JP2008057973A - ボイラ室監視盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 契約者がボイラ室の構成機器の運転状態を容易に把握できるようにするとともに、ボイラ室の構成機器に運転制御を簡易な構成にて実現すること。
【解決手段】ボイラ室2内に配置されるボイラを含む複数の機器の運転状態を監視し、ボイラ室2に配置されるボイラ室監視装置であって、ボイラ室の構成機器3と各構成機器3が正常か否かの運転状態を表示器19に表示する運転状態表示手段と、表示器19を用いて構成機器3の運転制御条件を設定し、設定した運転条件に基づいて構成機器3を制御する運転制御手段とを含み、表示器19,運転状態表示手段および運転制御手段を含むボイラ室監視盤の構成機器が奥行きの薄い扁平体として構成された一つの箱にまとめて収納され、ボイラ室2の壁に掛けて使用される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ボイラ室内に配置されるボイラを含む複数の機器の運転状態を監視するボイラ室監視装置に関する。
まず、この発明を生むに至った背景につき説明する。この30年間、蒸気ボイラ(以下、単に「ボイラ」と云う。)の需要は、ボイラ技士による取扱いが必要な大型ボイラからボイラ技士の取扱い不要な小型貫流ボイラへとシフトしてきた。現実に小型貫流ボイラの設置台数は、大幅に増加してきている。実に、毎年設置されるボイラとしては、生産台数で約95%程度、蒸発量は約90%程度が小型貫流ボイラとなってきている。この小型貫流ボイラは、ボイラ技士が不要ではあるが、何らかの異常によりボイラが停止すると、場合によっては工場などの操業停止という事態を招来し、多額の損害が発生することになる。
このため前記ボイラの使用者は、保守管理業者(以下、「保守管理者」と云う。)と保守管理契約を結んで、前記ボイラの保守管理を委託している。ここで、保守管理契約を結んでいる場合、前記使用者を契約者と称し(使用者と称することもできる。)、前記保守管理契約を結んでいない場合は、使用者(ユーザー)と称するが、以下の説明では、前記保守管理を結んでいるものとして、説明する。
前記保守管理者は、通信技術を用いて、早期の異常復旧や異常発生を未然に防止するための保守管理システムを構築してきた。この保守管理システムは、前記ボイラの運転状態を監視するための各種のセンサを取り付け、前記センサによる検出信号をもとに、異常かどうかの判断を行い、異常と判断したときは、速やかに警報情報を前記保守管理者の拠点コンピュータへ送信する。この警報情報を受信した前記管理拠点は、サービス員(メンテナンス員)を異常発生の現場へ派遣して、早期の異常復旧を図るものである。一方、異常などが発生すると、その警報内容を前記サービス員が現場で確認することができるように、また使用者が知ることができるように前記ボイラの表示器に表示するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
前記ボイラの表示器に表示される警報の数は、有る機種では50以上にものぼっている。また、前記ボイラの普及とともに、前記ボイラに附帯する軟水器、脱酸素装置などの附帯機器の普及も目覚しく、かつこれら附帯機器も前記ボイラと同様に、電子化、ネットワーク化が進行し、各機器毎に種々の警報を表示している。
このような従来技術には、つぎのような課題がある。まず、前記のように前記ボイラ室の構成機器が、前記ボイラの数,前記附帯機器の種類と数の大幅な増加により、前記機器に異常などが発生しても前記ボイラ室内の何処で、何が生じているのかを容易に把握できないようになってきている。すなわち、前記契約者にとっては、前記ボイラ室全体の運転状態の把握が困難であると云う課題がある。
また、一般に前記ボイラ室内のボイラは、複数台設置され、これら複数台のボイラの台数制御装置と監視装置とは、別個に構成され、しかも大掛かりなシステムとなっていた(たとえば、特許文献2参照)。
実開平3−21649号公報(第2図)
特開平11−270801号公報(第1頁,図1)
この発明が解決しようとする課題は、契約者(または使用者)が前記ボイラ室の構成機器の運転状態を容易に把握できるようにするとともに、前記ボイラ室の構成機器の運転制御を簡易な構成にて実現することである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ボイラ室内に配置されるボイラを含む複数の機器の運転状態を監視し、前記ボイラ室に配置されるボイラ室監視盤であって、前記ボイラ室の機器構成と前記各構成機器が正常か否かの運転状態とを表示器に表示する運転状態表示手段と、前記表示器を用いて前記構成機器の運転制御条件を設定し、設定した運転制御条件に基づいて前記構成機器を制御する運転制御手段とを含み、前記表示器,前記運転状態表示手段および前記運転制御手段を含むボイラ室監視盤の構成機器が奥行きの薄い扁平体として構成された一つの箱にまとめて収納され、前記箱が前記ボイラ室の壁に掛けて使用されることをことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記運転制御条件が、前記構成機器の運転台数制御に関する条件を含むことを特徴ととしている。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記運転状態表示手段が、前記表示器の表示画面を複数の機器表示区域に区画して前記構成機器を表示する機能を有するとともに、前記機器表示区域に前記構成機器を表示するとともに前記各構成機器が正常か否かを表示する第一表示処理と、前記各構成機器の警報情報の現象情報を表示する第二表示処理とを切り換えて行うことを特徴としている。
この発明によれば、契約者(または使用者)が前記ボイラ室の構成機器の運転状態を容易に把握できるようにするとともに、前記ボイラ室の構成機器の運転制御を簡易な構成にて実現することができる。また、前記表示器,前記運転状態表示手段および前記運転制御手段を含むボイラ室監視盤の構成機器を奥行きの薄い扁平体として構成された一つの箱にまとめて収納され、前記箱が前記ボイラ室の壁に掛けて使用されるので、契約者が見やすい位置にボイラ室監視盤を設置できるなど、産業的価値は多大である。
つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この実施の形態は、蒸気ボイラおよび/または温水ボイラからなるボイラを含む複数の機器を配置したボイラ室に適用される。
(実施の形態1)
この実施の形態は、ボイラ室内に配置されるボイラを含む複数の機器(以下、「ボイラ室構成機器」と云う。)の運転状態を監視し、前記ボイラ室に配置されるボイラ室監視装置であって、前記ボイラ室構成機器(前記ボイラ室の機器構成と称してもよい。)と前記各ボイラ室構成機器が正常か否かの運転状態とを表示器に表示する運転状態表示手段と、前記表示器を用いて前記ボイラ室構成機器の運転制御条件を設定し、設定された前記運転制御条件に基づいて制御する運転制御手段とを含むことを特徴とする。なお、運転状態は、運転状況と称することもできる。前記ボイラ室監視装置は、ボイラ室監視盤と称するこ
ともできる。
前記ボイラ室とは、前記契約者が使用する前記ボイラなどの機器を配置する部屋であり、前記契約者または前記保守管理者のサービス員が出入りできるものであればよく、とくに構造的に限定されるものではない。
前記ボイラ室構成機器は、好ましくは、前記ボイラとこれに附帯する軟水器,脱酸素装置などの附帯機器とから構成される。そして、前記附帯機器は、水設備機器と燃料設備機器とから構成される。前記水設備機器は、前記ボイラへ水を供給し、供給する水(給水)の水質を向上させるための諸機器であり、給水タンク,軟水器,脱酸素装置,薬注装置,ろ過装置,前記給水の水質を検出する水質検出器などを含む。前記燃料設備機器は、前記ボイラへ燃料を供給するための機器であり、油燃料タンクなどを含む。
前記運転状態表示手段は、前記ボイラ室構成機器と前記各機器が正常か否かを表示する表示器を含み、前記ボイラ室全体をモニタ(監視)し、原則として前記契約者が必要とする情報を前記表示器に分かり易く表示する機能を有している。
ここで、この明細書において使用する警報(アラームとも云う。)内容情報(以下、「警報情報」と云う。),異常情報などの用語を定義しておく。
前記警報情報は、現象・原因情報および警報程度情報を含む。
前記現象・原因情報は、どのような異常現象であるかの現象情報(警報現象情報)と、原因または原因につながる情報,すなわち原因情報とを含む。
前記警報程度情報は、異常情報,注意情報およびお知らせ情報を含む。前記異常情報,前記注意情報および前記お知らせ情報は、前記機器単体あるいはシステムにおける安全性およびメンテナンス(保守管理)の緊急度に基づく警報レベルにより分類され、この記載の順に警報レベルが高い。前記異常情報は、安全を損なう警報および本来の機能を損ない修復に緊急性を要する警報である。この異常情報に対しては、特に迅速な対応が必要である。前記注意情報は、放置しておけば安全上の支障がでる警報および修復に緊急性を要し無いが、修復が必要であることを知らせる警報である。前記お知らせ情報は、そのまま放置しておくと将来前記異常情報および前記注意情報につながる情報であり、前記前記異常情報,前記注意情報より警報程度が低く、前記サービス員にとって必要であるが、前記契約者にとってはあまり必要でない情報である。
また、警報状態とは、前記機器において前記警報情報が発生している状態をいう。
この実施の形態のボイラ室監視装置においては、好ましくは、前記表示器は、前記契約者が必要な情報を分かり易く表示させるために、前記ボイラ室の運転状態を前記ボイラ室の機器構成と前記各機器が正常か異常かを統一した表示様式にて表示するものである。
前記表示器における前記ボイラ室機器構成の表示の方法は、好ましくは、前記機器をグループ分けして表示画面を切り換えて階層的に表示する方法をとるものとする。
この表示方法においては、前記各グループをボイラグループと水設備グループと燃料設備グループとから構成し、前記表示画面を前記グループの数に合わせて3つの機器表示区域(以下、単に「表示区域」と云う。)に区画して、前記各表示区域に前記各グループの名称を表示する。そして、前記表示器を好ましくは、タッチパネル式の表示器として、前記各グループの表示区域を触れると前記表示画面を下階層の前記表示画面に切換え、当該
グループに属する機器を前記グループの表示と同様の表示手法にて表示する。前記表示器は、好ましくは、液晶型のものとする。
この場合、前記表示画面への前記各機器が正常か否かの表示は、つぎのようにして行われる。前記各機器表示区域全体を前記異常情報ありの場合は、異常を表す赤色で表示し、前記注意情報またはお知らせ情報ありの場合は、注意を表す黄色で表示し、いずれの情報も無い場合は、正常を表す緑色で表示する。
その結果、前記表示区域は、正常か否かの情報を色分け表示する表示手段と表示画面を切換えるキー手段として機能する。こうした構成により、前記契約者は、前記ボイラ室構成機器の運転状態の把握が容易となる。
こうして、前記表示器には、前記ボイラ室の構成機器と前記各機器が正常か否かの情報が表示される。そして、この表示の際には、前記各機器毎に異なる表示様式でなく、統一された表示がおこなわれる。その結果、前記契約者は、前記ボイラ室の運転状態をより一層容易に把握できるものである。
つぎに、前記運転制御手段は、前記運転状態表示手段が用いる同じ前記表示器を用いて前記運転制御手段を設定する設定機能と、設定された運転条件に基づいて前記ボイラ室構成機器を運転制御する運転制御機能とを備える。
前記運転制御条件は、好ましくは、前記ボイラ室構成機器に含まれる複数台のボイラの運転台数(燃焼台数)制御の条件を含み、さらに好ましくは、週間プログラムの設定と前記運転台数制御に用いる設定圧力および制御幅のなどの圧力設定を含む。前記運転制御条件は、これらに限定されるものではなく、また前記ボイラ以外の機器の運転制御条件を含ませ、さらに前記ボイラ以外の前記水処理機器などの構成機器が複数台設置された場合、これらの台数制御条件をも含ませることができる。
前記週間プログラムとは、月曜から日曜までの1週間ごとに、各曜日について前記ボイラの運転時間帯を設定するプログラムである。
前記ボイラ室監視装置は、前記表示器などの構成機器を一つの箱体にまとめて収納するものとする。前記箱体は、好ましくは、奥行きの薄い扁平体として構成される。こうすることにより、前記ボイラ室監視装置を前記ボイラ室の壁面に容易に装着可能となる。勿論、実施に応じて、前記ボイラ室監視装置の構成要素全てを前記箱体にコンパクトに収めることなく、大きな箱体にゆったりと収納することもできる。このように構成される前記ボイラ室監視装置は、前記ボイラの横に設置したり、前記ボイラ室の壁面に装着されたりして、使用される。
この発明は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、つぎの実施の形態2〜6を含むものである。
(実施の形態2)
前記実施の形態1において、前記運転制御手段が、複数台の前記ボイラの運転制御条件を設定し、設定した運転制御条件に基づいて前記ボイラの燃焼台数を制御することを特徴とするボイラ室監視装置。
(実施の形態3)
前記実施の形態2において、前記運転条件の設定が前記ボイラの一括待機を含むことを特徴とするボイラ室監視装置。
この実施の形態3において、一括待機とは、台数制御の対象となっている前記ボイラの全てを待機状態とすることを意味する。この待機状態とは、待機状態が解除されると、直ちに燃焼へ移行されることを意味する。この実施の形態3によれば、前記表示器を用いて一括待機の設定を容易に行うことができる。
(実施の形態4)
前記実施の形態2または前記実施の形態3において、前記運転制御手段が、複数の台数制御パターンを選択するパターン選択手段と前記各台数制御パターンの詳細条件を設定する制御条件設定手段とを含むことを特徴とするボイラ室監視装置。
この実施の形態4によれば、台数制御の制御パターンを予め複数種類設定し、設定した制御パターンを容易に選択できるので、使用者やサービス員は、前記ボイラ監視装置を用いて、台数制御の変更を容易に実施できる。
(実施の形態5)
前記実施の形態4において、前記制御パターンの設定条件として、負荷追随性に関する条件を含むことを特徴とするボイラ室監視装置。
(実施の形態6)
前記実施の形態1〜前記実施の形態5において、前記運転状態表示手段が、前記表示器に前記ボイラ室の構成機器を表示するとともに前記各機器が正常か否かを表示する第一表示処理と、前記構成機器の警報情報の現象情報を表示する第二表示処理とを切り換えて行うことを特徴とするボイラ室監視装置。
こうした構成により、前記各機器が正常か否かだけでなく、前記警報情報の内容を見ることができるとともに、前記表示器に表示させる情報を少なくすることができ、前記表示器を小型化できるものである。
(実施例の構成)
以下、この発明の具体的一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明を実施したボイラ室監視装置(ボイラ室監視盤)を備えたボイラ室の概略構成図であり、図2は、同実施例のボイラ室監視盤の一実施例の要部の正面説明図であり、図3は、図2の要部制御回路図であり、図4は、同実施例の表示画面のメイン画面の説明図であり、図5は、同実施例の前記表示画面の第一階層画面および画面構成を説明する図であり、図6は、同実施例の前記表示画面の第二階層画面の説明図であり、図7は、同実施例の前記表示画面の第三階層画面の説明図であり、図8は、同実施例の警報画面の画面構成を説明する説明図であり、図9は、同警報画面の具体例の説明図であり、図10は、同警報画面の他の具体例の説明図であり、図11は、同実施例の通信表示記号の説明図であり、図12は、同実施例の表示処理の全体処理を示すフローチャート図であり、図13は、図12の要部の処理を示すフローチャート図であり、図14は、図12の他の要部の処理を示すフローチャート図であり、図15は、図14の要部の処理を示すフローチャート図であり、図16は、図15の要部の処理を示すフローチャート図であり、図17は、図16の要部の処理を示すフローチャート図であり、図18〜図19は、図16および図17に基づく処理により表示される表示画面の説明図である。
前記一実施例のボイラ室監視盤(以下、単に「監視盤」と云う。)1は、ボイラ室2に設置の蒸気ボイラ(以下、単に「ボイラ」と云う。)3などの機器(ボイラ室構成機器)が正常か否かの運転状態を監視し、表示する監視表示機能(1)と、警報発生状態におい
て前記契約者に前記警報情報に関連してやっていただきたいこと,すなわち操作指示事項を前記警報現象情報とともに表示する契約者操作指示表示機能(2)と、前記ボイラ室構成機器と前記保守管理者の拠点に設置した第一管理コンピュータおよび/または前記サービス員が携行する第二管理コンピュータとの通信の中継をなすとともに前記ボイラ室構成機器の前記警報情報および運転詳細情報(各種センサの検出値など)を含む運転状態の監視結果を一括して前記管理コンピュータへ送信する通信中継機能(3)と、前記ボイラ室に配置される複数の前記ボイラの台数制御に関する運転制御条件を設定し、設定された運転制御条件に基づき運転制御を行う台数制御機能(4)と、前記異常情報の発生時に前記契約者の所有する携帯電話器へ前記異常情報の発生を通報する異常通報機能(5)と、前記ボイラ室に設置される複数台の前記各ボイラに地震感知センサを設け、全ての前記地震感知センサが地震ありとの信号を出力したとき地震ありとの判定をなす地震判定機能(6)とを備えている。
前記ボイラ室2内には、複数台の前記ボイラ3,3,…と、前記各ボイラ3の附帯機器としての水設備4および燃料設備5とが設置されている。前記水設備4は、軟水器6,脱酸素装置7,水タンク8,薬注器9などからなる。前記燃料設備5は、燃料タンクなどを含む。これらの前記ボイラ室構成機器3,5,6〜9は、それぞれ第一制御器10〜第六制御器15を備え、各制御器10〜15は、各機器の運転状態を監視して前記警報状態となると、自らの機器において表示するとともに他の機器と通信する通信機能を有している。
前記各ボイラ3には、前記警報状態で無い正常時に緑色となり、前記警報状態の前記異常情報の発生状態において赤色となり、運転停止状態で無色となるボイラ第一表示器16および前記注意情報または前記お知らせ情報の生成状態において黄色となり、運転停止状態で無色となるボイラ第二表示器17とを備えている。また、他の機器5,6〜9においても、前記ボイラ第一表示器16および前記ボイラ第二表示器17と同様な表示器(図示しない。)を備えることが望ましい。
前記監視盤1は、前記各ボイラ3とその高さを揃えた直方体状の箱体18にまとめている。そして、前記監視盤1は、図1および図2に示すように、前記箱体18の前面側には、ボイラ室表示器としての監視盤第一表示器19と、この監視盤第一表示器19を挟むようにその両側辺に配置される警報有無表示器としての一対の監視盤第二表示器20,20と、赤外線通信送受信部21と、人検知用センサ22とを備えている。前記赤外線通信送受信部21は、前記サービス員が携行する管理コンピュータ(図示しない。)を用いて前記ボイラ室構成機器の前記警報情報および運転詳細情報を直接入手(読み出す)際と前記各機器への運転条件データの設定のための書き込みの際とに用いられる。前記人検知センサ22は、人が近づいたことを検知して、前記監視盤第一表示器19への通電を開始し、人がいないことを検知してから所定時間後に通電を停止して画面を暗くする制御を行うためのセンサである。
前記監視盤第一表示器19は、5.7インチのTFTタッチパネル式のカラー液晶型表示器である。この液晶型の監視盤第一表示器19は、前記人検知センサ22を用いた通電制御により、長期にわたる使用が可能となる。前記各監視盤第二表示器20は、赤、緑、黄色の3色を表示可能なものとし、前記各ボイラ3の前記ボイラ第一表示器16および前記ボイラ第二表示器17と正常,異常,注意・お知らせの色表示を統一するように構成している。そして、前記各監視盤第二表示器20は、この実施例ではLED(発光ダイオード)を用いている。
そして、前記監視盤1は、第一制御器10〜第六制御器15と通信回線23により接続され、第一制御器10〜第六制御器15と通信可能な第七制御器24を備えている。
この第七制御器24は、図3に示すように、マイクロコンピュータなどを含むCPU回路25と、このCPU回路25に接続される入出力回路26と、この入出力回路26に接続される交流電源27と、停電時のバックアップ用の電池電源28と、着脱自在のPHSモデムユニット29とを備えている。前記入出力回路26には、通信機能を備えない機器の異常,正常により開閉する接点の信号を取り込める接点入力インターフェース30を備えている。また、前記入出力回路26には、前記監視盤第一表示器19,前記監視盤第二表示器20,前記赤外線通信送受信部21,前記人検知センサ22および前記台数制御のために前記各ボイラ3の蒸気ヘッダ(図示しない。)の圧力検出用の圧力センサ31が接続される。
前記監視盤1が備える前記監視表示機能(1),前記契約者操作指示表示機能(2),前記通信中継機能(3),前記台数制御機能(4),前記異常通報機能(5)および前記地震判定機能(6)は、その処理手順がプログラムとして前記CPU回路25のメモリ(図示しない。)に記憶されている。前記監視表示機能(1)および前記契約者操作指示表示機能(2)に関する処理手順は、図12〜図16に示され、前記台数制御機能(4)に関する処理手順は、図17に示される。
これらの処理手順に基づく、実施例の動作を説明する前に、前記監視盤第一表示器19にて表示される表示画面の構成について、図4〜図11に基づき、以下に説明する。
前記監視盤1の表示画面は、グループ別・階層構造をなしていて、ボイラグループを例にとれば、図4に示すボイラ室表示画面32(初期画面:メイン画面と称することもできる。),図5に示す第一階層画面33,図6に示す第二階層画面34,図7に示す第三階層画面35,最下層であって前記警報情報の前記現象情報および前記操作指示情報などを表示する警報画面36から構成される。前記ボイラ室表示画面32,前記第一階層画面〜第三階層画面33,34,35が前記第一表示画面に相当し、前記警報画面36が前記第二表示画面に相当する。
そして、前記表示画面は、図5に示すように、主表示部37と、前画面表示部38と、固定表示部39とから構成される。
前記主表示部37は、単独で、または前記前画面表示部38を含めて、前記ボイラ室2の機器構成をグループ別に階層的に表示する領域であり、各階層毎に複数の表示区域に区画して、前記表示区域にグループまたは前記機器を表示する。
図4に示す、前記メイン画面32においては、前記主表示部37および前画面表示部38の領域を3つの表示区域に等分して、ボイラグループキー部40,水設備グループキー部41および燃料設備グループキー部42として、各キー部にグループ名「ボイラ」,「水設備」,「燃料設備」を表示している。この表示画面において、前記グループに属する前記機器が前記異常情報の発生状態となると当該グループのキー部全体を赤色となし、前記注意情報または前記お知らせ情報の発生状態となると黄色となし、正常であると緑色となす。このように各キー部40,41,42は、色分けによる警報表示および画面切換の機能をなす。以下に説明する前記第一階層画面33,前記第二階層画面34および前記第三階層画面35におけるキー部も同様に色分けによる警報表示および画面切換の機能をなす。
また、図5に示す第一階層画面33においては、前記主表示部37の領域を2等分して、ボイラの第一系統グループキー部43と第二系統グループキー部44を形成し、各キー部にグループ名「第一系統」,「第二系統」を表示し、前記前画面表示部38の領域を3
等分して前画面のグループに対応する区域として、各区域にグループ名「ボイラ」,「水設備」,「燃料設備」を表示している。この前画面表示部38の表示は、その下方に下位のグループまたは機器が表示されている上位の特定のグループを他の上位グループと区別してはっきりと表示させる。具体的には、前記特定の上位グループのキー部を明るく表示し、他の上位グループのキー部を暗くする。この点は、以下に説明する図6および図7の前画面表示部38の表示においても同様である。
また、図6に示す第二階層画面34においては、前記主表示部37の領域を2等分して1〜8号機の第一グループキー部45および9〜14号機の第二グループキー部46を形成し、各表示区域に「1〜8号機」,「9〜14号機」の名称を表示している。そして、前記前画面表示部38の領域を2等分して前画面のグループに対応する表示区域として、各表示区域にグループ名「第一系統」,「第二系統」を表示している。
また、図7に示す第三階層画面35においては、前記主表示部37の領域を9等分して9個のボイラーキー部47,47,…を形成し、各キー部に「1号機」〜「8号機」の名称を表示している。そして、前記前画面表示部38の領域を2等分して前画面のグループに対応する表示区域として、各表示区域にグループ名「1〜8号機」,「9〜14号機」を表示している。
前記メイン画面32,前記第一階層画面33および前記第二階層画面34において、前記グループに属する前記ボイラ室構成機器が前記異常情報の発生状態となると当該グループの区域全体を赤色となし、前記注意情報または前記お知らせ情報の発生状態となると黄色となし、正常であると緑色となすよう構成されている。また、前記第三階層画面35においても前記ボイラ室構成機器が前記異常情報の発生状態となると当該機器の区域全体を赤色となし、前記注意情報または前記お知らせ情報の発生状態となると黄色となし、正常であると緑色となすよう構成されている。このように前記監視盤第一表示器19の警報程度の表示色は、前記各ボイラ3の前記ボイラ第一表示器16および前記ボイラ第二表示器17と前記監視盤1の監視盤第二表示器20と統一したものとしている。
つぎに、前記固定表示部39につき説明する。前記固定表示部39には、図4に示すように、前記メイン画面32において前記第一系統グループおよび前記第二系統グループの蒸気ヘッダ(図示しない。)の圧力値を表示する圧力表示部51,51および安全監視キー部52を形成する。前記安全監視キー部52は、前記地震判定機能(6)において地震ありと判定したときにその旨赤色表示を行う表示機能および触れることで前記各機器を非常停止させるスイッチ機能をなすように構成されている。
また、前記固定表示部39には、図5〜図7に示す前記第一〜第三階層画面33〜35において、前記圧力表示部51に加えて、触れる(タッチする)と前記メイン画面32に戻る第一画面切換キー部53,触れると前の画面に戻る第二画面切換キー部54,触れると図19に示す前記台数制御機能(4)の各種運転条件設定の画面(図示しない。)に切り換える設定キー部55を形成している。
最後に、前記警報画面36につき説明する。図8に示すように、前記主表示部36および前記前画面表示部37を一つ主表示部36の領域として、そこに発生項目表示部56,操作指示表示部57,警報コード表示部58,階層構造表示部59を形成する。前記警報画面36の具体例は、図9および図10に示される。
前記発生項目表示部56は、前記警報情報の前記現象情報に相当する情報を表示するもので、前記警報情報に関してどのような現象が生じているのかを前記契約者が分かるように表示を行うように構成している。
また、前記操作指示表示部57は、前記発生項目表示部56に関して前記契約者が何をなすべきかの内容を表示する部分である。
また、前記警報コード表示部58は、前記監視盤1による前記保守管理者の管理拠点への自動通報機能が何らかの理由で働かなかったときに、前記契約者が前記保守管理者へ電話などにより連絡する際に利用するためのものである。前記警報コードを用いて連絡することで、前記警報情報を正確に伝えることができる。
また、前記階層構造表示部59は、前記警報情報を発している機器がどのグループに属し、かつどのような階層で表示されたかの情報を表示する部分である。
また、前記固定表示部39の上部の領域には、図11に示す第一通信表示記号〜第四通信表示記号(または図形で、説明文字を含む)60〜63が表示される。前記第一通信表示記号60は、それぞれ前記監視盤1が当該警報画面に表示の前記警報情報を「通信中」であることを表示し、前記第二通信表示記号61は、前記警報情報を「通信済み」であることを表示するためのものである。前記契約者は、この第一通信表示記号60および第二通信表示記号61の表示により、前記保守管理者へ通報中または通報済みであることを知る。前記第三通信表示記号62は、通信不良の際に「ご連絡下さい」と前記保守管理者へ連絡が必要なことを表示し、前記第四通信表示記号63は、「通信不良」であることを表示するためのものである。前記第三通信表示記号62と前記第四通信表示記号63とは、通信不良時交互に表示される。
さらに、前記警報画面36の前記主表示部37の右下隅には、触れることで前記警報画面36を切り換えるなどの機能を有する第三画面切換キー部64が形成される。
(実施例の動作および作用)
前記構成の実施例の前記監視表示機能(1),前記契約者操作指示表示機能(2)および前記台数制御機能(4)につき、図12〜図17に示すフローチャート図に従い説明する。
まず、前記監視表示機能(1)および前記契約者操作指示表示機能(2)について説明する。図12において、前記監視盤1の電源を入れると、前記CPU回路25の処理が開始され、ステップS1(以下、ステップSNをSNと云う。)において、図4に示す前記メイン画面32を前記監視盤第一表示器19に表示する。なお、以下の説明では、前記契約者などが前記監視盤1の前に立っていて、前記人検知センサ22の検出信号により前記監視盤第一表示器19に給電されているとして説明する。
ついで、S2において、前記ボイラ室2の構成機器との通信により、そのいずれかにおいて前記警報情報が生成されたかどうかを監視する。S2にて、YESが判定されると、S3へ移行して、図13に示す警報発生時の表示処理を行う。S2にて、NOが判定されると、S4へ移行して、図14および図15に示す階層表示処理を行う。
今、前記ボイラグループの第一系統グループの1〜8号機グループの3号機にガス圧異常の前記異常情報が生成されたとする。すると、S3の警報発生時表示処理が行われる。すなわち、図13のS8へ移行して、前記監視盤第一表示器19は、前記メイン画面32からいきなり最下層の図9に示す前記警報画面36を表示する。図9においては、前記主表示部37および前記固定表示部39の前記第一通信表示記号60を前記異常情報であることを示す赤色に表示する。前記前記第一通信表示記号60は、赤色にて点滅表示される。
S8における警報画面表示処理は、前記監視盤第二表示器20,20を前記警報画面36の前記警報程度情報と同じ色にて点灯させる機能を有している。この機能により、前記契約者は、遠く離れた位置からも警報状態を認知できる。また、この警報状態においては、前記ボイラ3の3号機の前記ボイラ第一表示器16が同じ色にて点灯しているので、前記契約者は、どの機器が警報状態であるかを容易に見分けることができる。
この警報画面36を見た前記契約者は、前記発生項目表示部56の情報により、ガス圧に異常がありことを知り、前記操作指示表示部57の情報により、ガス供給ラインを確認しなければならないことを知る。そして、前記契約者は、前記第一通信表示記号60により、前記異常情報が、前記保守管理者の管理コンピュータへ通信されていることを知り、この通信が終了すると、前記第二通信表示記号61が表示され、通信が完了したことを知り、安心感を覚える。
前記保守管理者への通信ができなかったときは、前記第三通信表示記号62と前記第四通信記号63との交互の点滅表示がなされるので、前記契約者は、電話により、前記異常情報の発生を前記保守管理者へ連絡する。その際に、前記警報コード表示部58に表示されたコードを前記保守管理者へ伝えることにより、前記保守管理者は、前記警報情報を正確に知ることができ、迅速な異常復旧のための対応を行うことができる。
また、前記警報情報が複数発生しているとする。図13において、この警報画面36表示中、第三画面切換キー部64をONすると、S9において、YESが判定され、処理は、S10へ移行して他に警報情報があるかどうかを判定する。他に警報情報が有ればS11へ移行して前記警報画面36に表示させる前記警報情報をつぎのものとして、S8へ移行して、自らまたは、他の機器に関する警報情報を表示する。S10において、NOが判定されると、図12のS1へ戻って前記メイン画面32を表示する。S9において、NOが判定されると、前記警報画面36の表示を続ける。
この警報発生時表示処理において、前記2号機の前記ボイラ3において、空気フィルタ詰まりの前記注意情報が生成されたとすると、前記警報画面36は、図10に示す表示画面となる。この画面においては、前記主表示部37を前記注意情報であることを示す黄色に表示し、前記第一通信表示記号60を赤色表示する。
この警報画面36を見た前記契約者は、前記発生項目表示部56の情報により、空気フィルタが詰まっているという前記注意情報があることを知り、前記操作指示表示部57の情報により、空気フィルタの掃除を行わなければならないことを知ることができる。
つぎに、図12のS1における前記メイン画面32の表示において、前記警報情報の発生後、前記警報が復旧していない場合は、当該警報が復旧していない機器が属する前記ボイラグループキー部39,前記水設備グループキー部40,前記燃料設備グループキー部41のいずれかが、前記警報程度情報に応じて、赤色または黄色に表示される。これにより、前記契約者は、どのグループの機器の警報が復旧されていないことを知る。
いま、前記ボイラグループの第一系統グループの1〜8号機グループの3号機にガス圧異常の前記異常情報が生成され、その警報が復旧していないとする。この状態において、警報発生機器の前記警報画面36を表示するには、図4に示す赤色表示の前記ボイラグループキー部40の区域を触れると、図14のS12において、ボイラグループキー部40のONが判定され、処理は、図15に詳細を示すS13のボイラグループ表示処理へ移行する。
そして、図15のS20にて、図5に示す前記第一階層画面33が表示される。このとき前記第一系統グループキー部43が赤色に表示され、この第一系統グループキー部43を触れると、S22にてYESが判定され、S23へ移行して図6に示す前記第二階層画面34を表示する。この前記第二階層画面34においては、第一グループキー部45が赤色となっていて、同キー部45に触れると、S25にてYESが判定され、図7に示す第三階層画面35が表示される。この第三階層画面35においては、前記3号機のボイラキー部47が赤色に表示されている。この3号機のボイラキー部47に触れると、S28においてYESが判定され、S29にて前記S3と同様の異常発生時表示処理が行われ、図9に示す前記警報画面36が表示される。S29の処理は、S3と同様であるので、説明を省略する。
また、図15のS21,S24,S27において、第二画面切換キー部54に触れると前の画面へ戻る。なお、前記第一画面切換キー部53に触れると前記メイン画面32に戻る処理が行われるが、図15のフローチャートではその処理を省略している。また、図14において、S14の水設備表示処理およびS15の燃料設備表示処理処理は、S13のボイラグループ表示処理と同様であるので、説明を省略する。
つぎに、前記人検知センサ22による動作を説明する。図12において、前記異常発生時表示処理S3および前記階層表示処理S4を終えると、処理は、S5へ移行する。ここで、人検知無しかどうかの判定がなされる。すなわち、前記人検知センサ22により所定時間(たとえば約10分)の人検知有りが継続されないと、YESが判定され、S7へ移行し、前記監視盤第一表示器19への給電を停止する。これにより、前記異常発生時表示処理S3および前記階層表示処理S4は行われているが、前記監視盤第一表示器19への通電が停止されるために、前記第一表示器19による状態表示は行われない。
S5において、人が近づき、人検知無しの判定がNOと判定されると、S6へ移行して、前記監視盤第一表示器19へ給電される。これにより、S3,S4の処理に基づく表示が行われる。
S2の処理において、警報情報の発生無しが判定されているときは、前記監視盤第二表示器20,20は、緑色にて点灯し、前記構成機器の全てが正常であることを表示している。ここで、S3の処理により、図9の前記警報画面36を表示させる処理が行われ、かつS5の処理により、人検知無しと判断されると、前記監視盤第二表示器20,20は、緑色から赤色表示に切り替わり、前記監視盤第一表示器19は、表示無しの状態となる。
そして、この状態において、人が近づくと、前記監視盤第一表示器19は、前記警報画面36を直ちに表示するので、管理者などは、警報内容を速やかに知ることができる。
つぎに、前記台数制御機能(4)の設定機能につき図15〜図17に従い説明する。図5の前記第一階層画面33または図6の前記第二階層画面34におて、前記設定キー部55に触れると、図15のS21にて、前記設定キー部55のONが判断され、処理は、S30の設定処理へ移行する。このS30の処理の詳細は、図16に示される。
S31において、図18に示される設定メニュー画面65が前記監視盤第一表示器19に表示される。この設定メニュー画面65は、一括待機キー部66と、台数制御キー部67と、週間プログラムキー部68と、日付・時刻設定キー部69と、前記第一画面切換キー部53とから構成される。
前記設定メニュー画面65の前記第一画面切換キー部53に触れると処理は、S32にてYESが判定され、図12のS1へ戻り、前記メイン画面32を表示する。
また、一括待機キー部66に触れると、S33においてYESが判定され、S34の一括待機設定処理が行われる。S34の処理では、待機設定画面(図示省略)が表示され、前記監視盤1の制御対象となっている全ての前記ボイラ3を待機状態とするか,待機状態を解除するかの設定が行われる。この一括待機の実行は、蒸気使用設備側の状況により、一時的に、全ての前記ボイラ3を待機させて、蒸気供給を停止する場合などに行われる。
また、図18の台数制御キー部67に触れると、図16のS35にてYESが判定され、S36へ移行して、台数制御設定処理が行われる。この台数制御設定処理の詳細は、図17に示される。まず、S41において図19の台数制御メニュー画面70が表示され、この画面で、パターン選択キー部71に触れると、S42にてONが判定され、パターン選択画面(図示省略)が表示される。
このパターン選択画面は、制御パターンを互いに異なる予め設定した制御パターン1〜3のいずれかに選択できるように構成される。
また、図19のパターン設定キー部72,72,72のいずれかに触れると、図17のS45にてキーのONが判定され、S46の制御パターン設定処理が行われる。この処理においては、パターンメニュー画面(図示省略)が表示され、制御パターンの詳細な設定が行われる。
ここでの制御パターンの詳細設定は、前記各制御パターン1〜3について、つぎのような設定が可能である。まず、制御圧力と制御圧力幅の設定を可能としている。つぎに、その範囲を超えると警報を行う供給蒸気圧力の上限と下限を設定可能としている。また、台数制御をどのような方法で行うかの選択、設定と、最大燃焼台数,低燃焼および高燃焼のいずれを優先するかなどの高機能設定とを可能としている。さらに、前記ボイラ3の低燃焼台数の設定,連続パージ台数の設定などの負荷追随性を向上させるための種々の負荷追随性の条件の設定を可能としている。連続パージとは、前記各ボイラ3が、燃焼停止後直ちに起動できるように燃焼用空気を送る送風機(図示省略)を連続運転することを意味する。
また、図19において、ローテーション設定キー部73に触れると、図17のS48において、YESが判定され、S49のローテーション設定処理が行われる。このローテーション設定処理においては、設定画面(図示省略)が表示され、起動優先順位の変更に関する設定、すなわち自動で行うか手動で行うかの方法の設定、変更の間隔の設定、いつ行うかの設定を可能としている。図17において、第二画面切換キー部54に触れたことが判定されると、S41へ戻り、図18の設定メニュー画面65が表示される。
さて、図18の設定メニュー画面65において、週間プログラムキー部68に触れると、図16のS37にてYESが判定され、S38へ移行して図21の週間プログラム設定画面(図示省略)を表示して週間プログラム設定処理を行う。
前記週間プログラム設定画面においては、月曜から日曜日までの各曜日ごとに予め設定された運転パターンを表示し、選択して設定可能とするとともに、前記各運転パターンの内容(運転時間帯)を変更して設定可能に構成している。
また、図18の設定メニュー画面65において、前記日付・時刻設定キー部69に触れると、図16のS39にてYESが判定され、処理はS40へ移行し、ここで日付および時刻の修正および設定が行われる。
(実施例の効果)
このように、前記実施例によれば、前記契約者は、前記ボイラ室構成機器の運転状態を容易に把握でき、しかも警報状態となると、前記監視盤第一表示器19に前記警報画面36が表示されるので、グループ・階層構造の表示にもかかわらず、階層表示のための操作を要することなく、必要な情報を入手できる。また、これらの目的を、少ない表示面積の表示機器により達成できる。
また、前記実施例によれば、台数制御運転の運転条件の設定および設定状態の表示を前記ボイラ室の監視表示機能に用いる前記監視盤第一表示器19を用いて行っている、すなわち前記監視盤1を従来の台数制御装置および監視装置の機能を統合した構成としているので、簡素化され、かつ小型化されたシステムとすることができる。その結果、従来の台数制御装置および監視装置を設置する管理室を必要とすることなく、前記ボイラ室2内に設置して、ボイラ室監視と台数制御を行うことができる。
この発明を実施したボイラ室監視盤を備えたボイラ室の概略構成図である。 同実施例のボイラ室監視盤の一実施例の要部の正面説明図である。 図2の要部制御回路図である。 同実施例の表示画面のメイン画面の説明図である。 同実施例の前記表示画面の第一階層画面および画面構成を説明する図である。 同実施例の前記表示画面の第二階層画面の説明図である。 同実施例の前記表示画面の第三階層画面の説明図である。 同実施例の警報画面の画面構成を説明する説明図である。 同警報画面の具体例の説明図である。 同警報画面の他の具体例の説明図である。 同実施例の通信表示記号の説明図である。 同実施例の表示処理の全体処理を示すフローチャート図である。 図12の要部の処理を示すフローチャート図である。 図12の要部の処理を示すフローチャート図である。 図14の要部の処理を示すフローチャート図である。 図15の要部の処理を示すフローチャート図である。 図16の要部の処理を示すフローチャート図である。 同実施例の設定処理における表示画面の説明図である。 同実施例の設定処理における他の表示画面の説明図である。
符号の説明
1 ボイラ室監視盤
2 ボイラ室
3 ボイラ
19 監視盤第一表示器
65 設定メニュー画面
70 台数制御メニュー画面

Claims (3)

  1. ボイラ室2内に配置されるボイラを含む複数の機器の運転状態を監視し、前記ボイラ室2に配置されるボイラ室監視盤であって、
    前記ボイラ室2の機器構成と前記各構成機器が正常か否かの運転状態とを表示器19に表示する運転状態表示手段と、前記表示器19を用いて前記構成機器の運転制御条件を設定し、設定した運転制御条件に基づいて前記構成機器を制御する運転制御手段とを含み、
    前記表示器19,前記運転状態表示手段および前記運転制御手段を含むボイラ室監視盤の構成機器が奥行きの薄い扁平体として構成された一つの箱にまとめて収納され、前記箱が前記ボイラ室2の壁に掛けて使用されることを特徴とするボイラ室監視盤。
  2. 前記運転制御条件が、前記構成機器の運転台数制御に関する条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のボイラ室監視盤。
  3. 前記運転状態表示手段が、前記表示器19の表示画面を複数の機器表示区域に区画して前記構成機器を表示する機能を有するとともに、前記機器表示区域に前記構成機器を表示するとともに前記各構成機器が正常か否かを表示する第一表示処理と、前記各構成機器の警報情報の現象情報を表示する第二表示処理とを切り換えて行うことを特徴とする請求項2に記載のボイラ室監視盤。
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