JP2008058263A - 組合せ計量器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機器の洗浄性を高めることができる組合せ計量器の提供。
【解決手段】 被計量物による荷重をアナログ重量信号に変換するロードセル、およびそのロードセルにより得られたアナログ重量信号をデジタル重量信号へ変換するA/D変換回路をそれぞれ有する複数の計量ユニット2と、計量ユニット2のそれぞれからデジタル重量信号を受け取るフレーム部3と、フレーム部3により受け取ったデジタル重量信号に基づいて組合せ演算を行う指示計ユニット60とを備え、計量ユニット2のそれぞれは、フレーム部3に着脱自在に接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の計量部を備える組合せ計量器に関し、特に計量部に対する被計量物の供給及び排出を手動により行う手動式の組合せ計量器に関する。
組合せ計量器は、計量部に対する被計量物の供給及び排出の方法の違いにより、自動式、半自動式、手動式に大別することができる。このうち、自動式では、計量部への被計量物の供給及び排出を自動(機械の制御)で行い、半自動式では、計量部への被計量物の供給を手動により行い、組み合わされた被計量物の排出は自動で行う。そして、手動式では、計量部への被計量物の供給及び排出を人手により行う。
上記のうち、手動式の組合せ計量器としては、例えば、複数の秤量部と組合せ演算を行う本体部とが一体として形成されており、各計量部に設けられている秤皿を水平ならしめる傾斜度調整部と、同じく設けられている皿サポートを回動または横移動させる向き調整部とを備えるものが提案されている(特許文献1を参照。)。
この組合せ計量器によれば、秤皿の水平度が確保されていない場合に、傾斜度調整部を操作することによって秤皿を水平にさせ、また秤皿の平行度が確保されていない場合に、向き調整部を操作することによって皿サポートをその傾斜度を維持したまま回動または横移動させ、それにより秤皿相互間の平行度を確保する。その結果、秤皿が傾くようなことが防止され、精確な計量を実現することができる。
実公平3−36894号公報
ところで、近年、食品加工場においては、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)の導入に伴って、食品の衛生管理が重要視されるようになっている。そのため、各計量部をはじめとする機器の洗浄性が問題となり得るが、上述したように、従来の組合せ計量器の場合、各計量部と本体部とが一体として形成されているため、機器の洗浄が困難であるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、機器の洗浄性を向上させることができる組合せ計量器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の組合せ計量器は、被計量物による荷重をアナログ重量信号に変換する重量センサ、および当該重量センサにより得られたアナログ重量信号をデジタル重量信号へ変換するA/D変換回路をそれぞれ有する複数の計量部と、前記計量部のそれぞれから前記デジタル重量信号を受け取り、その受け取ったデジタル重量信号に基づいて組合せ演算を行う本体部とを備え、前記計量部のそれぞれは、前記本体部に着脱自在に接続される。
このように、計量部が本体部に着脱自在に接続される場合、計量部を本体部から離脱させて、これら計量部及び本体部を洗浄することが可能となるため、機器の洗浄性を向上させることができる。
また、各計量部は、重量センサ及びA/D変換回路を有しているため、計量部単体で計量動作を実行することが可能となる。これにより、本体部を変更するだけで計量部の連数を自由に増減させることが可能となる。
上記発明に係る組合せ計量器において、前記計量部は、少なくとも計量の設定に係る設定情報を記憶するメモリを有していてもよい。
このように、各計量部が設定情報を記憶するメモリを有している場合、計量部の入れ替えなどを行ったとしても、新たに設定をし直すなどの煩雑な作業は不要となる。
また、上記発明に係る組合せ計量器において、前記計量部のそれぞれと前記本体部とは、無線通信により、前記デジタル重量信号の送受信を行うように構成されることが好ましい。
このように、計量部と本体部との通信を無線により行うことによって、通信ケーブルが不要となるため、洗浄性をより一層高めることができる。
また、上記発明に係る組合せ計量器において、前記計量部のそれぞれと前記本体部とは、非接触電源を有しており、前記計量部は、それぞれが有する非接触電源を介して、前記本体部が有する非接触電源から電力の供給を受けるように構成されていることが好ましい。
このように、非接触電源を用いて、計量部が本体部から電力の供給を受けるようにすることによって、電力供給用のケーブルが不要となるため、洗浄性をより一層高めることができる。
また、上記発明に係る組合せ計量器において、前記本体部が有する非接触電源は、当該本体部と接続されている前記計量部が有する非接触電源のみに対して電力を供給するように構成されていることが好ましい。
このように、計量部と本体部とが接続されている場合にのみその計量部に電力が供給されるように構成することによって、省電力化を図ることができる。
また、上記発明に係る組合せ計量器において、前記計量部は、前記重量センサを内部に格納する筐体を有し、前記計量部には、当該計量部の筐体内部と外部とを連通する通気孔が開閉自在に設けられており、当該通気孔は、前記計量部と前記本体部とが接続されている場合には開き、前記計量部と前記本体部とが離脱している場合には閉じるように構成されていることが好ましい。
密閉状態の筐体内部に重量センサが格納されている場合、温度変化によって空気が膨張(又は圧縮)することにより圧力差が生じ、誤計量を起こすことがある。そこで、上記のように通気孔を設けることによって、これらの不都合が解消され、重量センサの安定した計量動作を実現することができる。
また、計量部と本体部とが離脱している場合には、通気孔を閉じることによって、洗浄中に水分などが筐体内部へ浸入することを防止することができる。これによっても、筐体内部における湿度の上昇を防止することができ、したがって、重量センサの安定した計量動作を実現することができる。
さらに、上記発明に係る組合せ計量器において、前記本体部は、前記計量部と着脱自在に接続され、前記計量部のそれぞれから前記デジタル重量信号を受け取る第1本体部と、その受け取ったデジタル重量信号に基づいて組合せ演算を行う第2本体部とから構成され、 前記第1本体部と前記第2本体部とは、無線通信により、前記デジタル重量信号の送受信を行うように構成されていてもよい。
このように本体部を第1本体部及び第2本体部のように別装置に分けることによって、本体部の洗浄性を高めることができる。
本発明の組合せ計量器によれば、各計量部が着脱自在であるため、機器の洗浄性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
(組合せ計量器の概略構成)
図1は、本発明の組合せ計量器の構成を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の組合せ計量器1は、2列に並んで直線上に配設されている複数の直方体状の計量ユニット2と、これらの計量ユニット2と接続されるフレーム部3と、組合せ演算を実行する指示計ユニット60とを備えている。ここで、フレーム部3及び指示計ユニット60により組合せ計量器1の本体部が構成されている。
なお、後述するように、計量ユニット2とフレーム部3との間及びフレーム部3と指示計ユニット60との間では、無線通信により、データの送受信が行われる。
各計量ユニット2は、食品などの被計量物を載置するための載皿4を有しており、被計量物がこの載皿4に載置された場合、後述するようにしてその被計量物の計量動作を実行する。
フレーム部3は、一対の長方形状のフレーム3a,3aと、これらフレーム3a,3aの対応する短手部分同士を連結する連結棒3b,3bと、フレーム3a,3aの長手部分の中央部同士を連結する連結部3cとで構成されている。
フレーム部3の連結部3cの天板26には、各計量ユニット2の取付位置に対応してLED(発光ダイオード)などからなる表示灯25が設けられている。この表示灯25を、指示計ユニット60による指示にしたがって点灯または点滅させることによって、被計量物を追加供給して増量すべき計量ユニット2、または被計量物を一部取り出して減量すべき計量ユニット2を作業者に知らせることができる。
各計量ユニット2は、フレーム部3に着脱自在に接続されるように構成されている。図1に示すように、計量ユニット2の短手方向の端面には、平面視U字状の取っ手部13が設けられている。作業者が、この取っ手部13を把持して計量ユニット2を上方へ持ち上げた後、これをフレーム部3の外方へ引っ張り出すことによって、フレーム部3の連結部3cに設けられている取付フック23のフック部から計量ユニット2が離れ、計量ユニット2とフレーム部3とは離脱状態となる。
また、指示計ユニット60には、組合せ演算の結果などを表示するためのLCD(液晶ディスプレイ)63と、作業者が指示計ユニット60に対する指示などを入力するための入力部64とが設けられている。
上記のように、計量ユニット2とフレーム部3とが離脱状態となる場合、計量ユニット2及びフレーム部3を容易に洗浄することが可能となる。特に計量ユニット2の載皿4には、食品などの被計量物が載置される場合があるため、高い頻度で洗浄を行う必要がある。そのため、洗浄が容易になるということは大きなメリットとなる。
また、計量ユニット2が着脱自在であることによって、次のようなメリットも得られる。
従来の組合せ計量器の場合、例えば大きな載皿を利用しようとしても、隣り合って設けられている計量部が干渉してしまうため、利用できないという不都合が生じ得る。これに対し、本発明の組合せ計量器の場合、隣り合って設けられている計量ユニット2をフレーム部3から離脱させることができるため、そのような大きな載皿を利用することも可能になる。
また、計量ユニット2のレイアウトを自由に変更することができる。すなわち、本実施の形態のように計量ユニット2を2列に並んで直線上に配設する以外にも、フレーム部3の形状を変更することによって、例えば、計量ユニット2を横一列に配設したり、V字型に配設したりすることができる。
(組合せ計量器の詳細な構成)
以下、上記の計量ユニット2、フレーム部3、及び指示計ユニット60の詳細について、各図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の組合せ計量器1が備える計量ユニット2及びフレーム部3の構成を示す正面図である。この図2は、計量ユニット2及びフレーム部3の一部を破断して示している。
図2には、計量ユニット2とフレーム部3とが接続されている場合の構成が示されている。これに対して、計量ユニット2の構成を示す断面図である図3では、上述したようにして、計量ユニット2がフレーム部3から離脱された場合における計量ユニット2の構成が示されている。
図4、図5及び図6はそれぞれ、フレーム部3の構成を示す平面図、正面図、及び側面図である。
図2に示すように、計量ユニット2の下部に形成されている係合ピン18が、フレーム部3の連結部3cに形成された取付フック23のフック部に嵌ることによって、係合ピン18が取付フック23に係止される。また、計量ユニット2の取っ手部13が、フレーム部3の連結棒3bに形成された止め具27に係合することによって、取っ手部13が止め具27に係止される。このようにして、計量ユニット2とフレーム部3とが接続状態となる。
計量ユニット2は、上部筐体6と下部筐体7とを有しており、上部筐体6には重量センサであるロードセル5などが、また、下部筐体7にはA/D変換回路9を具備するA/D基板などがそれぞれ格納されている。
これらの上部筐体6及び下部筐体7の適宜の箇所には上下方向に貫通するネジ孔が形成されており、これらのネジ孔にネジ8を螺合することにより、上部筐体6と下部筐体7とが固定される。この場合、上部筐体6と下部筐体7とは、ダイヤフラム10を介して固定されており、これにより計量ユニット2の筐体内部の気密状態を保つことができる。
[通気孔]
下部筐体7の取っ手部13が設けられている側の端面には、当該下部筐体7に対して進退自在に可動連結棒14が支持されている。この可動連結棒14は、ばね19aによって下部筐体7の外方に向けて付勢されている。また、この可動連結棒14の中央部には、可動連結棒14の厚み方向の中央位置を基準として対称な窪み19bが形成されている。
可動連結棒14の先端部は、計量ユニット2がフレーム部3に接続される際、連結棒3bに形成されている止め具27によって押圧される。その結果、可動連結棒14は、下部筐体7内に進入する(図2を参照。)。これに対し、計量ユニット2がフレーム部3から離脱される際、可動連結棒14の先端部は、止め具27による押圧から解放される。その結果、可動連結棒14は、ばね19aの付勢力により下部筐体7外へ退出する(図3を参照。)。
また、下部筐体7の底部には、計量ユニットの筐体の内部と外部とを連通する通気孔16と、この通気孔16を開閉するために下部筐体7に対して進退自在に支持されている通気弁15とが設けられている。この通気弁15の先端部は、可動連結棒14に形成されている窪み19bに対応するような凸状をなしている。そして、計量ユニット2がフレーム部3に接続されている場合、すなわち可動連結棒14が下部筐体7内へ進入している場合、可動連結棒14の窪み19bに通気弁15の先端部が嵌合し、その結果、通気弁15が下部筐体7内へ進入する(図2を参照。)。これにより、通気孔16が開状態となる。他方、計量ユニット2がフレーム部3から離脱されている場合、すなわち可動連結棒14が下部筐体7外へ退出している場合、通気弁15の先端部と可動連結棒14の窪み19bとの嵌合状態が解かれ、その結果、通気弁15が下部筐体7外へ退出する(図3を参照。)。これにより、通気孔16が閉状態となる。
このように、通気孔16は、計量ユニット2とフレーム部3とが接続状態にある場合は開き、計量ユニット2とフレーム部3とが離脱状態にある場合は閉じるようになっている。そのため、例えば、計量ユニット2をフレーム部3から離脱させてその計量ユニット2を洗浄する場合、通気孔16が閉状態となるため、水などが計量ユニット2の筐体内部へ浸入することを防止することができる。また、計量ユニット2とフレーム部3とを接続させて計量動作を実行する場合、通気孔16が開状態となるため、計量ユニット2の筐体内部へ空気が送り込まれる。その結果、温度変化に起因して空気が膨張(又は圧縮)することにより生じる圧力差によってロードセルが誤計量を起こしたりするなどの不都合を回避することができる。
以上のとおり、上述したようにして通気孔16の開閉を行うことにより、安定した計量動作を実行することが可能となる。
なお、可動連結棒14、通気弁15、及びそれらの周辺の適宜の箇所にはOリング17が設けられており、これにより、空気などの漏れが防止される。
[非接触電源]
計量ユニット2の下部筐体7の取っ手部13が設けられている端面と対向する端面側には、非接触電源部11が設けられている。この非接触電源部11は、計量ユニット2とフレーム部3とが接続状態にある場合に、フレーム部3の連結部3cに設けられている非接触電源部21から非接触で電力が供給される。
ここで、後述するように計量ユニット2には磁石が設けられており、また、フレーム部3の連結部3bにはその磁石の変位に応じて磁界の強弱を判別するホール素子が設けられている。そして、このホール素子によって、計量ユニット2の磁石がフレーム部3の連結部3cに接近したと判別された場合に、連結部3cの非接触電源部21から計量ユニット2の非接触電源部11へ電力が供給される。
他方、フレーム部3の連結部3cには、コイルが設けられており、このコイルの電流または電圧を測定し、その測定値に基づいて、計量ユニット2とフレーム部3とが離脱状態となったか否かが判定される。ここで、これらが離脱状態になったと判定された場合、連結部3cの非接触電源部21は、計量ユニット2の非接触電源部11への電力の供給を停止する。
このように非接触電源方式を採用することにより、計量ユニット2とフレーム部3とが離脱状態にある場合に計量ユニット2へ電力が供給されるなどの不都合はなく、省電力化を図ることができる。また、着脱自在な計量ユニット2に対して電力を供給するためのケーブルが不要となるため、例えば、計量ユニット2の洗浄性が向上するなどのメリットが得られる。
[無線通信]
計量ユニット2の非接触電源部11付近には、赤外線通信部12が設けられている。この赤外線通信部12は、計量ユニット2とフレーム部3とが接続状態にある場合に、フレーム部3の連結部3cに設けられている赤外線通信部22と赤外線通信を行う。これにより、例えば、計量ユニット2で取得された重量信号などの情報の送受信を無線通信で行うことが可能となる。
また、フレーム部3の連結部3cには、指示計ユニット60との間でBluetooth(登録商標)に基づいた無線通信を実行するための通信部24が設けられている。これにより、例えば、フレーム部3から指示計ユニット60への重量信号などの情報の送受信を無線通信で行うことが可能となる。
このように、計量ユニット2とフレーム部3との間及びフレーム部3と指示計ユニット60との間のデータの送受信を無線通信により行うことによって、これらの機器間を通信可能に接続するための通信ケーブルが不要となる。これにより、例えば、計量ユニット2及びフレーム部3の洗浄性が向上するなどのメリットが得られる。
なお、本実施の形態では赤外線通信及びBluetooth(登録商標)を利用しているが、本発明はこれらに限定されるわけではなく、計量ユニット2とフレーム部3との間及びフレーム部3と指示計ユニット60との間でのデータの送受信を無線通信により行うことができれば、その他の構成であってもよい。
(組合せ計量器の制御系統)
図7は、本発明の組合せ計量器1の制御系統の一例を示すブロック図である。以下、図7を参照しながら、組合せ計量器1の制御系統について説明する。
[計量ユニット]
図7に示すように、本発明の組合せ計量器1が備える各計量ユニット2は、CPUなどからなる演算制御部40と、ロードセル5と、そのロードセル5により得られたアナログ重量信号をデジタル重量信号へ変換するA/D変換回路9と、RAM及びROMなどからなるメモリ41と、前述した赤外線通信部12、非接触電源部11及び磁石42とを備えている。
上記のメモリ41には、スパン調整に関する情報及び風袋の重量値に関する情報など、計量の設定に係る設定情報が記憶されている。
このように設定情報を記憶するメモリ41を各計量ユニット2が有しているため、計量ユニット2を装着する位置が入れ替わるようなことがあっても、計量動作にはまったく影響がない。したがって、計量ユニット2を入れ替えたとしても、計量に関する設定をし直すような煩雑な作業は不要である。
[フレーム部]
本発明の組合せ計量器1が備えるフレーム部3は、CPUなどからなる演算制御部50と、前述した赤外線通信部22、非接触電源部21、ホール素子52、RAM及びROMなどからなるメモリ53及び表示灯25とを備えており、これらの構成要素は、フレーム部3に装着することができる数(本実施の形態の場合、図1、図4及び図5に示すように12個)だけ設けられている。
また、フレーム部3は、外部電源60から供給される電力を変換及び調整するためのスイッチング素子を備えるスイッチング電源51を備えている。このスイッチング電源51から各演算制御部50へ電力が供給される。
さらに、フレーム部3は、上述したように、指示計ユニット60とBluetooth(登録商標)で無線通信するための通信部24を備えている。
[指示計ユニット]
指示計ユニット60は、CPUなどからなる演算制御部61と、前述したLCD63及び入力部64と、フレーム部3及び後述するサブスケール80とBluetooth(灯力商標)で無線通信するための通信部62と、外部電源90から電力から供給される電力を変換及び調整するスイッチング電源65と、RAM及びROMなどからなるメモリ66とを備えている。
メモリ66には、組合せ条件を決定するためのプログラム、組合せ演算を行うためのプログラム、及び各種のデータなどが記憶されている。
[サブスケール]
サブスケール80は、計量ユニット2の他に設けられる計量部であって、その設置の有無は任意である。計量ユニット2で計測可能な重量よりも大きな重量を計測する必要がある場合などに、サブスケール80が設けられる。
サブスケール80によって測定された重量値はデジタルデータとして指示計ユニット60へ送信され、指示計ユニット60はサブスケール80から受信した重量値を組合せ演算に用いる。このサブスケール80と指示計ユニット60との間の通信は、Bluetooth(登録商標)にしたがって無線によりなされる。
(組合せ計量器の動作例)
以上のように構成されている本実施の形態の組合せ計量器1は、次のように計量動作を実行する。なお、以下では、各計量ユニット2が、フレーム部3に接続された状態となっており、非接触電源により電力の供給を受け、しかも無線通信によりフレーム部3と通信可能な状態となっているものとする。
作業者は、指示計ユニット60の入力部64を操作して、指示計ユニット60の演算制御部61に対して、組合せ条件を決定するためのパラメータなどが入力される。これらのパラメータなどの情報は、必要に応じてLCD63に表示され、作業者によって確認される。
次に、作業者は、被計量物を、各計量ユニット2の載皿に載置する。すべての載皿に被計量物が載せられた後、作業者は指示計ユニット60の入力部64を操作して、組合せ演算開始の指示を行う。
作業者から組合せ演算開始の指示を受けた指示計ユニット60の演算制御部61は、計量動作開始を指示する命令を、通信部62を介して、フレーム部3へ出力する。
他方、各計量ユニット2において、ロードセル5は、載皿に載置された被計量物の重量値を測定し、その測定した重量値をアナログ重量信号としてA/D変換回路9へ出力する。アナログ重量信号を受けたA/D変換回路9は、これをデジタル重量信号に変換し、演算制御部40へ出力する。演算制御部40は、受け取ったデジタル重量信号を、赤外線通信部12を介して、フレーム部3へ送信する。
計量動作開始を指示する命令を指示計ユニット60から受けたフレーム部3の各演算制御部50は、赤外線通信部22を介して、計量ユニット2からデジタル重量信号を受信する。このようにして各演算制御部50で受信されたデジタル重量信号は、どの計量ユニット2に係るデジタル重量信号であるかを示すための識別情報などとともに、通信部24を介して、指示計ユニット60へ送信される。
指示計ユニット60の演算制御部61は、通信部62を介して、フレーム部3から12個のデジタル重量信号を受信する。そして、演算制御部61は、受信したデジタル重量信号と、メモリ66に記憶されているプログラムを用いて、組合せ演算を実行し、最適組合せに参加する計量ユニット2を決定する。最適組合せが演算制御部61によって選択されると、演算制御部61は、通信部62を介して、その最適組合せを示す組合せ情報をフレーム部3へ送信する。
なお、上記の組合せ演算では、12個のデジタル重量信号から1個乃至12個を取り出す組合せのそれぞれについて、組合せ合計重量が演算される。そして、組合せ合計重量が、作業者によって設定された組合せ合計重量下限値と組合せ合計重量上限値との間にある組合せが存在するか否かの判定が行われる。ここで、組合せ合計重量が組合せ合計重量下限値と組合せ合計重量上限値との間にある組み合わせが存在すれば、その中から組合せ合計重量が組合せ目標重量に最も近い組合せ(最適組合せ)が決定される。
組合せ合計重量が組合せ合計重量下限値と組合せ合計重量上限値との間にある組み合わせが存在しない場合、指示計ユニット60の演算制御部61は、組合せが得られない旨の情報をLCD63に表示させる。この場合、作業者は、計量ユニット2の載皿に載置されている被計量物を別の被計量物に置き換える。その後は、組合せ合計重量が組合せ合計重量下限値と組合せ合計重量上限値との間にある組み合わせが存在するようになるまで、上記と同様の処理が繰り返し実行される。
なお、サブスケール80が設けられている場合においては、指示計ユニット60の演算制御部61は、通信部62を介して、サブスケール80からデジタル重量信号を受信する。そして、フレーム部3から受信したデジタル重量信号に加えて、サブスケール80から受信したデジタル重量信号をも用いて、上記の組合せ演算を実行することになる。
フレーム部3は、通信部24を介して、指示計ユニット60から受信した組合せ情報を受信し、その組合せ情報に示されている最適組合せに参加する計量ユニット2に対応する表示灯25を点灯させる。
指示計ユニット60においては、上記の組合せ演算の結果がLCD63上に表示される。これにより、作業者は、組合せ演算の結果を確認することができる。
本発明の組合せ計量器は、主に食品などを被計量物とするために機器の洗浄を行う必要性が高い組合せ計量器などに有用である。
本発明の組合せ計量器の構成を示す斜視図である。 本発明の組合せ計量器が備える計量ユニット及びフレーム部の構成を示す正面図である。 本発明の組合せ計量器が備える計量ユニットの構成を示す断面図である。 本発明の組合せ計量器が備えるフレーム部の構成を示す平面図である。 本発明の組合せ計量器が備えるフレーム部の構成を示す正面図である。 本発明の組合せ計量器が備えるフレーム部の構成を示す側面図である。 本発明の組合せ計量器の制御系統の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 組合せ計量器
2 計量ユニット
3 フレーム部
4 載皿
5 ロードセル
11 非接触電源部
12 赤外線通信部
14 可動連結棒
15 通気弁
16 通気孔
21 非接触電源部
22 無線通信部
24 通信部
41 メモリ
42 磁石
52 ホール素子
60 指示計ユニット
62 通信部
80 サブスケール

Claims (7)

  1. 被計量物による荷重をアナログ重量信号に変換する重量センサ、および当該重量センサにより得られたアナログ重量信号をデジタル重量信号へ変換するA/D変換回路をそれぞれ有する複数の計量部と、
    前記計量部のそれぞれから前記デジタル重量信号を受け取り、その受け取ったデジタル重量信号に基づいて組合せ演算を行う本体部とを備え、
    前記計量部のそれぞれは、前記本体部に着脱自在に接続される、組合せ計量器。
  2. 前記計量部は、少なくとも計量の設定に係る設定情報を記憶するメモリを有している、請求項1に記載の組合せ計量器。
  3. 前記計量部のそれぞれと前記本体部とは、無線通信により、前記デジタル重量信号の送受信を行うように構成されている、請求項1に記載の組合せ計量器。
  4. 前記計量部のそれぞれと前記本体部とは、非接触電源を有しており、
    前記計量部は、それぞれが有する非接触電源を介して、前記本体部が有する非接触電源から電力の供給を受けるように構成されている、請求項1に記載の組合せ計量器。
  5. 前記本体部が有する非接触電源は、当該本体部と接続されている前記計量部が有する非接触電源のみに対して電力を供給するように構成されている、請求項4に記載の組合せ計量器。
  6. 前記計量部は、前記重量センサを内部に格納する筐体を有し、
    前記計量部には、当該計量部の筐体内部と外部とを連通する通気孔が開閉自在に設けられており、
    当該通気孔は、前記計量部と前記本体部とが接続されている場合には開き、前記計量部と前記本体部とが離脱している場合には閉じるように構成されている、請求項1に記載の組合せ計量器。
  7. 前記本体部は、前記計量部と着脱自在に接続され、前記計量部のそれぞれから前記デジタル重量信号を受け取る第1本体部と、その受け取ったデジタル重量信号に基づいて組合せ演算を行う第2本体部とから構成され、
    前記第1本体部と前記第2本体部とは、無線通信により、前記デジタル重量信号の送受信を行うように構成されている、請求項1に記載の組合せ計量器。
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