JP2008060959A - 番組表作成装置、番組表作成方法 - Google Patents

番組表作成装置、番組表作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】これまでよりもユーザにとって好ましいとされる内容の番組表を提示する。
【解決手段】統合番組表を作成出力するテレビジョン受像機11は、ホームネットワークに接続されている他のテレビジョン放送受信機器から、EPGデータと視聴環境情報を取得して収集するする。視聴環境情報は、番組視聴の履歴などに関する情報と、視聴契約などに関連する情報から成る。そして、テレビジョン受像機11は、上記他のテレビジョン放送受信機器の視聴環境情報と、自身に関する視聴環境情報とから家庭環境を推定する。そして、推定した家庭環境に適合した内容のチャンネルの放送スケジュール、番組解説、広告を、自身と他のテレビジョン放送受信機器のEPGデータから収集して、表示用若しくは印刷用の統合番組表データを生成する。そして、この統合番組表データにより、統合番組表の表示出力あるいはプリント出力を実行させるように構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子番組ガイド情報を利用して、ユーザに視認可能な態様で出力するための番組表の元となる情報(番組表情報)を作成する番組表作成装置と、その方法に関するものである。
デジタル衛星放送をはじめ、地上波放送においても、近年のテレビジョン放送では、電子番組ガイド(EPG:Electrical Program Guide)の情報を提供することが行われている。このようなEPGの情報は、例えば番組としての情報と共に、データ放送あるいはビデオ信号のブランキング期間に重畳される方式などにより提供される。また、インターネット上に、EPGの情報をアップロードするサーバを設置し、このサーバからインターネット経由で放送受信装置などにダウンロードすることも行われる。
例えば放送を受信して視聴するユーザは、放送受信装置側でEPGを表示させる。そして、この番組表に対する番組の選択操作を行うことで、視聴する番組を選択できる。
このようなEPGの表示などにあたっては、EPGを利用するユーザにとってできるだけ利用価値の高いものであることが好ましい。そこで、特許文献1,2などのような技術が提案されている。特許文献1には、例えばEPGの出力手段として印刷を用いることにより、表示出力では困難とされる、受信可能な全チャンネルと全放送時間帯の番組情報を提示できるようにした構成が記載されている。また、特許文献2には、EPGの情報に付加される各種の付加情報のうちから、ユーザの操作に応じて指定されたものを表示により出力させるようにされた技術が記載されている。
特開2004−208294号公報 特開2001−309323号公報
本願発明としても、EPGの情報を利用して、できるだけユーザにとって利用価値が高いとされる内容の番組表が提示できるようにすることを目的とするものであり、特に、ユーザとして、1つの視聴システムを利用する人員グループの特質に適合させた内容のものを自動判定して提示できるようにすることを目的とするものである。
そこで本発明は上記した課題を考慮して、番組表作成装置として次のように構成する。
つまり、自身を含む1以上の装置により形成される放送視聴システムにおける所定の装置において取得される情報であり、放送番組のスケジュールについての情報を少なくとも有して成る電子番組ガイド情報を収集して保持する電子番組ガイド情報収集手段と、放送視聴システムを形成する装置に対して行われた視聴に関する操作についての履歴を示す使用履歴情報と、放送視聴システムを形成する装置を利用した放送の視聴に関連する所定の契約内容との、少なくとも一方を有して形成される視聴環境情報を収集して保持する視聴環境情報保持手段と、放送視聴システムを利用する人員グループについての所定の事柄を示す情報であり、情報要素として、人員構成に関する所定の内訳を示す人員構成情報と、人員グループの経済水準を示す経済水準情報とを少なくとも含んで形成される人員グループ関連情報を、視聴環境情報を利用して推定を行うことで生成する、人員グループ関連情報生成手段と、電子番組ガイド情報収集手段により保持しているとされる電子番組ガイド情報を利用して、ユーザが視覚的に認識可能な所定の態様により番組表が出力されるようにするための番組表情報を作成するもので、人員グループ関連情報の内容に基づいて、人員グループにとって適切とされる上記番組表の内容を有した番組表情報を作成する番組表作成手段とを備えて構成することとした。
上記構成による番組表作成装置では、その基本構成として、自身を少なくとも含む1以上の装置から成る放送視聴システムにおいて、このシステムを成している装置から電子番組ガイド情報を収集し、この収集した電子番組ガイド情報を利用して、ユーザが視覚的に認識可能な態様により出力される番組表の元となる番組表情報を生成するようにされる。
そのうえで、視聴環境情報として少なくとも視聴に関する操作についての履歴を示す使用履歴情報と、放送視聴システムを利用しての放送視聴に関する所定の契約内容とを利用して推定処理を行うことで、放送視聴システムを利用する人員グループ関連情報を生成するようにされる。この人員グループ関連情報は、放送視聴システムを利用する人員グループについての所定の事柄を示す情報であり、その要素として、少なくとも、人員構成に関する所定の内訳を示す人員構成情報と、人員グループの経済水準を示す経済水準情報とを有する。そして、この人員グループ関連情報に基づいて、この人員グループにとって適切とされる番組表の内容となるようにして、番組表情報を作成するようにされる。
このようして得られる、「人員グループにとって適切とされる番組表の内容」としては、例えば人員グループの人員構成の内訳や経済水準に応じて好ましいものが選択され、一方で、好ましくないものは排除されることになる。
即ち、本願によっては、これまでにはなかったとされる、放送視聴システムを利用する人の集合体(人員グループ)の個性に適合させた番組表の内容を提示できるものであり、これにより、番組表の利用価値が高められることになる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明を行っていく。本実施の形態としては、例えば家庭内において、ネットワーク経由でビデオコンテンツ(及びオーディオコンテンツ)を送受信可能に構築された、いわゆるホームネットワークとされる放送視聴システムを例に挙げることとする。そのうえで、本願発明の番組表作成装置に基づく構成は、このホームネットワークを形成する機器の1つであるテレビジョン受像機が有するものとされる。
図1は、本実施の形態としてのホームネットワーク1の構成例を示している。この図に示す例では、ネットワーク回線2を介して、テレビジョン受像機11、ビデオ装置12、衛星放送チューナ13、CATVチューナ14、プリンタ装置15が接続されている。
テレビジョン受像機11は、所定の放送キャリア(例えば地上波、BS放送、CS放送、CATVなどの放送波(放送信号)の別、あるいは同じ放送波における事業者、プラットフォームの別などを指す)の放送を受信可能なチューナを備えて、このチューナにより受信復調して得られたビデオコンテンツとして、ビデオ信号と、このビデオ信号に再生時間が同期したオーディオ信号を、それぞれ画像、音声として出力する。また、ネットワーク回線2を経由して送信されてくるビデオコンテンツのデータの他、外部ビデオ入力端子から供給されるビデオコンテンツの信号を入力して表示出力することが可能とされている。
この場合のビデオ装置12は、ネットワーク回線2を経由して他の機器、装置から送信されてくるビデオコンテンツのデータを取り込んで、所定の記憶媒体(例えばHDD(ハードディスク)など)に記憶して保存させる機能を有するようにして構成される。つまり、ビデオ装置12は、ホームネットワーク1上のテレビジョン放送受信機能を持つ機器が受信取得したビデオコンテンツのデータを記憶保存する機器とされる。なお、ビデオ装置12についても、所定の放送キャリアのテレビジョン放送を受信可能なチューナを備えた構成としてもよいのであるが、ここでは、テレビジョン放送の受信機能は備えていないものとする。
衛星放送チューナ13は、所定の放送キャリアの衛星放送を受信復調して、ビデオコンテンツデータを得る。そして、このビデオコンテンツデータを、ネットワーク回線2を経由して、データ要求元の機器に対して送信出力する。
CATVチューナ14は、所定のケーブルテレビジョン放送を受信して得たビデオコンテンツデータを、ネットワーク回線2を経由して、データ要求元の機器に対して送信出力する。
プリンタ装置15は、ネットワーク回線2を経由して他の機器から、印刷要求と共に送信されてくる印刷用データに応じて印刷動作を実行する。このネットワーク構成におけるプリンタ装置15としては、後述するようにして、例えばテレビジョン受像機11からの指示に応じて、番組表などを印刷することができる。
上記図1に示されるようなホームネットワークを構築するための規格としては、例えば、現状であれば、DLNA(Digital Living Network Alliance)を挙げることができる。DLNAは、周知のようにして、ビデオコンテンツ及びオーディオコンテンツのデータをやりとりするホームネットワークについてできる限りの汎用性が与えられることを目的とし、IPネットワークなどの既存の規格を基として規格化されたものである。しかしながら、本実施の形態としては、ホームネットワークを構築するための規格としては、DLNA以外が採用されてもよいものであり、特に限定されるべきものではない。また、1つのホームネットワーク1を、例えばEthernet(登録商標)やHDMIなどの複数規格のネットワークにより形成することも考えられる。
上記図1に示したホームネットワーク1において、テレビジョン放送を受信することのできる機器(テレビジョン放送受信機器)は、テレビジョン受像機11、衛星放送チューナ13、及びCATVチューナ14の3つとされる。そして、この場合においては、これらテレビジョン放送受信機器は、それぞれ、自身が受信可能とされている放送キャリアによる放送に関してのEPG(電子番組ガイド: Electrical Program Guide)の情報を取得可能とされている。なお、EPG情報の取得については、例えば番組としてのビデオコンテンツとともにデータ放送として放送されてくるEPG情報を受信することが考えられる。また、図1には示されていないが、テレビジョン放送受信機器をインターネットなどと接続し、インターネット上に用意されたサーバから、EPGデータをダウンロードして取得できるようにすることも考えられる。
そして、これらのテレビジョン放送受信機器のうち、テレビジョン受像機11については、自身が取得したEPG情報を利用して、電子番組ガイドとしての番組表を表示出力することが可能とされている。また、EPG情報を利用して作成した番組表の内容をプリンタ装置15により印刷させて出力することも可能とされている。つまり、番組表の出力としては、表示又は印刷により、ユーザにとって視覚的に認識できる態様によって行うものである。
また、他のテレビジョン放送受信機器である、衛星放送チューナ13及びCATVチューナ14は、それぞれ、例えばテレビジョン受像機11の要求に応じて、自身が取得したEPG情報をテレビジョン受像機11に対してネットワーク回線2を経由して送信出力することができるようにされている。そして、テレビジョン受像機11では、他のテレビジョン放送受信機器から送信されてきたEPG情報を受信して、受信したEPG情報ごとの番組表を表示、あるいはプリンタ装置15に実行させる印刷により出力させることができる。
ここで、上記したことによると、本実施の形態のテレビジョン受像機11は、自身を含めて、ホームネットワーク1上に存在するテレビジョン放送受信機器からEPG情報を収集することが可能とされていることになる。
そこで、テレビジョン受像機11では、このようにして収集した、複数のテレビジョン放送受信機器のEPG情報を利用して、ホームネットワーク1により受信可能な放送を統合した番組表(統合番組表)のデータを作成し、この番組表のデータに基づいた内容の番組表を、自身による表示、あるいはプリンタ装置15に実行させる印刷により出力可能に構成される。
そのうえで、テレビジョン受像機11としては、後述するようにして、EPG情報の他に、自身を含めて、テレビジョン放送受信機器に対して行われた番組視聴に関連する操作(例えばチャンネル選択など)の履歴を示す使用履歴情報や、テレビジョン放送受信機器による放送の視聴に関連した契約内容の情報など(視聴環境情報)も収集するようにされる。そして、これらの収集した情報に基づいて、ホームネットワーク1を利用しているとされる家庭についての家庭環境として、いわゆる家族構成と、その家族の経済水準を推定するようにされる。
そして、テレビジョン受像機11は、表示又は印刷として出力する統合番組表について、上記のようにして推定した家庭環境に適合した内容のものを作成するようにされる。
このようにして作成され、表示又は印刷により出力された統合番組表の基本的な内容例を、図2に示す。
この図に示される統合番組表は、先ず、領域全体の上側から下側にかけて、それぞれ、番組表領域100、番組解説領域101、広告領域102が配置されている。
番組表領域100には、いわゆる通常の番組表といわれる、放送予定番組のスケジュールが示される。この図では、列方向に沿って放送局(チャンネル)ごとに分割され、行方向に沿って放送時間帯ごとに分割される。そして、この放送局ごとの列において、行方向の放送時間帯に対応させて放送予定の番組名と、その番組についての簡単な予告メッセージが示されている。
番組解説領域101には、上記番組表領域100において示されている番組のうちから選択された1以上の番組についてのより詳細な内容が文字(及び画像)などにより示される。
広告領域102には、例えば、当該番組表を作成するときに利用したEPG情報に含まれていたとされる広告情報のうちから選択された1以上の広告情報の画像が示される。この広告情報は、番組ごとに1以上のものが対応付けられており、例えばその番組のスポンサーとなっている企業が提供するものとされる。
そして、これら番組表領域100、番組解説領域101、及び広告領域102については、推定された家庭環境に応じて次のようにしてその内容が決定されるものである。なお、ここでの各領域の内容の例を記載するのにあたり、推定された家庭環境の内容として、家族構成は父、母、子供の3人であり、さらに子供の年齢は10歳程度であるとする。また、経済水準については富裕層としてみなされる一定以上であるとする。
上記の家庭環境の推定結果に応じて、例えば先ず、番組表領域100においては、例えば、アニメーション専門チャンネルであるとか、10歳程度の子供が興味を持ちそうな放送局が提示される。逆に、性的表現や暴力表現などに関するレーティングに従い、10歳程度の子供には不適切とされる番組を放送する予定の放送局は除外される。
また、経済水準については富裕層であるとして推定されたことに応じて、例えば富裕層を対象とした内容の番組を主に放送するような放送局、チャンネルがあれば、このような放送局を提示するようにされる。
次に、番組解説領域101については、家族構成が父、母、子供の3人であると推定されたことに応じて、例えば家族向けとされる番組の解説を選択して提示するようにされる。また、富裕層を対象とするような番組の解説を選択して提示するようにされる。
また、広告領域102についても、家族構成に適合させて、例えば10歳程度の子供が興味を持ちそうな商品、サービス、あるいは10歳程度の子供を持っている親の年齢層が興味を持ちそうであり、かつ、10歳程度の子供に見せても不適切ではない質の商品、サービスのものを提示するようにされる。
また、一般的なこととして、商品、サービスについては価格設定が行われていることが通常であり、広告情報にも対象商品、サービスの価格が示されているものとされる。そこで、この場合の広告領域102には、経済水準が富裕層として推定されたことに対応して、相応に高額な商品、サービスの広告を提示するようにされる。
このようにして、本実施の形態としては、ホームネットワーク1の利用状況、利用環境に基づいて家庭環境を推定し、この推定した家庭環境に応じて適切とされる内容の番組表を作成して出力する(表示又は印刷による)ようにされる。例えば、これまでにも、視聴履歴や録画予約履歴などに基づいてユーザの番組の嗜好を推定し、その推定結果を、例えば自動録画や放送予定番組の推薦などに利用するものは知られている。このような技術を応用して、本実施の形態のようにして、番組表の内容を作成することは容易に考えられる。しかしながら、この場合には、あくまでもユーザ個人ごとの嗜好を推定するものであり、従って、例えば家族に小さな子供がいるとしても、子供には有害であるとして見せたくないような番組の放送スケジュール、番組解説、広告が提示される可能性がある。つまり、ホームネットワークなど、家庭内において家族の皆が利用するような環境を考慮したような場合、ユーザ個人の嗜好を推定する技術では、家族としての集合体に適合した内容の番組表を提示することは困難である。これに対して、上記した本実施の形態の構成であれば、家族にとってふさわしく、また、利用価値も高い番組表を提示できるものである。
以降、テレビジョン受像機11により上記したような番組表を出力可能とするための技術構成例について説明を行っていくこととする。
先ず、図3により、テレビジョン受像機11の内部構成例について説明する。
インターフェイス21は、ホームネットワーク1に対応するネットワーク回線2と接続するためのインターフェイス機能部であり、例えばネットワーク回線2と接続して通信を行うための、物理層に対応するハードウェアデバイスと、所定のソフトウェア階層に対応するプログラムとにより構成される。また、例えば、このインターフェイス21として、インターネットへの接続機能を持たせるようにしてもよい。
アンテナ22から表示部27までの系は、所定放送キャリアのテレビジョン放送を受信選局して最終的に画像として表示出力させるための部位となる。
アンテナ22により所定の放送キャリアの放送波を受信して得られた信号(受信信号)は、チューナ部23に入力される。チューナ部23では、例えば制御部29の選局制御(チャンネル指定)に従って選局処理を行うことで、受信信号から、指定された放送局(チャンネル)に対応する受信信号成分を得るようにされる。このとき、制御部29は、例えば操作部30に対して行われた選局操作に応じて指定されたチャンネルが選局されるようにして制御を実行する。チューナ部23にて得られた指定チャンネルの受信信号成分は、復調部24に入力される。復調部24では、例えば入力された信号について、送出時に施された変調に対する復調処理を実行してベースバンド信号を得るようにされる。この場合、ベースバンド信号としてのビデオデータは、圧縮符号化されているものとされる。そこで、信号処理部25においては、先ず、この圧縮符号化されたビデオデータに対する復号(伸長)処理を実行し、所定形式のビデオデータを得るようにされる。そのうえで、さらに、例えば必要に応じて他の各種所要の信号処理を施すようにされる。このような信号処理としては、例えばビデオデータについての水平/垂直画素数を、表示部27としての表示デバイスの水平/垂直画素数に適合させるようにして変換する、いわゆる画素数変換処理や、走査方式をインタレース方式とプログレッシブ方式との間で変換する、いわゆるIP変換処理などを挙げることができる。また、画質調整などのための信号処理も実行可能とされる。
また、放送信号に対してスクランブル処理が施されている場合には、例えば上記チューナ部23から信号処理部25までの系における所定段階において、スクランブル処理に対する復調処理部を設けるようにされる。
信号処理部25にて復号処理が施された後のビデオデータは、表示駆動部26に対して出力される。表示駆動部26では、入力されたビデオデータを利用して、表示部27としての表示デバイス種別と、その駆動方式に適合した表示用ドライブ信号を生成し、この表示用ドライブ信号により表示部27の表示デバイスを駆動するようにされる。これにより、選局したチャンネルのテレビジョン放送の画像が表示されることになる。なお、確認のために述べておくと、実際のテレビジョン放送としては、放送番組のビデオコンテンツとして、ビデオデータと共に、このビデオデータに再生時間が同期するオーディオデータも送出するようにされており、テレビジョン受像機11では、これに応じて、ビデオデータの画像とともに、音声も同期させて出力するように構成されるものである。しかしながら、ここでは、例えば説明を簡単で分かりやすいものとすることの便宜上、画像と同期して音声を再生出力するための系については図示を省略している。
なお、表示部27として採用されるディスプレイデバイスについては、特に限定されるべきものではないが、現状であれば、例えば、陰極線管、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、FED(Field Emission Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどを挙げることができる。
また、本実施の形態のテレビジョン受像機11は、ネットワーク回線2を経由して接続された他の映像機器から転送させたビデオコンテンツのデータをインターフェイス21により取り込んで、このビデオコンテンツデータの画像を表示部27により表示させる(音声も同時に出力させる)ことが可能とされている。
このためには、先ず、テレビジョン受像機11がプレーヤとして、ネットワーク回線2を経由して接続されるサーバとしての他の映像機器に対して、ビデオコンテンツを指定したうえで、その送信を要求するようにされる。図1との対応では、テレビジョン受像機11がビデオコンテンツの送信要求を行う対象(サーバ)としては、衛星放送チューナ13、CATVチューナ14、及びビデオ装置12の何れかとなる。
衛星放送チューナ13又はCATVチューナ14がサーバとなる場合には、プレーヤであるテレビジョン受像機11では、ビデオコンテンツを要求するのに際して、チャンネルを指定することになる。この要求のために、テレビジョン受像機11においては、制御部21の制御により、インターフェイス21からサーバに対して、チャンネル指定と共にビデオコンテンツの要求を送信させる。この要求を受信した衛星放送チューナ13又はCATVチューナ14は、プレーヤから指定されたチャンネルを受信選局して得たビデオデータについて、ネットワーク回線2の規格に適合したパケット化などを行って、ネットワーク回線2による伝送に適合した送信信号形式に変換して、要求元のプレーヤに対して送信するようにされる。
また、ビデオ装置12がサーバとなる場合、プレーヤであるテレビジョン受像機11は、ビデオコンテンツの要求として、ビデオ装置12において保存管理されている録画済みのビデオコンテンツ(録画コンテンツ)のうちから、ある1つのものを指定するようにされる。この指定に応じて、ビデオ装置12では、録画コンテンツを保存管理している記憶部(例えばHDD(ハードディスク)など)から指定された録画コンテンツのデータを読み出してパケット化などの処理を施し、ネットワーク回線2を経由してテレビジョン受像機11宛に送信出力するようにされる。なお、ここでのネットワーク回線2を経由して送受信されるビデオコンテンツは、ストリーミング形式により再生出力すべきものとされる。
プレーヤであるテレビジョン受像機11は、送信されてくるパケットについて、逐次、アンパケットの処理を実行していくことでビデオコンテンツとしての時系列的なデータを取り出すようにされる。そして、このビデオコンテンツのデータ形式に従って、必要があれば圧縮符号化に対する復号処理などを信号処理部25に実行させたうえで、表示駆動部26に対してビデオコンテンツのビデオデータを出力するようにされる。そして、表示駆動部26が、入力されたビデオデータにより表示部27を駆動することで、表示部27の画面には、サーバ(衛星放送チューナ13、CATVチューナ14、又はビデオ装置12)から送出されてきた放送番組の画像、又は録画コンテンツの画像が表示されることになる。
また、ホームネットワーク1においては、テレビジョン受像機11がサーバとして動作する場合もある。
テレビジョン受像機11がサーバとして動作する場合の1つとしては、ビデオ装置12がテレビジョン受像機11にて受信した放送番組のビデオコンテンツを受信取得して記憶保存(録画)する場合を挙げることができる。つまり、この場合のビデオ装置12は、ネットワーク回線2を経由して接続されている他の映像機器から送信出力させたビデオコンテンツを受信して、録画することができるようになっている。そして、図1のネットワーク構成のようにして、ビデオ装置12以外のサーバとしての映像機器が、テレビジョン受像機11、衛星放送チューナ13、及びCATVチューナ14などとされて、テレビジョン放送受信機能を持つものである場合、録画のためのビデオコンテンツを要求することに応じて、サーバは、要求されたビデオコンテンツとしての番組を放送するとされるチャンネルを受信選局し、これにより得られたビデオコンテンツのデータを、プレーヤであるビデオ装置12に対して送信するようにされる。テレビジョン受像機11がサーバとされてビデオコンテンツが要求された場合には、例えば制御部29は、指定されたビデオコンテンツを特定するコンテンツIDなどの情報に基づいて、そのビデオコンテンツを放送するチャンネルを、チューナ部23により受信選局させる。そして、これにより得られたビデオコンテンツのデータを、インターフェイス21からネットワーク回線2を経由させて、プレーヤであるビデオ装置12宛に送信出力する。
制御部29は、例えばCPU、ROM、RAMなどが組み合わされて成るマイクロコンピュータを備えて構成され、各種の制御処理を実行する。なお、制御部29がテレビジョン受像機11内部の各部と通信を行うときには、内部バス31を使用する。
また、この場合の操作部30は、テレビジョン受像機11の本体に設けられる各種操作子と、この操作子に対して行われた操作に応じた操作信号を発生して制御部29(CPU)に出力する操作信号出力部とを一括して示している。また、テレビジョン受像機11が、リモートコントローラによって操作を行えるように構成されている場合には、このリモートコントローラと、本体側においてリモートコントローラから送信された操作コード信号を受信し、操作信号として制御部29に出力する受信部なども、操作部30に含められることになる。
また、本実施の形態のテレビジョン受像機11としては、統合番組表のデータを作成するために、各種の所要の情報を取得して、図示するようにして、情報記憶部28としての記憶領域に保持させておくようにされる。なお、この情報記憶部28としての記憶領域は、例えば実際においては、制御部29内において備えられるとされる、RAMなどの記憶装置が有するものとされればよい。RAMは揮発性の記憶領域となるが、例えば次の説明からも理解されるように、これらの情報のほとんどは動作中において更新される可能性がある。従って、これらの情報については、不揮発性の記憶領域に保持させておくこととしても特に支障はないものの、電源が投入されて起動したときに、再度取得することが妥当であり、不揮発性の記憶領域に保持しておくべき必要性は必ずしも無いということがいえる。
そして、情報記憶部28にて保持される情報としては、図示もしているように、受信放送識別情報D1、放送番組情報D2、番組付加情報D3、使用履歴情報D4、視聴関連情報D5、他機受信放送識別情報D6、他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8、他機使用履歴情報D9、他機視聴関連情報D10、家庭環境情報D11、番組表素材情報D12、番組表データD13となる。
先ず、受信放送識別情報D1は、自身が受信可能とされる放送局(チャンネル)を一義的に識別するための識別子(放送識別子)を集めて成る情報とされる。
例えば、1つの放送局やチャンネルを呼称するのにあたっては、そのチャンネル番号を使用したり、放送局名を使用したりするなど、複数の呼称が存在することが一般的とされるが、例えばEPGを利用した各種処理、制御であるとか、番組表の管理などに関しては、1つの放送局やチャンネルが一意に識別されるようにして管理する必要がある。放送識別子は、このための情報とされる。
なお、この放送識別子は、例えば自身が取得するEPGデータにおいて、放送局やチャンネルを特定するために用いられている識別子に基づいて生成することができる。
放送番組情報D2、及び番組付加情報D3は、チューナ部23が受信可能な放送キャリアに対応するEPGデータに含まれる情報とされる。
テレビジョン受像機11では、チューナ部23により所定放送キャリアの放送を受信するようにされており、かつ、番組(ビデオコンテンツ)の放送に多重化するようにしてデータ放送が行われるEPGデータも受信取得するようにされる。このEPGデータは、上記チューナ部23により受信可能な所定放送キャリアの放送全般についての番組のガイドとなる情報である。つまり、テレビジョン受像機11が単体で受信取得可能な放送についての番組ガイドの情報である。
このようにして取得されるEPGデータは、大別して、放送番組情報と、番組付加情報とから成るものとされる。放送番組情報は、放送局ごとの番組タイトルなどを、その放送スケジュールとともに示す情報であり、例えば図2の番組表領域100の内容を作成するのに利用される情報である。また、ここでの番組付加情報は、番組ごとに付加されるもので、対応する番組についての所定の付加的な情報を指し、例えば図2の番組解説領域101、広告領域102などを作成するのに利用する番組の解説内容を示す情報(番組解説情報)や、広告情報も、この番組付加情報に含まれる。
使用履歴情報D4は、ユーザによるテレビジョン受像機11についての利用に関する履歴を示す情報であり、ここでは、テレビジョン受像機11に対して行われたチャンネル切換操作に関する履歴の情報を、使用履歴情報D4として保持するようにされる。
視聴関連情報D5は、テレビジョン受像機11を利用するビデオコンテンツの視聴に関連した契約内容などについての情報とされる。例えば、テレビジョン受像機11が対応して受信可能な放送キャリアにおいて、無料チャンネルと、有料チャンネルが混在しているとすると、契約している有料チャンネルの内訳が示されるような情報が視聴関連情報D5に含められる。
また、番組ごとに購入する形式のペイパービューチャンネルがあるとすれば、このペイパービューチャンネルで番組を購入した履歴などが視聴関連情報D5に含められる。
さらに、図3にはその構成は示されていないが、テレビジョン受像機11がインターネット接続機能を有して、インターネット上に設置される放送局(サーバ)などからで配信されるビデオコンテンツを再生表示できるように構成されているとすると、インターネット接続のために契約している回線種別(例えばダイヤルアップ回線、xDSL (Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)などの別)などにより表される、いわゆるインターネット接続環境を示す情報も含めることができる。一般ユーザであれば、インターネットとの接続環境を得るためには、インターネットサービスプロバイダと契約することが一般的であり、上記したような回線種別などをはじめ、インターネット接続環境がどのようなものであるのかについては、インターネットサービスプロバイダとの契約内容によって決まるものであるといえる。
なお、このような視聴関連情報D5を取得可能とするためには、例えば、放送事業者やインターネットサービスプロバイダ側で、放送局(チャンネル)ごとに、例えば視聴のために有料契約が必要であることを示すような契約内容に関連した情報や、インターネット接続環境に関連しては、視聴のためにどの程度の速度、安定性を持つインターネット接続環境が必要であるのか(これにより、実際に使用しているインターネット回線を推定できる)などを示す情報、さらには、番組ごとに関連した情報としては、その番組が対象とする視聴者の年齢、性別などを示す情報(例えば男性アイドル番組などであれば、情報として10歳代女性が対象であることを示すようにされる)を、受信放送識別情報D1としての識別子や放送時間ごとに記憶しているサーバなどを設置するようにされる。そのうえで、例えばテレビジョン受像機21により、受信放送識別情報D1を形成する放送識別子を利用して所要の放送局やチャンネルに対応するサーバに接続して、上記放送についての契約内容や、インターネット接続環境を示す情報等の視聴者に関する経済水準の情報のほか、さらには年齢、性別などの情報を受け取るようにできる仕組みを構築すればよい。
他機受信放送識別情報D6は、ネットワーク回線2に接続される他のテレビジョン放送受信機器(図1では、衛星放送チューナ13、CATVチューナとなる)のそれぞれにおいて、その機器が受信可能とされる放送局(チャンネル)の放送識別子を集めて成る情報とされる。この他機受信放送識別情報D6をテレビジョン受像機11が取得して保持するためには、先ず、ネットワーク回線2経由で他のテレビジョン放送受信機器ごとに対して、受信放送識別情報を要求するようにされる。ホームネットワーク1と接続されているテレビジョン放送受信機器では、テレビジョン受像機11が受信放送識別情報D1を保持しているのと同様に、例えば自身が取得するEPGデータにおける放送局やチャンネルの識別子を利用して生成した放送識別子の集合を受信放送識別情報として保持している。そして、これらのテレビジョン放送受信機器では、ネットワーク回線2経由で受信放送識別情報の要求を受信すると、自身の受信放送識別情報を、要求元の機器に対して送信するようにされる。このようにして、テレビジョン受像機11では、他のテレビジョン放送受信機器のそれぞれから受信放送識別情報を収集することができる。そして、これらの収集した受信放送識別情報を、他機受信放送識別情報D6として保持するようにされる。
他機放送番組情報D7及び他機番組付加情報D8は、ネットワーク回線2に接続される他のテレビジョン放送受信機器が取得して保持しているとされるEPGデータである、放送番組情報と番組付加情報を収集して得られたものとされる。
他機使用履歴情報D9は、ネットワーク回線2に接続される他のテレビジョン放送受信機器が取得して保持しているとされる使用履歴情報を収集したものとされる。
また、他機視聴関連情報D10は、ネットワーク回線2に接続される他のテレビジョン放送受信機器が取得して保持しているとされる視聴関連情報を収集したものとされる。
次に、家庭環境情報(人員グループ関連情報)D11は、ホームネットワーク1を利用しているとされるユーザに関する情報として、その家庭環境を表す情報とされ、本実施の形態としては、家族構成と、その家族の経済水準とを示す情報から成るものとされる。
図4に、家庭環境情報D11を形成するとされる情報のパラメータ構成例を示す。
この図に示すようにして、家庭環境情報D11は、家族構成として、例えば先ず、祖父、祖母、父、母、子供の有無を示すようにされる。また、子供に関しては、男の子と女の子とで区分したうえで、人数により表すこととしている。さらに、これらの祖父、祖母、父、母、子供のそれぞれの年齢を示すこととしている。
そして、経済水準については、予め定めた一定基準に対応させて所定段階のレベル値を規定しておくこととして、このレベル値により示すこととしている。
このような構造の家庭環境情報D11は、情報記憶部28に記憶される情報のうちで、これまでに説明した、受信放送識別情報D1、放送番組情報D2、番組付加情報D3、使用履歴情報D4、視聴関連情報D5、他機受信放送識別情報D6、他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8、他機使用履歴情報D9、他機視聴関連情報D10の内容に基づいて生成するようにされる。
つまり、先ず、家族構成については、受信放送識別情報D1、視聴関連情報D5、他機受信放送識別情報D6、使用履歴情報D4、他機使用履歴情報D9、他機視聴関連情報D10などにより推定することができる。つまり、これらの情報からは、ホームネットワーク1を利用してどのような番組のビデオコンテンツが視聴されているのかを認識することができる。
また、例えば、受信放送識別情報D1としての放送識別子に基づいて視聴関連情報D5などの取得のためにアクセスされるインターネット上のサーバでは、先に述べた放送の契約に関する情報や、インターネット接続環境などに関する情報の他に、そのサーバが対応する放送局、チャンネル自体についての、あるいは、そのサーバが対応する放送局、チャンネルにおける番組ごとについての、視聴者の対象年齢、対象性別などの情報も記憶して、提供可能なようにされているものとする。そこで、上記各情報により得たこれまでの番組視聴履歴と、例えばサーバから取得したとされる対象年齢情報、及び対象性別情報とを対照させることで、どのような年齢層と性別の視聴者がいるのかを推定できることになる。そして、ホームネットワークというものが家庭内において利用されることを前提として考えたとすれば、視聴者は家族であるということになり、従って、家族構成を推定可能であることになる。一例として、例えば、30歳代の男性が対象の番組と、30歳代の女性が対象の番組と、10歳程度の男子が対象の番組が、視聴頻度として上位を占めるということが上記の各情報から認識されたとすると、30歳代の父母(両親)と、10歳程度の男の子の子供がいるという家族構成であることが推定されるわけである。
また、経済水準については、視聴関連情報D5及び他機視聴関連情報D10を主たる推定材料として用い、他には、例えば上記と同じく、受信放送識別情報D1、他機受信放送識別情報D6、使用履歴情報D4、他機使用履歴情報D9などの番組視聴履歴に関する情報を利用するようにされる。
先の説明のようにして、視聴関連情報D5、及び他機視聴関連情報D10は、ホームネットワーク1上にあるテレビジョン放送受信機器ごとのビデオコンテンツ視聴に関しての契約内容を示すものとされる。一般的に、テレビジョン放送の視聴契約(プラットフォーム単位や放送局単位の視聴契約だけではなく、例えばペイパービューなどといわれる番組単位での購入などのための契約も含む)には料金が発生し、視聴者であるユーザは、この料金を支払うことになる。また、インターネット接続環境なども、例えば高速、高品位なものであるほど高い料金が設定されるようになると考えられる。
すると、例えば、多くの数の視聴契約を結んでいる、あるいは多くの数の番組を購入している家庭ほど経済力がある、つまり、経済水準が高いということがいえる。このことに基づき、視聴関連情報D5、及び他機視聴関連情報D10により示される現在の視聴契約やネットワーク回線契約についての数、内容などを利用すれば、経済水準を推定可能であることになる。そして、推定結果を、図4に示したレベル値として表すようにすればよい。
なお、上記した概念に基づいて、具体的にどのようにして家族構成、及び経済水準の推定結果を得るのかについては、多様に考えられるものであることから、ここでは特に限定しないこととするが、現状の技術レベルであれば、上記の概念に則って、例えばプログラムなどのアルゴリズムを構成することにより、相応に高い信頼性を持つ、家族構成、及び経済水準についての推定結果は得られるものである。
説明を図3に戻す。
情報記憶部28にて保持される番組表素材情報D12は、例えば図2に示すようにして出力される統合番組表のデータ(番組表データ)を作成するのに使用する素材となる情報を収集したものとされる。
この素材情報の選択、収集は、家庭環境情報D11を選択条件に利用して、放送番組情報D2、他機放送番組情報D7、番組付加情報D3、他機番組付加情報D8を形成するとされる情報のうちから、上記選択条件に適合するとされるものを選択取得することで行うようにされる。
番組表データD13は、上記番組表素材情報D12を利用して作成されるもので、図2に例示した態様により表示出力、あるいは印刷出力させるためのデータである。
先に説明したように、上記図3に示した構成によるテレビジョン受像機11は、自身が受信可能な放送キャリアに対応するEPG情報(放送番組情報D2、番組付加情報D3)とともに、ホームネットワーク1上の他のテレビジョン放送受信機器からEPG情報(他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8)を収集することで、自身が作成すべき統合番組表の素材を得るようにされる。
そこで、テレビジョン受像機11にとってのEPG情報の収集先となるテレビジョン放送受信機器として、図5に、衛星放送チューナ13の構成例を示すこととする。
図5に示す衛星放送チューナ13において、先ず、インターフェイス41は、例えばテレビジョン受像機11のインターフェイス21と同様に、ホームネットワーク1に対応するネットワーク回線2と接続するためのインターフェイス機能部として構成される部位である。
また、アンテナ42によっては、衛星放送チューナ13が対応する所定の衛星放送キャリアの放送波を受信し、その受信信号をチューナ部43が入力する。チューナ部43及びその後段の復調部44によっては、例えば制御部48の制御に応じて選局動作を実行するとともに、例えばキャリア変調に対応する復調処理などを実行して、指定されたチャンネルの番組のビデオデータとして、ストリームデータを取り出し、信号処理部45に出力する。
信号処理部45では、例えば、上記ビデオデータ(ストリームデータ)についての圧縮符号化に対する復調処理(伸長処理)のほか、所要の信号処理を実行して、所定形式のデジタル又はアナログのビデオ信号を得るようにされる。
上記のようにして得られるビデオ信号のうちの或る形式のものは、外部出力端子46から出力させることができるようにされている。例えば、この外部出力端子47と、ここでは図示していない外部モニタ装置などが備えるビデオ入力端子とを接続することで、外部モニタ装置により衛星放送チューナ13にて受信したチャンネルの番組の映像(及び音声)を出力させることができる。
また、信号処理部45にて得られる所定形式のデジタルビデオ信号データは、インターフェイス41からネットワーク回線2を経由して、ホームネットワーク1上の映像表示機能を有する機器に送信させることができる。つまり、衛星放送チューナ13がサーバとして、要求されたチャンネルの番組のビデオデータを、プレーヤとなる他のネットワーク上の機器に対して送信するようにされる。
制御部48は、例えばCPU、ROM、RAMなどが組み合わされて成るマイクロコンピュータを備えて構成され、衛星放送チューナ13における各種の制御処理を実行する。なお、制御部48が衛星放送チューナ13内部の各部位と通信をするときには内部バス50を通信経路として用いるようにされる。
操作部49は、衛星放送チューナの本体に設けられる各種操作子と、この操作子に対して行われた操作に応じた操作信号を発生して制御部48(CPU)に出力する操作信号出力部とを一括して示している。また、衛星放送チューナ13を操作するためのリモートコントローラと、このリモートコントローラから送信された操作コード信号を受信して操作信号を制御部48に出力する本体側受信部も含めてよい。
また、この衛星放送チューナ13においては、統合番組表の作成に用いられる各種の情報を保持するための記憶領域である情報記憶部47が設けられる。この情報記憶部47も、例えば実際においては、制御部48内において備えられるとされるRAMなどの記憶装置において形成されるものとされる。
そして、この情報記憶部47においては、受信放送識別情報D31、放送番組情報D32、番組付加情報D33、使用履歴情報D34、及び視聴関連情報D35を格納することとしている。これらの情報の内容としては、先に図3により説明したテレビジョン受像機11が情報記憶部28において保持するとされる情報のうち、受信放送識別情報D1、放送番組情報D2、番組付加情報D3、使用履歴情報D4、及び視聴関連情報D5と同様となる。
つまり、受信放送識別情報D31は、衛星放送チューナ13自身が受信可能とされる放送局やチャンネルについての放送識別子が集合して成る情報となる。また、放送番組情報D32、番組付加情報D33は、衛星放送チューナ13のチューナ部43により受信可能な放送キャリアに対応するEPGデータから取得したものとなる。また、使用履歴情報D34、視聴関連情報D35は、それぞれ、ユーザによる衛星放送チューナ13についての利用(チャンネル切換操作)に関する履歴を示し、衛星放送チューナ13を利用するビデオコンテンツの視聴に関連した契約内容の情報とされる。
そして、衛星放送チューナ13では、例えば統合番組表を作成可能な機器であるテレビジョン受像機11からの要求に応じて、適宜、情報記憶部47に保持している受信放送識別情報D31、放送番組情報D32、番組付加情報D33、使用履歴情報D34、及び視聴関連情報D35のうちから、要求された情報を返送するようにされる。
また、図示は省略するが、EPG情報の収集先となる他のテレビジョン放送受信機器であるCATVチューナなども、図5に準じて、ネットワーク回線2と接続するためのインターフェイスと、所定の放送キャリアを受信してビデオ信号を取得する受信選局処理系と、受信放送識別情報D31、放送番組情報D32、番組付加情報D33、使用履歴情報D34、及び視聴関連情報D35を生成する機能と、これらの情報を保持する記憶領域を備えるようにされる。そして、テレビジョン受像機11の要求に応じて情報の返送を行うようにされる。
テレビジョン受像機11では、このようにして、各テレビジョン放送受信機器から返送されてきた情報を収集し、統合管理することで、他機受信放送識別情報D6、他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8、他機使用履歴情報D9、他機視聴関連情報D10の生成と、逐次更新を実行するようにされる。
次に、図6及び図7のフローチャートを参照して、統合番組表の出力(表示又は印刷)に関連してホームネットワーク1に接続される機器が実行する処理手順の流れについて説明する。
先ず、図6は、統合番組表が作成されることを前提にしてテレビジョン放送受信機器(テレビジョン受像機11、衛星放送チューナ13、CATVチューナ14など)の各々が実行するとされる、統合番組表作成のための情報(受信放送識別情報(D31)、放送番組情報(D32)、番組付加情報(D33)、使用履歴情報(D34)、及び視聴関連情報(D35))についての管理処理例を示している。
なお、この図に示す処理手順は、そのテレビジョン放送受信機器が備える制御部内のCPUが、ROMなどの記憶装置に記憶されているプログラムを実行することで実現される処理動作であるとみることができる。このようなプログラムは、上記のようにして、例えばROMに対して製造時などに書き込んで記憶させるほか、リムーバブルの記憶媒体に記憶させておいたうえで、この記憶媒体からインストールさせるようにしてテレビジョン放送受信機器におけるしかるべき記憶装置、記憶媒体に記憶させることが考えられる。また、ネットワーク上のサーバなどにおける記憶装置に記憶させておいたうえで、テレビジョン放送受信機器にネットワーク機能を持たせることとし、サーバからダウンロードして取得し、所定の記憶装置、記憶媒体にインストールさせることも考えられる。この点については、後述する図7のフローチャートについても同様のことがいえる。
そして、図6の手順は、上記もしているように、ホームネットワーク1上に存在する各テレビジョン放送受信機器において実行されるものであるが、ここでは、図5に示した衛星放送チューナ13において実行されるものとして説明する。
図6において、先ず、ステップS101では、選局操作(チャンネル切換操作)が行われたか否かについての判別を行うようにされ、肯定の判別結果が得られたときには、ステップS102と、これに続くとされるステップS103の手順を実行するようにされる。
ステップS102においては、制御部48は、ステップS101に対応する選局操作により指定されたチャンネルがチューナ部にて選局されるように制御を実行し、次のステップS103においては、ステップS102による選局動作の結果に応じて、今回新たに選局されたチャンネルについての履歴が反映されるようにして、使用履歴情報D34を更新する。
つまり、今回新たに選局されたチャンネルについての履歴が反映されるようにして、その内容を変更する。
また、ステップS104においては、自身が受信可能な放送キャリアに対応して保持すべきEPGデータの更新内容が受信されるのを待機している。つまり、衛星放送チューナ13では、番組と共に送出されるデータ放送として、EPGデータの更新内容を受信する、あるいは、図5には示していないインターネット接続機能により、EPGデータのサーバからEPGデータの更新内容を受信するようにしている。そして、上記の何れかの経路により、EPGデータの更新内容を受信したとされると、ステップS104にて肯定の判別結果が得られることになり、ステップS105、S106の手順を実行する。
ステップS105においては、ステップS104に対応して取得したとされるEPGデータの更新内容を利用して、既に情報記憶部47にて保持している放送番組情報D32と、番組付加情報D33の内容を更新するようにされる。このステップS105の手順により、各テレビジョン放送受信機器が保持する、自身が受信可能な放送キャリアに対応したEPGデータは、常に最新の内容を維持するようにされる。
なお、受信放送識別情報(D31)がEPGデータに基づいて得られるものであるとした場合には、例えば、放送局やチャンネルが新たに登録されたり、削除されたりすれば、このことがEPGデータに反映されることになる。このために、図示は省略しているが、上記ステップS104にて肯定の判別結果が得られたことに応じて、放送局やチャンネルの構成についての変更があったとする場合には、ステップS105により、受信放送識別情報(D31)についての更新を行うようにされる。
また、ステップS107においては、ホームネットワーク1上に接続される他の機器から送信された、EPGデータ要求が受信されるのを待機している。他の機器からのEPGデータ要求が行われる場合の1つとしては、例えばテレビジョン受像機11が統合番組表の作成に利用する他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8を、現時点で最新の内容に更新すべきときを挙げることができる。そして、EPGデータ要求が受信されたことを判別すると、ステップS108の手順を実行する。
ステップS108では、受信したEPG要求に応答して、情報記憶部47に保持しているとされる、放送番組情報D32、番組付加情報D33を読み出し、インターフェイス21からネットワーク回線2を経由して、要求元の機器に対して送信するための制御処理を実行する。
また、ステップS109においては、ホームネットワーク1上に接続される他の機器から送信された、視聴環境情報要求が受信されるのを待機している。ここでの視聴環境情報とは、情報記憶部47において保持される情報のうちからEPGデータに対応する放送番組情報D32、番組付加情報D33、及び受信放送識別情報D31を除いた、使用履歴情報D34、及び視聴関連情報D35を一括したものを指す。また、視聴環境情報要求を行う場合とは、本実施の形態の場合であれば、テレビジョン受像機11が統合番組表を作成するのにあたり、最新内容の視聴環境情報を取得しようとするときとなる。そして、視聴環境情報要求を受信したとされると、これに応答して、ステップS110により、情報記憶部47に保持しているとされる、使用履歴情報D34、及び視聴関連情報D35を、インターフェイス21からネットワーク回線2を経由して、視聴環境情報として、要求元の機器に対して送信させるための制御処理を実行するようにされる。
次に、図7のフローチャートにより、ホームネットワーク1上に接続される機器のうちで、統合番組表を作成、出力可能な機器が実行するとされる、統合番組表作成、出力のための処理手順例についての説明を行う。図1に示したホームネットワーク1の構成であれば、図7に示される手順は、テレビジョン受像機11が実行すべきものとなる。そこで、以降の図7の説明にあっては、図1に示すホームネットワーク1の構成の下で、テレビジョン受像機11が実行するものであることを前提とする。
図7においては、先ず、ステップS201により、他のテレビジョン放送受信機器から送信されたEPGデータ更新通知が受信されるのを待機しており、EPGデータ更新通知を受信したとされると、ステップS202、S203の手順を実行するようにされる。
ステップS202においては、EPGデータ更新通知の送信元である機器に対して、ネットワーク回線2を経由して、その更新されたEPGデータを要求するためのEPGデータ要求を送信する。EPGデータ更新通知を送信した機器では、このステップS202によるEPGデータ要求を受信したことに応じて、レスポンスとして、自身が保持しているとされるEPGデータ内容である、放送番組情報(D32)、及び番組付加情報(D33)を返送するようにされる。図7のフローチャートを実行している機器(テレビジョン受像機11)では、ステップS203としての手順により、この返送された放送番組情報(D32)、及び番組付加情報(D33)を受信し、情報記憶部28に記憶させる。つまり、情報記憶部28に保持されている他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8について、今回受信した放送番組情報(D32)及び番組付加情報(D33)の内容が反映されるようにして更新するようにされる。これらステップS201〜S203の手順によって、他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8は常に最新のものが保持されているようにされる。
また、テレビジョン受像機11の制御部29では、例えば内部の時計機能を利用して、家庭環境情報作成タイミングを計時するためのタイマを形成しており、このタイマによる所定時間の計時を実行させるようにしている。そして、このタイマによる計時時間が満了したとされると、ステップS204にて家庭環境情報作成タイミングに至ったとして肯定の判別結果が得られ、ステップS205〜S207の手順を実行することになる。
ステップS205においては、ホームネットワーク1上に存在するテレビジョン放送受信機器に対して視聴環境情報(使用履歴情報(D34)、及び視聴関連情報(D35))の要求を送信するようにされる。この要求の送信は、例えばテレビジョン放送受信機器ごとのIPアドレスなどを指定してのマルチキャスト、あるいはユニキャストにより行うようにする。この要求を受信した他のテレビジョン放送受信機器では、レスポンスとして、そのときに自身の情報記憶部に保持しているとされる視聴環境情報を、テレビジョン受像機11に返送することになる。そこで、テレビジョン受像機11では、ステップS206により、これらの返送されてくる視聴環境情報を受信して、情報記憶部28に記憶するようにされる。つまり、視聴環境情報として、1以上の外部テレビジョン放送受信機器から受信した使用履歴情報(D34)、及び視聴関連情報(D35)の内容が反映されるようにして、情報記憶部28にて保持している他機使用履歴情報D9、及び他機視聴関連情報D10を更新する。
ここで、上記ステップS206の手順を実行したことで、この時点では、他機使用履歴情報D9、及び他機視聴関連情報D10も最新内容とされていることになる。また、テレビジョン受像機11自体に関連する情報である、受信放送識別情報D1、使用履歴情報D4、視聴関連情報D5も、先の図6による手順を実行していることにより、常に最新の内容を保持している状態にあるといえる。
そこで、ステップS206に続くステップS207においては、情報記憶部28に記憶される使用履歴情報D4及び視聴関連情報D5と、他機使用履歴情報D9及び他機視聴関連情報D10の内容を参照し、例えば先の図4における説明の概念に従った推定処理を実行することで、最新内容の家庭環境情報D11を作成する(家庭環境情報を更新する)ようにされる。そして、新たに作成した(更新した)家庭環境情報D11を、情報記憶部28に記憶させるようにする。
次に、ステップS208においては、統合番組表を表示させる要求が得られるのを待機しているようにされる。そして、例えばテレビジョン受像機11の操作部30に対して、統合番組表表示のためにユーザが行った操作などに応じて、統合番組表表示要求が得られたとされると、ステップS209〜S211の手順を実行するようにされる。
ステップS209においては、そのときに情報記憶部28に保持している家庭環境情報D11を参照して、内部、及び外部のEPGデータ(つまり、放送番組情報D2、番組付加情報D3、他機放送番組情報D7、他機番組付加情報D8)から、統合番組表を形成する素材となる情報要素を収集するようにされる。例えば、図2の統合番組表の内容に関連して説明したように、先ず、番組表領域100に配置すべきチャンネルごとの放送スケジュールについては、内部、及び外部のEPGデータにより提示されるチャンネルのうちから、家庭環境情報D11が示す家族構成や経済水準に適合したチャンネルを選択するようにされる。同様にして、番組解説領域101と広告領域102についても、家庭環境情報D11が示す家族構成や経済水準に適合した番組の解説情報あるいは広告情報を、内部、及び外部のEPGデータ(番組付加情報D3、他機番組付加情報D8)から選択するようにされる。そして、これらの選択した情報を取り出して、番組表素材情報D12として収集し、情報記憶部28に保持する。
次に、ステップS210においては、上記ステップS209により収集された番組表素材情報D12を利用して、表示部27による表示出力に適合した形式内容の統合番組表データ(表示用統合番組表データ)を作成するようにされる。この統合番組表データは、番組表データD13として、情報記憶部28に保持される。
そして、次のステップS211においては、上記番組表素材情報D12として保持されている統合番組表データを、例えば信号処理部25から表示駆動部26に出力させることで、統合番組表を表示部27の表示画面部に表示させるようにする。このようにして、統合番組表の表示出力が行われる。
また、ステップS212においては、統合番組表を印刷する要求が得られるのを待機している。そして、例えば、ユーザが統合番組表の印刷出力を指示するための操作部30に対する操作等に応じて、統合番組表印刷要求が得られたとされると、ステップS213〜S215の手順を実行する。
ステップS213では、例えば上記したステップS209の手順と同様にして、家庭環境情報D11に基づいて、統合番組表を形成する素材の情報を収集し、これを番組表素材情報D12として保持するようにされる。そのうえで、続くステップS214において、プリント出力に適合した統合番組表データ(印刷用統合番組表データ)を作成するようにされる。例えば本実施の形態のホームネットワーク1におけるネットワーク回線2を経由した、ネットワークプリントシステムでは、プリンタ装置によりプリント(印刷)を実行させるのあたり、プリンタ装置15に対して印刷画のイメージに対応する画像データを転送するのではなく、XHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)や、BML(Broadcast Markup Language)などのマークアップ言語によりプリント内容を指定する言語記述ファイルなどとともに、リンク先の画像データなどが付加されて成る印刷用データを転送するようにされる。プリンタ装置15では、言語記述ファイルのマークアップ言語を解析して再生するブラウザ機能を有しており、例えば、印刷用データの言語記述ファイルを解析して、リンク画像を貼り付けたり、指定のフォントを選択して使用したり、指定のレイアウトに従って画像、文字などを配置させたりして印刷用の画像データを生成し、印刷を実行するようにされる。なお、リンク画像などについては、インターネットなどを経由して、言語記述ファイルに記述されるURL(Uniform Resource Identifiers)にアクセスして取得させたりすることも可能とされる。
そして、ホームネットワーク1におけるプリントの仕組みが上記のようなものとされていることに応じて、ステップS214としても、上記印刷用データとしての形式の印刷用統合番組表データを生成するようにされ、これを番組表データD13として保持するようにされる。
そして、ステップS215により、上記番組表データD13として保持している印刷用統合番組表データとともに、プリンタ装置15に対する印刷要求を、ネットワーク回線2を経由して送信するようにされる。この印刷要求の受信に応答して、プリンタ装置15は、統合番組表をプリント出力するようにされる。
なお、この図には示していないが、例えば、前回の統合番組表の表示要求又は印刷要求が行われてから、今回の統合番組表の表示要求又は印刷要求が行われるまでの間に、自身と他機の何れについても、EPGデータの更新及び家庭環境情報の更新などが行われておらず、情報記憶部28が保持している番組表データD13としても最新の内容を保持しているものとしてみなして良い場合には、ステップS209からステップS210に至る処理、又はステップS213からステップS214に至る処理を省略して、そのときに情報記憶部28に保持されている番組表データD13を利用してステップS211あるいはステップS215の手順を実行し、統合番組表の表示出力あるいはプリント出力を実行させればよい。
また、これまでの説明では、家庭環境情報D11に基づいてその内容を決定した統合番組表を、表示又は印刷により出力させる場合について説明してきた。しかしながら、実際においては、統合番組表ではなく、例えばテレビジョン放送受信機器ごとに対応する放送キャリアのみについての番組表(キャリア個別番組表)を出力させたい場合もあると考えられる。このような、1つのキャリア個別番組表の出力は、統合番組表を出力可能な機能を有していれば、容易に実現可能である。例えばテレビジョン受像機11を例にとれば、先ず、自身が受信可能なキャリアに対応するキャリア個別番組表は、自身の放送番組情報D2、及び番組付加情報D3を利用して表示用又は印刷用の番組表データを作成することができる。また、例えばテレビジョン受像機11により、他のテレビジョン放送受信機器のキャリア個別番組表を出力させようとすれば、他機放送番組情報D7及び他機番組付加情報D8における、上記他のテレビジョン放送受信機器についての情報を利用して表示用又は印刷用の番組表データを作成することができる。
そのうえで本実施の形態としては、上記のようにしてキャリア個別番組表を出力させる場合においても、家庭環境情報D11に基づいて、推定された家族構成と経済水準に適合した内容とすることが可能とされるものである。つまり、本願発明としては、家庭環境に適合した内容の番組表としては、ホームネットワーク1上に接続される複数のテレビジョン放送受信機器に対応するものを統合したものだけではなく、1つのテレビジョン放送受信機器のみに対応するキャリア個別番組表を出力させる場合にも適用されるべきものである。
また、上記実施の形態では、本願発明としての番組表作成装置をテレビジョン受像機に適用しているが、これ以外の機器に適用されて良いものである。例えば、図1に示すホームネットワークの構成にあっても、衛星放送チューナ13、CATVチューナ14などは、自身は表示部を有してはいないものの、ビデオ信号を、例えばネットワーク回線2経由あるいは、外部ビデオ信号出力端子経由で出力することで、他の画像表示可能な機器により表示出力させることが可能である。従って、これらの衛星放送チューナ13、CATVチューナ14などについても、番組表出力機能を与えることが可能とされる。また、確認のために述べておくと、本願発明の下では、番組表の出力は、すくなくとも、表示出力、印刷の何れか一方によって行われればよいものであり、従って、例えば衛星放送チューナ13、CATVチューナ14などについては、印刷出力機能のみを与えるように構成することも考えられる。また逆に、テレビジョン受像機11については、番組表の出力機能として、表示出力機能のみを与えるようにすることも考えられる。
また、上記実施の形態においては、放送視聴システムがホームネットワーク1として家庭内に設置されており、そのうえで、これを利用する人員グループが「家族」であることを前提としているが、例えば放送視聴システムを学生寮や、宿泊施設などに設置し、これに伴い、放送視聴システムを利用する人員グループについて、寮生や宿泊客などを前提とし、これに応じた番組表作成、出力が行われるように構成することも考えられる。
本発明の実施の形態が対応するホームネットワークの構成例を示す図である。 実施の形態のテレビジョン受像機により出力される統合番組表の内容例を示す図である。 実施の形態のテレビジョン受像機の構成例を示す図である。 家庭環境情報を形成するパラメータ例を示す図である。 衛星放送チューナの構成例を示す図である。 実施の形態のホームネットワークに接続される統合番組表作成のための情報についての管理手順例を示すフローチャートである。 実施の形態のテレビジョン受像機が実行するとされる、統合番組表作成、出力のための処理手順例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ホームネットワーク、2 ネットワーク回線、11 テレビジョン受像機、12 ビデオ装置、13 衛星放送チューナ、14 CATVチューナ、15 プリンタ装置、21・41 インターフェイス、21・42 アンテナ、23・43 チューナ部、24・44 復調部、25・45 信号処理部、26 表示駆動部、27 表示部、28・47 情報記憶部、29・48 制御部、30・49 操作部、46 外部出力端子、100 番組表領域、101 番組解説領域、102 広告領域

Claims (5)

  1. 自身を含む1以上の装置により形成される放送視聴システムにおける所定の装置において取得される情報であり、放送番組のスケジュールについての情報を少なくとも有して成る電子番組ガイド情報を収集して保持する電子番組ガイド情報収集手段と、
    上記放送視聴システムを形成する装置に対して行われた視聴に関する操作についての履歴を示す使用履歴情報と、上記放送視聴システムを形成する装置を利用した放送の視聴に関連する所定の契約内容との、少なくとも一方を有して形成される視聴環境情報を収集して保持する視聴環境情報保持手段と、
    上記放送視聴システムを利用する人員グループについての所定の事柄を示す情報であり、情報要素として、人員構成に関する所定の内訳を示す人員構成情報と、人員グループの経済水準を示す経済水準情報とを少なくとも含んで形成される人員グループ関連情報を、上記視聴環境情報を利用して推定を行うことで生成する、人員グループ関連情報生成手段と、
    上記電子番組ガイド情報収集手段により保持しているとされる電子番組ガイド情報を利用して、ユーザが視覚的に認識可能な所定の態様により番組表が出力されるようにするための番組表情報を作成するもので、上記人員グループ関連情報の内容に基づいて、上記人員グループにとって適切とされる上記番組表の内容を有した上記番組表情報を作成する番組表作成手段と、
    を備えることを特徴とする番組表作成装置。
  2. 上記電子番組ガイド情報には、放送番組の内容を解説した番組解説情報を含むものとされ、
    上記番組表作成手段は、
    上記電子番組ガイド情報における番組ごとに関連した所定の各種付加情報と、人員グループ関連情報の内容に基づいて、人員グループを構成する人員が興味を持つものとされる番組を推定し、この推定した番組の番組解説情報が番組表における番組解説欄にて提示されるようにして上記番組情報を作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の番組表作成装置。
  3. 上記電子番組ガイド情報には、広告のための内容を有する広告情報を含むものとされ、
    上記番組表作成手段は、
    上記電子番組ガイド情報における番組ごとに関連した所定の各種付加情報と、人員グループ関連情報の内容に基づいて、人員グループを構成する人員に適合するとされる商品又はサービスを推定し、この推定された商品又はサービスの内容を有する広告情報が、番組表における番組解説欄にて提示されるようにして上記番組情報を作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の番組表作成装置。
  4. 上記番組表作成手段により作成された番組表情報の内容が印刷された画像として得られるように、上記番組表情報を、印刷装置に適合した印刷データとして生成したうえで、上記印刷装置に対して送信出力する、印刷制御手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の番組表作成装置。
  5. 自身を含む1以上の装置により形成される放送視聴システムにおける所定の装置において取得される情報であり、放送番組のスケジュールについての情報を少なくとも有して成る電子番組ガイド情報を収集して保持する電子番組ガイド情報収集手順と、
    上記放送視聴システムを形成する装置に対して行われた視聴に関する操作についての履歴を示す使用履歴情報と、上記放送視聴システムを形成する装置を利用した放送の視聴に関連する所定の契約内容との、少なくとも一方を有して形成される視聴環境情報を収集して保持する視聴環境情報保持手順と、
    上記放送視聴システムを利用する人員グループについての所定の事柄を示す情報であり、情報要素として、人員構成に関する所定の内訳を示す人員構成情報と、人員グループの経済水準を示す経済水準情報とを少なくとも含んで形成される人員グループ関連情報を、上記視聴環境情報を利用して推定を行うことで生成する、人員グループ関連情報生成手順と、
    上記電子番組ガイド情報収集手順により保持されたとする電子番組ガイド情報を利用して、ユーザが視覚的に認識可能な所定の態様により番組表が出力されるようにするための番組表情報を作成するもので、上記人員グループ関連情報の内容に基づいて、上記人員グループにとって適切とされる上記番組表の内容を有した上記番組表情報を作成する番組表作成手順と、
    を実行することを特徴とする番組表作成方法。
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