JP2008052487A - ディジタル信号処理装置およびディジタル信号処理端末 - Google Patents

ディジタル信号処理装置およびディジタル信号処理端末 Download PDF

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Keiji Hayashibara
啓二 林原
Kenichiro Uda
研一郎 宇田
Mutsumi Fujiwara
睦 藤原
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Abstract

【課題】PLL回路を用いることなく、実効的なシステムクロック周波数を低減して消費電力を削減し、併せて、記憶容量を低減する。
【解決手段】記憶装置2から暗号化データを読み込む記憶装置制御部31と、記憶装置制御部31が記憶装置から読み込んだ暗号化データをバッファリングするための第1の記憶部32と、第1の記憶部32から暗号化データを読み出して復号する復号処理部33と、復号処理部33による復号化データをバッファリングするための第2の記憶部34と、第2の記憶部34から復号化データを読み出してデコードするデコード処理部35と、デコード処理部35からのデータ転送要求を受け付け復号処理部33に対してデコード処理部へのデータ転送指令を行うとともに、復号処理部33からのデータ転送要求を受け付け記憶装置制御部31に対して復号処理部へのデータ転送指令を行うデータ転送制御部36を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディジタル信号処理装置およびディジタル信号処理端末にかかわり、特にメディア処理を行うシステムにおける低消費電力化の技術に関する。
オーディオ再生、動画再生などのメディア処理を行う携帯電話などのモバイル機器は、省電力化による長時間動作が要望されている。
従来のメディア処理のためのディジタル信号処理装置の構成を図8に示す。図8において、1はCPU、2は記憶装置、3はディジタル信号処理装置(メディア処理装置)である。ディジタル信号処理装置3は、記憶装置制御部31、第1の記憶部32、復号処理部33、第2の記憶部34およびデコード処理部35で構成されている。記憶装置制御部31と復号処理部33との間に第1の記憶部32を介在させることにより、両者の処理タイミングのずれを吸収している。また、復号処理部33とデコード処理部35との間に第2の記憶部34を介在させることにより、両者の処理タイミングのずれを吸収している。第1の記憶部32および第2の記憶部34は、処理タイミングのずれの吸収のために比較的大きな記憶容量をもっている。
また、CPU1による処理を効率的にするために、高い周波数のシステムクロックを用いて第1の記憶部32、第2の記憶部34に対するデータ充填を高速に行っている。しかし、システムクロック周波数を高くすることは、消費電力の増大を招き、長時間のメディア再生処理を阻害する要因になっていた。
そこで、特許文献1は、PLL(Phase Locked Loop)回路を追加することにより、記憶部のデータ蓄積量が多いとき(記憶余裕が少ないとき)にシステムクロック周波数を高く調整してデータ処理を高速化するが、逆にデータ蓄積量が少ないときにはシステムクロック周波数を低く調整してデータ処理をゆっくり進めることにより、全体的なシステムクロック周波数を低減させ、低消費電力化を図るようにしている。
特開2002−111504号公報(第4−7頁、第1−3図)
しかし、特許文献1のシステムでは、システムクロック周波数を分周させるためのPLL回路を用いており、これに起因して消費電力が増大する。
本発明は、このような事情に鑑みて創作したものであり、PLL回路を用いることなく、実効的なシステムクロック周波数を低減して消費電力を削減することが可能なディジタル信号処理装置を提供することを目的としている。併せて、記憶容量を低減することも目的とする。
(1)本発明によるディジタル信号処理装置は、
記憶装置から暗号化データを読み込む記憶装置制御部と、
前記記憶装置制御部が前記記憶装置から読み込んだ前記暗号化データをバッファリングするための第1の記憶部と、
前記第1の記憶部から前記暗号化データを読み出して復号する復号処理部と、
前記復号処理部による復号化データをバッファリングするための第2の記憶部と、
前記第2の記憶部から前記復号化データを読み出してデコードするデコード処理部と、
前記デコード処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記復号処理部に対して前記デコード処理部へのデータ転送指令を行うとともに、前記復号処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記記憶装置制御部に対して前記復号処理部へのデータ転送指令を行うデータ転送制御部とを備えたものである。
この構成において、データ転送制御部は、第1の記憶部のデータ蓄積量の大小変化に応じて、復号処理部からの転送要求の許否の判定を行い、前段の記憶装置制御部に対するデータ転送指令の制御を行う。すなわち、第1の記憶部のデータ蓄積量が少なく記憶容量に余裕がある状態では記憶装置制御部は記憶装置からの暗号化データの第1の記憶部への蓄積を進める。その結果、第1の記憶部のデータ蓄積量が増加して閾値になると、復号処理部を起動して第1の記憶部の暗号化データを復号し、その復号化データを第2の記憶部に転送する。この結果、第1の記憶部における暗号化データは減少し、また、記憶装置制御部から補充されて増加するという増減関係を繰り返す。一方、データ転送制御部は、第2の記憶部のデータ蓄積量の大小変化に応じて、デコード処理部からの転送要求の許否の判定を行い、前段の復号処理部に対するデータ転送指令の制御を行う。すなわち、第2の記憶部のデータ蓄積量が少なく記憶容量に余裕がある状態では復号処理部は復号化データの第2の記憶部への蓄積を進める。その結果、第2の記憶部のデータ蓄積量が増加して閾値になると、デコード処理部を起動して第2の記憶部の復号化データをデコードし、そのデコードデータを外部に出力する。この結果、第2の記憶部における復号化データは減少し、また、復号処理部から補充されて増加するという増減関係を繰り返す。以上のことから、第1の記憶部、第2の記憶部はその記憶容量を必要最小限にすることが可能となる。
そして、データ転送容量が必要最低限ですむため、システムクロック周波数をシステムとして成立するレベルまで低減することが可能になり、消費電力を削減することが可能になる。
さらに、システムクロック周波数を分周させる必要はなくなり、従来技術で必要としたPLL回路は必要でなくなる。
(2)また、本発明によるディジタル信号処理装置は、
記憶装置から暗号化データを読み込む記憶装置制御部と、
前記記憶装置制御部が前記記憶装置から読み込んだ前記暗号化データをバッファリングするための第1の記憶部と、
前記第1の記憶部から前記暗号化データを読み出して復号する復号処理部と、
前記復号処理部による復号化データをバッファリングするための第2の記憶部と、
前記第2の記憶部から前記復号化データを読み出してデコードするデコード処理部と、
前記第1の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記記憶装置制御部のクロックを制御するとともに、前記第2の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記復号処理部のクロックを制御するクロック制御部とを備えたものである。
この構成において、クロック制御部は、第1の記憶部または第2の記憶部のデータ蓄積量の大小変化に応じて、記憶装置制御部または復号処理部のクロック制御を行う。すなわち、第1の記憶部のデータ蓄積量が少なく記憶容量に余裕がある状態では記憶装置制御部にクロックを供給して記憶装置制御部を動作させ記憶装置からの暗号化データの第1の記憶部への蓄積を進める。その結果、第1の記憶部のデータ蓄積量が増加して閾値になると、記憶装置制御部に対するクロック供給を停止して記憶装置制御部の動作を停止させる。この結果、第1の記憶部における暗号化データは減少し、また、記憶装置制御部から補充されて増加するという増減関係を繰り返す。一方、第2の記憶部のデータ蓄積量が少なく記憶容量に余裕がある状態では復号処理部にクロックを供給して復号処理部を動作させ第1の記憶部の暗号化データを復号して復号化データの第2の記憶部への蓄積を進める。その結果、第2の記憶部のデータ蓄積量が増加して閾値になると、復号処理部に対するクロック供給を停止して復号処理部の動作を停止させる。この結果、第2の記憶部における復号化データは減少し、また、第1の記憶部、復号処理部から補充されて増加するという増減関係を繰り返す。
このように、第1の記憶部、第2の記憶部が実質的なフル充填の状態になって記憶装置制御部、復号処理部が処理不可となるに至った段階で記憶装置制御部、復号処理部に対するクロックを停止するので、無駄な消費電力の削減が図られる。
さらに、システムクロック周波数を分周させる必要はなくなり、従来技術で必要としたPLL回路は必要でなくなる。
(3)また、本発明によるディジタル信号処理装置は、
記憶装置から暗号化データを読み込む記憶装置制御部と、
前記記憶装置制御部が前記記憶装置から読み込んだ前記暗号化データをバッファリングするための第1の記憶部と、
前記第1の記憶部から前記暗号化データを読み出して復号する復号処理部と、
前記復号処理部による復号化データをバッファリングするための第2の記憶部と、
前記第2の記憶部から前記復号化データを読み出してデコードするデコード処理部と、
前記デコード処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記復号処理部に対して前記デコード処理部へのデータ転送指令を行うとともに、前記復号処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記記憶装置制御部に対して前記復号処理部へのデータ転送指令を行うデータ転送制御部と、
前記第1の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記記憶装置制御部のクロックを制御するとともに、前記第2の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記復号処理部のクロックを制御するクロック制御部とを備えたものである。
この構成は、上記の(1)と(2)とを合成したものに相当する。したがって、第1の記憶部、第2の記憶部はその記憶容量を必要最小限にすることが可能となる。そして、データ転送容量が必要最低限ですむため、システムクロック周波数をシステムとして成立するレベルまで低減することが可能になり、消費電力を削減することが可能になる。また、第1の記憶部、第2の記憶部が実質的なフル充填の状態になって記憶装置制御部、復号処理部が処理不可となるに至った段階で記憶装置制御部、復号処理部に対するクロックを停止するので、無駄な消費電力の削減が図られる。さらに、システムクロック周波数を分周させる必要はなくなり、従来技術で必要としたPLL回路は必要でなくなる。
(4)本発明によるディジタル信号処理端末は、上記のいずれかのディジタル信号処理装置と、スピーカとを備えたものである。
本発明によれば、各処理ブロックに対して、必要量のデータ転送の要求を行う仕組みにすることにより、各処理ブロック間の記憶部の記憶容量を必要最小限にすることが可能となり、また、必要最低限のデータ転送を行うため、システムとして成立するシステムクロック周波数までシステムクロック周波数を低減することが可能になり、消費電力を削減することが可能になる。この方法では、システムクロック周波数を分周させる必要はなくなり、従来技術で必要としたPLL回路は必要でなくなる。
さらに、システムクロック周波数を記憶部のデータ蓄積量に応じて、クロック停止・供給の制御を行うことにより、さらなる消費電力削減を図ることができる。
以下、本発明にかかわるディジタル信号処理装置(メディア処理装置)の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図である。
このシステムは、メディア処理を行うディジタル信号処理装置3と、ディジタル信号処理装置3に対して再生開始または再生停止などの制御を行うCPU(中央演算処理装置)1と、各種のメディアフォーマットで暗号化されたデータを保存することができる記憶媒体(不揮発性メモリ、HDDなど)からなる記憶装置2とで構成されている。
ディジタル信号処理装置3は、記憶装置2からこの記憶装置2内に保存された暗号化データを読み込む記憶装置制御部31と、記憶装置制御部31が読み込んだ暗号化データをバッファリングして一時的に保存する第1の記憶部32と、第1の記憶部32から読み出した暗号化データの復号処理を行う復号処理部33と、復号処理部33によって得られた復号化データをバッファリングする第2の記憶部34と、復号処理部33より出力された各種メディアフォーマットの復号化データのデコード処理を行うデコード処理部35と、デコード処理部35からのデータ転送要求Req2を受け付け、復号処理部33に対してデコード処理部35へのデータ転送指令Ins2を行うとともに、復号処理部33からのデータ転送要求Req1を受け付け、記憶装置制御部31に対して復号処理部33へのデータ転送指令Ins1を行うデータ転送制御部36とを備えている。
復号処理部33は、第1の記憶部32のデータ蓄積量が所定の閾値未満の場合には、データ転送制御部36に対してデータ転送要求Req1を行う。また、デコード処理部35は、第2の記憶部34のデータ蓄積量が所定の閾値未満の場合には、データ転送制御部36に対してデータ転送要求Req2を行う。
次に、上記のように構成された本実施の形態のディジタル信号処理装置の動作を図2の状態遷移図を用いて説明する。
復号処理部33は、第1の記憶部32のデータ蓄積量をチェックし、データ蓄積量が所定の閾値未満であるので、データ転送制御部36に対して復号処理部33へのデータ転送の要求Req1を行う。その結果、データ転送制御部36は記憶装置制御部31に対してデータ転送の指令Ins1を与える。記憶装置制御部31は記憶装置2から暗号化データを読み込み、第1の記憶部32にバッファリングする(図2(a)参照)。これにより、第1の記憶部32のデータ蓄積量が増加し(図2(b)参照)、データ蓄積量が所定の閾値以上になると、復号処理部33が復号処理を開始して、復号化されたデータを第2の記憶部34に出力する(図2(c))。その結果、第1の記憶部32のデータ蓄積量が再び減少する(図2(d)参照)。以降、図2(c)の状態と図2(d)の状態との間をサイクリックに繰り返す。すなわち、図2(d)側に進んで第1の記憶部32のデータ蓄積量が減少すれば、復号処理部33からデータ転送制御部36へのデータ転送の要求Req1と記憶装置制御部31に対するデータ転送の指令Ins1が行われて図2(c)側へ進み、また、図2(c)側に進んで第1の記憶部32のデータ蓄積量が増加して閾値以上になると、復号処理部33による暗号化データの復号と復号化データの第2の記憶部34への転送が行われて図2(d)側に進む。
一方、デコード処理部35は、第2の記憶部34のデータ蓄積量をチェックし、データ蓄積量が所定の閾値未満であるので、データ転送制御部36に対してデコード処理部35へのデータ転送の要求Req2を行う。その結果、データ転送制御部36は復号処理部33に対してデータ転送の指令Ins2を与える。最初は、第2の記憶部34への復号化データのバッファリングは行われないが(図2(e),(f))、復号処理部33が起動されて復号化が進むと、復号化データが第2の記憶部34にバッファリングされる(図2(g)参照)。これにより、第2の記憶部34のデータ蓄積量が増加し(図2(h)参照)、データ蓄積量が所定の閾値以上になると、デコード処理部35がデコード処理を開始して、デコードデータを外部に出力する(図2(i))。その結果、第2の記憶部34のデータ蓄積量が再び減少する(図2(j)参照)。以降、図2(i)の状態と図2(j)の状態との間をサイクリックに繰り返す。すなわち、図2(j)側に進んで第2の記憶部34のデータ蓄積量が減少すれば、デコード処理部35からデータ転送制御部36へのデータ転送の要求Req2と復号処理部33に対するデータ転送の指令Ins2が行われて図2(i)側へ進み、また、図2(i)側に進んで第2の記憶部34のデータ蓄積量が増加して閾値以上になると、デコード処理部35による復号化データのデコードとデコードデータの外部出力が行われて図2(j)側に進む。
上記の図2(c)〜図2(d)のサイクリック動作と図2(i)〜図2(j)のサイクリック動作とは並行的に進む。
次に、上記のように構成された本実施の形態のディジタル信号処理装置の動作を図3のフローチャートに従って説明する。図3のフローチャートに従う一連の処理は図2に対応している。
まずステップS1において、デコード処理部35は第2の記憶部34のデータ蓄積量をチェックし、ステップS2で第2の記憶部34のデータ蓄積量が所定の閾値以上であるかを判定し、閾値未満のときはステップS3に進み、逆に、閾値以上であるときはステップS11に進む。
ステップS3において、デコード処理部35はデータ転送制御部36に対してデコード処理部35へのデータ転送の要求Req2を行う。
次いでステップS4において、データ転送制御部36は復号処理部33に対してデータ転送の指令Ins2を与える。
次いでステップS5において、復号処理部33は第1の記憶部32のデータ蓄積量をチェックし、ステップS6で第1の記憶部32のデータ蓄積量が所定の閾値以上であるかを判定し、閾値未満のときはステップS7に進み、逆に、閾値以上であるときはステップS10に進む。
ステップS7において、復号処理部33はデータ転送制御部36に対して復号処理部33へのデータ転送の要求Req1を行う。
次いでステップS8において、データ転送制御部36は記憶装置制御部31に対してデータ転送の指令Ins1を与える。
次いでステップS9において、記憶装置制御部31は記憶装置2から暗号化データを読み込み、ステップS5に戻る。
ステップS5〜S9を繰り返すうちに、ステップS6の判定が肯定的となり、第1の記憶部32のデータ蓄積量が閾値以上となればステップS10に進み、復号処理部33は復号処理を開始して、復号化されたデータを第2の記憶部34に出力し、次いでステップS1に戻る。
ステップS1に戻ると、再び、デコード処理部35は第2の記憶部34のデータ蓄積量をチェックし、通常はステップS2→S3→S4→S5→S6→S10→S1を繰り返し、繰り返すうちに、ステップS2の判定が肯定的となり、第2の記憶部34のデータ蓄積量が閾値以上となればステップS11に進み、デコード処理部35はデコード処理を実施する。
次いでステップS12において、メディア処理を終了させるかの判定を行い、継続するときはステップS1に戻る。
本実施の形態によれば、記憶装置制御部31、復号処理部33、デコード処理部35の各処理ブロック間のデータのやり取りを、ハンド・シェーク方式で、必要最小限のデータ量において必要なときに行うことが可能となる。その結果、第1の記憶部32、第2の記憶部34は必要最小限の記憶容量にすることができる。また、1回の転送容量が小さくなるために、その転送を実現するシステムクロック周波数を低減でき、消費電力を削減することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図である。図4において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指している。本実施の形態に特有の構成は、次のとおりである。実施の形態1の場合のデータ転送制御部36に代えて、クロック制御部37が設けられている。このクロック制御部37は、第2の記憶部34のデータ蓄積量が所定の閾値未満の場合には復号処理部33のクロックを止め、第2の記憶部34のデータ蓄積量が閾値以上の場合には復号処理部33のクロック供給を行う機能と、第1の記憶部32のデータ蓄積量が所定の閾値未満の場合には記憶装置制御部31のクロックを止め、第1の記憶部32のデータ蓄積量が閾値以上の場合には記憶装置制御部31のクロック供給を行う機能を持つ。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態のディジタル信号処理装置の動作を図5のフローチャートに従って説明する。
まずステップS21において、クロック制御部37は第2の記憶部34のデータ蓄積量をチェックし、ステップS22で第2の記憶部34のデータ蓄積量が所定の閾値以上であるかを判定し、閾値未満のときはステップS23に進み、逆に、閾値以上であるときはステップS24に進む。
ステップS23において、復号処理部33のクロックが止まっているかの判定を行い、クロックがすでに供給されているときはステップS25をスキップしてステップS26に進み、逆に、止まっているときはステップS25に進む。最初は、ステップS25に進んで、復号処理部33のクロックを供給する。
ステップS26において、クロック制御部37は第1の記憶部32のデータ蓄積量をチェックし、ステップS27で第1の記憶部32のデータ蓄積量が所定の閾値以上であるかを判定し、閾値未満のときはステップS28に進み、逆に、閾値以上であるときはステップS29に進む。
ステップS28において、記憶装置制御部31のクロックが止まっているかの判定を行い、クロックがすでに供給されているときはステップS30をスキップしてステップS31に進み、逆に、止まっているときはステップS30に進む。最初は、ステップS30に進んで、記憶装置制御部31のクロックを供給する。
次いでステップS31において、メディア処理を終了させるかの判定を行い、継続するときはステップS21に戻る。
以降、ステップS21→S22→S23→S26→S27→S28→S31のサイクルを任意回数繰り返す。すると、第1の記憶部32における暗号化データの蓄積量が増加し、ステップS27の判定で第1の記憶部32にデータ蓄積量が閾値以上であるとの結果を得て、ステップS29に進み、記憶装置制御部31のクロックを停止する。
以降、ステップS21→S22→S23→S26→S27→S28→S31のサイクルを任意回数繰り返す。すると、第2の記憶部34における復号化データの蓄積量が増加し、ステップS22の判定で第2の記憶部34にデータ蓄積量が閾値以上であるとの結果を得て、ステップS24に進み、復号処理部33のクロックを停止する。
本実施の形態によれば、第1の記憶部32が実質的なフル充填の状態になって記憶装置制御部31が処理不可となるに至った段階で記憶装置制御部31に対するクロックを停止し、また、第2の記憶部34が実質的なフル充填の状態になって復号処理部33が処理不可となるに至った段階で復号処理部33に対するクロックを停止するので、無駄な消費電力の削減を図ることができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3におけるディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、上記の実施の形態1と実施の形態2を合成したものに相当し、データ転送制御部36とクロック制御部37の両方を備えている。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
次に、上記のように構成された本実施の形態のディジタル信号処理装置の動作を図7のフローチャートに従って説明する。
まずステップS41において、デコード処理部35は第2の記憶部34のデータ蓄積量をチェックし、ステップS42で第2の記憶部34のデータ蓄積量が所定の閾値以上であるかを判定し、閾値未満のときはステップS43に進み、逆に、閾値以上であるときはステップS56に進む。
ステップS43において、復号処理部33のクロックが止まっているかの判定を行い、クロックがすでに供給されているときはステップS44をスキップしてステップS45に進み、逆に、止まっているときはステップS44に進む。最初は、ステップS44に進んで、復号処理部33のクロックを供給する。
次いでステップS45において、デコード処理部35はデータ転送制御部36に対してデコード処理部35へのデータ転送の要求Req2を行う。
次いでステップS46において、データ転送制御部36は復号処理部33に対してデータ転送の指令Ins2を与える。
次いでステップS47において、復号処理部33は第1の記憶部32のデータ蓄積量をチェックし、ステップS48で第1の記憶部32のデータ蓄積量が所定の閾値以上であるかを判定し、閾値未満のときはステップS49に進み、逆に、閾値以上であるときはステップS54に進む。
ステップS49において、記憶装置制御部31のクロックが止まっているかの判定を行い、クロックがすでに供給されているときはステップS50をスキップしてステップS51に進み、逆に、止まっているときはステップS50に進む。最初は、ステップS50に進んで、記憶装置制御部31のクロックを供給する。
次いでステップS51において、復号処理部33はデータ転送制御部36に対して復号処理部33へのデータ転送の要求Req1を行う。
次いでステップS52において、データ転送制御部36は記憶装置制御部31に対してデータ転送の指令Ins1を与える。
次いでステップS53において、記憶装置制御部31は記憶装置2から暗号化データを読み込み、ステップS47に戻る。
ステップS47〜S53を繰り返すうちに、ステップS48の判定が肯定的となり、第1の記憶部32のデータ蓄積量が閾値以上となればステップS54に進み、復号処理部33は復号処理を開始して、復号化されたデータを第2の記憶部34に出力し、次いでステップS55に進んで、記憶装置制御部31のクロックを停止し、次いでステップS41に戻る。
ステップS41に戻ると、再び、デコード処理部35は第2の記憶部34のデータ蓄積量をチェックし、通常はステップS42→S43→S45→S46→S47→S48→S54→S55→S41を繰り返し、繰り返すうちに、ステップS42の判定が肯定的となり、第2の記憶部34のデータ蓄積量が閾値以上となればステップS56に進み、デコード処理部35はデコード処理を実施する。次いでステップS57に進み、復号処理部33のクロックを停止する。
次いでステップS58において、メディア処理を終了させるかの判定を行い、継続するときはステップS41に戻る。
上記の一連の処理を行うことにより、第1の記憶部32、第2の記憶部34は必要最小限の記憶容量にすることができる。また、1回の転送容量が小さくなるために、その転送を実現するシステムクロック周波数を低減でき、消費電力を削減することができる。
さらに、第1の記憶部32が実質的なフル充填の状態になって記憶装置制御部31が処理不可となるに至った段階で記憶装置制御部31に対するクロックを停止し、また、第2の記憶部34が実質的なフル充填の状態になって復号処理部33が処理不可となるに至った段階で復号処理部33に対するクロックを停止するので、消費電力のさらなる削減を行うことが可能となる。
本発明のディジタル信号処理装置は、オーディオデータを再生する携帯型音楽再生機器や音楽再生機能を持つ携帯電話などの電子機器として有用である。また、オーディオデータ再生に限らず、動画データ再生機能を持った携帯端末機器などの用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1におけるディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるディジタル信号処理装置の動作を示す動作遷移図 本発明の実施の形態1におけるディジタル信号処理装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2におけるディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるディジタル信号処理装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3におけるディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるディジタル信号処理装置の動作を示すフローチャート 従来のディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1 CPU
2 記憶装置
3 ディジタル信号処理装置
31 記憶装置制御部
32 第1の記憶部
33 復号処理部
34 第2の記憶部
35 デコード処理部
36 データ転送制御部
37 クロック制御部

Claims (4)

  1. 記憶装置から暗号化データを読み込む記憶装置制御部と、
    前記記憶装置制御部が前記記憶装置から読み込んだ前記暗号化データをバッファリングするための第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部から前記暗号化データを読み出して復号する復号処理部と、
    前記復号処理部による復号化データをバッファリングするための第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部から前記復号化データを読み出してデコードするデコード処理部と、
    前記デコード処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記復号処理部に対して前記デコード処理部へのデータ転送指令を行うとともに、前記復号処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記記憶装置制御部に対して前記復号処理部へのデータ転送指令を行うデータ転送制御部とを備えたディジタル信号処理装置。
  2. 記憶装置から暗号化データを読み込む記憶装置制御部と、
    前記記憶装置制御部が前記記憶装置から読み込んだ前記暗号化データをバッファリングするための第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部から前記暗号化データを読み出して復号する復号処理部と、
    前記復号処理部による復号化データをバッファリングするための第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部から前記復号化データを読み出してデコードするデコード処理部と、
    前記第1の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記記憶装置制御部のクロックを制御するとともに、前記第2の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記復号処理部のクロックを制御するクロック制御部とを備えたディジタル信号処理装置。
  3. 記憶装置から暗号化データを読み込む記憶装置制御部と、
    前記記憶装置制御部が前記記憶装置から読み込んだ前記暗号化データをバッファリングするための第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部から前記暗号化データを読み出して復号する復号処理部と、
    前記復号処理部による復号化データをバッファリングするための第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部から前記復号化データを読み出してデコードするデコード処理部と、
    前記デコード処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記復号処理部に対して前記デコード処理部へのデータ転送指令を行うとともに、前記復号処理部からのデータ転送要求を受け付け、前記記憶装置制御部に対して前記復号処理部へのデータ転送指令を行うデータ転送制御部と、
    前記第1の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記記憶装置制御部のクロックを制御するとともに、前記第2の記憶部のデータ蓄積量に応じて前記復号処理部のクロックを制御するクロック制御部とを備えたディジタル信号処理装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のディジタル信号処理装置と、スピーカとを備えたディジタル信号処理端末。
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