JP2008047819A - 太陽電池発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池における基板中の物質の拡散による悪影響を受けず、発電セルを構成する物質の劣化を抑えて、長期信頼性をより向上させる。
【解決手段】基板上に設けられた太陽電池モジュールを含む太陽電池パネル10aと、太陽電池パネ(10aの発電した第1電力を所望の第2電力に変換する電力制御装置20とを具備する太陽電池発電システムを用いる。電力制御装置20は、太陽電池モジュールの対地電圧を全て正の値に保つ。複数の太陽電池パネル10aを有する太陽電池パネルアレイ10を更に具備することが好ましい。電力制御装置20は、太陽電池パネルアレイ10における太陽電池モジュールの対地電を全て正の値に保つ。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池に関し、特に太陽電池パネルを用いた太陽電池発電システムに関する。
ガラス基板上にシリコン系薄膜を積層して形成された薄膜シリコン系太陽電池が知られている。ここで、シリコン系とはシリコン(Si)やシリコンカーバイト(SiC)やシリコンゲルマニウム(SiGe)のようなシリコンを含む材料の総称である。また、薄膜シリコン系とは、非晶質なシリコン系を意味するアモルファスシリコン系、アモルファスシリコン系以外のシリコン系を意味する微結晶シリコン系、アモルファスシリコン系と微結晶シリコン系とを積層させたタンデム型を含む。ただし、微結晶シリコン系は、多結晶シリコン系や非晶質を含んだ結晶質シリコン系も含まれる。
更に、薄膜シリコン系太陽電池をパネル化した太陽電池パネルを用いた太陽電池発電システムが知られている。図1は、従来の太陽電池発電システムの構成を示す概略図である。太陽電池発電システムは、太陽電池パネルアレイ110と電力制御装置120とを具備する。
太陽電池パネルアレイ110は、互いに直接又は並列あるいは直並列で接続された複数の太陽電池パネル110aを備える。太陽電池パネル110aは、上記薄膜シリコン系太陽電池をパネル化したものである。太陽電池パネルアレイ110は、プラス端子としての端子N+とマイナス端子としての端子N−とから、複数の太陽電池パネル110aが発電した電力を出力する。端子N+は電力制御装置120の一方の入力端子に、端子N−は電力制御装置120の他方の入力端子にそれぞれ接続されている。
電力制御装置120は、太陽電池パネルアレイ110が発電した電力を所望の電力に変換し、外部へ供給する。すなわち、複数の太陽電池パネル110aの発電した直流電力を所望の周波数及び電圧を有する交流電力に変換し、例えば商用電力系統130へ出力する。電力制御装置120は、インバータに例示される。
また、電力制御装置120は、太陽電池パネルアレイ110から出力された直流電力の対地電圧について、端子N−及び端子N+における絶対値が等しくなるように制御する。本図では、動作電圧700Vの太陽電池パネルアレイ110について、端子N−側の電圧をV01=−350Vに、端子N+側の電圧をV02=+350Vにする。対地電圧の絶対値はいずれも350Vである。この場合、動作電圧700V=ΔV=V02−V01である。
一般に、太陽電池パネルアレイ110における太陽電池パネル110aの太陽電池モジュールの対地電圧は、電力制御装置120により少なくとも一部はマイナスに制御される。これは、太陽電池パネルアレイ110の動作電圧が大きい場合(例示:ΔV=700V)、太陽電池モジュールの対地電圧の絶対値が大きくなると電気絶縁上の問題が発生するリスクが高くなると一般的に考えられているためである。そのため、電力制御装置120は、対地電圧の絶対値を出来るだけ低くするように、プラス側の対地電圧を+V(例示:V01=+350V)、マイナス側を−V(例示:V02=−350V)とするように(均等になるように)回路設計されている。
このような電力制御装置120は、太陽電池パネルアレイ110の動作電圧が低い場合でも(例示:ΔV=300V)、プラス側を+V0(例示:V02=+150V)、マイナス側の対地電圧を−V0(例示:V01=−150V)に制御する。すなわち、太陽電池パネルアレイ110の動作電圧が低く対地電圧の絶対値が低くなるので問題が発生するおそれがないと考えられる場合でも、太陽電池パネルアレイ110の少なくとも一部をマイナスに制御する。
あるいは、電力制御装置120は、対地電圧の絶対値を出来るだけ低くするように、マイナス側の−V(例示:V02=−350V)が固定されるような回路設計になっている場合もある。その場合、太陽電池パネルアレイ110の動作電圧が低いと(例示:ΔV=300V)、マイナス側の対地電圧が−V(例示:V01=−350V)で、プラス側が−V’(例示:V02=−50V)<0になる。すなわち、太陽電池パネルアレイ110の全体が、対地電圧マイナスとなることが考えられる。
図2は、従来の太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの構成の一部を示す概略図である。太陽電池パネル110aは、基板101、太陽電池モジュール106、保護膜102、防水シート103、金属枠104及び接合層105を具備する。
基板101は、ソーダフロートガラス基板に例示される透光性の基板である。太陽電池モジュール106は、基板101表面における周囲領域114に囲まれた領域に設けられ、互いに直列に接続された複数の薄膜シリコン系太陽電池を有する。各太陽電池は、基板側から順に透明導電層107、光電変換層108及び裏面電極層109を有している。保護膜102は、太陽電池モジュール106の表面及び基板101表面の周囲領域114を覆うように設けられ、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)に例示される。防水シート103は、保護膜102を覆うように設けられている。基板101、太陽電池モジュール106、保護膜102及び防水シート103が一体となった構造体110bは、接合層105を介してアルミニウムのような金属枠104に収められ、太陽電池パネル110aとして主に屋外で使用される。
屋外で使用されるとき、構造体110bと金属枠104との隙間には、雨や雪、温度変化に伴う結露等により水が浸入することがある。その水に接している保護膜102としてEVAを用いている場合、EVAは透湿性があるので、長期間経過すると保護膜102に水分が浸透し、基板101と保護膜102との界面114aや基板101と太陽電池モジュール106との界面106aに水が浸入するおそれが出てくる。
このような場合、発明者の研究により、今回、特に以下の事実が明らかとなった。
すなわち、前述のように対地電圧がマイナスとなる太陽電池パネル110aでは、太陽電池モジュール106のプラス側の電圧v2、及びマイナス側の電圧v1のいずれも対地電圧としてはマイナスとなる。一方、接地された金属枠104は、対地電圧は概ね0Vになるので、金属枠104に近い基板101の対地電圧VGも概ね0Vとなる。したがって、基板101の電位は、相対的に太陽電池モジュール106の電位よりも高くなる。その結果、基板101裏面から表面(太陽電池モジュール106と接する側)の太陽電池モジュール106へ向かう電界Eが発生することになる。
この結果、その電界Eにより、基板101中の物質の一部(例示:NaイオンやFeイオンのようなプラスイオン)が界面106aに拡散し、その物質単独又は界面106aの水との反応により、太陽電池モジュール106の発電セルの一部を劣化させるおそれがある。例えば、基板101としてソーダフロートガラス基板を用い、太陽電池モジュール106の基板101側に透明導電層107としてSnO膜が形成されている場合を考える。このとき、電界Eによりソーダフロートガラス基板中のNaイオンが界面106aに拡散し、Naイオン単独又は界面106aの水との反応により、SnO膜の剥離が発生し、太陽電池モジュール106の劣化原因となる。
更に、基板101中の物質の一部が発電セルの透明導電層107を拡散して光電変換層108に達すると、発電効率の劣化に直接悪影響を及ぼすおそれがある。例えば、基板101としてソーダフロートガラス基板を用いた上記の例では、光電変換層108としてシリコン系の薄膜を用いている場合、Naイオンが拡散によりSi膜に到達し、その特性を劣化させる可能性が有る。こうなると、発電セルの変換効率が低下することになる。
更に、その電界Eにより基板101中の物質の一部が界面114aに拡散し、界面114aの水と反応して、基板101と保護膜102との接着に悪影響を及ぼすおそれがある。例えば、保護膜2としてEVAを用い、基板101としてソーダフロートガラス基板を用いた場合、電界Eにより界面114aに拡散したソーダフロートガラス基板中のNaイオンと、界面114aの水とが関与して、EVAとソーダフロートガラス基板との接着力が大幅に低下する可能性が有る。そうなると、外部からの水の浸入が容易となってしまう。
薄膜太陽電池内部に水分の浸入が多くなると、発電に伴なう対地電圧の発生により、太陽電池素子と外部の間に地絡電流が流れる。この地絡電流は、電荷移動を伴なう太陽電池素子の化学反応によるものである。即ち、地絡電流が流れることにより、太陽電池素子は腐食する。太陽電池素子の腐食は、変色や発電能力の低下、漏電電流の増大、短絡による発電システム停止などの問題に繋がることがある。
また、前述のように対地電圧がマイナスとなる太陽電池パネル110aだけでなく、対地電圧が0Vの場合でも、基板101中の物質の一部(例示:NaイオンやFeイオンのようなプラスイオン)が界面106a、114aに自然に拡散し、界面106a、114aの水と反応して、上述の劣化現象が起きるおそれがあることが明らかとなった。例えば、基板101としてソーダフロートガラス基板を用いた上記の例では、対地電圧が0Vの場合でも、界面106a、114aにソーダフロートガラス基板中のNaイオンが拡散しており、上述の劣化現象が起こり得ると推測される。
基板101中の物質の影響を受けない太陽電池発電システムが望まれる。
特開2001−161032号公報に系統連系パワーコンディショナ及びそれを用いた発電システムが開示されている。この系統連系パワーコンディショナは、対地静電容量を有する直流電源の出力が入力され、1線が接地された低圧配電系統に受電用漏電遮断器を介して連系する非絶縁型である。系統連系パワーコンディショナは、コンバータ部と、インバータ部と、開閉手段と、交流地絡検出手段を具備する。コンバータ部は、直流電源の出力が入力されそれを電圧変換して出力する。インバータ部は、コンバータ部の出力が入力されそれを交流電力に変換して出力する。開閉手段は、インバータ部の出力側に接続され低圧配電系統との接続を開閉する機械式接点を有する。交流地絡検出手段は、前記受電用漏電遮断器より短い検出時間で交流地絡を検出する。前記インバータ部は自己消弧形半導体素子とフリーホイーリングダイオードが逆並列接続されたスイッチング手段を複数有する。前記インバータ部の入力と出力の各線の間には少なくとも1つのスイッチング手段が配置される。前記交流地絡検出手段により地絡が検出されたら、即時に前記インバータ部をゲートブロックし、前記開閉手段を解列するとともに、少なくとも前記開閉手段の解列が完了するまでの間は前記インバータ部の入力電圧を前記低圧配電系統の電圧のピーク値より高い所定電圧に保持する停止動作を行う。
特開2001−161032号公報
本発明の目的は、太陽電池モジュールの設けられた基板中の物質の拡散による悪影響を受けない太陽電池発電システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、太陽電池モジュールの発電セルを構成する物質の劣化を抑えることが可能な太陽電池発電システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、長期信頼性をより向上することが出来る太陽電池発電システムを提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の太陽電池発電システムは、基板(1)上に設けられた太陽電池モジュール(6)を含む太陽電池パネル(10a)と、太陽電池パネル(10a)の発電した第1電力を所望の第2電力に変換する電力制御装置(20)とを具備する。電力制御装置(20)は、太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正の値に保つ。
本発明では、電力制御装置(20)により、太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正(プラス)にする。それにより、太陽電池モジュール(6)の電位が基板(1)の電位に対して相対的に高くなるので、太陽電池モジュール(6)から基板(1)へ向う電界が生じる。この電界により、基板(1)内部のプラスイオンが太陽電池モジュール(6)の側へ拡散することを抑制することが出来る。その結果、基板(1)内部からのプラスイオン拡散による太陽電池モジュール(6)の劣化を抑制することが出来、太陽電池発電システムの長期信頼性を向上させることが可能となる。
上記の太陽電池発電システムにおいて、太陽電池パネル(10a)を含む複数の太陽電池パネル(10a)を有する太陽電池パネルアレイ(10)を更に具備することが好ましい。電力制御装置(20)は、太陽電池パネルアレイ(10)における太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正の値に保つことが好ましい。
本発明において、太陽電池パネル(10a)が複数ある場合でも、全ての太陽電池パネル(10a)における太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正の値に保つことで、基板(1)内部からのプラスイオン拡散による太陽電池モジュール(6)の劣化を抑制することが出来、太陽電池パネルアレイ(10)としての長期信頼性を向上させることが出来る。
上記の太陽電池発電システムにおいて、対地電圧(v1、v2)は、+5V以上500V以下であることが好ましい。
対地電圧の下限は0Vより大きい必要があるが、接地(アース)から基板(1)までの異種金属間接合による電圧発生があっても、対地電圧を正に保つことができるよう、現実的には、+5V以上であることが好ましい。一方、上限は特には無いが、安全性の面や絶縁上問題の発生等の可能性を考慮して、500V以下であることが好ましい。より好ましくは、400V以下である。
上記の太陽電池発電システムにおいて、電力制御装置(20)は、対地電圧(v1、v2)を正の値にする電圧変換部(22)と、第1電力を第2電力に変換する電力制御部(21)とを備えることが好ましい。
本発明では、既存の電力制御部(21)に電圧変換部(22)を追加することで、太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正(プラス)にすることが出来る。それにより、基板(1)内部のプラスイオンが太陽電池モジュール(6)の側へ拡散することを抑制することが出来、太陽電池発電システムの長期信頼性を向上させることが可能となる。
上記の太陽電池発電システムにおいて、電圧変換部(22、40)は、正の直流電圧を発生する電圧源(40)と、直流電圧を用いて対地電圧(v1、v2)を正の値に保つ電圧分配部(22)とを含むことが好ましい。
本発明では、電圧源(40)を内部に追加して設け、その直流電圧で対地電圧をシフトすることで、容易に太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正(プラス)にすることが出来る。
上記の太陽電池発電システムにおいて、正の直流電圧を発生する電圧源(40)を更に具備することが好ましい。電圧変換部(22、40)は、直流電圧を用いて対地電圧(v1、v2)を全て正の値に保つ電圧分配部(22)を含むことが好ましい。
本発明では、電圧源(40)を外部に追加して設け、その直流電圧で対地電圧をシフトすることで、容易に太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正(プラス)にすることが出来る。
上記の太陽電池発電システムにおいて、電圧分配部(22)は、電力制御装置(20)の入力端子としての正極側端子と負極側端子との間に直列接続された複数の抵抗(R1)を含む。直流電圧が複数の抵抗(R1)におけるいずれかの接続点(N1)に供給されることが好ましい。
本発明の太陽電池発電システムの動作方法は、(a)太陽電池発電システムを準備するステップと、ここで、太陽電池発電システムは、基板(1)上に設けられた太陽電池モジュール(6)を含む太陽電池パネル(10a)と、太陽電池パネル(10a)の発電した第1電力を所望の第2電力に変換する電力制御装置(20)とを具備し、(b)電力制御装置(20)により太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正の値に保つステップとを具備する。
上記の太陽電池発電システムの動作方法において、(a)ステップは、(a1)太陽電池パネル(10a)を含む複数の太陽電池パネル(10a)を有する太陽電池パネルアレイ(10)を準備するステップを備えることが好ましい。(b)ステップは、(b1)電力制御装置(20)により太陽電池パネルアレイ(10)における太陽電池モジュール(6)の対地電圧(v1、v2)を正の値に保つステップを備えることが好ましい。
上記の太陽電池発電システムの動作方法において、対地電圧(v1、v2)は、+5V以上500V以下であることが好ましい。
本発明により、基板中の物質の拡散による悪影響を受けず、発電セルを構成する物質の劣化を抑えて、長期信頼性をより向上させることが可能となる。
以下、本発明の太陽電池発電システムの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。本発明は、発明者の研究により今回明らかにされた「太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの対地電圧がプラスの場合、背景技術に記載したような太陽電池素子の腐食が起きない」という事実に基づいてなされたものである。図3は、本発明の太陽電池発電システムの実施の形態の構成を示す概略図である。太陽電池発電システムは、太陽電池パネルアレイ10と電力制御装置20を具備する。
太陽電池パネルアレイ10は、互いに直接又は並列あるいは直並列で接続された複数の太陽電池パネル10aを備える。太陽電池パネル10aは、前述の薄膜シリコン系太陽電池をパネル化したものである。太陽電池パネルアレイ10は、プラス端子としての端子N+とマイナス端子としての端子N−とから、複数の太陽電池パネル10aが発電した電力を出力する。端子N+は電力制御装置20の一方の入力端子に、端子N−は電力制御装置20の他方の入力端子にそれぞれ接続されている。
電力制御装置20は、太陽電池パネルアレイ10が発電した電力を所望の電力に変換し、外部へ供給する。すなわち、複数の太陽電池パネル10aの発電した直流電力を所望の周波数及び電圧を有する交流電力に変換し、例えば商用電力系統30へ出力する。電力制御装置20は、インバータに例示される。電力制御装置20は、電圧変換部22と電力制御部21とを備える。
電力制御部21は、太陽電池パネルアレイ10から出力された直流電力を所望の周波数及び電圧を有する交流電力に変換し、例えば商用電力系統30へ出力する。電力制御部21は、絶縁トランス方式のインバータ回路及びコンバータ(チョッパ)回路を含む回路に例示される。
図4は、電力制御部21の構成の一例を示す回路図である。電力制御部21は、チョッパ回路42、チョッパ制御回路46、インバータ回路43、インバータ制御回路47、出力フィルタ44、絶縁トランス45を含む。チョッパ制御回路46は、チョッパ回路42内で計測された電流Ii、Is及び電圧Esに基づいて、チョッパ回路42内のトランジスタTを制御する。チョッパ回路42は、太陽電池パネルアレイ10から出力された直流電力について、チョッパ制御回路46の制御により、直流−直流変換を行う。インバータ制御回路47は、インバータ回路43の入力電圧Ed、出力電流I0及び出力電圧V0に基づいて、インバータ回路43内のトランジスタT1〜T4を制御する。インバータ回路43は、チョッパ回路42から出力された直流電力について、インバータ制御回路47の制御により、直流−交流変換を行う。出力フィルタ44は、インバータ回路43から出力された交流電力について、ノイズを低減する。絶縁トランス45は、電力制御装置20側の影響を商用電力系統30側に伝えないために設けられている。なお、電力制御部21は、この回路構成に限定されるものではなく、直流−交流変換が可能な公知の回路を用いることが出来る。
図3を参照して、電圧変換部22は、太陽電池パネルアレイ10と電力制御部21との間に設けられている。電圧変換部22は、太陽電池パネルアレイ10から出力された直流電力の対地電圧を、端子N−及び端子N+のいずれについても0Vより大きくなる(プラスになる)ようにシフトする。電圧変換部22は、電力制御部21に含まれていても良い。電圧変換部22は、分配部24と直流電源40とを含む。
分配部24は、端子N−と電圧制御部21とを接続する配線25と、端子N+と電圧制御部21とを接続する配線26との間に直列接続された抵抗R2と抵抗R1とを有し、抵抗R2と抵抗R1との接続点N1に直流電源40を接続している。これにより、その接続点N1の対地電圧を、直流電源40の供給する直流電圧分だけシフトさせることが出来る。このとき、太陽電池パネルアレイ10の動作電圧(ΔV)は抵抗R2の抵抗値と抵抗R1の抵抗値との比で分配され、端子N−の対地電圧及び端子N+の対地電圧は接続点N1に供給された直流電圧を基準とした値にシフトする。すなわち、端子N−の対地電圧及び端子N+の対地電圧を直流電源40の直流電圧分だけプラス側にシフトさせることが出来る。
直流電源40は、接地(アース)に対して所定の電圧値を有する直流電圧を分配部24へ供給する。この場合、その直流電圧の大きさを[太陽電池パネルアレイ10の動作電圧]/((R1+R2)/R1)より大きくすることで、端子N−及び端子N+のいずれについても、その対地電圧を0Vより大きくすることができる。本図では、R1=R2とし、[太陽電池パネルアレイ10の動作電圧=300V]/2=150Vより大きい直流電圧170Vを印加することで、端子N−側の電圧をV01=+20V(=−150V+170V)に、端子N+側の電圧をV02=+320V(=+150V+170V)にする。
後述されるように、電池のマイナス側としての端子N−の対地電圧は、5V以上が好ましい。一方、電池のプラス側としての端子N+の対地電圧は、500V以下が好ましく、より好ましくは400V以下である。本図では、動作電圧300Vの太陽電池パネルアレイ10について、端子N−側の電圧をV01=+20Vに、端子N+側の電圧をV02=+320Vにする。この場合、動作電圧300V=ΔV=V02−V01である。
なお、電圧変換部22は、上記分配部24と直流電源40に限定されるものではなく、端子N−と、端子N+との対地電圧をプラス側にシフトできる構成であれば、他の構成であっても良い。
図5は、本発明の太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの構成の一部を示す概略図である。太陽電池パネル10aは、基板1、太陽電池モジュール6、保護膜2、防水シート3、金属枠4及び接合層5を具備する。
基板1は、ソーダフロートガラス基板に例示される透光性の基板である。太陽電池モジュール6は、基板1表面における周囲領域14に囲まれた領域に設けられ、互いに直列に接続された複数の薄膜シリコン系太陽電池を有する。各太陽電池は、基板側から順に透明導電層7(例示:SnO膜)、光電変換層8(例示:シリコン系p層膜、i層膜、n層膜)及び裏面電極層9(例示:Al膜)を有している。各太陽電池は、例えば、単層アモルファスシリコン太陽電池、微結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池と微結晶シリコン太陽電池とを各1層から複数層積層させた多接合型太陽電池である。
保護膜2は、太陽電池モジュール6の表面及び基板1表面の周囲領域14を覆うように設けられ、EVAに例示される。防水シート3は、保護膜2を覆うように設けられている。基板1、太陽電池モジュール6、保護膜2及び防水シート3が一体となった構造体10bは、接合層5を介してアルミニウムのような金属枠4に収められ、太陽電池パネル10aとして主に屋外で使用される。
本発明では、太陽電池モジュール6の対地電圧がプラスとなるように制御している。すなわち、太陽電池パネル10aでは、太陽電池モジュール6のプラス側の電圧v2、及びマイナス側の電圧v1のいずれも対地電圧としてはプラスとしている。一方、接地された金属枠4は、対地電圧は概ね0Vになるので、金属枠4に近い基板1の対地電圧VGも概ね0Vとなる。したがって、基板1の電位は、相対的に太陽電池モジュール6の電位よりも低くなる。その結果、基板1の表面(太陽電池モジュール6と接する側)の太陽電池モジュール6から基板1の裏面へ向かう電界Eが発生することになる。
この結果、その電界Eにより、基板1中の物質の一部(例示:NaイオンやFeイオンのようなプラスイオン)が界面6aに拡散し難くなる。したがって、その物質単独又はその物質と界面6aの水との反応により太陽電池モジュール6の発電セルの一部を劣化させるおそれを排除することが出来る。例えば、基板1としてソーダフロートガラス基板を用い、太陽電池モジュール6の基板1側に透明導電層としてSnO膜が形成されている場合でも、電界Eにより、ソーダフロートガラス基板中のNaイオンが界面6aに拡散し難くなる。それにより、そのNaイオン単独又はNaイオンと水との反応により、SnO膜の粒界に結晶析出などが発生するおそれを排除することが出来る。これにより、SnO膜の破壊や剥離の発生を大幅に抑制することが可能となる。
更に、基板1中の物質の一部が発電セルの透明導電層を拡散して光電変換層に達することが困難になる。例えば、基板1としてソーダフロートガラス基板を用いた上記の例では、光電変換層としてシリコン系の薄膜を用いている場合でも、Naイオンが拡散によりSi膜に到達することが困難になる。従って、Si膜のNaイオンによる劣化の可能性を回避できる。
更に、その電界Eにより、基板1中の物質の一部が界面14aに拡散し難くなる。例えば、保護膜2としてEVAを用い、基板1としてソーダフロートガラス基板を用いた場合でも、電界Eにより、ソーダフロートガラス基板中のNaイオン及び界面14aの水が関与するEVAとソーダフロートガラス基板との接着力の低下を大幅に抑制することができる。それにより、外部の水が浸入しやすくなることを防止することが出来る。
また、前述のように、対地電圧が0Vの場合でも基板1中の物質の一部(例示:NaイオンやFeイオンのようなプラスイオン)が界面6a、14aに自然に拡散することがあるが、そのような場合に対しても上記の電界Eは非常に有効である。
電界Eを発生させるためには、太陽電池モジュール6の対地電圧は、上記の理由から0Vよりも大きくする必要がある。好ましくは5V以上であり、より好ましくは10V以上である。それは以下の理由による。接地(アース)と太陽電池モジュール6との間には、基板1だけでなく、接合層5、金属枠4、架台(図示されず)、及びアースケーブル(図示されず)が存在し、これらの中間物質の接続点で異種金属間に生じる電圧により逆電圧が発生する可能性が考えられる。その場合、基板1の裏面の電圧が高くなり、対地電圧としてのプラスの電圧が小さければ、基板1の表面と裏面との間の電圧降下がマイナスになる可能性が有る。ただし、一般に異種金属間に生じる電圧は1V以下である。
したがって、以上のことを考慮すると、対地電圧は0Vより大きいことが必要であるが、異種金属間に生じる電圧を考慮すると好ましくは5V以上の大きさが必要となる。このような対地電圧を印加すれば、基板1の表面と裏面との電位差(電圧)を確実にプラスにすることが出来る。
一方、電池のプラス側としての端子N+の対地電圧は、上限は特には無いが、安全性の面や絶縁破壊の問題の発生等の可能性を考慮して、500V以下とすることが好ましい。より好ましくは400V以下である。
本発明により、太陽電池モジュール6の対地電圧を正(プラス)にすることで、基板中の物質の拡散による太陽電池への悪影響を抑制することが出来る。それにより、発電セルを構成する物質の劣化を抑えて、太陽電池発電システムの長期信頼性をより向上させることが可能となる。このように本発明では、太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの対地電圧がプラスの場合、背景技術に記載したような太陽電池素子の腐食が起きないようにすることが出来る。
上記説明では、基板、特に太陽電池の動作中に内部の物質が拡散しやすいガラス基板の上に形成された薄膜太陽電池において顕著な効果を有する。ここで薄膜太陽電池は、薄膜シリコン系太陽電池に限らず、化合物半導体太陽電池のような他の物質を有する太陽電池を含む。
図6は、本発明の太陽電池発電システムの実施の形態の他の構成を示す概略図である。太陽電池発電システムは、太陽電池パネルアレイ10、電力制御装置20及び直流電源40aを具備する。
電力制御装置20の電圧変換部22aは、図3における分配部24を含んでいるが、直流電源40を含んでいない点で電圧変換部22と異なる。直流電圧の大きさは、[太陽電池パネルアレイ10の動作電圧]/((R1+R2)/R1)において、R2=R1とし、[太陽電池パネルアレイ10の動作電圧=300V]/2=150Vより大きい直流電圧170Vを印加することで、端子N−側の電圧をV01=+20V(=−150V+170V)に、端子N+側の電圧をV02=+320V(=+150V+170V)にしている。
電力制御装置20内部に電圧変換部22a(分配部24)を設ける一方、外部に直流電源40aを設けることで、既存の電力制御装置20を利用することが出来る。すなわち、対地電圧をプラスに制御可能なインバータを改めて準備しなくても、普通のインバータに、電圧変換部22a及び直流電圧のバイアス機器としての直流電源40aを付け加えることで、太陽電池モジュール6のマイナス側の対地電圧をプラスにすることが出来る。それにより、この場合にも、界面6aや14aにおける基板1の物質の拡散を抑えるという本発明の効果を得ることが出来る。
図7は、本発明の太陽電池発電システムの実施の形態の更に他の構成を示す概略図である。太陽電池発電システムは、太陽電池パネルアレイ10、電力制御装置20及び直流電源40bを具備する。
電力制御装置20の電圧変換部22bは、図3における分配部24を含んでいるが、直流電源40を含んでいない点で電圧変換部22と異なる。直流電圧の大きさは、[太陽電池パネルアレイ10の動作電圧]/((R1+R2)/R1)において、R2=9R1とし、[太陽電池パネルアレイ10の動作電圧=300V]/10=30Vより大きい直流電圧50Vを印加することで、端子N−側の電圧をV01=+20V(=−30V+50V)に、端子N+側の電圧をV02=+320V(=+270V+50V)にしている。
電力制御装置20内部に電圧変換部22b(分配部24)を設ける一方、外部に直流電源40bを設けることで、既存の電力制御装置20を利用することが出来る。すなわち、対地電圧をプラスに制御可能なインバータを改めて準備しなくても、普通のインバータに、電圧変換部22b及び直流電圧のバイアス機器としての直流電源40bを付け加えることで、太陽電池モジュール6のマイナス側の対地電圧をプラスにすることが出来る。それにより、この場合にも、界面6aや14aにおける基板1の物質の拡散を抑えるという本発明の効果を得ることが出来る。
なお、図7の分配部24及び直流電源40bは、図3の分配部24及び直流電源40としても用いることが出来る。その場合でも、同様の効果を得ることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。
図1は、従来の太陽電池発電システムの構成を示す概略図である。 図2は、従来の太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの構成の一部を示す概略図である。 図3は、本発明の太陽電池発電システムの実施の形態の構成を示す概略図である。 図4は、電力制御部21の構成の一例を示す回路図である。 図5は、本発明の太陽電池発電システムにおける太陽電池パネルの構成の一部を示す概略図である。 図6は、本発明の太陽電池発電システムの実施の形態の他の構成を示す概略図である。 図7は、本発明の太陽電池発電システムの実施の形態の更に他の構成を示す概略図である。
符号の説明
1、101 基板
2、102 保護膜
3、103 防水シート
4、104 金属枠
5、105 接合層
6、 106 太陽電池モジュール
6a、106a 界面
7、107 透明導電層
8、108 光電変換層
9、109 裏面電極層
10、110 太陽電池パネルアレイ
10a、110a 太陽電池パネル
10b、110b 構造体
14、114 周囲領域
14a、114a 界面
20、120 電力制御装置
21 電力制御部
22、22a、22b 電圧変換部(電圧分配部)
24 分配部
25、26 配線
30、130 商用電力系統
40、40a 直流電源(電圧源)
42 チョッパ回路
43 インバータ回路
44 出力フィルタ
45 絶縁トランス
46 チョッパ制御回路
47 インバータ制御回路

Claims (10)

  1. 基板上に設けられた太陽電池モジュールを含む太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの発電した第1電力を所望の第2電力に変換する電力制御装置と
    を具備し、
    前記電力制御装置は、前記太陽電池モジュールの対地電圧を正の値に保つ
    太陽電池発電システム。
  2. 請求項1に記載の太陽電池発電システムにおいて、
    前記太陽電池パネルを含む複数の太陽電池パネルを有する太陽電池パネルアレイを更に具備し、
    前記電力制御装置は、前記太陽電池パネルアレイにおける前記太陽電池モジュールの前記対地電圧を正の値に保つ
    太陽電池発電システム。
  3. 請求項1又は2に記載の太陽電池発電システムにおいて、
    前記対地電圧は、+5V以上500V以下である
    太陽電池発電システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の太陽電池発電システムにおいて、
    前記電力制御装置は、
    前記対地電圧を正の値にする電圧変換部と、
    前記第1電力を前記第2電力に変換する電力制御部と
    を備える
    太陽電池発電システム。
  5. 請求項4に記載の太陽電池発電システムにおいて、
    前記電圧変換部は、
    直流電圧を発生する電圧源と、
    前記直流電圧を用いて前記対地電圧を正の値に保つ電圧分配部と
    を含む
    太陽電池発電システム。
  6. 請求項4に記載の太陽電池発電システムにおいて、
    直流電圧を発生する電圧源を更に具備し、
    前記電圧変換部は、前記直流電圧を用いて前記対地電圧を正の値に保つ電圧分配部を含む
    太陽電池発電システム。
  7. 請求項5又は6に記載の太陽電池発電システムにおいて、
    前記電圧分配部は、前記電力制御装置の入力端子としての正極側端子と負極側端子との間に直列接続された複数の抵抗を含み、前記直流電圧が前記複数の抵抗におけるいずれかの接続点に供給される
    太陽電池発電システム。
  8. (a)太陽電池発電システムを準備するステップと、
    ここで、前記太陽電池発電システムは、
    基板上に設けられた太陽電池モジュールを含む太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの発電した第1電力を所望の第2電力に変換する電力制御装置と
    を具備し、
    (b)前記電力制御装置により前記太陽電池モジュールの対地電圧を正の値に保つステップと
    を具備する
    太陽電池発電システムの動作方法。
  9. 請求項8に記載の太陽電池発電システムの動作方法において、
    前記(a)ステップは、
    (a1)前記太陽電池パネルを含む複数の太陽電池パネルを有する太陽電池パネルアレイを準備するステップを備え、
    前記(b)ステップは、
    (b1)前記電力制御装置により前記太陽電池パネルアレイにおける前記太陽電池モジュールの前記対地電圧を正の値に保つステップを備える
    太陽電池発電システムの動作方法。
  10. 請求項8又は9に記載の太陽電池発電システムの動作方法において、
    前記対地電圧は、+5V以上500V以下である
    太陽電池発電システムの動作方法。
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