JP2008046481A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラ本体の側部にカメラ前面から突出しない撮影光学系を有するカメラにおいて、カメラを両手で把持したときに撮影光学系への指掛かりを防止可能にする。
【解決手段】カメラ10Aは、カメラ本体の側部に撮影光学系として屈曲光学系を備えたレンズ鏡胴12が配設され、この屈曲光学系の入射窓12Aの下側にシャッタボタン18が配置されている。シャッタボタン18は、カメラ10Aを把持した手の人指し指で操作することになるが、このシャッタボタン18の位置は、撮影光学系(入射窓12A)よりも下側にあるため、撮影光学系への指掛かりを防止することができるとともに、撮影光学系の入射面に指紋が付かないようにすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ10Aは、カメラ本体の側部に撮影光学系として屈曲光学系を備えたレンズ鏡胴12が配設され、この屈曲光学系の入射窓12Aの下側にシャッタボタン18が配置されている。シャッタボタン18は、カメラ10Aを把持した手の人指し指で操作することになるが、このシャッタボタン18の位置は、撮影光学系(入射窓12A)よりも下側にあるため、撮影光学系への指掛かりを防止することができるとともに、撮影光学系の入射面に指紋が付かないようにすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明はカメラに係り、特にカメラ前面から突出しない屈曲光学系等の撮影光学を有するカメラに関する。
屈曲光学系を有するカメラは、通常、被写体側から見たときにカメラの右側(シャッタボタンとは反対側)にレンズが配置されている。これは、屈曲光学系をカメラの中央に配置すると、カメラ本体内に配置される基板が2枚に分かれ、スペース効率が悪くなり、また、左側に配置すると、シャッタボタンを操作する手がレンズに触れたり、レンズへの指掛かりが発生するおそれがあるからである。
特許文献1には、屈曲光学系を有するカメラにおいて、撮影時の不用意なレンズ開口部への指係りを防止し、かつ薄型化、小型化を達成するため、カメラ内部に効率的に構成要素を配置する技術が記載されている。
即ち、特許文献1に記載のカメラは、屈曲光学系がカメラの左右方向の略全幅に渡って延在するようにカメラ内に配置されている。
特開2004−219516号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、使用者が片手でカメラを操作することのみを想定しており、使用者が両手で操作したときに指掛かりを回避することができない。
実際に屈曲光学系を有するカメラは、レンズがカメラ前面から突出しないため、使用者が左手を添えてカメラを把持したとき、レンズ部に左指が掛かることがしばしば見られ、また、屈曲光学系の入射面に指紋が付くという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カメラ本体の側部にカメラ前面から突出しない屈曲光学系等の撮影光学系を有するカメラにおいて、前記カメラを両手で把持しても撮影光学系への指掛かりを防止することができるカメラを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、カメラ本体の側部にカメラ前面から突出しない撮影光学系を有するカメラにおいて、前記撮影光学系よりも下側のカメラ前面にシャッタボタンを配置し、前記撮影光学系への指掛かりを防止することを特徴としている。
カメラ前面に配置されたシャッタボタンは、カメラを把持した手の人指し指で操作することになるが、このシャッタボタンの位置は、撮影光学系よりも下側にあるため、撮影光学系への指掛かりを防止することができるとともに、撮影光学系の入射面に指紋が付かないようにすることができる。
請求項2に示すように請求項1に記載のカメラにおいて、前記シャッタボタンは、前記カメラ前面の上下方向の中心よりも下側に配置されていることを特徴としている。これにより、前記シャッタボタンの位置を探す指が、撮影光学系の入射面に触れないようにすることができる。
請求項3に係る発明は、カメラ本体の側部にカメラ前面から突出しない撮影光学系を有するカメラにおいて、前記撮影光学系とは反対側のカメラ本体にシャッタボタンを配置するとともに、前記撮影光学系よりも下側のカメラ前面に前記シャッタボタンによる撮影動作を許可する撮影許可スイッチを配置し、前記撮影光学系への指掛かりを防止することを特徴としている。
カメラ前面に配置された撮影許可スイッチは、シャッタボタンを操作しない手(カメラに添えられる手)の人指し指で操作することになるが、この撮影許可スイッチの位置は、撮影光学系よりも下側にあるため、撮影光学系への指掛かりを防止することができるとともに、レンズ等の表面に指紋が付かないようにすることができる。即ち、前記撮影許可スイッチは、カメラに添えられる手の位置を矯正する作用がある。
請求項4に示すように請求項3に記載のカメラにおいて、前記撮影許可スイッチは、前記カメラ前面の上下方向の中心よりも下側に配置されていることを特徴としている。これにより、前記撮影許可スイッチの位置を探す指が、撮影光学系の入射面に触れないようにすることができる。
請求項5に示すように請求項3又は4に記載のカメラにおいて、前記撮影許可スイッチは、前記カメラを操作する他の機能が割り当てられるようにしてもよい。
請求項6に示すように請求項3から5のいずれかに記載のカメラにおいて、前記シャッタボタンは半押し時にスタンバイ状態にし、全押し時に撮影動作を行わせる二段ストロークのボタンであり、前記シャッタボタンの半押し時に前記撮影許可スイッチが操作されていないときに、該撮影許可スイッチの操作を促す警告を発生する警告発生手段を更に備えたことを特徴としている。
これにより、前記撮影許可スイッチの操作を忘れている場合に、ユーザーに撮影許可スイッチの操作を促すことができる。
請求項7に示すように請求項1から6のいずれかに記載のカメラにおいて、前記撮影光学系は、撮影光軸を曲げる光学部材を含む屈曲光学系であることを特徴としている。屈曲光学系は、レンズがカメラ前面から突出せずに光学ズームすることができる。
請求項8に示すように請求項1から7のいずれかに記載のカメラにおいて、前記カメラの上下、左右又は回転方向のぶれを検出するぶれ検出手段と、前記ぶれ検出手段の検出出力に基づいて前記カメラの上下、左右又は回転方向の画像のぶれを補正するぶれ補正手段とを更に備えことを特徴としている。
前記カメラ前面に設けられたシャッタボタンや撮影許可スイッチの操作時には、画像にぶれ(あおり)が生じるおそれがあるが、この画像のぶれを補正することができる。また、カメラ上面に設けられたシャッタボタンを操作する場合には、回転方向のぶれが生じやすいが、撮像素子を回転させることで、このぶれを補正することができる。
請求項9に示すように請求項8に記載のカメラにおいて、前記カメラの被写界深度を検知する手段と、前記検知された被写界深度が浅い時のみ前記ぶれ補正手段を動作可能にする制御手段とを更に備えたことを特徴としている。
前記カメラの被写界深度は、マクロモード等の特定のモードの設定によって検知してもよいし、絞り値、焦点距離及び被写体距離によって求めてもよい。被写体深度が浅い場合には、ぶれの影響が画像に顕著に現れるため、この場合にぶれ補正を行うようにしている。
本発明によれば、カメラ本体の側部にカメラ前面から突出しない屈曲光学系等の撮影光学系を有するカメラを両手で把持しても、シャッタボタン、又はシャッタボタンによる撮影を許可する撮影許可スイッチを、撮影光学系よりも下側のカメラ前面に配置するようにしたため、カメラを把持する手を撮影光学系に触れない位置に誘導することができ、これにより、指が写り込む撮影光学系への指掛かりを防止することができるとともに、撮影光学系の入射面に指紋が付かないようにすることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラの好ましい実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明に係る第1実施形態のカメラ(デジタルカメラ)10Aを正面から見た斜視図である。
図1は本発明に係る第1実施形態のカメラ(デジタルカメラ)10Aを正面から見た斜視図である。
同図に示すように、カメラ10Aは、撮影光学系として屈曲光学系を備えたレンズ鏡胴12が、幅方向に薄い扁平な略直方体の外観を呈するカメラ本体の側部(カメラ10を正面から見て右側)に配設されている。
屈曲光学系を備えたレンズ鏡胴12は、被写体光が入射する入射窓12A(又はレンズ)が、カメラ前面から突出しておらず、また、カメラ本体に有効にカメラ基板(図示せず)が配置できるようにカメラ本体の側部に配設される。
図2に屈曲光学系を備えたレンズ鏡胴12の内部構成を示す。屈曲光学系14は、フロントレンズ14A、撮影光軸を曲げる光学部材(プリズム)14B、第1レンズ群14C、第2レンズ群14D等を有しており、第1レンズ群14C及び第2レンズ群14Dを移動させることにより、光学ズームや焦点調節ができるようになっている。また、レンズ鏡胴20には、カラー固体撮像素子(以下「CCD」と記載)16が配設されている。
図1に戻って、このカメラ10Aの前面には、シャッタボタン18が、屈曲光学系14の入射窓12Aの下側に配置されている。
このシャッタボタン18は、カメラ本体を把持した左手の人指し指によって操作される。また、シャッタボタン18は、シャッタボタン18を探すときに、指が入射窓12Aに触れないように入射窓12Aからできるだけ離して配置することが好ましいが、カメラ本体の底部に近づくと操作しにくくなる。この実施の形態では、シャッタボタン18は、カメラ前面の上下方向の中心よりも少し下側に配置されている。尚、図1上で、20はフラッシュ発光窓である。
上記構成のカメラ10Aによれば、カメラ本体を両手で把持して撮影する際に、把持する手の人指し指でシャッタボタン18操作することになるが、このシャッタボタン18の位置は、入射窓12Aよりも下側にあるため、指の写り込み(撮影光学系への指掛かり)を防止することができるとともに、撮影光学系の入射面に指紋が付かないようにすることができる。
尚、この実施の形態では、屈曲光学系を備えたレンズ鏡胴12及びシャッタボタン18はカメラ正面から見て右側に配設されているが、左側に配設するようにしてもよい。これによれば、右手の人指し指によってシャッタボタン18を操作することができる。
また、カメラ前面から突出しない撮影光学系として屈曲光学系を例に説明したが、これに限らず、例えば単焦点レンズ等の撮影光学系などもよく、要はカメラ前面から突出しない撮影光学系であれば、いかなるものでもよい。
[カメラの内部構成]
図3は図1に示したカメラ10Aの内部構成を示すブロック図である。
図3は図1に示したカメラ10Aの内部構成を示すブロック図である。
同図に示すように、このカメラ10Aは、中央処理装置(CPU)36によってその全体動作が統括制御されている。CPU36は、所定のプログラムに従ってカメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算など、各種演算を実施する演算手段として機能する。
バス38を介してCPU36と接続されたROM40には、CPU36が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、EEPROM42には、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種定数/情報等が格納されている。
また、メモリ(SDRAM)44は、プログラムの展開領域及びCPU36の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データや音声データの一時記憶領域として利用される。
シャッタボタン18は、撮影開始の指示を入力する操作ボタンであり、半押し時にオンになるS1スイッチと、全押し時にオンになるS2スイッチとを有する二段ストローク式のスイッチで構成されている。
液晶モニタ24は、ユーザインターフェース用表示画面としても利用され、必要に応じてメニュー情報や選択項目、設定内容などの情報が表示される。
カメラ10Aは、メディアソケット47を有し、メディアソケット47には記録メディア48が装着される。記録メディアの形態は特に限定されず、スマートメディア(商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど、種々の媒体を用いることができる。
メディア制御回路50は、メディアソケット47に装着される記録メディア48に適した入出力信号の受渡しを行うために所要の信号変換を行う。
また、カメラ10Aは、パソコンその他の外部機器と接続するための通信手段としてUSBインターフェース部52を備えている。このUSBインターフェース部52に接続された、通信端子であるコネクタに、不図示のUSBケーブルを介して外部機器を接続することにより、外部機器との間で画像データ等のデータの受渡しが可能となる。
次に、カメラの撮影機能について説明する。
モード切替スイッチ26によってカメラモード又は動画モードが選択されると、CCD16を含む撮像部に電源が供給され、撮影可能な状態になる。
レンズ鏡胴12は、屈曲光学系14と絞り兼用メカシャッター56とを含み、CPU36によって制御されるレンズ駆動部58、絞り駆動部60によって電動駆動され、ズーム制御、フォーカス制御及びアイリス制御が行われる。
屈曲光学系14を通過した光は、CCD16の受光面に結像される。CCD16の受光面には多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトダイオードに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造で配置されている。また、CCD16は、各フォトダイオードの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッタ機能を有している。CPU36は、タイミングジェネレータ62を介してCCD16での電荷蓄積時間を制御する。尚、CCD16に代えてMOS型など他の方式の撮像素子を用いてもよい。
CCD16の受光面に結像された被写体像は、各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、CPU36の指令に従いタイミングジェネレータ62から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD16から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)64に送られ、ここで画素毎のR、G、B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器66に加えられる。A/D変換器66によってデジタル信号に変換された点順次のR、G、B信号は、画像入力制御回路68を介してメモリ44に記憶される。
画像信号処理回路70は、メモリ44に記憶されたR、G、B信号をCPU36の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路70は、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、同時化回路、輝度・色差信号生成回路、輪郭補正回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU36からのコマンドに従ってメモリ44を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路70に入力されたRGBの画像データは、画像信号処理回路70において輝度信号及び色差信号に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路70で処理された画像データは、メモリ44に格納される。
撮影画像を液晶モニタ24にモニタ出力する場合、メモリ44から画像データが読み出され、バス38を介してビデオエンコーダ72に送られる。ビデオエンコーダ72は、入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して液晶モニタ24に出力する。
シャッタボタン18が半押しされ、S1がオンになると、カメラはAE及びAF処理を開始する。即ち、CCD16から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力制御回路68を介してAF検出回路74並びにAE/AWB検出回路76に入力される。
AE/AWB検出回路76は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU36に提供する。CPU36は、AE/AWB検出回路76から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU36はCCD16の電子シャッタ及びアイリスを制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路76は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU36に提供する。CPU36は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、分割エリア毎にR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。前述した各比の値を1以外の値になるようにホワイトバランス調整回路のゲイン値を調整すると、ある色味が残った画像を生成することができる。
カメラにおけるAF制御は、例えば映像信号のG信号の高周波成分が極大になるようにフォーカシングレンズ(屈曲光学系14を構成するレンズ群のうちフォーカス調整に寄与する移動レンズ)を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路74は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路74で求めた積算値のデータはCPU36に通知される。CPU36は、レンズ駆動部58を制御してフォーカシングレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカシングレンズを移動させるようにレンズ駆動部58を制御する。尚、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
シャッタボタン18が半押しされ、S1オンによってAE/AF処理が行われ、シャッタボタン18が全押しされ、S2オンによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路70において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ44に格納される。
メモリ44に格納されたY/C信号は、圧縮伸張回路78によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディア制御回路50を介して記録メディア48に記録される。例えば、静止画についてはJPEG形式で記録される。
モード切替スイッチ26により再生モードが選択されると、記録メディア48に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係るファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸張回路78を介して非圧縮のYC信号に伸張され、画像信号処理回路70及びビデオエンコーダ72を介して表示用の信号に変換された後、液晶モニタ24に出力される。これにより、当該ファイルの画像内容が液晶モニタ24の画面上に表示される。
静止画の一コマ再生中(動画の先頭フレーム再生中も含む)に、十字キー(図示せず)の右キー又は左キーを操作することによって、再生対象のファイルを切り換えること(順コマ送り/逆コマ送り)ができる。コマ送りされた位置の画像ファイルが記録メディア48から読み出され、上記と同様にして静止画像や動画が液晶モニタ24に再生表示される。
<第2実施形態>
図4は本発明に係る第2実施形態のカメラ10Bを正面から見た斜視図である。尚、図1に示した第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4は本発明に係る第2実施形態のカメラ10Bを正面から見た斜視図である。尚、図1に示した第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1実施形態のカメラ10Aは、屈曲光学系の入射窓12Aの略真下にシャッタボタン18が配置されているが、第2実施形態のカメラ10Aは、カメラ前面の下部且つカメラ左右方向の中央付近にシャッタボタン18が配置されている点で相違する。
このカメラ10Bは、右手でカメラ本体の側部が把持されるとともに、左手でカメラ本体の底部が支持された場合に、カメラ本体の底部を支持した左手でシャッタボタン18が操作できるようになっている。
即ち、撮影時にカメラ本体を両手で把持する場合に、左手は、シャッタボタン18を操作するために、カメラ本体の底部に添えられるように誘導される。これにより、左手の指の写り込み(撮影光学系への指掛かり)を防止することができるとともに、撮影光学系の入射面に指紋が付かないようにすることができる。
<第3実施形態>
図5は本発明に係る第3実施形態のカメラ10Cを正面から見た斜視図である。尚、図1に示した第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5は本発明に係る第3実施形態のカメラ10Cを正面から見た斜視図である。尚、図1に示した第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3実施形態のカメラ10Cは、シャッタボタン18とは別に、このシャッタボタン18による撮影動作を許可する撮影許可スイッチ(アンロックSW)22が設けられている。シャッタボタン18は、通常のカメラと同様にカメラ上面に配置され、アンロックSW22は、屈曲光学系の入射窓12Aの略真下に配置されている。尚、この実施の形態では、アンロックSW22は、カメラ前面の上下方向の中心よりも少し下側に配置されている。
このカメラ10Cは、カメラ本体の側部を把持した右手の人指し指でシャッタボタン18が操作され、カメラ本体の他方の側面を把持した左手の人指し指でアンロックSW22が操作できるようになっている。
シャッタボタン18の操作は、アンロックSW22が操作(押下)されているときのみ有効になるように構成されている。これにより、撮影時には、右手はシャッタボタン18を操作できるようにカメラ本体の側部を把持し、左手はアンロックSW22を操作できるように他方の側部を把持するように誘導される。
従って、屈曲光学系が配置されたカメラ本体の側部を左手で把持しても、その左手の人指し指は、撮影許可スイッチ22に添えられるため、左手の指の写り込み(撮影光学系への指掛かり)を防止することができるとともに、撮影光学系の入射面に指紋が付かないようにすることができる。
尚、アンロックSW22は、押しボタンスイッチに限らず、タッチセンサでもよい。また、アンロックSW22には、カメラを操作する他の機能を割り当てるようにしてもよい。例えば、アンロックSW22を再生モード時に操作されるダイレクト消去ボタンとして使用することができる。
図6は図5に示した第3実施形態のカメラ10Cの内部構成を示すブロック図である。尚、図6において、図3に示した第1実施形態のカメラ10Aと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、シャッタボタン18とアンロックSW22とは、直列接続されており、アンロックSW22がオンされていないと、シャッタボタン18の操作信号(S1スイッチ,S2スイッチの信号)がCPU36に加えられないようになっている。
尚、シャッタボタン18の操作信号と、アンロックSW22の操作信号との論理積をとるアンド回路を設け、このアンド回路の出力をCPU36に加えるようにしてもよい。
図7は第3実施形態のカメラ10Cでの撮影時の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、シャッタボタン18が押下されているか否かを判別し(ステップS10)、シャッタボタンが押下されている場合には、アンロックSW22が押下されているか否かを判別する(ステップS12)。アンロックSW22が押下されていない場合には、ステップS10に戻る。
そして、シャッタボタン18が押下され、且つアンロックSW22が押下されると、撮影動作が実施され、画像の取込み・記録処理が行われる(ステップS14)。
図8はカメラ10Cのシャッタボタン18とアンロックSW22とを同時に操作することができるようにカメラ10Cを両手で把持した状態を示す図である。同図に示すように、左手の人指し指でアンロックSW22を操作するため、屈曲光学系の入射窓12Aに指掛かりすることがない。
図9は第3実施形態のカメラ10Cでの撮影時の他の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、シャッタボタン18のS1スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップS20)、S1スイッチがオンされると、続いて、アンロックSW22が押下されているか否かを判別する(ステップS22)。
アンロックSW22が押下されていない場合には、液晶モニタ24等にアンロックSW22の押下を促す警告表示を行い(ステップS24)、ステップS20に戻る。
アンロックSW22が押下されている場合には、シャッタボタン18のS1スイッチがオンされたか否かを判別し(ステップS26)、S2スイッチがオンされると、ステップS28に進み、S2スイッチがオンされていない場合には、ステップS20に戻る。
ステップS28では、撮影動作が実施され、画像の取込み・記録処理が行われる。
<第4実施形態>
図10は本発明に係る第4実施形態のカメラ10Dを正面から見た斜視図である。尚、図1に示した第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10は本発明に係る第4実施形態のカメラ10Dを正面から見た斜視図である。尚、図1に示した第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第4実施形態のカメラ10Dは、第1実施形態のカメラ10Aに対して、ぶれ(あおり)補正機能が追加されている。
図10に示すようにカメラ10Dは、カメラ本体の4隅のうちの3隅にそれぞれ加速度センサ30、32、34が配設されている。加速度センサ30、32は、シャッタボタン18の押下操作に伴うカメラの上下方向のぶれ(あおり)を良好に検出できるようになっている。また、加速度センサ34、36は、カメラ本体の左右方向の側部に配置されており、シャッタボタン18の押下操作に伴うカメラの左右方向のぶれ(あおり)を良好に検出できるようになっている。
図11は図10に示した第4実施形態のカメラ10Dの内部構成を示すブロック図である。尚、図11において、図3に示した第1実施形態のカメラ10Aと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図11に示すように、このカメラ10Dは、加速度センサ30、32、34及びぶれ(あおり)を補正するためのアクチュエータ80等が追加されている。
CPU36は、ぶれ補正機能がオンされると、加速度センサ30、32、34からそれぞれ加速度信号を取り込み、これらの加速度信号の差分からカメラ本体の上下、左右方向のぶれ(あおり)を検出する。CPU36は、このようにして検出したカメラ本体のぶれ(あおり)を相殺するようにアクチュエータ80を介してCCD54を駆動する。尚、この実施の形態では、CCD54を駆動してぶれ補正を行うようにしたが、屈曲光学系の光学部材の一部を駆動してぶれ補正を行うようにしてもよい。
図12は第4実施形態のカメラ10Dでの撮影時の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、シャッタボタン18が押下されると(ステップS30)、続いて、撮影モードがマクロモードか通常モードかを判別する(ステップS32)。マクロモードによるマクロ撮影は、あおりが懸念される、被写界深度の浅いモードであるため、ステップS32でマクロモードであることが判別されると、ぶれ補正機能をオンにさせる(ステップS34)。
一方、マクロモード以外の撮影モードの場合には、ぶれ補正機能をオンさせることなく、ステップS36に進む。ステップS36では、シャッタボタンの押下に伴って撮影した画像を取り込む。即ち、マクロモード時には、ぶれ補正機能がオンされた状態で撮影された画像が取り込まれるが、その他の撮影モード時には、ぶれ補正機能がオフされた状態で撮影された画像が取り込まれる。
次に、取り込んだ画像に基づいてぶれ補正処理を行う(ステップS38)。例えば、ぶれ(あおり)によって画像の周囲が歪んでいる場合には、その歪みを補正する画像処理を行う。その後、ぶれ補正処理後の画像を記録する(ステップS40)。
図13(A)は左右方向にぶれ(あおり)がある画像のイメージを示し、同図(B)はぶれ(あおり)補正後の画像のイメージを示している。
尚、この実施の形態では、マクロモード時に手ぶれ補正機能をオンにするようにしたが、これに限らず、カメラの被写界深度を、絞り値、焦点距離及び被写体距離によって求め、この求めた被写体深度が浅い場合に、ぶれ補正機能をオンさせるようにしてもよい。また、画像を取り込んだ後のぶれ補正処理は省略してもよい。
<第5実施形態>
図14は本発明に係る第5実施形態のカメラ10Eを正面から見た斜視図である。尚、図5に示した第3実施形態、及び図10に示した第4実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図14は本発明に係る第5実施形態のカメラ10Eを正面から見た斜視図である。尚、図5に示した第3実施形態、及び図10に示した第4実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第5実施形態のカメラ10Eは、第3実施形態のカメラ10Cに対して、ぶれ補正機能を追加したもので、加速度センサ30、32′、34′を備えている。尚、加速度センサ32′、34′は、前後方向と上下方向の2方向の角速度を検出するセンサである点で、第3実施形態のカメラ10Cの加速度センサ32、34と異なる。
これらの加速度センサ30、32′、34′によれば、加速度センサ30、32、34と同様に上下、左右方向のぶれを検出することができる。また、加速度センサ32′、34′によって検出される上下方向の加速度信号の差分をとることより、カメラの光軸周りの回転方向ぶれを検出するができる。
図15は第5実施形態のカメラ10Eでの撮影時の動作を示すフローチャートである。尚、図12に示したフローチャートと共通するステップには、同一のステップ番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図15に示すように、第5実施形態のカメラ10Eは、ぶれ補正機能がオンされたときの処理(ステップS34′)が異なるとともに、ステップS34とステップS36との間に、アンロックSW22が押下されているか否かの判別処理(ステップS50)が追加されている点で、図12に示したフローチャートの処理と相違する。
ステップS34′では、カメラ本体の上下、左右方向のぶれ(あおり)を相殺するようにアクチュエータ80を介してCCD54を駆動するとともに、カメラ本体の光軸周りの回転方向のぶれも補正する。この光軸周りのぶれは、CCD54を回転させることで補正することができる。
また、ステップS50において、アンロックSW22が押下されていないと判別されると、ステップS30に戻り、アンロックSW22が押下されていると判別されると、ステップS36に進む。
10A、10B、10C、10D、10E…カメラ(デジタルカメラ)、12…レンズ鏡胴、12A…入射窓、14…屈曲光学系、16…CCD、18…シャッタボタン、22…撮影許可スイッチ(アンロックSW)、26…モード切替スイッチ、30、32、34…加速度センサ、36…中央処理装置(CPU)、80…アクチュエータ
Claims (9)
- カメラ本体の側部にカメラ前面から突出しない撮影光学系を有するカメラにおいて、
前記撮影光学系よりも下側のカメラ前面にシャッタボタンを配置し、前記撮影光学系への指掛かりを防止することを特徴とするカメラ。 - 前記シャッタボタンは、前記カメラ前面の上下方向の中心よりも下側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- カメラ本体の側部にカメラ前面から突出しない撮影光学系を有するカメラにおいて、
前記撮影光学系とは反対側のカメラ本体にシャッタボタンを配置するとともに、前記撮影光学系よりも下側のカメラ前面に前記シャッタボタンによる撮影動作を許可する撮影許可スイッチを配置し、前記撮影光学系への指掛かりを防止することを特徴とするカメラ。 - 前記撮影許可スイッチは、前記カメラ前面の上下方向の中心よりも下側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
- 前記撮影許可スイッチは、前記カメラを操作する他の機能が割り当てられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラ。
- 前記シャッタボタンは半押し時にスタンバイ状態にし、全押し時に撮影動作を行わせる二段ストロークのボタンであり、
前記シャッタボタンの半押し時に前記撮影許可スイッチが操作されていないときに、該撮影許可スイッチの操作を促す警告を発生する警告発生手段を更に備えたことを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のカメラ。 - 前記撮影光学系は、撮影光軸を曲げる光学部材を含む屈曲光学系であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカメラ。
- 前記カメラの上下、左右又は回転方向のぶれを検出するぶれ検出手段と、前記ぶれ検出手段の検出出力に基づいて前記カメラの上下、左右又は回転方向の画像のぶれを補正するぶれ補正手段とを更に備えことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のカメラ。
- 前記カメラの被写界深度を検知する手段と、前記検知された被写界深度が浅い時のみ前記ぶれ補正手段を動作可能にする制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項8に記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006223364A JP2008046481A (ja) | 2006-08-18 | 2006-08-18 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7451162B2 (ja) | 2019-12-13 | 2024-03-18 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
-
2006
- 2006-08-18 JP JP2006223364A patent/JP2008046481A/ja active Pending
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