JP2008061324A - 携帯用充電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一個の電池を用いるだけで携帯用電子機器の二次電池を充電することができ、かつ二次電池を安定に充電することができる携帯用充電器を提供する。
【解決手段】 一個の電池から構成される直流電源Eiと、昇圧用のインダクタンスL1と、逆流防止用のダイオードD1と、昇圧電圧を平滑して出力電圧を生成するコンデンサC1とを直列に接続した直列回路と、直流電源EiからインダクタンスL1を経てこの直流電源Eiに電流が流れる経路を開閉して、インダクタンスL1に昇圧電圧を発生させるスイッチング回路1と、出力電圧を検出する電圧検出回路3と、電圧検出回路3の検出結果を基にしてスイッチング回路1の開閉を制御する制御回路2とを備え、携帯用電子機器が二次電池の充電拒否をしたことを示す出力電圧の変化を電圧検出回路3が検出すると、制御回路2はスイッチング回路1の開閉を制御して出力電圧を下げる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機などの携帯用電子機器の電源として用いられている二次電池を充電するための携帯用充電器に関する。
携帯電話機で代表される最近の携帯用電子機器(以下、携帯電話機に例をあげて説明する)は、小型化技術の向上につれて商用電源に依存することなく、乾電池などの一次電池、あるいは充電可能な二次電池を電源として任意の場所で使用可能になっている。しかしながら、そのような電源用の電池は携帯電話機の使用頻度が増えるにつれて、あるいは時間の経過につれて電圧が徐々に低下してくるので、適当なタイミングで電池を交換(一時電池の場合)するか、電池を充電(二次電池の場合)しなければならない。一般に携帯電話機の電源用の電池としては、充電することで繰り返し使用が可能な二次電池がコストの点で優れているので、広く使用されている。このような二次電池としては、リチウムイオン電池、ニッケル・水素電池、ニッケル・カドミニウム電池などが知られている。
ところで、そのような二次電池を充電する場合、携帯電話機の使用者が屋内にいるときは、100Vの商用電源に接続した卓上ホルダに携帯電話機本体をセットすることにより容易に充電することができるが、使用者が屋外にいるときは携帯電話機用充電器を持参して、これを利用して充電する必要がある。このような携帯電話機用充電器では、ほとんどの場所で入手可能な例えば一次電池である1.5Vの単3、単4の乾電池を複数個、あるいは乾電池と同じく円筒形状の二次電池を複数個直流電源として用いて、これらの直流電源をDC−DCコンバータにより携帯電話機の電源用の電池を充電するのに必要な4.5Vまで昇圧するような構成になっているのが一般的である。
そのように複数の電池を直流電源として用いる、DC−DCコンバータ(インバータ)を備えた携帯電話機用充電器が提供されている(例えば、特許文献1参照。)
特開2001−157374号公報
ところで、従来の携帯電話機用充電器では、直流電源として複数の電池を用いているので、これらの電池を収納するスペースを確保する必要があるため、その分小型化に制約を受ける。また、複数の電池を常に持参しなければならないので煩雑になるだけでなく、電池を1個でも紛失した場合には使用不可能になるおそれがある。
また、従来の携帯電話機用充電器では、例えば3V(1.5Vの電池を2個用いたとして)の直流電源をDC−DCコンバータにより4.5Vに昇圧した直流を携帯電話機に供給してその二次電池を充電しているが、この充電時に携帯電話機に備えられているプロテクタ回路が働いて二次電池の充電が不可能になることが多い。すなわち、多くの携帯電話機では4.5Vに昇圧された電圧が急に供給されると動作に影響を受けるおそれがあるので、これを保護するためにプロテクタ回路を設けて、3.7Vの基準電圧以上の電圧が外部から供給されたときには、プロテクタ回路を働かせて充電を停止させるように構成されている。
また、上記の特許文献1に記載されている携帯電話機用充電器では、直流電源として例えば2個の単4の乾電池を用いているので、上記したのと同様な欠点が存在している。
そこで本発明は、一個の電池を用いるだけで携帯用電子機器の二次電池を充電することができ、かつ二次電池を安定に充電することができる携帯用充電器を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、直流電源を所望の電圧に昇圧して出力電圧を生成し、この出力電圧で携帯用電子機器の二次電池を充電する携帯用充電器であって、一個の電池から構成される直流電源と、昇圧用のインダクタンスと、逆流防止用のダイオードと、昇圧電圧を平滑して出力電圧を生成するコンデンサとを直列に接続した直列回路と、前記直流電源から前記インダクタンスを経てこの直流電源に電流が流れる経路を開閉して、前記インダクタンスに昇圧電圧を発生させるスイッチング回路と、出力電圧を検出する電圧検出回路と、前記電圧検出回路の検出結果を基にして前記スイッチング回路の開閉を制御する制御回路とを備え、前記携帯用電子機器が二次電池の充電拒否をしたことを示す出力電圧の変化を前記電圧検出回路が検出すると、前記制御回路は前記スイッチング回路の開閉を制御して出力電圧を下げることを特徴とする携帯用充電器である。
請求項1の発明では、直流電源とインダクタンスとダイオードとコンデンサとを直列に接続した直列回路と、スイッチング回路とにより、充電用の出力電圧を生成する。また、携帯用電子機器が二次電池の充電拒否をすると、出力電圧が上昇して過電圧となる。この過電圧を電圧検出回路が検出すると、制御回路はスイッチング回路の開閉を制御して出力電圧を下げる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯用充電器において、前記直流電源が一次電池あるいは二次電池から構成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の携帯用充電器において、前記制御回路がプログラマブルコントローラから構成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯用充電器において、前記直流電源が1.2V〜1.7Vの電圧を出力することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、直列回路とスイッチング回路とにより充電用の出力電圧を生成するので、一個の電池から構成される直流電源の直流電圧を簡単な構成で昇圧することができる。また、一個の電池を用いるだけで携帯用電子機器の二次電池を小型の装置で充電することができ、かつ、携帯用電子機器が充電拒否をした場合には充電用の出力電圧を下げるので確実な充電ができる。さらに、従来のようにDC−DCコンバータ(インバータ)を不要にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、直流電源として一次電池あるいは二次電池の中から任意の一個を選択して構成することができるので、直流電源を構成する電池の選択肢を広げることを可能にする。
請求項3に記載の発明によれば、制御回路をプログラマブルコントローラから構成することができるので、直流電圧を制御性よく所望の電圧まで時系列的に昇圧することができる。
請求項4に記載の発明によれば、直流電源が1.2V〜1.7Vの電圧を出力するので、広範囲に出回っている高性能の一次電池あるいは二次電池の中から任意の電池を一個選択して直流電源を構成することを可能にする。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施形態に係る携帯用充電器10の電気回路部分を示す電気回路図である。この実施形態では携帯用充電器10が携帯電話機用である場合を例としている。携帯電話機は二次電池を持ち、この二次電池には最大の充電電圧が設定されている。最大の充電電圧は二次電池に悪影響を及ぼさないで充電できる最大の電圧である。携帯用充電器10はこうした二次電池を充電するものであり、携帯用充電器10の電気回路部分は直流電源Eiと電源回路10Aとを備え、電源回路10AはインダクタンスL1、ダイオードD1、発光ダイオードLED1、抵抗R1、R2、コンデンサC1、スイッチング回路1、制御回路2、電圧検出回路3、入力端子4A、4B、および出力端子5A、5Bを備えている。
直流電源Eiは例えば、1.2Vの電圧を出力する二次電池であるニッケル・水素電池、1.5Vの電圧を出力する一次電池であるアルカリ電池、マンガン電池、あるいは1.7Vの電圧を出力する一次電池であるオキシライド電池などから選択された一個の電池から構成される。また、直流電源Eiは入力端子4A、4Bに対して着脱自在である。
直流電源EiとインダクタンスL1とダイオードD1とコンデンサC1とは直列に接続されて直列回路を形成している。コンデンサC1のプラス側は抵抗R1を経てプラス(+)の出力端子5Aに接続され、コンデンサC1のマイナス側はグランドライン6に接続されている。グランドライン6はマイナス(−)の入力端子4Bとマイナス(−)の出力端子5Bとの間の配線である。また、インダクタンスL1とダイオードD1との接続点と、グランドライン6との間にはスイッチング回路1が接続され、出力端子5Aと出力端子5Bとの間には制御回路2および電圧検出回路3が接続されている。さらに、出力端子5Aと制御回路2との間には、発光ダイオードLED1と抵抗R2との直列回路が接続されている。なお、出力端子5Aと出力端子5Bとの間には携帯電話機の充電端子が接続可能である。
発光ダイオードLED1は制御回路2の制御により点灯・消灯をする。抵抗R2は発光ダイオードLED1に流れる電流を制限する電流制限抵抗である。
インダクタンスL1は直流電源Eiを昇圧する。つまり、スイッチング回路1のスイッチング動作によりスイッチング回路1の端子1Aと端子1Bとの間が閉じると、直流電源EiからインダクタンスL1、端子1A、端子1Bを経て電流が流れる経路が形成される。この後、スイッチング回路1が開くと、インダクタンスL1は、電流変化による誘導起電力を発生し、この誘導起電力による電圧と直流電源Eiの電圧とを加えた脈流電圧を昇圧電圧として出力する。この結果、1.2Vの電圧を出力する二次電池であるニッケル・水素電池を用いても、携帯電話機の二次電池を充電するために必要な出力電圧を昇圧電圧から得ることが可能である。
ダイオードD1は逆流防止用である。つまり、スイッチング回路1のスイッチング動作によりスイッチング回路1の端子1Aと端子1Bとの間が閉じたとき、コンデンサC1からスイッチング回路1に向かって流れる電流を阻止する。コンデンサC1は平滑用である。つまり、ダイオードD1を経て昇圧電圧が加えられると、この昇圧電圧である脈流電圧を平坦にし、平滑された直流電圧を生成する。コンデンサC1の直流電圧は保護抵抗である抵抗R1を経て出力端子5Aと出力端子5Bとの間に出力される。
電圧検出回路3は、出力端子5Aと出力端子5Bとの間の出力電圧を検出する。なお、携帯電話機を最大の充電電圧で充電するための出力電圧が最大出力電圧V1である。出力電圧があらかじめ設定された過電圧V2以上になると、電圧検出回路3は過電圧V2を示す検出信号を制御回路2に出力する。なお、過電圧V2は最大出力電圧V1に対して、
V1<V2
のように設定されている。
スイッチング回路1は、ブロッキング発振をする回路であり、直流電源Eiが入力端子4A、4Bに接続された時点で、制御回路2の駆動用電圧を生成するための初期条件でブロッキング発振を開始する。このブロッキング発振により、スイッチング回路1は端子1Aと端子1Bとの間の開閉を行う。初期条件によるブロッキング発振としては、制御回路2の駆動用電圧を生成するための所定周波数でのブロッキング発振や、制御回路2の駆動用電圧を生成するための所定のデューティー比によるブロッキング発振がある。初期条件でのブロッキング発振の後、制御回路2が動作を開始すると、スイッチング回路1は制御回路2の制御によりブロッキング発振を行う。
制御回路2は、携帯用充電器10の制御を行うものであり、例えばPIC(Peripheral Interface Controller)を利用したプログラマブルコントローラなどによって構成される。制御回路2は初期電圧により動作を開始する。初期電圧は、スイッチング回路1が初期条件でブロッキング発振を行い、コンデンサC1がこの発振で生成された昇圧電圧を平滑して得たものである。制御回路2は、初期電圧により動作を開始すると、電圧検出回路3からの検出信号を基にしてスイッチング回路1のブロッキング発振を制御すると共に、発光ダイオードLED1の点灯・消灯を制御する。制御回路2は昇圧制御のために、
充電開始処理
充電処理
充電終了処理
の3つの処理を行う。
先ず、制御回路2は、発光ダイオードLED1を点灯して充電開始処理を行い、携帯電話機の二次電池に対して最大の充電電圧による充電を試みる。このために、制御回路2はスイッチング回路1のブロッキング発振を制御する。この制御としては、最大出力電圧V1を生成するための周波数でのブロッキング発振や、最大出力電圧V1を生成するためのデューティー比によるブロッキング発振がある。この後、電圧検出回路3からの検出信号が過電圧V2を示さなければ、制御回路2は、最大の充電電圧で充電する充電処理を行う。なお、過電圧V2は、携帯電話機が二次電池に対し充電拒否をして充電電流を遮断したときに、出力端子5Aと出力端子5Bとの間の出力電圧が上昇することにより発生する。
電圧検出回路3からの検出信号が過電圧V2を示し、携帯電話機の二次電池を最大の充電電圧で充電する試みが失敗すると、制御回路2は、最大出力電圧V1に比べて低い中間電圧で携帯電話機の二次電池を充電することを試みる。なお、携帯電話機を中間電圧で充電するための出力電圧が、
V3<V1<V2
の関係にある中間出力電圧V3である。このために、制御回路2はスイッチング回路1のブロッキング発振を制御する。この後、電圧検出回路3からの検出信号が過電圧V2を示さなければ、制御回路2は、中間出力電圧V3で充電する充電処理を行う。
電圧検出回路3からの検出信号が過電圧V2を示し、中間電圧で携帯電話機の二次電池を充電する試みが失敗すると、制御回路2は、充電失敗と判断して充電終了処理を行う。
制御回路2は、充電開始処理が終了すると、発光ダイオードLED1を点灯して、最大出力電圧V1を出力して最大の充電電圧で充電する充電処理、または、中間出力電圧V3を出力して中間電圧で充電をする充電処理を行う。この充電処理で制御回路2は、携帯電話機の二次電池が満充電になり電圧検出回路3からの検出信号が過電圧V2を示すまで、最大の充電電圧での充電または中間電圧での充電を続ける。そして、制御回路2は、電圧検出回路3からの検出信号により過電圧V2を検出すると、充電完了と判断して充電終了処理を行う。
充電開始処理または充電処理が終了すると、制御回路2は発光ダイオードLED1を消灯する。そして、制御回路2は携帯電話機をアイドリング状態にし、携帯電話機の接続解除を待つ。携帯電話機をアイドリング状態にするための出力電圧が、
V4<V3<V1<V2
の関係にある最小出力電圧V4である。
図2は、本実施形態に係る携帯用充電器10の外観を示す概略構成図である。この携帯用充電器10は、直流電源Eiとなる電池13を収納するための絶縁体から構成された円筒形状の電池収納ケース11と、この電池収納ケース11の一端に開閉可能に取り付けられた蓋体12と、電池収納ケース11の内部に設けられて電池13の+極、−極を押圧するための一対の導電性スプリング13A、13Bと、電池収納ケース11の他端に設けられた基板収納部14とを有する収納ケースが用いられて、図1の電気回路部分を構成する回路基板が基板収納部14に収納されるように実装される。この実施形態では、プラスの入力端子4Aが導電性スプリング13Aに該当し、マイナスの入力端子4Bが導電性スプリング13Bに該当する。基板収納部14の図示上部の突出しているコネクタ部が携帯電話機の充電端子部に装填されて、携帯電話機の電源用の電池が充電されるように構成されている。このコネクタ部に電気回路部分の出力端子5A、5Bが収納されている。
次に、本実施形態に係る携帯用充電器10の動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。まず、携帯電話機の利用者は、図2に示したような携帯用充電器10の電池収納ケース11の蓋体12を開けることにより、今まで使用していた電池13を取り外して、新たな電池13として例えば1.7Vの電圧を出力する一次電池であるオキシライド電池を装填する(ステップS1)。次に、携帯用充電器10のコネクタ部を携帯電話機の充電端子部に装填することにより、携帯用充電器10を携帯電話機に接続する(ステップS2)。以上により、利用者の操作は終了する。
次に、携帯用充電器10では、図1に示したスイッチング回路1がブロッキング発振を開始して、後段の制御回路2の動作に必要な電力を生成する(ステップS3)。これには、スイッチング回路1によりインダクタンスL1から出力された昇圧電圧をコンデンサC1により直流電圧に変換して初期電圧を生成した後、この初期電圧を制御回路2に入力する。制御回路2としてPICを用いたときに、制御回路2は初期設定処理を行った(ステップS4)後、発光ダイオードLED1を点灯させる(ステップS5)。
次に、制御回路2は、携帯電話機に対して最大の充電電圧による充電を試みるために、最大出力電圧V1を出力するように最大出力設定をすると(ステップS6)、携帯用充電器10は出力端子5A、5Bから最大出力電圧V1を出力する(ステップS7)。次に、制御回路2は電圧検出回路3からの検出信号を基にして出力端子5A、5Bの出力電圧が過電圧V2であるか否かを判断する(ステップS8)。出力端子5A、5Bの出力電圧が過電圧V2である場合は携帯電話機に対して中間電圧による充電を試みるために、中間出力電圧V3を出力するように出力再設定をした(ステップS9)後、予め決められた確認時間T1が経過したか否かを判断する(ステップS10)。確認時間T1が経過していない場合、制御回路2は(ステップS7)〜(ステップS10)のルーチンを繰り返す。
確認時間T1が経過した場合に、制御回路2は充電失敗(携帯電話機が充電拒否をした)と判断して、発光ダイオードLED1を消灯させる(ステップS19)。次に、制御回路2は、最小出力電圧V4を出力するための最小出力設定をし(ステップS20)、出力端子5A、5Bから最小出力電圧V4を出力させた(ステップS21)後、フローを(ステップS19)に戻す。この段階では、携帯用充電器10はアイドリング(最小出力)状態にあって、携帯電話接続解除を待っている。
一方、フローが(ステップS8)において過電圧V2でない場合には、予め決められた経過時間T2が経過したか否かを判断する(ステップS11)。なお、経過時間T2は、
T2<T1
の関係にある。経過時間T2が経過していない場合、制御回路2は(ステップS6)〜(ステップS11)のルーチンを繰り返す。経過時間T2が経過した場合には、制御回路2は発光ダイオードLED1を消灯させた(ステップS12)後、ステップS6からステップS10の充電開始確認ループで設定された最大出力電圧V1または中間出力電圧V3を出力端子5A、5Bから出力させる(ステップS13)。
次に、制御回路2は、電圧検出回路3からの検出信号を基にして出力端子5A、5Bから出力された出力電圧が過電圧V2であるか否かを判断する(ステップS14)。過電圧V2である場合は充電完了と判断してフローは(ステップS19)に進む。出力端子5A、5Bの出力電圧が過電圧V2でない場合には予め決められた経過時間T3が経過したか否かを判断する(ステップS15)。なお、経過時間T3は、
T3<T2<T1
の関係にある。経過時間T3が経過していない場合、制御回路2は(ステップS13)〜(ステップS15)のルーチンを繰り返す。経過時間T3が経過した場合には、制御回路2は発光ダイオードLED1を点灯させた(ステップS16)後、充電開始確認ループで設定された最大出力電圧V1または中間出力電圧V3を出力端子5A、5Bから出力させる(ステップS17)。次に、予め決められた経過時間T4が経過したか否かを判断する(ステップS18)。なお、経過時間T4は、
T4<T3<T2<T1
の関係にある。経過時間T4が経過しない場合、制御回路2は、フロー(ステップS17)に戻り、経過時間T4が経過した場合には(ステップS12)〜(ステップS18)のルーチンを繰り返す。
以上のような本実施形態に係る携帯用充電器10によれば、一個の電池から構成される直流電源Eiの直流電圧(1.2〜1.7V)をインダクタンスL1とスイッチング回路1とにより昇圧電圧に変換し、この昇圧電圧をコンデンサC1により直流電圧に変換した後、携帯電話機に供給するので、簡単な回路構成で、しかも一個の電池を用いるだけで、携帯電話機の二次電池を充電することができる。また、最大出力電圧V1または中間出力電圧V3の2通りで携帯電話機を充電するので、携帯電話機による充電拒否の可能性を低くし、確実な充電を可能にする。
(実施の形態2)
実施形態1では、最大出力電圧V1または中間出力電圧V3の2通りで携帯電話機を充電したが、この実施形態では、直流電源Eiの接続後に例えば図4に示すように、制御回路2は最小出力電圧V4を出力端子5A、5Bから出力し、時間経過と共に出力電圧を最大出力電圧V1まで上昇するようにスイッチング回路1のブロッキング発振を制御する。つまり、制御回路2は、携帯電話機に対してアイドリング状態にするための最小の充電電圧から最大の充電電圧まで電圧を時間経過と共に変化させ、最後に最大の充電電圧で充電する。
以上のような本実施形態に係る携帯用充電器10によれば、時系列的に徐々に昇圧した直流電圧により携帯電話機の二次電池を安定に充電することができる。すなわち、制御回路2により時系列的に徐々に昇圧した直流電圧を携帯電話機に供給するので、携帯電話機に備えられているプロテクタ回路が働かないため、充電を停止させることなく二次電池を安定に充電することができる。
以上、この発明の各実施形態について説明したが、具体的な構成は、各実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。例えば、携帯用充電器が適用される携帯用電子機器としては携帯電話機に例をあげて説明したが、携帯電話機に限らずに携帯用パソコン、携帯用CDプレーヤ、携帯用MDプレーヤなどの他の携帯用電子機器に対しても適用することができる。また、携帯用充電器の直流電源としてはオキシライド電池を使用する例で説明したが、これに限らず1.2Vの電圧を出力する二次電池であるニッケル・水素電池、1.5Vの電圧を出力する一次電池であるアルカリ電池、マンガン電池などの他の電池を使用することもできる。また、携帯用充電器を構成する電気回路部分に用いた抵抗、キャパシタ、インダクタ、ダイオード、ICなどの部品は一例を示したものであり、目的、用途などに応じて適宜変更することができる。
本発明の実施形態1による携帯用充電器の電気回路を示す回路図。 本発明の実施形態1に係る携帯用充電器を収納ケースに収納した外観を示す概略構成図。 本発明の実施形態1に係る携帯用充電器の動作を示すフローチャート。 本発明の実施形態2に係る携帯用充電器に使用される制御回路の動作を説明する特性図。
符号の説明
10 携帯用充電器
Ei 直流電源
10A 電源回路
L1 インダクタンス
D1 ダイオード
LED1 発光ダイオード
R1、R2 抵抗
C1コンデンサ
1 スイッチング回路
2 制御回路
3 電圧検出回路
4A、4B 入力端子
5A、5B 出力端子
6 グランドライン
11 電池収納ケース
12 蓋体
13 電池
13A、13B 導電性スプリング
14 基板収納部

Claims (4)

  1. 直流電源を所望の電圧に昇圧して出力電圧を生成し、この出力電圧で携帯用電子機器の二次電池を充電する携帯用充電器であって、
    一個の電池から構成される直流電源と、昇圧用のインダクタンスと、逆流防止用のダイオードと、昇圧電圧を平滑して出力電圧を生成するコンデンサとを直列に接続した直列回路と、
    前記直流電源から前記インダクタンスを経てこの直流電源に電流が流れる経路を開閉して、前記インダクタンスに昇圧電圧を発生させるスイッチング回路と、
    出力電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記電圧検出回路の検出結果を基にして前記スイッチング回路の開閉を制御する制御回路と、
    を備え、前記携帯用電子機器が二次電池の充電拒否をしたことを示す出力電圧の変化を前記電圧検出回路が検出すると、前記制御回路は前記スイッチング回路の開閉を制御して出力電圧を下げることを特徴とする携帯用充電器。
  2. 前記直流電源が一次電池あるいは二次電池から構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯用充電器。
  3. 前記制御回路がプログラマブルコントローラから構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯用充電器。
  4. 前記直流電源が1.2V〜1.7Vの電圧を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯用充電器。

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