JP2008066637A - 発光体保持部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に発光体を取付可能なLED保持部材を提供する。
【解決手段】LED保持部材100は、基板に対して傾斜するとともに、LEDの底面部の背面を位置決めする傾斜当接面112を備えた。これにより、LEDの底面部の背面をこの傾斜当接面112に当接させることで、LEDの傾斜角度を所定の傾斜角度に維持することができ、端子脚を基板150上に取り付ける際にこの端子脚に引っ張り方向のテンションが加わったとしても、LEDのLED保持部材100からの離脱を防止でき、容易に端子脚を基板150に取り付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光を射出する発光体を基材上に保持する発光体保持部材に関する。
従来、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を半導体などの基材上に保持するLED保持装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、プリント基板と略平行となる上面を有し、この上面からプリント基板上に形成される接続部に向かって略垂直に延びる案内孔が設けられた本体部と、LEDの端子脚を案内孔に挿通した際にLEDの発光部底面と当接する位置決め部と、LEDの端子脚を本体部の上面に沿って折り曲げた際にLEDの発光部側面を係合する保持部と、を備えた保持装置である。
このような保持装置を用いたLEDの保持方法では、まずプリント基板上に保持装置を固定し、本体部の案内孔からLEDの端子脚を挿通してプリント基板に半田付けする。そして、LEDの発光部底面を位置決め部に当接させた後、本体部の上面にそってこの端子脚を折り曲げ、発光部側面を保持部に係合する。
一方、図6に示すように、予めLED発光部の角度を所定の角度に調整した後、端子脚を半田付けなどにより固定する保持装置もある。この図6に示す保持部材900では、ブロック910の一端縁をLED10の設置角度に応じて傾斜形成した傾斜面911を有している。また、この傾斜面911にはLED10の発光部11を挿通する挿通部912が形成されている。さらに、ブロック910のプリント基板と対向する面には、保持部材900を固定する固定ピン913が設けられている。
この保持部材900では、ブロック910の固定ピン913をプリント基板に挿通させた後、接着などにより固定する。そして、挿通部912にLED10の発光部11を挿通させ、LED10の底面部12のフランジ部12Aの発光部11側の面を傾斜面911に当接させて接着剤などにより接着固定する。この後、LEDの端子脚13をプリント基板に半田付けなどにより固定する。
実開昭57−159272号公報
ところで、上記特許文献1のような従来の保持装置では、端子脚の半田付けの後、この端子脚を折り曲げて保持部に係合させる構成であるため、LEDの発光部の角度などを調整する際に、端子脚を引き出すことができず、調整が困難であるという問題が挙げられる。特に、例えば光学式エンコーダのヘッド部などのように、LEDの設置角度を精度よく調整する必要がある場合、この問題が顕著となる。
また、図6のような従来の保持部材では、LED10の底面部12を傾斜面911に接着固定する必要があるため、接着剤の乾燥工程が必要となり、LED設置作業の作業効率が低下するという問題がある。また、底面部12の発光部11側のフランジ部12Aを傾斜面911に当接させて固定するため、底面部12の背面12B側から突出する端子脚13をプリント基板などに半田付けする際、端子脚13を引っ張ることでLED10と保持部材900との接着が剥離するおそれがあり、LED10の設置作業が困難であるという問題も挙げられる。
本発明は、上記のような問題に鑑みて、容易に発光体を取付可能な発光体保持部材を提供することを1つの目的とする。
本発明の発光体保持部材は、略板状の底面部、この底面部の一面側から突出形成されて所定波長の光を射出する発光部、および前記底面部の前記発光部が形成されない他面側に接続されるとともに、前記発光部の内部に設けられる発光素子に電力を供給する端子脚を備えた発光体を、基材上に保持する保持部材であって、前記基材に対して所定角度で傾斜するとともに、前記底面部の前記端子脚が接続される他面側が当接可能な傾斜当接面を有する本体部を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、発光体保持部材は、基材に対して傾斜して設けられるとともに、発光体の底面部の端子脚が設けられる他面側を当接可能な傾斜当接面を有する本体部を備えている。これにより、発光体の底面部の他面側をこの傾斜当接面に当接させることで、発光体の傾斜角度を所定の傾斜角度に維持することができる。そして、この発光体保持部材を基材上に取り付けることで、発光体を所定の角度で傾斜させた状態で基材に取り付けることができる。この時、発光体の他面側を傾斜当接面に当接させるので、端子脚を基材上に取り付ける際に端子脚に引っ張り方向のテンションが加わったとしても、発光体が発光体保持部材から離脱することがない。したがって、容易に端子脚を基材に半田付けなどにより固定することができ、作業効率が向上する。
本発明の発光体保持部材は、前記基材に対向する面に、該発光体保持部材を前記基材に固定する固定部を少なくとも1つ備えることが好ましい。
この発明によれば、発光体保持部材は、固定部を有しているため、この固定部を基材に固定するだけで容易に発光体保持部材を基材に取り付けることができる。したがって、発光体の基材への取付作業が容易に実施できる。
本発明の発光体保持部材では、前記傾斜当接面に略対向する位置に、前記本体部に連続して形成されるとともに、前記基材に当接可能な当接面を有する連結部を備え、前記固定部は、前記連結部の前記当接面に設けられることが好ましい。
この発明によれば、本体部の傾斜当接面に略対向する位置に、本体部に連続して形成される連結部が設けられ、この連結部の基材との当接面に固定部が設けられている。これにより、端子脚を基材に取り付ける際に端子脚に引っ張り方向のテンションが加わったとしても、発光体保持部材の発光部側が連結部により基材に固定されているので、発光体保持部材の発光部側が基材から浮いたり剥離したりせず、良好に発光体の角度を維持した状態で基材に取り付けることが可能となる。
本発明の発光体保持部材では、前記端子脚の延出方向から前記基材に向かって湾曲する湾曲部を備えることが好ましい。
この発明によれば、発光体の端子脚の延出方向には、基材に向かって湾曲する湾曲部が設けられている。これにより、端子脚をこの湾曲部に沿って湾曲させて基材に導くことができる。特に、発光体の発光部を基材に向かって傾斜させて配置する場合、端子脚を基材に向かって折り曲げると、折り曲げ角度が鋭角となり、端子脚に負担が係り破損するおそれがある。これに対して、本発明のように湾曲部に沿って端子脚を湾曲させることで、端子脚の破損を防止することができる。また、湾曲部に沿って端子脚を湾曲させるだけで容易に端子脚を基材の所定位置に導くことができるので、端子脚の基材への取り付け作業も容易となる。
本発明の発光体保持部材では、前記端子脚は、前記底面部の前記他面側に、所定の間隔を開けて一対配置され、前記傾斜当接面は、傾斜方向に沿って長手となる略矩形状に形成され、この長手方向に略直交する幅方向の寸法が、前記一対の端子脚の配置間隔と略同一寸法に形成されることが好ましい。
この発明によれば、傾斜当接面が傾斜方向に沿って長手となる略矩形状に形成され、この長手方向に略直交する幅方向の寸法が、端子脚間の距離寸法と略同一寸法に形成されている。これにより、発光体の底面部の他面側を傾斜当接面に沿わして位置決めする際に、端子脚間に傾斜当接面を挟み込むことで容易に発光体の位置決めができる。また、端子脚間で傾斜当接面を挟み込むことで、発光体の位置ずれをより確実に防止できる。
この時、本発明の発光体保持部材は、前記本体部は、前記傾斜当接面の長手方向に沿う両側縁に連続するとともに、前記傾斜当接面と略直交して互いに略平行となる側面部を備えることが好ましい。
この発明によれば、本体部は、傾斜当接面の長手方向に沿う両側縁に連続するとともに、この傾斜当接面に略直交する側面部を有し、これらの側面部は互いに略平行間に形成されている。これにより、これらの側面部間の距離は傾斜当接面の幅寸法を略同一、すなわち端子脚間の距離寸法と略同一となる。したがって、一対の端子脚でこれらの側面部を挟み込むことができるので、発光体の位置ずれをより確実に防止することができ、より精度よく発光体の傾斜角度を所定の角度に一致させることができる。
本発明の発光体保持部材では、前記傾斜当接面の一端部に、前記発光体の底面部を係止する係止部が設けられることが好ましい。
この発明によれば、底面部を傾斜当接面に沿わした際に、底面部の一端部を係止部に係止させることができ、発光体を確実に傾斜当接面に位置決めすることができる。したがって、発光体が傾斜当接面の傾斜に沿って移動してしまう不都合を防止でき、より精度よく発光体の角度を調整でき、発光体の設置作業も容易に実施できる。
ここで、本発明の発光体保持部材では、前記係止部は、前記傾斜当接面に対して略直交する方向に立ち上がり、前記底面部の周縁部を当接可能な立上部であることが好ましい。
この発明によれば、係止部は傾斜当接面に対して略直交する方向」に立ち上がる立上部であるので、この立上部に発光体の底面部の周縁部を当接させることで容易に発光体の傾斜方向に対する位置決めを実施することができる。また、発光体保持部材の形状の複雑化せず、簡単な構成で発光体を位置決めすることができる。
以下、本発明に係る一実施の形態の発光体保持部材としてのLED保持部材を図面を参照して説明する。
〔LED保持部材の構成〕
図1は、本実施の形態のLED保持部材の斜視図である。図2は、LED保持部材の平面図である。図3は、LED保持部材の側面図である。図4は、LEDの概略構成を示す図である。
図1において、100は、LED保持部材であり、このLED保持部材100は、発光体としてのLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)10(図2ないし図4参照)を保持して、プリント基板や半導体基板などの基材としての基板150上に固定する部材である。
ここで、このLED保持部材100により保持されるLED10の構成について説明する。LED10は、図4に示すように、発光部11と、底面部12と、一対の端子脚13とを備えている。発光部11は、略円筒状に形成され、内部に電力により発光する発光源が設けられている。この発光部11の基端部には、底面部12が固定されている。底面部12は、発光部11と略同軸上に設けられ、発光部11の円筒径よりも大きい系寸法の略円板状に形成されている。また、底面部12には、発光部11の基端部周縁から径方向に突出するフランジ部12Aが設けられている。端子脚13は、底面部12の発光部11が設けられる一面側とは反対側の背面12Bに接続されており、底面部12に設けられる図示しない端子孔に挿通されて発光部11の発光源に電気的に接続されている。また、これらの端子脚13は、底面部12の略中心点に対して点対称となる位置に、所定距離寸法αを開けて接続されている。
図1に戻って、LED保持部材100は、本体部110と、連結部としての取付ブロック120と、湾曲部130と、を備えている。これらの本体部110、取付ブロック120、および湾曲部130は、例えば合成樹脂などの材料により一体形成されている。
本体部110は、一対の端子脚13の間隔寸法αと略同一厚み寸法を有する略板状のブロックである。この本体部110は、図1ないし図3に示すように、本体当接面111と、傾斜当接面112と、側面部113とを備えている。
本体当接面111は、図示しない基板に対して当接可能な略平面状に形成されている。なお、本体当接面111に、基板150にこの本体当接面111を固定する固定手段を設ける構成としてもよい。例えば、本体当接面111にピン部材を突出形成し、基板150にこのピン部材を係合可能な係合孔を形成し、これらのピン部材と係合孔に係合させるなどして、本体当接面111を基板150に固定する構成としてもよい。
傾斜当接面112は、本体当接面111に対して所定の角度で傾斜する平面であり、本体当接面111に連続して形成されている。この傾斜当接面112は、傾斜方向に長手となる略矩形状に形成されており、長手方向に対して略直交する幅方向の幅寸法は、本体部110の厚み寸法α、すなわちLED10の端子脚13間の距離寸法αと略同一寸法に形成されている。
また、この傾斜当接面の本体当接面111に対する傾斜角度は、LED10の基板150に対する傾斜角度と略同一角度に形成されている。例えばLED10を基板に対して30度で傾斜させて取り付ける場合、傾斜当接面112の傾斜角度も本体当接面111に対して30度で傾斜して形成されている。
また、傾斜当接面112の本体当接面111から離隔する端部には、傾斜当接面112に対して略直交する方向に立ち上がる立上部112Aが形成されている。この立上部112Aは、傾斜当接面112にLED10の背面12Bを沿わした状態で、この背面12Bの一端部に当接し、LED10の傾斜当接面112の傾斜方向での位置決めを実施する。すなわち、LED10の傾斜当接面112の傾斜方向への移動や位置ずれを防止する。
側面部113は、傾斜当接面112の傾斜方向に沿う両側辺に連続するとともに、傾斜当接面112に対して略直交して形成されている。すなわち、これらの一対の側面部113間の距離寸法は本体部110の厚み寸法、および傾斜当接面112の幅寸法と同一寸法であるαに形成されている。これにより、傾斜当接面112にLED10の背面12Bを沿わせた際に、端子脚13を傾斜当接面112の傾斜方向に沿う両側辺および側面部113に沿わすことが可能となる。
取付ブロック120は、傾斜当接面112に略対向し、本体部110の本体当接面111が設けられる一端側とは反対側の他端側に連続して形成されている。この取付ブロック120は、図2に示すように、上面から見た状態において、略中心位置に本体部110の一端部を連結して略T字状に交差して形成されている。
この取付ブロック120の傾斜当接面112と対向する面には、LED挿通部121が切欠形成されている。このLED挿通部121は、傾斜当接面112にLED10の背面12Bを沿わした状態で、LED10の発光部11が挿通される。
また、取付ブロック120の基板150と対向する取付当接面122は、本体部110の本体当接面111と同一平面状に形成されており、基板150に当接可能な略平面状に形成されている。また、この取付当接面122には、固定部としての固定ピン122Aが基板150に向かって突出形成されている。この固定ピン122Aは、基板150に形成されるピン挿通孔151に挿通されて固定される。
湾曲部130は、本体部110の側面部113から立ち上がって形成されている。また、湾曲部130は、基板150に対向する湾曲部対向面131を備えている。この湾曲部対向面131は、本体当接面111に連続するとともに、本体当接面111と同一平面となる平面状に形成されている。
この湾曲部130の基板150から離隔する上面側には、所定径寸法の円弧面132が形成されている。この円弧面132は、傾斜当接面112にLED10の背面12Bを沿わせた状態において、端子脚13の延出方向が円弧面132の円弧の接線方向となるように円弧中心位置が設定されている。また、湾曲部130の傾斜当接面112から離隔する側の一端面には、基板150に対して略直交する端子脚誘導面133が形成されている。そして、湾曲部130は、LED保持部材100を基板150に固定した際に、端子脚誘導面133の延長上に、基板150に設けられる端子脚挿通孔152が配置されるように、円弧面132の円弧径寸法が設定されている。
〔LED保持部材を用いたLED設置方法〕
次に、上記のようなLED保持部材100を用いて基板150のLED10を設置するLED設置方法について説明する。
LED10を設置する基板150は、固定ピン122Aを挿通するピン挿通孔151、端子脚13を挿通する端子脚挿通孔152、およびLED10の発光部11を挿通する発光部挿通孔153を備えている。
このような基板150にLED10を設置するには、まずLED保持部材100の傾斜当接面112にLED10の底面部12の背面12Bを当接させる。この時、一対の端子脚13にて傾斜当接面112の幅方向および側面部113を挟み込むことで、LED10の傾斜当接面112の傾斜方向に略直交する方向への移動を規制することが可能となる。また、LED10の底面部12のフランジ部12Aの取付ブロック120側の一端縁を立上部112Aに当接させることで、LED10の傾斜当接面112の傾斜方向への移動を規制することが可能となる。
そして、傾斜当接面112と底面部12の背面12Bとを接着固定する。この時、傾斜当接面112と背面12Bとの間に注入された接着剤を乾燥などさせる工程はなくてもよい。そして、LED10の端子脚13を湾曲部130の円弧面132に沿って湾曲させる。
次に、このLED保持部材100を基板150上に固定する。この時、LED10の発光部11を発光部挿通孔153に挿通させ、端子脚13を端子脚挿通孔152に挿通させた状態で、取付ブロック120の固定ピン122Aを基板150に設けられたピン挿通孔151に挿通させて固定ピン122Aを基板150に接着固定する。この後、端子脚13と基板150とを、例えば半田付けなどにより固定する。
〔LED保持祖部材の作用効果〕
上述したような本実施の形態のLED保持部材100では、基板150に対して所定角で傾斜するLED10の底面部12の背面12Bを位置決め可能な傾斜当接面112を備えている。
このため、LED10は、底面部12の背面12Bを傾斜当接面112に沿わすことで、容易に基板150に対する角度を調整し、維持することができる。したがって、端子脚13を基板150に取り付ける際に端子脚13に引っ張り方向のテンションが加わった場合でも、LED10が傾斜当接面112に押し付けられるため、LED10の傾斜角度や位置のずれを防止できる。したがって、端子脚13を引っ張りながら基板150への半田付けなどの固定作業を実施でき、作業効率を向上させることができる。
また、LED保持部材100は、固定ピン122Aにより基板150に固定されている。このため、LED10の基板150に対する傾斜角度を所定の角度に維持することができる。また、LED保持部材100やLED10の移動が規制されるため、LED10の端子脚13の固定作業もより容易に実施できる。
さらに、傾斜当接面112に略対向し、本体部110に連続して形成される取付ブロック120に固定ピン122Aが設けられている。すなわち、LED保持部材100の傾斜当接面112を挟んで端子脚13が延出する方向と逆方向に取付ブロック120が設けられ、この取付ブロック120が固定ピン122Aにより基板150に固定されている。このため、端子脚13を基板150に取り付ける際に、端子脚13に引っ張り方向のテンションを加えた場合でも、LED保持部材100の取付ブロック120側が基板150から離隔することがない。よって、LED10の傾斜角度のずれを防止でき、精度よくLED10を基板150に取り付けることができる。
そして、LED10の端子脚13の延出方向に円弧面132を有する湾曲部130が設けられている。このため、端子脚13を湾曲部130の円弧面132に沿って湾曲させて基板150に誘導することができる。よって、端子脚13の折り曲げによる破損などを防止でき、良好に基板150に端子脚13を誘導することができる。また、湾曲部130の円弧面132に沿って端子脚を湾曲させるだけで、基板150の所定位置に端子脚13を誘導できるので、端子脚13を端子脚挿通孔152の位置に合わせて複雑に折り曲げる必要がなく、端子脚13の固定作業が容易に実施できる。特に本実施の形態のように、LED10の発光部11を基板150側に傾斜させて設置する場合、端子脚13の折り曲げによる過度の加重を防止でき、端子脚13の破損を防止することができる。
また、傾斜当接面112の傾斜方向の幅寸法は、一対の端子脚13の間寸法と略同一寸法に形成されている。このため、LED10を傾斜当接面112に沿わせた状態で、端子脚13でこの傾斜当接面112の幅方向を挟み込むことができ、LED10の傾斜当接面112の傾斜方向に略直交する幅方向の移動を規制することができ、LED10の幅方向の位置ずれを防止できる。
さらに、本体部110は、傾斜当接面112の幅寸法と略同一厚み寸法に形成されている。すなわち、本体部110の傾斜当接面112を挟む一対の側面部113は、端子脚13の間寸法αだけ離隔した状態に形成されている。このため、一対の端子脚13でこれらの側面部113を挟み込んだ状態で、これらの端子脚13を延出させることができ、より確実にLED10の幅方向の位置ずれを防止することができる。また、端子脚13を側面部113および湾曲部130の円弧面132の双方に沿わすことで、端子脚13をより良好に位置決めすることができる。また、端子脚13を湾曲させる際にも、一対の端子脚13の間隔寸法を傾斜当接面112の幅寸法αに揃えて略平行となる状態で湾曲させることができる。したがって、基板150の一対の端子脚挿通孔152の間寸法が傾斜当接面112の幅寸法αに形成されていれば、容易にこれら一対の端子脚13を端子脚挿通部152に挿通させることができ、端子脚13の基板150への設置作業も容易に実施できる。
そして、傾斜当接面112の一端部には、立上部112Aが形成されている。このため、この立上部112AにLED10の底面部12のフランジ部12Aを当接させて、LED10の傾斜方向の位置決めができる。したがって、LED10が傾斜当接面112の傾斜方向の移動を規制でき、より精度よくLED10の角度を調整でき、LED10の設置作業も容易に実施できる。また、傾斜当接面112に対して略直交する立上部112Aを設けるだけの簡単な構成でフランジ部12Aを係止している。したがって、LED保持部材100の構成が複雑にならず、簡単な構成で良好にLED10の位置決めができる。
また、本体部110、取付ブロック120、および湾曲部130は、例えば合成樹脂などにより一体形成されている。このため、LED保持部材100は、射出成形などにより容易に製造することができ、製造に要するコストも低減できる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は、上記実施形態で説明した構成に限定されるものでなく、次のような変形例も含む。
例えば、取付ブロック120の本体部110を挟む両端側にそれぞれ固定ピン122Aを設ける構成を示したが、例えば取付ブロック120の本体部110との連結部に固定ピン122Aが1つのみ設けられる構成としてもよく、さらに多くの固定ピン122Aが設けられる構成としてもよい。さらには、取付ブロック120に限らず、本体部110の本体当接面111や、湾曲部130の湾曲部対向面131に固定ピンが設けられる構成としてもよい。この場合、例えば図5に示すような取付ブロック120が設けられない構成としてもよい。
すなわち、図5において、LED保持部材100Aは、本体部110と、湾曲部130と、を備えており、本体部110の一端側に傾斜当接面112が設けられ、本体部110の他端側に湾曲部130が設けられている。そして、湾曲部130の湾曲部対向面131にそれぞれ固定ピン122Aが設けられ、基板150に設けられる図示しないピン挿通孔に固定される。
このような構成では、取付ブロック120が不要となるので、LED保持部材100Aの構成を簡単にできる。また、一対の湾曲部130のそれぞれに固定ピン122Aが設けられているので、基板150にLED保持部材100Aを固定した際に、このLED保持部材100Aの回転方向の移動を規制でき、良好にLED10の傾斜角度を維持できる。
また、傾斜当接面112に設けられる係止部として立上部112Aを例示したが、これに限定されない。例えば、傾斜当接面112の傾斜方向の両端側に、LED10の直径方向の両端部を位置決めする例えば突起部が設ける構成としてもよく、傾斜当接面112に、LED10の背面12Bを嵌合する嵌合溝が形成されていてもよい。
さらに、湾曲部130に円弧面132が設けられ、円弧面132に沿って端子脚13を湾曲させる構成を示したが、これに限らない。例えば湾曲部130に円弧面132が設けられず、例えば自由曲面による湾曲面が設けられ、この湾曲面に沿って端子脚13を湾曲させる構成としてもよい。
また、端子脚13の折り曲げを補佐する角部が設けられ、角部に沿って端子脚13を鋭角に折り曲げる構成としてもよい。さらに、湾曲部130が設けられず、傾斜当接面112に位置決めされた背面12Bから端子脚13を直接基板150に伸ばして半田付けなどにより固定する構成としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、傾斜当接面112の幅寸法および本体部110の側面部113間の距離が一対の端子脚13の間寸法αと略同一寸法に形成される例を示したが、これに限らない。例えば、傾斜当接面112の幅寸法および本体部110の側面部113間の距離は、一対の端子脚13間の距離寸法α以内であればよい。この場合、LED10の背面12Bを傾斜当接面112に当接させた後、接着により幅方向の移動を規制する。
さらには、傾斜当接面112に係止部として立上部112Aを設ける構成をしめしたが、係止部が設けられない構成としてもよい。この場合も上記例を同様に、LED10の背面12Bを傾斜当接面112に当接させた後、接着により傾斜方向への移動を規制する。
そして、本体部110の一対の側面部113が傾斜当接面112の幅寸法と同一寸法となる間寸法で配置される例をしめしたが、これに限定されない。例えば側面部113が傾斜当接面112から離隔するに従って拡開するテーパ状に形成された構成であってもよい。
また、上記実施の形態では、LED10を基板150側に向かって所定角度で傾斜させて設置する例を示したが、LED10を基板150から離れる方向に傾斜させて設置するなどしてもよい。この場合、例えば、上記実施の形態における取付ブロック120の取付当接面122と反対側面を基板に当接可能な第二当接面とし、この第二当接面に固定ピンを設ける。そして、第二当接面を基板150に当接させてLED保持部材100を基板150に固定する。
さらに、上記実施の形態では、基材としてプリント基板などの板状の基板150を例示したが、例えばブロック状基材などにLED保持装置100を取り付けるなどしてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
[発明の効果]
本発明のLED保持部材100は、底面部12の背面12Bを傾斜当接面112にLED10の底面部12の背面12Bを沿わして位置決めすることで、容易に基板150に対する角度を調整し、維持することができ、LED10の基板150への半田付けなどの固定作業を容易に実施でき、作業効率を向上させることができる。
本発明は、所定波長の光を射出する発光体を基板上に保持する発光体保持部材に利用できる。
本実施の形態のLED保持部材の斜視図である。 LED保持部材の平面図である。 LED保持部材の側面図である。 LEDの概略構成を示す図である。 他の実施の形態におけるLED保持部材の斜視図である。 従来の発光体保持装置の平面図、正面図、および側面図である。
符号の説明
10…発光体としてのLED
11…発光部
12…底面部
13…端子脚
100…発光体保持部材としてのLED保持部材
110…本体部
112…傾斜当接面
112A…係止部としての立上部
113…側面部
120…連結部としての取付ブロック
122…当接面としての取付当接面
122A…固定部としての固定ピン
130…湾曲部
150…基材としての基板

Claims (8)

  1. 略板状の底面部、この底面部の一面側から突出形成されて所定波長の光を射出する発光部、および前記底面部の前記発光部が形成されない他面側に接続されるとともに、前記発光部の内部に設けられる発光素子に電力を供給する端子脚を備えた発光体を、基材上に保持する発光体保持部材であって、
    前記基材に対して所定角度で傾斜するとともに、前記底面部の前記端子脚が接続される他面側が当接可能な傾斜当接面を有する本体部を備えた
    ことを特徴とした発光体保持部材。
  2. 請求項1に記載の発光体保持部材であって、
    前記基材に対向する面に、該発光体保持部材を前記基材に固定する固定部を少なくとも1つ備えた
    ことを特徴とした発光体保持部材。
  3. 請求項2に記載の発光体保持部材であって、
    前記傾斜当接面に略対向する位置に、前記本体部に連続して形成されるとともに、前記基材に当接可能な当接面を有する連結部を備え、
    前記固定部は、前記連結部の前記当接面に設けられた
    ことを特徴とした発光体保持部材。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発光体保持部材であって、
    前記端子脚の延出方向から前記基材に向かって湾曲する湾曲部を備えた
    ことを特徴とした発光体保持部材。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の発光体保持部材であって、
    前記端子脚は、前記底面部の前記他面側に、所定の間隔を開けて一対配置され、
    前記傾斜当接面は、傾斜方向に沿って長手となる略矩形状に形成され、この長手方向に略直交する幅方向の寸法が、前記一対の端子脚の配置間隔と略同一寸法に形成された
    ことを特徴とした発光体保持部材。
  6. 請求項5に記載の発光体保持部材であって、
    前記本体部は、前記傾斜当接面の長手方向に沿う両側縁に連続するとともに、前記傾斜当接面と略直交して互いに略平行となる側面部を備えた
    ことを特徴とした発光体保持部材。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の発光体保持部材であって、
    前記傾斜当接面の一端部に、前記発光体の底面部を係止する係止部が設けられた
    ことを特徴とした発光体保持部材。
  8. 請求項7に記載の発光体保持部材であって、
    前記係止部は、前記傾斜当接面に対して略直交する方向に立ち上がり、前記底面部の周縁部を当接可能な立上部である
    ことを特徴とした発光体保持部材。
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