JP2008064908A - 画像形成組成物およびそれを用いた感光性平版印刷版 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)一般式(I)に示すアルカリ不溶性高分子化合物と、(B)光酸発生剤と、(C)赤外線吸収剤と、(D)酸の作用によりフェノール性水酸基を有する樹脂ポリマー[Polym−OH]および分解シラノール化合物を生成する一般式(II)に示す酸分解性高分子化合物と、(E)アルカリ可溶性樹脂とを含有する画像形成組成物である。
【選択図】 なし
Description
(A)下記一般式(I)に示すアルカリ不溶性高分子化合物と、
(B)光酸発生剤と、
(C)赤外線吸収剤と、
(D)酸の作用によりフェノール性水酸基を有する樹脂ポリマー[Polym−OH]および分解シラノール化合物を生成する下記一般式(II)に示す酸分解性高分子化合物と、
(E)アルカリ可溶性樹脂とを含有する画像形成組成物、または該画像形成組成物を支持体上に設けてなる感光性平版印刷版によって達成される。
すなわち、半導体レーザーのような赤外線が画像形成組成物に照射されると、この光を吸収することで赤外線吸収剤は瞬間的に例えば数百度の熱を生じ得る。その発生する熱等により光酸発生剤は、分解し酸を生じ得る。このように生じた酸により、酸分解性高分子化合物はシリル基(−O−Si−)の部分、アルカリ不溶性高分子化合物は保護基(−O−P−)の部分で分解し、酸分解性高分子化合物からは、生成物としてフェノール性水酸基を有するポリマー[Polym−OH]、および、分解シラノール化合物、一方アルカリ不溶性高分子化合物からは、特定フェノール性水酸基を有するポリマー、および、保護基由来の化合物を生成する。
酸分解性高分子化合物とアルカリ不溶性高分子化合物の分解には、さらに熱も寄与している可能性がある。分解により生じるフェノール性水酸基を有するポリマー、分解シラノール化合物、特定フェノール性水酸基を有するポリマーはアルカリ性の現像液等に対する溶解性が高い。
本発明の画像形成組成物は、いわゆる化学増幅型の反応機構をとることにより、本発明の特定酸分解性高分子化合物は、−O−Si−の構造部位を、アルカリ不溶性高分子化合物は、保護基(−O−P−)の構造部位を有するため、酸分解後には速やかにアルカリ性現像液に可溶化する。その為、低いレーザーエネルギーで照射されても、感光膜全体に均一にアルカリ溶解性を促進させることができ、感光層の大幅な高感度化を実現できる。
一方で、未露光部は、感光層を支持体に乾燥塗布時に、アルカリ可溶性樹脂と酸分解性高分子化合物が分子間相互作用することにより、高い耐キズ性を示しアルカリ現像液にも侵され難い。
また、本発明のアルカリ不溶性高分子化合物を添加すると、明確な論理は分からないが特定アルカリ不溶性高分子同士が感光膜表面層に局在化され、この高分子化合物の持つ高い疎水性とアルカリ耐性を備える感光膜層になると考えられる。そのため、FMスクリーニングで使用されるような小点でも、感光層自体が、高い疎水性とアルカリ耐性を持つために現像再現性に優れると思われる。
更に、この特定アルカリ不溶性高分子化合物は樹脂の持つ耐熱性と、アルカリ可溶性樹脂と酸分解性高分子化合物が分子間相互作用するため、高湿度や長期の高温保存でも変化しないと考えられる。
(A)上記一般式(I)に示すアルカリ不溶性高分子化合物と、
(B)光酸発生剤と、
(C)赤外線吸収剤と、
(D)上記一般式(II)に示す酸分解性高分子化合物と、
(E)アルカリ可溶性樹脂とを含有する。
本発明の画像形成組成物の各成分については以下に詳しく説明する。
その他、ハネウェル社、アクゾノーブル社、株式会社日本感光色素、住友化学工業株式会社、昭和電工等の各社からも、上記色素は市販されている。以下、本発明に好ましく用いられる赤外線吸収剤の具体例を挙げるが、本発明はこれらに制限されるものではない。
CKM−2400(モノマー含有率1%以下、軟化点150℃)(昭和高分子社製)、CKM−2432(モノマー含有率0%、軟化点130℃)(昭和高分子社製)、BRM−565(モノマー含有率5%以下、軟化点130℃)(昭和高分子社製)、CRM−957A(モノマー含有率7%以下、軟化点140℃)(昭和高分子社製)、REZ−958(モノマー含有率1%以下、軟化点160℃)(昭和高分子社製)、RT−95(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃)(岐阜セラック社製)、その他、群栄化学工業社製、住友ベークライト社製、日立化成株式会社製等の各社からも販売されている。
(1)フェノール性水酸基を有するモノマー。例えば、N−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド、p−イソプロペニルフェノール、o−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン、o−ヒドロキシフェニルアクリレート、m−ヒドロキシフェニルアクリレート、p−ヒドロキシフェニルアクリレート、o−ヒドロキシフェニルメタクリレート、m−ヒドロキシフェニルメタクリレート、p−ヒドロキシフェニルメタクリレートである。
(2)スルホンアミド基を有するモノマー。例えば、m−アミノスルホニルフェニルメタクリレート、N−(4−アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(4−アミノスルホニルフェニル)アクリルアミドである。
(3)活性イミド基を有するモノマー。例えばN−(4−トルエンスルホニル)メタクリルアミド、N−(4−トルエンスルホニル)アクリルアミドである。
(4)脂肪族水酸基を有するモノマー。例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルメタクリレートである。
(5)α,β−不飽和カルボン酸。例えば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸である。
(6)アリル基を有するモノマー。例えば、アリルメタクリレート、N−アリルメタクリルアミドである。
(7)アルキルアクリレート類またはアルキルメタクリレート類。例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸へキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ラウリル、グリシジルアクリレート、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸へキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル、グリシジルメタクリレートである。
(8)アクリルアミド類またはメタクリルアミド類。例えば、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−へキシルアクリルアミド、N−シクロへキシルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド類、またはメタクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N−へキシルメタクリルアミド、N−シクロへキシルメタクリルアミド、N−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、N−フェニルメタクリルアミドである。
(9)スチレン類。例えば、スチレン、α−メチルスチレン、クロロメチルスチレン等である。
(10)N−ビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾ−ル、4−ビニルピリジン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等。
[酸分解性高分子化合物PS−1の合成]
フェノール性水酸基を含有する樹脂ポリマーとして、マルカリンカーCST70(ビニルフェノール:スチレン=7:3)(丸善石油化学社製)(0.26g)およびシランカップリング剤としてフェネチルトリメトキシシラン(0.34g:理論導入率100%)をヘキサン(10ml)中に混合させ、70℃で1時間加熱攪拌を行った後、ヘキサンを分留して、酸分解性高分子化合物PS−1を得た。なお、IRスペクトルにより−Si−O−に起因するピークが新たに出現した。ここから、所望の反応が行われたことが確認された。また、本明細書において、理論導入率100%とは、シランカップリング剤の量が、ポリマーの有する水酸基に対して化学量論的に当量であることをいう。
フェノール性水酸基を含有する樹脂ポリマーとして、マルカリンカーCST70(ビニルフェノール:スチレン=7:3)(丸善石油化学社製)(0.26g)およびシランカップリング剤としてフェニルジメチルエトキシシラン(0.27g:理論導入率100%)をヘキサン(10ml)中に混合させ、100℃で1時間加熱攪拌を行った後、ヘキサンを分留して、酸分解性高分子化合物PS−2を得た。なお、IRスペクトルにより−Si−O−に起因するピークが新たに出現した。ここから、所望の反応が行われたことが確認された。
フェノール性水酸基を含有する樹脂ポリマーとして、マルカリンカーCST70(ビニルフェノール:スチレン=7:3)(丸善石油化学社製)(0.26g)およびシランカップリング剤としてN−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン(0.39g:理論導入率100%)をヘキサン(10ml)中に混合させ、70℃で1時間加熱攪拌を行った後、ヘキサンを分留して、酸分解性高分子化合物PS−3を得た。なお、IRスペクトルにより−Si−O−に起因するピークが新たに出現した。ここから、所望の反応が行われたことが確認された。
フェノール性水酸基を含有する樹脂ポリマーとして、マルカリンカーCST70(ビニルフェノール:スチレン=7:3)(丸善石油化学社製)(0.26g)およびシランカップリング剤としてp−アミノフェニルトリメトキシシラン(0.32g:理論導入率100%)をヘキサン(10ml)中に混合させ、70℃で1時間加熱攪拌を行った後、ヘキサンを分留して、酸分解性高分子化合物PS−4を得た。なお、IRスペクトルにより−Si−O−に起因するピークが新たに出現した。ここから、所望の反応が行われたことが確認された。
フェノール性水酸基を含有する樹脂ポリマーとして、マルカリンカーCST70(ビニルフェノール:スチレン=7:3)(丸善石油化学社製)(0.215g)およびシランカップリング剤として2−ニトロベンジル−6−(トリメトキシシリル)へキシルエーテル(0.45g:理論導入率100%)をヘキサン(10ml)中に混合させ、70℃で1時間加熱攪拌を行った後、ヘキサンを分留して、比較用酸分解性高分子化合物(1)を得た。なお、IRスペクトルにより−Si−O−に起因するピークが新たに出現した。ここから、所望の反応が行われたことが確認された。
[合成1−1]
温度計、攪拌機および還流冷却機を備えたセパラブルフラスコに、2,6−キシレノール100g、イオン交換水150g、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩0.05g、N−メチロールアクリルアミド107.6g、シュウ酸4.0gを仕込み、60℃で1時間反応後、更にシュウ酸2.0gを加え、65℃で5時間反応した。水洗、濾過、乾燥を経て、白色粉末153.8gを得た。反応前後のIRを測定した結果、生成物においてはアミド結合由来の1700cm-1の特性吸収およびアクリロイル基由来の980cm-1の特性吸収を有することを確認した。
[合成1−2]
次に、温度計、攪拌機および還流冷却機を備えたセパラブルフラスコに、合成1で得た白色粉末100g、N,N−ジメチルアセトアミド100g、重合開始剤としてパーブチルZ(日本油脂株式会社製)10gを仕込み、140℃で4時間反応した。水洗、アセトン洗浄、乾燥を経て褐色粉末の(上記前駆体)重合体を30.6gを得た。ポリスチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフ[GPC]での重量平均分子量は7350であった。反応前後のIRを測定した結果、重合体においてはアクリロイル基由来の980cm-1の特性吸収が消失していることを確認した。
温度計、攪拌機および還流冷却機を備えたセパラブルフラスコに、上記[合成1−2]で得た褐色粉末の重合体15.0g、テトラヒドロフラン150mlを仕込み、溶解した。溶解後、ジ炭酸ジ−tert−ブチル16g、N,N−ジメチルアミノピリジン0.02gを添加し、50℃で6時間反応した。水洗、乾燥を経て、目的物である淡褐色粉末の重合体(アルカリ不溶性高分子化合物(1))22.1gを得た。ポリスチレンを標準とするGPCでの重量平均分子量は10900であった。
4−ジメチルアミノピリジン0.4gをポリ(4−ヒドロキシスチレン)(Mw=4500)をプロピレングリコールモノメチルエーテル800mlに入れた溶液に加えた。次いで、攪拌を続けながら、ジ炭酸ジ−tert−ブチル94gを、プロピレングリコールモノメチルエーテル100mlに入れた溶液として、30分間かけて滴下して加えた。滴下して加え終わった後、室温でさらに1時間攪拌することにより、反応を完了させた。反応溶液を水の中に強く攪拌しながら少量ずつ注ぎ込み、重合体を濾別し、真空中、50℃で乾燥させることにより、重合体(比較用アルカリ不溶性高分子化合物(1))を得た。
攪拌機、冷却管を備えた500mlの四つ口フラスコに、試薬A〔N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミド18.7g、アクリロニトリル17.2g、メタクリル酸メチル5g、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート6.5gおよびジメチルアセトアミド108g〕を入れ20分ほど窒素置換した。次に油浴で73℃に加温してから、試薬B〔2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.25g〕を加え2時間攪拌した。この反応混合物にさらに、試薬C〔N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミド18.7g、アクリロニトリル17.2g、メタクリル酸メチル5g、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート6.5gおよびジメチルアセトアミド108gおよび2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.25g〕の混合物を2時間かけて滴下ロートにより滴下した。滴下終了後さらに2時間ほど73℃で攪拌し、濃度30重量%のアルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)を得た。
得られたアルミニウム支持体上に以下の感光液1を乾燥後の膜厚が2.0g/m2になるように0.2mmバーを用いて塗布し、100℃で7分間乾燥して平版印刷版を得た。
(A)特定アルカリ不溶性高分子化合物(1):(0.03g)
(B)光酸発生剤:2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(0.021g)
(C)赤外線吸収剤:下記シアニン系化合物(IR−2)(0.1g)
(D)酸分解性高分子化合物PS−1:(0.215g)
(E)アルカリ可溶性樹脂:特定ノボラック樹脂(RT−95)(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃(岐阜セラック社製)(2.8g)
:ノボラック樹脂(PSF−2807)(群栄化学社製)(0.25g)
:アルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)(1.0g)
染料:オイルブルー613(オリエント化学工業社製)(0.05g)
ロイコ色素:3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(0.05g)
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテル/メチルセロソルブ(20ml/5ml)
(A)特定アルカリ不溶性高分子化合物(1):(0.03g)
(B)光酸発生剤:2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(0.021g)
(C)赤外線吸収剤:上記シアニン系化合物(0.1g)
(D)酸分解性高分子化合物PS−2:(0.215g)
(E)アルカリ可溶性樹脂:特定ノボラック樹脂(RT−95)(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃(岐阜セラック社製)(2.8g)
:ノボラック樹脂(PSF−2807)(群栄化学社製)(0.25g) :アルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)(1.0g)
染料:オイルブルー613(オリエント化学工業社製)(0.05g)
ロイコ色素:3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(0.05g)
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテル/メチルセロソルブ(20ml/5ml)
実施例1と同じ支持体上に以下の感光液3を乾燥後の膜厚が2.0g/m2になるように0.2mmバーを用いて塗布し、100℃で7分間乾燥して平版印刷版を得た。
(A)特定アルカリ不溶性高分子化合物(1):(0.03g)
(B)光酸発生剤:2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(0.021g)
(C)赤外線吸収剤:上記シアニン系化合物(IR−2)(0.1g)
(D)酸分解性高分子化合物PS−3:(0.215g)
(E)アルカリ可溶性樹脂:特定ノボラック樹脂(RT−95)(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃(岐阜セラック社製)(2.8g)
:ノボラック樹脂(PSF−2807)(群栄化学社製)(0.25g) :アルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)(1.0g)
染料:オイルブルー613(オリエント化学工業社製)(0.05g)
ロイコ色素:3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(0.05g)
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテル/メチルセロソルブ(20ml/5ml)
実施例1と同じ支持体上に以下の感光液4を乾燥後の膜厚が2.0g/m2になるように0.2mmバーを用いて塗布し、100℃で7分間乾燥して平版印刷版を得た。
(A)特定アルカリ不溶性高分子化合物(1):(0.03g)
(B)光酸発生剤:2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(0.021g)
(C)赤外線吸収剤:上記シアニン系化合物(IR−2)(0.1g)
(D)酸分解性高分子化合物PS−4:(0.215g)
(E)アルカリ可溶性樹脂:特定ノボラック樹脂(RT−95)(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃(岐阜セラック社製)(2.8g)
:ノボラック樹脂(PSF−2807)(群栄化学社製)(0.25g) :アルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)(1.0g)
染料:オイルブルー613(オリエント化学工業社製)(0.05g)
ロイコ色素:3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(0.05g)
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテル/メチルセロソルブ(20ml/5ml)
実施例1と同じ支持体上に下記画像形成組成物を、実施例1と同様に塗布、乾燥して平板印刷板を得た。
(A)比較用アルカリ不溶性高分子化合物(1):(0.03g)
(B)光酸発生剤:2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(0.021g)
(C)赤外線吸収剤:上記シアニン系化合物(0.1g)
(D)酸分解性高分子化合物PS−1:(0.215g)
(E)アルカリ可溶性樹脂:特定ノボラック樹脂(RT−95)(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃(岐阜セラック社製)(2.8g)
:ノボラック樹脂(PSF−2807)(群栄化学社製)(0.25g) :アルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)(1.0g)
染料:オイルブルー613(オリエント化学工業社製)(0.05g)
ロイコ色素:3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(0.05g)
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテル/メチルセロソルブ(20ml/5ml)
実施例1と同じ支持体上に下記画像形成組成物を、実施例1と同様に塗布、乾燥して平版印刷版を得た。
(A)特定アルカリ不溶性高分子化合物(1):(0.03g)
(B)光酸発生剤:2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(0.021g)
(C)赤外線吸収剤:上記シアニン系化合物(0.1g)
(D)比較用酸分解性高分子化合物(1):(0.215g)
(E)アルカリ可溶性樹脂:特定ノボラック樹脂(RT−95)(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃(岐阜セラック社製)(2.8g)
:ノボラック樹脂(PSF−2807)(群栄化学社製)(0.25g) :アルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)(1.0g)
染料:オイルブルー613(オリエント化学工業社製)(0.05g)
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテル/メチルセロソルブ(20ml/5ml)
実施例1と同じ支持体上に下記画像形成組成物を、実施例1と同様に塗布、乾燥して平版印刷版を得た。
(A)特定アルカリ不溶性高分子化合物(1):(0.03g)
(B)光酸発生剤:2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン(0.021g)
(C)赤外線吸収剤:上記シアニン系化合物(IR−2)(0.1g)
(D)酸分解性高分子化合物PS−4:(0.215g)
(E)アルカリ可溶性樹脂:特定ノボラック樹脂(RT−95)(モノマー含有率5%以下、軟化点170℃(岐阜セラック社製)(2.8g)
:ノボラック樹脂(PSF−2807)(群栄化学社製)(0.25g) :アルカリ可溶性アクリル系共重合体(1)(1.0g)
ロイコ色素:3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(0.2g)
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテル/メチルセロソルブ(20ml/5ml)
(1)感度の評価として、上記自動現像機で現像した印刷版の非画像部(露光部)をインキングした時に、非画像部に汚れが発生しなくなるまでの最低露光量で判断した。
(2)現像ラチチュードの評価として、上記各平版印刷版を上記(1)で判断した最低露光量にて露光した後、上記アルカリ現像液中に浸漬し、画像部(未露光部)が消滅するまでの時間を測定した。
(3)ハイライトの再現性評価として、各平版印刷版を上記半導体レーザーを用いて、上記(1)で判断した各平版印刷版の最低露光量の1.3倍の露光エネルギーにて、FMスクリーニング(Staccato 20)画像を照射し、上記自動現像機で同条件で現像した。
<評価基準>
◎ :1%の網点が再現される。
△ :1%の網点のエッジが欠ける。
× :1%の網点が消失。
(4)耐キズ性の評価として、版材の上に合紙(三菱製紙販売(株)製三菱NCRスーパー上用紙)を重ね200gの分銅にて加重したまま感光層を故意に擦る。その後、上記現像液中で30℃、20秒間オーバー現像し感光層溶解の具合でキズ強度評価をした。
<評価基準>
◎ :変化なし
△ :感光層光沢低下
× :感光層剥離
(5)保存性の評価として、各平版印刷版を、40℃、70%湿度の恒温槽にて5日間強制保存する。その後、波長830nmの半導体レーザー(クレオ社製:Trendsetter 800QTM)を用いて、上記(1)で求めた最低露光量にて照射し、上記自動現像機PK−910IIで液温30℃にて12秒間現像した。
<評価基準>
◎ :強制保存前と同露光量で現像可能でインキングしても非画像部が汚れない。感度低下が発生しない。
× :強制保存前と同露光量で現像した場合、現像不良が生じ汚れる。感度低下が生じる。
(6)検版性(画像視認性)の評価として、各平版印刷版を、上記(1)で求めた最低露光量にて照射し、上記自動現像機PK−910IIで液温30℃にて12秒間現像した後、画像部と非画像部のシアン濃度差をエス・ディ・ジー株式会社製ccDOTメーターにて測定した。その時、シアン濃度差をΔDとして0.9以上を◎、0.8以下を×とした。
<評価基準>
◎ :ΔD≧0.9
× :ΔD≦0.8
Claims (3)
- (A)下記一般式(I)に示すアルカリ不溶性高分子化合物と、
(B)光酸発生剤と、
(C)赤外線吸収剤と、
(D)酸の作用によりフェノール性水酸基を有する樹脂ポリマー[Polym−OH]および分解シラノール化合物を生成する下記一般式(II)に示す酸分解性高分子化合物と、
(E)アルカリ可溶性樹脂とを含有する画像形成組成物。
- 前記画像形成組成物が、ロイコ色素と、油溶性染料および/または塩基性染料とを更に含有する請求項1に記載の画像形成組成物。
- 支持体上に、請求項1または2に記載の画像形成組成物からなる感光層を有する平版印刷版用原版。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006241032A JP4664256B2 (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 画像形成組成物およびそれを用いた感光性平版印刷版 |
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JP2006241032A JP4664256B2 (ja) | 2006-09-06 | 2006-09-06 | 画像形成組成物およびそれを用いた感光性平版印刷版 |
Publications (2)
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