチャンバ内部に生成させ、これにより、低圧でも高密度化したプラズマが得られるようにしたものである。
米国特許第6,308,654号公報
しかしながら、上記容量及び誘導結合型プラズマ生成装置は、チャンバ中のプラズマ密度を上げてエッチング率を上昇させるという利点はあったが、誘導電流コイルによる放電がプラズマ生成領域で行われ、高い電子温度によってエッチング選択比が低下してしまうという欠点があった。
近来の半導体装置では、集積回路へのエッチングが、ビア(via)とコンタクト(contact)の縦横比(aspect ratio)が5:1以上になるように狭い幅と深い深さを有するように形成されなければならず、上記のエッチング選択比の低下はエッチング効率を低下させる原因とされてしまう。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためのもので、その目的は、半導体基板にパターンを形成するためのプラズマエッチング工程に用いられるプラズマ生成装置において、略0.3〜10mTorrの低い圧力で作動され、高いエッチング率とエッチング選択比を持つ高密度のプラズマを生成させることができるプラズマ生成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、プラズマ生成空間内で処理しようとする基板全体へ均一にプラズマを分布させることができるプラズマ生成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、プラズマ生成空間を有するチャンバを備えるプラズマ生成装置であって、前記チャンバ内に位置し、半導体基板の安置部が備えられた下部電極部と、前記下部電極部と対向してチャンバ内に位置し、第1プラズマ生成ソース部を形成する上部電極部と、前記上部電極部の外周で上部電極部の下面よりも高い位置に形成される第2プラズマ生成ソース部と、前記第1及び第2プラズマ生成ソース部に電力を供給する電力供給部と、を備えることを特徴とする。
また、前記第2プラズマ生成ソース部は、上部電極部の外周に連結されて上部電極部と共にチャンバの上部面を形成する平板型の誘電体板と、前記誘電体板の上面に安置されるコイル電極と、からなることを特徴とする。
また、前記コイル電極は、上部電極部の外周を取り囲む平面螺旋形であることを特徴とする。
また、前記第2プラズマ生成ソース部は、コイル電極を取り囲むように設けられた磁性体をさらに備えることを特徴とする。
また、前記電力供給部は、第1プラズマ生成ソース部に高周波電力を供給する第1高周波電力供給部と、第2プラズマ生成ソース部に高周波電力を供給する第2高周波電力供給部と、を備えることを特徴とする。
また、前記第1プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力が、第2プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力よりも高い周波数を有することを特徴とする。
また、前記上部電極部は、前記チャンバに反応ガスを導入するための複数の穴を有することを特徴とする。
また、前記チャンバは、円筒形であり、内部圧力が0.3〜10mTorrであることを特徴とする。
また、本発明は、プラズマ生成空間を有するチャンバを備えるプラズマ生成装置であって、前記チャンバ内に位置し、半導体基板の安置部が備えられた下部電極部と、前記下部電極部と対向してチャンバ内に位置して第1プラズマ生成ソース部を形成する上部電極部と、前記上部電極部の外周で上部電極部の下面よりも高い位置に形成され、上部電極部の外周に連結されて上部電極部と共にチャンバの上部面を形成するドーム形状の誘電体板と、前記誘電体板の上面に設けられるコイル電極とで構成される第2プラズマ生成ソース部と、前記第1及び2プラズマ生成ソース部に電力を供給する電力供給部と、を備えることを特徴とする。
また、前記コイル電極は、上部電極部の外周を取り囲むように設けられた円錘形を有し、その回転半径が増加するほど前記上部電極部の下面に対して高さが減少することを特徴とする。
また、前記コイル電極は、最も外側に位置したコイル電極と下部電極部の安置部との距離が、上部電極部と下部電極部の安置部との距離よりも大きいことを特徴とする。
また、前記第2プラズマ生成ソース部は、前記コイル電極によって生成された磁界を前記コイル電極の下部に集中させるように設けられた磁性体をさらに備えることを特徴とする。
前記電力供給部は、第1及び第2プラズマ生成ソース部にそれぞれ設けられて高周波電力を供給することを特徴とする。
また、前記第1プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力が、第2プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力よりも高い周波数を有することを特徴とする。
前記上部電極部は、前記チャンバに反応ガスを導入するための複数の穴を有することを特徴とする。
また、前記チャンバは、円筒形であり、内部圧力が0.3〜10mTorrであることを特徴とする。
また、本発明は、半導体基板を支持する安置部を有する下部電極部と、前記下部電極部と対向して位置し、前記下部電極部と共に第1プラズマ生成ソース部を形成する上部電極部とを内部に備える第1チャンバと、前記第1チャンバの上面に配置されて所定の高さを有し、前記上部電極部の外周を取り囲むように設けられた第2チャンバと、前記第1チャンバと第2チャンバとを連通させるように第1チャンバの上部面と第2チャンバ下部面に形成された開口部と、前記第2チャンバの上面に形成される第2プラズマ生成ソース部と、前記第1及び第2プラズマ生成ソース部に電力を供給する電力供給部と、を備えることを特徴とするプラズマ生成装置を提供する。
また、前記第2チャンバの内側及び外側壁面と上部面が誘電体から形成され、第2プラズマ生成ソース部は、前記2チャンバの上面に安置されるコイル電極を備えることを特徴とする。
また、前記第2プラズマ生成ソース部は、コイル電極を取り囲むように設けられた磁性体をさらに備えることを特徴とする。
また、前記第2プラズマ生成ソース部と下部電極部の安置部との距離が、上部電極部と下部電極部の安置部との距離よりも大きいことを特徴とする。
また、前記第2チャンバは、下部電極部の安置部に安置される半導体基板の縁部が前記第2チャンバの開口部と対向するように位置することを特徴とする。
また、前記第2チャンバは、希ガスを供給するための希ガス供給装置をさらに備えることを特徴とする。
また、前記第1プラズマ生成ソース部に供給される電力が第2プラズマ生成ソース部に供給される電力よりも高い周波数を有することを特徴とする。
また、前記上部電極部は、前記チャンバに反応ガスを導入するための複数の穴を有することを特徴とする。
また、前記チャンバは、円筒形であり、内部圧力が0.3〜10mTorrであることを特徴とする。
一方、本発明は、1次的に、第1プラズマ生成ソースの外周において第1プラズマ生成ソースよりも高い位置に形成される第2プラズマ生成ソースを通じてプラズマを生成し、2次的に、プラズマが1次的に生成されて所定時間が経過すると、第2プラズマ生成ソースを通じてプラズマを生成することを特徴とするプラズマ生成方法を提供する。
また、前記第1プラズマ生成ソースは、誘導結合型プラズマ生成ソースで構成し、前記第2プラズマ生成ソースは、容量結合型プラズマ生成ソースで構成し、プラズマ生成領域の内部圧力は0.3〜10mTorrとすることを特徴とする。
また、前記第2プラズマ生成ソースに供給される高周波電力の強度を調節することによってプラズマの密度を制御することを特徴とする。
また、本発明は、反応空間を形成する第1チャンバと、前記第1チャンバ内において相対向するように配置されて第1プラズマ生成領域を形成する上部及び下部電極を備える第1プラズマ生成ソースと、コイル電極を備え、前記上部電極の外周に配置され、前記第1プラズマ生成領域から所定距離離れて第2プラズマ生成領域を形成する第2プラズマ生成ソースと、前記第1及び第2プラズマ生成ソースに高周波電力を供給する複数の電力供給源と、を備えてなり、前記第2プラズマ生成領域で生成されたプラズマの電子は、低い電子温度を有する反応空間に所定距離拡散されることを特徴とするプラズマ生成装置を提供する。
また、前記第2プラズマ生成ソースは、前記第1チャンバの上面に配置される第2プラズマ生成領域を形成し、上面にコイル電極が配置される第2チャンバと、前記第1チャンバ及び第2チャンバを連通させて、前記第2プラズマ生成領域で生成されたプラズマを前記第1生成領域に拡散させる開口部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、内部に相対向するように配置され、第1高周波電力を供給することによって撒かれるガスからプラズマを生成する上部の第1電極及び下部の第2電極を内部に含むチャンバと、前記第1電極の外周を取り囲むように前記チャンバの外面に配置され、前記第1電極の下面よりも高い位置に設けられ、供給される前記第1高周波電力よりも低い周波数を有する第2高周波電力を供給することによってプラズマを生成する外側プラズマ生成ソースと、を備えることを特徴とするプラズマ生成装置を提供する。
また、前記外側プラズマ生成ソースは、コイル電極を備えることを特徴とする。
また、前記外側プラズマ生成ソースは、前記コイル電極が安置される誘電体板をさらに備えることを特徴とする。
また、前記外側プラズマ生成ソースは、前記コイル電極の上面及び側面を取り囲み、高い透磁性を有する磁性体をさらに備えることを特徴とする。
また、前記誘電体板は、ドーム形状に形成されることを特徴とする。
前記第1チャンバの外周を取り囲み、上部に配置される外側プラズマ生成ソースを有してプラズマを前記第2チャンバ内に生成させる第2チャンバをさらに備えることを特徴とする。
本発明のプラズマ生成装置によれば、容量結合型プラズマ生成ソースが形成する主プラズマ生成空間と所定距離離れて誘導結合型プラズマ生成ソースを設置したため、高温の電子が低温状態で当該主プラズマ生成空間に供給され、低圧状態で高密度のプラズマを形成すると同時に高いエッチング選択比を得ることが可能になる。
以下、本発明の好適な実施例を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。
図1を参照すると、本実施例によるプラズマ生成装置は、プラズマ生成空間を形成するチャンバ1、チャンバ内部の下側に位置する下部電極3、下部電極3と対向して配置され、下部電極3と共に容量結合型プラズマ生成ソースを形成する上部電極2、上部電極2の外周で上部電極の縁部と連結されて上部電極2と共にチャンバ1の上部面を形成する誘導結合型プラズマ生成ソース部30と、で構成される。
本実施例でチャンバは円筒形としたが、これに限定されず、それ以外の形状にしても良い。また、チャンバ1は、0.3〜10mTorr以下の低い内部圧力で運転され、エッチング工程時に微細なパターン形成を容易にする特性を持つ。
上部電極2は、ガスダクト23を介してガスバルブ21及びガス供給源22につながる複数のガス吹込み穴4を有し、これらのガス吹込み穴4はガスバルブ21の動作によって供給される反応ガスをチャンバ1中に取り込む機能を担う。このエッチング工程にはC6F6またはC4F8の反応ガスが用いられる。
複数のガス吹込み穴4によって反応ガスが主プラズマ生成空間10に均一に吹き込まれるため、チャンバ1中に生成されるプラズマの分布が均一になり、よって、エッチング工程で処理しようとする半導体基板5全体に対して均一なエッチングがなされることができる。
上部電極2は、高周波(以下、RF)電力案内システム13と第1マッチングシステム12を介して第1RF電力供給部11につながり、RF電力が供給されると、下部電極3と共に形成するキャパシタ特性によって放電がなされてプラズマが形成される。上部電極2には、例えば、略100〜200MHzの略500〜2000WのRF電力が供給されることができる。
一方、下部電極3は、サセプタ6(susceptor)上に設置され、該サセプタ6は、上部電極2との間隔を調整する、または、半導体基板5を加熱、冷却及び固定する機能を果たすために様々なシステムを備える。
下部電極3の上面は、処理しようとする半導体基板5が安置される構造を有することができる。あるいは、下部電極3上には安置部(図示せず)を配置し、その上に安置される半導体基板5を支持するようにしても良い。下部電極3は、接地電位で維持されるか、または、第2マッチングシステム15を介してバイアス電力供給部14に接続されてバイアスされる。例えば、下部電極3は、略13MHzの略2000WのバイアスRF電力が供給されることができる。
一方、誘導結合型プラズマ生成ソース部30は、上部電極2の周縁に連結されてチャンバ1の上部面を形成する平板型の誘電体板8と、誘電体板8の上面に安置され、上部電極2の外周を取り囲む形態に巻かれたコイル電極7と、で構成される。
コイル電極7は、少なくとも1個の回転部を備え、最も内部にある回転部の回転直径が上部電極2の外周直径よりも大きく形成される。また、コイル電極7が安置される誘電体板8の上部面が、上部電極2の下部面よりも高く位置するようにし、コイル電極7と下部電極3との距離を、上部電極2と下部電極3との間隔よりも大きくする。
一方、コイル電極7の巻き方は、環状や螺旋状など公知方式のいずれかにすれば良い。
コイル電極7は、第3マッチングシステム17を介して上部電極2とは別に第2RF電力供給部16からRF電力が供給されるが、通常、上部電極2に供給されるRF電力よりも低い周波数の電力が供給され、例えば、略2MHzの略500〜1000WのRF電力が供給される。また、コイル電極7に供給されるRF電力を増減させることによってプラズマ密度を所望のレベルに維持することができる。
コイル電極7にRF電力が供給されると、誘電体板8下部面の下のチャンバ1の領域に放電が起きてプラズマが生成される。
チャンバ1の内部は低圧で運転されるので、上部電極2による放電が初期には起きない。このため、コイル電極7の放電によって1次的なプラズマ生成及び点火(ignition)が起き、これにより、反応ガスが吹き込まれる主プラズマ生成空間10にある程度の初期プラズマ密度が形成されたら、上部電極2の放電による2次的なプラズマ生成及び点火が誘導され、二つのプラズマ生成ソースによる高密度のプラズマが生成される。
この際、コイル電極7が上部電極2の外周において上部電極2よりも高い位置に形成され、上部電極2と下部電極3によって形成される主プラズマ生成空間10からある程度離れているため、プラズマ中の電子の温度が低くなり、その結果、高いエッチング選択比が得られるようになる。
すなわち、コイル電極7の下部に近接するチャンバ1の領域で放電がおきると、放電の起きた位置と主プラズマ生成空間10との距離が遠いため、電子が主プラズマ生成空間10に拡散される過程で粒子間衝突を起こす確率が高まり、結果として電子がエネルギーを失うことになるわけである。
また、コイル電極7がチャンバ1の縁部に位置するため、プラズマ生成空間10の中央に比べて縁部でプラズマの密度が減少する問題点を解消でき、その結果、処理しようとする半導体基板5全体に対して均一なプラズマ密度を得ることが可能になる。
一方、コイル電極7が上部電極2よりも高い位置に形成されるため、コイルをチャンバ1に巻く際における上部電極2と下部電極3間の間隔増加を防止できる。
したがって、チャンバ1の反応空間の滞積が減少し、反応ガスが初期に吹き付けられてから半導体基板5の処理領域を抜け出るまでにかかる滞留時間(residence time)が減少するため、より高いエッチング選択比を得ることができる。
本実施例で上部電極2と下部電極3間の間隔は、処理しようとする半導体基板5の直径よりもはるかに小さく、好ましくは略20〜40mmに維持される。
図2は、本発明の他の実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。本実施例において、図1に示す実施例と重複する構成要素には同じ図面符号を付し、その説明は省略する。
本実施例によるプラズマ生成装置では、誘導結合型プラズマ生成ソース部130が、誘電体板108、コイル電極107、及びコイル電極107の上部及び両側部を取り囲み、かつ高透磁率を持つ磁性体109からなる点に特徴がある。
磁性体109は、コイル電極107によって発生する磁気フラックス(flux)がコイル電極109の真下の領域に集中するようにし、コイル電極107によるエネルギーがチャンバ1の側面のような不要な領域に損失されるのを防止でき、その結果、主プラズマ生成空間10のように必要な領域で高密度のプラズマが得られる。
図3に、図2の実施例によるプラズマ生成装置において磁性体109による影響をシミュレーションした結果が、磁場強度によって相異なる陰影で示されている。ここで、領域1は、磁場強度が1番目に高い領域を指し、領域2は、磁場強度が2番目に高い領域を指し、領域3は、磁場強度が3番目に高い領域を指し、領域4は、磁場強度が4番目に高い領域を指す。図3に示すように、磁場の強度は順次減少し、コイル電極107に近接する領域で集中することは明らかである。
本実施例のプラズマ生成装置の作動方法は、図1に示す実施例と略同様である。
図4は、本発明のさらに他の実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。本実施例において、図1に示す実施例と重複する構成要素には同じ図面符号を付し、その説明は省略する。
本実施例のプラズマ生成装置では、誘導結合型プラズマ生成ソース230が、ドーム形状の誘電体板208と、該の誘電体板208の上面に安置される3次元形状のコイル電極207とを備える。
コイル電極207は、上部電極2の下面に対して相異なる高さを有する3つの回転部を含み、上部電極2の外周を取り囲む形態に構成される。本実施例ではコイル電極207の回転部の個数を3つとしたが、これに限定されず、それ以外の個数の回転部にしても良い。同様に、図4の実施例ではドーム形状の誘電体板208が示されているが、これに限定されることはなく、誘電体板は、コイル電極207の回転部が上部電極2の下面に対して相異なる高さで配置されうるようないずれの形状にしても良い。
コイル電極207の回転部は、コイル電極207の回転直径が増加するほどその高さが減少するので、最外側の回転部と下部電極3との距離が最内側の回転部と下部電極3との距離よりも短く、かつ、最外側の回転部と下部電極3との距離が図1の実施例における下部電極3とコイル電極7との距離よりも短い。したがって、処理しようとする半導体基板5の縁部に対向する領域におけるプラズマ密度の減少をより效率的に解消可能になる。ドーム形状の誘電体板208に円錘形にコイル電極207を巻いても、これによって上部電極2と下部電極3間の間隔が増加してはならなく、また、コイル電極207と主プラズマ生成空間10との距離が減少してはならない。
本実施例のプラズマ生成装置の作動方法は、図1に示す実施例と略同様である。
図5は、本発明のさらに他の実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。本実施例において、図1に示す実施例と重複する構成要素には同じ図面符号を付し、その説明は省略する。
本実施例によるプラズマ生成装置は、向かい合う上部電極2と下部電極3とからなる容量結合型プラズマ生成ソースを備える第1チャンバ301と、第1チャンバ301の上部外面に設けられて、所定高さを持ちながら上部電極2の外周を取り囲む第2チャンバ308とで構成され、第1チャンバ301と第2チャンバ308との間には両チャンバ301,308を連通させるように開口部326が形成される。
なお、第2チャンバ308は、その内部に第2プラズマ生成空間300を限定する、誘電体板からなる内側壁308a、外側壁308b及び上部面308cを有し、上部面308cにはコイル電極307が安置されて誘導結合型プラズマ生成ソース部330を形成し、コイル電極307に高周波電力が加えられると所定高さを持つ第2プラズマ生成空間300に放電が発生する。第2チャンバ308は、上部電極2の外周に配置される環形の第2プラズマ生成空間300によって限定されても良い。
放電の起きた第2チャンバ308の環形の内部のプラズマ生成空間300は、第1チャンバ301内部の主プラズマ生成空間10と離れて位置するため、第2チャンバ308中に生成された電子の温度が主プラズマ生成空間10中に拡散される際に低くなり、その結果、高いエッチング選択比を得ることができる。
コイル電極307下部に近接する第2チャンバ308の領域で放電が起きると、イオンよりも重さの軽い電子がより迅速に開口部326を通って第1チャンバ301側へ移動し、その結果、放電の発生する領域では瞬間的に陽電圧が形成される。
すなわち、以降発生する電子は、上記陽電圧による電気的引力を克服しつつ移動する過程、及び第1チャンバ301の主プラズマ生成空間10へ移動中に発生する粒子間衝突によってエネルギーを失う点とによって、低い温度の状態で主プラズマ生成空間10に到達し、エッチング選択比が向上するわけである。
下部電極3の縁部には、第2チャンバの開口部326と対向する遮蔽リング309を設置して電子の損失を防ぎ、処理しようとする半導体基板5の縁部が第2チャンバ308の開口部326と対向して配置されるように、第2チャンバ308の内側壁面の内径は処理しようとする半導体基板5の直径よりも小さく設計し、半導体基板5の縁部におけるプラズマ密度減少を防止する。
本実施例においてエッチング選択比を向上させるための他の方法には、第2チャンバ308に別途にアルゴンのような希ガスを取り込む方法がある。この方法において、第2チャンバ308で放電された電子とアルゴンとの衝突状態によって形成されるアルゴンイオン、アルゴン粒子及び励起状態のアルゴン粒子などが第1チャンバ301に流入し、上部電極2のガス吹込み穴4から吹き付けられる反応ガスを希釈して反応空間内での滞留時間を減少させ、エッチング選択比を向上させるようになる。
図5には、第2チャンバ308の外側壁面に希ガス導入口が形成される場合が例示されている。希ガス導入口325は、希ガスバルブ323及び希ガス滞積部324とつながり、希ガスバルブ323の動作によって供給される希ガスを第2チャンバ308に取り込む。この希ガス導入口325は、第2チャンバ308の上部面308cまたは内側壁面308aに形成されても良い。
本実施例のプラズマ生成装置の作動方法は、図1に示す実施例と略同様である。なお、図5の実施例では、第1及び第2チャンバの形状を円筒形及び環形にそれぞれ形成したが、これに限定されず、第1及び第2チャンバは他の構造にしても良い。
本発明の一実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。 本発明の他の実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。 図2の実施例によるプラズマ生成装置において磁性体の影響をシミュレーションした結果を示す図である。 本発明のさらに他の実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施例によるプラズマ生成装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 チャンバ
2 上部電極
3 下部電極
7,107,207,307 コイル電極
8,108,208 誘電体板
10 主プラズマ生成空間

Claims (36)

  1. プラズマ生成空間を有するチャンバを備えるプラズマ生成装置であって、
    前記チャンバ内に位置し、半導体基板の安置部が備えられた下部電極部と、
    前記下部電極部と対向してチャンバ内に位置し、第1プラズマ生成ソース部を形成する上部電極部と、
    前記上部電極部の外周で上部電極部の下面よりも高い位置に形成される第2プラズマ生成ソース部と、
    前記第1及び第2プラズマ生成ソース部に電力を供給する電力供給部と、を備える、プラズマ生成装置。
  2. 前記第2プラズマ生成ソース部は、
    上部電極部の外周に連結されて上部電極部と共にチャンバの上部面を形成する平板型の誘電体板と、
    前記誘電体板の上面に安置されるコイル電極と、からなる、請求項1に記載のプラズマ生成装置。
  3. 前記コイル電極は、上部電極部の外周を取り囲む平面螺旋形である、請求項2に記載のプラズマ生成装置。
  4. 前記第2プラズマ生成ソース部は、コイル電極を取り囲むように設けられた磁性体をさらに備える、請求項2に記載のプラズマ生成装置。
  5. 前記電力供給部は、
    第1プラズマ生成ソース部に高周波電力を供給する第1高周波電力供給部と、
    第2プラズマ生成ソース部に高周波電力を供給する第2高周波電力供給部と、を備える、請求項1に記載のプラズマ生成装置。
  6. 前記第1プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力が、第2プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力よりも高い周波数を有する、請求項5に記載のプラズマ生成装置。
  7. 前記上部電極部は、前記チャンバに反応ガスを導入するための複数の穴を有する、請求項1に記載のプラズマ生成装置。
  8. 前記チャンバは、円筒形であり、内部圧力が0.3〜10mTorrである、請求項1に記載のプラズマ生成装置。
  9. プラズマ生成空間を有するチャンバを備えるプラズマ生成装置であって、
    前記チャンバ内に位置し、半導体基板の安置部が備えられた下部電極部と、
    前記下部電極部と対向してチャンバ内に位置して第1プラズマ生成ソース部を形成する上部電極部と、
    前記上部電極部の外周で上部電極部の下面よりも高い位置に形成され、上部電極部の外周に連結されて上部電極部と共にチャンバの上部面を形成するドーム形状の誘電体板と、前記誘電体板の上面に設けられるコイル電極とで構成される第2プラズマ生成ソース部と、
    前記第1及び2プラズマ生成ソース部に電力を供給する電力供給部と、を備える、プラズマ生成装置。
  10. 前記コイル電極は、上部電極部の外周を取り囲むように設けられた円錘形を有し、その回転半径が増加するほど前記上部電極部の下面に対して高さが減少する、請求項9に記載のプラズマ生成装置。
  11. 前記コイル電極は、最も外側に位置したコイル電極と下部電極部の安置部との距離が、上部電極部と下部電極部の安置部との距離よりも大きい、請求項10に記載のプラズマ生成装置。
  12. 前記第2プラズマ生成ソース部は、前記コイル電極によって生成された磁界を前記コイル電極の下部に集中させるように設けられた磁性体をさらに備える、請求項9に記載のプラズマ生成装置。
  13. 前記電力供給部は、第1及び第2プラズマ生成ソース部にそれぞれ設けられて高周波電力を供給する、請求項9に記載のプラズマ生成装置。
  14. 前記第1プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力が、第2プラズマ生成ソース部に供給される高周波電力よりも高い周波数を有する、請求項9に記載のプラズマ生成装置。
  15. 前記上部電極部は、前記チャンバに反応ガスを導入するための複数の穴を有する、請求項9に記載のプラズマ生成装置。
  16. 前記チャンバは、円筒形であり、内部圧力が0.3〜10mTorrである、請求項9に記載のプラズマ生成装置。
  17. 半導体基板を支持する安置部を有する下部電極部と、前記下部電極部と対向して位置し、前記下部電極部と共に第1プラズマ生成ソース部を形成する上部電極部とを内部に備える第1チャンバと、
    前記第1チャンバの上面に配置されて所定の高さを有し、前記上部電極部の外周を取り囲むように設けられた第2チャンバと、
    前記第1チャンバと第2チャンバとを連通させるように第1チャンバの上部面と第2チャンバ下部面に形成された開口部と、
    前記第2チャンバの上面に形成される第2プラズマ生成ソース部と、
    前記第1及び第2プラズマ生成ソース部に電力を供給する電力供給部と、を備える、プラズマ生成装置。
  18. 前記第2チャンバの内側及び外側壁面と上部面が誘電体から形成され、第2プラズマ生成ソース部は、前記2チャンバの上面に安置されるコイル電極を備える、請求項17に記載のプラズマ生成装置。
  19. 前記第2プラズマ生成ソース部は、コイル電極を取り囲むように設けられた磁性体をさらに備える、請求項18に記載のプラズマ生成装置。
  20. 前記第2プラズマ生成ソース部と下部電極部の安置部との距離が、上部電極部と下部電極部の安置部との距離よりも大きい、請求項17に記載のプラズマ生成装置。
  21. 前記第2チャンバは、下部電極部の安置部に安置される半導体基板の縁部が前記第2チャンバの開口部と対向するように位置する、請求項17に記載のプラズマ生成装置。
  22. 前記第2チャンバは、希ガスを供給するための希ガス供給装置をさらに備える、請求項17に記載のプラズマ生成装置。
  23. 前記第1プラズマ生成ソース部に供給される電力が第2プラズマ生成ソース部に供給される電力よりも高い周波数を有する、請求項17に記載のプラズマ生成装置。
  24. 前記上部電極部は、前記チャンバに反応ガスを導入するための複数の穴を有する、請求項17に記載のプラズマ生成装置。
  25. 前記チャンバは、円筒形であり、内部圧力が0.3〜10mTorrである、請求項17に記載のプラズマ生成装置。
  26. 1次的に、第1プラズマ生成ソースの外周において第1プラズマ生成ソースよりも高い位置に形成される第2プラズマ生成ソースを通じてプラズマを生成し、
    2次的に、プラズマが1次的に生成されて所定時間が経過すると、第2プラズマ生成ソースを通じてプラズマを生成する、プラズマ生成方法。
  27. 前記第1プラズマ生成ソースは、誘導結合型プラズマ生成ソースで構成し、
    前記第2プラズマ生成ソースは、容量結合型プラズマ生成ソースで構成し、
    プラズマ生成領域の内部圧力は0.3〜10mTorrとする、請求項26に記載のプラズマ生成方法。
  28. 前記第2プラズマ生成ソースに供給される高周波電力の強度を調節することによってプラズマの密度を制御する、請求項26に記載のプラズマ生成方法。
  29. 反応空間を形成する第1チャンバと、
    前記第1チャンバ内において相対向するように配置されて第1プラズマ生成領域を形成する上部及び下部電極を備える第1プラズマ生成ソースと、
    コイル電極を備え、前記上部電極の外周に配置され、前記第1プラズマ生成領域から所定距離離れて第2プラズマ生成領域を形成する第2プラズマ生成ソースと、
    前記第1及び第2プラズマ生成ソースに高周波電力を供給する複数の電力供給源と、を備えてなり、
    前記第2プラズマ生成領域で生成されたプラズマの電子は、低い電子温度で前記反応空間に所定距離拡散される、プラズマ生成装置。
  30. 前記第2プラズマ生成ソースは、
    前記第1チャンバの上面に配置される第2プラズマ生成領域を形成し、上面にコイル電極が配置される第2チャンバと、
    前記第1チャンバ及び第2チャンバを連通させて、前記第2プラズマ生成領域で生成されたプラズマを前記第1生成領域に拡散させる開口部と、を備える、請求項29に記載のプラズマ生成装置。
  31. 相対向するように配置され、第1高周波電力を供給することによって撒かれるガスからプラズマを生成する上部の第1電極及び下部の第2電極を内部に含むチャンバと、
    前記第1電極の外周を取り囲むように前記チャンバの外面に配置され、前記第1電極の下面よりも高い位置に設けられ、供給される前記第1高周波電力よりも低い周波数を有する第2高周波電力を供給することによってプラズマを生成する外側プラズマ生成ソースと、を備える、プラズマ生成装置。
  32. 前記外側プラズマ生成ソースは、コイル電極を備える、請求項31に記載の装置。
  33. 前記外側プラズマ生成ソースは、前記コイル電極が安置される誘電体板をさらに備える、請求項32に記載の装置。
  34. 前記外側プラズマ生成ソースは、前記コイル電極の上面及び側面を取り囲み、高い透磁性を有する磁性体をさらに備える、請求項33に記載の装置。
  35. 前記誘電体板は、ドーム形状に形成される、請求項33に記載の装置。
  36. 前記第1チャンバの外周を取り囲み、上部に配置される外側プラズマ生成ソースが備えられてプラズマが内部に生成される第2チャンバをさらに備える、請求項31に記載の装置。
JP2007103928A 2006-09-08 2007-04-11 プラズマ生成装置及び生成方法 Pending JP2008066701A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020060087064A KR100845285B1 (ko) 2006-09-08 2006-09-08 플라즈마 생성장치 및 생성방법

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008066701A true JP2008066701A (ja) 2008-03-21

Family

ID=39168863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007103928A Pending JP2008066701A (ja) 2006-09-08 2007-04-11 プラズマ生成装置及び生成方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7804250B2 (ja)
JP (1) JP2008066701A (ja)
KR (1) KR100845285B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012522330A (ja) * 2009-03-27 2012-09-20 エコール ポリテクニック 誘導プラズマアプリケータ
JP2013502696A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 マットソン テクノロジー インコーポレイテッド 誘導プラズマ源
JP2013105750A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Tokyo Electron Ltd 複数の高周波(rf)出力素子を利用してプラズマ特性を制御するrf出力結合システム
WO2021024823A1 (ja) * 2019-08-06 2021-02-11 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5391659B2 (ja) * 2008-11-18 2014-01-15 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
US9786471B2 (en) * 2011-12-27 2017-10-10 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Plasma etcher design with effective no-damage in-situ ash
KR102136224B1 (ko) 2018-07-25 2020-07-21 주식회사 페스텐 격벽 구조를 가지는 플라즈마 생성기
CN112640063B (zh) * 2018-09-20 2024-06-18 株式会社国际电气 基板处理装置、半导体装置的制造方法、存储介质及等离子体单元
KR102265339B1 (ko) * 2019-12-27 2021-06-16 피에스케이 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07130497A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Nec Corp プラズマ処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5531834A (en) 1993-07-13 1996-07-02 Tokyo Electron Kabushiki Kaisha Plasma film forming method and apparatus and plasma processing apparatus
JP4077939B2 (ja) * 1998-07-16 2008-04-23 株式会社アルバック 反応性イオンエッチング方法及び装置
KR100584122B1 (ko) * 2004-03-25 2006-05-29 에이피티씨 주식회사 플라즈마 소스코일을 갖는 플라즈마 챔버 및 이를 이용한웨이퍼 식각방법
KR100757097B1 (ko) 2004-09-14 2007-09-10 에이피티씨 주식회사 적응형 플라즈마 소스 및 이를 이용한 반도체웨이퍼 처리방법
KR100655445B1 (ko) * 2005-10-04 2006-12-08 삼성전자주식회사 플라즈마 처리 장치 및 방법, 그리고 반도체 제조 설비

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07130497A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Nec Corp プラズマ処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012522330A (ja) * 2009-03-27 2012-09-20 エコール ポリテクニック 誘導プラズマアプリケータ
JP2013502696A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 マットソン テクノロジー インコーポレイテッド 誘導プラズマ源
JP2013105750A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Tokyo Electron Ltd 複数の高周波(rf)出力素子を利用してプラズマ特性を制御するrf出力結合システム
JP2017199694A (ja) * 2011-11-16 2017-11-02 東京エレクトロン株式会社 複数の高周波(rf)電力結合素子を利用してプラズマ特性を制御するrf電力結合システム
WO2021024823A1 (ja) * 2019-08-06 2021-02-11 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20080061702A1 (en) 2008-03-13
KR20080023061A (ko) 2008-03-12
US7804250B2 (en) 2010-09-28
KR100845285B1 (ko) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008066701A (ja) プラズマ生成装置及び生成方法
TWI436697B (zh) Plasma processing device
KR100297552B1 (ko) 반도체소자제조용식각장치의절연창
KR100988085B1 (ko) 고밀도 플라즈마 처리 장치
KR100652982B1 (ko) 플라즈마 처리 방법 및 장치
US6706142B2 (en) Systems and methods for enhancing plasma processing of a semiconductor substrate
TWI536873B (zh) 低電子溫度微波表面波電漿處理方法及設備
US10418224B2 (en) Plasma etching method
US7078862B2 (en) Beam source and beam processing apparatus
KR101358779B1 (ko) 멀티 코어 플라즈마 발생 플레이트를 구비한 플라즈마반응기
JP2002246368A (ja) ウェハー表面径方向均一プラズマを用いるウェハー処理システム
JP7085828B2 (ja) プラズマ処理装置
JP2000091329A (ja) プラズマ発生のための電極構造及び半導体素子製造設備
JP2002343778A (ja) 半導体素子の製造装置
KR20240001060A (ko) 플라스마 처리 장치 및 플라스마 처리 방법
JP3542514B2 (ja) ドライエッチング装置
US20050022934A1 (en) Plasma etching apparatus
JP2006114933A (ja) 反応性イオンエッチング装置
KR20050049169A (ko) 유도 결합형 플라즈마 발생 장치와 그 유도전기장 발생을위한 안테나 코일 구조
KR20200034864A (ko) 기판 처리 장치
JP4160823B2 (ja) ラジカル支援ドライエッチング装置
US6432730B2 (en) Plasma processing method and apparatus
KR20040021809A (ko) 부위별로 단면적이 다른 안테나를 구비한 유도결합플라즈마 발생장치
WO2012023402A1 (ja) マイクロレンズアレイの製造方法およびマイクロレンズアレイ
KR20080074300A (ko) 플라즈마 처리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928