JP2008048869A - 電子値札装置 - Google Patents

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JP2008048869A JP2006227463A JP2006227463A JP2008048869A JP 2008048869 A JP2008048869 A JP 2008048869A JP 2006227463 A JP2006227463 A JP 2006227463A JP 2006227463 A JP2006227463 A JP 2006227463A JP 2008048869 A JP2008048869 A JP 2008048869A
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政寛 箕輪
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Abstract

【課題】複数の電子値札ユニットをケースに入れた状態で、ケース外部から電子値札ユニ
ットの位置を個々に調整することができる電子値札装置を提供することをその課題として
いる。
【解決手段】本発明の電子値札装置11は、商品の陳列ケース1に設けられ、商品価格3
1を含む商品情報を表示する複数の電子値札ユニット12と、複数の電子値札ユニット1
2を、横並びに且つ横方向に移動自在に収容すると共に、外部から視認可能に収容する値
札ケース14と、値札ケース14の一対の端部閉塞部材42をそれぞれ貫通して各電子値
札ユニット12に接続され、各電子値札ユニット12を移動させるための各一対、計複数
組の索状体16と、を備えた。
【選択図】図6

Description

本発明は、商品の価格や付帯情報を表示する電子値札ユニットを有する電子値札装置に
関するものである。
従来、この種の電子値札装置として、陳列ケースに陳列した商品の位置に合わせて、対
応する電子値札ユニットの位置調整を行えるものが知られている。この電子値札装置は、
電子値札ユニットをスライド自在に保持する上下一対のレールを有し、ユーザは、電子値
札ユニットをレールに沿って左右にスライドさせて商品に対して位置調整を行っている(
特許文献1参照)。
特開2004−361729号公報
ところで、表示部を液晶パネルとする常温仕様の電子値札ユニットを冷凍・冷蔵商品の
陳列ケースに設置する場合は、動作が不安定になることが知られている。この場合、専用
の値札ケースに収容して保温することが考えられる。しかし、複数の電子値札ユニットを
これらの値札ケースに収容すると、陳列ケースに陳列された商品との位置調整を行う場合
に、ユーザはいちいち値札ケースから電子値札ユニットを取り出してからでないと位置調
整を行うことが困難であり、煩わしい作業となる。
本発明は、複数の電子値札ユニットをケースに入れた状態で、ケース外部から電子値札
ユニットの位置を個々に調整することができる電子値札装置を提供することをその課題と
している。
本発明の電子値札装置は、商品の陳列ケースに設けられ、商品価格を含む商品情報を表
示する複数の電子値札ユニットと、複数の電子値札ユニットを、横並びに且つ横方向に移
動自在に収容すると共に、外部から視認可能に収容する値札ケースと、値札ケースの一対
の端部閉塞部材をそれぞれ貫通して各電子値札ユニットに接続され、各電子値札ユニット
を移動させるための各一対、計複数組の索状体と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、移動対象となる任意の1の電子値札ユニットに対し、これに接続さ
れた索状体(紐、ワイヤー等)を摘んで引くことにより、値札ケース外から値札ケース内
に収容された電子値札ユニットを所望の位置に移動させることができる。これにより、例
えば、冷蔵・冷凍商品用の陳列ケースや水がかかる虞がある陳列ケースに、複数の電子値
札ユニットを値札ケースに収容した状態で設置しても、値札ケース内から電子値札ユニッ
トを取り出さずに陳列ケースに陳列された商品との位置調整を自在に行うことができる。
この場合、値札ケース内に配設され、索状体による電子値札ユニットの移動をガイドす
るガイド部材を、更に備えたことが、好ましい。
この場合、ガイド部材は、複数の電子値札ユニットが添設された背面プレートと、背面
プレートの上下に配設され、各電子値札ユニットを移動自在に保持する一対のガイド突起
と、を有していることが、好ましい。
これらの構成によれば、電子値札ユニットが上下からガイド突起に保持されつつ背面プ
レート上を横方向に移動するため、横方向の移動を円滑かつ安定に行うことができる。
この場合、各ガイド突起には、各電子値札ユニットの背面プレートからの脱落を阻止す
る押え片が形成され、各電子値札ユニットと背面プレートとの間には、クッション材が介
設されていることが、好ましい。
この構成によれば、クッション材により押え片と電子値札ユニットとの隙間を埋めるこ
とができ、移動の際の電子値札ユニットのガタつきを防止すると共に電子値札ユニットの
姿勢を安定させることができる。さらに、クッション材の適度な摩擦により電子値札ユニ
ットを制動しながら移動させることができ、オーバラン等を防止することができる。
この場合、陳列ケースが、冷凍・冷蔵商品用のものであり、背面プレートが、電子値札
ユニットの周囲温度を当該電子値札ユニットの動作保証温度に維持するプレートヒータで
構成されていることが、好ましい。
この場合、陳列ケースが、冷凍・冷蔵商品用のものであり、値札ケース内に設けられ、
電子値札ユニットの周囲温度を当該電子値札ユニットの動作保証温度に維持するヒータを
、更に備えたことが、好ましい。
これらの構成によれば、電子値札ユニットを冷凍・冷蔵商品の陳列ケースに設置しても
、ヒータにより電子値札ユニットの周囲温度が、その動作保障温度に加温されるため、電
子値札ユニットの動作が不安定なることがない。すなわち、電子値札ユニットを冷凍・冷
蔵商品の陳列ケースのような低温下に設置した場合でも、電子値札ユニットが見え難くな
ることがない。また、プレートヒータ(保持プレート)により値札ケース内を加温する構
成とすれば、値札ケース内が一様に加温されるため、値札ケース内での温度分布を均一化
することができる。これにより、温度センサを設置場所に左右されることなく、電子値札
ユニットの温度を精度のよく制御することができる。なお、値札ケースの内壁への結露を
防止するべく、値札ケース内には、シリカゲル等の乾燥剤を設けておくことが好ましい。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る電子値札装置を冷蔵商品用の
陳列ケースに設置する場合について説明する。図1に示すように、冷蔵商品用の陳列ケー
ス1は、いわゆる冷蔵ショーケースであり、内部に冷却コイルを有すると共に断熱材で構
成したケース本体2と、これに水平に設けた複数の棚板3と、で構成されている。ケース
本体2には、主冷気吹出し口(図示省略)の他、上前部に下向きスリット状の冷気吹出し
口4が設けられ、下前部に冷気吹出し口4に対応して配設した上向きスリット状の冷気吸
込み口5が設けられている。冷気吹出し口4から吹出されたダウンフローの冷気は、エア
ーカーテンを構成し冷気吸込み口5に吸引されるようになっている。そして、各棚板3の
前面には、陳列商品6に対応して配設した複数の電子値札ユニット12を有する電子値札
装置11が取り付けられている。
図2(a)、(b)に示すように、電子値札装置11は、商品価格31および付帯情報
32を表示する4個の電子値札ユニット12と、4個の電子値札ユニット12をそれぞれ
対応する陳列商品6に位置合わせできるように保持する保持プレート13と、保持プレー
ト13と共に4個の電子値札ユニット12を収容する値札ケース14と、保持プレート1
3の背面側に位置し、値札ケース14内に設けた断熱材15(図4参照)と、値札ケース
14の両端を貫通して各電子値札ユニット12にそれぞれ接続された各一対、計4組のワ
イヤー16(索状体)と、を備えている。また、保持プレート13には、正面左側に位置
し、値札ケース14内を昇温するヒータ17と、正面右側に位置し、値札ケース14内の
温度を検出する温度検出回路18および温度検出回路18の検出結果に基づいて電子値札
ユニット12の周囲温度を当該電子値札ユニット12の動作保証温度に維持するようにヒ
ータ17を制御する温度制御回路19(温度制御手段)と、保持プレート13の背面左側
に位置し、ヒータ17によるヒートエアを値札ケース14内に循環させるファン20(図
2(c)参照)と、がそれぞれ配設されている。そして、ヒータ17およびファン20に
は、外部から電力を供給する電源線21が温度制御回路19を介して接続されている。値
札ケース14は、少なくとも前面側の一部、または全てが電子値札ユニット12を視認可
能な透明な樹脂、例えば、アクリル、あるいはポリカーボネートで構成されることが好ま
しい。更に値札ケース14は、一般的に製造されている円筒形であることで、製造コスト
を抑制することができる。
図3に示すように、各電子値札ユニット12は、陳列商品6に対応する位置に設置され
るものであり、前面には、商品価格31および付帯情報32を表示する液晶のディスプレ
イ33が設けられている。ディスプレイ33の中央には商品価格31が大きく表示され、
商品価格31の周囲に付帯情報32が表示される構成となっている。付帯情報32には、
本体価格、税額、割引率の他、会員価格や商品提供元情報等の多種多様な情報があり、販
売店の都合に合わせてディスプレイ33の表示を適宜変更できるように構成されている。
そして、各電子値札ユニット12の両端には上記のワイヤー16がそれぞれ接続されてい
る。なお、電子値札ユニット12の電力は、内部にリチウム電池等のボタン電池を取り付
けて供給するようにしてもよいし、表面に太陽電池を取り付けて供給するようにしてもよ
い。また、ディスプレイ33は液晶のディスプレイ33に限らず電子ペーパや電子粉粒で
画像を表示するようにしてもよい。
また、各電子値札ユニット12のディスプレイ33に表示される商品価格31や付帯情
報32は、ホストコンピュータで管理しており、ホストコンピュータは、フロア内の天井
に設置されたアンテナを通じて各電子値札ユニット12と無線で通信を行っている。ホス
トコンピュータから商品価格31や付帯情報32が各電子値札ユニット12送信されると
、フロア内の電子値札ユニット12のディスプレイ33の表示が即座に変更される。また
、陳列商品6を変更した場合等は、ハンディターミナルで陳列商品6に付されたバーコー
ドから商品情報を読み取り、電子値札ユニット12に直接入力することもできる。
図2に示す値札ケース14は、棚板3の幅と略同長に形成されており(図1参照)、円
筒状の値札ケース本体41と、値札ケース本体41の両端部を気密に封止する一対のキャ
ップ42、42(端部閉塞部材)と、から構成されている。値札ケース本体41は、アク
リルやガラス等の透光性材料で構成され、顧客が、値札ケース14外部から電子値札ユニ
ット12のディスプレイ33を視認できるようになっている。一対のキャップ42、42
には、複数本のワイヤー16が束になった状態で(本実施形態では各4本)挿通するワイ
ヤー用開口43が形成されている。また、正面右側のキャップ42には、電源線21が挿
通する電源線用開口44がさらに形成されている。この場合、ワイヤー用開口43および
電源線用開口44は、封止ゴム(図示省略)で封止されており、ワイヤー16および電源
線21はこの封止ゴムを貫通するように設けられている。なお、値札ケース14の内壁へ
の結露を防止すべく、値札ケース14内には、シリカゲル等の乾燥剤を設けておくことが
好ましい。
図5は、値札ケース14の変形例であり、この値札ケース14は、空隙を存して配設さ
れた内ケース51と外ケース52とから成る2重構造に構成されている。この場合、両ケ
ース51、52の両外端部に設けたリング状のスペーサ53により断熱用の空隙を構成し
ている。このように、2重構造にすることで、電子値札ユニット12の視覚性を損なうこ
となく、値札ケース14の断熱性を高めることができる。これにより、ヒータ17の駆動
頻度を減らすことができ、エネルギー消費量を抑えることができる。
図4に示すように、保持プレート13は、複数の電子値札ユニット12が添設された横
長(長方形)の背面プレート61と、背面プレート61の両端上下に配設され、複数の電
子値札ユニット12を横一列に移動自在に保持する一対のガイドレール62、62(ガイ
ド突起)と、電子値札ユニット12と背面プレート61との間に介設されたクッション部
材63と、から構成されている。そして、背面プレート61は、値札ケース14の長さ方
向の内寸と合致する長さと、内径と合致する幅とを有している。また、背面プレート61
の長手方向両端部には、凹状に切りかかれた一対の切欠部64、64がそれぞれ形成され
ている(図2参照)。
一対のガイドレール62、62は、断面クランク状に形成され、電子値札ユニット12
を保持する間隙を存して相互に平行に配設されている。そして、一対のガイドレール62
、62の90°内向きに屈曲形成した先端屈曲部65、65(押え片)が、複数の電子値
札ユニット12が背面プレート61から脱落しないように保持している。そして、一対の
ガイドレール62、62に対し、各電子値札ユニット12は、横方向にスライド自在に保
持されている。このように、電子値札ユニット12は、一対のガイドレール62、62に
保持されつつ背面プレート61上を横方向に移動するため、横方向の移動を円滑かつ安定
に行うことができる。
クッション部材63は、断熱性を有する高発泡ウレタン等で構成されており、一対のガ
イドレール62、62の間に介設されている。クッション部材63により上記の先端屈曲
部65と電子値札ユニット12との隙間を埋めることができ、移動の際の電子値札ユニッ
ト12のガタつきを防止することができると共に電子値札ユニット12の姿勢を安定させ
ることができる。さらに、クッション部材63の適度な摩擦により電子値札ユニット12
を制動しながら移動させることができ、オーバラン等を防止することができる。したがっ
て、移動方向のワイヤー16のみで電子値札ユニット12を所望の位置に正確に移動させ
ることができる。
詳細は後述するが、値札ケース14内は、保持プレート13により、電子値札ユニット
12が設置される正面側空間とファン20が設置される背面側空間とに仕切られ、かつ両
空間は、上記の一対の切欠部64、64によって値札ケース14の両端部において連通す
る構成となっている。
断熱材15は、グラスウール、発泡ウレタン、発泡スチロール等で構成され、電子値札
ユニット12の背面側となる断面方向の半部に内貼りされている。断熱材15により、値
札ケース14内の温度が、冷蔵商品用の陳列ケース1に作用(昇温)するのを防止するこ
とができる。逆に、冷蔵商品用の陳列ケース1の温度が値札ケース14に作用(冷却)す
るのを防止しすることができる。これにより、ヒータ17の駆動頻度を減らすことができ
、エネルギー消費量を抑えることができる。
図6に示すように1組のワイヤー16は、各電子値札ユニット12の両側面にそれぞれ
接続されており、キャップ42に形成されたワイヤー用開口43を挿通して値札ケース1
4の外部に延出している。このとき、4個の電子値札ユニット12が保持プレート13に
横並びに保持されているため、各電子値札ユニット12に接続されている1組のワイヤー
16は、それぞれワイヤー16の延在方向に位置する他の電子値札ユニット12の背面側
を通ってワイヤー用開口43に達する構成となっている。すなわち、各電子値札ユニット
12は、その背面と背面プレート61との間に、他の電子値札ユニット12に接続された
ワイヤー16を3本(3組)挟み込んだ状態で一対のガイドレール62、62に保持され
ている。
なお、本実施形態では、ワイヤー16が、他の電子値札ユニット12の背面を通って値
札ケース14の外部に延出する構成としたが、電子値札ユニット12の側面にワイヤー1
6を挿通させるための貫通開口を形成し、他の電子値札ユニット12のワイヤー16が、
この貫通開口を通って値札ケース14の外部に延出する構成としてもよい。また、各電子
値札ユニット12の両端にワイヤー16(2本)を接続するのではなく、1本のワイヤー
16の一部に電子値札ユニット12を固定する構成としてもよい。
そして、電子値札ユニット12を移動させようとする場合には、値札ケース14の端か
ら延出したワイヤー16を摘んで引き、電子値札ユニット12を一対のガイドレール62
、62に沿って横方向にスライドさせる。このようにして陳列商品6に対して各電子値札
ユニット12を個別に位置調整を行うようにする。この場合、ワイヤー16には、電子値
札ユニット12と電子値札ユニット12に接続されたワイヤー16とを関連付けるタグ7
1がつけられており、ユーザはタグ71を見ることにより外部からでも、所望の電子値札
ユニット12に接続されたワイヤー16を選出できるようになっている。
続いて、図7のブロック図を参照して、温度検出回路18、ヒータ17、ファン20お
よび温度制御回路19について説明する。
温度検出回路18は、サーミスタ等の温度センサ81を組み込んで構成されており、温
度センサ81は、電気抵抗の変化から値札ケース14内の温度を検出する。温度センサ8
1は、温度検出回路18を介して温度制御回路19に接続され、温度検出回路18におい
て温度センサ81の抵抗値を電圧値に変換して出力電圧として温度制御回路19に出力し
ている。
ヒータ17は、温度センサ81による温度の検出結果に基づいて値札ケース14内を加
温するものであり、電子値札ユニット12から離れた位置に配設され、温度制御回路19
に接続されている。この場合、ヒータ17として赤外線ランプ等を用いることが好ましい
ファン20は、温度センサ81による温度の検出結果に基づいてヒータ17と同期する
ように(実際には、ヒータ17よりわずかに早く駆動を開始し、わずかに遅く駆動を停止
する)駆動するものであり、温度制御回路19に接続されている。ファン20の両側面に
は、空気が流入する吸込口82と、流入した空気が流出する吹出口83と、がそれぞれ形
成されており(図2(c)参照)、内部に取り付けられた羽根車を回転させることで、ヒ
ータ17によるヒートエアを値札ケース14内に循環させる。すなわち、ヒータ17によ
り昇温されたヒートエアは、ファン20に引かれて図示左側の切欠部64から保持プレー
ト13の裏側に廻りこみ、ファン20に送気され保持プレート13の裏側を流れ、さらに
図示右側の切欠部64から保持プレート13の表側に廻り込む。ここで、ヒートエアは、
保持プレート13の表側を流れて各電子値札ユニット12を加温する。このように、ヒー
トエアを値札ケース14内に循環させることにより、値札ケース14内が一様に昇温し、
値札ケース14内での温度分布が均一化する。これにより、温度センサ81の設置場所に
左右されることなく、電子値札ユニット12の周囲温度を動作保証温度に維持するように
精度よく制御することができる。
温度制御回路19は、温度センサ81による温度の検出結果に基づいて、電源線21か
らの電力をヒータ17およびファン20に選択的に供給するものである。温度制御回路1
9は、出力電圧と基準電圧とを比較するコンパレータ(図示省略)と、電源線21からの
電力を供給・遮断するON・OFFスイッチ(図示省略:トランジスタ)と、を有してお
り、出力電圧と基準電圧とを比較して、スイッチングすることで電源線21からの電力の
供給を制御している。この「基準電圧」とは、電子値札ユニット12の動作保証温度の範
囲(例えば、10℃〜40℃)内に収まるようにユーザが任意に指定した基準温度(例え
ば、20℃)に対応している。
そして、温度センサ81の温度の検出結果が、基準温度以下になると(出力電圧が基準
電圧以下になると)、温度制御回路19のON・OFFスイッチがONとなりヒータ17
およびファン20に電力が供給され、値札ケース14内が一様に加温される。一方、温度
センサ81の温度の検出結果が、基準温度以上になると(出力電圧が基準電圧以上になる
と)、温度制御回路19のON・OFFスイッチがOFFとなりヒータ17およびファン
20への電力が遮断されヒータ17およびファン20が停止する。このように、温度セン
サ81の検出温度をフィードバックしてヒータ17を制御することにより、値札ケース1
4内の雰囲気を介して電子値札ユニット12を常に適切な動作保証温度に維持している。
なお、本実施形態ではヒータ17が保持プレート13の一部に配設される構成としたが
、図8に示すように保持プレート13がヒータ17を兼ねる構成にしてもよい。この場合
、ヒータ17は、背面プレート61の裏側全面に膜状に設けられた抵抗体層91と、抵抗
体層91の長手方向両端部に設けられた一対の電極92、92とから構成されたプレート
ヒータであり、この電極92、92で挟まれた抵抗体層91のエリアがヒータ17として
駆動する。また、この場合は、値札ケース14内が全体的に加温されるのでファン20を
設ける必要がない。プレートヒータ(保持プレート13)により値札ケース14内が一様
に加温されるため、値札ケース14内での温度分布が均一化する。これにより、温度セン
サ81の設置場所に左右されることなく、電子値札ユニット12の温度を精度よく制御す
ることができる。なお、この場合、プレートヒータの背面側には断熱材15を充填してお
くことが好ましい。
このように、移動対象となる任意の1の電子値札ユニット12に対し、これに接続され
たワイヤー16を摘んで引くことにより、値札ケース14外から値札ケース14内に収容
された電子値札ユニット12を所望の位置に移動させることができる。これにより、例え
ば、冷蔵・冷凍商品用の陳列ケース1や水がかかる虞がある陳列ケース1に、複数の電子
値札ユニット12を値札ケース14に収容した状態で設置しても、値札ケース14内から
電子値札ユニット12を取り出さずに陳列ケース1に陳列された商品との位置調整を自在
に行うことができる。
電子値札装置を設置した冷蔵商品用の陳列ケースの斜視図である。 (a)は電子値札装置の全体斜視図であり、(b)は保持プレートの全体斜視図(正面)であり、(c)は保持プレートの全体斜視図(背面)である。 電子値札ユニットの正面図である。 電子値札装置の断面図である。 値札ケースを二重構造にした電子値札装置の断面図である。 電子値札装置の上面模式図である。 電子値札装置の制御ブロック図である。 プレートヒータの全体斜視図である。
符号の説明
1…冷蔵商品用の陳列ケース 11…電子値札装置 12…電子値札ユニット 13…
保持プレート 14…値札ケース 16…ワイヤー 17…ヒータ 31…商品価格 6
1…背面プレート 62…ガイドレール 63…クッション部材 65…先端屈曲部

Claims (6)

  1. 商品の陳列ケースに設けられ、商品価格を含む商品情報を表示する複数の電子値札ユニ
    ットと、
    前記複数の電子値札ユニットを、横並びに且つ横方向に移動自在に収容すると共に、外
    部から視認可能に収容する値札ケースと、
    前記値札ケースの一対の端部閉塞部材をそれぞれ貫通して前記各電子値札ユニットに接
    続され、前記各電子値札ユニットを移動させるための各一対、計複数組の索状体と、を備
    えたことを特徴とする電子値札装置。
  2. 前記値札ケース内に配設され、前記索状体による前記電子値札ユニットの移動をガイド
    するガイド部材を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子値札装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記複数の電子値札ユニットが添設された背面プレートと、
    前記背面プレートの上下に配設され、前記各電子値札ユニットを移動自在に保持する一
    対のガイド突起と、を有していることを特徴とする請求項2に記載の電子値札装置。
  4. 前記各ガイド突起には、前記各電子値札ユニットの前記背面プレートからの脱落を阻止
    する押え片が形成され、
    前記各電子値札ユニットと前記背面プレートとの間には、クッション材が介設されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の電子値札装置。
  5. 前記陳列ケースが、冷凍・冷蔵商品用のものであり、
    前記背面プレートが、前記電子値札ユニットの周囲温度を当該電子値札ユニットの動作
    保証温度に維持するプレートヒータで構成されていることを特徴とする請求項3または4
    に記載の電子値札装置。
  6. 前記陳列ケースが、冷凍・冷蔵商品用のものであり、
    前記値札ケース内に設けられ、前記電子値札ユニットの周囲温度を当該電子値札ユニッ
    トの動作保証温度に維持するヒータを、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載の電子値札装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011222464A (ja) * 2010-04-02 2011-11-04 Top Energy Saving System Corp 冷凍設備の照明システム
CN110010042A (zh) * 2019-04-12 2019-07-12 广东智助星科技股份有限公司 一种应用于数字化门店的ips液晶价签屏

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