JP2008061298A - 誘導発電機の起動方法 - Google Patents

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博 篠原
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Abstract

【課題】分散型電源装置において、特殊仕様の直列変圧器などを用いることなく、突入電流を安定に抑制できるようにする。
【解決手段】誘導発電機9を電力系統1に連系させるときは、電圧検出器10で検出した電力系統電圧に対し、ゲイン要素11からのゲイン「−1.0」と可変ゲイン要素12からの可変ゲイン「1.0」とを乗じて得た値を、直列インバータ6へ入力することにより、直列変圧器7を介して電力系統1と逆位相の電圧を発生する。これにより、誘導発電機9に印加される電圧は略0の状態となり、この状態で遮断器8を投入し、電力系統に連系させる。その後、可変ゲイン「1.0」から「0」へと徐々に減少させて行き、誘導発電機9に印加される電圧を大きくして行き、直列インバータ6の電圧がほぼ0となった状態で、誘導発電機9を起動させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、風力や水力、エンジン等で誘導発電機を駆動することで電力系統に電力を供給する分散型電源装置において、誘導発電機を電力系統に連系する場合に発生する突入電流を抑制する誘導発電機の起動方法に関する。
図4に、例えば特許文献1に開示の従来技術の例を示す。同図において、1は電力系統、2,8は遮断器、3,7は変圧器、4,6はインバータ、5はコンデンサ、9は誘導発電機である。
誘導発電機9は、電力系統1に連系した後は、誘導発電機9の回転速度を制御することで発電している。例えば、誘導発電機9の回転速度を定格速度(電力系統電圧の周波数相当)より高めにすると、有効電力を電力系統1に供給することができ、これとは逆に、定格回転速度より低めにすると、電力系統1から誘導発電機9へ有効電力が供給されることになる。
誘導発電機9を起動すべく、電力系統1と誘導発電機9との間に設けられた遮断器8を投入すると、誘導発電機9へ全電圧が印加されることになるため、過大な突入電流が流れるおそれがある。そこで、従来は電力系統1と誘導発電機9との間に直列変圧器7,直列インバータ6,並列インバータ4および並列変圧器3などを接続し、遮断器8の投入後は直列変圧器7のインピーダンスによって、過大な突入電流を抑制するようにしている。つまり、直列変圧器7のインピーダンスにより誘導発電機9に印加される電圧を低減し、突入電流を抑制する。
特許第3724122号明細書
上述のように、従来技術では、誘導発電機の突入電流を抑制するのに、通常使われている直列変圧器を用いているが、これだけでは突入電流を十分に抑制できない可能性があり、この場合には、直列変圧器のインピーダンスを大きくして対応することになる。このことから、特殊仕様の直列変圧器が必要となってコストアップするという問題や、直列変圧器のインピーダンスを大きくすることによる、誘導発電機の力率低下という問題が生じる。
したがって、この発明の課題は、特殊仕様の直列変圧器などを用いずに、突入電流を安定に抑制できるようにすることにある。
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、電力系統に接続された負荷に誘導発電機から電力を供給する分散型電源装置の、前記電力系統と誘導発電機との間に遮断器と直列変圧器の一次巻線を接続し、この直列変圧器の二次巻線にインバータを接続し、前記誘導発電機を電力系統に連系させるときは、前記インバータから電力系統電圧とは逆位相の電圧を出力して誘導発電機に印加する電圧をほぼ0として前記遮断器を投入し、その後、インバータの出力電圧を減少させ誘導発電機に印加する電圧を増加させることで、電力系統と連系させることを特徴とする。
この請求項1の発明においては、前記直列変圧器にタップを持たせ、前記インバータの出力電圧がほぼ0となった後、前記タップを前記遮断器により切替えて誘導発電機を起動することができる(請求項2の発明)。
この発明によれば、電力系統に接続されている負荷に誘導発電機から電力を供給する分散型電源システムにおいて、誘導発電機を電力系統に連系させるときは、直列インバータから電力系統電圧とは逆位相の電圧を出力することで、誘導発電機に印加する電圧をほぼ0として遮断器を投入し、その後、直列インバータの出力電圧を減少させ、誘導発電機に印加する電圧を増加させることで電力系統と連系することにより、過大な突入電流を発生させることなく、安定に誘導発電機を起動させることができる。
図1はこの発明の実施の形態を示すブロック図、図2は図1の動作説明図である。
電力系統1と誘導発電機9との間に遮断器8、直列変圧器7と直列インバータ6、コンデンサ5、並列インバータ4および並列変圧器3などを接続する点は、図4と同様である。そして、並列変圧器3と並列インバータ4は、電力系統1からの交流電力を直流に変換し、コンデンサ5の直流電圧を制御する。ここで、コンデンサ5の直流電圧が低下するだけの場合、つまり、並列インバータ4から直列インバータ6の一方向にしか電力が出力されない場合には、並列インバータ4は安価なダイオード整流器とすることができる。
次に、誘導発電機を始動させる場合について説明する。
並列変圧器3と並列インバータ4により、コンデンサ5に直流電圧を充電させる一方、電圧検出器10で検出した電力系統電圧に対し、ゲイン要素11からのゲイン「−1.0」と可変ゲイン要素12からの可変ゲイン「1.0」とを乗じて得た値を、直列インバータ6へ入力することにより、直列変圧器7を介して電力系統1と逆位相の電圧を発生する。これにより、誘導発電機9に印加される電圧は略0の状態となり、この状態で遮断器8を投入する。その後、可変ゲイン「1.0」から「0」へと徐々に減少させて行き、誘導発電機9に印加される電圧を大きくして行く。
このときの様子を示すのが、図2である。
これは、電力系統1の電圧Vsと、直列インバータ6より直列変圧器7に発生させる電圧Viと、誘導発電機9に印加される電圧Vgとの関係を示すもので、時刻t1までVi=−Vsにしておくと、Vg=Vs+Vi=0となる。時刻t1からはVi(絶対値)を徐々に小さくして行き、時刻t2でVi=0にする。これにより、Vgは0から徐々にVsと同一の電圧になり、この電圧が誘導発電機9に印加されるため、突入電流が抑制できることになる。
図3はこの発明の別の実施の形態を示すブロック図である。
図からも明らかように、図1に対し直列変圧器7にタップを持たせ、遮断器13によってタップを切替えるようにした点が特徴である。直列インバータ6と直列変圧器7は一般に、電力系統1の電圧低下,上昇時に定格電圧に調整するために設けられており、その調整範囲は±20%程度としている。このため、直列インバータ6の電流容量を低減するため、直列変圧器7の変圧比を1:0.2としている。つまり、直列変圧器7の電力系統側に100%の電流が流れても、直列インバータ6側には20%の電流しか流れないようにしている。
図3における誘導発電機9の起動は、まず、直列インバータ6と直列変圧器7を介する電圧Viを、電力系統電圧Vsと逆位相の電圧から徐々に小さくしていくのは、図1の場合と同様である。このとき、直列変圧器7の変圧比を1:1となるようにタップしておく。
次に、Vi≒0となった時点で遮断器13を投入することで、直列変圧器7の変圧比が1:0.2となるようにタップが切り替えられる。これにより、誘導発電機9が発電を開始するときは突入電流を抑制でき、かつ直列インバータ6の容量を低減できることになる。
この発明の実施の形態を示すブロック図 図1の動作説明図 この発明の別の実施の形態を示すブロック図 従来例を示すブロック図
符号の説明
1…電力系統、2,8,13…遮断器、4,6…インバータ、5…コンデンサ、7…直列変圧器、9…誘導発電機、10…電圧検出器、11…ゲイン要素、12…可変ゲイン要素。

Claims (2)

  1. 電力系統に接続された負荷に誘導発電機から電力を供給する分散型電源装置の、前記電力系統と誘導発電機との間に遮断器と直列変圧器の一次巻線を接続し、この直列変圧器の二次巻線にインバータを接続し、前記誘導発電機を電力系統に連系させるときは、前記インバータから電力系統電圧とは逆位相の電圧を出力して誘導発電機に印加する電圧をほぼ0として前記遮断器を投入し、その後、インバータの出力電圧を減少させ誘導発電機に印加する電圧を増加させることで、電力系統と連系させることを特徴とする誘導発電機の起動方法。
  2. 前記直列変圧器にタップを持たせ、前記インバータの出力電圧がほぼ0となった後、前記タップを前記遮断器により切替えて誘導発電機を起動することを特徴とする請求項1に記載の誘導発電機の起動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029034A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Hitachi Ltd 系統無電圧時発電機起動方法

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