JP2008061117A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】イメージスキャナで読取って保存した画像ファイルの画像処理装置におけるメモリ内の記憶場所を、後で容易に検索が行えるようにする。
【解決手段】スキャンニング部が原稿画像情報を読取ると、制御部はキー入力部を通じてユーザから付与されるファイル名を用いて原稿画像情報をファイル形式に変換する処理を行う。画像ファイルをキー入力部を通じてユーザから指定された保存場所に保存する処理を実行する(S41、S42)。文字表記の保存先パス名を、2次元バーコード化する(S43)。画像ファイルの先頭ページのサムネイル画像、保存ファイル名、保存先パス名のテキスト、その2次元バーコードを配置した保存先記録ファイルを作成し(S44)、所定の保存場所に保存する(S45)。出力先が指定されてなければ(S46でNO)、保存先記録ファイルを印刷データに変換しプリンタ部に出力する(S47)。
【選択図】図3
【解決手段】スキャンニング部が原稿画像情報を読取ると、制御部はキー入力部を通じてユーザから付与されるファイル名を用いて原稿画像情報をファイル形式に変換する処理を行う。画像ファイルをキー入力部を通じてユーザから指定された保存場所に保存する処理を実行する(S41、S42)。文字表記の保存先パス名を、2次元バーコード化する(S43)。画像ファイルの先頭ページのサムネイル画像、保存ファイル名、保存先パス名のテキスト、その2次元バーコードを配置した保存先記録ファイルを作成し(S44)、所定の保存場所に保存する(S45)。出力先が指定されてなければ(S46でNO)、保存先記録ファイルを印刷データに変換しプリンタ部に出力する(S47)。
【選択図】図3
Description
本発明は、与えられた画像情報を読込むイメージスキャナと、上記画像情報、及び上記画像情報以外の情報のハードコピーを出力するプリンタと、を備える画像処理装置に関する。
イメージスキャナ、及びプリンタを備える画像処理装置では、イメージスキャナで読取った画像データを、該装置のメモリ内の、ユーザが指定した記憶場所にファイル形式で保存し一旦作業を終了させると、後で上記画像データを記憶場所から読出して印刷や、装置外部へ出力したい場合等に、上記画像データの記憶場所が分らないことがある。勿論、上記画像データをファイル形式にするに際し、ユーザはファイル名を付するが、ファイル形式で保存される画像データ(画像ファイル)中から、ファイル名だけで所望の画像ファイルを検索するのは容易ではない。そこで、検索キーを用いて検索することになるが、何れにしても所望の画像ファイルを検索するには手間が掛かる。
また、イメージスキャナを通じて上記メモリ内のどこかの記憶場所に一旦保存した画像ファイルを読出し、該画像ファイルを用いて印刷処理等を行った後、該画像ファイルを消去したい場合には、ユーザが該画像ファイルを消去する処理を実行しなければならないが、消去すべき画像ファイルを、こまめに消去するのを怠るユーザもいる。このような場合、不要な画像ファイルがメモリ内に多量に残存することになる。
そこで、従来、上記に鑑みて、多機能プリンタと称される画像処理装置が提案されている。該提案では、画像処理装置に接続されるメモリカードに記憶されている画像ファイルのサムネイル画像、ファイル番号、及び印刷するか否かの識別マークの記入欄(識別マーク記入欄)を一覧にして表示すると共に、該一覧表示を用紙に印刷することで作成した印刷用インデックスシートを、該装置外部に出力する。この印刷用インデックスシートの、ユーザが印刷を所望する画像ファイルの識別マーク記入欄に、印刷する旨のマークを付した後、該印刷用インデックスシートをイメージスキャナに読込ませると、該マークが付された画像ファイルがプリンタに読込まれ、用紙に印刷される。
上記に加えて、該提案では、上記メモリカードに記憶されている画像ファイルのサムネイル画像、ファイル番号、及び消去するか否かの識別マークの記入欄(識別マーク記入欄)を一覧にして表示すると共に、該一覧表示を用紙に印刷することで作成した消去用インデックスシートを、該装置外部に出力する。この消去用インデックスシートの、ユーザが消去を所望する画像ファイルの識別マーク記入欄に、消去する旨のマークを付した後、該消去用インデックスシートをイメージスキャナに読込ませると、該マークが付された画像ファイルが該装置において、自動的に消去される(例えば特許文献1参照)。
しかし、上記提案に係る画像処理装置では、画像ファイルが単にメモリカードに保存されていることが表示されるに過ぎず、該画像ファイルが該メモリカードの記憶領域内のどの場所に保存されているかについては表示されない。そのため、単に表示されている情報を見ただけでは、ユーザが、所望の画像ファイルがメモリカードの記憶領域内のどの場所に保存されているかを把握することはできない。
また、異なるメモリに分散して保存されている画像ファイルのうちの、ユーザが消去したい画像ファイルについては、ユーザ自身が探す必要があるために、やはり該画像ファイルの消去に時間が掛かる。
例えば、ユーザが上記画像処理装置を用いて、或る画像ファイルについて印刷処理、或いは出力処理等を行った後に、該画像ファイルを消去したい場合には、既述のように、印刷用インデックスシートとは別に、消去用インデックスシートを印刷すると共に、印刷した消去用インデックスシートに消去用マークを付し、イメージスキャナに読込ませるという動作を、ユーザが行わなければならない。よって、煩雑さという点では、上記提案に係る画像処理装置も、それより前から存在している画像処理装置と同じであり、上記提案に係る画像処理装置によっても、この煩雑さを回避することはできない。
従って本発明の目的は、イメージスキャナ、及びプリンタを備える画像処理装置において、イメージスキャナで読取って保存した画像ファイルの該装置のメモリ内における記憶場所を、後で容易に検索が行えるようにすることにある。
また、本発明の別の目的は、イメージスキャナ、及びプリンタを備える画像処理装置において利用した画像ファイルの消去の必要性が生じた場合に、別途該画像ファイルの消去作業を行わなくとも、比較的簡単に該画像ファイルを消去できるようにすることにある。
本発明に従う画像処理装置は、与えられた画像情報を読込むイメージスキャナと、上記画像情報、及び上記画像情報以外の情報のハードコピーを出力するプリンタと、を備えるもので、上記イメージスキャナにより読込まれる画像情報、及び画像情報以外の情報を記憶するための複数の記憶手段と、上記複数の記憶手段のうちから、上記画像情報の保存先としてユーザにより指定された記憶手段に、上記イメージスキャナにより読込まれた上記画像情報を書込む画像情報書込み手段と、上記複数の記憶手段のうちから、上記画像情報書込み手段により上記画像情報が書込まれた記憶手段を識別するための情報を持つ保存先識別情報を生成する保存先識別情報生成手段と、上記保存先識別情報生成手段により生成される保存先識別情報を、上記複数の記憶手段のうちから予め選択された特定の記憶手段に書込む保存先識別情報書込み手段と、上記プリンタを含む各種情報処理機器のうちからユーザが所望する機器へ上記保存先識別情報を出力する保存先識別情報出力手段と、を有する。
本発明に係る好適な実施形態では、上記記憶手段が、画像処理装置に内蔵されるメモリ、及び通信ネットワークを通じて画像処理装置に接続される外部記憶装置を含む。
上記とは別の実施形態では、上記各種情報処理機器が、携帯型情報処理端末、及び固定型情報処理端末を含む。
また、上記とは別の実施形態では、上記保存先識別情報における上記画像情報が書込まれた記憶手段を識別するための情報が、符号化(2次元バーコード化)されている。
また、上記とは別の実施形態では、上記保存先識別情報が、上記複数の記憶手段の何れかにファイル形式で記憶されている上記画像情報の最初のページのサムネイル画像を含む。
また、上記とは別の実施形態では、上記イメージスキャナを通じて読込むか、又は上記予め選択された特定の記憶手段から読込んだ上記保存先識別情報を解釈して、上記保存先識別情報に対応する上記画像情報が書込まれた記憶手段を識別するための情報を取得する識別情報取得手段と、上記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づき、上記画像情報が書込まれた記憶手段から上記画像情報を取得する画像情報取得手段と、を更に有し、上記プリンタを含む各種情報処理機器のうちからユーザが所望する機器へ上記画像情報を出力するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記保存先識別情報が、対応する上記画像情報を削除すべき旨の所定の記号を付与されているかどうかチェックするチェック手段と、上記チェック手段が、上記保存先識別情報に上記所定の記号が付与されていると判断したとき、ユーザに上記画像情報、及び上記保存先識別情報の削除の確認を求める確認手段と、上記確認手段による確認に応じて、ユーザから削除を許可する旨の通知があったとき、上記画像情報、及び上記保存先識別情報の削除を実行する削除手段と、を更に有する。
更に、上記とは別の実施形態では、上記画像情報取得手段が、上記画像情報が書込まれた記憶手段から上記画像情報を取得するのに失敗したとき、及び上記削除手段が、上記画像情報、及び上記保存先識別情報の削除を完了したとき、それらをユーザに報知する報知手段、を更に有する。
本発明によれば、イメージスキャナ、及びプリンタを備える画像処理装置において、イメージスキャナで読取って保存した画像ファイルの該装置におけるメモリ内の記憶場所を、後で容易に検索が行えるようにすることができる。
また、本発明によれば、イメージスキャナ、及びプリンタを備える画像処理装置において利用した画像ファイルの消去の必要性が生じた場合に、別途該画像ファイルの消去作業を行わなくとも、比較的簡単に該画像ファイルを消去できるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を含む情報処理システムの全体構成を示す機能ブロック図である。
上記情報処理システムは、図1に示すように、画像処理装置(多機能プリンタ)1と、複数台の受信装置(図1では、図示と説明の都合上、3台分のみ記載)3、5、7とが、通信ネットワーク(或いは、専用回線)9を通じて接続される構成になっている。画像処理装置(多機能プリンタ)1は、既に説明した内容から明らかなように、イメージスキャナと、プリンタとを、必須不可欠な構成要素として含むものである。画像処理装置1は、図1に示すように、プリンタ部11と、スキャンニング部(イメージスキャナ)13と、ローカルメモリ部15と、表示部17と、キー入力部19と、制御部21とが、バスライン23を通じて接続される構成になっている。一方、受信装置3、5、7としは、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)のような情報処理機能と記憶機能とを備える機器、或いは専用のハードディスクドライブ(HDD)のような記憶機能を備える機器等が用いられる。本実施形態では、受信装置(3、5、7)の記憶領域(図1では、図示の都合上、受信装置3においてのみメモリ部25として記載する。)は、通信ネットワーク9を通じて画像処理装置1から送信される情報、即ち、画像ファイルを保存するために供されるものとする。
スキャンニング部13は、制御部21の制御下で駆動し、例えば画像処理装置1の原稿台(図示しない)上に載置された原稿画像情報を読取って、該読取った原稿画像情報を、バスライン23を通じて制御部21に出力する。
プリンタ部11は、制御部21の制御下で、通信ネットワーク9、及びバスライン23を通じて受信装置(3、5、7の何れか)のメモリ部25から送信される、ユーザ所望の画像ファイル、若しくは、バスライン23を通じてローカルメモリ部15から出力される、ユーザ所望の画像ファイルを入力する。そして、上記画像ファイルに基づいて印刷処理を実行する。
ローカルメモリ部15は、制御部21の制御下で、バスライン23を通じて制御部21から出力される画像ファイルを、その記憶領域内における任意の記憶場所に記憶する。ローカルメモリ部15は、また、制御部21からの読出要求に応じて、該読出要求に対応する画像ファイルを、バスライン23を通じて直接プリンタ部11に出力するか、或いは、バスライン23、及び制御部21を通じてプリンタ部11に出力する。
表示部17は、ユーザに対し報知すべき各種情報を、ユーザが視認可能な態様で表示出力するものである。即ち、表示部17は、制御部21の制御下で、制御部21により表示すべく指示された情報を可視化した状態で表示出力する。表示部17には、例えばスキャンニング部13によって読取られた原稿台(図示しない)上の原稿画像情報や、プリンタ部11において印刷処理が施される画像ファイルや、ローカルメモリ部15、若しくは受信装置(3、5、7の何れか)のメモリ部25から消去されるべき画像ファイル等が表示出力される。表示部17には、上記に加えて、更に、ユーザがキー入力部19を通じて画像処理装置1に入力した各種指令情報も、表示出力される。
キー入力部19には、スキャンニング部13が読込んだ画像データを、ファイル形式に変換するのに必要な各種キー、例えばファイル名や、ファイル番号等のファイル識別情報を、保存すべき画像データに付与するのに必要なキー、及び画像ファイルの記憶場所を指定するためのキーが備えられる。キー入力部19には、上記キーに加えて、プリンタ部11に駆動指令を出力するためのキーや、ローカルメモリ部15や、受信装置(3、5、7)のメモリ部25に保存されている画像ファイルを消去する指令を出力するためのキー等も備えられる。ユーザが上述した何れかのキーを押圧操作することにより、キー入力部19から所定の電気信号が、バスライン23を通じて制御部21に出力される。
受信装置(3、5、7)のメモリ部25は、バスライン23、及び通信ネットワーク9を通じて制御部21から出力される画像ファイルを、その記憶領域内における任意の記憶場所に記憶する。受信装置(3、5、7)のメモリ部25は、また、バスライン23、及び通信ネットワーク9を通じて制御部21から送信される読出要求に応じて、該読出要求に対応する画像ファイルを、通信ネットワーク9、及びバスライン23を通じて直接プリンタ部11に出力するか、或いは、通信ネットワーク9、バスライン23、及び制御部21を通じてプリンタ部11に出力する。
制御部21は、スキャンニング部13により読取られ、スキャンニング部13からバスライン23を通じて出力される原稿画像情報を入力し、該原稿画像情報をファイル形式に変換するための処理を実行する。即ち、制御部21は、キー入力部19を通じてユーザにより入力されたファイル名、ファイル番号等の、ファイル形式に変換するのに必要なデータを入力し、これらのデータに基づいて上記原稿画像情報を画像ファイルに変換する。そして、該画像ファイルを、キー入力部19を通じてユーザにより入力されたユーザ指定の記憶場所(即ち、ローカルメモリ部15、或いは通信ネットワーク9を通じて受信装置(3、5、7)のメモリ部25)に保存するための処理を行う。
制御部21は、キー入力部19を通じてユーザから特定の画像ファイルに基づき印刷処理を施すべき旨の指令が入力されると、同じくキー入力部19を通じてユーザから入力される該画像ファイルの記憶場所を示すデータに基づき、バスライン23を通じてローカルメモリ部15の特定の記憶場所、又はバスライン23、及び通信ネットワーク9を通じて受信装置(3、5、7)のメモリ部25の特定の記憶場所から、該画像ファイルを読出す。そして、該画像ファイルに基づいて印刷処理を実行すべく、バスライン23を通じてプリンタ部11に駆動指令信号を出力すると共に、バスライン23を通じて該画像ファイルをプリンタ部11に出力する。
制御部21は、キー入力部19を通じてユーザから特定の画像ファイルを消去すべき旨の指令が入力されると、同じくキー入力部19を通じてユーザから入力される該画像ファイルの記憶場所を示すデータに基づき、ローカルメモリ部15の記憶場所、又は受信装置(3、5、7)のメモリ部25の特定の記憶場所から、該画像ファイルを読出す。そして、該画像ファイルを消去するための処理を実行する。
制御部21は、キー入力部19を通じてユーザが画像処理装置1に入力した各種情報や、スキャンニング部13を通じて読込んだ原稿画像情報や、プリンタ部11により印刷処理を行うべき画像ファイルや、消去すべき画像ファイル等を、バスライン23を通じて表示部17に表示出力する。
更に、本発明の一実施形態に従えば、制御部21は、スキャンニング部13が、画像処理装置1の原稿台(図示しない)上に載置された原稿画像情報を読取り、該原稿画像情報をファイル形式に変換し、ローカルメモリ部15、又は受信装置(3、5、7)のメモリ部25に保存するに際し、保存先記録ファイルを作成するための処理を実行する。この保存先記録ファイルは、該保存先記録ファイルに対応する画像ファイルの記憶場所がどこであるかを、ユーザに一目で把握させるためのものである。保存先記録ファイルは、制御部21により、例えば、バスライン23を通じてローカルメモリ部15の所定記憶場所、又はバスライン23、及び通信ネットワーク9を通じて受信装置(3、5、7)のメモリ部25の所定記憶場所に保存される。
保存先記録ファイルは、キー入力部19を通じてユーザから入力される保存先記録ファイルの印刷要求に基づき、制御部21により、例えば、バスライン23を通じてローカルメモリ部15の所定記憶場所、又はバスライン23、及び通信ネットワーク9を通じて受信装置(3、5、7)のメモリ部25の所定記憶場所から読出される。そして、該保存先記録ファイルは、制御部21において印刷データに変換された後、バスライン23を通じてプリンタ部11に出力され、プリンタ部11から該保存先記録ファイルのハードコピーが出力される。
保存先記録ファイルは、また、キー入力部19を通じてユーザから入力される保存先記録ファイルの出力先を指定する指令に基づき、制御部21により、例えば、ローカルメモリ部15の所定記憶場所、又は受信装置(3、5、7)のメモリ部25の所定記憶場所から読出される。そして、該保存先記録ファイルは、制御部21により、ユーザによって指定された出力先に送出される。
制御部21の、保存先記録ファイルに係わる処理動作等については、後に詳述する。
図2は、図1に記載の情報処理システムにおいて作成される保存先記録ファイルの一例を示す説明図である。
本実施形態に係る保存先記録ファイルは、図2に示すように、ファイル名27、先頭ページのサムネイル画像29、削除チェック欄31、保存先パス名33、及び2次元バーコード35の各情報を含む。ファイル名27には、該保存先記録ファイルに対応する画像ファイルに付与されたファイル名が書き込まれる。先頭ページのサムネイル画像29は、該保存先記録ファイルに対応する画像ファイルの先頭ページのサイズを、例えば、1/2に縮小したもののイメージである。削除チェック欄31には、該保存先記録ファイルに対応する画像ファイルをユーザが削除したい場合に、例えばレ点等の所定の削除記号が書き込まれる。保存先パス名33には、該保存先記録ファイルに対応する画像ファイルの保存先である、例えば画像処理装置1のローカルメモリ部15におけるCドライブの或るルートディレクトリ中の或るサブディレクトリのような具体的な名称が、ユーザが目視可能なように、文字で書き込まれる。更に、2次元バーコード35は、保存先パス名33を示す文字情報を符号化して2次元バーコード化したものである。
上述した保存先記録ファイルにおいては、ファイル名27と、保存先パス名33(2次元バーコード35)とが、1セットでパスを構成している。保存先記録ファイルは、既述のように、ユーザの指定した場所に出力される(例えば、Eメールによる指定された外部端末への送信等)。
図3は、図1に記載の情報処理システムにおいて実行される画像情報読込み時における各部の処理動作を示すフローチャートである。
図3において、まず、スキャンニング部13が、原稿台(図示しない)上の原稿画像情報を読取り、バスライン23を通じて出力すると、制御部21は、該原稿画像情報を入力する(ステップS41)。次に、制御部21は、キー入力部19を通じてユーザから付与されるファイル名を用いて上記原稿画像情報をファイル形式(画像ファイル)に変換するための処理を行うと共に、該画像ファイルを、キー入力部19を通じてユーザから指定された保存場所(記憶場所)(例えば、ローカルメモリ部15)に保存する処理を実行する(ステップS42)。上記画像ファイルを、ユーザから指定された保存場所に保存すると、制御部21は、図2で示したような保存先記録ファイルを作成するための処理を実行する。即ち、まず、図2で示した文字で表記されている保存先パス名33を、2次元バーコード化(エンコード)する(ステップS43)。
次に、ステップS41で読込んだ保存しようとする画像ファイルの先頭ページ(該画像ファイルが複数のページで構成される場合。1ページしかなければ、該ページ)のイメージを例えば1/2に縮小したサムネイル画像と、保存ファイル名(即ち、ユーザにより付与された上記画像ファイルのファイル名)と、保存先パス名のテキストと、該テキストをステップSにおいて符号化した2次元バーコードとを、例えば図2で示した態様で配置した保存先記録ファイルを作成する(ステップS44)。
上記のようにして作成された保存先記録ファイルは、制御部21により、所定の(予め定められた)保存場所(例えば、ローカルメモリ部15)に保存される(ステップS45)。上記保存先記録ファイルの保存を行うと、制御部21は、キー入力部19を通じて、ユーザから上記保存先記録ファイルの出力先が指定されたかどうかチェックする。ユーザが、当面、保存先記録ファイルのハードコピーを必要としていなければ、出力先を指定することになる(ステップS46)。このチェックの結果、出力先が指定されていないと判断すれば(ステップS46でNO)、制御部21は、上記保存先記録ファイルを印刷データに変換してプリンタ部11に出力する(ステップS47)。プリンタ部11は、上記印刷データを入力すると、制御部21の制御下で印刷処理動作を行い、上記保存先記録ファイルのハードコピーを出力し(ステップS48)、一連の処理動作が終了する。
一方、制御部21が、ユーザから上記保存先記録ファイルの出力先が指定されていると判断すれば(ステップS46でYES)、ユーザによって指定された出力先(例えば、Eメールの送信先端末や、外部の記憶装置(HDD)等)へ、上記保存先記録ファイルを出力し(ステップS49)、一連の処理動作を終了する。
制御部21が、図3で示した一連の処理動作を実行することにより、仮に所謂面倒臭がりやのユーザであって、ステップS46での出力先指定を行わなかった場合でも、画像ファイルの先頭ページのサムネイル画像や、ファイル名や、該画像ファイルの保存場所である保存先パス名等が明記された保存先記録ファイルのハードコピーが自動的にプリンタ部11から出力されるので、該ハードコピーを取っておきさえすれば、後で該保存先記録ファイルを参照するだけで、該画像ファイルの保存先を容易に見付け出すことができる。一方、ユーザが、ステップS46での出力先指定を行った場合には、該指定された場所へ上記保存先記録ファイルが送出されるので、たとえユーザが保存先記録ファイルのハードコピーを入手していなくとも、自身か指定した保存場所にアクセスして、上記保存先記録ファイルを参照することで、容易に所望の画像ファイルの保存場所を見付け出すことができる。
図4は、図1に記載の情報処理システムにおいて実行される画像情報取出し時における各部の処理動作を示すフローチャートである。
図4において、制御部21は、まず、画像処理装置1の原稿台(図示しない)に保存先記録ファイルのハードコピーが載置されたことを認識した場合には、スキャンニング部13を通じて上記保存先記録ファイルのハードコピー上の諸情報を、光学的に読取る。保存先記録ファイルが、ハードコピーとしてではなく、例えばローカルメモリ部15中の所定記憶領域に保存されている場合には、制御部21は、バスライン23を通じてローカルメモリ部15の該記憶領域にアクセスし、保存先記録ファイルを読込んで、該保存先記録ファイルの内容を解釈する処理を行う。制御部21が、スキャンニング部13を通じて保存先記録ファイルのハードコピーを光学的に読取るか、それとも、ローカルメモリ部15中の所定記憶領域に保存されている保存先記録ファイルの内容を解釈する処理を行うかどうかは、例えばキー入力部19を通じてユーザから入力される指令に基づいて制御部21が判断する(ステップS51)。
次に、制御部21は、スキャンニング部13を通じて光学的に読取った保存先記録ファイルのハードコピー上の2次元バーコード35、若しくは、ローカルメモリ部15中の所定記憶領域に保存されている保存先記録ファイルの2次元バーコード35から、保存先パス名33に係わる情報、即ち、該保存先記録ファイルに対応する(ユーザが検索対象にしている)画像ファイルの保存先に係わる情報を取得する(ステップS52)。該画像ファイルの保存先に係わる情報を取得すると、制御部21は、次に、該保存先記録ファイルの削除チェック欄に所定の削除記号が付されているかどうか(削除記号の有無)をチェックすると共に(ステップS53)、ステップS52で取得したユーザ所望の画像ファイルの保存先に係わる情報に基づき、該保存先からユーザ所望の画像ファイルの取得を試みる(ステップS54)。
次に、上記保存先からの上記画像ファイルの取得に成功したと判断すると(ステップS55でYES)、上記画像ファイルを、ユーザからキー入力部19を通じて指定された出力先に出力する(ステップS56)。ユーザから指定された該画像ファイルの出力先が、プリンタ部11であれば、制御部21は、ステップS54で取得した画像ファイルをプリンタ部11に出力することで、プリンタ部11において該画像ファイルの印刷が実行される(ステップS57)。一方、ユーザから指定された該画像ファイルの出力先が、例えば、Eメールの送信先端末(図示しない)や、通信ネットワーク等で画像処理装置1に接続されている外部の情報処理端末(図示しない)であれば、制御部21は、ステップS54で取得した画像ファイルを上記出力先にEメール送信、又は画像送信する(ステップS58)。
次に、ステップS53での削除記号のチェックの結果、削除記号が無いと判断すると(ステップS59でNO)、上記画像ファイル、及びそれに対応する保存先記録ファイルを削除する処理を実行する必要が無いため、一連の処理動作を終了する。これとは逆に、ステップS53での削除記号のチェックの結果、削除記号が有ると判断すると(ステップS59でYES)、制御部21は、例えば、バスライン23を通じて表示部17に、上記画像ファイル、及びそれに対応する保存先記録ファイルを削除していいかどうか、ユーザに確認するためのメッセージを表示出力する(ステップS60)。
このメッセージを見たユーザから削除OKの通知が、キー入力部19、及びバスライン23を通じて入力されると(ステップS61でYES)、制御部21は、上記画像ファイル、及び上記保存先記録ファイルを削除するための処理を行うと共に(ステップS62)、該処理を行った後の画像処理装置1の状態を、表示部17に表示出力し(ステップS63)、一連の処理動作を終了する。一方、上記メッセージを見たユーザから削除不可の通知が、キー入力部19、及びバスライン23を通じて入力されると(ステップS61でNO)、直ちに一連の処理動作を終了する。更に、上述した保存先からの上記画像ファイルの取得に失敗したと判断した場合には(ステップS55でNO)、ステップS63で示した処理動作に移行する。
制御部21が、図4で示した一連の処理動作を実行することにより、例えば沢山の画像ファイルをスキャンニング部13を通じて読込んで、それらの画像ファイルを、ローカルメモリ部15や、受信装置(3、5、7)のメモリ部25に記憶させても、各々の画像ファイル毎に保存先記録ファイルが作成されるので、後でユーザが必要とする画像ファイルの保存先記録ファイルを読出し、該画像ファイルの保存先を確認することで、該画像ファイルを保存先から読出し、ハードコピーの作成等、ユーザが行おうとする作業能率の向上を図ることができる。
また、保存先記録ファイルに、対応する画像ファイルを削除すべき旨の記号を付しておけば、印刷等で該画像ファイルを利用した後に、該画像ファイル、及びその保存先記録ファイルを最初に保存した場所から自動的に削除できるので、削除作業が容易である。
また、スキャンニング部13を通じて読込んだ画像ファイルを、任意の保存場所に一時的に保存しておき、それらの画像ファイルを色々と整理して、他の保存場所に正式に保存し直したり、他の情報処理端末にメール送信したり、印刷処理を実行したりした後で、上記一時的な保存場所からの上記画像ファイルの削除作業が容易に行える。
また、本実施形態では、保存先記録ファイルが各々の画像ファイル毎に1つ作成されるようになっているが、保存された複数の画像ファイルについて、1つの保存先記録ファイル(例えば、各画像ファイルが一覧になっているような)を作成し、それを1枚の用紙に印刷されるようにしても良い。このようにすれば、複数の画像ファイルをスキャンニング部13を通じて連続して読込んで種々の作業を行うに際して、1枚の用紙でこれら複数の画像ファイルを管理できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
1 画像処理装置(多機能プリンタ)
3、5、7 受信装置(パーソナルコンピュータ(PC)、又は専用のハードディスクドライブ(HDD))
9 通信ネットワーク
11 プリンタ部
13 スキャンニング部(イメージスキャナ)
15 ローカルメモリ部
17 表示部
19 キー入力部
21 制御部
23 バスライン
25 メモリ部
3、5、7 受信装置(パーソナルコンピュータ(PC)、又は専用のハードディスクドライブ(HDD))
9 通信ネットワーク
11 プリンタ部
13 スキャンニング部(イメージスキャナ)
15 ローカルメモリ部
17 表示部
19 キー入力部
21 制御部
23 バスライン
25 メモリ部
Claims (8)
- 与えられた画像情報を読込むイメージスキャナと、前記画像情報、及び前記画像情報以外の情報のハードコピーを出力するプリンタと、を備える画像処理装置において、
前記イメージスキャナにより読込まれる画像情報、及び画像情報以外の情報を記憶するための複数の記憶手段と、
前記複数の記憶手段のうちから、前記画像情報の保存先としてユーザにより指定された記憶手段に、前記イメージスキャナにより読込まれた前記画像情報を書込む画像情報書込み手段と、
前記複数の記憶手段のうちから、前記画像情報書込み手段により前記画像情報が書込まれた記憶手段を識別するための情報を持つ保存先識別情報を生成する保存先識別情報生成手段と、
前記保存先識別情報生成手段により生成される保存先識別情報を、前記複数の記憶手段のうちから予め選択された特定の記憶手段に書込む保存先識別情報書込み手段と、
前記プリンタを含む各種情報処理機器のうちからユーザが所望する機器へ前記保存先識別情報を出力する保存先識別情報出力手段と、
を有する画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、
前記記憶手段が、画像処理装置に内蔵されるメモリ、及び通信ネットワークを通じて画像処理装置に接続される外部記憶装置を含む画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、
前記各種情報処理機器が、携帯型情報処理端末、及び固定型情報処理端末を含む画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、
前記保存先識別情報における前記画像情報が書込まれた記憶手段を識別するための情報が、符号化されている画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、
前記保存先識別情報が、前記複数の記憶手段の何れかにファイル形式で記憶されている前記画像情報の最初のページのサムネイル画像を含む画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、
前記イメージスキャナを通じて読込むか、又は前記予め選択された特定の記憶手段から読込んだ前記保存先識別情報を解釈して、前記保存先識別情報に対応する前記画像情報が書込まれた記憶手段を識別するための情報を取得する識別情報取得手段と、
前記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づき、前記画像情報が書込まれた記憶手段から前記画像情報を取得する画像情報取得手段と、
を更に有し、
前記プリンタを含む各種情報処理機器のうちからユーザが所望する機器へ前記画像情報を出力するようにした画像処理装置。 - 請求項5又は請求項6記載の画像処理装置において、
前記保存先識別情報が、対応する前記画像情報を削除すべき旨の所定の記号を付与されているかどうかチェックするチェック手段と、
前記チェック手段が、前記保存先識別情報に前記所定の記号が付与されていると判断したとき、ユーザに前記画像情報、及び前記保存先識別情報の削除の確認を求める確認手段と、
前記確認手段による確認に応じて、ユーザから削除を許可する旨の通知があったとき、前記画像情報、及び前記保存先識別情報の削除を実行する削除手段と、
を更に有する画像処理装置。 - 請求項6又は請求項7記載の画像処理装置において、
前記画像情報取得手段が、前記画像情報が書込まれた記憶手段から前記画像情報を取得するのに失敗したとき、及び前記削除手段が、前記画像情報、及び前記保存先識別情報の削除を完了したとき、それらをユーザに報知する報知手段、
を更に有する画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006238034A JP2008061117A (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006238034A JP2008061117A (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 画像処理装置 |
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ID=39243331
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9332150B2 (en) | 2014-08-25 | 2016-05-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Text scanning system, image processing apparatus, and text scanning method |
US9871938B2 (en) | 2014-07-04 | 2018-01-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus, communication apparatus, image processing system, and image processing method |
-
2006
- 2006-09-01 JP JP2006238034A patent/JP2008061117A/ja active Pending
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