JP2008055505A - 電磁シーム溶接用平板状コイル - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、金属薄板を電磁溶接する平板状ワンターンコイルに関する。従来の平板状コイルには、溶接しにくいアルミニウム合金薄板を溶接する場合、大きな電源エネルギーを必要とする欠点があった。これを改良した電磁溶接用平板状ワンターンコイルを提供する。
【手段】平板状ワンターンコイル3を電源1およびスイッチ2に接続する。スイッチ2を閉じて、このコイルにパルス大電流を流す。電流が集中して流れる中央部分4Aの幅が変化しているので、アルミニウム合金薄板5A、5Bをエネルギー効率よく溶接できる。
【選択図】図4
【手段】平板状ワンターンコイル3を電源1およびスイッチ2に接続する。スイッチ2を閉じて、このコイルにパルス大電流を流す。電流が集中して流れる中央部分4Aの幅が変化しているので、アルミニウム合金薄板5A、5Bをエネルギー効率よく溶接できる。
【選択図】図4
Description
本発明は、アルミニウム合金、銅など金属薄板の溶接を必要とする自動車部品、電子部品などの組立て分野において使用される電磁シーム溶接用コイルに関する。
アルミニウム合金、銅などの金属薄板を容易にシーム溶接する方法として、本発明者が開発した電磁溶接法がある(特許文献1)。この電磁溶接法は、金属薄板をシーム溶接する電磁溶接装置において、例えば、一枚の金属板材に2本の溝を加えE字状の形態とした平板状ワンターンコイルを用い、板材の幅が狭く、細長い中央部分を往きの電流用、その両側の幅の広い周辺部分を戻りの電流用として、電源からパルス電流を往復して流し、幅が狭く、細長い中央部分を電流集中部とし、この上に重ね置かれた金属薄板に発生する渦電流による発熱と電磁力による押圧により金属薄板をシーム溶接する方法である。本発明者は、さらに、この電磁溶接法に使用するコイルについて改良したコイルの発明についても特許出願した(特許文献2)。
特許第3751153号(図4) 特開2004−342535号
前記の平板状ワンターンコイルには、次のような優れた特徴がある。電線を巻いた平面的なコイルと異なり、コイルとしてのインダクタンスが小さく、大電流を流し易い。板状のため100kA以上のパルス大電流が流れても損傷を受けにくい。コイル(板状)と被溶接材(金属薄板)との電磁結合が強い。コイルの片面(上)に置かれた金属薄板を溶接できる。
一般的に,電磁溶接装置の電源にはコンデンサ電源が使用される。コンデンサ電源の容量は50〜200μF、充電エネルギーは数kJである。コイルには最大値100kA以上のパルス大電流が、数100μs以下の短時間流れる。金属薄板の厚さは1mm以下、溶接部分の長さは100mm以下である。重ね置かれる金属薄板の間に1mm程度の間隙を設けて溶接すると、衝突の効果でエネルギー効率よく溶接される(特許文献2)。
先ず、公知である一枚板から作られた平板状ワンターンコイルを用いた電磁溶接装置の概略を説明する(非特許文献1)。次に、この平板状ワンターンコイルの問題点を述べる。
電子情報通信学会技術研究報告、104巻574号、EMD−2004−94(2005年)p.7〜p.12
電子情報通信学会技術研究報告、104巻574号、EMD−2004−94(2005年)p.7〜p.12
図9はこの平板状ワンターンコイルを用いた電磁溶接装置の概略図であり、(A)は平面図、(B)は平板状ワンターンコイルの斜視図である。この装置の主な構成要素は、図9(A)、(B)に示すように、コンデンサ電源1、スイッチ2、磁束発生用の平板状ワンターンコイル3である。平板状ワンターンコイル3は電気的に絶縁された一枚の平板からなっている。このコイル3は、幅が狭く、細長い中央部分4A(電流の往路)、その両側の幅の広い周辺部分4B,4C(電流の復路)およびこれらを片端側で接続する部分4Dから構成されている。
コンデンサ電源1を充電し、スイッチ2を閉じて放電させると、平板状ワンターンコイル3にパルス大電流が往復して流れる。実際の装置では、電源1、スイッチ2および平板状ワンターンコイル3を接続している部分(図9(A)に細い線で示されている)は、幅広い導体板で配線され回路のインダクタンスおよび抵抗を少なくしている。
図9に示す装置は、図10に示すように平板状ワンターンコイル3の片側(上部)に被溶接材であるアルミニウム合金薄板5A、5Bを重ね配置し、これらを溶接するものである。図10で、平板状ワンターンコイル3、合金薄板5A、5Bおよび固定具6は、締め付け器具(図示されていない)によって固定されている。
スイッチ2を閉じて平板状ワンターンコイル3に電流を急激に流すと、このコイル3の中央部分4Aに高密度(磁束密度B)の磁束7が急激に発生する。この磁束7の一部は、アルミニウム合金薄板5A、5Bに交差する。この結果、電磁誘導作用によって下側の合金薄板5Aに渦電流(電流密度i)が流れ、加熱される。また、単位体積あたり働く電磁力fが下側の合金薄板5Aを上側の合金薄板5Bへ押圧する。この結果、合金薄板5A、5Bはコイル3の中央部分4Aに沿って溶接される。電磁力fは次のベクトル式で与えられる。
f=i×B
図10に示した電磁シーム溶接装置(コンデンサ電源の容量200μF、コイル中央部分4Aの幅5mm)を用い、各種アルミニウム合金薄板(厚さ1mm)を間隙1mmを設け2枚重ね、長さ100mmにわたりシーム溶接した結果の一部を以下に示す。
溶接するのに必要な電源のエネルギーは、アルミニウム合金の種類により1〜4kJと大きく変化した。この値は、%導電率(銅の導電率100に対する割合)61のアルミニウム合金A1050の場合、約1kJであり、%導電率42の合金A3004の場合、約2kJであり,%導電率31の合金A5182の場合、約3kJなどである(非特許文献1)。
溶接の際、間隙1mmを設けて重ねられたアルミニウム合金薄板は、パルス電流が流れてから、5〜6μsの短時間で衝突する。衝突するときの速度は200〜300m/sと推定される(非特許文献1)。
次に、前述した平板状ワンターンコイルに関する問題点を示す。
この平板状コイルを使用した装置では、%導電率の比較的に小さいアルミニウム合金、またはマグネシウム合金などを溶接する場合、3kJ以上と大きな電源エネルギーを必要とする。この場合、コイル3に流れるパルス電流の最大値は約200kA以上となる。このようなパルス大電流を頻繁にコイル3へ流し続けると、コイル3は、自身に働く大きな電磁力で少しずつ変形および位置ずれする。また、コイル自身の温度が上昇し、電気絶縁性を劣化させる。このため、平板状コイルの連続使用には、構造および電気絶縁の両面から制限がある。
本発明者はこの問題を解決するため改良したコイルについて特許出願した(特許文献2)。この改良したコイルを使用すると以上の問題点はほぼ解決する。しかし、コイルの厚さが数倍に増加し、コイル構造が複雑になり、製作費が多額になる。本発明の目的は、コイル板厚を増加させず、低い電源エネルギーで、%導電率の小さいアルミニウム合金などを溶接できる平板状コイルを提供することにある。
平板状コイルの板厚を変えずに、%導電率の小さい金属薄板を、低い電源エネルギーで効率よくシーム溶接する手段として次のことが考えられる。
(1)コイル中央部分4Aの幅を、長手方向端部から電流の流れる方向に沿って、長手方向中央まで、連続的に減少させる。長手方向中央からは、連続的に増加させ、コイル中央部分4Aの他方の端部へ至る。この幅の変化は最大で2倍以下とする。このような平板状コイル3に、パルス電流が流れると、コイル中央部分4Aに発生する磁束密度は、中央部分4Aに沿って一様でなく、幅の狭い部分(長手方向中央)で大きくなる。幅の狭い部分で流れる電流密度が大きくなるからである。
(2)溶接の際、コイル中央部分4Aに発生する磁束密度が大きい部分(長手方向中央)では、間隙を設けて重ねたアルミニウム合金薄板に働く電磁力が強く、この部分の合金薄板は他の部分に比べ時間的に早く衝突する。この結果、重ねた合金薄板はコイル中央部分4Aに沿ってわずかに時間差をともなって衝突し、溶接される。
(3)重ねたアルミニウム合金薄板がわずかに時間差をもって衝突することは、時間とともに衝突する部分が高速で移動することになる。また、重ねた合金薄板は、互いに平行でなく、傾斜した状態で衝突する。
(4)重ねたアルミニウム合金薄板が前記(3)のように高速で傾斜衝突すると、金属ジェットが発生する。金属ジェットは、合金薄板の表面を清浄化する力が強い。このような金属ジェットの働きが加われば、低い電源エネルギーで効率よくシーム溶接できる(非特許文献2)。
日本塑性加工学会編「高エネルギー速度加工」、コロナ社(1993年4月版)ページ183
日本塑性加工学会編「高エネルギー速度加工」、コロナ社(1993年4月版)ページ183
本発明は、以上の手段を基に、重ねた金属薄板を高速で傾斜衝突させ、エネルギー効率よく電磁シーム溶接を行うことのできる平板状ワンターンコイルを提供する。
請求項1〜4記載の発明による平板状ワンターンコイルを図10の平板状ワンターンコイル3に替えて使用しても、間隙を設けて重ねたアルミニウム合金などの金属薄板を同様に電磁溶接できる。その際、いずれの平板状ワンターンコイルにおいても、細長い形状の電流集中部の断面形状(幅、厚さなど)が電流の流れる方向に沿って変化している。この結果、重ねた金属薄板はコイル中央部分4Aに沿ってわずかに時間差をともなって傾斜衝突し、エネルギー効率よく溶接される。
間隙を設けて重ねた金属薄板の電磁溶接は、電磁力、渦電流加熱および衝突効果によって行われる。本発明の平板状ワンターンコイルを使用すれば、衝突効果を最大限に利用できる。この結果、渦電流の流れにくい、%導電率の比較的に小さい金属薄板などをエネルギー効率よく溶接できることになる。
重ねた金属薄板の電磁溶接は、一般的に空気中で行われることが多いが、水中での溶接も可能である。従来の平板状ワンターンコイルを使用した水中での溶接は、溶接部分に存在する水の膜が排除できず、非常に困難であった。しかし、本発明の平板状ワンターンコイルを使用すれば、傾斜衝突させるため、溶接部分の水が溶接部分から次々に外側へ押し出される。このため、水が押し出された部分が次々に溶接(シーム溶接)される。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1にコイル中央部分4Aの幅を、電流の流れる方向に沿って、連続的に減少させた平板状ワンターンコイルの概略図を示す。(A)はコイル平面図および放電回路、(B)はコイルの斜視図である。コイル中央部分4Aの断面は図2のように変化している。コイルの材質、寸法例を以下に示す。材質はクロム銅、板厚は4mmである。中央部分4Aの長さは約100mm、幅は、最大5mm、最小2mmである。この幅は長手方向の端部から電流の流れる方向に沿って連続的に減少している。
図1に示す平板状ワンターンコイル3を、図10に示した電磁シーム溶接装置の平板状ワンターンコイル3に変えて使用すると、重ねたアルミニウム合金薄板はコイル中央部分4Aに沿ってわずかに時間差をともなって傾斜衝突し、エネルギー効率よく溶接される。ただし、従来の平板状コイルと比較して10%程度しかエネルギー効率がよくならなかった。100回程度の実験後、コイル中央部分の幅の狭い部分(2mmの位置)の断面に少し変形が見られた。
図3にコイル中央部分4Aの幅を、長手方向端部から電流の流れる方向に沿って、長手方向中央まで、連続的に減少させ、長手方向中央からは、連続的に増加させた平板状ワンターンコイルの概略図を示す。(A)はコイル平面図および放電回路、(B)はコイル中央部分4Aの電流方向に垂直な断面例である。コイルの材質はクロム銅、板厚は4mmである。中央部分4Aの長さは約100mm、幅は最大4mm、最小2mmである。この幅はコイル中央部分4Aの長手方向中央で最小2mmである。
図3に示す平板状ワンターンコイル3を使用した電磁シーム溶接装置の概略を図4に示す。スイッチ2を閉じて平板状ワンターンコイル3に電流を急激に流すと、このコイル3の中央部分4Aの長手方向中央では、幅が狭いので、他より大きい磁束密度Bの磁束7が発生する。この部分では、間隙を設けて重ねたアルミニウム合金薄板5Aに働く電磁力が強く、この部分の合金薄板5A,5Bは他の部分に比べ時間的に早く衝突する。この結果、合金薄板5A,5Bは高速で傾斜衝突し、エネルギー効率よく溶接される。
各種アルミニウム合金薄板(厚さ1mm)を間隙1mmを設け2枚重ね、長さ100mmにわたりシーム溶接した結果の一部を以下に示す。溶接するのに必要な電源のエネルギーは、アルミニウム合金の種類により1〜3kJと変化した。この値は、%導電率(銅の導電率100に対する割合)61のアルミニウム合金A1050の場合、約0.8kJであり、%導電率42の合金A3004の場合、約1.5kJであり,%導電率31の合金A5182の場合、約2.5kJなどであった。従来の平板状コイルと比較して20%程度エネルギー効率よく溶接できた。100回程度の実験後、コイル中央部分の幅の狭い部分(2mmの位置)の断面に少し変形が見られた。
また、アルミニウム合金A1050板(厚さ0.5mm)を間隙0.5mmを設けて重ね、薄いビニール袋に水とともに入れ、板の周囲に水を浸した状態にして、同様に溶接実験した。従来の平板状コイルでは、エネルギー4kJで溶接できなかったが、図3の平板状コイルを使用すると、エネルギー3.5kJで溶接できた。
図5にコイル中央部分4Aの断面を、長手方向端部から電流の流れる方向に沿って、長手方向中央まで、連続的に減少させ、長手方向中央からは、連続的に増加させた平板状ワンターンコイルの概略図を示す。(A)はコイル平面図および放電回路、(B)はコイル中央部分4Aの電流方向に垂直な断面例である。コイルの材質はクロム銅、板厚は4mmである。中央部分4Aの長さは約100mmである。コイル中央部分4Aの断面は一部で台形となっている。この台形の底辺は長さ4mm(一定)、上辺は変化し最小長さ2mmである。コイル中央部分4Aの断面をこのように台形にすると、100回程度の溶接実験では、断面に変形はほとんど見られなかった。
図6にコイル中央部分4Aの厚さを、長手方向端部から電流の流れる方向に沿って、長手方向中央まで、連続的に減少させ、長手方向中央からは、連続的に増加させた平板状ワンターンコイルの概略図を示す。(A)はコイル平面図および放電回路、(B)はコイル中央部分4Aの電流方向断面である。コイル中央部分4Aの幅は5mm、板厚は2〜5mmが適当である。
図6に示す平板状ワンターンコイル3を、図4、図10に示した電磁シーム溶接装置に使用しても、前述のコイルと同様にエネルギー効率よく溶接できる。
図3に示した平板状コイル3を用い、%導電率(銅の導電率100に対する割合)2〜3のステンレス薄板8A,8Bを溶接する装置の概略を図7に示す。ステンレス薄板の厚さは0.5mmである。ステンレス薄板8A,8Bを間隙0.5mmを設けて重ね、%導電率のよいアルミニウム合金薄板9(厚さ0.5mmで両面が絶縁されている)とともに図7のように平板状コイル3の上に配置、固定する。ステンレス薄板は渦電流が流れにくいので、単独に使用した場合、溶接できない。このため、%導電率のよいアルミニウム合金薄板9(ドライバーと呼ばれている)がステンレス薄板とともに使われる。
スイッチ2を閉じて平板状コイル3に電流を急激に流すと、このコイル3の中央部分4Aの幅の狭い部分により高密度の磁束7が急激に発生する。この磁束7の一部は、アルミニウム合金薄板9に交差する。合金薄板9は下側のステンレス薄板8Aとともに上側のステンレス薄板8Bに傾斜衝突する。この結果、溶接しにくいステンレス薄板8A,8Bをエネルギー効率よくシーム溶接できる。
図8に四角形状にシーム溶接する場合の平板状ワンターンコイルの平面図および放電回路を示す。電流が集中するコイル中央部分4Aの一部分は、途中から約90°の角度で二つに分かれ、再び合流して四角形状部分10を形成している。コイル板厚は4mmであり、四角形状部分10の幅は2〜5mm、四角形の一辺の長さは約30mmである。四角形状部分10の幅に相違があるので、これまでの直線状にシーム溶接するコイルと同様、エネルギー効率よく四角形状にシーム溶接できる。
1 電源又はコンデンサ電源
2 スイッチ
3 平板状ワンターンコイル
4A 平板状ワンターンコイルの中央部分(電流集中部分)
4B,4C 平板状ワンターンコイルの周辺部分
4D 平板状ワンターンコイルの中央部分と周辺部分を接続する部分
5A アルミニウム合金薄板(下側)
5B アルミニウム合金薄板(上側)
6 固定具
7 磁束
8A ステンレス薄板(下側)
8B ステンレス薄板(上側)
9 アルミニウム合金薄板
10 四角形状にシーム溶接する平板状ワンターンコイルの四角形状部分
2 スイッチ
3 平板状ワンターンコイル
4A 平板状ワンターンコイルの中央部分(電流集中部分)
4B,4C 平板状ワンターンコイルの周辺部分
4D 平板状ワンターンコイルの中央部分と周辺部分を接続する部分
5A アルミニウム合金薄板(下側)
5B アルミニウム合金薄板(上側)
6 固定具
7 磁束
8A ステンレス薄板(下側)
8B ステンレス薄板(上側)
9 アルミニウム合金薄板
10 四角形状にシーム溶接する平板状ワンターンコイルの四角形状部分
Claims (4)
- 導電性金属板を加工して電源からの往きの電流を流すための幅が狭い電流集中部を設け、戻りの電流を流すための幅の広い部分を残りの部分に設けた、電気的に絶縁された一枚の板から構成される平板状ワンターンコイル上に金属薄板などを置き、電源からこのコイルに通電して電磁力を発生させ、この電磁力によって前記金属薄板を溶接する電磁溶接装置において、
狭い幅の電流集中部の断面形状を、電流の流れる方向に沿って連続的に変化させた平板状ワンターンコイル。 - 前記の平板状ワンターンコイルにおいて、電流集中部の断面形状を、長手方向端部から電流の流れる方向に沿って、長手方向中央まで連続的に減少させ、長手方向中央からは、連続的に増加させることを特徴とする請求項1記載の平板状ワンターンコイル。
- 前記の平板状ワンターンコイルにおいて、電流集中部の幅を、長手方向端部から電流の流れる方向に沿って、長手方向中央まで連続的に減少させ、長手方向中央からは、連続的に増加させることを特徴とする請求項1記載の平板状ワンターンコイル。
- 前記の平板状ワンターンコイルにおいて、電流集中部の厚さを、長手方向端部から電流の流れる方向に沿って、長手方向中央まで連続的に減少させ、長手方向中央からは、連続的に増加させることを特徴とする請求項1記載の平板状ワンターンコイル。
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JP2006263529A JP2008055505A (ja) | 2006-08-30 | 2006-08-30 | 電磁シーム溶接用平板状コイル |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2017199684A (ja) * | 2012-09-25 | 2017-11-02 | 第一高周波工業株式会社 | 加熱装置 |
-
2006
- 2006-08-30 JP JP2006263529A patent/JP2008055505A/ja active Pending
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