JP2008048523A - Structure for absorbing extra length of wire harness - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば自動車のドアやスライドシート等といった可動構造体の移動に伴って給電用のワイヤハーネスを伸縮させて余長吸収させるワイヤハーネスの余長吸収構造に関するものである。 The present invention relates to a surplus length absorbing structure for a wire harness that absorbs a surplus length by expanding and contracting a power supply wire harness with the movement of a movable structure such as an automobile door or a slide seat.
図9(a)(b)は、従来のワイヤハーネスの余長吸収構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。 FIGS. 9A and 9B show an embodiment of a conventional wire harness surplus length absorption structure (see Patent Document 1).
この構造は、自動車の回動式のフロントドア61に略三角形状のケース64が搭載され、ドア61の閉じ状態でケース内にワイヤハーネス65が略V字状に収容されつつ略リング状のばね66で収容方向に付勢され、ドア61の開き状態でケース64からワイヤハーネス65がばね66の付勢に抗して引き出されるものである。ワイヤハーネス65の一方はドア内の補機等に接続され、他方は車両ボディ63側に接続されて、補機等に常時給電が行われる。
In this structure, a substantially
図10(a)(b)は、従来のワイヤハーネスの余長吸収構造の他の形態を示すものである(特許文献2参照)。 10 (a) and 10 (b) show another form of the conventional wire harness surplus length absorbing structure (see Patent Document 2).
この構造は、自動車のスライドドア72に横長のケース73が搭載され、ケース73のガイドレール74にスライダ75が水平方向スライド自在に係合し、ケース内にワイヤハーネス76が略J字ないしU字状に屈曲して収容されつつ、ワイヤハーネス76の一端側がスライダ75に固定され、他端側がケース73に固定され、スライドドア72の開閉に伴ってスライダ75が移動することでハーネス余長を吸収するものである。ワイヤハーネス76の一方はドア内の補機等に接続され、他方は車両ボディ71側に接続されて、補機等に常時給電が行われる。
In this structure, a horizontally
図11は、従来のワイヤハーネスの余長吸収構造のその他の形態を示すものである(特許文献3参照)。 FIG. 11 shows another form of a conventional wire harness surplus length absorbing structure (see Patent Document 3).
この構造は、自動車のスライドシート82にワイヤハーネス83の一端が接続され、車両ボディのフロア81にケース84が搭載され、ケース内にワイヤハーネス83が略J字ないしU字状に屈曲して収容され、ワイヤハーネス83の他端はケース84に固定されつつフロアワイヤハーネス85に接続され、シート82のスライドに伴ってワイヤハーネス83が伸縮して余長吸収され、シート内の補機に常時給電が行われるものである。
In this structure, one end of a
図12は、ワイヤハーネスの余長吸収構造が必要な従来のリンク機構の一形態を示すものである(特許文献4参照)。 FIG. 12 shows an embodiment of a conventional link mechanism that requires a surplus length absorbing structure for a wire harness (see Patent Document 4).
この構造は、自動車のルーフ56を車両後部のラゲッジスペース収納するためのものであり、車両ボディ51に回動自在に連結された前後一対の回動リンク52,53と、前側の回動リンク52に連結された中間上部固定リンク55と、後側の回動リンク53に連結された前側上部固定リンク54と、前側上部固定リンク54に固定されたソフトトップのルーフ56とを備えるものである。
This structure is for storing the
図12のルーフ半開状態からさらにリンク52〜54が後方に回動して、各リンク52〜54が上下に折り畳まれつつルーフ56が収納される。リンク52,53は例えばモータとピニオン(図示せず)で駆動される。
The
自動車のルーフ56ではなくドアをリンク機構で開閉させる構造は、例えば特許文献5に記載されている。この構造(図示せず)は、ドアを屈曲式のリンクアームで車両ボディにスイング自在に連結すると共に、前後一対の水平な平行リンクをドアと車両ボディとの間に設置し、一方のリンクにワイヤハーネスを配索固定し、ワイヤハーネスの一方をドア側の屈曲自在なキャタピラ状の外装部材に沿って配索し、ワイヤハーネスの他方を車両ボディ側に配索したものである。
しかしながら、上記図9の従来技術にあっては、ケース64内でワイヤハーネス65を略V字状に屈曲させるために、ワイヤハーネス65の屈曲耐久性が低下するという懸念や、ケース64によって構造が肥大化するという問題があった。
However, in the prior art shown in FIG. 9, since the
また、上記図10の従来技術にあっては、スライドドア72の長いスライド量に対応できるものの、ワイヤハーネス76を略J字ないしU字状に屈曲させるために、ワイヤハーネス76の屈曲耐久性が低下するという懸念や、ケース73によって構造が肥大化するという問題があった。
In the prior art of FIG. 10 described above, although the sliding amount of the sliding
また、上記図11の従来技術にあっては、シート82の長いスライド量に対応できるものの、ケース84内でワイヤハーネス83を略U字状に屈曲させるために、ワイヤハーネス83の屈曲耐久性が低下するという懸念や、ケース84によって構造が肥大化するという問題があった。
Further, in the prior art shown in FIG. 11, although the
また、上記図12の従来技術にあっては、ルーフ56に常時給電を行うべくリンク52に沿ってワイヤハーネス(図示せず)を配索した際に、リンク52の回動に伴ってワイヤハーネスの余長を発生し、余長部がリンク52〜54に挟まったりして傷んだりするという懸念があった。
In the prior art shown in FIG. 12, when a wire harness (not shown) is routed along the
本発明は、上記した各点に鑑み、例えば回動式のドア等の構造体やスライド式のドアやシート等の構造体やリンク式の構造体等にワイヤハーネスを配索し、各構造体の移動に伴ってワイヤハーネスの余長を吸収させる構造において、構造をコンパクト化することができ、それに加えて、ワイヤハーネスの繰り返しの屈曲に伴う耐久性を高めることのできるワイヤハーネスの余長吸収構造を提供することを目的とする。 In view of the above points, the present invention, for example, arranges a wire harness in a structure such as a rotary door, a structure such as a slide door or a seat, a link structure, and the like. In the structure that absorbs the extra length of the wire harness along with the movement of the wire harness, the structure can be made compact, and in addition, the extra length of the wire harness that can increase the durability accompanying repeated bending of the wire harness The purpose is to provide a structure.
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るワイヤハーネスの余長吸収構造は、棒状の弾性体の両端部にハーネス固定部を設け、ワイヤハーネスを該弾性体に沿って余長を存して配索すると共に、該ワイヤハーネスを両端側の該ハーネス固定部に固定し、該弾性体を軸方向に伸縮させることで該ワイヤハーネスを伸縮自在としたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a surplus length absorbing structure for a wire harness according to
上記構成により、両ハーネス固定部から導出されたワイヤハーネス部分又は両ハーネス固定部が直接に可動構造体と固定構造体に固定され、可動構造体の回動やスライド移動に伴って弾性体がワイヤハーネスと共に軸方向(長手方向)に伸縮してハーネス余長を吸収する。可動構造体としてはドアやスライドドアやスライドシートやリンク等が挙げられる。弾性体としてはゴムが好ましい。 With the above configuration, the wire harness portion or both harness fixing portions led out from both harness fixing portions are directly fixed to the movable structure and the fixed structure, and the elastic body becomes the wire as the movable structure rotates and slides. Along with the harness, it extends and contracts in the axial direction (longitudinal direction) to absorb the extra harness length. Examples of the movable structure include a door, a slide door, a slide seat, a link, and the like. Rubber is preferred as the elastic body.
請求項2に係るワイヤハーネスの余長吸収構造は、請求項1記載のワイヤハーネスの余長吸収構造において、前記弾性体の周囲に前記ワイヤハーネスを螺旋状に巻回することで前記余長を構成したことを特徴とする。
The surplus length absorption structure of the wire harness according to
上記構成により、弾性体の伸縮に伴ってワイヤハーネスの螺旋状の巻き部が弾性体の軸方向に伸縮する。巻き部の数は一つでも二つないしそれ以上でもよく、巻き数は弾性体の長さに応じて適時設定される。 With the above configuration, the spiral winding portion of the wire harness expands and contracts in the axial direction of the elastic body as the elastic body expands and contracts. The number of winding portions may be one, two or more, and the number of windings is set as appropriate according to the length of the elastic body.
請求項3に係るワイヤハーネスの余長吸収構造は、請求項1又は2記載のワイヤハーネスの余長吸収構造において、前記弾性体の長手方向中間部に中間ハーネス固定部が配設され、該中間ハーネス固定部に前記ワイヤハーネスの中間部が固定されたことを特徴とする。
The surplus length absorbing structure for a wire harness according to
上記構成により、弾性体が中間ハーネス固定部の両側に配置され、各弾性体が中間ハーネス固定部と端部側のハーネス固定部との間で伸縮する。これにより、長い一本の弾性体を用いた場合よりも伸縮ストロークが増大し、且つ経時的な弾性力の低下(へたり)が軽減される。請求項1,2記載の弾性体よりも両弾性体のトータル長さを長く設定することで、伸縮ストロークが増大することは言うまでもない。両弾性体におけるワイヤハーネスの巻き方向は同じでも逆でもよい。中間ハーネス固定部は一つに限らず、二つないしそれ以上とすることも可能である。
With the above configuration, the elastic body is disposed on both sides of the intermediate harness fixing portion, and each elastic body expands and contracts between the intermediate harness fixing portion and the harness fixing portion on the end side. Accordingly, the expansion / contraction stroke is increased as compared with the case where a single long elastic body is used, and the decrease (sagging) of the elastic force with time is reduced. It goes without saying that the expansion / contraction stroke increases by setting the total length of both elastic bodies longer than that of the elastic bodies according to
請求項1記載の発明によれば、棒状の弾性体がワイヤハーネスと共に軸方向に伸縮してハーネス余長を吸収するから、従来のケース等が不要で、棒状の弾性体とその周りのワイヤハーネスとの収容スペースがあればよく、構造が省スペース化・コンパクト化される。 According to the first aspect of the present invention, the rod-shaped elastic body expands and contracts in the axial direction together with the wire harness to absorb the extra harness length, so that a conventional case or the like is unnecessary, and the rod-shaped elastic body and the wire harness around the rod-shaped elastic body The space can be saved and the structure can be made compact.
請求項2記載の発明によれば、弾性体の伸縮に伴ってワイヤハーネスが弾性体に沿って螺旋状に巻かれた状態でスムーズに伸縮するから、ワイヤハーネスの巻き部に過大な応力が作用せず、ワイヤハーネスが従来のようにU字状等に折り曲げられる場合に較べて、ワイヤハーネスの耐久性が向上し、常時給電等の信頼性が向上する。
According to the invention described in
請求項3記載の発明によれば、中間ハーネス固定部を支点にして弾性体を長く設定することで、ワイヤハーネスの伸縮ストロークを増加させることができ、スライドドアやスライドシート等の長いスライドストロークに対応することができる。
According to the invention described in
図1〜図3は、本発明に係るワイヤハーネスの余長吸収構造の一実施形態を示すものである。 1 to 3 show an embodiment of a surplus length absorbing structure for a wire harness according to the present invention.
この構造は、図1(a)(b)の如く、自由状態で円柱状(棒状)の弾性体1を用い、弾性体1の一端部と他端部とに剛性のハーネス固定部2を設け、弾性体1の周囲にワイヤハーネス3を螺旋状に巻いて、ワイヤハーネス3の一方を一端側のハーネス固定部2に固定し、ワイヤハーネス3の他方を他端側のハーネス固定部2に固定して構成されるものである。
As shown in FIGS. 1A and 1B, this structure uses a cylindrical (bar-shaped)
弾性体1と両ハーネス固定部2と、ワイヤハーネス3を固定部2に固定するための部材4とで一つのハーネス余長吸収体5が構成され、ハーネス余長吸収体5とワイヤハーネス3とでワイヤハーネス組立体6が構成される。
The
弾性体1は天然ゴムや合成ゴムを材料とすることが好ましく、弾性体1の最大伸び率は100%(弾性体1を引っ張った際に初期長さの二倍の長さとなる)程度ないしそれ以上であることが好ましい。弾性体1の初期長さや外径や材質は、適用する回動式やスライド式やリンク式等の構造体(図示せず)のストロークや移動操作力等に応じて適宜設定される。
The
弾性体1の両端に設けられるハーネス固定部2は合成樹脂であることが好ましく、弾性体1よりも大径な有底の略筒状に形成され(底部を符号7で示す)、弾性体1が略筒状の周壁8の内側の孔部25に嵌合した状態で接着や溶着等で固定される。弾性体1とハーネス固定部2とは一体成形(二色成形等)で容易に形成及び固定可能である。ハーネス固定部2を弾性体1と同じ弾性部材で一体に形成することも可能である。
The
図3(弾性体1を伸ばした状態)に示す如く、各ハーネス固定部2の外面にはワイヤハーネス3を位置決め配索するための断面略V字ないし円弧状の溝部9が長手方向に設けられている。両溝部9は同一直線上に位置している。溝部9を除くハーネス固定部2の基端にはテープ止め用の鍔部10が形成されている。図1の如く、溝部9に沿ってワイヤハーネス3が直線的に配索され、この真直部11が粘着テープ4やバンド等(図示せず)の固定部材でハーネス固定部2に固定される。
As shown in FIG. 3 (a state in which the
図1の例でワイヤハーネス3は弾性体1の周囲に三巻き程度に比較的密に巻かれ、各巻き部12は弾性体1の長手方向にほぼ等ピッチで位置し、一端側と他端側の各巻き部12に略90゜の角度で交差して真直部11がワイヤハーネス長手方向に続いている。ワイヤハーネス3の巻き部12の巻き数は伸縮量に応じて適宜設定される。
In the example of FIG. 1, the
図1のワイヤハーネス3の圧縮状態からワイヤハーネス3の真直部11を長手方向に引っ張る、あるいは両ハーネス固定部2をハーネス長手方向に引っ張る(この場合はハーネス固定部2にブラケットやフック等といった図示しない引張操作部を設けておくことが好ましい)ことで、図2(a)(b)の如く、弾性体1が両側のハーネス固定部2を始点に中央にかけて長手方向に順次テーパ状に縮径されつつ引張方向に伸長する。これと同時にワイヤハーネス3の螺旋状の巻き部12が弾性体1に沿って伸長し、巻き部12のピッチが増大する。
The
図2のワイヤハーネス3の伸長状態から弾性体1の引張力を解除すれば、ワイヤハーネス3は弾性体1と共に図1の初期状態に弾性復帰する。図2において、ワイヤハーネス3はハーネス固定部2に固定され、且つ巻き部12の始端部分13と終端部分13が各真直部11とほぼ直交した状態でハーネス固定部2の基端面14に当接し、始端部分13と終端部分13がストッパとして作用するから、ワイヤハーネス3が強く引っ張られても巻き部12の長さが変動したりすることはない。また、弾性体1が復帰する際にワイヤハーネス3を押し広げながら戻るので、ワイヤハーネス3の余長による弛みが発生しない。ワイヤハーネス3はキャブタイヤケーブルでもよく、一本の電線でもよい。
When the tensile force of the
上記ワイヤハーネスの余長吸収構造は、例えば自動車の回動式のドア(図9の従来例参照)や、自動車のスライドドア(図10の従来例参照)や、自動車のスライドシート(図11の従来例参照)や、自動車のリンク機構(図12の従来例参照)等に適用可能である。 The extra length absorption structure of the wire harness includes, for example, a rotating door of an automobile (see the conventional example in FIG. 9), a sliding door of the automobile (see the conventional example of FIG. 10), and a slide sheet of the automobile (see FIG. It can be applied to a link mechanism of an automobile (see the conventional example in FIG. 12) and the like.
回動式のドアに適用する場合は、例えば図9の例で、ドア61のインナパネル62に、弾性体1とハーネス固定部2とで成るハーネス余長吸収体5(図1)をほぼ水平に配設し、ハーネス余長吸収体5の一端側から導出されたワイヤハーネス部分をドア61側に固定して配索し、他端側から導出されたワイヤハーネス部分を車両ボディ63側に固定して配索する。
When applied to a rotary door, for example, in the example of FIG. 9, the harness surplus absorber 5 (FIG. 1) composed of the
あるいは、ドア6のインナパネル62に一方のハーネス固定部2(図1)のフック(図示せず)を引っ掛けて固定し、車両ボディ63に他方のハーネス固定部2のフック(図示せず)を引っ掛けて固定する。この場合はドア61や車両ボディ63へのワイヤハーネス部分3の固定は不要である。ハーネス余長吸収体5を車両ボディ63側に配設することも可能である。これらによって、例えばドア61の開き時に弾性体1をワイヤハーネス3の巻き部12と共に伸長させ、ドア61の閉じ時に弾性体1をワイヤハーネス3の巻き部12と共に圧縮させる。
Alternatively, a hook (not shown) of one harness fixing portion 2 (FIG. 1) is hooked and fixed to the
スライドドアに適用する場合は、例えば図10の例で、車両ボディ71側にハーネス余長吸収体5(図1)をほぼ水平に配設し、ハーネス余長吸収体5の一端側から導出されたワイヤハーネス部分を車両ボディ71側に固定して配索し、他端側から導出されたワイヤハーネス部分をスライドドア72側に固定して配索する。
When applied to a sliding door, for example, in the example of FIG. 10, the harness surplus length absorber 5 (FIG. 1) is disposed substantially horizontally on the
あるいは、各ハーネス固定部2(図1)のフック(図示せず)を車両ボディ71やスライドドア72に引っ掛けて固定し、車両ボディ71やスライドドア72へのワイヤハーネス部分3の固定は不要とする。ハーネス余長吸収体5をスライドドア72側に配設することも可能である。これらによって、例えばスライドドア72の開き時に弾性体1をワイヤハーネス3の巻き部12と共に自由状態で圧縮させ、スライドドア72の閉じ時に弾性体1を巻き部12と共に伸長させる。
Alternatively, the hook (not shown) of each harness fixing portion 2 (FIG. 1) is hooked and fixed on the
スライドシートに適用する場合は、例えば図11の例で、車両ボディのフロア81にハーネス余長吸収体5(図1)をほぼ水平に配設し、ハーネス余長吸収体5の一端側から導出されたワイヤハーネス部分をフロア81に固定して配索し、他端側から導出されたワイヤハーネス部分をシート82に固定して配索する。
When applied to a slide seat, for example, in the example of FIG. 11, the harness surplus length absorber 5 (FIG. 1) is arranged almost horizontally on the
あるいは、各ハーネス固定部2(図1)のフック(図示せず)をフロア81やシート82に引っ掛けて固定し、フロア81やシート82へのワイヤハーネス部分3の固定は不要とする。ハーネス余長吸収体5をシート82側に配設することも可能である。これらによって、例えばスライドシート82の前進端位置(実線で示す)で弾性体1をワイヤハーネス3の巻き部12と共に自由状態で圧縮させ、スライドシート82の後退端位置(鎖線で示す)で弾性体1を巻き部12と共に伸長させる。
Or the hook (not shown) of each harness fixing | fixed part 2 (FIG. 1) is hooked and fixed to the
リンク機構に適用する場合は、例えば図4〜図5のリンク機構の例で示す如く、可動リンク15にワイヤハーネス3を配索固定し、可動リンク15の一端側に連結した固定リンク16にハーネス余長吸収体5を配設し、ワイヤハーネス3の一方を可動リンク52からハーネス余長吸収体5を経て固定部材17に配索し、ワイヤハーネス3の他方を、可動リンク15の他端側に連結したリンクブラケット18に配索する。
When applied to the link mechanism, for example, as shown in the example of the link mechanism of FIGS. 4 to 5, the
固定リンク16には例えば自動車のルーフ等の可動構造体(図示せず)が固定され、リンクブラケット18は車両ボディ側に固定される。可動リンク15に沿ってサブリンク19が略平行に配置され、各リンク15,19は各軸部20で回動自在に支持される。可動リンク15へのワイヤハーネス3の固定はクランプやバンドクリップ等の既存の固定部材21で行うことが好ましい。
A movable structure (not shown) such as an automobile roof is fixed to the fixed
図4のルーフの閉じ(装着)状態で、弾性体1はワイヤハーネス3の巻き部12と共に自由状態に圧縮され、図5のルーフの開き(収納状態)で、弾性体1は巻き部12と共に伸長して、リンク回動先端側のワイヤハーネス3の余長部(略U字状の屈曲部)22を形成する。この余長部22は図4でリンク上端側のほぼ真直な部分23が伸ばされつつ屈曲したものである。
In the closed (mounted) state of the roof of FIG. 4, the
図6〜図8は、本発明に係るワイヤハーネスの余長吸収構造の他の実施形態を示すものである。 FIGS. 6-8 shows other embodiment of the surplus length absorption structure of the wire harness which concerns on this invention.
この構造は、二本の直列(同軸)な弾性体1’の間に中間ハーネス固定部24を設けたことを特徴とするものであり、他の構成は図1〜図3の実施形態とほぼ同様である。図1〜図3と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
This structure is characterized in that an intermediate
図6(a)(b)の如く、中間ハーネス固定部24は好ましくは合成樹脂で形成され、両端部に二本の弾性体1’の各端部を挿入固定させる円形の孔部25を同軸に有し、二つの孔部25の間に隔壁(図示せず)を有している。孔部25内に各弾性体1’の端部が固着されている。
As shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b), the intermediate
各弾性体1’は天然ゴムや合成ゴムで円柱状に形成される。図8(弾性体1’の伸び状態)の如く、中間ハーネス固定部24は両側のハーネス固定部2とほぼ同様な(テープ止め用の鍔部10がないことと底部7がないこと以外は同様な)外観形状を有し、軸方向にハーネス位置決め固定用の断面略V字ないし円弧状の溝部9’を有している。各ハーネス固定部2,24の溝部9,9’は同一直線上に形成されている。
Each elastic body 1 'is formed in a cylindrical shape with natural rubber or synthetic rubber. As shown in FIG. 8 (extension state of the
なお、中間ハーネス固定部24の孔部25を軸方向に貫通させ、一本の長い弾性体(1’)を孔部(25)に挿通させた状態で固定することも可能である。この場合、外観は二本の弾性体1’を用いた場合と何ら変わらない。
The
図6の如く、各弾性体1’にはワイヤハーネス3’がほぼ一巻きに巻かれ、一方の弾性体1’においてワイヤハーネス3’の巻き部12’の一方は端部側のハーネス固定部2の溝部9に沿って直線的に導出され(真直部を符号11’で示す)、巻き部12’の他方は中間ハーネス固定部24の溝部9’に沿って直線的に配索されて(真直部を符号26で示す)他方の弾性体側の巻き部12’の一方に一体に続いている。他方の弾性体側の巻き部12’の他方は端部側のハーネス固定部2の溝部9に沿って直線的に導出されている(真直部を符号11’で示す)。
As shown in FIG. 6, the
本例の一方の弾性体1’と他方の弾性体1’とにおいて、ワイヤハーネス3’の巻き部12’の巻き方向は同じである。各弾性体1’において巻き部12’の巻き方向を逆とすることも可能である。何れの場合も各巻き部12’の始端部分13,27と終端部分13,27とは各真直部11’,26にほぼ直交し、端部側のハーネス固定部2の基端面14と中間ハーネス固定部24の端面28とに当接してハーネス引張時のストッパとして作用する。各真直部11’,26’は粘着テープ4やバンド等の固定部材で各ハーネス固定部2に固定されている。
In one
図7,図8の如く、各弾性体1’は引張時に端部側のハーネス固定部2と中間ハーネス固定部24とを支点に中央部分が最小径となるように漸次テーパ状に縮径されつつ軸方向に伸長する。
As shown in FIGS. 7 and 8, each
引張操作は、ワイヤハーネス3’の両端側のハーネス固定部2から導出された部分11’を引っ張ることで弾性体1’を巻き部12’と一体に伸長させてもよく、あるいは両端側のハーネス固定部2にフックやブラケット等の引張操作部(図示せず)を一体に設け、この引張操作部を引っ張ることで各弾性体1’を巻き部12’と一体的に伸長させてもよい。
In the pulling operation, the
図6〜図8の実施形態によれば、二本の弾性体1’又は中間をハーネス固定部24で支持された一本の長い弾性体(1’)を用いることで、ワイヤハーネス3’の伸縮量を大きく設定することができる。例えば図1の実施形態で一本の弾性体1を単に長くしても、引張時に弾性体1の長手方向中央部分が最小に縮径されてそれ以上の伸びが生じなくなるから、大きな伸縮量を得ることが難しい。
According to the embodiment of FIGS. 6 to 8, by using two
この点、弾性体1’を中間ハーネス固定部24を介して二本ないしそれ以上の本数で直列に連結することで、伸縮量が増大し、大きなスライド量のスライドドアやスライドシート等の構造体に対応できるようになる。
In this respect, the elastic body 1 'is connected in series with two or more via the intermediate
図6〜図8の実施形態は、前例と同様に図9の回動式のドアや図10のスライドドアや図11のスライドシートや図4〜図5のリンク機構等に適用可能である。これらの説明は図1の実施形態の説明で代用する。 The embodiment of FIGS. 6 to 8 can be applied to the rotating door of FIG. 9, the slide door of FIG. 10, the slide seat of FIG. 11, the link mechanism of FIGS. These descriptions are substituted by the description of the embodiment of FIG.
また、例えば中間ハーネス固定部24を回転式やスライド式の構造体や、これら構造体に対する車両ボディ等の固定側の構造体に図示しないフック部や係止クリップ等で固定し、中間ハーネス固定部24を支点に両側の弾性体1’を異なる方向に屈曲させれば、ワイヤハーネス3’の屈曲配索も可能となる。
Further, for example, the intermediate
なお、上記図6の実施形態においては、各弾性体1’の長さを同じに設定したが、例えば各弾性体1’の長さを相違させ、各弾性体1’に巻くワイヤハーネス3’の巻き数を各弾性体1’の長さに応じて相違させることも可能である。
In the embodiment of FIG. 6, the length of each
また、上記各実施形態においては、ワイヤハーネス3,3’を弾性体1,1’の周囲に螺旋状に巻回させたが、例えば巻き部12をやめて、ワイヤハーネス3,3’を弾性体1,1’の伸縮長さの分の余長をもって弾性体1,1’に沿って曲線状に配索することも可能である。但しこの場合は、弾性体1,1’の圧縮時にワイヤハーネス3,3’が弛んで引っ掛かり等を起こしたりする懸念はある。
In each of the above embodiments, the wire harnesses 3 and 3 ′ are spirally wound around the
1,1’ 弾性体
2 ハーネス固定部
3,3’ ワイヤハーネス
12 巻き部
24 中間ハーネス固定部
1, 1 '
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-
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