JP2008049881A - 伝達比可変装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック作動後の再開時においても正確にモータ回転角を特定することができる伝達比可変装置を提供すること。
【解決手段】IFSECUは、ロック制御モードとして、相固定通電後、ロック作動を実行する「準緊急モード」を選択した場合(ステップ103:YES)には、その時点、即ちロック制御開始時点において、ロックホルダの山部がロックレバーの係合部に対応する位置(センサパターン「4」)にあるか否かを判定する(ステップ104)。そして、山部が係合部に対応する位置にある場合(ステップ104:YES)には、該係合部に対応する位置に、係合溝内の箇所(センサパターン「3」)を停止させるよう相固定通電を実行した後に(ステップ105)、ロック装置をロック作動させる(ステップ106)。
【選択図】図6

Description

本発明は、駆動源であるモータの回転を拘束することにより入力軸と出力軸との間の相対回転を規制可能なロック装置を備えた伝達比可変機構に関するものである。
従来、モータを駆動源として、ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する伝達比可変装置があり、通常、このような伝達比可変装置には、入力軸と出力軸との間の相対回転を規制するロック装置が設けられている。
例えば、特許文献1に記載の伝達比可変装置は、入力軸とともに一体回転するハウジングと、該ハウジング内に回転可能に軸支されたモータ軸と、ハウジングに固定されモータ軸及び出力軸に連結されることにより入力軸の回転を出力軸に伝達するとともに、モータ軸の回転を減速して同出力軸に伝達する差動機構とを備えている。そして、この伝達比可変装置において、ロック装置は、前記ハウジング側に設けられたロックレバーと、モータ軸に固定されるとともに周面にロックレバーが係合される複数の係合溝が形成されたロックホルダとを備えて構成されている。即ち、ロックレバーをロックホルダの係合溝に係合させることで、モータ軸とハウジングとが相対回転不能に連結され、これにより、同ハウジングに連結された入力軸と出力軸との相対回転を規制する構成となっている。
そして、上記のようなロック装置を備えた伝達比可変装置におけるそのロック制御は、多くの場合、以下に示す3つのモードにより管理されている。
○通常モード…例えば、イグニッションオフ時等、伝達比可変装置側に特段の異常がない場合に適用されるモードであり、モータ制御により係合溝の位置とロックレバーの位置と合わせた上で、ロックレバーをリリース(その係合部をロックホルダに当接)し、その後、再びモータを回転駆動することで係合溝とロックレバーとの係合を確認する。
○緊急モード…例えば、伝達比可変装置における異常発生時、緊急にフェールセーフを図る必要のある場合に適用されるモードであり、この緊急モードにおいては、即時、モータ制御が停止されるとともに、略同時にロックレバーがリリースされる。
○準緊急モード…例えば、電力供給線の断線時等、主として伝達比可変装置に機械的な問題はないが上記通常モードの制御を行う余裕はない状態において適用されるモードである。この準緊急モードにおいては、ロックレバーのリリースに先立ち、所定時間、その通電相を固定したモータへの電力供給、即ち相固定通電が行われる。そして、同モータを電気的にロックした状態でロックレバーをリリースすることで、回転中のロックホルダにロックレバーが衝突することによる同ロックレバー及びロックホルダの損傷を防止する。
特開2003−320943号公報
ところで、上記のような伝達比可変装置のモータには、三相(U,V,W)の駆動電力の供給により回転するブラシレスモータを用いるのが一般的である。そして、多くの場合、その駆動電力の供給は、モータの電気角60度毎にその通電相及び通電方向、即ち通電パターンを切り替える矩形波通電により行われる(図7参照)。これは、電動パワーステアリング装置(EPS)ほどの静粛性は要求されないものの、小型・高出力の要請が強い伝達比可変装置には、正弦波通電と比較して大きなトルクを得ることが可能、且つ高精度の角度検出が不要で、ホール素子等を用いた簡素な構成の回転角センサを使用することができる矩形波通電が適しているためである。
ここで、ホール素子を用いた回転角センサは、3つのホール素子を、図8に示すように、その出力する各相パルス信号Pu,Pv,Pwが、モータに設定された電気角倍率に対応する所定の回転角を一のパルス周期(電気角360°)としてその信号レベルが変化するとともに互いの位相が120°ずつずれるように配置することにより構成される。尚、図8に示す例では、電気角倍率は4倍であり、これに対応する所定の回転角は機械角90°である(括弧内は電気角)。そして、その回転角検出は、各相パルス信号Pu,Pv,Pwの信号レベルの組み合わせ(センサパターン、pattern「1」〜「6」)及びその遷移をカウントすることにより行われ、モータ制御停止時には、その時点におけるカウント数を記憶することで、その再開後における初期回転角(絶対角)を特定することが可能となっている。
尚、図8に示す各相パルス信号Pu,Pv,Pwの信号レベルの組み合わせ(pattern「1」〜「6」)は、各信号レベルが「Hi」である場合を「1」として、その組み合わせを3bitの二進数で表したものを更に十進数に変換したものである。従って、例えば、P相パルス信号Pu(bit2)が「Hi」、V相パルス信号Pv(bit1)が「Lo」、及びW相パルス信号Pw(bit0)が「Hi」である組み合わせの二進数表記は[1][0][1]であり、これを十進数表記に変換したものがpattern「5」となる。
しかしながら、ロック作動を伴うモータ停止後、特に、相固定通電による電気的ロック後にロックレバーをリリースする準緊急モードによりロック作動を行った後のモータ制御再開時には、その正確な初期回転角が特定できない場合がある。
つまり、従来、準緊急モードにおける相固定通電は、その開始時点における通電相を固定として行われる。このため、ロックレバーの係合部が係合溝間の山部にリリースされるよう該相固定通電が行われる可能性があり、この場合、同係合部が、その後、何れの係合溝と係合するかを予測することはできない。従って、相固定通電終了時点に記憶されたカウント数からは、正確な絶対角が特定できなくなるのである。そして、準緊急モードによるロック作動後においては、伝達比可変装置自体には異常がなく電源系の復旧のみで復帰可能である場合が多いことから、初期回転角を誤認識した状態で、そのモータ制御が再開されるおそれがある。その結果、車両用操舵装置においては、そのステアリング中立位置にずれが生ずるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ロック作動後の再開時においても正確にモータ回転角を特定することができる伝達比可変装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、駆動源であるモータの回転軸並びに入力軸及び出力軸に連結されることにより前記入力軸の回転を前記出力軸に伝達するとともに前記回転軸の回転を減速して該出力軸に伝達する差動機構と、前記回転軸の回転を拘束することにより前記入力軸と前記出力軸との相対回転を規制可能なロック装置と、三相の駆動電力の供給を通じて前記モータの作動を制御するとともに前記ロック装置の作動を制御する制御手段とを備え、前記ロック装置は、前記モータの回転軸と一体に設けられるとともに周面に複数の係合溝が形成されたロックホルダと、前記係合溝に係合することにより前記ロックホルダの回転を拘束可能なロックレバーとを備えてなり、前記制御手段は、前記ロックレバーの係合部を前記ロックホルダの周面に当接させるべくロック装置を制御するロック制御の開始時には、通電相を固定して前記駆動電力を供給する相固定通電を実行する伝達比可変装置であって、前記制御手段は、前記ロックホルダの二つの係合溝間に形成された山部と前記ロックレバーの係合部とが対応する位置で前記モータが停止しないように、前記相固定通電を行うこと、を要旨とする。
即ち、ロックレバーの係合部がロックホルダの何れかの係合溝内に確実にリリースされるよう相固定通電を実行することにより、モータ制御停止時において同係合部が係合する係合溝を確定させることができる。これにより、その後のモータ制御再開時においても、モータ制御停止時に記憶されたカウント数から正確な初期回転角を特定することができるようになる。そして、車両用操舵装置においては、初期回転角の誤認識によるステアリング中立位置のずれを防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、回転角センサの出力するセンサパターンに基づいて前記モータの回転角を検出し、該各センサパターンに応じて前記通電相を決定するとともに、前記各山部は、該各山部が前記係合部に対応する位置にある場合において特定の前記センサパターンが出力されるよう形成されること、を要旨とする。
上記構成よれば、当該特定のセンサパターン以外のセンサパターンを保持するよう相固定通電を実行することで、容易に、係合溝内の何れかの箇所をロックレバーの係合部に対応する位置に停止させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、回転角センサの出力するセンサパターンに基づいて前記モータの回転角を検出し、該各センサパターンに応じて前記通電相を決定するとともに、ロック制御開始時、前記モータが回転している場合には、該開始時点のセンサパターンよりも回転方向上流側のセンサパターンに対応する通電相を、前記相固定通電における通電相とすること、を要旨とする。
即ち、相固定通電によってモータを電気的にロックする際には大きな電力が消費される。そして、その消費電力は、モータの回転を急激に減速させるほどより大きなものとなる。しかしながら、ロック作動に先立って相固定通電を行う場合の多くは、電源電圧の低下時等、電力量に余裕のない場合である。従って、その相固定通電は、モータの回転を穏やかに減速させるように効率よく行うことが望ましい。この点、ロック制御開始時点のセンサパターンよりも回転方向上流側のセンサパターンに対応する通電相を、その相固定通電における通電相とすれば、モータの回転に急ブレーキをかけることなく穏やかに減速させることができる。その結果、電力量に余裕がない場合であっても効率よく、確実にモータを停止させることができる。
本発明によれば、ロック作動後の再開時においても正確にモータ回転角を特定することが可能な伝達比可変装置を提供することにある。
以下、本発明を伝達比可変装置を備えた車両用操舵装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の車両用操舵装置1の概略構成図である。同図に示すように、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック5の往復直線運動に変換される。そして、このラック5の往復直線運動により転舵輪6の舵角、即ち転舵角が可変することにより、車両進行方向が変更されるようになっている。尚、本実施形態の車両用操舵装置1は、所謂ラックアシスト型の電動パワーステアリング装置(EPS)であり、ボール螺子機構(図示略)を介して駆動源であるモータ7の発生するアシストトルクをラック5に伝達することにより、操舵系にアシスト力を付与する。
また、本実施形態の車両用操舵装置1は、ステアリング2の舵角(操舵角)と転舵輪6の舵角(転舵角)との間の伝達比(ギヤ比)を可変させる伝達比可変装置8と、該伝達比可変装置8の作動を制御する制御手段としてのIFSECU9とを備えている。
詳述すると、ステアリングシャフト3は、ステアリング2が連結された入力軸としての第1シャフト10とラックアンドピニオン機構4に連結される出力軸としての第2シャフト11とからなり、伝達比可変装置8は、第1シャフト10及び第2シャフト11を連結する差動機構12と、該差動機構12を駆動するモータ13とを備えている。そして、伝達比可変装置8は、ステアリング操作に伴う第1シャフト10の回転に、モータ駆動による回転を上乗せして第2シャフト11に伝達することにより、ラックアンドピニオン機構4に入力されるステアリングシャフト3の回転を増速(又は減速)し、これによりステアリング2に対する転舵輪6の伝達比を可変させる。本実施形態のモータ13は、ブラシレスモータであり、IFSECU9から三相(U,V,W)の駆動電力が供給されることにより回転する。そして、IFSECU9は、この駆動電力の供給を通じてモータ13の回転を制御することにより、伝達比可変装置8の作動を制御する(伝達比可変制御)。
さらに詳述すると、図2に示すように、本実施形態の伝達比可変装置8は、略有底筒状に形成されたハウジング14を有しており、モータ13は、その回転軸であるモータ軸13aとハウジング14とが同軸になるように同ハウジング14内に固定されている。そして、ハウジング14は、その上壁部14aに設けられた連結部15が第1シャフト10とスプライン嵌合されている。
本実施形態では、差動機構12には、同軸に並置された一対のサーキュラスプライン21,22、及びこれら両スプラインの内側において該各スプラインと噛合されるフレクスプライン23、並びにその噛合部を回転させる波動発生器24からなる周知の波動歯車機構が採用されている。
サーキュラスプライン21は、ハウジング14と同軸となるように同ハウジング14に固定されており、他方のサーキュラスプライン22は、連結部材25を介して第2シャフト11と同軸に連結されている。各サーキュラスプライン21,22には、互いに異なる歯数が設定されており、フレクスプライン23は、楕円状に撓められた状態でこれら各ギヤの内側に配置されることにより、その外歯が該各ギヤの内歯とそれぞれ部分的に噛合されている。そして、ハウジング14とともにサーキュラスプライン21が回転し、そのサーキュラスプライン21の回転がフレクスプライン23を介してサーキュラスプライン22に伝達されることにより、ステアリング操作に伴う第1シャフト10の回転が第2シャフト11に伝達されるようになっている。
波動発生器24は、上記サーキュラスプライン21,22及びフレクスプライン23の内側に配置されている。波動発生器24は、モータ軸13aに連結されており、モータ軸13aの回転に伴いフレクスプライン23の内側を回転することで、上記撓められたフレクスプライン23の楕円形状、即ちサーキュラスプライン21,22との噛合部を回転させる。そして、サーキュラスプライン21とサーキュラスプライン22との間の歯数差に基づいて、サーキュラスプライン22が回転することにより、モータ軸13aの回転が減速されて第2シャフト11に伝達されるようになっている。
尚、本実施形態では、ハウジング14の上壁部14aにスパイラルケーブル装置27が設けられており、モータ13及び後述するロック装置30のソレノイド37は、このスパイラルケーブル装置27により、所定の回転範囲(許容回転範囲)において、IFSECU9と電気的に接続されるようになっている。
また、本実施形態の伝達比可変装置8には、モータ軸13aの回転を規制することにより第1シャフト10と第2シャフト11との相対回転を規制する、即ちその伝達比を機械的に固定し変更不能とするロック装置30を備えている。
詳述すると、図3に示すように、ロック装置30は、モータ軸13aの一端に相対回転不能に固定されるとともに周面32aに複数の係合溝31が形成されたロックホルダ32と、その係合溝31に係合することによりロックホルダ32の回転を拘束可能なロックレバー33とを備えてなる。
本実施形態では、環状に形成されたロックホルダ32は、モータ軸13aと同軸に固定されており、各係合溝31は、その周面32aにおいて等間隔(90°間隔)で4箇所に形成されている。尚、本実施形態では、各係合溝31は、周方向に延びる浅溝31aと、該浅溝31aの一端に設けられた深溝31bとにより構成されている。そして、隣り合う二つの係合溝31の間には、見かけ上、径方向外側に突出する山部34が形成されている。
一方、ロックレバー33は、長尺状に形成されるとともに、ロックホルダ32の外側において、回動可能にハウジング14内に軸支されている。具体的には、ハウジング14に固定されたモータハウジングの一端には、モータ軸13aの軸線方向に沿って延びる回動軸35が設けられており(図2参照)、ロックレバー33は、この回動軸35に軸支されることより、ロックホルダ32と対向する位置(ロックホルダ32の回転平面と略同一の平面上)において回動可能に支承されている。本実施形態では、ロックレバー33の一端には、ロックホルダ32の周面32aに向かって突出する係合部33aが形成されている。そして、ロックレバー33は、その回動により、係合部33aがロックホルダ32の周面32aに当接し、該周面32aに形成された係合溝31(最終的にその深溝31b)と係合することにより、同ロックホルダ32の回転、即ちモータ軸13aの回転を拘束することが可能となっている。
尚、本実施形態のロック装置30では、ロックレバー33は、バネ部材36(実際にはコイルバネを用いるが図中はその機能のみを概念的に図示)の弾性力により、その係合部33aがロックホルダ32側に向かって回動するよう付勢されている。そして、ロックレバー33の他端には、ロック装置30の駆動源であるソレノイド37が連結されている。
即ち、本実施形態のロック装置30は、非ロック作動時には、ソレノイド37に通電し、そのプランジャ37aを引き込むことにより、ロックレバー33の係合部33aがロックホルダ32から離間した位置に保持されるように構成されている。そして、ロック作動時には、ソレノイド37への通電を停止することによりロックレバー33をリリース、即ちバネ部材36の弾性力により、その係合部33aがロックホルダ32に当接するようロックレバー33が回動し、これにより、同ロックレバー33の係合部33aとロックホルダ32の係合溝31とが係合する構成となっている。
次に、本実施形態の車両用操舵装置の電気的構成及び制御態様について説明する。
図1に示すように、IFSECU9には、操舵角センサ38により検出された操舵角θs、及び車速センサ39により検出された車速Vが入力されるようになっている。そして、IFSECU9は、これら操舵角θs及び車速Vに基づいてモータ13の回転を制御することにより伝達比可変装置8の作動、即ち伝達比可変制御を実行する。
詳述すると、図4に示すように、IFSECU9は、モータ制御信号を出力するマイコン40と、モータ制御信号に基づいてモータ13に駆動電力を供給する駆動回路41とを備えている。
マイコン40は、制御信号出力手段としてのモータ制御部42を備えており、同モータ制御部42に設けられたギヤ比可変制御演算部43及び微分ステア制御演算部44には、それぞれ操舵角θs及び車速V、並びに車速V及び操舵速度ωsが入力される。そして、ギヤ比可変制御演算部43は、車速Vに応じてギヤ比(伝達比)を可変させるための制御目標成分であるギヤ比可変指令角θgr*を演算し、微分ステア制御演算部44は、操舵速度ωsに応じて車両の応答性を向上させるための制御目標成分である微分ステア指令角θls*を演算する。
ギヤ比可変制御演算部43及び微分ステア制御演算部44により演算されたギヤ比可変指令角θgr*及び微分ステア指令角θls*は、加算器45へと入力される。そして、この加算器45において、これらギヤ比可変指令角θgr*及び微分ステア指令角θls*が重畳されることによりモータ13、即ち伝達比可変装置8の制御目標量であるACT指令角θta*が演算される。
また、モータ制御部42には、モータ13に設けられた回転角センサ46の出力信号に基づいてモータ回転角θmを演算(検出)するモータ回転角演算部47が設けられており、このモータ回転角演算部47において演算されたモータ回転角θmに基づいて、伝達比可変装置8の実際の制御量、即ちACT角θtaが演算される。このACT角θtaは、加算器45において演算されたACT指令角θta*とともに、位置制御演算部49に入力される。そして、位置制御演算部49は、指令値であるACT指令角θta*に実際値であるACT角θtaを追従させるべくフィードバック演算により電流指令εを演算しモータ制御信号出力部50に出力する。
ここで、本実施形態では、モータ13に設けられた回転角センサ46は、同モータ13の各相にそれぞれ対応する3つのホール素子46a〜46cからなり、マイコン40には、その出力信号として、モータ13の回転に応じてこれらホール素子46a〜46cが出力する各相パルス信号Pu,Pv,Pwが入力される(図8参照)。そして、上記モータ回転角演算部47は、各相パルス信号Pu,Pv,Pwの信号レベルの組み合わせ、即ちセンサパターン(pattern)及びその遷移をカウントすることによりモータ回転角θm(絶対角)を演算する。尚、本実施形態のモータ13もまた、図8に示されるような4倍の電気角倍率を有している。また、モータ回転角演算部47は、モータ制御停止時には、その時点におけるカウント数を記憶する。そして、この記憶されたカウント数に基づいて、モータ制御再開後における初期回転角を特定する。
また、駆動回路41には、モータ13の各相に対応する複数(2×3個)のスイッチング素子(FET)を備えてなる周知のPWMインバータが採用されている。具体的には、駆動回路41は、FET51a,51d、FET51b,51e、及びFET51c,51fの各組の直列回路を並列接続してなり、FET51a,51d、FET51b,51e、FET51c,51fの各接続点52u,52v,52wはそれぞれモータ13の各相モータコイルに接続されている。そして、各FET51a〜51fのゲート端子はマイコン40に接続され、同マイコン40(モータ制御信号出力部50)から入力されるモータ制御信号に応答して各FET51a〜51fがオン/オフすることにより、車載電源53の直流電力が三相の駆動電力に変換されてモータ13に供給されるようになっている。
さらに詳述すると、本実施形態では、モータ13への駆動電力の供給は、モータの電気角60度毎にその通電相及び通電方向、即ち通電パターンを切り替える矩形波通電により行われる(図7参照)。
具体的には、モータ制御信号出力部50には、回転角センサ46が出力する各相パルス信号Pu,Pv,Pwが入力されるようになっており、モータ制御信号出力部50は、その各相パルス信号Pu,Pv,Pwの信号レベルの組み合わせ、即ちセンサパターンに基づいて上記通電パターンを決定する。そして、モータ13の回転に伴うセンサパターンの遷移に応じて通電パターン切り替えるべく駆動回路41を構成する各FET51a〜51fにモータ制御信号を出力する。
そして、モータ制御信号出力部50は、モータ13に供給する電流量を、位置制御演算部49において演算された電流指令εに示される値に対応させるべく、そのモータ制御信号のduty比(詳しくは、下段側のFET51d〜51fのオンduty比)を制御する。
また、本実施形態では、IFSECU9は、上記モータ駆動用の駆動回路41に加え、ロック制御用、即ちソレノイド37に駆動電力を供給するための駆動回路65を備えている。そして、同駆動回路65は、マイコン40の出力するロック制御信号に基づいて、ソレノイド37に対する電力供給をオン/オフする。
詳述すると、マイコン40は、ロック制御部66を備えており、同ロック制御部66には、IGオン/オフ信号S_ig、伝達比可変装置8の異常を示す異常信号S_tr、及び電源電圧V_b等が入力される。そして、ロック制御部66は、これら入力される各種信号に基づいてロック装置30をロック作動させるか否か判定し(ロック判定)、ロック作動させると判定した場合には、駆動回路65に出力する制御信号を、その旨を示すものに変更する。尚、本実施形態では、駆動回路65は、スイッチング素子(パワーMOSFET)により構成され、ロック制御信号は、同スイッチング素子のDuty(オンDuty)として出力される。そして、ロック制御部66は、ロック作動時には、そのロック制御信号を「オフ(Duty=0)」とし、これによりソレノイド37をオフ、即ちロックレバー33をリリースしてロック装置30をロック作動させるようになっている。
(ロック制御)
次に、本実施形態の伝達比可変装置におけるロック制御の態様について説明する。
本実施形態の伝達比可変装置8においても、そのロック制御は、上記3つのモード(「通常」「緊急」「準緊急」)により管理されている。具体的には、本実施形態では、「通常モード」は、主としてロック制御部66に入力されるIGオン/オフ信号S_igが「IGオフ」を示す値となった場合に選択され、「緊急モード」は、異常信号S_trが入力された場合に選択される。また、「準緊急モード」は、主として、検出される電源電圧V_bが所定の閾値よりも低くなった場合に選択される。そして、「準緊急モード」を選択した場合には、その時点におけるモータ回転角を保持するように相固定通電を実行する。
具体的には、図4に示すように、ロック制御部66は、そのロック判定において、ロック作動させるべきと判定した場合には、駆動回路65に対するロック制御信号の変更に先立って、モータ制御信号出力部50に対し、何れのロック制御モードが選択されたかを示すロック起動信号を出力する。そして、モータ制御信号出力部50は、このロック起動信号が「準緊急モード」を示すものである場合に相固定通電を実行し、ロック制御部66は、ロック起動信号の出力から所定時間経過後に、駆動回路65に出力するロック制御信号をロック作動させるものに変更する。
さて、上述のように、準緊急モードにおいて、ロックホルダ32の山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置に停止するような相固定通電が行われた場合、その後のモータ制御再開時には、その正確な初期回転角が特定できない可能性がある。そして、その結果として、ステアリング中立位置がずれてしまうという問題がある。
この点を踏まえ、本実施形態の伝達比可変装置8では、IFSECU9(マイコン40)は、ロック制御モードとして「準緊急モード」を選択した場合には、その時点において、ロックホルダ32の山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置にあるか否かを判定する。そして、山部34が係合部33aに対応する位置にある場合には、ロックレバー33の係合部33aに対応する位置に、ロックホルダ32の係合溝31内の何れかの箇所を停止させるように相固定通電を実行する。
詳述すると、図5に示すように、本実施形態では、ロックホルダ32は、その4つの山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置にある場合において、回転角センサ46の出力するセンサパターンが「4」となるように、モータ軸13aに組み付けられている。即ち、これにより、係合溝31の深溝31bが係合部33aに対応する位置にある場合のセンサパターンは「6」となり、浅溝31aが係合部33aに対応する位置にある場合には、これ以外のセンサパターンが出力されるようになっている。
本実施形態では、モータ制御信号出力部50は、「準緊急モード」を示す旨のロック起動信号が入力された場合には、その時点、即ちロック制御開始時点において回転角センサ46の出力するセンサパターンが「4」であるか否かを判定する。そして、そのセンサパターンが「4」である場合には、回転角センサ46の出力するセンサパターンが「4」以外、詳しくは、ロックホルダ32の係合溝31の中央部分がロックレバー33の係合部33aに対応する位置となる「3」に保持されるように相固定通電を実行する。尚、ロック制御開始時点におけるセンサパターンが「4」以外である場合には、当該センサパターンを保持するように相固定通電を実行する。そして、ロック制御部66は、ロック起動信号の出力から所定時間経過後に、駆動回路65に出力するロック制御信号をロック作動させるものに変更する。
即ち、ロックレバー33の係合部33aがロックホルダ32の何れかの係合溝31内に確実にリリースされるよう相固定通電を実行することにより、モータ制御停止時において同係合部33aが係合する係合溝31を確定させることができる。そして、これにより、その後のモータ制御再開時においても、モータ制御停止時に記憶されたカウント数から正確な初期回転角を特定することが可能な構成となっている。
次に、本実施形態の伝達比可変装置におけるロック制御の処理手順について説明する。
図6のフローチャートに示すように、IFSECU9は、先ず、IGオン/オフ信号S_ig、異常信号S_tr、及び電源電圧V_b等、入力される各種信号に基づいてロック装置30をロック作動させるか否かを判定する(ロック判定、ステップ101)。次に、IFSECU9は、ロック制御モードとして「緊急モード」を選択するか否かを判定し(ステップ102)、「緊急モード」を選択しない場合(ステップ102:NO)には、続いて「準緊急モード」を選択するか否かを判定する(ステップ103)。
このステップ103において、「準緊急モード」を選択した場合(ステップ103:YES)、IFSECU9は、次に、その時点、即ちロック制御開始時点におけるセンサパターン(pattern)が、ロックホルダ32の山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置にあること示す「4」であるか否かを判定する(ステップ104)。そして、センサパターンが「4」である場合(ステップ104:YES)には、回転角センサ46の出力するセンサパターンが、ロックホルダ32の係合溝31の中央部分がロックレバー33の係合部33aに対応する位置となる「3」に保持されるように相固定通電を実行する(ステップ105)。尚、上記ステップ104において、回転角センサ46の出力するセンサパターンが「4」以外である場合(ステップ104:NO)には、当該ロック制御開始時点におけるセンサパターンを保持するように相固定通電を実行する(ステップ106)。そして、上記ステップ105又はステップ106における相固定通電開始から所定時間経過後に、ロックレバー33をリリース、即ちロック装置30をロック作動させる(ステップ107)。
尚、上記ステップ102において「緊急モード」を選択した場合(ステップ102:YES)には、IFSECU9は、即時、モータ制御を停止するとともに(ステップ108)、遅滞なくステップ107を実行することによりロック装置30をロック作動させる。そして、上記ステップ103において「準緊急モード」を選択しない、即ち「通常モード」を選択した場合(ステップ103:NO)には、上述のロック確認制御を実行し(ステップ109)、その後、ステップ107においてロック装置30をロック作動させる。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)IFSECU9は、ロック制御モードとして、相固定通電後にロック作動を実行する「準緊急モード」を選択した場合(ステップ103:YES)には、その時点、即ちロック制御開始時点において、ロックホルダ32の山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置(センサパターン「4」)にあるか否かを判定する(ステップ104)。そして、山部34が係合部33aに対応する位置にある場合(ステップ104:YES)には、係合部33aに対応する位置に、係合溝31内の箇所(センサパターン「3」)を停止させるよう相固定通電を実行した後に(ステップ105)、ロック装置30をロック作動させる(ステップ106)。
即ち、上記のように、ロックレバー33の係合部33aがロックホルダ32の何れかの係合溝31に確実にリリースされるよう相固定通電を実行することにより、モータ制御停止時において同係合部33aが係合する係合溝31を確定させることができる。これにより、その後のモータ制御再開時においても、モータ制御停止時に記憶されたカウント数から正確な初期回転角を特定することができるようになる。その結果、初期回転角の誤認識によるステアリング中立位置のずれを防止することができる。
(2)ロックホルダ32は、その各山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置にある場合において、特定のセンサパターン(pattern「4」)が出力されるようモータ軸13aに組み付けられる。
上記構成よれば、当該特定のセンサパターン以外のセンサパターンを保持するよう相固定通電を実行することで、容易に、係合溝31内の何れかの箇所をロックレバー33の係合部33aに対応する位置に停止させることができる。
なお、上記本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、ロックホルダ32は、その4つの山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置にある場合において、回転角センサ46の出力するセンサパターンが「4」となるように、モータ軸13aに組み付けられることとした。しかし、これに限らず、その各山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置にある場合において、特定のセンサパターンが出力される構成であれば、そのセンサパターンはどのようなものであってもよい。
・本実施形態では、ロック制御開始時点におけるセンサパターンが、ロックホルダ32の山部34がロックレバー33の係合部33aに対応する位置となる「4」である場合には、そのセンサパターンが、係合溝31の中央部分が係合部33aに対応する位置となる「3」に保持されるように相固定通電を実行することとした。しかし、これに限らず、係合溝31の何れかの箇所が係合部33aに対応する位置に停止するのであれば、当該相固定通電時の通電相は、どのような組み合わせであってもよい。
・また、ロック制御開始時点において、モータが回転している場合には、その開始時点のセンサパターンよりも回転方向上流側のセンサパターンに対応する通電相を、その相固定通電における通電相とするとよい。具体的には、図5を用いて例示するならば、ロック制御開始時点において、ロックホルダ32が同図中、時計回り方向に回転している場合に、回転角センサの出力するセンサパターンが「3」であるとすれば、その回転方向上流側となるセンサパターンとして、例えば「1」を選択すればよい。
即ち、相固定通電によってモータを電気的にロックする際には大きな電力が消費される。そして、その消費電力は、モータの回転を急激に減速させるほどより大きなものとなる。しかしながら、ロック作動に先立って相固定通電を行う「準緊急モード」が選択されるのは、多くの場合、電源電圧V_bの低下時等、電力量に余裕のない場合である。従って、その相固定通電は、モータの回転を穏やかに減速させるように効率よく行うことが望ましい。この点、上記のように、ロック制御開始時点のセンサパターンよりも回転方向上流側のセンサパターンに対応する通電相を、その相固定通電における通電相とすれば、モータの回転に急ブレーキをかけることなく穏やかに減速させることができる。その結果、電力量に余裕がない場合であっても効率よく、確実にモータを停止させることができる。
・本実施形態では、本発明を、車両用操舵装置1の伝達比可変装置8に具体化したが、これ以外の用途に用いる伝達比可変装置に適用してもよい。
車両用操舵装置の概略構成図。 伝達比可変装置の概略構成図。 ロック装置の概略構成図。 車両用操舵装置の制御ブロック図。 ロックホルダにおける山部及び係合溝とセンサパターンとの関係を示す模式図。 ロック制御の処理手順を示すフローチャート。 矩形波駆動の態様を示す波形図。 モータ回転角演算方法の原理説明図。
符号の説明
1…車両用操舵装置、8…伝達比可変装置、9…IFSECU、10…第1シャフト、11…第2シャフト、12…差動機構、13…モータ、30…ロック装置、31…係合溝、32…ロックホルダ、32a…周面、33…ロックレバー、33a…係合部、34…山部、Pu…U相パルス信号、Pv…V相パルス信号、Pw…W相パルス信号、θm…モータ回転角。

Claims (3)

  1. 駆動源であるモータの回転軸並びに入力軸及び出力軸に連結されることにより前記入力軸の回転を前記出力軸に伝達するとともに前記回転軸の回転を減速して該出力軸に伝達する差動機構と、前記回転軸の回転を拘束することにより前記入力軸と前記出力軸との相対回転を規制可能なロック装置と、三相の駆動電力の供給を通じて前記モータの作動を制御するとともに前記ロック装置の作動を制御する制御手段とを備え、前記ロック装置は、前記モータの回転軸と一体に設けられるとともに周面に複数の係合溝が形成されたロックホルダと、前記係合溝に係合することにより前記ロックホルダの回転を拘束可能なロックレバーとを備えてなり、前記制御手段は、前記ロックレバーの係合部を前記ロックホルダの周面に当接させるべくロック装置を制御するロック制御の開始時には、通電相を固定して前記駆動電力を供給する相固定通電を実行する伝達比可変装置であって、
    前記制御手段は、前記ロックホルダの二つの係合溝間に形成された山部と前記ロックレバーの係合部とが対応する位置で前記モータが停止しないように、前記相固定通電を行うこと、を特徴とする伝達比可変装置。
  2. 請求項1に記載の伝達比可変装置において、
    前記制御手段は、回転角センサの出力するセンサパターンに基づいて前記モータの回転角を検出し、該各センサパターンに応じて前記通電相を決定するとともに、前記各山部は、該各山部が前記係合部に対応する位置にある場合において特定の前記センサパターンが出力されるよう形成されること、を特徴とする伝達比可変装置。
  3. 請求項1に記載の伝達比可変装置において、
    前記制御手段は、回転角センサの出力するセンサパターンに基づいて前記モータの回転角を検出し、該各センサパターンに応じて前記通電相を決定するとともに、ロック制御開始時、前記モータが回転している場合には、該開始時点のセンサパターンよりも回転方向上流側のセンサパターンに対応する通電相を、前記相固定通電における通電相とすること、を特徴とする伝達比可変装置。
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