JP2008066683A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア部を回動させることにより前面パネルに備える孔を開閉する電子機器において、ドア部を閉鎖した場合に前面パネルとドア部との間に段差が生じてしまうことを防止すると共に、容易にドア部を開くことができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子回路と、電子回路を内部に固定する筐体と、筐体の前面に固定され前後に貫通する孔301を備える前面パネル3と、水平方向に配設されたシャフト501を備え前面パネルの後面に固着されるフランジ5と、下部に後方に突出する凸部402を備えシャフトに軸支されシャフトを軸に回動することにより孔を開閉するドア部4と、ドア部の後方への回動を抑止するストッパー部302とを備え、ドア部は、パネルの孔を閉鎖したとき凸部の内部に前方から後方に亘って下方に傾斜する傾斜部を底面に備える空洞部403と、空洞部の内部に水平方向に配設され傾斜部の上面を自在に転がる円筒部405とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、オーディオ信号を増幅するオーディオ信号増幅装置や光ディスクを再生する再生装置等の電子機器に関する。
従来の電子機器として、オーディオ信号増幅装置を例に挙げ説明する。
従来のオーディオ信号増幅装置としては、扉開閉装置を備え、扉を開くと当該扉の後方に配設されたオーディオ信号の増幅度を変化させるボリュームや操作キーから成る操作部が露出し、操作部の操作が可能となり、当該ドアを閉鎖すると、操作部に外部からの塵埃や水滴が付着することを防止する構成を有するものが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
図11は、従来のオーディオ信号増幅装置の一例を示す斜視図である。
オーディオ信号増幅装置100は、筐体2、前面パネル3、増幅部7、操作部8、ドア部400、図示しない入力部及び出力部を備える。
筐体2は、箱形であり、内部に増幅部7を備える。前面パネル3は、筐体2の前面に固定される。前面パネル3は、前後に貫通する孔301を備える。操作部8は、筐体2に固定され、孔301の後方に配置される。ドア部400は、前面パネル3の後面に固定された後述するフランジにより軸支され、回動することによって、孔301を開閉する。
操作部8は、ドア部400を回動させ、孔301を開口することにより露出する。操作部8は、複数の操作ボタン801及びボリュウム部802を備える。
オーディオ信号増幅装置100は、図示しない導電ケーブルにより再生装置及びスピーカと接続されている。
再生装置は、光ディスクに記録されているオーディオ信号を再生する。オーディオ信号増幅装置100の入力部は、再生装置から出力されたオーディオ信号を入力し増幅部7に出力する。
ボリュウム部801は、増幅部7によるオーディオ信号の信号レベルの増幅度を増減させる。増幅部7は、ボリュウム部801の指示に応じてオーディオ信号を増幅し、出力部に出力する。出力部は、増幅部7から出力されたオーディオ信号をスピーカへ出力する。
以上により、オーディオ信号増幅装置100は、再生装置から出力されたオーディオ信号を増幅し、スピーカへ出力する。
図12は、オーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400の構成を示す後方斜視図である。なお、図12に示す前面パネル3及びドア部400は、矢印A方向を前方とする。
ドア部400は、押し出し成型により形成された断面がL字型のアルミ材であり、下部に後方に突出する凸部402を備える。ドア部400は、下部に水平方向に貫通する孔401を備える。
前面パネル3は、押し出し成型により形成されたアルミ材であり、上部及び下部が後方に突出した薄いコの字形を形成し、2つのフランジ5及びストッパー部302を備える。ストッパー部302は、L字型であり、前面パネル3の後面の孔301の上部に固着される。2つのフランジ5は、それぞれシャフト501を備え、それぞれのシャフト501が互いに向い合った位置で孔301の左右部分に接着剤により固着される。
ドア部400は、孔401にシャフト501が挿入されることによりシャフト501に軸支され、シャフト501を軸として自在に回動する。ドア部400は、シャフト501を軸に回動することにより、前面パネル3の孔301を開閉する。
図13は、オーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400を示す図で、図13(a)はドア部400が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図、図13(b)は、図13(a)の状態からドア部400を回動させた様子を示す断面図、図13(c)は、図13(b)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図である。
ストッパー部302は、前面パネル3の孔301が開口した状態から孔301を閉鎖する方向にドア部400を回動させた場合、前面パネル3の前面が垂直であって前面パネル3の前面とドア部400の前面とが略同一面となったとき、ドア部400の後面と当接する位置に配設される。ドア部400は、前面パネル3の前面が垂直であって前面が前面パネル3の前面と略同一面となったとき、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方に距離Cの位置となるものとする。
図13(a)に示すように、ドア部400は、前面パネル3の前面が垂直であって前面が前面パネル3の前面と略同一面のとき、重心がシャフト501の軸から後方に距離Cの位置であることから、シャフト501を軸として後方に回動しようとする力が作用するが、上部がストッパー部302によって後方への回動が抑止されていることから、前面が前面パネル3の前面と略同一面となった回転角度でストッパー部302に保持された状態となる。これにより、ドア部400は、その前面が前面パネル3の前面と略同一面となった回転角度で前面パネル3の孔301を閉じた状態を保持する。
ドア部400が閉じた状態からドア部400を開く場合は、前面パネル3の前方からドア部400の孔401より下方となる部分を、図13(b)に示すように、ドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となる回転角度Dを超える角度まで、指先等で後方(矢印方向)に押圧する。ドア部400は、孔401より下方となる部分が指先等で後方に押圧されることによって、シャフト501を軸として前方に回動し、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となる回転角度Dを超える角度まで前方に回動すると、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸より前方に移動する。ドア部400は、水平方向の重心の位置がシャフト501より前方の位置となることによって、自ら前方に回転しようとする力が作用し、シャフト501を軸に自ら前方に回動する。そして、ドア部400は、図13(c)に示すように、前面が前面パネル3の孔301の下端に当接する位置まで回動し、前面パネル3の孔301を開口する。
ドア部400が開いた状態からドア部400を閉じる場合は、図13(b)に示すように、ドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となる回転角度Dを超える角度までドア部400を後方に回動させる。ドア部400は、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となる回転角度Dを超える角度まで後方に回動すると、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸より後方に移動する。ドア部400は、水平方向の重心の位置がシャフト501より後方の位置となることによって、自ら後方に回転しようとする力が作用し、シャフト501を軸に自ら後方に回動する。そして、ドア部400は、図13(a)に示すように、前面パネル3の後面がストッパー部302に当接する位置まで回動し、前面パネル3の孔301を閉じる。
以上により、オーディオ信号増幅装置100は、ドア部400が前面パネル3の前面と略同一面の状態では、ドア部400の後方への回動をストッパー部302が抑止することによって、ドア部400が孔301を閉じた状態が保持され、ドア部400を前方に回動させると、ドア部400の前方への回動を孔301の下端が抑止することによって、ドア部400が孔301を開いた状態が保持される。
"オーディオ&ビジュアル製品・AVサラウンドアンプ"、[online]、[平成18年2月27日検索]、インターネット〈URL : http://denon.jp/products2/avca1xv.html 〉
図14は、従来のオーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400を示す断面図である。
非特許文献1に開示されているような、開閉扉を回動軸で軸支する構成の場合は、回動軸の外周部分と当該回動軸に軸支された開閉扉の部分との間に埃等が付着することによって回動軸の外周部分と当該回動軸に軸支された開閉扉の部分との間の摩擦力が増大することがある。つまり、図12及び図13(a)〜図13(c)で説明したオーディオ信号増幅装置100のようなシャフト501を軸にドア部400を回動させることによって孔301を開閉する構成の場合、シャフト501の外周部分または孔401の内壁部分に埃等が付着してシャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間の摩擦力が増大することがある。
一方、シャフト501を軸にドア部400を回動させることによって孔301を開閉する構成の場合は、ドア部400の前面が垂直であるときのドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方に遠くなるのに伴ってドア部400が後方に回動しようとする力が大きくなり、また、ドア部400の前面が垂直であるときのドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方から近くなるのに伴ってドア部400が後方に回動しようとする力が小さくなる。
このため、ドア部400の前面が垂直であってドア部400の前面が前面パネル3の前面と略同一面となる場合のドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方に近い距離の場合は、図13(b)に示すように、孔301をドア部400によって閉じようとしてドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となる回転角度Dを超える角度までドア部400を後方に回動させても、ドア部400が自ら後方に回動しようとする力よりもシャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間に作用する摩擦力が増大すると、図14に示すように、前面パネル3の前面とドア部400の前面が同一面とならない状態でドア部400の回動が停止してしまい、ドア部400の上方の前端部分と前面パネル3の前面との間に距離Eの段差が生じてしまう。
前面パネル3の孔301をドア部400によって閉鎖した状態の場合、ドア部400の上方の前端部分と前面パネル3の前面との間に段差が生じてしまうと、オーディオ信号増幅装置100の美観が損なわれてしまう。また、ドア部400の上方の前端部分と前面パネル3の前面との段差が大きくなると、ドア部400の上端と孔301の上端との間に隙間が生じ、当該隙間から侵入した塵埃や水滴から前面パネル3の後方に配設された操作ボタン801やボリュウム部802を保護することができなくなる。
このように、ドア部400を後方に回動させた場合に、シャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間に作用する摩擦力が増大することによって前面パネル3の前面とドア部4の前面が同一面とならない状態でドア部400の回動が停止してしまうことを防止するためには、図13(b)に示すように、ドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となった回転角度からドア部400が後方へ回動しようとする力をシャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間に作用する摩擦力よりも常に大きくする必要がある。ドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となった回転角度からドア部400が後方へ回動しようとする力を増大させるためには、前述したように、ドア部400の前面が垂直である場合のドア部400の水平方向の重心の位置をシャフト501の軸から後方に遠くする必要がある。
図15は、オーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400を示す図で、図15(a)はドア部400が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図、図15(b)は、図15(a)の状態からドア部400を前方に回動させて孔301を開口しようとする様子を示す断面図である。
ドア部400の前面が垂直である場合のドア部400の水平方向の重心の位置をシャフト501の軸から後方に遠くするには、例えば、図15(a)に示すように、凸部402の後方部分にドア部400より比重の大きな重り406を備える構成とすれば、シャフト501の軸からドア部400の水平方向の重心の位置までの距離Fを、図13(a)に示すような重り406を備えないドア部400のシャフト501の軸からドア部400の水平方向の重心の位置までの距離Cより大きくすることができる。このことにより、シャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間の摩擦力が増大しても、前面パネル3の前面とドア部4の前面が同一面とならない状態でドア部400の回動が停止してしまうことを防止することができる。
しかしながら、図15(a)に示すように凸部402の後方部分に重り406を備える構成とすると、ドア部400が孔301を閉じた状態からドア部400が孔301を開いた状態となるまでにドア部400を押圧し続けなければならない力が増大してしまう。つまり、図15(b)に示すように、ドア部400の前面が垂直である場合のドア部400の水平方向の重心の位置をシャフト501の軸から後方に遠くなると、ドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となる回転角度Gが、図13(b)に示すように、ドア部400の前面が垂直である場合のドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から近い場合のドア部400の水平方向の重心の位置がシャフト501の軸と同一となる回転角度Dよりも大きくなる。このため、使用者は、ドア部400が自ら前方に回動し始める回転角度Dを越える角度となるまで、ドア部400の下端部分を後方に押圧し続けなければならず、ドア部400を開くための作業が煩わしいものとなる。
本発明は、ドア部を回動させることにより前面パネルに備える孔を開閉する電子機器において、ドア部を閉鎖した場合に前面パネルとドア部との間に段差が生じてしまうことを防止すると共に、容易にドア部を開くことができる電子機器を提供することを目的とする。
本願の請求項1記載の発明は、電子機器において、電子回路と、箱形であり前記電子回路を内部に固定する筐体と、前記筐体の前面に固定され前後に貫通する孔を備える前面パネルと、水平方向に配設されたシャフトを備え前記前面パネルの後面に固着されるフランジと、下部に後方に突出する凸部を備え前記シャフトに軸支され前記シャフトを軸に回動することにより前記孔を開閉するドア部と、前記ドア部の後方への回動を抑止するストッパー部とを備え、前記ドア部は、前記前面パネルの前記孔を閉鎖したとき前記凸部の内部に前方から後方に亘って下方に傾斜する傾斜部を底面に備える空洞部と、前記空洞部の内部に水平方向に配設され前記傾斜部の上面を自在に転がる円筒部とを備えることを特徴とする。
本願の請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記空洞部は、後方部分が上方に開口し前後方向の長さが前記円筒部の外径よりも長く前記円筒部を前記空洞部の内部から取り出しまたは前記空洞部の内部に挿入する孔を備えることを特徴とする。
本願の請求項3記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記ドア部は、前記空洞部の前方部分及び後方部分にそれぞれ連通し当該空洞部の上方に湾曲した曲面部を備え前記円筒部が自在に転がる湾曲空洞部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ドア部を回動させることにより前面パネルに備える孔を開閉する電子機器において、ドア部を閉鎖した場合に前面パネルとドア部との間に段差が生じてしまうことを防止すると共に、容易にドア部を開くことができる電子機器を提供することができる。
また、本発明によれば、ドア部が回動するシャフトの外周部分とシャフトを軸支する孔の内壁部分との間に埃が蓄積して摩擦力が増大してしまった場合でも、前面パネルの前面とドア部の前面が同一面とならない状態でドア部の回動が停止してしまうことを防止することができる電子機器を提供することができる。
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来技術で示した構成要素と同一の部分については同符号を用いる。
本実施例においては、電子機器としてオーディオ信号増幅装置を例に挙げ説明する。
図1は、本発明の第1実施例のオーディオデータ増幅装置を示す斜視図である。
オーディオ信号増幅装置1は、筐体2、前面パネル3、ドア部4、増幅部7、操作部8、図示しない入力部及び出力部を備える。
筐体2は、箱形であり、内部に増幅部7を備える。前面パネル3は、筐体2の前面に固定される。前面パネル3は、前後に貫通する孔301を備える。操作部8は、筐体2に固定され、孔301の後方に配置される。ドア部4は、前面パネル3の後面に固定された後述するフランジにより軸支され、回動することによって、孔301を開閉する。
操作部8は、ドア部4を回動させ、孔301を開口することにより露出する。操作部8は、複数の操作ボタン801及びボリュウム部802を備える。
オーディオ信号増幅装置1は、図示しない導電ケーブルにより再生装置及びスピーカと接続されている。
再生装置は、光ディスクに記録されているオーディオ信号を再生する。オーディオ信号増幅装置1の入力部は、再生装置から出力されたオーディオ信号を入力し増幅部7に出力する。
ボリュウム部801は、増幅部7によるオーディオ信号の信号レベルの増幅度を増減させる。増幅部7は、ボリュウム部801の指示に応じてオーディオ信号を増幅し、出力部に出力する。出力部は、増幅部7から出力されたオーディオ信号をスピーカへ出力する。
以上により、オーディオ信号増幅装置1は、再生装置から出力されたオーディオ信号を増幅し、スピーカへ出力する。
図2は、本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部4の構成を示す後方斜視図である。なお、図2に示す前面パネル3及びドア部4は、矢印A方向を前方とする。
ドア部4は、押し出し成型により形成された断面がL字型のアルミ材であり、下部に後方に突出する凸部402を備える。凸部402は、左右方向に開口した空洞部403を備える。ドア部4は、円筒部405及び2つの蓋部6を備える。円筒部405は、細長い円筒型であり、空洞部403の右側または左側から空洞部403の内部に挿入される。2つの蓋部6は、それぞれ接着剤によって空洞部403の右側部分及び左側部分に固定され、円筒部405が空洞部403の左右から飛び出さないよう空洞部403の両端を塞ぐ。
前面パネル3は、押し出し成型により形成されたアルミ材であり、上部及び下部が後方に突出した薄いコの字形を形成し、2つのフランジ5及びストッパー部302を備える。ストッパー部302は、L字型であり、前面パネル3の後面の孔301の上部に固着される。2つのフランジ5は、それぞれシャフト501を備え、それぞれのシャフト501が互いに向い合った位置で孔301の左右部分に接着剤により固着される。
ドア部4は、孔401にシャフト501が挿入されることによりシャフト501に軸支され、シャフト501を軸として自在に回動する。ドア部4は、シャフト501を軸に回動することにより、前面パネル3の孔301を開閉する。
図3は、本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1のドア部4が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図である。
ストッパー部302は、前面パネル3の孔301が開口した状態から孔301を閉鎖する方向にドア部4を回動させた場合、前面パネル3の前面が垂直であって前面パネル3の前面とドア部4の前面とが略同一面となったとき、ドア部4の後面と当接する位置に配設される。
空洞部403は、ドア部4の表面が垂直であって前面が前面パネル3の前面と略同一面となった状態のとき、底面に前方から後方に亘って下方に傾斜した平面である傾斜部404を備える。傾斜部404は、前方から後方に亘って水平方向に対して角度Eだけ下方に傾斜しているものとする。円筒部405は、ドア部4の表面が垂直であるとき、傾斜部404が前方から後方に亘って傾斜していることにより、傾斜部404の上面を後方に転がり、空洞部403の後端部分に配設された状態となる。ドア部4は、前面が垂直であって、かつ、円筒部405が空洞部403の後端部分に配設されているとき、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方に距離Bの位置となるものとする。
図3に示すように、ドア部4は、前面パネル3の前面が垂直であって、かつ、円筒部405が空洞部403の後端部分に配設されている状態のとき、重心がシャフト501の軸から後方に距離Bの位置であることから、シャフト501を軸として後方に回動しようとする力が作用するが、上部がストッパー部302によって後方への回動が抑止されていることから、前面が前面パネル3の前面と略同一面となった回転角度でストッパー部302に保持された状態となる。これにより、ドア部4は、前面が前面パネル3の前面と略同一面となった回転角度で前面パネル3の孔301を閉じた状態を保持する。
図4は、本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部4を示す図で、図4(a)は、図3の状態からドア部4を前方に回動させた様子を示す断面図、図4(b)は、図4(a)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図である。
ドア部4が閉じた状態からドア部4を開く場合は、前面パネル3の前方からドア部4の孔401より下方となる部分を、図4(a)に示すように、空洞部403の傾斜部404が前方から後方に亘って上方に傾斜する角度、つまり、図3に示す角度Eを超える角度となるまで、指先等で後方に押圧する。
空洞部403の傾斜部404が、図3に示す角度Eを超える角度まで前方に回動すると、傾斜部404は、前方から後方に亘って上方に傾斜した状態となる。円筒部405は、傾斜部404が前方から後方に亘って上方に傾斜することによって、空洞部403の前端部分まで傾斜部404の上面を前方に転がる。ドア部4は、円筒部405が空洞部403の前端部分まで転がることにより、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸より前方に移動する。ドア部4は、水平方向の重心の位置がシャフト501より前方の位置となることによって、自ら前方に回転しようとする力が作用し、シャフト501を軸に自ら前方に回動する。そして、ドア部4は、図4(b)に示すように、前面が前面パネル3の孔301の下端に当接する位置まで回動し、前面パネル3の孔301を開口する。
以上の構成により、本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1は、ドア部4の表面が垂直であるとき、傾斜部404が前方から後方に亘って角度Eだけ下方に傾斜していることにより、円筒部405が空洞部403の後端部分に配設され、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方に距離Bの位置となるが、空洞部403の傾斜部404が角度Eを超える角度となるまでドア部4を前方に回動することによって、円筒部405が空洞部403の前端部分まで傾斜部404の上面を前方に転がり、ドア部4の水平方向の重心の位置がシャフト501より前方の位置となり、この後は、ドア部4に自ら前方に回転しようとする力が作用することから、ドア部4がシャフト501を軸に自ら前方に回動し、前面パネル3の孔301を開口する。
このことにより、本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1は、前面パネル3の孔301をドア部4によって閉鎖した状態の場合、円筒部405が空洞部403の後端部分に配設することにより、ドア部4が後方へ回動しようとする力を増大させることができ、シャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間の摩擦力が増大しても、前面パネル3の前面とドア部4の前面が同一面とならない状態でドア部4の回動が停止してしまうことを防止することができる。
また、本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1は、ドア部4を回動させて孔301を開く場合は、ドア部4を前方に角度Eを超える角度だけ回動させるのみで、円筒部405が空洞部403の前端部分まで転がってドア部4の水平方向の重心の位置がシャフト501より前方の位置となり、その後はドア部4がシャフト501を軸に自ら前方に回転して前面パネル3の孔301が開口するので、使用者は、従来のオーディオ信号増幅装置より容易にドア部4を開くことができる。
次に、本発明の一実施例のオーディオ信号増幅装置の第2実施例について説明する。
第2実施例におけるオーディオ信号増幅装置は、ドア部の構成以外は、第1実施例の構成と同じであるため、詳細な説明は省略する。
図5は、本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部40の構成を示す後方斜視図である。なお、図5に示す前面パネル3及びドア部40は、矢印A方向を前方とする。
ドア部40は、第1実施例と同様に、押し出し成型により形成された断面がL字型のアルミ材であり、下部に後方に突出する凸部402を備える。凸部402は、左右方向に開口した空洞部403を備える。また、凸部402は、この空洞部403の後方部分に上方に開口する孔407を備える。
ドア部40は、第1実施例と同様に、円筒部405及び2つの蓋部6を備える。円筒部405は、細長い円筒型を成す。孔407の前後方向の長さは、円筒部405の外径よりも長い。円筒部405は、孔407を介して空洞部403の内部に挿入される。2つの蓋部6は、それぞれ接着剤によって空洞部403の右側部分及び左側部分に固定され、円筒部405が空洞部403の左右から飛び出さないよう空洞部403の両端を塞ぐ。
前面パネル3、フランジ5及びストッパー部302の構成は、第1実施例で説明した構成と同一であるため説明を省略する。ドア部40は、第1実施例と同様に、シャフト501が孔401に挿入されることにより、シャフト501を軸に回動することにより、前面パネル3の孔301を開閉する。
図6は、本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1のドア部40が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図である。
空洞部403は、第1実施例と同様に、ドア部40の表面が垂直であって前面が前面パネル3の前面と略同一面となった状態のとき、底面に前方から後方に亘って下方に傾斜した平面である傾斜部404を備える。傾斜部404は、第1実施例と同様に、前方から後方に亘って水平方向に対して角度Eだけ下方に傾斜しているものとする。円筒部405は、第1実施例と同様に、ドア部40の表面が垂直であるとき、傾斜部404が前方から後方に亘って傾斜していることにより、傾斜部404の上面を後方に転がり、空洞部403の後端部分に配設された状態となる。ドア部40は、第1実施例と同様に、前面が垂直であって、かつ、円筒部405が空洞部403の後端部分に配設されているとき、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方に距離Bの位置となるものとする。
図7は、本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部40を示す図で、図7(a)は、図6の状態からドア部40を前方に回動させた様子を示す断面図、図7(b)は、図7(a)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図である。
ドア部40が閉じた状態からドア部40を開く場合は、第1実施例と同様に、前面パネル3の前方からドア部40の孔401より下方となる部分を、図7(a)に示すように、空洞部403の傾斜部404が前方から後方に亘って上方に傾斜する角度、つまり、図6に示す角度Eを超える角度となるまで、指先等で後方に押圧する。
空洞部403の傾斜部404が、図6に示す角度Eを超える角度まで前方に回動すると、傾斜部404は、前方から後方に亘って上方に傾斜した状態となり、円筒部405は、傾斜部404が前方から後方に亘って上方に傾斜することによって、空洞部403の前端部分まで傾斜部404の上面を前方に転がる。ドア部40は、円筒部405が空洞部403の前端部分まで転がることにより、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸より前方に移動し、自ら前方に回転しようとする力が作用し、シャフト501を軸に自ら前方に回動する。そして、ドア部40は、図7(b)に示すように、前面が前面パネル3の孔301の下端に当接する位置まで回動し、前面パネル3の孔301を開口する。この過程において、孔407は、空洞部403の後方部分に上方に開口しているので、ドア部40を前方に回動させたり後方に回動させた場合であっても空洞部403から飛び出すことがない。
図8は、本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部40を示す図で、図8(a)は空洞部403の内部に備える円筒部405を他の円筒部408に交換する様子を示す断面図、図8(b)は図8(a)の状態からドア部40が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図である。
本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1は、凸部402の空洞部403の後方部分に孔407を備えていることにより、図8(a)に示すように、この孔407から空洞部403の内部に備える円筒部405をピンセットなどで摘まんで持ち上げることにより容易に取り出すことが可能となる。ここで、例えば、図8(a)に示すように、空洞部403に備える円筒部405を取り出して、この円筒部405と同一形状であって円筒部405よりも比重が高い他の円筒部408、例えば、円筒部405がアルミ部材によって形成されている場合は、このアルミ部材よりも比重が高い鋼鉄部材を孔407から空洞部403の内部に挿入する。
すると、図8(b)に示すように、ドア部40の前面が垂直であって、かつ、円筒部408が空洞部403の後端部分に配設されているときの水平方向の重心の位置は、シャフト501の軸から後方に距離Hの位置となり、図6に示すように、円筒部405を空洞部403の内部に挿入した状態の場合においての、ドア部40の前面が垂直であって、円筒部405が空洞部403の後端部分に配設されているときの水平方向の重心の位置であるシャフト501の軸から後方に距離Bの位置よりも後方の位置となる。
これにより、例えば、図6に示すように、空洞部403の内部に円筒部405を備えた状態の場合に、シャフト501と孔401の間に埃が次第に蓄積してシャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間の摩擦力が増大してしまい、ドア部40を後方に回動し、途中からドア部40が自ら後方に回動しようとしても前面パネル3の前面とドア部40の前面が同一面とならない状態でドア部40の回動が停止する状態になった場合は、空洞部403に備える円筒部405を円筒部405よりも比重の高い部材である他の円筒部408に交換する。このことによって、ドア部40の前面が垂直である場合の水平方向の重心の位置が後方に移動し、この結果、ドア部40が自ら後方に回動しようとする力を増大させることができるので、シャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間の摩擦力が増大した場合でも、前面パネル3の前面とドア部40の前面が同一面とならない状態でドア部40の回動が停止してしまうことを防止することができる。
以上のように、本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1は、空洞部403の内部に備える円筒部を簡単に比重の高い他の円筒部に交換することができるので、シャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間の摩擦力が増大してしまった場合でも、前面パネル3の前面とドア部40の前面が同一面とならない状態でドア部40の回動が停止してしまうことを防止することができる。
次に、本発明の一実施例のオーディオ信号増幅装置の第3実施例について説明する。
第3実施例におけるオーディオ信号増幅装置は、ドア部の構成以外は、第1実施例の構成と同じであるため、詳細な説明は省略する。
図9は、本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1のドア部が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図である。
前面パネル3及びストッパー部302の構成は、第1実施例で説明した構成と同一であるため説明を省略する。ドア部41は、第1実施例と同様に、押し出し成型により形成された断面がL字型のアルミ材であり、下部に後方に突出する凸部402を備える。ドア部41は、第1実施例と同様に、シャフト501が孔401に挿入されることにより、シャフト501を軸に回動することにより、前面パネル3の孔301を開閉する。
凸部402は、ドア部41の左右方向に開口した空洞部403を備える。凸部402は、ドア部41の表面が垂直であるとき、空洞部403の前方部分に当該空洞部403と連通し、上方に湾曲した曲面部409を底面に備える湾曲空洞部411を備える。また、凸部402は、空洞部403の後方部分に当該空洞部403と連通し、空洞部403の上方に湾曲した曲面部409を備える湾曲空洞部412を備える。
ドア部41は、第1実施例と同様に、円筒部405を備える。空洞部403、湾曲空洞部411及び湾曲空洞部412の高さはそれぞれ円筒部405の外径より高い。円筒部405は、空洞部403の内部に挿入され、傾斜部404の上面、曲面部409の上面及び曲面部410の上面を自在に転がる。空洞部403、湾曲空洞部411及び湾曲空洞部412の右側部分及び左側部分には第1実施例と同様に図示しない蓋部を備え、円筒部405が空洞部403、湾曲空洞部411及び湾曲空洞部412の左右から飛び出さないよう空洞部403の両端を塞ぐ。
空洞部403は、第1実施例と同様に、ドア部41の表面が垂直であるとき、底面に前方から後方に亘って下方に傾斜した平面である傾斜部404を備える。傾斜部404は、第1実施例と同様に、前方から後方に亘って水平方向に対して角度Eだけ下方に傾斜している。
円筒部405は、ドア部41の表面が垂直であるとき、傾斜部404が前方から後方に亘って傾斜していることにより、傾斜部404の上面を後方に転がり、湾曲空洞部412の曲面部410の前方部分で停止した状態となることから、空洞部403の後端と湾曲空洞部412の前端の境部分に配設された状態となる。ドア部41は、前面が垂直であって、かつ、円筒部405が空洞部403の後端部分に配設されているとき、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸から後方に距離Bの位置となるものとする。
図10は、本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部41を示す図で、図10(a)は、図9の状態からドア部41を前方に回動させた様子を示す断面図、図10(b)は、図10(a)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図である。
ドア部41が閉じた状態からドア部41を開く場合は、第1実施例と同様に、前面パネル3の前方からドア部41の孔401より下方となる部分を、図10(a)に示すように、空洞部403の傾斜部404が前方から後方に亘って上方に傾斜する角度、つまり、図9に示す角度Eを超える角度となるまで、指先等で後方に押圧する。
空洞部403の傾斜部404が、図9に示す角度Eを超える角度まで前方に回動すると、傾斜部404は、前方から後方に亘って上方に傾斜した状態となり、円筒部405は、傾斜部404が前方から後方に亘って上方に傾斜することによって、傾斜部404の上面を前方に転がる。ドア部41は、円筒部405が傾斜部404の上面を前方に転がることにより、水平方向の重心の位置がシャフト501の軸より前方に移動し、自ら前方に回転しようとする力が作用し、シャフト501を軸に自ら前方に回動する。そして、ドア部41は、図10(b)に示すように、前面が前面パネル3の孔301の下端に当接する位置まで回動し、前面パネル3の孔301を開口する。この過程において、空洞部403の前方部分に連通した湾曲空洞部411の底面である曲面部409が上方に湾曲していることにより、傾斜部404の上面を前方に転がった円筒部405は曲面部409を転がっている途中で回転力が抑止され、図10(b)に示すように、曲面部409の途中で停止した状態となる。
このように、本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1は、円筒部405が傾斜部404の上面を前方に転がり、ドア部41の水平方向の重心の位置が前方に移動することによって、シャフト501を軸にドア部41が自ら前方に回動した場合、傾斜部404の上面を前方に転がっていた円筒部405が、曲面部409の途中で停止するので、第1実施例において説明した図4(b)に示すように、傾斜部404の上面を前方に転がっていた円筒部405が空洞部403の前端に衝突してしまうことを防止することができる。このため、第1実施例において説明した図4(b)に示すように、ドア部41を前方に開口する過程において、傾斜部404の上面を前方に転がった円筒部405が空洞部403の前端に衝突して衝突音が発生し、この衝突音によってオーディオ信号増幅装置1の品位が損なわれてしまうことを防止することができる。
また、湾曲空洞部411は、図10(b)に示すように、ドア部41を前方に回動させて開口した状態では、空洞部403よりも前方の位置で湾曲した状態となる。このため、本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1は、ドア部41が前方に回動した場合、傾斜部404の上面を前方に転がった円筒部405は、曲面部409の途中の位置で停止した状態となるので、第1実施例において説明した図4(b)に示すように、円筒部405が空洞部403の前端の位置で停止した状態よりもドア部41の水平方向の重心を更に前方にすることができる。この結果、ドア部41が自ら前方に回動しようとする力を増大させることができるので、シャフト501の外周部分と孔401の内壁部分との間の摩擦力が増大した場合でも、ドア部41が完全に開かない状態でドア部41の前方への回動が停止してしまうことを防止することができる。
また、本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1は、空洞部403の後方部分に当該空洞部403と連通し、上方に湾曲した曲面部409を底面に備える湾曲空洞部412を備えることにより、図10(b)に示すようにドア部41が開いている状態からドア部41を後方に回動させ、図9に示すようにドア部41を閉鎖した状態とする場合、ドア部41の表面が垂直となった状態では傾斜部404が前方から後方に亘って下方に傾斜していることから、円筒部405が傾斜部404の上面を後方に転がるが、空洞部403の後方部分に連通した湾曲空洞部412の底面である曲面部410が上方に湾曲していることにより、傾斜部404の上面を後方に転がった円筒部405は曲面部410の途中で回転力が抑止され、図9に示すように、曲面部410の途中の位置で停止した状態となる。
このように、本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1は、ドア部41が開口している状態からドア部41を後方に回動させてドア部41を閉鎖した状態とする場合、傾斜部404の上面を後方に転がった円筒部405が、曲面部410の途中の位置で停止するので、第1実施例において説明した図3に示すように、傾斜部404の上面を後方に転がった円筒部405が、空洞部403の後端に衝突してしまうことを防止することができる。このため、第1実施例において説明した図3に示すように、ドア部41を閉鎖する過程において、傾斜部404の上面を後方に転がった円筒部405が空洞部403の後端に衝突して衝突音が発生し、この衝突音によってオーディオ信号増幅装置1の品位が損なわれてしまうことを防止することができる。
本発明の第1実施例のオーディオデータ増幅装置を示す斜視図。 本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部4の構成を示す後方斜視図。 本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1のドア部4が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図。 本発明の第1実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部4を示す図で、図4(a)は、図3の状態からドア部4を前方に回動させた様子を示す断面図、図4(b)は、図4(a)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図。 本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部40の構成を示す後方斜視図。 本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1のドア部40が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図。 本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部40を示す図で、図7(a)は、図6の状態からドア部40を前方に回動させた様子を示す断面図、図7(b)は、図7(a)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図。 本発明の第2実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部40を示す図で、図8(a)は、空洞部403の内部に備える円筒部405を他の円筒部408に交換する様子を示す断面図、図8(b)は図8(a)の状態からドア部40が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図。 本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1のドア部が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図。 本発明の第3実施例のオーディオ信号増幅装置1の前面パネル3とドア部41を示す図で、図10(a)は、図9の状態からドア部41を前方に回動させた様子を示す断面図、図10(b)は、図10(a)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図。 従来のオーディオ信号増幅装置の一例を示す斜視図。 オーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400の構成を示す後方斜視図。 オーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400を示す図で、図13(a)はドア部400が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図、図13(b)は、図13(a)の状態からドア部400を回動させた様子を示す断面図、図13(c)は、図13(b)の状態から孔301が開口した状態を示す断面図。 オーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400を示す断面図。 オーディオ信号増幅装置100の前面パネル3とドア部400を示す図で、図15(a)はドア部400が前面パネル3の孔301を閉鎖した状態を示す断面図、図15(b)は、図15(a)の状態からドア部400を前方に回動させて孔301を開口しようとする様子を示す断面図。
符号の説明
1 オーディオ信号増幅装置、2 筐体、
3 前面パネル、301 孔、302 ストッパー部、4 ドア部、40 ドア部、
401 孔、402 凸部、403 空洞部、404 傾斜部、405 円筒部、
407 孔、408 円筒部、41 ドア部、
409 曲面部、410 曲面部、411 湾曲空洞部、412 湾曲空洞部、
5 フランジ、501 シャフト、6 蓋部、7 増幅部、
8 操作部、801 操作ボタン、802 ボリュウム部、
100 オーディオ信号増幅装置、400 ドア部、406 重り

Claims (3)

  1. 電子回路と、箱形であり前記電子回路を内部に固定する筐体と、前記筐体の前面に固定され前後に貫通する孔を備える前面パネルと、水平方向に配設されたシャフトを備え前記前面パネルの後面に固着されるフランジと、下部に後方に突出する凸部を備え前記シャフトに軸支され前記シャフトを軸に回動することにより前記孔を開閉するドア部と、前記ドア部の後方への回動を抑止するストッパー部とを備え、
    前記ドア部は、前記前面パネルの前記孔を閉鎖したとき前記凸部の内部に前方から後方に亘って下方に傾斜する傾斜部を底面に備える空洞部と、前記空洞部の内部に水平方向に配設され前記傾斜部の上面を自在に転がる円筒部とを備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    前記空洞部は、後方部分が上方に開口し前後方向の長さが前記円筒部の外径よりも長く前記円筒部を前記空洞部の内部から取り出しまたは前記空洞部の内部に挿入する孔を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1記載の電子機器において、
    前記ドア部は、前記空洞部の前方部分及び後方部分にそれぞれ連通し当該空洞部の上方に湾曲した曲面部を備え前記円筒部が自在に転がる湾曲空洞部を備えることを特徴とする電子機器。
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