JP2008058915A - 画像形成装置およびその高圧電源制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびその高圧電源制御方法 Download PDF

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明哉 佐藤
Yasuhiro Nakada
康裕 中田
Takashi Yamada
隆 山田
Masaki Mochizuki
正貴 望月
Masayasu Tomiyama
正康 富山
Shinri Watanabe
慎理 渡辺
Hironori Kato
裕紀 加藤
Nobuyuki Kobayashi
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Abstract

【課題】現像電源部の駆動に伴う一次帯電電源部の出力電圧ずれによる画像濃度差を解消すること。
【解決手段】感光面を有する感光手段と、導体の周りに抵抗体層が形成され、その抵抗体層が感光面に接している一次帯電手段と、感光面上に静電潜像を形成する光走査手段と、感光面に形成された静電潜像に応じた可視像を形成させる現像手段と、一次帯電手段に接続され、一次帯電手段に所定電圧を供給する一次帯電電源部と、現像手段の導体部に接続され、現像手段に所定電圧を供給する現像電源部とを備えた画像形成装置において、画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値が変化しないように、出力電圧を制御する制御信号を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置およびその高圧電源の制御方法に関する。より詳細には、電子写真方式における一次帯電電源部への現像電源部からの影響を許容しながらも、その影響を打ち消すことが可能な画像形成装置およびその高圧電源制御方法に関する。
図4は、電子写真方式の画像形成装置(複写機、プリンタ等)の主要部の構成を示す図である。同図において、符号1は電子写真プロセス・シーケンスの制御を行うコントローラでCPUを備える。符号2は高圧電源部、符号3は感光体であるドラム、符号4は帯電部材であるローラ、符号5はレーザ光で走査を行うスキャナ、符号6はレーザ光の反射ミラー、符号7は現像器でトナー担体を持つ。符号8は転写帯電器、符号9はクリーナである。
図5は、図4に示した、帯電部材4と現像器7へ高圧電圧を供給する高圧電源部2の構成例を示す図である。転写帯電器とクリーナへ供給する高圧電源部は図示していない。高圧電源部2の各高圧電源は、高圧発生のための駆動信号としてのクロック信号と、高圧の直流電圧を制御するためのPWM信号を、コントローラから受ける。ここで、駆動クロック信号がコントローラから出力されているのは、高圧電源の出力のオン/オフを、コントローラから制御可能にするためである。また、電子写真方式の画像形成装置では複数の高圧電源が使用されているので、それらの出力電圧を簡単な方法で確実に制御するための信号として、パルス幅変調方式のPWM信号が、従来より使用されている(たとえば、特許文献1を参照)。
また、高圧電源として、直流高圧電圧に交流電圧を重畳することも行われている。この場合、帯電部材と現像器それぞれに印可する直流高電圧に重畳する交流電圧の周波数比が整数となるようにすることにより、周波数干渉に起因するモアレの発生や帯電騒音の発生をなくすことも行われている(たとえば、特許文献2参照)。
また、高圧電源のうち、直流高圧を生成する回路としては、その出力電圧が所定電圧となるようにフィードバック制御を行うのが通常である(たとえば、特許文献3参照)。これは、出力電圧を分圧した検出電圧を基準電圧と比較して、トランスを駆動する所定の周波数のクロック信号のオン時間を増減させることにより、実行される。ここで、画像の濃度調整を行う場合などには、この基準電圧を生成しているPWM信号を変化させることによって、一次帯電電源の直流高圧出力を変化させている。
また、電子写真方式の場合、形成画像の濃度を一定に保つために像担持体としての感光体の帯電電位、現像器に印加する現像バイアス電位、等を調整し、現像コントラスト電位やカブリ防止電位等の画像形成条件の制御を行うのが通常である。
また、一次帯電器、現像器等が一体となったプロセス・カートリッジをユーザーが交換できる形式の画像形成装置が一般的になり、これらに供給する高圧電圧に関する問題を解決する手法も、各種開示されている(たとえば、特許文献4)。
また、プロセス・カートリッジと高圧電源ユニットとの物理的配置に関しても、各種提案されている(たとえば、特許文献5参照)。
特開平06−348080号公報 特開平06−194908号公報 特開2004−144783号公報 特開2003−174767号公報 特開2005−084161号公報
上述したように従来から、プリント基板上の一次帯電電源部と現像電源部は、互いに関連するために、それらの回路それ自体は、互いの干渉を避けながらも、比較的近接した物理的配置のなるように構成されてきた。しかしながら、画像形成装置の小型化は、プリント基板上の一次帯電電源部、および現像電源部の小型化、さらにこれらの電源部を従来よりも近接してレイアウトすることを余儀なくさせた。このため、小型化した画像形成装置の印字動作において、一次帯電電源部が一次帯電手段を介して感光手段に電圧印加を行う際、現像電源部の出力する信号が、一次帯電電源部に影響を与える現象が発生した。これは、現像電源部による現像器の駆動そのものが、一次帯電電源部の出力電圧を所定電圧で安定出力させるための出力電圧フィードバックの信号ラインに影響を与えることによって生じている。これにより、一次帯電電源部の電圧制御が変更され、現像電源部が駆動していないときと駆動しているときとで、一次帯電電源部の出力電圧がずれてしまうという現象を生じさせる。その結果、現像電源部を駆動していない期間に帯電された(感光手段の)領域と、現像電源部が駆動している期間に帯電された領域との間で、所望しない濃度差が生じてしまうという現象を引き起こした。
図3は、従来方式を使用して小型化した画像形成装置における一次帯電電源部の出力電圧が、現像電源部のオン制御により変化する様子を示した図である。図において、現像電源部のオン/オフを制御する駆動クロック信号と、一次帯電電源部の基準電圧を切り換える(生成する)PWM信号の時間変化を示している。この図では、現像出力のオフ/オンにかかわらず、一次帯電電圧を制御する基準電圧を生成するPWM信号を変化させない場合を示している。
この場合における一次帯電電源部の出力値のずれ量は、プリント基板上のレイアウトが同じで、図4に示す各構成と環境条件が同じ場合、ほぼ一定量となることが判っている。
本発明の目的は、上述したような構成の一次帯電電源部への現像電源部からの影響を許容しながらも、その影響を打ち消すように制御することで、安定した画像形成が可能な画像形成装置およびその高圧電源制御方法を提供することにある。
本発明はこのような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、円筒形の導体上に感光体層が形成された回転する感光面を有する感光手段と、導体の周りに抵抗体層が形成され、その抵抗体層が、前記感光面に接している一次帯電手段と、前記一次帯電手段により所定電位に帯電された前記感光面上を走査して感光面上に静電潜像を形成する光走査手段と、前記感光面に向けて、回転する導体の表面に塗布された帯電した着色荷電粒子を飛翔させて、感光手段の感光面に形成された静電潜像に応じた可視像を形成させる現像手段と、前記一次帯電手段に接続され、当該一次帯電手段に所定電圧を供給する一次帯電電源部と、現像手段の導体部に接続され、当該現像手段に所定電圧を供給する現像電源部とを備えた画像形成装置において、画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に、あらかじめ決められた量を一度に変化させるのでなく、滑らかに変化させて、あるいは前記あらかじめ決められた量よりも少ない量の変化を複数回に実行させて、当該変化の実行後に前記あらかじめ決められた量の変化をさせるようにすることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置は、さらにプロセス・カートリッジと、プロセス・カートリッジを用いて印字を行った総時間または印字を行った総記録媒体数を計測する計測手段を備え、画像形成装置が印字を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に前記計測手段の計測結果に応じて、前記制御信号を変化させる量が決定されることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置は、さらにプロセス・カートリッジを用いて印字を行った総時間または印字を行った総記録媒体数を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された結果を表す情報を記憶するエリアを備えた不揮発性の情報記憶手段を備えたプロセス・カートリッジとを備え、画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に、前記情報記憶手段に記憶された前記計測手段により計測された結果を表す情報に応じて、前記制御信号を変化させる量が決定されることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置であって、前記画像形成装置は、さらに画像形成装置の使用環境温度を検出するための外気温検出手段を備え、画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に、情報記憶手段に記憶された前記計測手段により計測された結果を表す情報に加えて外気温検出手段による外気温情報に応じて、前記制御信号を変化させる量が決定されることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、円筒形の導体上に感光体層が形成された回転する感光面を有する感光手段と、導体の周りに抵抗体層が形成され、その抵抗体層が、前記感光面に接している一次帯電手段と、前記一次帯電手段により所定電位に帯電された前記感光面上を走査して感光面上に静電潜像を形成する光走査手段と、前記感光面に向けて、回転する導体の表面に塗布された帯電した着色荷電粒子を飛翔させて、感光手段の感光に形成された静電潜像に応じた可視像を形成させる現像手段と、前記一次帯電手段に接続され、当該一次帯電手段に所定電圧を供給する一次帯電電源部と、現像手段の導体部に接続され、当該現像手段に所定電圧を供給する現像電源部とを備えた画像形成装置における高圧電源制御方法であって、画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置の小型化、あるいはその高圧電源部の小型化に起因して、一次帯電手段に対する電圧印加が現像手段への高電圧駆動に起因して影響を受ける場合であっても、その影響を打ち消すことが可能になる。このためプリント基板上での一次帯電電源部と現像電源部とのレイアウト上での制約なども無くなり、プリント基板の小型化も可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、画像形成装置の小型化、あるいはその高圧電源部の小型化に起因して、一次帯電手段に対する電圧印加が現像手段への高電圧駆動に起因して影響を受ける場合を前提に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における、現像電源部のオン/オフを制御する現像クロック信号、一次帯電電源部における基準電圧を生成するPWM信号と、一次帯電電源部における出力電圧の時間的変化を示した図である。この図は、現像器への高圧供給(現像出力)をオンとすると同時に、一次帯電電源部における基準電圧を生成するPWM信号を変化させることを示している。一次帯電電源部における基準電圧を生成するPWM信号を変化させない場合、現像電源部が駆動していないときと駆動しているときとで一次帯電電源部の出力電圧がずれてしまうという現象が発生する。この場合、印字動作の中で現像電源部を駆動していない期間の画像領域と、現像電源部が駆動している期間の画像領域との間で濃度差が生じてしまうという問題が生じる。
しかし、上記の制御を行うことにより印字動作中における一次帯電電源部の出力電圧のズレを解消することができる。この場合、実際の画像形成装置においてこのようなズレを発生させる要因そのものは基本的には変化がなく一定なので、ある値の基準電圧に対してズレを打ち消すような打ち消し用基準電圧の値をあらかじめ設定することができる。たとえば、
打ち消し用基準電圧=ある値の基準電圧×(1+α)
あるいは、
打ち消し用基準電圧=ある値の基準電圧+α
とすることができる。この場合、コントローラから、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間に、一次帯電電源部に対して、ある値の基準電圧を表すPWM信号を送っていたとする。現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間には、打ち消し用基準電圧として、「ある値の基準電圧(1+α)」あるいは「ある値の基準電圧+α」を表すPWM信号を一次帯電電源部に対して送ることになる。こうすることにより、一次帯電電源部は、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間には、ある基準電圧に基づく高圧出力電圧を出力するように動作する。そして、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間には、ある値の基準電圧(1+α)あるいは「ある値の基準電圧+α」に基づく高圧出力電圧を出力するように動作することになる。しかし、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間では、一次帯電電源部の出力電圧は、現像電源部の高圧電圧出力の影響を受けて、結果としては、変化しないことになる。
この実施形態では、現像電源部への駆動クロック信号の供給と同時に帯電電源部への基準電圧を「ある基準電圧」から「ある値の基準電圧(1+α)」に変更することになる。この場合、現像電源部の高圧電圧の立ち上がりや、一次帯電電源部の電圧制御のループ特性、PWM値からアナログ電圧を生成するフィルタ部の特性等によっては、この実施形態で正常に動作するが、場合によっては後述する第2の実施形態を取る必要がある。
(第2の実施形態)
図2は、上述した第1の実施形態における欠点を改良した第2の実施形態を説明する図である。なお、上述した第1の実施形態で正常に動作する場合は、この第2の実施形態を適用する利点は殆どない。図2の上部に示す現像クロックと一次帯電PWMの信号図は、図1と同様な場合を示す図である。その下部の「一次帯電出力」は、第1の実施形態を適用した場合の一次帯電電源部の出力に一次的な変動を生ずる場合を示している。このような現象は、現像電源部の高圧電圧の立ち上がりや、一次帯電電源部の電圧制御のループ特性、PWM値からアナログ電圧を生成するフィルタ部の特性等に起因して、生ずる場合と生じない場合(あるいは生じても無視可能なレベルである場合)がある。図2の下半分は、本実施形態における現像電源部のオン/オフを制御する現像クロック信号、一次帯電電源部へのPWM信号、一次帯電電源部の出力電圧、の時間的な変化を示した図である。
実施形態1に記述した制御方法を用いた場合、一次帯電電源部における出力電圧の変化量が非常に大きな場合には、急激に出力電圧を切り換えように動作する。このため、一般的には、切り換え直後の出力電圧が不安定になり、感光体部において帯電不良が発生、その結果スジ状もしくは帯状の画像不良が発生する場合がある。この場合における対策として、幾つかある。その1つは、図2に示すように、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した時点で、瞬時に設定された新たなPWM値に切り換えるのではなく、徐々にあるいは段階的にそれまでのPWM値から設定された新たなPWM値に変化させる制御を行う。この徐々に、あるいは段階的にPWM値に変化させる程度は、上述したように、現像電源部の高圧電圧の立ち上がりや、一次帯電電源部の電圧制御のループ特性、PWM値からアナログ電圧を生成するフィルタ部の特性等によって変化する。また、図2に示すように、4段階で変化させる場合で、その最初の段階では、図2の示す第1の実施形態での一次帯電出力の過渡的な変化の量を、少なくとも1/4に減少させることになる。このような手法により、一次帯電電源へのPWM値の変更に起因する一次帯電電圧出力の変動を、無視可能な程度に減少させることができる。
上記の制御を行うことにより前述のような画像不良を発生させることなく実施形態1と同様な効果を得ることが可能となる。
(第3の実施形態)
画像形成装置の小型化、あるいはその高圧電源部の小型化に起因して、一次帯電手段に対する電圧印加が現像手段への高電圧駆動に起因して受ける影響の程度が、感光体の特性による影響を受ける場合がある。このような場合で、その影響が無視することができない場合、上記実施形態1および実施形態2に記述した制御では、無視できない差が出力に残ることになり、その結果、所望の効果が得られないことになる。たとえば、上述した実施形態1の説明におけるαの値が、感光体の特性によって変化する場合である。通常、感光体は、使用頻度に比例して表面の感光体層が消耗し、感光体の特性が変化する。このため、ある特性の場合におけるズレ量と、その後の変化した特性におけるズレ量とは異なることになり、αの値を固定値とした実施形態1および実施形態2に記載の制御を行っても、無視できない変化を一次帯電出力に生じさせる場合がある。この場合、所望の効果が得られないことになる。
本発明の第3の実施形態は、この対策を実行する。具体的には、画像形成装置にプロセス・カートリッジの総使用時間または印字を行った総記録媒体数を計測する計測手段を備え、この計測手段の計測結果に応じて、上述したαの値を変化させることを行う。実際には、実施形態1におけるαが、定数と、計測結果に比例する部分(あるいは反比例する部分)とから構成されることになる。このように制御することにより、一次帯電手段に対する電圧印加が現像手段への高電圧駆動に起因して受ける影響の程度が、感光体の特性による影響を受ける場合であっても、実施形態1および実施形態2と同様な効果を得ることが可能となる。
また、プロセス・カートリッジに不揮発性の情報記憶手段を備える場合、上記αに関連する値、感光手段の感度特性、および上記計測手段の情報を随時、この情報記憶手段に書き込むことが実行される。この場合に、上記αに関連する値で、定数や、計測手段結果に乗算される値なども書き込むことができる。この場合、複数の画像形成装置間でプロセス・カートリッジの交換が行われても、この情報記憶手段に書き込まれた情報を読み込んで、上述した実施形態1におけるα値を算出することができる。算出したα値を使用して、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間に一次帯電電源部への出力するPWM値を決定することができる。このようなPWM信号を出力することにより、感光手段の特性に起因する影響を受ける場合であっても、感光手段に対して最適な電圧印加制御を行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
上記実施形態1、実施形態2、実施形態3に記述した制御において、感光手段の感光体の特性が画像形成装置の使用環境温度によっても変化する場合がある。この使用環境温度による感光体の特性の変化が、上述したα値に大きく影響し、その結果一次帯電電圧の出力に無視できないズレを生じさせる場合は、その対策を取る必要がある。この対策として、画像形成装置に温度センサなどの使用環境温度を検出する手段を備え、上述したα値の決定にこの検出結果も使用することを実行する。このようにして求めたα値を使用することにより、上述したズレ量が、感光体の特性による影響を受け、さらにこの感光体の特性の使用環境温度による特性変化に応じたズレ量が無視できない場合にも対処することができる。この第4の実施形態により、上述した第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態で所望する結果が得られない場合であっても、同様な効果を得ることが可能となる。
本発明の第1の実施形態における現像電源部のオン/オフを制御する現像クロック信号、一次帯電電源部における基準電圧を生成するPWM信号と、一次帯電電源部における出力電圧の時間的変化を示した図である。 第1の実施形態における欠点を改良した第2の実施形態を説明する図である。 従来方式を使用して小型化した画像形成装置における、現像電源部のオン/オフを制御する駆動クロック信号と、一次帯電電源部の基準電圧を切り換える(生成する)PWM信号の時間変化を示す図である。また、一次帯電電源部の出力電圧が、現像電源部のオン制御により変化する様子を示した図でもある。 本発明に関連する、電子写真方式の画像形成装置(複写機、プリンタ等)の主要部の構成を示す図である。 図4に示した、帯電部材4と現像器7へ高圧電圧を供給する高圧電源部2の構成例を示す図である。
符号の説明
1 コントローラ(CPU)
2 高圧電源部
3 感光体
4 帯電部材(ローラ)
5 スキャナ
6 反射ミラー
7 現像器
8 転写帯電器
9 クリーナ

Claims (6)

  1. 円筒形の導体上に感光体層が形成された回転する感光面を有する感光手段と、
    導体の周りに抵抗体層が形成され、その抵抗体層が、前記感光面に接している一次帯電手段と、
    前記一次帯電手段により所定電位に帯電された前記感光面上を走査して感光面上に静電潜像を形成する光走査手段と、
    前記感光面に向けて、回転する導体の表面に塗布された帯電した着色荷電粒子を飛翔させて、感光手段の感光面に形成された静電潜像に応じた可視像を形成させる現像手段と、
    前記一次帯電手段に接続され、当該一次帯電手段に所定電圧を供給する一次帯電電源部と、
    現像手段の導体部に接続され、当該現像手段に所定電圧を供給する現像電源部と
    を備えた画像形成装置において、
    画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に、あらかじめ決められた量を一度に変化させるのでなく、滑らかに変化させて、あるいは前記あらかじめ決められた量よりも少ない量の変化を複数回実行させて、当該変化の実行後に前記あらかじめ決められた量の変化をさせるようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、さらに
    プロセス・カートリッジと、
    プロセス・カートリッジを用いて印字を行った総時間または印字を行った総記録媒体数を計測する計測手段を備え、
    画像形成装置が印字を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に前記計測手段の計測結果に応じて、前記制御信号を変化させる量が決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、さらに、
    プロセス・カートリッジを用いて印字を行った総時間または印字を行った総記録媒体数を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された結果を表す情報を記憶するエリアを備えた不揮発性の情報記憶手段を備えたプロセス・カートリッジと
    を備え、
    画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に、前記情報記憶手段に記憶された前記計測手段により計測された結果を表す情報に応じて、前記制御信号を変化させる量が決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、さらに
    画像形成装置の使用環境温度を検出するための外気温検出手段
    を備え、
    画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させる際に、情報記憶手段に記憶された前記計測手段により計測された結果を表す情報に加えて外気温検出手段による外気温情報に応じて、前記制御信号を変化させる量が決定されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 円筒形の導体上に感光体層が形成された回転する感光面を有する感光手段と、導体の周りに抵抗体層が形成され、その抵抗体層が、前記感光面に接している一次帯電手段と、前記一次帯電手段により所定電位に帯電された前記感光面上を走査して感光面上に静電潜像を形成する光走査手段と、前記感光面に向けて、回転する導体の表面に塗布された帯電した着色荷電粒子を飛翔させて、感光手段の感光面に形成された静電潜像に応じた可視像を形成させる現像手段と、前記一次帯電手段に接続され、当該一次帯電手段に所定電圧を供給する一次帯電電源部と、現像手段の導体部に接続され、当該現像手段に所定電圧を供給する現像電源部とを備えた画像形成装置における高圧電源制御方法であって、
    画像形成装置が印字動作を行う際、一次帯電電源部より一次帯電手段に対して電圧印加を開始してから現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始するまでの期間と、現像電源部より現像手段に対して電圧印加を開始した以降の期間とで、一次帯電電源部の出力電圧値を制御する制御信号を変化させることを特徴とする高圧電源制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010250232A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2011191519A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成システム、および出力制御方法
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