JP2008054188A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有する表示装置を提供し、もって、ユーザがメニュー画面の表示言語の設定と二カ国語放送の出力音声の設定を別々に行うという煩雑な操作をしなくても済むようにする。
【課題を解決するための手段】受信部と、複数言語候補からOSD表示に用いる言語を選択するOSD表示言語選択部と、受信された信号が主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能な音声言語選択部と、OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択部に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御部とを有する表示装置などを提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有する表示装置に関する。
テレビジョン装置などの表示装置においては、画面の表示内容等を設定したり調整したりするためのメニュー画面をテレビジョン画面にOSD表示するための機能を備えるとともに、このメニュー画面の表示に用いる言語について、複数言語の中から選択して表示することが可能なものが知られている(特許文献1参照)。また、二カ国語放送を受信し、このうち任意の言語を選択して出力する機能を備えたものも知られている(特許文献2参照)。
その際、メニュー画面の表示に用いる言語と二カ国語放送で出力する言語とは、従来互いに独立していた。このため、メニュー画面の表示用言語の設定を言語A(例えば日本語)から言語B(例えば英語)に切り換えても、二カ国語放送の出力言語は、これを言語B(副音声)に切り換えない限り言語A(主音声)のままであった。
特開2003‐046892号公報 特開昭59‐149474号公報
ところで、例えば言語A(例えば日本語)を主要言語とするA国(例えば日本)に居住する者が、メニュー画面の表示言語を言語B(例えば英語)に設定している場合は、一般にその者は母国語ないし日常会話用言語として言語Bを使用している者(例えば英国人や米国人)か、A国人(例えば日本人)であるが言語Bの習得のためにそのような設定を行っている者のどちらかである蓋然性が高いと考えられる。これらの者は、二カ国語放送の出力言語についても言語B(副音声)に設定することが多いと考えられる。しかし、従来、メニュー画面の表示言語を言語Bに設定しても、上述のように、二カ国語放送の出力言語はこれを言語B(副音声)に切り換えない限り言語A(主音声)のままであったから、音声もB言語で出力したいと考える者にとっては、別途二カ国語放送の出力音声の設定も副音声に切り換えるという新たな操作が必要となり、煩雑であった。
また、逆に二カ国語放送の出力言語について言語B(副音声)に設定している者は、一般に、母国語ないし日常会話用言語として言語Bを使用している者か言語Bの習得のためにそのようにしている者であると考えられるので、これらの者の多くはメニュー画面の表示言語も言語Bに設定すると考えられる。しかし、この場合も同様に、二カ国語放送の出力音声の設定とメニュー画面の表示言語の設定が連動していないので、別途メニュー画面の表示言語の設定も言語Bに切り換えるという新たな操作が必要となり、やはり煩雑であった。
そこで、本発明が解決すべき課題は、メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有するテレビジョン装置などの表示装置を提供し、もって、ユーザがメニュー画面の表示言語の設定と二カ国語放送の出力音声の設定を別々に行うという煩雑な操作をしなくても済むようにすることにある。
以上の課題を解決するため、本発明のうち、請求項1に記載の発明は、受信部と、複数言語候補からOSD表示に用いる言語を選択するOSD表示言語選択部と、受信された信号が主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能な音声言語選択部と、OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択部に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御部とを有する表示装置を提供する。また請求項2に記載の発明は、前記表示装置はテレビジョン装置であって、前記受信部は放送受信手段を有し、前記音声言語選択部は、受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能な音声言語選択手段を有し、前記第一制御部は、OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御手段を有する請求項1に記載の表示装置を提供する。また、請求項3に記載の発明は、前記第一制御部に代えて、OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第二制御部を有する請求項2に記載の表示装置を提供する。また、請求項4に記載の発明は、第一制御部は、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第一確認画面出力手段を有する請求項2に記載の表示装置を提供する。また、請求項5に記載の発明は、第二制御部は、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第二確認画面出力手段を有する請求項3に記載の表示装置を提供する。また、請求項6に記載の発明は、前記第一制御部に代えて、音声言語選択部の選択結果が主音声以外の言語を音声出力言語として選択したとの選択結果である場合には、OSD表示言語選択部に対して自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択させる制御を行う第三制御部を有する請求項2に記載の表示装置を提供する。また、請求項7に記載の発明は、第三制御部は、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第三確認画面出力手段を有する請求項6に記載の表示装置を提供する。
また、請求項8に記載の発明は、表示装置の制御方法であって、複数言語候補からOSD表示に用いる言語を選択するOSD表示言語選択ステップと、受信ステップと、受信された信号が主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む場合に、OSD表示言語選択ステップでの選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御ステップとを有する制御方法を提供する。また、請求項9に記載の発明は、テレビジョン装置である表示装置の制御方法であって、受信ステップは、放送受信サブステップを有し、第一制御ステップは、受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、OSD表示言語選択ステップでの選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御サブステップとを有する請求項8に記載の制御方法を提供する。また、請求項10に記載の発明は、第一制御ステップに代えて、受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第二制御ステップを有する請求項9に記載の制御方法を提供する。また、請求項11に記載の発明は、第一制御ステップは、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第一確認画面出力サブステップを有する請求項9に記載の制御方法を提供する。また、請求項12に記載の発明は、第二制御ステップは、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第二確認画面出力サブステップを有する請求項10に記載の制御方法を提供する。また、請求項13に記載の発明は、テレビジョン装置の制御方法であって、放送受信ステップと、受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択する音声言語選択ステップと、音声言語選択ステップでの選択結果が主音声以外の言語を音声出力言語として選択したとの選択結果である場合には、複数言語候補からOSD表示に用いる言語として自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択させる制御を行う第三制御ステップとを有する制御方法を提供する。請求項14に記載の発明は、第三制御ステップは、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第三確認画面出力サブステップを有する請求項13に記載の制御方法を提供する。
本発明により、メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有するテレビジョン装置などの表示装置を提供することが可能となり、もって、ユーザがメニュー画面の表示言語の設定と二カ国語放送の出力音声の設定を別々に行うという煩雑な操作をしなくても済むようにすることができる。
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、2、3、8、9、10などに関し、実施例2は主に請求項4、5、11、12などに関し、実施例3は主に請求項6、13などに関し、実施例4は主に請求項7、14などに関する。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例の表示装置は、メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有する表示装置である。より具体的には、複数言語候補からOSD表示に用いる言語を選択する手段、受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能な手段、OSD表示言語の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合に音声出力言語の選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う手段等を有する表示装置である。
図1は、本発明の表示装置の特徴を、テレビジョン装置の例を用いて、従来技術との比較において示す概念図である。例えば日本において二カ国語放送(主音声が日本語、副音声が英語)のニュース番組が放映される場合、従来は(a)に示すように、たとえメニュー画面0101の言語表示設定が英語であったとしても、スピーカ0102からの音声出力は、通常デフォルトの状態が主音声に設定されているため日本語でされてしまう。そこで、視聴者が音声を英語で出力させたいと考えた場合には、例えばリモコン0103の主/副音声切換えキー0104の押下などにより副音声に切り換える操作を別途行う必要があった(本図はまさに押下しようとしている状態を示す)。これに対し、本発明を利用すれば、(b)に示すように、メニュー画面0101の言語表示設定が英語であれば、自動的に出力音声として副音声が選択されて出力されるので、視聴者は副音声への切換え操作を行う必要がなくなる。
<構成>
図23は、本実施例の表示装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例の「表示装置」2300は、「受信部」2310と、「OSD表示言語選択部」2320と、「音声言語選択部」2330と、「第一制御部」2340とを有する。
「表示装置」は、映像、音声等を表示・出力可能な装置を広く含み、例えば、地上波・衛星放送波・CATV放送・外部のセットトップボックス(外部チューナ等)・インターネット放送・無線LAN・サーバー型放送等の放送信号を受信して表示可能な装置や、外部に接続したDVD機器等からの入力信号を表示手段(例えば表示パネル)に入力して再生可能な装置などが該当する。具体的には、テレビジョン装置のほか、パソコン、ワンセグ搭載携帯電話、モニターに外部チューナを接続して見るように構成した装置などが挙げられる。
本実施例の表示装置の一例として、図24は、テレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す。即ち、本実施例の「表示装置」2400はテレビジョン装置であって、「受信部」2410は「放送受信手段」2411を有し、「音声言語選択部」2430は、「音声言語選択手段」2431を有し、「第一制御部」2440は、「第一制御手段」2441を有する。また、図2は本実施例の表示装置の別の一例であるテレビジョン装置の機能ブロックを示す。即ち、本実施例の「表示装置」0200もテレビジョン装置であり、「受信部」0210と、「OSD表示言語選択部」0220と、「音声言語選択部」0230とを有し、「受信部」が「放送受信手段」0211を有する点は図24の装置と共通するが、「第一制御部」に代えて「第二制御部」0250を有する点で異なる。
以下では、主に表示装置がテレビジョン装置である場合の例で説明する。
「受信部」は放送信号等を受信するためのものであり、「放送受信手段」は、テレビジョン放送を受信するためのものである。テレビジョン放送の種類は問わない。例えば、デジタルテレビジョン放送であってもアナログテレビジョン放送であってもよく、前者の場合に地上デジタルテレビジョン放送であっても衛星デジタルテレビジョン放送であってもよい。
「OSD表示言語選択部」は、複数言語候補からOSD(On Screen Display)表示に用いる言語を選択するように構成されている。「複数言語候補」の数は複数であればいくつであってもよい。なお、本発明における「OSD表示」とは、テレビジョン装置などの機器設定などを示すためのOSD画像をテレビジョン画面など(ディスプレイ)に映像と合成して表示することをいう。この表示を行う場合には、OSD表示にかかる公知技術が用いられる。OSD画像の生成方法としては、例えば、単数又は複数の画素がキャラクタ部分であるか背景部分であるかを示すパターンデータ等に基づいてOSD画像を生成するといった方法が利用される。また、これを映像と合成して表示する方法としては、例えば、テレビジョン画面中映像の画素をOSD画像の画素に置き換えたり、映像・OSD画像のそれぞれの色情報に一定の係数(いわゆるブレンド値)を乗じて両者のミックス画像とするといった方法が利用される。表示言語の選択に基づいてこのようなOSD表示を行うため、本発明の表示装置は、さらに表示手段を有していることが望ましい。
また、本発明では、OSD表示言語選択部が選択したOSD表示言語の設定データが、不揮発性メモリに記憶される点に特徴がある。これは、メモリに記憶された当該設定データを後述する第一制御部が制御を行う際に読み出して利用可能とするためである。また、不揮発性メモリに記憶させることにより、一度設定されたメニュー画面の表示言語データ(OSD表示言語設定データ)は、テレビジョン装置などの電源を切った後でも維持されるため、再び電源を入れた際にユーザが改めてメニュー画面の表示言語を設定し直す必要がなくなる。
「音声言語選択部」は、受信された信号が主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能なように構成されている。「主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む信号」の典型例は二カ国語放送である。そこで、以下では二カ国語放送の例で説明する(従って、「二カ国語放送」の語を用いていてもそれ以外の主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む場合を排除するものではない)。また、同部が有する「音声言語選択手段」は、受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能なように構成されている。
「第一制御部」は、OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択部に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行うように構成されている。ここで「初期設定の言語」とは、工場出荷時などに最初に設定される言語をいう。一例を挙げれば、初期設定の言語が日本語である場合において、日本語以外の言語として英語が選択された場合、第一制御部は音声言語選択部に対して主音声以外の言語、即ち副音声の言語である英語を選択させる制御を行うということである。
また、本実施例の表示装置がテレビジョン装置である場合に、第一制御部は、第一制御手段を有し、又は第一制御部に代えて第二制御部を有していてもよい。ここで、「第一制御手段」は、OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行うように構成されている。また、「第二制御部」は、OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行うように構成されている。このような構成にしたのは、「自身が販売先として想定されている国における主要言語」と二カ国語放送における主音声に用いられる言語が一致していることが多いためである。ただし、同じく自身が販売先として想定されている国が日本である場合において、OSD表示言語選択部が選択する複数言語候補が日本語、英語、中国語の3つあり、二カ国語放送の主音声が日本語、副音声が英語という場合に、OSD表示言語選択部の選択結果が中国語であるときは、やはり「OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である」場合に該当するので、第一制御部は音声言語選択部に対して副音声の言語である英語を選択させる制御を行うことになる。なお、例外的にかかる組合せを好まないユーザがいる場合も考えられるが、これに対しては、実施例2などで後述するように、ユーザの選択の余地を加味することも可能な構成としているので不都合はない。
図3は、本実施例の表示装置の一例であるテレビジョン装置(以下、本実施例において「本実施例のテレビジョン装置」という。)のより詳細な機能ブロックの一例を示す図である。ここでは、OSD表示言語選択部の選択結果が「初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である」場合に第一制御部(第一制御手段)が行う制御を含む機能ブロックの例で説明するが、OSD表示言語選択部の選択結果が「自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である」場合に第二制御部が行う制御を含む機能ブロックも本図の場合と同様である。本図のテレビジョン装置は、まず映像信号入力手段0301と、音声信号入力手段0302とを有する。また、本図に示すように、このほかにデータ信号入力手段0303を有していてもよい。これらは、図1に示した機能ブロックにおける放送受信部の機能に含まれるものである。次に、映像・OSD合成部0304は、映像信号入力部が入力した映像信号と、OSD表示可能なデータとを合成する。合成された映像・OSD表示データは、例えば表示部0305がテレビジョン画面に表示するように構成される。
一方、本実施例のテレビジョン装置は、予めメニュー画面の表示言語(OSD表示言語)の設定データ及び二カ国語放送の音声出力にかかる言語(音声出力言語)にかかる設定データを内蔵又は外部の不揮発性メモリ0306に記憶している。このうち、メニュー画面の表示に関する記憶内容には、複数言語候補(例えば、日本語と英語)及びその中から選択したOSD表示言語設定(例えば日本語の設定)が含まれる。この選択はOSD表示言語選択部0307が行う。そこで、このメニュー画面を実際にテレビジョン画面に表示する場合には、例えばマイコン0309に当該言語設定データを読み出して、表示可能なデータに変換し、これを表示部が表示するように構成される。なお、このマイコンは、HDD、VCR、DVDなどの外部機器0310とiLink(登録商標)やHDMI(High‐Definition Multimedia Interface)などで接続され、これらの間で言語情報やデータの受渡しが可能なように構成されている。
次に、第一制御部(第一制御手段)が行う「OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択部に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御」の具体的構成について説明する。前記の不揮発性メモリには音声の出力にかかる設定データも記憶されているところ、その記憶内容には、二カ国語放送時における音声設定の選択肢(例えば「主音声」、「副音声」、「主/副音声」)あるいはこれに加えその中から選択した音声設定が含まれる。この不揮発性メモリに記憶された音声設定に従い音声を出力するためには、例えば以下の処理を行う。まず、二カ国語放送が受信され、音声信号入力手段が例えば日本語と英語という二カ国語の音声にかかる音声信号を入力すると、第一制御部は、前記のOSD表示言語選択部が選択した言語設定を読み出し、当該設定にかかる言語が初期設定の言語かどうか判断する。この判断は、例えば、予めメモリ等に記憶された当該主要言語を示すデータ(例えば初期設定の言語は日本語であるとのデータ)と照合して行う。この判断結果に従い、第一制御部が有する音声切換手段0308が音声出力として「主音声(例えば日本語)」、「副音声(例えば英語)」、「主/副音声」のいずれかに音声を切り換えて出力する。例えば、音声切換手段が、初期設定の言語である日本語を選択したとの選択結果であると判断した場合には、主音声(日本語)に切り換え、初期設定の言語以外を選択したとの選択結果であると判断した場合には、副音声(英語)に切り換える。さらに、音声出力部0311がかかる音声切換手段の切換え結果に従って、主音声、副音声又は主/副音声を出力するようにしてもよい。
図4は、表示部がテレビジョン画面に表示するメニュー画面のメニュー設定のためのOSD表示画面の一例を示す。本例では、初期設定の言語が日本語の場合で説明する。「メニュー画面」は、画面の表示内容等を設定したり調整したりするためのメニューを表示する画面である。本例では、表示される設定・調整項目(メニュー)として、「映像調整」、「音声調整」、「省エネ調整」、「本体設定」等の項目が表示されている。このうち「本体設定」には、さらに「地域設定」、「チャンネル設定」、「Language(言語)設定」といったサブ項目が表示される。そこで、例えばメニュー画面を英語で表示したい場合には、まず、メニュー画面の「本体設定」欄に例えばカーソルを合わせることによりこれらサブ項目を表示させ、さらにその中から「Language(言語)設定」にカーソルを移動して決定キーの押下などにより当該項目を選択する。図4のうち(a)は、「メニュー画面」を表示するとともに「本体設定」欄にカーソル等を合わせてサブ項目を表示させた状態、(b)は、その中から「Language(言語)設定」にカーソル等を合わせた状態を示す。なお、本図の例では「Language(言語)設定[日本語]」と表示されているが、これは、工場出荷時等における初期設定が日本語に設定され、かかる初期設定が維持されたままの状態、又はその後ユーザによる設定の切換えが何度かなされ、現在の設定が日本語になっている状態であることを示す。
次に、「Language(言語)設定」にカーソルを移動した状態での決定キーの押下などにより当該項目が選択されると、画面が言語設定画面に遷移する。図4(c)は、かかる選択がなされて表示された言語設定画面の一例を示す。本図の例では、「日本語」と「English」(英語)がカーソルを左右に移動することなどにより選択可能に表示されており、現在「日本語」が選択された状態になっていることが示されている。そこで、これを「English(英語)」に切り換えたい場合には、カーソルを「English」に合わせて決定キーの押下等により選択する。(d)はかかる操作により「English」が選択された状態を示す。これによりメニュー画面の表示言語が英語に切り換えられることが確定し、この設定が不揮発性メモリ等に記憶される。そこで、その後二カ国語放送を受信した場合には、上記に説明した構成により、メニュー画面の表示に用いる言語、即ちOSD表示言語が「初期設定の言語以外の言語」であると判断されるので、この判断結果に従い、第一制御部が有する音声切換手段が出力する音声を「副音声」に切り換えるという処理が実行される。このように設定の切換えが行われると、当該設定データは不揮発性の記憶装置に記憶されることで、たとえ一旦電源が切られた後であっても、次回以降二カ国語放送を受信した場合に、当該データを読み出してそれに合わせた音声出力設定を行うという処理が実行可能となる。
以上では、二カ国語放送(例えば主音声が日本語、副音声が英語)を受信したときに記憶装置に記憶されているメニュー画面の表示言語設定(例えば英語)を読み出し、この設定に合わせて音声出力(例えば副音声)の選択を行う例で説明した。一方、本実施例のテレビジョン装置は、これとは異なり、メニュー画面の表示言語設定(例えば英語)の際に、当該言語設定に合わせて二カ国語放送の音声出力(例えば副音声)を行うように設定しておくという構成でもよい。両者は、前者がいわば二カ国語放送の受信をトリガーとして出力音声の選択を行うのに対し、後者はいわばメニュー画面の表示言語設定をトリガーとして出力音声の選択を行うという意味で、出力音声選択のタイミングが異なるものである。
次に、本実施例のテレビジョン装置のハードウェア構成について説明する。
図5は本実施例のテレビジョン装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のテレビジョン装置の放送受信部は「メインメモリ」0502と、「CPU」0503と、「I/O」0504と、「チューナ」0505などから構成される。OSD表示言語選択部、音声言語選択部、第二制御部は「記憶装置(記録媒体)」0501と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、映像やメニュー画面のOSD表示のための「ディスプレイ」、音声出力のための「スピーカ」などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」0506などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。またメインメモリは、プログラムがCPUによって実行される際の作業領域であるワーク領域を提供する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。これら各部のハードウェア構成のうち、放送受信(映像入力・音声入力を含む)にかかる構成、メニュー画面の表示言語の設定・表示にかかる構成については、いずれも公知技術を用いるものであり、また図3を用いて既に説明したところであるので省略し、ここでは主として本発明の最大の特徴であるOSD表示言語選択部の選択結果に基づく制御のうち「OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択部に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う」ためのハードウェア構成の一例について説明する。なお、OSD表示言語選択部の選択結果が「初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合」に同様の処理を行うためのハードウェア構成も記憶・処理対象であるデータが異なる(例えば主要言語を示すデータに代えて初期設定言語を示すデータ)だけで処理要領自体は同じであるので、図示及び説明は省略する。
記憶装置には予めメニュー画面の表示言語(OSD表示言語)の設定データ及び二カ国語放送の音声出力にかかる言語(音声出力言語)にかかる設定データが記憶されている。また、自身が販売先として想定されている国における主要言語を示すデータも記憶されている。これは、OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したか否かの判断に際して照合するためである。さらに、記憶装置には、かかる判断を実行し、判断結果に基づいて主音声以外の言語を選択させる制御を行うための制御プログラムも記憶されている(このほか、放送受信プログラム、OSD表示言語設定プログラムやOSD表示プログラムなども記憶されている)。これらのプログラムは例えば電源投入とともに自動的に記憶装置から読み出されてメインメモリに常駐する。
そこで、二カ国語放送の受信がなされると、まずCPUは記憶装置からメニュー画面の表示言語(OSD表示言語)の設定データ及び自身が販売先として想定されている国における主要言語を示すデータ並びに二カ国語放送の音声出力にかかる言語(音声出力言語)にかかる設定データを読み出して、メインメモリのデータ領域に一時格納する。そして、制御プログラムを実行して、メニュー画面の表示言語と主要言語のデータを照合して、メニュー画面の表示言語が主要言語か否かを判断する。図6は、かかる判断に用いるテーブルの一例を示す。本例では、メニュー画面の表示言語0601は「英語」であり、主要言語0602は「日本語」であることが示されている。そこで、CPUは両者の照合の結果、メニュー画面の表示言語の選択結果0603として主要言語(日本語)以外の言語を選択したと判断し、メインメモリに読み出した二カ国語放送の音声出力にかかる言語(音声出力言語)にかかる設定データの中から「副音声」を選択する制御を行う。これにより例えばスピーカ等からの副音声での音声出力が可能となる。
<処理の流れ>
図7は、本実施例のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図である。同図に示すように、当該処理の流れは、以下の流れからなる。ここでも「OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合の制御」に係る処理の流れの例で説明する。
まず、OSD表示言語選択ステップS0701において、テレビジョン装置は、メニューのOSD表示に用いる表示言語を複数言語候補から選択する。
次に、放送受信ステップS0702でテレビジョン装置が放送を受信した場合において、前記放送受信ステップにて受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送であるか否かの判断ステップS0703でそのような放送であると判断した場合、テレビジョン装置は、OSD表示言語選択ステップでの選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果か否かの判断ステップS0704において当該判断を行う。そして、主要言語以外の言語を選択したとの選択結果であると判断した場合には、第二制御ステップS0705において、テレビジョン装置は主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う。また、これに加え、前記ステップS0705における制御処理により選択された音声を出力するステップなどを有していてもよい。なお、前記判断ステップS0704において主要言語を選択したとの選択結果であると判断された場合には、例えば、テレビジョン装置は、主音声を音声出力言語として選択させる制御を行う(ステップS0706)。
以上は、上述の<構成>で第一に説明した例、即ち「二カ国語放送(例えば主音声が日本語、副音声が英語)を受信したときに記憶装置に記憶されているメニュー画面の表示言語設定(例えば英語)を読み出し、この設定に合わせて音声出力(例えば副音声)の選択を行う例」に対応する処理の流れである(ただし、例として用いたのは<構成>の例と異なり、OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合の制御に係る処理の流れであるが、処理の流れ自体はどちらも同じである。次段落においても同様である)。
これに対し、同じく第二に説明した例、即ち「メニュー画面の表示言語設定(例えば英語)の際に、当該言語設定に合わせて二カ国語放送の音声出力(例えば副音声)を行うように設定しておくという構成」に対応する処理の流れは、図8に示すとおりである。
まず、OSD表示言語選択ステップS0801において、テレビジョン装置は、メニューのOSD表示に用いる表示言語を複数言語候補から選択する。
次に、OSD表示言語選択ステップでの選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果か否かの判断ステップS0802において当該判断を行う。
前記判断ステップS0802において主要言語以外の言語を選択したとの選択結果であると判断した場合、テレビジョン装置は、放送受信ステップS0803において放送を受信すると、前記ステップS0803にて受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送であるか否かの判断ステップS0804において、当該判断を行う。そして、そのような放送であると判断した場合、テレビジョン装置は、第二制御ステップS0805において、主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う。また、これに加え、前記ステップS0805における制御処理により選択された音声を出力するステップを有していてもよい。
一方、上記判断ステップS0802において主要言語を選択したとの選択結果であると判断した場合、テレビジョン装置は、放送受信ステップS0806において放送を受信すると、前記ステップS0806にて受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送であるか否かの判断ステップS0807において、当該判断を行う。そして、そのような放送であると判断した場合、例えば、テレビジョン装置は、主音声を音声出力言語として選択させる制御を行う(ステップS0808)(さらに選択された音声を出力するステップを有していてもよい点は前段と同様である)。
<効果>
本実施例の発明により、メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有するテレビジョン装置を提供することが可能となる。特に、メニュー画面表示に用いる言語の設定に連動して二カ国語放送等における音声出力に用いる言語が選択されるので、もって、ユーザがメニュー画面の表示言語の設定と二カ国語放送の出力音声の設定を別々に行うという煩雑な操作をしなくても済むようにすることができる。
<概要>
本実施例の表示装置は、基本的に実施例1の装置と共通する。ただし、本実施例の装置は、第一制御部が選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する手段を有する点に特徴を有する。これは、出力音声の選択に際してユーザの選択の余地を加味することを目的とする。
<構成>
図9は、本実施例の表示装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例の装置は、基本的に実施例1の装置と共通する。ただし、本実施例の「表示装置」0900の「第一制御部」0940は、「第一確認画面出力手段」0941を有する。「第一確認画面出力手段」は、第一制御部が選択させる制御を行おうとする場合にユーザに対して確認画面を出力するように構成されている。
また図25は、本実施例の表示装置の機能ブロックの別の一例を示し、図9の装置の第一制御部に代えて「第二制御部」2550を有し、「第二制御部」は「第二確認画面出力手段」2551を有する。「第二確認画面出力手段」は、第二制御部が選択させる制御を行おうとする場合にユーザに対して確認画面を出力するように構成されている。
この構成の目的は、例外的に何らかの事情で実施例1とは異なる音声出力を行うユーザのニーズが考えられるので、かかる場合に対応可能とするためである。例えば、日本において英語の習得を目的としてメニュー画面を英語に設定し、普段は二カ国語放送を副音声(英語)で視聴している日本人が、二カ国語放送であって主音声が日本語、副音声が中国語のニュース番組を視聴する場合には、日本語で視聴したいと考える場合は十分あり得るところである。しかし、実施例1の典型的な構成によれば、メニュー画面の表示言語が主要言語(日本語)以外に設定されていれば、この場合も音声出力として副音声の中国語が選択されて出力されてしまう。これに対し、本実施例では、二カ国語放送を受信した場合に、現在の音声設定(副音声)を維持して出力するか、音声設定を主音声に切り換えて出力するかの確認画面を表示し、ユーザに対し音声設定の維持・切換えの選択を促すようにする。
そうすると、本発明の目的が、メニュー画面表示に用いる言語と二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有する表示装置を提供し、もって、ユーザがメニュー画面の表示言語の設定と二カ国語放送の出力音声の設定を別々に行うという煩雑な操作をしなくても済むようにすることにあるにもかかわらず、本実施例のようにユーザの選択を促す画面を表示するのでは、本発明の目的に適っていないようにも思えるが、そうではない。即ち、本実施例は、メニュー画面表示に用いる言語と二カ国語放送等における音声出力に用いる言語との連動を維持しつつ、ユーザの例外的なニーズにも柔軟に対応できるようにするために、かかる付加的な構成を設けたものである。つまり、従来技術によれば、メニュー画面を主要言語以外に設定し、二カ国語放送を通例副音声で視聴したい者も、その都度副音声を選択して切り換えなければならなかったのに対し、本実施例は、原則としてこのような場合に二カ国語放送を受信したときは、実施例1と同様副音声が自動的に選択されて出力されるが、上述のような例外的な場合に備え、一定の場合に、ユーザの選択の余地を残すことでより柔軟な対応を可能にすることを目的とするものである。かかる目的を徹底するため、例えば(1)確認画面を表示後一定時間(例えば5秒間)内にユーザが何らの操作も行わない場合は、自動的に副音声が選択されて出力されるようにしてもよい。さらに(2)二カ国語放送の都度確認画面が表示されることすら煩わしいと感じるユーザのニーズに対応するため、確認画面の表示は、副音声がメニュー画面の表示言語(例えば英語)と異なる言語(例えば中国語)の場合に限り行われるようにしてもよい。かかる構成は、例えば予めEPG情報により当該番組の副音声が英語か英語以外かの情報を取得しておくことにより実現可能である。
図10は、かかる確認画面の一例を示す。なお、本図では説明の便宜上日本語でメッセージ等を表示したが、この表示言語もOSD表示言語選択部の選択に従った言語であることが望ましい。本例では、主要言語が日本語であり、メニュー画面の表示言語が英語に設定されている場合に、二カ国語放送であって主音声が日本語、副音声が中国語のニュース番組が受信された場合で説明する。本図に示すように、本実施例のテレビジョン装置は、当該二カ国語放送が受信された場合、確認画面として「現在副音声に設定されています。主音声に切り換えますか?」というメッセージとともに、選択用のコマンドボタン1001、1002を表示する。そこで、ユーザが「いいえ」1002にカーソルを合わせてクリックすると、第二制御部が、そのまま副音声での出力を選択させる制御を行う。また、上述のようにユーザが何も操作しないまま一定時間経過すると、確認画面が消えてやはりそのまま副音声での出力を選択させる制御を行うようにしてもよい。他方、ユーザが「はい」1001をクリックした場合は、他の制御手段(ユーザのリモコンキー押下等による入力を受け付けて主/副音声の切換えを行う通常の制御手段)が主音声へ切り換えて出力することを選択させる制御を行う。
図11は、本実施例の表示装置の一例であるテレビジョン装置(以下、本実施例において「本実施例のテレビジョン装置」という。)のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本例のテレビジョン装置のハードウェア構成は基本的に実施例1と共通し、第二確認画面表示手段を含む第二制御部は、「記憶装置(記録媒体)」1101と、「メインメモリ」1102と、「CPU」1103などから構成される。
記憶装置には予めメニュー画面の表示言語(OSD表示言語)の設定データ、二カ国語放送の音声出力にかかる言語(音声出力言語)にかかる設定データ、自身が販売先として想定されている国における主要言語を示すデータが記憶されているほか、二カ国語放送のEPG情報が例えばI/Oを介して放送局の放送装置から取得され、記憶されている。さらに、記憶装置には、制御プログラムも記憶されている。
そこで、二カ国語放送番組の受信がなされると、まずCPUは、制御プログラムを実行して記憶装置からEPG情報及びメニュー画面の表示言語の設定データを読み出し、当該番組の副音声がメニュー画面の表示言語と一致するか否か照合、判断する。この結果、一致しない場合(例えば前者は中国語、後者は英語である場合)には、続いてCPUは、確認画面を表示する。この確認画面の表示要領も既述のメニュー画面の表示要領と同じである。これに対し、「現在の設定を維持する」旨のユーザ操作(例えば図10の確認画面の例で言えば、「主音声に切り換えますか?」というメッセージに対して「いいえ」をクリック)に基づく入力信号を受け付けた場合には、第二制御部を構成するCPUが、制御プログラムを実行して、副音声を選択させる制御を行う。これに基づきスピーカ等により副音声を出力することが可能となる。また、上述のようにユーザの操作がなされないまま確認画面の表示開始から一定時間が経過した場合には、例えば内蔵する時計により、かかる時間経過情報を取得して、同様に第二制御部を構成するCPUが制御プログラムを実行して副音声を選択させる制御を行うようにしてもよい。一方、確認画面の表示に対し、「現在の設定を切り換える」旨のユーザ操作(例えば図10の確認画面の例で言えば、「主音声に切り換えますか?」というメッセージに対して「はい」をクリック)に基づく入力信号を受け付けた場合には、通常の制御手段を構成するCPUが、制御プログラムを実行して、主音声を選択させる制御を行う。その余の構成は実施例1で説明したところと同様である。
<処理の流れ>
図12は、本実施例のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図である。本実施例の処理の流れは、基本的に実施例1と共通する。ただし、本例においては、第二確認画面表示ステップS1205において、テレビジョン装置は、ユーザに対して音声設定の維持・切換えの選択を促すための確認画面を出力する。
次に、ユーザ入力受付ステップS1206において、テレビジョン装置は、前記ステップS1205に対しユーザが行った入力を受け付ける。
次に、前記ステップS1206にて受け付けたユーザの入力が、音声出力として主音声以外を選択する旨の入力であるか否かの判断ステップS1207において、かかる入力であると判断された場合(この中には積極的に主音声を選択しない旨の入力がなされた場合と、何らの入力がなされない結果主音声を選択する旨の入力がないとみなされる場合の双方を含み得る)、第二制御ステップS1208において、テレビジョン装置は、主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う。一方、前記判断ステップS1207において、かかる入力でない(即ち、主音声を選択する旨の入力である)と判断された場合、テレビジョン装置は、主音声の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う(ステップS1209)。その余の処理の流れは実施例1で説明したところと同様である。
<効果>
本実施例の発明により、メニュー画面表示に用いる言語と二カ国語放送等における音声出力に用いる言語との連動を維持しつつ、ユーザの例外的なニーズにも柔軟に対応することが可能となる。
<概要>
本実施例の表示装置は、メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有する表示装置である点は実施例1と共通するが、実施例1がメニュー画面表示に用いる言語に二カ国語放送等における音声出力に用いる言語を連動させるものであるのに対し、本実施例は逆に二カ国語放送等における音声出力に用いる言語にメニュー画面表示に用いる言語を連動させるものである。
<構成>
図13は、本実施例の表示装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例の装置は基本的に実施例1の装置と共通する。ただし、本実施例の「表示装置」1300は、第一制御部又は第二制御部に代えて、「第三制御部」1360を有する。「第三制御部」は、「音声言語選択部」1330の選択結果が主音声以外の言語を音声出力言語として選択したとの選択結果である場合には、「OSD表示言語選択部」1320に対して自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択させる制御を行うように構成されている。従って、本実施例では、第三制御部の行う制御に先立って音声出力言語の選択が行われるところ、これは公知技術を利用して行われ、例えば、ユーザのリモコンキー等の操作に基づく入力に基づいて行われる。
図14は、本実施例の表示装置の一例であるテレビジョン装置(以下、本実施例において「本実施例のテレビジョン装置」という。)のより詳細な機能ブロックの一例を示す図である。本図のテレビジョン装置は、基本的に図3を用いて実施例1について説明したところと共通する。ただし、本実施例の装置は、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語にメニュー画面表示に用いる言語を連動させるものであり、図3を用いて説明した実施例1とは、第一制御部又は第二制御部ではなく第三制御部が制御を行う点で異なる。ここで、この第三制御部が行う「音声言語選択部の選択結果が主音声以外の言語を音声出力言語として選択したとの選択結果である場合には、OSD表示言語選択部に対して自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択させる制御」の具体的構成について説明する。
まず、二カ国語放送が受信され、音声信号入力手段が例えば日本語と英語という二カ国語の音声にかかる音声信号を入力すると、音声言語選択部1407が、予め不揮発性メモリに記憶された音声出力言語設定の中から、例えばユーザの選択のための入力操作を受け付けて、「主音声」、「副音声」又は「主/副音声」を選択する。この結果も不揮発性メモリに記憶される。次に、第三制御部は、音声言語選択部が選択した言語設定を読み出し、当該設定にかかる言語が主音声以外の言語を音声出力言語であるかどうか判断する。この判断結果に従い、第三制御部が有する表示切換手段1408が表示言語出力として「主要言語(例えば日本語)」、「主要言語以外の言語(例えば英語)」のいずれかに表示言語を切り換えて表示する。例えば、表示切換手段が、音声言語選択部が主音声以外の言語(英語)を音声出力言語として選択したとの選択結果であると判断した場合には、自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語(英語)に切り換え、主音声(日本語)を選択したとの選択結果であると判断した場合には、主要言語(日本語)に切り換える。主要言語が何語であるかは、例えば、予めメモリ等に記憶された当該主要言語を示すデータ(例えば主要言語は日本語であるとのデータ)を参照して行う。その余の構成は実施例1で説明したところと同様である。
なお、以上では、第三制御部の判断が、OSD表示言語選択部の選択結果が「自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果であるか否か」に基づいて行われる場合で説明したが、実施例1などと同様に、これに代えて、第三制御部の判断が、OSD表示言語選択部の選択結果が「初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果であるか否か」に基づいて行われてもよい。その場合の制御にかかる具体的構成も実施例1などで説明したところと同様である。
以上では、二カ国語放送(例えば主音声が日本語、副音声が英語)を受信したときに記憶装置に記憶されている音声出力言語設定を読み出し、この中から特定の設定を行い(例えば「副音声」に設定する)、これに合わせてメニュー画面の表示言語(例えば主要言語以外の言語)の選択を行う例で説明した。一方、本実施例のテレビジョン装置は、これとは異なり、二カ国語放送の受信とは無関係にユーザの入力などを受け付けて特定の音声出力言語の設定を行って、これに合わせて表示言語の選択を行うようにしてもよい。両者は、前者がいわば二カ国語放送の受信をトリガーとして表示言語の選択を行うのに対し、後者はいわば音声出力言語の設定をトリガーとして表示言語の選択を行うという意味で、表示言語選択のタイミングが異なるものである。
図15は、ユーザの選択により音声出力の言語を設定する場合の、音声出力言語設定画面の一例を示す。本例でも、自身が販売先として想定されている国における主要言語が日本語の場合で説明する。(a)に示すように、当該画面では、コマンドボタンとして「主音声」1501、「副音声」1502、「主/副音声」1503がカーソルを左右に移動することなどにより選択可能に表示されており、現在「主音声」が選択された状態になっていることが示されている。そこで、これを「副音声」に切り換えたい場合には、カーソルを「副音声」に合わせて決定キーの押下等により選択する。(b)はかかる操作により「副音声」が選択された状態を示す。これにより二カ国語放送における音声出力は副音声に切り換えられることが確定し、この設定が不揮発性メモリ等に記憶される。そこで、以後メニュー画面を表示する場合には、上記に説明した構成により、メニュー画面の表示に用いる言語、即ちOSD表示言語として「自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語」(例えば英語)で表示するように切り換えるという処理が実行される。
図16は、本実施例のテレビジョン装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例のテレビジョン装置のハードウェア構成は実施例1と基本的に共通するが、第一制御部又は第二制御部に代わって備えられる第三制御部は「記憶装置(記録媒体)」1601と、「メインメモリ」1602と、「CPU」1603などから構成される。ここでは、本実施例の特徴である第三制御部が行う制御のためのハードウェア構成について説明する。なお、これに先立つ音声出力言語の選択については、既述のように公知技術を利用してなされるところ、そのためのハードウェア構成としては、例えば、ユーザの画面操作等に基づく入力信号をI/Oを介して受け付け、当該信号に含まれる音声出力言語の選択にかかる情報を一旦メインメモリに格納することで、制御に際してCPUが当該情報を読み出して所定の処理を行う。
記憶装置には予めメニュー画面の表示言語(OSD表示言語)の設定データ、二カ国語放送の音声出力にかかる言語(音声出力言語)にかかる設定データ、自身が販売先として想定されている国における主要言語を示すデータが記憶されている。また、記憶装置には、制御プログラムも記憶されている。そこで、音声出力言語の選択処理がなされて、当該選択に係る情報がメインメモリに格納されると、CPUは、制御プログラムを実行して、当該情報を参照してメニュー画面の表示言語を主要言語とすべきか否かを判断する。この判断は例えば音声出力言語が「主音声」であればメニュー画面の表示言語を「主要言語」、「主音声以外の言語(副音声)」であれば「主要言語以外の言語」とすることを示すテーブルを予め記憶装置に保持しており、CPUが当該テーブルを読み出して照合することにより行われる。この照合の結果、音声出力言語の選択結果が主音声以外の言語である場合には、第三制御部を構成するCPUは、メインメモリに読み出したメニュー画面の表示言語(OSD表示言語)にかかる設定データの中から「主要言語以外の言語」を選択する制御を行う。これにより例えばテレビジョン画面における主要言語以外の言語(例えば英語)でのメニュー画面表示が可能となる。
<処理の流れ>
図17は、本実施例のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図である。同図に示すように、当該処理の流れは、以下の流れからなる。
まず、放送受信ステップS1701においてテレビジョン装置が放送を受信した場合において、前記放送受信ステップにて受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送であるか否かの判断ステップS1702でかかる放送であると判断された場合、音声出力言語選択ステップS1703において、テレビジョン装置は、音声出力に用いる言語を選択する。
次に、テレビジョン装置は、音声出力言語選択ステップでの選択結果が主音声以外の言語(副音声)を選択したとの選択結果か否かの判断ステップS1704において当該判断を行い、副音声を選択したとの選択結果であると判断した場合、第三制御ステップS1705において、テレビジョン装置は、主要言語以外の言語をOSD表示言語として選択させる制御を行う。また、これに加え、前記ステップS1705における制御処理により選択された言語でメニュー画面を表示するステップなどを有していてもよい。なお、前記判断ステップS1704において主音声を選択したとの選択結果であると判断された場合には、例えば、テレビジョン装置は、主要言語をOSD表示言語として選択させる制御を行う(ステップS1706)。
以上は、上述の<構成>で第一に説明した例、即ち「二カ国語放送(例えば主音声が日本語、副音声が英語)を受信したときに記憶装置に記憶されている音声出力言語設定を読み出し、この中から特定の設定を行い(例えば「副音声」に設定する)、これに合わせてメニュー画面の表示言語(例えば主要言語以外の言語)の選択を行う例」に対応する処理の流れである。これに対し、同じく第二に説明した例、即ち「二カ国語放送の受信とは無関係にユーザの入力などを受け付けて特定の音声出力言語の設定を行って、これに合わせて表示言語の選択を行う」という構成に対応する処理の流れは、図18に示すとおりであり、図17の例から二カ国語放送の受信にかかるステップ(ステップS1701及びS1702)を省いて、任意のタイミングで音声出力言語の選択を行う(ステップS1801)ものである。その後の処理の流れは、図17でステップS1704以下で示した処理の流れと同様である。
<効果>
本実施例の発明により、メニュー画面表示に用いる言語と、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語とを連動させるための制御機能を有するテレビジョン装置を提供することが可能となる。特に、二カ国語放送等における音声出力に用いる言語の設定に連動してメニュー画面表示に用いる言語が選択されるので、もって、ユーザがメニュー画面の表示言語の設定と二カ国語放送の出力音声の設定を別々に行うという煩雑な操作をしなくても済むようにすることができる。
<概要>
本実施例の表示装置は、基本的に実施例3の装置と共通する。ただし、本実施例の装置は、第三制御部が選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する手段を有する点に特徴を有する。これは、出力音声の選択に際してユーザの選択の余地を加味することを目的とする。
<構成>
図19は、本実施例の表示装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例の装置は、基本的に実施例3の装置と共通する。ただし、本実施例の「表示装置」1900の「第三制御部」1960は、「第三確認画面出力手段」1961を有する。「第三確認画面出力手段」は、第三制御部が選択させる制御を行おうとする場合にユーザに対して確認画面を出力するように構成されている。
この構成の目的は、実施例2と同様である。つまり、実施例2が実施例1に、より柔軟性を持たせることを目的とするのと同様に、本実施例は実施例3に、より柔軟性を持たせることを目的とする。例えば、日本において日本語の習得を目的として普段は二カ国語放送(ほとんどの場合副音声は英語である)を主音声(日本語)で視聴し、メニュー画面を日本語に設定している中国人が、例外的に二カ国語放送であって主音声が日本語、副音声が中国語のニュース番組を視聴する場合に、例えば自国のニュースは正確に聴き取りたいと考えて中国語で視聴するために音声出力言語の選択を主音声から副音声に切り換えたとする。この場合、実施例3の典型的な構成によれば、音声出力言語の選択が副音声に切り換えられれば、これに連動してメニュー画面の表示言語も主要言語以外の言語(例えば英語)に切り換えられてしまう。しかし、ユーザとしては、副音声が中国語であるので一時的に音声出力言語の選択を副音声に切り換えただけであって、日本語の習得を止めたわけではないので、メニュー画面の主要言語以外の言語が英語である場合はもちろん、たとえ中国語の場合であっても、その言語設定はあくまで主要言語(日本語)のままにしておきたいという場合も十分考えられる。そこで、本実施例では、二カ国語放送の音声出力言語の設定を副音声に切り換えた場合に、現在のOSD言語表示設定(主要言語)を維持するか、主要言語以外の言語に切り換えるかの確認画面を表示し、ユーザに対し言語表示設定の維持・切換えの選択を促すようにする。
図20は、かかる確認画面の一例を示す。本例では、主要言語が日本語であり、二カ国語放送の音声出力言語が主音声(日本語)に設定され、これに連動してメニュー画面の表示言語が日本語に設定されている場合で説明する。この場合において、二カ国語放送であって主音声が日本語、副音声が中国語のニュース番組を視聴するために音声出力言語の設定が副音声に切り換えられたとする。この場合、本図に示すように、本実施例のテレビジョン装置は、確認画面として「現在日本語に設定されています。英語に切り換えますか?」というメッセージとともに、選択用のコマンドボタン2001、2002を表示する。そこで、ユーザが「はい」2001にカーソルを合わせてクリックすると、第三制御部が、主要言語以外(例えば英語)での表示を選択させる制御を行う。他方、ユーザが「いいえ」2002をクリックした場合は、他の制御手段(ユーザのリモコンキー押下等による入力を受け付けてメニュー画面の日本語/英語等の切換えを行う通常の制御手段)が引き続き主要言語(日本語)の表示を選択させる制御を行う。
なお、第三制御部の判断が、OSD表示言語選択部の選択結果が「初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果であるか否か」に基づいて行われてもよい点は、実施例3と同様である。
図21は、本実施例の表示装置の一例であるテレビジョン装置(以下、本実施例において「本実施例のテレビジョン装置」という。)のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本例のテレビジョン装置のハードウェア構成は基本的に実施例3と共通し、第三確認画面表示手段を含む第三制御部は、「記憶装置(記録媒体)」2101と、「メインメモリ」2102と、「CPU」2103などから構成される。確認画面の表示によるユーザの選択を受け付けて制御を行うための具体的ハードウェア構成は、実施例2で第二確認画面表示手段について述べたところと同様であるので、説明を省略する。また、その余の構成は実施例3のハードウェア構成と同様である。
<処理の逃れ>
図22は、本実施例のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図である。本実施例の処理の流れは、基本的に実施例3と共通する。ただし、本例においては、第三確認画面表示ステップS2205において、テレビジョン装置は、ユーザに対して確認画面を出力する。
次に、ユーザ入力受付ステップS2206において、テレビジョン装置は、前記ステップS2205に対しユーザが行った入力を受け付ける。
次に、前記ステップS2206にて受け付けたユーザの入力が、メニュー画面表示言語として主要言語以外の言語を選択する旨の入力であるか否かの判断ステップS2207において、かかる入力であると判断された場合、第三制御ステップS2208において、テレビジョン装置は、主要言語以外の言語をメニュー画面表示言語として選択させる制御を行う。一方、前記判断ステップS2207において、かかる入力でない(即ち、主要言語を選択する旨の入力である)と判断された場合、テレビジョン装置は、主要言語をメニュー画面表示言語として選択させる制御を行う(ステップS2209)。その余の処理の流れは実施例3で説明したところと同様である。
<効果>
本実施例の発明により、メニュー画面表示に用いる言語と二カ国語放送等における音声出力に用いる言語との連動を維持しつつ、ユーザの例外的なニーズにも柔軟に対応することが可能となる。
本発明のテレビジョン装置の特徴を従来技術との比較において示す概念図 実施例1の表示装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例1のテレビジョン装置のより詳細な機能ブロックの一例を示す図 実施例1のテレビジョン装置のOSD表示画面の一例を示す図 実施例1のテレビジョン装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例1のテレビジョン装置における表示言語の判断に用いるテーブルの一例を示す図 実施例1のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図 実施例1のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図 実施例2の表示装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例2のテレビジョン装置における音声出力言語設定確認画面の一例を示す図 実施例2のテレビジョン装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例2のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図 実施例3の表示装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例3のテレビジョン装置のより詳細な機能ブロックの一例を示す図 実施例3のテレビジョン装置における音声出力言語設定画面の一例を示す図 実施例3のテレビジョン装置におけるハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例3のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図 実施例3のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図 実施例4の表示装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例4のテレビジョン装置におけるメニュー画面表示言語設定確認画面の一例を示す図 実施例4のテレビジョン装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例4のテレビジョン装置における処理の流れの一例を示す図 実施例1の表示装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例1の表示装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例2の表示装置の機能ブロックの一例を示す図
符号の説明
0200 テレビジョン装置
0201 放送受信部
0202 OSD表示言語選択部
0203 音声言語選択部
0204 第一制御部
0301 映像信号入力手段
0302 音声信号入力手段
0303 データ信号入力手段
0304 映像・OSD合成部
0305 表示部
0306 不揮発性メモリ
0307 OSD表示言語選択部
0308 音声切換手段
0309 マイコン
0310 外部機器(HDD/VCR/DVD)
0311 音声出力部

Claims (14)

  1. 受信部と、
    複数言語候補からOSD表示に用いる言語を選択するOSD表示言語選択部と、
    受信された信号が主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能な音声言語選択部と、
    OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択部に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御部と、
    を有する表示装置。
  2. 前記表示装置はテレビジョン装置であって、
    前記受信部は放送受信手段を有し、
    前記音声言語選択部は、
    受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択可能な音声言語選択手段を有し、
    前記第一制御部は、
    OSD表示言語選択部の選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御手段を有する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第一制御部に代えて、
    OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第二制御部を有する請求項2に記載の表示装置。
  4. 第一制御部は、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第一確認画面出力手段を有する請求項2に記載の表示装置。
  5. 第二制御部は、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第二確認画面出力手段を有する請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記第一制御部に代えて、音声言語選択部の選択結果が主音声以外の言語を音声出力言語として選択したとの選択結果である場合には、OSD表示言語選択部に対して自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択させる制御を行う第三制御部を有する請求項2に記載の表示装置。
  7. 第三制御部は、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第三確認画面出力手段を有する請求項6に記載の表示装置。
  8. 表示装置の制御方法であって、
    複数言語候補からOSD表示に用いる言語を選択するOSD表示言語選択ステップと、
    受信ステップと、
    受信された信号が主音声以外に他の言語音声出力が可能なデータを含む場合に、OSD表示言語選択ステップでの選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御ステップとを有する制御方法。
  9. テレビジョン装置である表示装置の制御方法であって、
    受信ステップは、
    放送受信サブステップを有し、
    第一制御ステップは、
    受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、OSD表示言語選択ステップでの選択結果が初期設定の言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第一制御サブステップとを有する請求項8に記載の制御方法。
  10. 第一制御ステップに代えて、
    受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、OSD表示言語選択部の選択結果が自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択したとの選択結果である場合には、音声言語選択手段に対して主音声以外の言語を音声出力言語として選択させる制御を行う第二制御ステップを有する請求項9に記載の制御方法。
  11. 第一制御ステップは、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第一確認画面出力サブステップを有する請求項9に記載の制御方法。
  12. 第二制御ステップは、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第二確認画面出力サブステップを有する請求項10に記載の制御方法。
  13. テレビジョン装置の制御方法であって、
    放送受信ステップと、
    受信された放送が主音声以外に他の言語音声出力が可能な放送である場合に、主音声以外の言語を音声出力言語として選択する音声言語選択ステップと、
    音声言語選択ステップでの選択結果が主音声以外の言語を音声出力言語として選択したとの選択結果である場合には、複数言語候補からOSD表示に用いる言語として自身が販売先として想定されている国における主要言語以外の言語を選択させる制御を行う第三制御ステップとを有する制御方法。
  14. 第三制御ステップは、選択させる制御を行おうとする場合にはユーザに対して確認画面を出力する第三確認画面出力サブステップを有する請求項13に記載の制御方法。
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