JP2008062574A - 液体噴射装置および記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電界によるエアロゾルの収集機構を備えた記録部において、インクの付着による金属部品の劣化を遅らせる。
【解決手段】導電性のノズルプレートを有し、記録用紙の表面に向かって液体を噴射する記録ヘッドと、ノズルプレートに対向した位置に配置されて記録用紙を支持するプラテンと、ノズルプレートの開口から噴射されながら記録用紙に付着しなかった液体を吸収する吸収部材と、吸収部材に隣接して配置された電極310と、電極310に対して圧着端子420を介して接続され、電極310に電圧を印加する電圧源とを備えた記録部であって、ネジ410の表面における標準電極電位が、電極310および圧着端子420の表面における各標準電極電位の中間の値を有する。
【選択図】図13

Description

本発明は液体噴射装置および記録装置に関する。より詳細には、液体噴射ヘッドに装着されたノズルプレートの開口から吐出させた液体を被記録物に付着させる液体噴射装置に関する。
液体噴射装置において被記録物の周縁部に余白を残すことなく液体を付着させる場合、被記録物および液体噴射ヘッドの間の不可避な位置ずれを見込んで、被記録物の寸法よりも僅かに広い領域に対して液体を噴射される。このため、被記録物の両側縁部および前後縁部の近傍では、被記録物の存在しない領域に対しても液体が噴射される。そこで、被記録物よりも遠方において液体噴射ヘッドに対向する位置に吸収部材を配置して、噴射されながら被記録物に付着しなかった液体を吸収させている。これにより、被記録物に付着しなかった液体による周囲の汚染が防止される。
ところで、被記録物に液体が付着すると、その部分が伸びて被記録物に皺を生じる場合がある。この皺が吸収部材に接触すると、吸収部材にすでに吸収されていた液体が被記録物を汚染する。そこで、多くの液体噴射装置では、被記録物の皺の高さを見込んで、被記録物および吸収部材の間に2〜4mm程度の間隙が設けられる。また、同様に接触による汚染を防止する目的で、ノズルプレートおよび被記録物の間にも1mm程度の間隔がとられている。従って、ノズルプレートから吸収部材までの間には3〜5mm程度の間隔がある。
一方、液体により被記録物に形成される画像の解像度を向上させる目的で、ノズルプレートの開口から吐出される液滴は一層微細化される傾向にあり、単一の液滴に着目すると、その大きさは数pl程度までになっている。このような微細な液滴は自身の質量が非常に小さいので、ノズルプレートからいったん吐出されると、雰囲気の粘性抵抗等により運動エネルギーを急速に失う。例えば、8pl未満の液滴は、大気中で3mm程度の行程を飛翔すると速度が略ゼロになることが判っている。このように運動エネルギーを失った微細な液滴は、重力加速度による落下運動と雰囲気の粘性抵抗力とが殆どつり合い、落下し切るまでに長い時間を要する。落下するまでの間の液滴は空中に浮遊することになり、これはエアロゾルと呼ばれている。
このようにして発生したエアロゾルは、一部は液体噴射装置の外部にまで浮遊し、周辺に付着する。また、エアロゾルの多くは液体噴射装置内の各部に付着する。プラテン等の被記録物の搬送経路にエアロゾルが付着した場合、再付着により次に搬送される被記録物が汚染される。また、液体噴射装置に搭載された電気回路、リニアスケール、ロータリエンコーダ、光学センサ等にエアロゾルが付着した場合は、装置自体の誤動作を招く場合もある。更に、エアロゾルが付着したものにユーザが触れると、ユーザの手も汚される。
下記特許文献には、電界によりエアロゾルを能動的に収集する機能を備えた液体噴射装置が開示されている。ここに開示された液体噴射装置では、被記録物に付着しなかった液滴を付着、吸収させる目的で、ノズルプレートに対向する位置に吸収部材が配置される。また、吸収部材の表面に、一方の電極となる金属部材が配置され、液体を噴射する開口を有する金属製ノズルプレートが他方の電極とされる。
これら電極およびノズルプレートに互いに異なる電圧が印加されると、両者の間に電界が形成される。一方、ノズルプレートから吐出される液滴は、ノズルプレートから吐出される瞬間に、いわゆる避雷針効果によりノズルプレートと同極に帯電する。従って、エアロゾルとなり得るような微小な液滴も、電界から受けるクーロン力の作用により、減速されることなく電極に向って飛翔し続け、自身の電荷と逆極性の電位にある電極に吸着される。更に、電極に吸着された液滴は、電極に隣接して配置された吸収部材に毛細管現象により吸収される。
特開2004−202867号公報
上記のように、エアロゾルが帯電していることを利用して、電界によりエアロゾルを抑制できることが判っている。しかしながら、エアロゾルを収集する目的で装備された電極には、不可避に液体が付着する。一方、印刷インク等の液体は電解質を含んでいる場合があり、金属に付着した場合に酸化等の化学反応を生じて金属を腐食させる。また、エアロゾル由来の液体が付着する金属部材は電極に限られず、電極を固定するネジ、圧着端子等のショートパーツ、電極を電圧源に接続するワイヤ等においても、同様に、付着した液体による腐食が生じる場合がある。
上記のような電気的な機能を担う金属部品が腐食した場合、電気的な特性が変化し、やがてはその機能が失われる場合がある。例えば、電極の表面が腐食した場合は、若干の変化があるにせよ形成された電界は維持される。しかしながら、ワイヤ、圧着端子、ねじおよび(電極の)接続端子の相互の間の界面が腐食した場合は、電気的な接続が絶たれて電界が劣化または消滅する場合もある。
一方、上記のような腐食に起因する障害を防止する目的で、ステンレスのような耐蝕性を有する金属材料を用いた場合、材料費が増加する上に、部品を製造する場合の加工性も低下する。このため、液体噴射装置のコストを著しく上昇させる。
上記課題を解決する目的で、本発明の第1の形態として、開口を有する導電性のノズルプレートを有し、開口から被記録物の表面に向かって液体を噴射する液体噴射ヘッドと、被記録物を挟んでノズルプレートに対向した位置に配置され、被記録物の裏面に当接して被記録物を支持するプラテンと、開口からの液体の噴射方向について被記録物よりも遠方に、ノズルプレートに対向して配置され、開口から噴射されながら被記録物に付着しなかった液体を吸収する吸収部材と、吸収部材に隣接して配置され、少なくとも一部をプラテンに対してネジ止めされた電極と、ネジにより電極に接した状態で固定された接続端子を介して電極に接続され電極に電圧を印加してノズルプレートおよび電極の間に電位差を発生させて電界を形成して、液体噴射ヘッドから噴射された液体を電極に向かって電気的に引き付けさせる電位差発生手段と、を備えた液体噴射装置であって、ネジの表面における標準電極電位が、電極および接続端子の表面における標準電極電位の中間の値を有する液体噴射装置が提供される。これにより、相互に接する金属部品の標準電極電位の差が小さくなり、それぞれの界面において一方の金属部品が急速に腐食することが防止される。従って、相互に接触した複数の金属部品を含むエアロゾル収集機構における、付着した液体に対する実効的な体腐食性が向上される。また、ステンレスのような高価な材料を用いることなく、耐蝕性の高いエアロゾル収集機構をローコストに形成できる。
また、ひとつの実施形態によると、接続端子の表面における標準電極電位が、接続端子に結合された導体およびネジの表面における標準電極電位の中間の値を有する。これにより、ステンレスのような高価な材料を用いることなく、廉価で供給が豊富な錫メッキ接続端子を用いて寿命の長いエアロゾル収集機構を形成できる。
また、他の実施形態によると、上記液体噴射装置において、電極の表面が亜鉛メッキされ、ネジの表面がニッケルメッキされ、且つ、接続端子が銅線の端部に装着され、表面が無鉛ハンダによりメッキされる。これにより、ステンレスのような高価な材料を用いることなく、廉価で供給が豊富なニッケルメッキ鉄ネジを用いて、寿命の長いエアロゾル収集機構を形成できる。
また他の実施携帯によると、上記液体噴射装置において、ネジおよび電極を含む導電性部品が相互に接続されて形成された電流路が、同じ材料で形成されて電気的に隣接して配置された複数の部品を含んでもよい。これにより、同じ材料で形成された部品相互の間では接合部に起電力が生じないので、通電により接触部の腐食が促進されることが防止される。
更に、本発明の第2の形態として、開口を有する導電性のノズルプレートを有し、開口から被記録物の表面に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、被記録物を挟んでノズルプレートに対向した位置に配置され、被記録物の裏面に当接して被記録物を支持するプラテンと、開口からのインクの吐出方向について被記録物よりも遠方に、ノズルプレートに対向して配置され、開口から吐出されながら被記録物に付着しなかったインクを吸収する吸収部材と、吸収部材に隣接して配置され、少なくとも一部をプラテンに対してネジ止めされた電極と、ネジにより電極に接した状態で固定された接続端子を介して電極に接続され、電極に電圧を印加してノズルプレートおよび電極の間に電位差を発生させて電界を形成して、記録ヘッドから吐出されたインクを電極に向かって電気的に引き付けさせる電位差発生手段と、を備えた記録装置であって、ネジの表面における標準電極電位が、電極および接続端子の表面における標準電極電位の中間の値を有する記録装置が提供される。これにより、記録装置においても上記効果を享受できる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。従って、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態のひとつであるインクジェット式記録装置を含む記録読取複合機100の外観を示す斜視図である。同図に示すように、この記録読取複合機100は、記録部110と、その上に重ねられた読取部120とを併せて形成される。
読取部120は、記録読取複合機100全体の上ケース122を兼ねた筐体内に形成される。上ケース122の上面には、読み取るべき原稿を押せる読取テーブルが配置され、更に、読取テーブル上の原稿を押さえる原稿押さえを兼ねた上カバー124が装備される。
一方、記録部110は、記録読取複合機100全体の下ケース112を兼ねた筐体内において、ケース底部111の上に形成される。この図では、上ケース122の後方に、後述する給送部210のペーパサポート212が見えている。また、下ケース112の前面には、後述する排出部240の排出トレイ248を裏面に内蔵する前カバー114が、閉じた状態で描かれる。
更に、この記録読取複合機100は、上カバー124の前側に、操作パネル130を備えている。操作パネル130には、表示パネル132の他、複数の操作ボタン134、パイロットランプ136等が設けられ、この記録読取複合機100をスタンドアローンで動作させる場合に、各種の指示を入力し、また、動作状態等を表示することができる。
上記のような記録読取複合機100においては、上カバー124を開いて読取部120の上に載せた原稿に対して、その下面から原稿の画像が読み取られる。また、ペーパサポート212に装入された記録用紙150は、後述する内部機構200により、記録部110の内部を前方に向かって搬送され、その途中で画像を記録される。
図2は、図1に示した記録読取複合機100の記録部110の内部機構200を抜き出して示す斜視図である。また、図3は、同じ内部機構200を、上方から見下ろした様子を示す平面図である。同図に示すように、内部機構200は、ケース底部111と、その上に略直立するフレーム202と、フレーム202の後方に配置された給送部210と、フレーム202の前方に順次配置された搬送部220、プラテン230および排出部240とを備えている。
給送部210は、縦に装入された記録用紙150の背面を支持するペーパサポート212と、記録用紙150の図上右側の側端部を位置決めするサイドサポート214と、記録用紙150の図上左側の側端部に当接して記録用紙150の傾きを防止するスライドサポート216とを備える。スライドサポート216は、ペーパサポート212の表面で水平に移動させることができ、幅が異なる記録用紙150が装入された場合も、記録用紙150の側端部に当接させることができる。給送部210は更に、フレーム202に隠れた給送ローラ218等を備え、記録部110が記録動作する場合に、ペーパサポート212に装入された複数の記録用紙150を1枚ずつ内部機構200に取り込む。
なお、この内部機構200は、後述する排出トレイ248の下方にも、前面に開口した水平なペーパサポート211を備える。このペーパサポート211は、内部機構200の前方から水平に装入された記録用紙150を下方から支持する。また、ペーパサポート211に装入された記録用紙150も、給送部210を利用して搬送部220に記録用紙150を送り込むことができる。なお、ペーパサポート211は延長部213を備え、それ自体の奥行きよりも長い記録用紙150も支持できる。
搬送部220は、フレーム202の直前に配置され、取り込まれた記録用紙150の上面に当接して連れ回される搬送従動ローラ224を備えている。搬送従動ローラ224の直下には、図示されていない搬送モータにより回転駆動される搬送駆動ローラが配置される。従って、内部機構200に取り込まれた記録用紙150は、搬送従動ローラ224により搬送駆動ローラに押し付けられ、搬送駆動ローラの回転に従ってプラテン230の上に送り込まれる。
プラテン230は、上方に向かって突出した複数のリブ234を備える。リブ234は、送り込まれた記録用紙150の下面にその先端を当接させ、記録用紙150の高さ方向の位置決めをする。プラテン230の上方を通り過ぎた記録用紙150は、やがて排出部240に到達する。なお、プラテン230の構造については、図4を参照して別途詳述する。
排出部240は、プラテン230の前側に配置され、プラテン230上を通過して送り込まれた記録用紙150に対して、その上面に当接して連れ回される排出従動ローラ244を備えている。排出従動ローラ244の直下には、図示されていな回転伝達機構を介して搬送モータにより回転駆動された排出駆動ローラが配置される。記録用紙150は、排出従動ローラ244により搬送駆動ローラに押し付けられ、排出駆動ローラの回転に従って記録用紙150を記録部110の前方に送り出す。排出部240の前側には、排出トレイ248が配置され、記録部110の外部に排出された記録用紙150は排出トレイ248の上に蓄積される。
更に、この内部機構200は、プラテン230の上方で往復移動するキャリッジ250を備える。即ち、キャリッジ250は、フレーム202の前面側に設けられた長手方向に延びる案内部(不図示)に沿って、長手方向に水平に移動できるように装着される。また、フレーム202の前面には、一対のプーリ251の間に張り渡されたタイミングベルト253が配置される。更に、キャリッジ250は、その背面においてタイミングベルト253に連結される。
一方、プーリ251の一方はキャリッジモータ255により回転駆動されるので、キャリッジ250は、タイミングベルト253の変位に従って移動する。従って、キャリッジモータ255の動作と回転方向を制御することにより、キャリッジ250を、プラテン230上で任意の領域の上方に移動させることができる。また、キャリッジ250は、その下面に、ノズルプレート252を含む記録ヘッド(不図示)を備える。従って、キャリッジ250は、プラテン230上の任意の領域に向かってインクを吐出させることができる。
以上のような構造を有する内部機構200を備えた記録読取複合機100においては、前方のペーパサポート211または後方のペーパサポート212に装入された記録用紙150が、給送部210により1枚ずつ搬送部220に取り込まれる。搬送部220に取り込まれた記録用紙150は、プラテン230の上方を通過して排出部240に到達し、排出部240により内部機構200の外部に送り出される。
また、記録用紙150がプラテン230の上方に存在しているとき、キャリッジ250はプラテン230上を往復移動しつつ、下方に向かってインクを吐出する。従って、記録用紙150表面の任意の領域に対してインクを吐出して付着させることができる。更に、記録用紙150を1行分ずつ間欠的に搬送する一方、搬送が中断している期間にキャリッジ250を往復移動させることにより、記録用紙150の表面全体に画像を記録することができる。
なお、フレーム202の背面には、上記のような一連の記録動作を制御する制御部260が搭載される。制御部260は、この記録読取複合機100に接続された情報処理装置等を介して入力された指示、あるいは、操作パネル130から入力された指示に基づき、記録部110が適切な動作をするように制御する。また、制御部260は、この記録部110が記録する画像情報を受け取るインターフェースでもある。制御部260が受け取る画像情報は、当該画像を表す情報の他に、記録画像の解像度、色数等の記録品質、寸法、材質等の被記録物情報も含む場合がある。
図4は、上記の内部機構200におけるプラテン230の詳細な構造を示す分解斜視図である。同図に示すように、プラテン230は、プラテン本体232と、プラテン本体232に収容された電極310および吸収部材236、238とを備える。
プラテン本体232は樹脂材料により一体成形され、その上面から上方に向かって突出した複数のリブ234と、上面から陥没して、底部231および側壁部233を含んで形成された幅の広い収容部235と、リブ234の形成された領域の側方に形成された幅の狭い収容部237とを備える。このプラテン230の上方を記録用紙150が通過する場合は、リブ234の上端が記録用紙150の下面に当接して、記録用紙150の高さ方向の位置決めをする。
また、吸収部材236、238は、プラテン本体232、237内を充填する寸法を有する。また、吸収部材236、238は、その表面における液体の吸収速度を重視して材料が選択される。このため、吸収部材236、238が保持できるインクの量には限りがある。そこで、これらの吸収部材236および238よりも容量が大きな廃液吸収部材が、プラテン230の下方に別途配置される場合もある。
更に、このプラテン230は、幅の広い収容部235の内部において、吸収部材236の下に電極310を備える。電極310は、収容部235の底部231を概ね覆うように配置される。また、電極310の一端には、収容部235の側壁部233を乗り越えて外部に延在する連結部312と、プラテン230の外側に露出した端子部314とが一体に形成される。この端子部314を介して、制御部260の制御の下に動作する電圧源270の一端に接続することにより、電極310に電圧を印加することができる。電圧源270の他端は、キャリッジ250に装備されたノズルプレート252に接続され、これにより、ノズルプレート252および電極310の間に電位差を生じさせ、電界を形成させることができる。
なお、上記の吸収部材236、238の材料としては、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂材料を発泡させたものを好ましく例示できる。また、吸収部材236を電極310と同電位とすることを目的として、表面抵抗が10Ω以下となるような導電性の材料により形成することも好ましい。このような材料としては、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂に金属、炭素等の導電性材料を混入した上で発泡させたもの、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂発泡材に金属、炭素等の導電性材料を付着させたもの、または、メッキしたもの等を例示できる。また、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂発泡材に電解質溶液を含浸させたものを用いることもできる。
図5は、記録部110の内部機構200に形成されたエアロゾル収集機構300の構造と動作を説明する模式図である。同図に示すように、インクを吐出する開口254を有するノズルプレート252は、例えば金属製で、導電性を有する。また、ノズルプレート252は、電圧源270の負極に接続される。一方、電圧源270の正極は、プラテン230に収容された電極310に接続される。また、電極310に重ねてプラテン230に収容された吸収部材236は導電性を有するので、吸収部材236全体が電極310と同じ電位になる。従って、電圧源270の発生した電位差による電界Eは、ノズルプレート252の下面と吸収部材236の表面との間に均一に形成される。なお、すべての極性を反転させて接続しても同様の機能が実現できる。
記録動作におけるノズルプレート252は、開口254を通じてインク311を下方に吐出する。ここで、開口254の直下に記録用紙150が存在している場合は、吐出されたインク311が記録用紙150の上面に付着して画像319を形成する。一方、記録用紙150の縁部に余白無くインク311を付着させようとした場合、記録用紙150の側縁部並びに先端および後端において、一部の開口254の直下に記録用紙150が存在しない場合がある。
このような場合、開口254から吐出することによって生じたインク滴317に与えられた運動エネルギーは雰囲気の粘性抵抗により急速に失われる。このため、一部のインク滴317、導電性吸収部材236に到達する遥か前にその運動エネルギーを失う。インク滴317の質量は非常に小さいので、運動エネルギーを失うと、重力加速度による落下運動と雰囲気による粘性抵抗力とが殆どつり合い、以降の落下速度が極めて遅くなる。このようにして、ノズルプレート252の下方に浮遊するエアロゾルが発生する。また、インク滴317の一部がちぎれて一段と微細なインク滴であるサテライト・インク315が生じる場合があり、これもエアロゾルとなる。
しかしながら、このエアロゾル収集機構300では、既に説明した通り、吸収部材236の表面とノズルプレート252の下面との間に電界Eが形成されている。従って、電荷qを有するインク滴317は、電界Eから受けるクーロン力Fe(qE)により運動エネルギーを得、減速されることなく下方に移動して吸収部材236に到達する。
なお、開口254から押し出されるインク311は、ノズルプレート252から離脱してインク滴317となる直前の瞬間に、ノズルプレート252から下垂するインク柱313を形成する。このとき、インク柱313の先端Aとノズルプレート252の下面におけるインク柱313付近の領域Bとの間に、いわゆる避雷針効果により電荷が蓄積される。この避雷針効果により、インク滴317は、インク柱313の水平断面積に対応する電荷よりも大きな電荷qで帯電する。なお、避雷針効果は、インク柱313の先端A(図中では下端)を頂点とする頂角50°から60°の円錐形で包囲されるノズルプレート252表面の領域Bがインク滴317の帯電に寄与する現象をいう。これにより、インク滴317はより大きなクーロン力を受け、その運動量を失うことなく電界E内を吸収部材236まで飛翔する。
図6は、プラテン230における電極310の取り付け構造を、その取り付け手順を追って示す図のひとつである。同図に示すように、図4においてプラテン本体232の上方に描かれていた電極310は、プラテン230に形成された収容部235の底部231に納まっている。また、電極310は、底部231の形状に倣った平面形状を有する。
ただし、図6に示した状態では、電極310はまだ固定されていない。即ち、収容部235の側壁部233には、収容部の内部に向かって複数の係止爪239が形成されている。一方、電極310の縁部には、上記係止爪239に対応した位置に、切欠き部316が形成される。
図7は、係止爪239を切欠き部316に通過させた直後の様子を拡大して示す図であり、図6において点線P1で囲った部分に対応する。同図に示すように、切欠き部316の平面形状は、係止爪239の平面形状よりも大きな寸法を有する。従って、切欠き部316の内側に係止爪239を通過させることにより、電極310が底部231に当接するまで収容部235に容易に挿入できる。
図8は、プラテン本体232に電極310を組み付ける次の段階を示す平面図である。同図に示すように、図6に示した状態と比較すると、電極310が図上で左方へ変位している。
図9は、図8に示したプラテン本体232の一部を拡大して示す図であり、図8において点線P2で囲った領域を拡大して示す。同図に示すように、電極310の移動と共に切欠き部316も変位するので、プラテン本体232側の係止爪239が、切欠き部316の外側に変位する。
図10は、図6に示した状態における係止爪239および切欠き部316の位置関係を、図6に示す点線S1における縦断面で示す断面図である。同図に示すように、電極310を収容部235に落とし込んだ直後は、係止爪239の直下には、電極310は入り込んでいない。
図11は、図8に示した状態における係止爪239および切欠き部316の位置関係を、図8に示す点線S1における縦断面で示す断面図である。同図に示すように、図10に示した状態から電極310を水平に変位させると、切欠き部316は、係止爪239の直下からはずれた位置に移動する。従って、電極310の一部の上面は、係止爪239の下方に入り込む。このため、電圧が印加されて電極310に静電力が作用した場合でも、電極310の上方への移動は係止爪239に止められる。
図12は、装着された電極310の固定構造と、電極310に対する電気的接続の構造を示す斜視図である。同図に示すように、電極310の一部は、その端部から延在する連結部312を介して、プラテン本体232の外側面に位置する端子部314に結合される。従って、端子部314をプラテン本体232に対してネジ410でネジ止めすることにより、電極310全体の脱落を抑制できる。
即ち、前記のように、プラテン本体232の収容部235内に装着された電極310は、いったん落とし込まれた後に、底部231に沿って水平に変位される。これにより、係止爪239の下部に一部が入り込んだ電極310は、底部231からの離れる方向の変位が規制される。更に、ネジ410で電極310の水平な変位を規制することにより、切欠き部316が再び係止爪239の直下に位置することはなく、電極310は恒久的にプラテン本体232に固定される。
更に、電極310の端子部314をプラテン本体232に固定するネジ410は、端子部314およびネジ410の間に圧着端子420を挟んで固定する。圧着端子420は、接続ケーブル430の一端に装着される。接続ケーブル430の他端は、図示していない電圧源270に接続される。
図13は、図12に示す固定構造および接続構造の要部を拡大して示す図である。同図に示すように、接続ケーブル430は、導体芯線432を絶縁被覆434により被覆してなる。接続ケーブル430の端部では、絶縁被覆434が除去され、導体芯線432が露出ている。一方、圧着端子420は、ネジ410を挿通する環状部422と、接続ケーブル430の導体芯線432を挿通する圧着スリーブ部424とを有する。従って、接続ケーブル430の端部に露出した導体芯線432を圧着スリーブ部424に挿入した上で、圧着スリーブ部424をかしめて減径して、導体芯線432を把持すると共に、電気的接続も確保する。
ところで、金属の腐食は主に酸化反応により進行する。一方、金属元素は相互に異なるイオン化傾向を有して、一定の酸化力に対しする被酸化力に定性的な序列を有する。また、一定の酸化力を有するインクが異種の金属に付着した場合、隣接する金属に対して標準電極電位が大きく異なる場合は一方が急速に腐食する。
金属および電解質の相互作用である酸化還元反応系を適切に隔離することにより電位差が生じ、これを電池と看做すことができる。そこで、基準となる半電池を一方の極とした場合の電池の起電力を標準電極電位(酸化還元電位の値)として計測することにより、他方の極をなす各種金属の酸化力の尺度とすることができる。
前記のような接続構造により、電極310は、端子部314、ネジ410、圧着端子420および接続ケーブル430を順次介して電圧源270に電気的に結合される。そこで、この実施形態では、これらの金属部品の材料を、少なくともその表面における標準電極電位が順次序列をなすように選択した。即ち、端子部314を含む電極310としてはインクに対して耐腐食性のある亜鉛メッキ鋼板を、ネジ410としてはニッケルメッキ鉄ネジを、圧着端子420としては錫メッキ銅端子を、接続ケーブル430としては銅線をそれぞれ使用した。亜鉛、ニッケルおよび錫の各標準電極電位は下記の通りである。
亜鉛 −0.7626[V]
ニッケル −0.257 [V]
錫 −0.138 [V]
上記のように、この接続構造では、電気的接続を形成する金属部品、即ち、電極310、ネジ410および圧着端子420が、この順で接続される。従って、直接に接触する金属部品相互の間では、標準電極電位の大きな相違がなく、インクの付着に起因する腐食は均一に進行する。従って、廉価な材料を用いているにもかかわらず、接続構造の腐食による実効的な劣化が遅くなり、エアロゾル収集機構300が長寿命化される。
なお、金属部品の材料の組み合わせが上記に限定されないことはいうまでもない。即ち、電解質が付着する環境において使用される部材を金属部品の組み合わせで形成する場合に、標準電極電位が順次変化するよう金属部品を配列することにより、部分的に急速に腐食が進行することを防止し、全体の実効的な寿命を伸ばすことができる。
また、他の実施形態として、端子部314を含む電極310としてインクに対して耐腐食性のあるニッケルメッキ鋼板を、ネジ410としてはニッケルメッキ鉄ネジを、圧着端子420としては錫メッキ銅端子を、接続ケーブル430としては銅線をそれぞれ使用した。このように少なくとも1つ以上の隣接する金属が同一である場合は、その接触部に起電力を生じないので、インクの付着に起因する腐食が生じない。従って、廉価な材料を用いているにもかかわらず、接続構造の腐食による実効的な劣化が遅くなり、エアロゾル収集機構300が長寿命化される。
なお、金属部品の材料の組み合わせが上記に限定されないことはいうまでもない。即ち、電解質が付着する環境において使用される部材を金属部品の組み合わせで形成する場合に、隣り合う少なくとも1組の金属部品を同一材で配列することにより、接合部に腐食が進行することを防止し、全体の実効的な寿命を伸ばすことができる。
また、ここではインクジェット式記録装置を例に挙げて説明したが、液体噴射装置としては、液体噴射ヘッドとして材噴射ヘッドを備えた液晶ディスプレイのカラーフィルタ製造装置、液体噴射ヘッドとして電極材(電導ペースト)噴射ヘッドを備えた有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成装置、液体噴射ヘッドとして生体有機物噴射ヘッドおよび精密ピペットを備えたバイオチップ製造装置等を例示できる。また、被記録物とは、液体噴射ヘッドから噴射された液体を付着され得るものを一般に指し、記録用紙の他に、回路基板、円板形光記録媒体、プレパラート等も含まれる。
更に、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
記録読取複合機100の全体を概観する斜視図である。 記録部110の内部機構200を抜き出して示す斜視図である。 内部機構200を上方から見た様子を示す平面図である。 プラテン230単独の構造を示す分解斜視図である。 エアロゾル収集機構300の動作を説明する概念図である。 プラテン本体232に電極310を組み付ける段階を示す平面図である。 図6に示したプラテン本体232の一部を拡大して示す図である。 プラテン本体232に電極310を組み付ける次の段階を示す平面図である。 図8に示したプラテン本体232の一部を拡大して示す図である。 図6に示した状態における係止爪239および切欠き部316の位置関係を示す断面図である。 図8に示した状態における係止爪239および切欠き部316の位置関係を示す断面図である。 装着された電極310の固定構造と、電極310に対する電気的接続の構造を示す斜視図である。 図12に示す固定構造および接続構造の要部を拡大して示す図である。
符号の説明
100 記録読取複合機、110 記録部、111 ケース底部、112 下ケース、114 前カバー、120 読取部、122 上ケース、124 上カバー、130 操作パネル、132 表示パネル、134 操作ボタン、136 パイロットランプ、150 記録用紙、200 内部機構、202 フレーム、210 給送部、211、212 ペーパサポート、213 延長部、214 サイドサポート、216 スライドサポート、218 給送ローラ、220 搬送部、224 搬送従動ローラ、239 係止爪、230 プラテン、231 底部、232 プラテン本体、233 側壁部、234 リブ、235、237 収容部、236、238 吸収部材、240 排出部、244 排出従動ローラ、248 排出トレイ、250 キャリッジ、251 プーリ、252 ノズルプレート、253 タイミングベルト、254 開口、255 キャリッジモータ、260 制御部、270 電圧源、300 エアロゾル収集機構、310 電極、311 インク、312 連結部、313 インク柱、314 端子部、315 サテライト・インク、316 切欠き部、317 インク滴、319 画像、410 ネジ、420 圧着端子、 422 環状部、424 圧着スリーブ部、430 接続ケーブル、432 導体芯線、434 絶縁被覆

Claims (5)

  1. 開口を有する導電性のノズルプレートを有し、前記開口から被記録物の表面に向かって液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記被記録物を挟んで前記ノズルプレートに対向した位置に配置され、前記被記録物の裏面に当接して前記被記録物を支持するプラテンと、
    前記開口からの液体の噴射方向について前記被記録物よりも遠方に、前記ノズルプレートに対向して配置され、前記開口から噴射されながら前記被記録物に付着しなかった液体を吸収する吸収部材と、
    前記吸収部材に隣接して配置され、少なくとも一部を前記プラテンに対してネジ止めされた電極と、
    前記ネジにより前記電極に接した状態で固定された接続端子を介して前記電極に接続され、前記電極に電圧を印加して前記ノズルプレートおよび前記電極の間に電位差を発生させて電界を形成して、前記液体噴射ヘッドから噴射された液体を前記電極に向かって電気的に引き付けさせる電位差発生手段と、
    を備えた液体噴射装置であって、
    前記ネジの表面における標準電極電位が、前記電極および前記接続端子の表面における標準電極電位の中間の値を有する液体噴射装置。
  2. 前記接続端子の表面における標準電極電位が、前記接続端子に結合された導体および前記ネジの表面における標準電極電位の中間の値を有する請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記電極の表面が亜鉛メッキされ、前記ネジの表面がニッケルメッキされ、且つ、前記接続端子が銅線の端部に装着され、表面が無鉛ハンダによりメッキされる請求項1に記載の液体噴射装置。
  4. 前記ネジおよび前記電極を含む導電性部品が相互に接続されて形成された電流路が、同じ材料で形成されて電気的に隣接して配置された複数の部品を含む請求項1に記載の液体噴射装置。
  5. 開口を有する導電性のノズルプレートを有し、前記開口から被記録物の表面に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記被記録物を挟んで前記ノズルプレートに対向した位置に配置され、前記被記録物の裏面に当接して前記被記録物を支持するプラテンと、
    前記開口からのインクの吐出方向について前記被記録物よりも遠方に、前記ノズルプレートに対向して配置され、前記開口から吐出されながら前記被記録物に付着しなかったインクを吸収する吸収部材と、
    前記吸収部材に隣接して配置され、少なくとも一部を前記プラテンに対してネジ止めされた電極と、
    前記ネジにより前記電極に接した状態で固定された接続端子を介して前記電極に接続され、前記電極に電圧を印加して前記ノズルプレートおよび前記電極の間に電位差を発生させて電界を形成して、前記記録ヘッドから吐出されたインクを前記電極に向かって電気的に引き付けさせる電位差発生手段と、
    を備えた記録装置であって、
    前記ネジの表面における標準電極電位が、前記電極および前記接続端子の表面における標準電極電位の中間の値を有する記録装置。
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