JP2008063614A - オゾン製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水電解によりオゾンガスを製造するオゾン製造装置において、オゾン発生用電解セルに供給する電流値が同じであっても電流密度を小さくして、オゾン発生用電解セルへの負荷を抑えることことのできるオゾン製造装置の提供。
【解決手段】オゾン発生用電解セル3を構成する前記陽極室1、前記陰極室2、前記陽極室枠6、前記陽極8、前記イオン交換膜9、前記陰極10、前記集電体11、前記陰極室枠12の形状を同じ形状の角型とし、かつ、前記陽極室枠6及び前記陰極室枠12の内面に複数の溝13を形成したことにある。
【選択図】図1−a
【解決手段】オゾン発生用電解セル3を構成する前記陽極室1、前記陰極室2、前記陽極室枠6、前記陽極8、前記イオン交換膜9、前記陰極10、前記集電体11、前記陰極室枠12の形状を同じ形状の角型とし、かつ、前記陽極室枠6及び前記陰極室枠12の内面に複数の溝13を形成したことにある。
【選択図】図1−a
Description
本発明は、水電解によりオゾンガスを製造するオゾン製造装置において、オゾン発生用電解セルに供給する電流値が同じであっても電流密度を小さくして、オゾン発生用電解セルへの負荷を抑えるとともに、電解セル内部の温度を下げることにより、より高効率でオゾンガスを製造し、オゾン発生用電解セルを構成する各種部材の寿命を長くすることを目的とするオゾン発生用水電解方法に関する。
水電解によってオゾンガスを製造する方法は、公知の技術であり、従来、パーフルオロカーボン系のイオン交換膜の両側に、オゾン発生用触媒を導電性多孔体に担持させた陽極及び白金触媒を担持させた陰極を直接密着させ、純水を陽極室内に供給してオゾンガスを発生させるオゾン発生用電解セルが一般的であった。この従来のオゾン発生用電解セルの形状は、パーフルオロカーボンスルホン酸系イオン交換膜の両面に密着させる陽極及び陰極を押し付ける圧力を均一にし易くするため、殆ど全て円型であった(例えば、特許文献1参照)。
また、高濃度のオゾンガスを高電流効率にて得るには、電解温度を30℃前後にして電解することが一般的である。しかし、オゾンガス発生用電解セルは、電解によって発熱し、30℃を大幅に越えた高い温度となる為、電解セルを冷却し、内部の温度を下げることが必要となる。電解セルの冷却方法としては、例えば、電解セルの陽極室と陽極液の気液分離塔との間で陽極液を循環させて、循環ラインからの放熱により温度を下げる方法、あるいは電解セルを構成する陽極室、陰極室の外面に冷却ジャケットを設けて、電解セルの温度を下げる方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の装置では、オゾン発生用電解セルの形状が円型であるため、オゾン製造装置を設置する際、オゾン発生用電解セルが占有する体積が大きくなり、オゾン製造装置が大型化する欠点があった。一方、電解面積を小さくした場合、これを補うため、高電流密度で運転することが必要となり、その結果、オゾン発生電流効率の低下や、装置を構成する各種部材の寿命が短くなることがあった。逆に、高電流密度による電解を避けるためには、電解面積を大きくする必要があり、その結果電解セルが大きくなり、装置全体の設置面積が大きくなる欠点があった。
そこで、本発明が解決しようとする第1の課題は、上記の従来方法の欠点を解消し、水電解によりオゾンガスを製造するオゾン製造装置において、オゾン発生用電解セルが占有する体積を有効に活用し、電解面積を大きくするための電解セルの形状の検討を行い、電流密度を小さくし、高電流効率のオゾンを得ると共に、オゾン発生用電解セルを構成する各種部材の寿命を長くするとともに、省スペースでオゾンを高効率に製造することにある。
また、特許文献2の装置では、陽極室内の温度の上昇を抑え、電解セルの温度を下げる効果はあるが、陰極冷却を行わないため温度は、高いままであり、電解セル内部、特に電解反応が起きているイオン交換膜と陽極、イオン交換膜と陰極の界面での温度を低下させるには十分でなかった。このため、電解セル内での温度分布が生じ、部材の劣化により経時的にオゾンガス濃度や電流効率の低下が起きやすく、性能を維持するためには頻繁な部材交換が発生するという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする第2及び第3の課題は、電解セル内の温度を均一にすることによって高効率でオゾンガスを得ると共に、電解セルを構成する各種部材の寿命を長くすることにある。
本発明は、上記第1の課題を解決するため、パーフルオロカーボン系のイオン交換膜9と、前記イオン交換膜9の両側に密着させた、オゾン発生用触媒を導電性多孔体に担持させた陽極8及び白金触媒を担持させた陰極10と、前記陽極8の背面に装着した陽極室枠6と、前記陽極室枠6の内面と陽極8の背面間に形成した陽極室1と、前記陰極10の背面に集電体11を介して装着した陰極室枠12と、前記陰極室枠12の内面と前記集電体11の背面間に形成した陰極室2とよりなり、純水を陽極室1内に供給してオゾンガスを発生させるオゾン発生用電解セル3において、前記オゾン発生用電解セル3を構成する前記陽極室1、前記陰極室2、前記陽極室枠6、前記陽極8、前記イオン交換膜9、前記陰極10、前記集電体11、前記陰極室枠12の形状を同じ形状の角型とし、かつ、前記陽極室枠6及び前記陰極室枠12の内面に複数の溝13を形成したことを特徴とするオゾン製造装置を構成したことにある。
また、第2の課題解決手段は、前記陽極室枠6及び陰極室枠12の外面に密着するよう冷却ジャケット16,16を設けたことにある。
また、第3の課題解決手段は、前記オゾン発生用電解セル3の外部に、前記陽極室1に接続して、前記陽極室1より発生するオゾン含有ガスと陽極液を分離する陽極液の気液分離塔4を設けるとともに、前記陰極室2に接続して、前記陰極室2より発生する水素ガスと陰極液を気液分離する陰極液の気液分離塔5を設けたことにある。
本発明によれば、水電解によりオゾンガスを製造するオゾン製造装置において、オゾン発生用電解セルが占有する体積を有効に活用し、電解面積を大きくするための電解セルの形状の検討を行い、電流密度を小さくし、高電流効率のオゾンを得ると共に、オゾン発生用電解セルを構成する各種部材の寿命を長くするとともに、省スペースでオゾンを高効率に製造することができる。
また、本発明によれば、冷却効率を高めて、電解により発生する熱による電解セルの温度上昇を抑え、更に、電解セル内の温度を均一にすることによって高効率でオゾンガスを得ると共に、電解セルを構成する各種部材の寿命を長くすることができる。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1−aは、本発明の電解セル3の上部から見た詳細図、図1−bは、本発明の電解セル3を横から見た詳細図、図2は、本発明による陽極室枠6及び陰極室枠12の形状及びそれぞれの内面に形成した複数の溝13の詳細図、図3は、本発明によるオゾン製造装置の全体図を示したものである。
本発明によるオゾン製造装置に使用するオゾン発生用電解セル3は、図1−a及び図1−bに示すように、パーフルオロカーボン系のイオン交換膜9と、前記イオン交換膜9の両側に密着させた、オゾン発生用触媒を導電性多孔体に担持させた陽極8及び白金触媒を担持させた陰極10と、前記陽極8の背面に装着した陽極室枠6と、前記陽極室枠6の内面と陽極8の背面間に形成した陽極室1と、前記陰極10の背面に集電体11を介して装着した陰極室枠12と、前記陰極室枠12の内面と前記集電体11の背面間に形成した陰極室2により構成されている。7は、O−リングである。また、16,16は、陽極室枠6及び陰極室枠12の外面には、密着するよう設けられた冷却ジャケットである。
図1−aは、本発明の電解セル3の上部から見た詳細図、図1−bは、本発明の電解セル3を横から見た詳細図、図2は、本発明による陽極室枠6及び陰極室枠12の形状及びそれぞれの内面に形成した複数の溝13の詳細図、図3は、本発明によるオゾン製造装置の全体図を示したものである。
本発明によるオゾン製造装置に使用するオゾン発生用電解セル3は、図1−a及び図1−bに示すように、パーフルオロカーボン系のイオン交換膜9と、前記イオン交換膜9の両側に密着させた、オゾン発生用触媒を導電性多孔体に担持させた陽極8及び白金触媒を担持させた陰極10と、前記陽極8の背面に装着した陽極室枠6と、前記陽極室枠6の内面と陽極8の背面間に形成した陽極室1と、前記陰極10の背面に集電体11を介して装着した陰極室枠12と、前記陰極室枠12の内面と前記集電体11の背面間に形成した陰極室2により構成されている。7は、O−リングである。また、16,16は、陽極室枠6及び陰極室枠12の外面には、密着するよう設けられた冷却ジャケットである。
オゾン発生用電解セル3を構成する陽極室1、陰極室2、陽極室枠6、陽極8、イオン交換膜9、陰極10、集電体11、陰極室枠12の形状は、すべて同じ形状の角型に形成されており、かつ、陽極室枠6及び陰極室枠12の内面には、熱交換に用いられる面積を増加させ、冷却効率を上昇させるため、複数の溝13が縦方向(図2参照)、放射方向等に複数形成されている。これらの複数の溝13は、陽極液及び陰極液のそれぞれの液を循環し易くする事を目的としており、形状を限定するものではなく、その他の形状に加工してもよい。
本発明によるオゾン製造装置は、図3に示すように、純水を供給してオゾン含有ガスを発生させる電解セル3と、電解セル3の上方空間に設けられた二つの気液分離塔4、5から構成される。一方の気液分離塔は、陽極液の気液分離塔4であって、電解セル3からオゾンガスを気泡として含んだ水を陽極液の気液分離塔4へ供給するフッ素樹脂製配管Aと陽極液の気液分離塔4から水を陽極室1に戻すフッ素樹脂製配管Bが接続され、かつ、オゾン含有ガス出口14を有している。もう一方の気液分離塔は、陰極液の気液分離塔5であって、電解セル3から水素を気泡として含んだ水を陰極液の気液分離塔5へ供給する配管Cと陰極液の気液分離塔5から水を陰極室2へ戻す配管Dが接続され、かつ、水素ガス出口15を有している。
本発明によれば、電解セル3の陽極室1内に純水を供給して電解すると、陽極室1内にてオゾン含有ガスが発生し、このオゾン含有ガスは、陽極液とともに、配管Bを通り、陽極液の気液分離塔4に供給され、陽極液の気液分離塔4内で気液分離され、オゾン含有ガスは、オゾン含有ガス出口14より排出され、陽極液は、配管Bを通り、陽極室1に循環される。一方、陰極室2内にて水素ガスが発生し、この水素ガスは、陰極液とともに、配管Cを通り、陰極液の気液分離塔5に供給され、陰極液の気液分離塔5内で気液分離され、水素ガスは、水素ガス出口15より排出され、陰極液は、配管Dを通り、陰極室2に循環される。本発明によれば、このように、陽極液の気液分離塔4及び陰極液の気液分離塔5と電解セル3の陽極室1及び陰極室2との間で、陽極液、陰極液を循環させているので、配管A,B,C,Dや気液分離塔4及び5から放熱され、冷却が促進され、電解セル3の冷却効率を上げる事が出来る。また、その際に陽極室枠6及び陰極室枠12の内面に、縦横方向、放射方向等に複数の溝13が形成されているので、熱交換に用いられる面積も増加するとともに、電解セル3内の電解液通路の液抵抗が小さくなり、エアーリフト作用による陰極液、陽極液循環が一層促進される。本発明によれば、電解セル3の陰極側に循環系統を設けない場合に比べて、陽極室1、陰極室2とも温度の低下が見られ、また電解セル3内の温度分布も小さくなる。この温度の低減効果は発熱量が大きい高電流密度ほど顕著になる。更に、本発明によれば、陽極室枠6及び陰極室枠12の外面に密着するよう、冷却ジャケット16,16が設けられている。従って、電解セル3の電解面積を一定にした場合、オゾンガス発生量を増加させるためには高電流密度で運転することになるが、電解による発熱が大きくなる為必然的にセル内、特にイオン交換膜と電極の接触部分の温度は上昇し、電流効率が低下する電解条件となるが、本発明によれば、電解セル3の温度上昇を抑制することで高い電流効率を保つことができ、同時に電解セル3を構成する部材の寿命を長くすることも出来る。即ち、本発明によれば、電解セル3内の温度は上昇せず、特に電解発熱部分であるイオン交換膜9近傍の温度は低下した。また電解セル3全体の温度分布も小さくなった。省スペースで多量のオゾンガスを得るために電解セル3を高電流密度で運転する場合には電解による発熱が大きくなる為、本発明による温度低減効果が有効である。
<実施例及び比較例>
実施例1、2として、図1−図3に示すオゾン製造装置を使用してセル電流を200Aにて電解を行った。陽極8は、オゾン発生用触媒を導電性多孔体に担持させた陽極、9は、パーフルオロカーボンスルホン酸系イオン交換膜、陰極10は、白金触媒を担持させた陰極を用いた。実施例1の陽極、陰極は112.5mm角の角型の電極を、実施例2の陽極、陰極は、100mm角の角型の電極を使用した。
陽極液、陰極液は、それぞれ陽極室1と陽極液の気液分離塔4、陰極室2と陰極液の気液分離塔5の間を循環した。陽極室枠6、陰極室枠12の外側には、冷却ジャケット16,16を設けて、陽極室1及び陰極室2を冷却した。
比較例として、円型の電解セルを用いた。円型の電解セルに使用した陽極室枠6及び陰極室枠12の形状は、図4に示す通りである。実施例2と同じ1dm2電解面積の円型のセルを用いて、実施例1及び2に示すオゾン製造装置を使用して、セル電流を200Aにして電解を行った。
実施例1、2として、図1−図3に示すオゾン製造装置を使用してセル電流を200Aにて電解を行った。陽極8は、オゾン発生用触媒を導電性多孔体に担持させた陽極、9は、パーフルオロカーボンスルホン酸系イオン交換膜、陰極10は、白金触媒を担持させた陰極を用いた。実施例1の陽極、陰極は112.5mm角の角型の電極を、実施例2の陽極、陰極は、100mm角の角型の電極を使用した。
陽極液、陰極液は、それぞれ陽極室1と陽極液の気液分離塔4、陰極室2と陰極液の気液分離塔5の間を循環した。陽極室枠6、陰極室枠12の外側には、冷却ジャケット16,16を設けて、陽極室1及び陰極室2を冷却した。
比較例として、円型の電解セルを用いた。円型の電解セルに使用した陽極室枠6及び陰極室枠12の形状は、図4に示す通りである。実施例2と同じ1dm2電解面積の円型のセルを用いて、実施例1及び2に示すオゾン製造装置を使用して、セル電流を200Aにして電解を行った。
実施例、比較例それぞれの結果を表1に示す。これらの結果より、角型セルを用いることによって、円型と同等もしくはそれ以上の性能を得ることができ、電解セルの設置面積も約10%小さくすることができた。
上記実施例及び比較例は、共に、陽極液、陰極液を、それぞれ陽極室1と陽極液の気液分離塔4、陰極室2と陰極液の気液分離塔5の間で循環することにより、セル全体の温度が低下し、温度分布も小さくなり、高電流効率のオゾンを得ることができるともに、更に、冷却ジャケット16,16を設けることにより、陽極室1及び陰極室2を冷却することにより、その効果は向上させることができた。
尚、陽極液及び陰極液の循環を行わない場合、又は、冷却ジャケット16,16を設けない場合においても、本発明による角型電解セルによれば、円型と同等もしくはそれ以上の性能を得ることができ、電解セルの設置面積も約10%小さくすることができた。
本発明によるオゾン発生装置によれば、水電解によりオゾンガスを製造するオゾン製造装置において、オゾン発生用電解セルが占有する体積を有効に活用し、電解面積を大きくするための電解セルの形状の検討を行い、電流密度を小さくし、高電流効率のオゾンを得ると共に、オゾン発生用電解セルを構成する各種部材の寿命を長くするとともに、省スペースでオゾンを高効率に製造することができると共に、電解セルを構成する各種部材の寿命を長くすることができる。
更に、本発明によるオゾン発生装置によれば、冷却ジャケットにより陽極室及び陰極室が冷却されるとともに、電解セルの陽極液、陰極液を循環させることによって放熱が起こり、冷却が促進される。またその際に縦横方向、放射方向等に複数の溝を形成した陽極室、陰極室を用いることで、エアーリフト作用による陰極液、陽極液の循環を良好にして冷却効率を高め、電解により発生する熱によるセルの温度上昇を抑え、電解セル内の温度を均一にすることによって高効率でオゾンガスを得ると共に、電解セルを構成する各種部材の寿命を長くすることができる。
1:陽極室
2:陰極室
3:電解セル
4:陽極液の気液分離塔
5:陰極液の気液分離塔
6:陽極室枠
7:O−リング
8:陽極
9:イオン交換膜
10:陰極
11:集電体
12:陰極室枠
13:溝
14:オゾン含有ガス出口
15:水素ガス出口
16:冷却ジャケット
2:陰極室
3:電解セル
4:陽極液の気液分離塔
5:陰極液の気液分離塔
6:陽極室枠
7:O−リング
8:陽極
9:イオン交換膜
10:陰極
11:集電体
12:陰極室枠
13:溝
14:オゾン含有ガス出口
15:水素ガス出口
16:冷却ジャケット
Claims (3)
- パーフルオロカーボン系のイオン交換膜9と、前記イオン交換膜9の両側に密着させた、オゾン発生用触媒を導電性多孔体に担持させた陽極8及び白金触媒を担持させた陰極10と、前記陽極8の背面に装着した陽極室枠6と、前記陽極室枠6の内面と陽極8の背面間に形成した陽極室1と、前記陰極10の背面に集電体11を介して装着した陰極室枠12と、前記陰極室枠12の内面と前記集電体11の背面間に形成した陰極室2とよりなり、純水を陽極室1内に供給してオゾンガスを発生させるオゾン発生用電解セル3において、前記オゾン発生用電解セル3を構成する前記陽極室1、前記陰極室2、前記陽極室枠6、前記陽極8、前記イオン交換膜9、前記陰極10、前記集電体11、前記陰極室枠12の形状を同じ形状の角型とし、かつ、前記陽極室枠6及び前記陰極室枠12の内面に複数の溝13を形成したことを特徴とするオゾン製造装置。
- 前記陽極室枠6及び前記陰極室枠12の外面に密着するよう冷却ジャケット16,16を設けたことを特徴とする請求項1に記載のオゾン製造装置。
- 前記オゾン発生用電解セル3の外部に、前記陽極室1に接続して、前記陽極室1より発生するオゾン含有ガスと陽極液を分離する陽極液の気液分離塔4を設けるとともに、前記陰極室2に接続して、前記陰極室2より発生する水素ガスと陰極液を気液分離する陰極液の気液分離塔5を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のオゾン製造装置。
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