JP2008060012A - 燃料電池用セル押圧アセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】 絶縁プレートを使用しなくても、セル積層体とセル押圧アセンブリとの間の電気絶縁性を保持することができる燃料電池用セル押圧アセンブリを提供する。
【解決手段】 燃料電池用セル押圧アセンブリ1を、外部から荷重が加えられるエンド側部材2と、エンド側部材2に対向して配置され、エンド側部材2よりもセル積層体8に近接して配置されるセル側部材4と、エンド側部材2とセル側部材4との間に介装され、セル積層体8を押圧するための弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材3と、を備えて構成する。エンド側部材2およびセル側部材4は、弾性部材3を保持するよう互いに連結されている。また、セル側部材4を、セル積層体8との間で電気絶縁性を保持できる絶縁材料から作製する。
【選択図】 図3
【解決手段】 燃料電池用セル押圧アセンブリ1を、外部から荷重が加えられるエンド側部材2と、エンド側部材2に対向して配置され、エンド側部材2よりもセル積層体8に近接して配置されるセル側部材4と、エンド側部材2とセル側部材4との間に介装され、セル積層体8を押圧するための弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材3と、を備えて構成する。エンド側部材2およびセル側部材4は、弾性部材3を保持するよう互いに連結されている。また、セル側部材4を、セル積層体8との間で電気絶縁性を保持できる絶縁材料から作製する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、燃料電池のセル積層体を押圧して締結するための燃料電池用セル押圧アセンブリに関する。
燃料電池は、発電効率が高く、排出されるガスがクリーンで環境に対する影響が極めて少ない。なかでも固体高分子型燃料電池は、80℃程度の低温で作動させることができ、大きな出力密度を有するため、発電用、自動車用等、種々の用途が期待されている。固体高分子型燃料電池では、電解質膜電極接合体(MEA)を、セパレータで挟持したセルが発電単位となる。MEAは、電解質となる高分子膜(電解質膜)と、該電解質膜の両側に配置された一対の電極(燃料極、酸素極)と、からなる。セルの燃料極には水素や炭化水素等の燃料ガスが、酸素極には酸素や空気等の酸化剤ガスがそれぞれ供給され、供給されたガスと電解質と電極との三相界面における電気化学反応により発電が行われる。固体高分子型燃料電池は、このセルを積層したセル積層体を、セル積層方向の両端に配置したエンドプレートにより締め付けて構成される。
セル積層体は、電極接触抵抗の低減、および反応ガスや水のシール性確保を目的として、所定の締結荷重が印加された状態で燃料電池に組み付けられる。例えば、特許文献1には、エンドプレートとセル積層体との間に配置して、セル積層体を押圧して締結するためのセル押圧アセンブリが開示されている。セル押圧アセンブリは、第一プレートと、第二プレートと、これら二枚のプレート間に介装された複数のコイルスプリングと、から構成されている。
特開2004−288618号公報
通常、セル押圧アセンブリを構成する第一プレート、第二プレート等は、ステンレス鋼等の金属から作製される。このため、燃料電池では、セル積層体とセル押圧アセンブリとの間の電気絶縁性を確保すべく、セル積層体とセル押圧アセンブリとの間に絶縁プレートが配置されている。一方、燃料電池を自動車等に搭載する場合には、燃料電池をできるだけ小型化、軽量化することが望ましい。このため、燃料電池を構成する部品の削減、軽量化が求められる。しかしながら、従来の燃料電池では、絶縁プレートの分だけ部品点数が多くなり、コスト高である。また、絶縁プレートの組み付け工程も別途必要になる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、セル積層体とセル押圧アセンブリとの間に絶縁プレートを配置しなくても、セル積層体の電気絶縁性を保持することができる燃料電池用セル押圧アセンブリを提供することを課題とする。
(1)本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリは、外部から荷重が加えられるエンド側部材と、該エンド側部材に対向して配置され、該エンド側部材よりもセル積層体に近接して配置されるセル側部材と、該エンド側部材と該セル側部材との間に介装され、該セル積層体を押圧するための弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材と、を備えてなる燃料電池用セル押圧アセンブリであって、前記エンド側部材および前記セル側部材は、前記弾性部材を保持するよう互いに連結されており、該セル側部材は、前記セル積層体との間で電気絶縁性を保持できる絶縁材料からなることを特徴とする。
本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリ(以下、適宜「本発明のセル押圧アセンブリ」と称す。)は、例えば、エンドプレートとセル積層体との間に配置され、エンドプレート側から荷重を加えることによりセル積層体を押圧する。すなわち、本発明のセル押圧アセンブリを燃料電池に組み付けると、エンドプレート側から加えられた荷重により、エンド側部材は弾性部材の弾性力に抗してセル側部材方向に移動する。また、セル側部材は弾性部材によりセル積層体方向に付勢され、セル積層体を押圧する。
ここで、セル側部材は、絶縁材料からなる。よって、本発明のセル押圧アセンブリとセル積層体とを接触させても、セル積層体で生じた電気は、本発明のセル押圧アセンブリには導電しない。つまり、本発明のセル押圧アセンブリとセル積層体との間では、絶縁プレートがなくても電気絶縁性が保持される。これにより、燃料電池において、従来必要であったセル押圧アセンブリ用の絶縁プレートは必要なくなる。つまり、燃料電池において、セル押圧アセンブリ−セル積層体間の絶縁プレートを省略することができ、部品点数を減らすことができる。また、絶縁プレートを組み付けるための工程も減らすことができる。したがって、本発明のセル押圧アセンブリによると、燃料電池の小型化、軽量化が可能になると共に、製造コストおよび製品コストを削減することができる。
また、本発明のセル押圧アセンブリにおいて、エンド側部材およびセル側部材は、弾性部材を保持するよう互いに連結されている。このように、セル押圧アセンブリがモジュール化されているため、燃料電池の製造や交換作業を容易に行うことができる。
(2)好ましくは、前記弾性部材は、複数のコイルスプリングからなるスプリング群である構成とするとよい。コイルスプリングは、取り扱い易く、また、セル積層体の膨張、収縮に応じた所望のストローク長さを確保し易い。さらに、複数のコイルスプリングをセルの電極面の全域にわたって適宜配置することで、セル積層体の締結荷重を調整することができる。
(3)好ましくは、前記絶縁材料は、絶縁樹脂を含む構成とするとよい。絶縁樹脂は、成形性に優れる。このため、必要に応じて、様々な形状のセル側部材を容易に作製することができる。また、絶縁樹脂は、ステンレス鋼等の金属に比べて、比較的軽量である。よって、本構成によると、セル側部材の軽量化、ひいては本発明のセル押圧アセンブリの軽量化を図ることができる。
(4)好ましくは、上記(3)の構成において、前記絶縁材料は、さらに補強材を含む構成とするとよい。セル側部材には、エンド側部材、スプリング群を介してセル積層体を押圧するための荷重が加わる。このため、セル側部材には所定の耐荷重性、剛性等が必要となる。本構成により、絶縁材料中に補強材を含有させることで、より高耐荷重性、高剛性のセル側部材を作製することができる。
(5)好ましくは、前記エンド側部材および前記セル側部材は、各々、互いに向かい合う対向面を備え、一対の該対向面のうち少なくとも一方は、前記弾性部材を位置決めするための位置決め部を備える構成とするとよい。
例えば、本発明のセル押圧アセンブリは、セル側部材を水平に配置し、次いでセル側部材上に弾性部材を配置し、最後にエンド側部材を弾性部材の上方から被せることにより組み立てることができる。例えば、自重などにより変形しやすい弾性部材の場合、組み立て時において、弾性部材の位置決めが困難な場合がある。また、組み立て後においても、搬送時あるいは使用時に、弾性部材の位置がずれることも考えられる。
本構成によると、エンド側部材およびセル側部材の少なくとも一方の対向面に、位置決め部が配置される。よって、本発明のセル押圧アセンブリの組み立て時には、位置決め部により、弾性部材の位置決めを容易に行うことができる。これにより、弾性部材の組み付けが容易になり、ひいては本発明のセル押圧アセンブリの組み立てが容易になる。また、組み立て後においては、位置決め部により、弾性部材の位置ずれが抑制される。
(6)好ましくは、上記(5)の構成において、前記弾性部材は、複数のコイルスプリングからなるスプリング群であって、前記位置決め部は、複数の該コイルスプリングの各々に対応して配置されている構成とするとよい。弾性部材として複数のコイルスプリングからなるスプリング群を採用した場合、組み立て時において、配置したコイルスプリングの上端は、自重等によりあらゆる方向に傾いてしまう。このため、所定位置にコイルスプリングを位置決めするのは容易ではない。また、組み立て後においても、搬送時あるいは使用時に、コイルスプリングの位置がずれることも考えられる。
この点、本構成によると、位置決め部により、スプリング群の位置決めを容易に行うことができる。また、位置決め部と、コイルスプリングとは、一対一で対応する。このため、各々のコイルスプリングは互いに干渉することなく位置決めされる。したがって、組み立て時においては、コイルスプリングの位置決めを、より容易に行うことができる。また、組み立て後においては、コイルスプリングの位置ずれが、さらに抑制される。
以下、本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリの実施形態について説明する。
〈第一実施形態〉
まず、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリが組み付けられた燃料電池の構成について説明する。図1に、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリが組み付けられた固体高分子型燃料電池の側面図を示す。
まず、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリが組み付けられた燃料電池の構成について説明する。図1に、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリが組み付けられた固体高分子型燃料電池の側面図を示す。
図1に示すように、固体高分子型燃料電池9は、セル押圧アセンブリ1と、セル積層体8と、絶縁プレート91bと、一対のターミナルプレート92a、92bと、一対のエンドプレート90a、90bと、一対の拘束プレート93a、93bと、一対のテンションプレート94a、94bと、一対のアジャストロッド6a、6bとを備えている。
一対のエンドプレート90a、90bは、各々、アルミニウム合金製であって矩形板状を呈している。一対のエンドプレート90a、90bは、後述するセル積層体8の積層方向に所定間隔だけ離間して、略平行に対向配置されている。また、エンドプレート90aには、所定間隔だけ離間して、一対のアジャストロッド貫通孔900a、900b(説明の便宜上、図1において断面で示す。)が穿設されている。アジャストロッド貫通孔900a、900bの内周面には、各々、ねじ溝(図略)が形成されている。
一対のテンションプレート94a、94bは、各々、アルミニウム合金製であって矩形板状を呈している。一対のテンションプレート94a、94bは、セル積層体8の積層方向に対して直交する方向に所定間隔だけ離間して、略平行に対向配置されている。これら一対のテンションプレート94a、94bと、一対のエンドプレート90a、90bとは、矩形枠状に連結されている。
セル押圧アセンブリ1、セル積層体8、絶縁プレート91b、一対のターミナルプレート92a、92b、一対の拘束プレート93a、93b、一対のアジャストロッド6a、6bは、当該矩形枠内に収容されている。
セル積層体8は、多数のセル80が積層され形成されている。セル80は、MEA(図略)がセパレータ(図略)で挟持され形成されている。セル80は、薄板状を呈している。
一対のターミナルプレート92a、92bは、各々、銅製であって矩形板状を呈している。ターミナルプレート92aは、セル積層体8の積層方向両側のうち、エンドプレート90a側に配置されている。一方、ターミナルプレート92bは、エンドプレート90b側に配置されている。
絶縁プレート91bは、絶縁樹脂製であって矩形板状を呈している。絶縁プレート91bは、ターミナルプレート92bの積層方向(セル積層体8の積層方向)外側であって、かつエンドプレート90bの積層方向内側に配置されている。言い換えると、絶縁プレート91bは、ターミナルプレート92bとエンドプレート90bとの間に介装されている。絶縁プレート91bは、セル積層体8とエンドプレート90bとの間における電気絶縁性を保持している。
一対の拘束プレート93a、93bは、各々、ウレタンフォーム製であって矩形板状を呈している。一対の拘束プレート93a、93bは、セル積層体8の積層方向に沿って、セル積層体8の両側面に配置されている。拘束プレート93aは、テンションプレート94aとセル積層体8との間に介装されている。一方、拘束プレート93bは、テンションプレート94bとセル積層体8との間に介装されている。
アジャストロッド6a、6bは、鋼製であって丸棒状を呈している。アジャストロッド6a、6bの外周面には、ねじ山が形成されている。アジャストロッド6aは、アジャストロッド貫通孔900aに挿入されている。アジャストロッド6aのねじ山は、アジャストロッド貫通孔900aのねじ溝と、螺合している。アジャストロッド6aを回動させることにより、アジャストロッド6aのねじ込み量Lを調整することができる。同様に、アジャストロッド6bは、アジャストロッド貫通孔900bに挿入されている。アジャストロッド6bのねじ山は、アジャストロッド貫通孔900bのねじ溝と、螺合している。アジャストロッド6bを回動させることにより、アジャストロッド6bのねじ込み量Lを調整することができる。
セル押圧アセンブリ1は、エンドプレート90aとターミナルプレート92aとの間に介装されている。また、セル押圧アセンブリ1は、アジャストロッド6a、6bのねじ込み量Lだけ、エンドプレート90aから離間している。
次に、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリの構成について説明する。図2に、同セル押圧アセンブリの斜視分解図を示す。図3に、同セル押圧アセンブリの斜視合体図を示す。図4に、図3のIII−III方向断面図を示す。なお、図3、図4に示すのは、セル押圧アセンブリ1を組み立てた後、固体高分子型燃料電池9に組み付ける前の状態である。図2〜図4に示すように、セル押圧アセンブリ1は、エンド側部材2と、セル側部材4と、スプリング群3と、ガイドプレート5とを備えている。
スプリング群3は、多数のばね鋼製のコイルスプリング30から構成されている。多数のコイルスプリング30は、規則的に配列されている。固体高分子型燃料電池9への組み付け前においては、コイルスプリング30は略自然長状態である。
エンド側部材2は、アルミニウム合金製であって矩形板状を呈している。エンド側部材2は、スプリング群3の上方(前出図1におけるエンドプレート90a方向。図2〜図6における上下方向は、前出図1のセル積層体8の積層方向に対応している。)に配置されている。エンド側部材2の下面、すなわち、セル側部材4と向かい合う対向面(エンド側対向面)26には、円柱状のエンド側凹部22が多数形成されている。エンド側凹部22は、多数のコイルスプリング30の一つ一つに対応するよう形成されている。よって、一つのエンド側凹部22には、一つのコイルスプリング30が収容されている。エンド側凹部22には、コイルスプリング30の上端が収容されている。エンド側凹部22は、本発明の位置決め部に含まれる。
一方、エンド側部材2の上面には、一対のロッド受け部材28a、28bが配置されている。ロッド受け部材28a、28bは、各々、鋼製であって、中央がやや盛り上がった円板状を呈している。ロッド受け部材28a、28bは、エンド側部材2の上面に、スクリューにより固定されている。ロッド受け部材28aには前出図1のアジャストロッド6aが、ロッド受け部材28bには前出図1のアジャストロッド6bが、各々当接する。
エンド側部材2の対向する一対の短辺付近には、各々二つずつガイドロッド貫通孔21が穿設されている。つまり、ガイドロッド貫通孔21は、合計四つ配置されている。ガイドロッド貫通孔21は、上方から下方に向かって縮径する段付き円柱状を呈している。当該段差は、後述するガイドロッド43頭部の抜け止めとして機能する。
セル側部材4は、ガラス入りエポキシ樹脂製であって矩形板状を呈している。ガラス入りエポキシ樹脂は、本発明の絶縁材料に含まれる。ガラス入りエポキシ樹脂は、絶縁樹脂のエポキシ樹脂と補強材のガラス繊維とからなる。ガラス入りエポキシ樹脂の絶縁抵抗は、約1×106〜108MΩである。
セル側部材4は、スプリング群3の下方に配置されている。セル側部材4の上面、すなわち、エンド側部材2と向かい合う対向面(以下、「セル側対向面」と称す。)46には、円柱状のセル側凹部40が、多数形成されている。セル側凹部40は、多数のコイルスプリング30の一つ一つに対応するよう形成されている。よって、一つのセル側凹部40には、一つのコイルスプリング30が収容されている。個々のセル側凹部40は、上述したエンド側凹部22と、それぞれ上下方向に対向している。セル側凹部40には、コイルスプリング30の下端が収容されている。セル側凹部40は、本発明の位置決め部に含まれる。
ここで、セル側部材4は、ガラス入りエポキシ樹脂を型成形することにより作製されている。すなわち、1)まず、ガラス入りエポキシ樹脂を溶解し、2)次いで、溶解した同樹脂を所定の圧力で金型に流し込み、3)最後に、冷却して金型から取り出すことにより作製されている。セル側凹部40は、セル側部材4の作製時に同時に形成される。
セル側部材4の対向する一対の短辺付近には、各々二つずつガイドロッド固定凹部42が凹設されている。つまり、ガイドロッド固定凹部42は、合計四つ配置されている。ガイドロッド固定凹部42の内周面には、ねじ溝(図略)が形成されている。セル側部材4は、合計四本のガイドロッド43を備えている。ガイドロッド43については、後で詳しく説明する。また、セル側部材4上面の対向する一対の長辺付近の上面には、各々三つずつボルト固定凹部41が凹設されている。つまり、ボルト固定凹部41は、合計六つ配置されている。
ガイドプレート5は、アルミニウム合金製であって矩形薄板状を呈している。ガイドプレート5は、セル側部材4のセル側対向面46に固定されている。ガイドプレート5には、円形のコイルスプリング保持孔50が多数形成されている。コイルスプリング保持孔50は、多数のコイルスプリング30の一つ一つに対応するよう形成されている。つまり、コイルスプリング保持孔50は、エンド側凹部22およびセル側凹部40と、上下方向に対向している。一つのコイルスプリング保持孔50には、一つのコイルスプリング30の下端が貫通している。
ガイドプレート5の対向する一対の長辺付近には、各々三つずつボルト貫通孔51が穿設されている。つまり、ボルト貫通孔51は、合計六つ配置されている。ボルト45は、ボルト貫通孔51を貫通し、ボルト固定凹部41に螺着されている。すなわち、ボルト45により、ガイドプレート5はセル側部材4のセル側対向面46に固定されている。
ガイドプレート5の対向する一対の短辺付近には、各々二つずつナット締結孔52が穿設されている。つまり、ナット締結孔52は、合計四つ配置されている。前述したように、セル側部材4は、ガイドロッド43を備えている。ガイドロッド43は、各々、鋼製であってボルト状を呈している。ガイドロッド43は、六角穴付きの頭部を有する。ガイドロッド43の下部外周面には、ねじ山が形成されている。ガイドロッド43の下端は、上方から下方に向かって、エンド側部材2のガイドロッド貫通孔21を貫通し、ガイドプレート5のナット締結孔52を貫通し、セル側部材4のガイドロッド固定凹部42に固定されている。具体的には、ガイドロッド43のねじ山とガイドロッド固定凹部42のねじ溝とが螺着することにより、ガイドロッド43の下端はガイドロッド固定凹部42に収容され固定されている。また、ガイドロッド43外周面のナット締結孔52上方部分には、ナット44が螺着されている。ナット44は、ガイドロッド固定凹部42に対するガイドロッド43下端のねじ込み量を規制している。ガイドロッド43頭部は、エンド側部材2のガイドロッド貫通孔21の段差上方に配置されている。ガイドロッド43頭部が当該段差に引っかかることにより、エンド側部材2とセル側部材4との分離が抑制されている。ガイドロッド43頭部は、エンド側部材2とセル側部材4とが接近することにより、ガイドロッド貫通孔21から上方へ突出可能である。
セル押圧アセンブリ1が固体高分子型燃料電池9に組み付けられた状態(前出図1参照。)では、アジャストロッド6a、6bからの押圧により、エンド側部材2は、スプリング群3の弾性力に抗しながら、セル側部材4方向に移動する。セル側部材4はスプリング群3によりセル積層体8方向に付勢され、セル積層体8を押圧する。これより、エンド側部材2とセル側部材4との間隔は、組み付け前よりも狭くなる。このように、エンド側部材2およびセル側部材4は、互いに近接可能に、かつ、スプリング群3に弾性力が生じるように連結されている。
次に、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリの作用効果について説明する。本実施形態のセル押圧アセンブリ1によると、セル側部材4が、ガラス入りエポキシ樹脂から作製されている。このため、セル押圧アセンブリ1とセル積層体8との間に絶縁プレートがなくても、セル側部材4よりもエンドプレート90a側に配置された部材(例えば、ガイドプレート5、スプリング群3、エンド側部材2、アジャストロッド6a、6b、エンドプレート90a等)と、セル積層体8と、の間の電気絶縁性が保持される。つまり、セル押圧アセンブリ1側の絶縁は、セル側部材4により保持されているため、エンドプレート90b側だけに絶縁プレート91bを配置すれば済む。したがって、固体高分子型燃料電池9の部品点数を減らすことができる。また、セル押圧アセンブリ1とセル積層体8との間に絶縁プレートが不要な分だけ、絶縁プレートの組み付け工程を減らすことができるため、固体高分子型燃料電池9の製造工程が簡素化される。これより、固体高分子型燃料電池9の小型化、軽量化が可能になると共に、製造コストおよび製品コストを削減することができる。
また、本実施形態のセル押圧アセンブリ1は、絶縁材料として、エポキシ樹脂にガラス繊維が加えられたガラス入りエポキシ樹脂を採用している。補強材を含むことにより、セル側部材4は高い耐荷重性、剛性を有する。また、樹脂材料からセル側部材4を作製するため、セル側部材4の成形が容易である。また、セル側部材4には、ガイドロッド固定凹部42が配置されている。このため、ガイドロッド43を固定するために貫通孔を穿設した場合と比較して、より電気絶縁性が高い。
本実施形態のセル押圧アセンブリ1によると、エンド側部材2およびセル側部材4には、各々、エンド側凹部22、セル側凹部40が形成されている。これら両凹部22、40に、コイルスプリング30の両端を収容することで、コイルスプリング30の位置決めを容易に行うことができる。具体的には、コイルスプリングを組み付ける際に、セル側凹部40により、コイルスプリング30の下端の位置決めを簡単に行うことができる。また、エンド側凹部22により、コイルスプリング30の上端の位置決めを簡単に行うことができる。このように、本実施形態のセル押圧アセンブリ1によると、セル押圧アセンブリ1を簡単に組み立てることができる。
また、セル押圧アセンブリ1の組み立て後においては、コイルスプリング30の上端の上面および外周面がエンド側凹部22に保持されている。同様に、コイルスプリング30の下端の下面および外周面がセル側凹部40に保持されている。さらに、コイルスプリング30の下端の外周面はコイルスプリング保持孔50に保持されている。つまり、コイルスプリング30は、上下方向に離間した二つの部分で保持されている。したがって、搬送時、使用時におけるコイルスプリング30のずれを抑制することができる。
本実施形態のセル押圧アセンブリ1によると、一対のエンド側凹部22、セル側凹部40に対して、一つのコイルスプリング30が収容されている。このため、コイルスプリング30を多数配置する場合でも、個々のコイルスプリング30を互いに干渉することなく位置決めすることができる。したがって、セル押圧アセンブリ1の組み立て時においては、コイルスプリング30の位置決めを、より容易に行うことができる。また、組み立て後においても、コイルスプリング30の位置ずれが、さらに抑制される。
本実施形態のセル押圧アセンブリ1によると、エンド側凹部22およびセル側凹部40は、ともに円柱状を呈している。そして、エンド側凹部22、セル側凹部40の内径は、各々、コイルスプリング30の外径と略同じである。よって、両凹部22、40にコイルスプリング30を安定して配置することができる。また、エンド側凹部22およびセル側凹部40の形状は単純である。このため、エンド側凹部22およびセル側凹部40の形成は容易である。特に、セル側部材4は、上述したようにガラス入りエポキシ樹脂から作製される。このため、型成形により成形と同時にセル側凹部40を凹設することができる。
本実施形態のセル押圧アセンブリ1によると、コイルスプリング30の両端が、各々エンド側凹部22、セル側凹部40に収容される。このため、同じ長さのコイルスプリング30を持ち、かつエンド側凹部22、セル側凹部40を持たないセル押圧アセンブリと比較して、コイルスプリング30の収容長さの分だけセル押圧アセンブリ1の厚さ(前出図1におけるセル積層体8の積層方向の厚さ)を薄くすることができる。よって、セル押圧アセンブリ1を小型化することができる。
また、本実施形態のセル押圧アセンブリ1では、エンド側部材2、ガイドプレート5等、アルミニウム合金製の部材を使用している。よって、セル押圧アセンブリ1、ひいては固体高分子型燃料電池9の軽量化を図ることができる。また、弾性部材として、多数のコイルスプリング30からなるスプリング群3を採用しているため、取り扱いが容易で、セル積層体8の膨張、収縮に応じた所望のストローク長さを確保し易い。さらに、本実施形態のセル押圧アセンブリ1は、スプリング群3に弾性力が生じるよう互いに連結されたエンド側部材2、セル側部材4により、モジュール化されている。このため、固体高分子型燃料電池9の製造や交換作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態のセル押圧アセンブリ1では、セル側部材4の上にガイドプレート5が配置されている。ガイドプレート5を配置することで、セル押圧アセンブリ1を組み立てる際、コイルスプリング30の傾動を規制することができ、コイルスプリング30の取り付けがより簡単になる。すなわち、1)まず、セル側部材4の上方にガイドプレート5を配置し、2)次いで、コイルスプリング30の下端をセル側凹部40に、上端をコイルスプリング保持孔50に収容して、コイルスプリング30の仮位置決めをし、3)最後に、コイルスプリング30の上端をエンド側凹部22に収容することにより、多数のコイルスプリング30を簡単に取り付けることができる。なお、上記1)の工程と3)の工程とは、逆であってもよい。すなわち、エンド側部材とセル側部材との配置順序を逆にしてもよい。また、ガイドプレート5を配置すると、セル押圧アセンブリ1の搬送時、使用時におけるコイルスプリング30のずれを、より抑制することができる。このように、エンド側凹部22、セル側凹部40、およびガイドプレート5による相乗効果で、コイルスプリング30の位置決めが一層容易になる。さらに、ガイドロッド43は、六角穴付きの頭部を有するため、ガイドロッド43の螺着作業が容易で、セル押圧アセンブリ1を組み立て易い。
〈第二実施形態〉
本実施形態と第一実施形態との相違点は、セル側部材に連結ナットを埋設し、該連結ナットによりガイドロッドを固定している点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図5に、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリの斜視分解図を示す。なお、前出図2と対応する部位については同じ符号で示す。
本実施形態と第一実施形態との相違点は、セル側部材に連結ナットを埋設し、該連結ナットによりガイドロッドを固定している点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図5に、本実施形態の燃料電池用セル押圧アセンブリの斜視分解図を示す。なお、前出図2と対応する部位については同じ符号で示す。
セル側部材4の対向する一対の短辺付近には、各々二つずつナット埋設凹部48が凹設されている。つまり、ナット埋設凹部48は、合計四つ配置されている。ナット埋設凹部48は、セル側部材4の下面(前出図1におけるターミナルプレート92a側の表面)に貫通しないよう凹設されている。ナット埋設凹部48には、金属製の連結ナット49が配置されている。連結ナット49は、セル側対向面46と面一になるよう埋設されている。ガイドロッド43の下端は、上方から下方に向かって、エンド側部材2のガイドロッド貫通孔21を貫通し、ガイドプレート5のナット締結孔52を貫通し、セル側部材4のナット埋設凹部48(つまり、連結ナット49)に収容されている。そして、ガイドロッド43のねじ山に連結ナット49が螺着することにより、ガイドロッド43の下端は、連結ナット49に固定されている。つまり、ガイドロッド43の下端は、連結ナット49によりセル側部材4に固定されている。
本実施形態のセル押圧アセンブリは、第一実施形態のセル押圧アセンブリと同様の作用効果を有する。また、第一実施形態で説明したように、セル側部材4は、ガラス入りエポキシ樹脂を型成形することにより作製されている。本実施形態のセル押圧アセンブリでは、ガイドロッド43と螺合する連結ナット49を、ナット埋設凹部48に埋設した。このため、ナット埋設凹部48の内周面に、ねじ溝を形成する必要がない。したがって、本実施形態のセル押圧アセンブリによると、セル側部材4を作製するための金型構造を単純化することができ、セル側部材4の作製が容易になる。
〈その他〉
以上、本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリの実施の形態について説明した。しかしながら、本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
以上、本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリの実施の形態について説明した。しかしながら、本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、絶縁材料としてガラス入りエポキシ樹脂を採用した。しかし、絶縁材料の種類はこれに限定されるものではない。電気絶縁性および所定の耐荷重性、剛性等を満足する材料であればよい。例えば、絶縁セラミックス、絶縁樹脂等から選ばれる一種以上を用いることができる。
絶縁樹脂としては、例えば、上記実施形態で採用したエポキシ樹脂の他、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ユリア樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。具体的には、PPE(ポリフェニレンエーテル)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、SPS(結晶性ポリスチレン)等が挙げられる。なかでも、SPSは、絶縁破壊電圧が高く、かつ成形時の流動性が高いため好適である。また、固体高分子型燃料電池の作動温度を考慮すると、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が好適である。
また、絶縁樹脂を採用した場合に加える補強材としては、上記実施形態で採用したガラス繊維の他、炭素繊維、ボロン繊維、テトロン繊維、アラミド繊維等が挙げられる。特に、ガラス繊維、アラミド繊維等の絶縁性繊維が好適である。また、繊維状に限らず、球状、薄板状など他の形状の補強材を配置してもよい。絶縁樹脂中における補強材の分散状態、配向状態等は特に限定されない。耐荷重性、剛性、電気絶縁性の他、成形収縮性等を考慮して、適宜調整すればよい。以上を総合すると、ガラス入りエポキシ樹脂以外の好適な絶縁材料としては、例えば、炭素繊維入りフェノール樹脂、炭素繊維入りエポキシ樹脂、ガラス繊維入りユリア樹脂等が挙げられる。
また、上記実施形態では、エンド側部材およびセル側部材の各々の対向面に位置決め部(エンド側凹部、セル側凹部)を形成した。しかし、位置決め部は、エンド側部材およびセル側部材のどちらか一方のみに形成してもよく、位置決め部を配置しない態様でもよい。また、位置決め部の形状、大きさも特に限定されるものではない。例えば、凹状の位置決め部を配置する場合には、凹部を、上記実施形態のような円柱状の他、段付き円柱状、頂部が切り取られた部分円錐状、凹曲面等で構成することができる。また、凸状の位置決め部を配置する場合には、凸部を、爪状、円錐状、環状等の突起で構成することができる。例えば、凸状の位置決め部を配置する好適な態様として、図6に示すように、セル側部材4のセル側対向面46に、凸部47を配置する態様が挙げられる。凸部47は、上方に向かって縮径する円錐状を呈している。例えば、セル押圧アセンブリ組み立ての際、凸部47により、コイルスプリングの傾斜が略垂直状態に矯正される。これより、コイルスプリングの位置決めを容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、位置決め部を備えたセル側部材を型成形により作製した。しかし、当該セル側部材の作製方法はこれに限定されるものではなく、例えば、絶縁材料からなる板材を切削加工等して作製してもよい。
上記実施形態では、位置決め部をコイルスプリングと一対一で対応するよう形成した。しかし、位置決め部の数や配置は、特に限定されるものではない。つまり、位置決め部は、コイルスプリングと一対一で対応していなくてもよい。例えば、コイルスプリングの数本を、一つの位置決め部にまとめて収容してもよい。こうすると、位置決め部を形成するエンド側部材等の形状が簡単になる。
上記実施形態では、セル側部材の上にガイドプレートを配置した。しかし、ガイドプレートの大きさ、形状、配置位置、さらにはコイルスプリング保持孔の大きさ、形状等は特に限定されるものではない。また、ガイドプレートを配置しなくてもよい。
上記実施形態では、エンド側部材、ガイドプレート等の材質としてアルミニウム合金を採用した。しかし、各々の部材の材質はこれに限定されるものではなく、各々の部材をステンレス鋼、マグネシウム合金等の他の材料で構成してもよい。また、エンド側部材およびセル側部材の形状は上記実施形態に限定されるものではない。
燃料電池の構成も上記実施形態に限定されない。例えば、本発明の燃料電池用セル押圧アセンブリをセル積層体の積層方向両側に各々配置してもよい。また、上記実施形態では、二本のアジャストロッドによりエンド側部材を押圧したが、アジャストロッドの数等、エンド側部材の押圧方法は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、弾性部材として、多数のコイルスプリングからなるスプリング群を採用した。しかし、弾性部材の種類は、特に限定されるものではない。例えば、皿ばね、低弾発性スポンジ、ゴム、弾性樹脂等を採用してもよい。また、スプリング群を構成するコイルスプリングの数、配置の仕方、材質、大きさ等も特に限定されるものではない。セル積層体に対して設定された締結荷重、コイルスプリングの荷重特性等に応じて、コイルスプリングの数、配置、材質、大きさ等を適宜決定すればよい。例えば、コイルスプリングの材質としては、ばね鋼の他、ステンレス鋼、チタン等が挙げられる。また、本発明のセル押圧アセンブリによると、コイルスプリングの数の多少によらず、コイルスプリングの位置決めを容易に行うことができる。よって、特にコイルスプリングの配置数が多い(例えば100個以上)セル押圧アセンブリに適している。
また、上記実施形態では、六角穴付き頭部を有するボルト状のガイドロッドを使用した。しかし、ガイドロッドの形状は特に限定されるものではない。例えば、ガイドロッドとして、六角ボルト等を使用してもよい。ガイドロッドの材質も、特に限定されるものではなく、鉄鋼、ステンレス鋼、クロムモリブデン鋼等、種々の材料を採用することができる。
1:セル押圧アセンブリ
2:エンド側部材 21:ガイドロッド貫通孔 22:エンド側凹部(位置決め部)
26:エンド側対向面(対向面) 28a、28b:ロッド受け部材
3:スプリング群(弾性部材) 30:コイルスプリング
4:セル側部材 40:セル側凹部(位置決め部) 41:ボルト固定凹部
42:ガイドロッド固定凹部 43:ガイドロッド 44:ナット 45:ボルト
46:セル側対向面(対向面) 47:凸部(位置決め部)
48:ナット埋設凹部 49:連結ナット
5:ガイドプレート 50:コイルスプリング保持孔 51:ボルト貫通孔
52:ナット締結孔
6a、6b:アジャストロッド
8:セル積層体 80:セル
9:固体高分子型燃料電池
90a、90b:エンドプレート 91b:絶縁プレート
92a、92b:ターミナルプレート 93a、93b:拘束プレート
94a、94b:テンションプレート
900a、900b:アジャストロッド貫通孔
2:エンド側部材 21:ガイドロッド貫通孔 22:エンド側凹部(位置決め部)
26:エンド側対向面(対向面) 28a、28b:ロッド受け部材
3:スプリング群(弾性部材) 30:コイルスプリング
4:セル側部材 40:セル側凹部(位置決め部) 41:ボルト固定凹部
42:ガイドロッド固定凹部 43:ガイドロッド 44:ナット 45:ボルト
46:セル側対向面(対向面) 47:凸部(位置決め部)
48:ナット埋設凹部 49:連結ナット
5:ガイドプレート 50:コイルスプリング保持孔 51:ボルト貫通孔
52:ナット締結孔
6a、6b:アジャストロッド
8:セル積層体 80:セル
9:固体高分子型燃料電池
90a、90b:エンドプレート 91b:絶縁プレート
92a、92b:ターミナルプレート 93a、93b:拘束プレート
94a、94b:テンションプレート
900a、900b:アジャストロッド貫通孔
Claims (6)
- 外部から荷重が加えられるエンド側部材と、
該エンド側部材に対向して配置され、該エンド側部材よりもセル積層体に近接して配置されるセル側部材と、
該エンド側部材と該セル側部材との間に介装され、該セル積層体を押圧するための弾性エネルギーを蓄積可能な弾性部材と、
を備えてなる燃料電池用セル押圧アセンブリであって、
前記エンド側部材および前記セル側部材は、前記弾性部材を保持するよう互いに連結されており、
該セル側部材は、前記セル積層体との間で電気絶縁性を保持できる絶縁材料からなることを特徴とする燃料電池用セル押圧アセンブリ。 - 前記弾性部材は、複数のコイルスプリングからなるスプリング群である請求項1に記載の燃料電池用セル押圧アセンブリ。
- 前記絶縁材料は、絶縁樹脂を含む請求項1に記載の燃料電池用セル押圧アセンブリ。
- 前記絶縁材料は、さらに補強材を含む請求項3に記載の燃料電池用セル押圧アセンブリ。
- 前記エンド側部材および前記セル側部材は、各々、互いに向かい合う対向面を備え、
一対の該対向面のうち少なくとも一方は、前記弾性部材を位置決めするための位置決め部を備える請求項1に記載の燃料電池用セル押圧アセンブリ。 - 前記弾性部材は、複数のコイルスプリングからなるスプリング群であって、
前記位置決め部は、複数の該コイルスプリングの各々に対応して配置されている請求項5に記載の燃料電池用セル押圧アセンブリ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006238281A JP2008060012A (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 燃料電池用セル押圧アセンブリ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014139905A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Sumitomo Electric Ind Ltd | レドックスフロー電池用セルスタック、及びレドックスフロー電池用セルスタックの製造方法 |
JP7557381B2 (ja) | 2021-01-06 | 2024-09-27 | デンカ株式会社 | 加圧装置 |
-
2006
- 2006-09-01 JP JP2006238281A patent/JP2008060012A/ja active Pending
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