JP2008046833A - 画像処理システムおよび画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】手書きによる加筆、削除等の修正が行われた文書の修正箇所を表示することができ、操作者は修正箇所を適格に把握することができるようにした画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理システム内の差分抽出手段は、第1の画像データと該第1の画像データに修正が加えられた第2の画像データとの差分を抽出し、分割領域算出手段は、前記差分抽出手段によって抽出された差分画像を分割する領域を算出し、画像分割手段は、前記分割領域算出手段によって算出された領域に応じて、前記第1の画像データ又は前記第2の画像データを分割し、表示手段は、前記画像分割手段によって分割された画像データから修正部分の画像データを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理システムおよび画像処理プログラムに関する。
文書を作成するのに、修正、改版が行われるのが一般的である。どの部分にどのような変更を行ったかを知るためには、修正前と修正後の文書を比べることが行われる。この比較では、対象が電子文書である場合は、文書作成アプリケーションソフトの変更履歴を取るという機能を用いたり、2つの文書の差異を発見するのに文字列のパターンマッチングを用いたりすることによってできる。
しかし、紙文書に対して修正、改版が行われることもある。特に、2者間で1つの文書を作成する場合には、どの部分にどのような変更を行ったかを知るのは困難である。例えば、次のような場合がある。
離れた箇所にある会社Aと会社Bとで紙文書(例えば、多くの数値データが入った調査報告書)をやり取りすることがある。この場合、次のような手順で文書の作成が行われる。
(1)会社Aが、調査報告書(紙文書)に調査データを手書き記入し、それを会社Bに郵送またはファックス送信する。
(2)会社Bは、受け取った調査報告書をもとにして、調査データをコンピュータに手入力する。また、内容をチェックし、修正点、不足点(データ)や抜け漏れがあった場合には、会社Aに送付し直す。
(3)会社Aは、同一調査報告書に、加筆修正をおこない、再度会社Bに送付する。
(4)会社Bは、(2)で入力したデータを含め、全調査データをコンピュータに手入力する。また、内容をチェックし、修正点、不足点(データ)や抜け漏れがあった場合には、会社Aに送付し直す。
(5)以下、(3)(4)が繰り返される。
上記(4)において、2度目以降に会社Bが調査報告書(追記修正された文書)を受領し、データを入力する際、本来追記修正されたデータのみを入力すれば良いものを、どこが追記修正されたデータかが不明である(明示されていない)ため、全データを再入力している。
特に、契約書などの法的文書では、数字を削除されたり修正されたりするなどの改竄が行われないようにするために、その検査が重要である。これらは人手による検査では非常に見つけにくく、作業効率の低いものとなる。
これらに関係する技術として、例えば、特許文献1には、校正刷り(基準物)と、当該校正刷りに基づき修正された原版フィルム、印刷版および校正刷り(対象物)との不一致箇所を明瞭にし、製版工程中の修正ミスのみならず、原版フィルム作成後から印刷完了までの段階で発生するミスをも含めた広範囲の検査を容易に行うことができるカラー画像検査装置が記載されている。
また、例えば、特許文献2には、改ざんが困難な改ざん検証データ入り文書入力装置を提供することを課題とし、文書出力装置は、改ざん検証データ入り文書画像合成部で印刷用文書画像の文字領域に信号ユニットを重畳し、改ざん検証データ入り文書を生成するもので、文書入力装置は、改ざん検証部で改ざん検証データ入り文書から文字領域および信号ユニットを検出し、かつ、この文字領域に信号ユニットが重畳されているか否かを判定することにより、改ざん検証データ入り文書における改ざんの有無を自動的に判別し、改ざん検証データ入り文書のどの位置に改ざんがあるかを提示することができる技術が記載されている。
特開平09−197648号公報 特開2005−252382号公報
本発明は、このような背景技術の状況の中でなされたもので、手書きによる加筆、削除等の修正が行われた文書の修正箇所を表示することができ、操作者は修正箇所を適格に把握することができるようにした画像処理システムおよび画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 第1の画像データと該第1の画像データに修正が加えられた第2の画像データとの差分を抽出する差分抽出手段と、
前記差分抽出手段によって抽出された差分画像を分割する領域を算出する分割領域算出手段と、
前記分割領域算出手段によって算出された領域に応じて、前記第1の画像データ又は前記第2の画像データを分割する画像分割手段と、
前記画像分割手段によって分割された画像データから修正部分の画像データを表示する表示手段
を具備することを特徴とする画像処理システム。
[2] 前記第1の画像データまたは前記第2の画像データのいずれか一方、または両方を補正する第1の補正手段
を具備し、
前記差分抽出手段は、前記第1の補正手段によって補正された第1の画像データと第2の画像データとから差分を抽出する
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理システム。
[3] 前記画像分割手段によって分割された画像を補正する第2の補正手段
を具備し、
前記表示手段は、前記第2の補正手段によって補正された画像データから修正部分の画像データを表示する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像処理システム。
[4] 前記分割領域算出手段による算出は、複数の結果を算出し、
前記画像分割手段は、前記分割領域算出手段によって算出された第1の領域に応じて、前記第1の画像データを分割し、前記分割領域算出手段によって算出された第2の領域に応じて、前記第2の画像データを分割する
ことを特徴とする[1]、[2]または[3]に記載の画像処理システム。
[5] 加筆領域または削除領域の表示を操作者の入力により指定する指定手段と、
前記表示手段は、前記指定手段による指定に応じて、加筆領域の表示または削除領域の表示を行うことを特徴とする[1]、[2]、[3]または[4]に記載の画像処理システム。
[6] コンピュータに、
第1の画像データと該第1の画像データに修正が加えられた第2の画像データとの差分を抽出する差分抽出機能と、
前記差分抽出機能によって抽出された差分画像を分割する領域を算出する分割領域算出機能と、
前記分割領域算出機能によって算出された領域に応じて、前記第1の画像データ又は前記第2の画像データを分割する画像分割機能と、
前記画像分割機能によって分割された画像データから修正部分の画像データを表示する表示機能
を実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
本発明にかかる画像処理システムおよび画像処理プログラムによれば、本構成を有していない場合に比較して、手書きによる加筆、削除等の修正が行われた文書の修正箇所を表示することができ、操作者は修正箇所を適格に把握することができるようになる。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
図1は、一実施の形態の概念的なモジュール構成図を示している。
本実施の形態の概要として、原本原稿と原本原稿に加筆(追記ともいう)、削除等の修正のなされた紙原稿を比較し、加筆および削除領域を抽出するとともに、それぞれが判別しやすいように表示するものである。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システムおよび方法の説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散または並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続を含む。
また、システムとは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
本実施の形態である画像処理システムは、追記前画像91、追記後画像92を入力とし、加筆抽出画像93、削除抽出画像94を出力とするものであって、図1に示すように、第1位置・歪補正モジュール10、領域分割抽出モジュール20、第2位置・歪補正モジュール30、加筆抽出モジュール40、削除抽出モジュール50を備えている。
追記前画像91は、スキャナから入力された画像データであってもよいし、いわゆる文書作成ソフトによって作成された電子的な文書データから生成された画像データであってもよい。本実施の形態において、追記後画像92と比較する原画像である。
追記後画像92は、追記前画像91の印刷された画像に手書きによる修正が加えられた画像データである。本実施の形態において、追記前画像91と比較する修正後の画像である。
第1位置・歪補正モジュール10は、追記前画像91および追記後画像92を入力し、追記前画像91または追記後画像92の歪みを補正する。追記前画像91または追記後画像92は、スキャナ等から入力されたものであり、その画像データには傾き、微小ではあるが大きさが異なる等の歪みが発生しやすい。歪みの補正を行わないと、以降の処理に認識誤りが発生してしまう。そのために、予めスキャナ入力による歪みを除去して、領域分割抽出モジュール20以降の処理をより精度よく行おうとするものである。
処理としては、例えば、追記前画像91、追記後画像92の特徴点(トンボの位置、線分の交差点、端点の位置等)を抽出し、その追記前画像91と追記後画像92の特徴点が一致するように、アフィン変換(移動、回線、拡大縮小等)を行う。
そして、歪み補正を行った追記前画像91、追記後画像92を領域分割抽出モジュール20へと渡す。
追記前画像91が、スキャナから入力された画像データではなく、文書作成アプリケーションソフトによって作成された電子的な文書データから生成された画像データである場合は、歪みはないので、第1位置・歪補正モジュール10による補正処理は行わない。補正処理を行うか否かは、第1位置・歪補正モジュール10によって入力される際に操作者によって指定される。または追記前画像91のデータ内(例えばヘッダ部分等)にスキャン画像であるか否か等が属性情報として付加されている場合は、その属性情報を用いて判断してもよい。
領域分割抽出モジュール20は、歪みを補正された追記前画像91と追記後画像92とから、異なる部分領域を抽出する。その異なる部分領域を用いて、追記前画像91、追記後画像92を加工する。処理内容については、図2を用いて後述する。
第2位置・歪補正モジュール30は、第1位置・歪補正モジュール10と同様に歪みを補正するが、領域分割抽出モジュール20によって抽出された部分領域に対して歪みの補正を行う。第1位置・歪補正モジュール10は、画像全体の歪みの補正であったが、第2位置・歪補正モジュール30では、スキャナ入力の際に発生する部分的な歪みの補正である。例えば、領域分割抽出モジュール20で抽出された追記後画像92の部分領域を、追記前画像91の画像内の対応する部分領域とEXOR(排他的論理和)を行い、その結果の差分である画素数が最小になるように、ずらしながら総あたり的に走査すること等である。
加筆抽出モジュール40は、領域分割抽出モジュール20によって領域分割され、第2位置・歪補正モジュール30によって歪みを補正された画像データである追記前画像91と追記後画像92を用いて、加筆された領域(画像)のみを抽出する。また、前記加筆された領域(画像)を追記前画像91上に重畳して加筆抽出画像93を表示することによって、追記前画像91に対して手書きによって加筆された画像を、操作者にわかりやすく表示する。
削除抽出モジュール50は、領域分割抽出モジュール20によって領域分割され、第2位置・歪補正モジュール30によって歪みを補正された画像データである追記前画像91と追記後画像92を用いて、削除された領域(画像)のみを抽出する。また、前記削除された領域(画像)を追記後画像92上に重畳して削除抽出画像94を表示することによって、追記後画像92に対して削除された画像を、操作者にわかりやすく表示する。
また、予め加筆領域を表示させたい、削除領域を表示させたいとする操作者による指示を受け付けておき、加筆抽出モジュール40、削除抽出モジュール50の処理は、その指示に従って、加筆抽出モジュール40のみ、または削除抽出モジュール50のみが処理を行うようにしてもよい。
図2は、図1で示した実施の形態のモジュール構成例よりも具体的なモジュール構成例を示したものである。図1で示したモジュール構成例と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
まず、図1に示したモジュール構成例と図2に示したモジュール構成例との関係を説明する。
全体位置・歪補正モジュール101は、図1の第1位置・歪補正モジュール10に該当する。
また、図1の領域分割抽出モジュール20の内部は、差分抽出モジュール201、第1分割領域算出モジュール202、第2分割領域算出モジュール203、第1画像分割モジュール204、第2画像分割モジュール205のモジュールにより構成されている。
分割画像位置・歪補正モジュール301は、図1の第2位置・歪補正モジュール30に該当する。
全体位置・歪補正モジュール101は、図1の第1位置・歪補正モジュール10と同様に、例えば追記前画像91、追記後画像92に記載されているトンボ等の位置決め用の画像を用いて、画像全体の歪みを補正する。
差分抽出モジュール201は、全体位置・歪補正モジュール101によって画像データ全体の歪みが補正された追記前画像91と追記後画像92との差分を抽出する。例えば、補正された追記前画像91と追記後画像92とのEXOR処理を行う。これによって、追記前画像91と追記後画像92とで異なる領域、つまり、加筆または削除された部分を抽出することができる。
また、加筆部分のみを抽出したい場合は、補正された追記後画像92から補正された追記前画像91を引く処理であってもよい。
逆に、削除部分のみを抽出したい場合は、補正された追記前画像91から補正された追記後画像92を引く処理であってもよい。
また、差分抽出モジュール201は以上の3つの処理方法を備えており、抽出したい領域によって差分抽出モジュール201の処理を切り替えることが可能である。
第1分割領域算出モジュール202、第2分割領域算出モジュール203は、差分抽出モジュール201によって抽出された差分画像を分割する領域を算出する。例えば、差分画像の塊を囲む外接矩形によって分割し、その外接矩形の領域(例えば、左上頂点の座標と右下頂点の座標)を算出する。
第1分割領域算出モジュール202は、分割する領域として外接矩形よりも大きめに抽出する。つまり、差分領域として周辺の画像も含めるようにすることによって、全体位置・歪補正モジュール101では補正し切れなかった歪みを考慮して余裕を持った領域を算出することができる。
第2分割領域算出モジュール203は、分割する領域として外接矩形そのままを抽出する。つまり、全体位置・歪補正モジュール101で歪みが完全に補正されている場合は、第1分割領域算出モジュール202では不要な領域を抽出していることになるからである。
なお、ここでは、第1分割領域算出モジュール202と第2分割領域算出モジュール203との2つに分けた場合を説明したが、いずれか一方であってもよい。また、第1分割領域算出モジュール202と第2分割領域算出モジュール203とは同じ処理を行うものであってもよい。また、第1分割領域算出モジュール202と第2分割領域算出モジュール203とは、互いに算出結果を共有し、その互いの算出結果によって自らの処理を調整することもできる。例えば、第1分割領域算出モジュール202が算出する領域の重なりがないようにするために、その領域を小さくする際に、差分抽出モジュール201の算出結果を用いて、外接矩形の領域未満の大きさにはならないようにする等である。
第1画像分割モジュール204は、第1分割領域算出モジュール202の算出結果に応じて、全体位置・歪補正モジュール101によって補正された追記前画像91を分割する。すなわち、差分抽出モジュール201によって抽出された差分画像の周辺領域を含めて、全体位置・歪補正モジュール101によって補正された追記前画像91から対象領域を取り出すことができるようにするものである。これによって削除された領域を取り出すことができるようになる。
第2画像分割モジュール205は、第2分割領域算出モジュール203の算出結果に応じて、全体位置・歪補正モジュール101によって補正された追記後画像92を分割する。すなわち、差分抽出モジュール201によって抽出された差分画像の外接矩形を用いて、全体位置・歪補正モジュール101によって補正された追記後画像92から対象領域を取り出すことができるようにするものである。これによって加筆された領域を取り出すことができるようになる。
分割画像位置・歪補正モジュール301は、図1の第2位置・歪補正モジュール30と同様に、部分画像の歪みを補正する。
加筆抽出モジュール40、削除抽出モジュール50を用いて、加筆抽出画像93、削除抽出画像94を生成する処理については、図4、図5を用いて後に説明する。
図3を参照して、実施の形態の画像処理システムのハードウェア構成例について説明する。図3に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成される画像処理システムであり、スキャナ等のデータ読み取り部417と、プリンタなどのデータ出力部418を備えたハード構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)401は、上述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、第1位置・歪補正モジュール10、領域分割抽出モジュール20、第2位置・歪補正モジュール30、加筆抽出モジュール40、削除抽出モジュール50等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムに従った処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)402は、CPU401が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)403は、CPU401の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス404により相互に接続されている。
ホストバス404は、ブリッジ405を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス406に接続されている。
キーボード408、マウス等のポインティングデバイス409は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ410は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)411は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU401によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。ハードディスクは、追記前画像91・追記後画像92、全体位置・歪みが補正された追記前画像91・追記後画像92、加筆抽出画像93、削除抽出画像94などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ412は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体413に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インタフェース407、外部バス406、ブリッジ405、およびホストバス404を介して接続されているRAM403に供給する。リムーバブル記録媒体413も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート414は、外部接続機器415を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート414は、インタフェース407、および外部バス406、ブリッジ405、ホストバス404等を介してCPU401等に接続されている。通信部416は、ネットワークに接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部417は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部418は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図3に示す画像処理システムのハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態の画像処理システムは、図3に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェアで構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図3に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、複合機(多機能複写機とも呼ばれ、スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等の機能を有している)などに組み込まれていてもよい。
次に、実施の形態における作用・働き(動作)について、図4、図5を用いて説明する。
図4の追記前画像91は、「××調査報告書」の原本画像である。ここには、ID、質問に対するYES/NOをチェックできる欄、また金額が記載されている欄等がある。追記前画像91が紙原稿であれば、スキャナ等のデータ読み取り部417を用いて入力する。また、追記前画像91が電子的な画像データである場合は、HDD411から、またはドライブ412、接続ポート414、通信部416を介して外部から入力する。また、文書作成アプリケーションソフトによって作成された電子データである場合は、画像データに変換したものである。
追記後画像92は、追記前画像91に対して、手書きで修正が行われたものである。図4では、加筆領域921に示すように、質問に対するチェック欄が、YESが横線2本で削除され、新たにNOの欄にチェックが行われている。そして、削除領域922に示すように、金額欄の下1桁の「0」が削除されている。追記後画像92も追記前画像91と同様に、スキャナ等のデータ読み取り部417を用いて入力する。また、追記前画像91が電子的な画像データである場合は、HDD411から、またはドライブ412、接続ポート414、通信部416を介して外部(例えばファックス)から入力する。
追記前画像91、追記後画像92を入力した全体位置・歪補正モジュール101は、例えば、追記前画像91、追記後画像92のID欄の矩形が一致するように追記後画像92全体をアフィン変換する。
そして、差分抽出モジュール201によって、追記前画像91の画像データと補正された追記後画像92の画像データをEXOR処理する。これによって、差分画像データ、つまり加筆領域921内の2本の横線である削除線とNO欄のチェックの画像データ、削除領域922内の「0」の画像データが抽出される。
第1分割領域算出モジュール202、第2分割領域算出モジュール203は、抽出された差分画像データの領域の位置を算出し、それぞれ第1画像分割モジュール204、第2画像分割モジュール205へと渡す。
第1画像分割モジュール204は、第1分割領域算出モジュール202によって算出された領域を、追記前画像91の画像データから取り出す。追記前画像91から追記後画像92内の加筆領域921、削除領域922に対応する領域を取り出す。加筆領域921に対応する領域加筆領域(原画像)911には、修正前の画像データ、つまりYES欄にのみチェックされているものがあり、削除領域922に対応する領域削除領域(原画像)912には、削除前の画像データ、つまり「0」がある。
第2画像分割モジュール205は、第2分割領域算出モジュール203によって算出された領域を、補正された追記後画像92の画像データから取り出す。追記後画像92から加筆領域921、削除領域922の領域を取り出す。加筆領域921の領域には、修正後の画像データ、つまりYES欄が横線で削除されNO欄にチェックされているものがあり、削除領域922の領域には、削除後の画像データ、つまり空白がある。
そして、分割画像位置・歪補正モジュール301は、それぞれ取り出された分割画像データの歪みを補正する。
加筆抽出モジュール40、削除抽出モジュール50は、第1画像分割モジュール204、第2画像分割モジュール205によって取り出され、分割画像位置・歪補正モジュール301によって歪み補正がなされた画像データをそれぞれ受け取る。
加筆抽出モジュール40は、受け取った歪み補正後の第1画像分割モジュール204、第2画像分割モジュール205によって取り出された画像データを用いて、加筆された画像を特定する。つまり、分割、歪み補正の行われた追記後画像92から追記前画像91を引くことによって画像が残っている領域を加筆領域とする。
そして、加筆抽出モジュール40は、図4の加筆抽出画像93のように、加筆領域932部分を他とは異なる色、点滅等でディスプレイ410に表示する。
削除抽出モジュール50は、受け取った歪み補正後の第1画像分割モジュール204、第2画像分割モジュール205によって取り出された画像データを用いて、削除された画像を特定する。つまり、分割、歪み補正の行われた追記前画像91から追記後画像92を引くことによって画像が残っている領域を削除領域とする。
そして、削除抽出モジュール50は、図4の削除抽出画像94のように、削除領域941部分を他とは異なる色、点滅等でディスプレイ410に表示する。
また、加筆抽出モジュール40と削除抽出モジュール50との結果を重複して、加筆削除抽出画像95のようにディスプレイ410に表示してもよい。その際、加筆領域951と削除領域952は異なる形態(色、囲み線を実線/点線等)で表示するようにしてもよい。
図5を用いて、追記前画像91〜削除抽出画像94を表示する際の形態を説明する。
加筆抽出モジュール40、削除抽出モジュール50で生成された加筆抽出画像93、削除抽出画像94を表示し、削除領域である削除領域941、加筆領域である加筆領域932を操作者がポインティングデバイス409を用いて選択したような場合、追記前画像91または追記後画像92の画像データをポップアップ表示(ディスプレイ410内の削除抽出画像94、加筆抽出画像93とは別の表示領域に表示)する。このようにすることによって、操作者は、原画像等も容易に確認することができるようになる。
また、追記前画像91、追記後画像92、加筆抽出画像93、削除抽出画像94は、互いに連動して表示するようにしてもよい。つまり、追記後画像92の5ページ目を表示する際に、追記前画像91、加筆抽出画像93、削除抽出画像94の5ページ目を表示する。
なお、前記実施の形態においては、追記前画像91、追記後画像92として文書画像を示したが、図面、写真等の画像であってもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納することも可能であり、その場合は、例えば以下の発明としても把握することができる。
コンピュータに、
第1の画像データと該第1の画像データに修正が加えられた第2の画像データとの差分を抽出する差分抽出機能と、
前記差分抽出機能によって抽出された差分画像を分割する領域を算出する分割領域算出機能と、
前記分割領域算出機能によって算出された領域に応じて、前記第1の画像データ又は前記第2の画像データを分割する画像分割機能と、
前記画像分割機能によって分割された画像データから修正部分の画像データを表示する表示機能
を実現させることを特徴とする画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去および書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、上記のプログラムまたはその一部は、上記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
さらに、上記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
画像処理システムの構成例を示す概略的なブロック図である。 画像処理システムの構成例を示すブロック図である。 画像処理システムのハードウェア構成例について説明する図である。 画像処理システムの処理例を説明する図である。 画像処理システムの処理例を説明する図である。
符号の説明
10…第1位置・歪補正モジュール
20…領域分割抽出モジュール
30…第2位置・歪補正モジュール
40…加筆抽出モジュール
50…削除抽出モジュール
101…全体位置・歪補正モジュール
201…差分抽出モジュール
202…第1分割領域算出モジュール
203…第2分割領域算出モジュール
204…第1画像分割モジュール
205…第2画像分割モジュール
301…分割画像位置・歪補正モジュール

Claims (6)

  1. 第1の画像データと該第1の画像データに修正が加えられた第2の画像データとの差分を抽出する差分抽出手段と、
    前記差分抽出手段によって抽出された差分画像を分割する領域を算出する分割領域算出手段と、
    前記分割領域算出手段によって算出された領域に応じて、前記第1の画像データ又は前記第2の画像データを分割する画像分割手段と、
    前記画像分割手段によって分割された画像データから修正部分の画像データを表示する表示手段
    を具備することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記第1の画像データまたは前記第2の画像データのいずれか一方、または両方を補正する第1の補正手段
    を具備し、
    前記差分抽出手段は、前記第1の補正手段によって補正された第1の画像データと第2の画像データとから差分を抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像分割手段によって分割された画像を補正する第2の補正手段
    を具備し、
    前記表示手段は、前記第2の補正手段によって補正された画像データから修正部分の画像データを表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記分割領域算出手段による算出は、複数の結果を算出し、
    前記画像分割手段は、前記分割領域算出手段によって算出された第1の領域に応じて、前記第1の画像データを分割し、前記分割領域算出手段によって算出された第2の領域に応じて、前記第2の画像データを分割する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像処理システム。
  5. 加筆領域または削除領域の表示を操作者の入力により指定する指定手段と、
    前記表示手段は、前記指定手段による指定に応じて、加筆領域の表示または削除領域の表示を行うことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の画像処理システム。
  6. コンピュータに、
    第1の画像データと該第1の画像データに修正が加えられた第2の画像データとの差分を抽出する差分抽出機能と、
    前記差分抽出機能によって抽出された差分画像を分割する領域を算出する分割領域算出機能と、
    前記分割領域算出機能によって算出された領域に応じて、前記第1の画像データ又は前記第2の画像データを分割する画像分割機能と、
    前記画像分割機能によって分割された画像データから修正部分の画像データを表示する表示機能
    を実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
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