JP2008046062A - 超音波流量計 - Google Patents

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Masahiro Kaneko
昌弘 金子
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Abstract

【課題】計測精度を従来より向上させることが可能な超音波流量計の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の超音波流量計FM1によれば、1対の超音波センサ41,41間において超音波は、計測管30の内側(流路30A)を流れるガスを伝播して送受信される。ここで、計測管30の一部には捻れたリング状の湾曲部33が形成されているので、超音波センサ41,41間に直線状の計測管を配置した場合よりも超音波の伝播経路長が延長され、伝播時間を長くすることができる。これにより計測分解能の向上が図られる。そして、計測管30の湾曲部33における流路30Aの断面積は、湾曲部33の全体に亘って略均一なので、湾曲部33における断面平均流速のばらつきが抑えられ、従来のものより計測精度を向上させることが可能となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、計測管の両端部の開口に対して1対の超音波送受波器を離して対向配置し、これら1対の超音波送受波器の間で送受波される超音波を、計測管に流れる流体に伝播させて、流量を計測する超音波流量計に関する。
この種の超音波流量計では、一般に、流体の流れに沿った方向での伝播時間と、流れに逆行した方向での伝播時間との逆数差を求めて流量を計測する。従って、超音波の伝播経路長を長くするほど伝播時間の差が大きくなり、計測分解能を向上させることができる。
これに対し、従来より、計測管の途中に蛇行した湾曲部を形成すると共に、その湾曲部の内壁に超音波を反射させるための反射面を形成することで、超音波の伝播経路長を延長させた超音波流量計が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平9−89615号公報(請求項2、第1図、第3図、第4図)
ところが、上述した従来の超音波流量計では、計測管の湾曲部における流路断面積が不均一であるため断面平均流速がばらつき、これが計測誤差の原因となり得るといった問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、計測精度を従来より向上させることが可能な超音波流量計の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る超音波流量計は、メータケースと、メータケース内に収容され、内側に流体が流れる流路を有した計測管と、その計測管の両端部の開口に対して離して対向配置された1対の超音波センサとを備え、これら1対の超音波センサの間で送受波される超音波を、計測管内を流れる流体に伝播させて、その伝播時間に基づいて流量を計測する超音波流量計において、計測管は少なくとも一部が湾曲し、その湾曲部における流路の断面積が湾曲部全体に亘って略均一であるところに特徴を有する。ここで、本発明における「流路の断面積」とは、計測管をその軸線に直交する平面で切断したときの計測管内側の断面積のことである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の超音波流量計において、流体の流れに沿った順方向の超音波の伝播時間をT1とし、流体の流れに逆行した逆方向の超音波の伝播時間をT2とし、計測管の全長をDとし、計測管の一端部の開口と一方の超音波センサとの間隔をd1とし、計測管の他端部の開口と他方の超音波センサとの間隔をd2とし、所定の補正係数をkとし、流路の断面積をAとした場合に、超音波の伝播経路長Lを次式、
L=D+d1+d2、
で求め、流体の流量Qを次式、
Q=k・A・(L/2)・{(1/T1)−(1/T2)}
で演算するように構成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の超音波流量計において、計測管は、可撓性を有する樹脂製パイプにより構成されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の超音波流量計において、計測管の両端部に固定され、超音波センサを保持する1対のセンサ保持部材を備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の超音波流量計において、センサ保持部材は、計測管の開口から離れる方向に延びかつ、その先端に互いに協働して超音波センサを保持した複数のセンサ保持アームを有するところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の超音波流量計において、計測管は円管状をなし、その内径が超音波の波長の3倍以下及び/又は超音波センサの送受信面の外径以下となるように構成したところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の超音波流量計において、計測管の両端部は略同一方向に開口し、メータケースのうち、計測管の各開口に対向した対向壁には、超音波センサによって閉塞された貫通孔が形成されると共に、対向壁の外面には、超音波センサに電気接続された回路基板が配置されたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の超音波流量計において、計測管の湾曲部は、螺旋状、渦巻き状又は蛇行形状をなしたところに特徴を有する。
[請求項1及び8の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、1対の超音波センサ間では、計測管の内側を流れる流体に超音波を伝播させて送受信が行われる。ここで、計測管の少なくとも一部は湾曲しているので、超音波センサ間に直線状の計測管を配置した場合に比べて超音波の伝播経路長が延長され、伝播時間を長くすることができる。そして、計測管の湾曲部における流路の断面積は、湾曲部全体に亘って略均一なので、断面平均流速のばらつきが抑えられ計測精度を向上させることが可能となる。また、超音波を反射させる反射面を形成する必要がないので、従来のものに比較して容易に製造することができ、製造コストを抑えることができる。ここで、計測管の湾曲部は、螺旋状、渦巻き状又は蛇行形状としてもよい(請求項8の発明)。
[請求項2の発明]
超音波の伝播時間に基づいて流体の流量を求めるには、請求項2の発明のように、流体の流れに沿った順方向の超音波の伝播時間をT1とし、流体の流れに逆行した逆方向の超音波の伝播時間をT2とし、超音波の伝播経路長をLとし、所定の補正係数をkとし、流路の断面積をAとし、流体の流量をQとした場合に、次式、
Q=k・A・(L/2)・{(1/T1)−(1/T2)}
により演算する。
ここで、超音波の伝播経路長Lは、計測管の全長をDとし、計測管の一端部の開口と一方の超音波センサとの間隔をd1とし、計測管の他端部の開口と他方の超音波センサとの間隔をd2とした場合に、次式、
L=D+d1+d2、
で求めるようにしたから、伝播経路長Lを容易に求めることができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、湾曲部を容易に形成することができる。
[請求項4,5の発明]
計測管の両端部にセンサ保持部材を固定し、そのセンサ保持部材に超音波センサを保持させたことで、超音波センサと計測管の開口との間の距離のばらつきを抑えることができる。ここで、センサ保持部材は、計測管の開口から離れる方向に延びかつ、その先端に互いに協働して超音波センサを保持した複数のセンサ保持アームを有する構成とすればよい(請求項5の発明)。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、超音波の送受信を良好に行うことができる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、計測管の各開口が対向した対向壁の外面に回路基板を配置したことで、各開口に対向配置された超音波センサと回路基板との接続を容易に行うことができる。また、対向壁に形成された貫通孔を超音波センサにて塞いだことで、計測する流体が液体であった場合に、回路基板の防水を図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1における符号FM1は、本発明の「超音波流量計」であって、本発明の「流体」としてのガスが流れるガス管の途中に取り付けられている。超音波流量計FM1は、メータケース20の内部に計測管30及び1対の超音波センサ41,41を備えてなる。
メータケース20は箱形構造をなし、その内部は空洞の計測管収容室23となっている。メータケース20のうち、長手方向(図2の左右方向)で対向した1対の側部壁27,27からは管連結部15A,15Bが互いに相反する方向に延びている。管連結部15A,15Bの先端部にはフランジ部16,16が一体形成されており、これらフランジ部16,16に図示しないガス配管のフランジ部が連結されている。
メータケース20の上面には、回路基板55を収容した基板ケース50が取り付けられている。図5に示すように回路基板55には、例えば、コントロール部51、クロックカウンタ52、演算処理部53等の電気回路及び液晶表示部54が実装されている。また、基板ケース50の上面に形成された表示窓50Wを通して液晶表示部54を視認可能となっている。
メータケース20のうち、側部壁27,27の内面には、1対の超音波センサ41,41が固定されている。超音波センサ41,41は、管連結部15A,15Bより上方でかつ、メータケース20を上方から見たときの対角線方向に配置されている(図3を参照)。
図4に示すように超音波センサ41,41は略円柱構造をなしており、その一方の端面に超音波の送受信面40Aが設けられ、他方の端面から接続端子40Bが起立している。図3に示すように接続端子40Bは、メータケース20の側部壁27,27を貫通して外部に露出しており、この接続端子40Bと回路基板55とが電線35(図5を参照)により電気接続されている。
メータケース20の内部には、計測管収容室23をその長手方向(図2の左右方向)の中央部で2つの部屋に隔絶した隔壁24が備えられている。即ち、隔壁24は、計測管収容室23を、上流側のガス管に接続される管連結部15Aと計測管30の一方の開口31と一方の超音波センサ41とを含んだ流入部屋25と、下流側のガス管に接続される管連結部15Bと計測管30の他方の開口31と他方の超音波センサ41とを含んだ流出部屋26とに隔絶している。
これにより、上流側の管連結部15Aからメータケース20の流入部屋25に流れ込んだガスは、全て計測管30を通過し、流出部屋26を経て下流側の管連結部15Bからメータケース20の外に排出される。
さて、本実施形態の計測管30は、例えば可撓性を有する樹脂製パイプ(より詳細には、ゴムパイプ)で構成されている。計測管30は円管状をなしており、その内側に形成された流路30Aの断面積(詳細には、図4において二点鎖線で示された計測管30の中心を通る軸線Jと直交する平面で切断したときの断面積)が計測管30の全長(図4の二点鎖線で示された軸線Jの長さ)に亘って均一となっている。換言すれば、計測管30の内径は計測管30の全長に亘って一定となっている。ここで、計測管30の内径は超音波センサ41の送受信面40Aの外径よりも小さくなっている。これにより、計測管30の流路30Aの断面を均等に超音波が伝播し、計測管30内におけるガスの断面平均流速を捉え易くなる。
計測管30は、その中間部分に、捻れたリング状に巻回された湾曲部33を備えると共に、両端部が互いに相反する方向に開口している(図4を参照)。詳細には、計測管30の中間部分が、隔壁24の所定位置に貫通形成された3つのパイプ保持孔24Hを貫通して、それらパイプ保持孔24Hの内側に嵌合されており、これにより、湾曲部33が捻れたリング状をなすように保持されている(図1、図2を参照)。なお、図2には、3つのパイプ保持孔24Hのうちの1つのみが示されている。
計測管30のうち湾曲部33よりも端部側、即ち、両端部の各開口31,31から隔壁24までの部分は直線状の直管部34,34となっている。この直管部34,34は、湾曲部33の巻回軸(図3の左右方向)と直交する方向に延びている。また、計測管30の両端部の各開口31,31は、各超音波センサ41,41の送受信面40A,40Aに所定の間隔d1,d2(図3を参照、なお、本実施形態ではd1=d2)を空けて対向している。そして、送波器としての超音波センサ41から送信された超音波は、計測管30の内側(流路30A)を流れるガスに伝播して、受波器としての超音波センサ41で受信される。
次に、本実施形態の超音波流量計の動作について説明する。
図示しないガス配管を流れるガスは、一方の管連結部15Aから一旦流入部屋25に流れ込み、計測管30に進入する。流入部屋25に流れ込んだガスは、全て計測管30を通って流出部屋26に流れ込み、他方の管連結部15Bからメータケース20の外部に排出される。
超音波センサ41,41は、回路基板55に備えたコントロール部51からの送受切替信号によって制御され、一方が送波器になると他方が受波器になり、所定のタイミングでそれら送波器と受波器とが切り替えられる。
送波器としての超音波センサ41から送信された超音波は、計測管30の内側(流路30A)を流れるガスを伝播して、受波器としての超音波センサ41で受信される。そして、受波器としての超音波センサ41の検出信号が図示しない増幅回路を介してクロックカウンタ52に取り込まれる。
クロックカウンタ52は、流れの上流側に配された一方の超音波センサ41から送信された超音波を下流側に配された他方の超音波センサ41で受信する迄の時間(順方向の伝播時間)と、他方の超音波センサ41から送信された超音波を一方の超音波センサ41で受信する迄の時間(逆方向の伝播時間)とをカウントする。
クロックカウンタ52によって計測された順逆両方向の伝播時間は、演算処理部53に出力される。演算処理部53は、それら伝播時間に基づいてガスの流量を演算する。即ち、順方向の伝播時間をT1とし、逆方向の伝播時間をT2とし、計測管30の全長(図4の二点鎖線で示された軸線Jの長さ)をDとし、計測管30の両端部の各開口31,31と超音波センサ41,41との間の間隔をそれぞれd1,d2とし、所定の補正係数をkとし、流路30Aの断面積をAとした場合に、超音波の伝播経路長Lを次式、
L=D+d1+d2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
により求め、ガスの流量Qを次式、
Q=k・A・(L/2)・{(1/T1)−(1/T2)} ・・・(2)
により演算する。なお、補正係数kは、計測管30に計測対象であるガスを設定した流量で実際に流して予め求めておいてもよいし、レイノルズ数に基づいて公知な演算式から算出してもよい。
本実施形態の超音波流量計FM1によれば、1対の超音波センサ41,41間において超音波は計測管30の内側(流路30A)を流れるガスを伝播して送受信される。この計測管30の一部には捻れたリング状の湾曲部33が形成されているので、超音波センサ41,41間に直線状の計測管を配置した場合よりも超音波の伝播経路長が延長され、伝播時間を長くすることができる。この点は、後述する実験により実証することができた。これにより、超音波流量計の大型化を抑えつつ計測分解能を向上させたり、計測分解能の低下を抑えつつ超音波流量計を小型化することが可能となる。
そして、計測管30の湾曲部33における流路30Aの断面積は、湾曲部33の全体に亘って略均一なので、湾曲部33における断面平均流速のばらつきが抑えられ、従来のものより計測精度を向上させることが可能となる。また、超音波を反射させる反射面を計測管に形成する必要がないので、従来のものに比較して容易に製造することができ、製造コストを抑えることができる。
さらに、流量Qを演算するときに必要な超音波の伝播経路長Lは、計測管30の全長をDとし、計測管30の一端部の開口31と一方の超音波センサ41との間隔をd1とし、計測管30の他端部31の開口と他方の超音波センサ41との間隔をd2とした場合に
L=D+d1+d2、
で求めるようにしたから、伝播経路長Lを容易に求めることができる。
[実験1]
図6には、超音波センサ41,41間に上記実施形態の超音波流量計FM1に用いた計測管30を配置して超音波の送受信を行った場合と、超音波センサ41,41間に計測管30を置かずに送受信を行った場合の、超音波の受信波形のグラフが対比して示されている。
本実験において、超音波センサ41,41間に計測管30を置かずに送受信を行った場合の超音波の伝播経路長は超音波センサ41,41間の直線距離に等しく、例えば170mmとなっている。一方、超音波センサ41,41間に計測管30を配置した場合の伝播経路長L(=D+d1+d2)は、計測管30を置かなかった場合よりも延長されて、例えば、735mm(計測管30を置かなかった場合の約4.3倍)となっている。なお、本実験では超音波センサ41,41間にガスを流さずに送受信を行った。
[実験結果]
図6の(A)に示すように、超音波センサ41,41間に計測管30を置かずに送受信を行った場合の伝播時間Taは、約500μ秒であった。これに対し、計測管30を配置して送受信を行った場合の伝播時間Tbは、図6の(B)に示すように、約2200μ秒(計測管30を置かなかった場合の約4.4倍)となった。即ち、湾曲部33を有する計測管30によって超音波の伝播経路長を延ばすことで、伝播時間を延ばすことができることが分かった。これは超音波センサ41,41間で送受信される超音波が、計測管30の軸線Jに沿って(流路30Aを流れる流体の進行方向と平行に)伝播する疎密波(縦波)であるためと推測される。
[第2実施形態]
この第2実施形態は図7〜図10に示されている。この第2実施形態は、超音波センサの保持構造が上記第1実施形態と異なる。その他の構造に関しては、第1実施形態と同様であり、同一部位については同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態の超音波流量計FM2において、計測管30の両端部には超音波センサ42,42を計測管30の各開口31,31から離した位置に保持するセンサホルダ60(本発明の「センサ保持部材」に相当する)が備えられている。
センサホルダ60は、例えば、計測管30を構成するゴムパイプよりも剛性の高い合成樹脂で構成されている。図8に示すようにセンサホルダ60は、計測管30の直管部34,34の外側に嵌合された円筒部61と、円筒部61に一体形成されて、計測管30の開口31から離れる方向に延びた複数(例えば4つ)のセンサ保持アーム62とから構成され、それらセンサ保持アーム62が協働して1つの超音波センサ42を保持している。
図10の(B)に示すように、円筒部61は、その先端側に計測管30の内径と同一径の小径孔部63を備えると共に、基端側に段付き状に拡径した大径孔部64を備えている。この大径孔部64に計測管30の直管部34が嵌合され、奥部に形成された段差部66に計測管30の端面が突き当てられている。これによりセンサホルダ60の軸方向における位置決めがなされている。また、センサホルダ60は、円筒部61を側方から貫通したビス65により計測管30に対して抜け止め及び回り止めされている(図7を参照)。
なお、円筒部61の先端側の開口縁は丸みを帯びるように面取り(R面取り)されている。このようにすることで、円筒部61に流入する際のガスの流れが安定する。なお、円筒部61の先端側の開口縁が、テーパー状の平面となるように面取り(C面取り)してもよい。
一方、センサ保持アーム62は、円筒部61の周方向に例えば、互いに90度ずつ間隔を開けて4つ設けられている。詳細には、センサ保持アーム62は、円筒部61の周面から起立した壁体の径方向外側部分を、円筒部61の先端から離れるように円筒部61の軸方向(図10の右方向)に延ばした構造をなし、その先端部にそれぞれ係止溝62aが形成されている。これら係止溝62aは同一円上に配置されており、ここに超音波センサ42,42の周面から張り出したフランジ42Fが係止されている(図8を参照)。
図7に示すように、メータケース20の流入部屋25及び流出部屋26には、それぞれ、メータケース20の側部壁27と隔壁24との間に差し渡された横壁21及び、横壁21とメータケース20の上部壁22との間に差し渡された1対の縦壁28,28が備えられており、縦壁28,28に貫通形成された保持孔28Hにセンサホルダ60の円筒部61が嵌合して固定されている。
本実施形態の超音波流量計FM2によれば、上記第1実施形態と同等の効果を奏すると共に、計測管30に固定されたセンサホルダ60に各超音波センサ42,42を保持したので、計測管30の各開口31,31と超音波センサ42,42との間の距離のばらつきを抑えることができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を図11〜図13に基づいて説明する。図11に示すように、超音波流量計FM3のメータケース120は、両端有底の筒形構造をなしている。メータケース120の筒壁からは、2つの管連結部17A,17Bが長手方向に並んで起立している。図12に示すように、管連結部17A,17Bは、メータケース120内の計測管収容室23と直交し、かつ計測管収容室23に収容された計測管30の側面に向かって開放している。これら管連結部17A,17Bに図示しないガス配管が接続される。
メータケース120の長手方向における両端部壁121,121には、1対の超音波センサ41,41が取り付けられている。超音波センサ41,41は、メータケース120の軸線上に配置されており、これら超音波センサ41,41間に、計測管130が配置されている。
計測管130は、流路130Aの断面積が計測管130の全長に亘って均一(換言すれば、内径が計測管130の全長に亘って一定)な円管状をなしており(図11及び図13を参照)、隔壁24を貫通して流入部屋25と流出部屋26とを連通させている。計測管130の中間部は、メータケース120の長手方向(図11の左右方向)と直交する方向で往復しながらメータケース120の長手方向に延びた蛇行形状の湾曲部133となっており、計測管130の両端部は、メータケース120の長手方向と平行な直線状の直管部134,134となっている。そして、計測管130の両端部の各開口131,131が、各超音波センサ41,41の送受信面40A,40Aに所定の間隔を空けて対向している。また、計測管130の内径は、送受信面40A,40Aの外径よりも小さくなっている。
そして、一方の超音波センサ41から送信された超音波は、図11において二点鎖線で示された軸線Jに沿って、計測管130の内部を伝播して他方の超音波センサ41にて受信される。なお、その他の構成については、第1実施形態と同じであるので、同一部位については同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同等の効果を奏する。なお、計測管130の軸線Jが水平面上に配置される(湾曲部133が水平面上で往復する)ように超音波流量計FM3を設置すれば、湾曲部133における偏流の影響を抑えることができる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態を図14〜図16に基づいて説明する。図14には、本実施形態の超音波流量計FM4の全体構造が示されている。このうちメータケース220は、両端有底の角筒形構造をなし、短手方向で対向した側部壁227,227から相反する方向に1対の管連結部15A,15Bを延設した構造をなしている。
計測管330は、流路330Aの断面積が計測管330の全長に亘って均一(換言すれば、内径が計測管330の全長に亘って一定)な円管状であって、互いに平行な1対の縦向き直管部334,334の下端間を円弧状の湾曲部333で連絡したU字状になっている(図15及び図16を参照)。この計測管330のうち一方の縦向き直管部334は流入部屋25に配置され、他方の縦向き直管部334は流出部屋26に配され、湾曲部333は隔壁24を貫通している。
さて、超音波センサ41,41は、計測管330の各開口331,331に対して所定距離だけ離した対向位置に設けられている。詳細には、メータケース220の上部壁222のうち、計測管330における縦向き直管部334,334の延長線上には貫通孔223,223が形成されており、これら各貫通孔223,223の開口縁に超音波センサ41,41の一端面が宛がわれて閉塞されている。また、超音波センサ41,41の接続端子40B,40Bは、貫通孔223,223を通って上部壁222の上方に突出し、上部壁222の上面側に固定された回路基板55に電気接続(例えば、ハンダ付け)されている。なお、回路基板55を覆った基板ケース50とメータケース220の上部壁222との間は密閉されている。
そして、一方の超音波センサ41から送信された超音波は、図15において二点鎖線で示された計測管330の軸線Jに沿って計測管330の内部を伝播する。即ち、計測管330の一方の縦向き直管部334に沿って垂直下方に向かい、湾曲部333を通って、他方の縦向き直管部334を垂直上方に進んで他方の超音波センサ41に受信される。なお、その他の構成については第1実施形態と同じであるので、同一部位については同一符号を付すことで重複した説明を省略する。
本実施形態によれば、計測管330の各開口331,331が対向した上部壁222の上面側に回路基板55を配置したことで、各開口331,331に対向配置された超音波センサ41,41と回路基板55との接続を容易に行うことができる。また、上部壁222に形成された貫通孔223,223を超音波センサ41,41にて塞いだことで、計測する流体が液体であった場合には、回路基板55の防水を図ることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記第1〜第4実施形態では、本発明に係る「流体」としてガスを例示したが、液体でもよい。
(2)計測管の形状は、上記第1〜第4実施形態に例示したものに限定するものではない。例えば、図17の(A)及び(B)に示す計測管430,530のように、螺旋状に巻回された湾曲部433,533を有していてもよいし、同図の(C)に示す計測管630のように、渦巻き状に巻回された湾曲部633を有していてもよい。ここで、計測管430のように、両端部の各開口431,431が湾曲部433の巻回軸に対して平行でかつ相反する方向を向いていてもよいし、計測管630のように、両端部の各開口631,631が湾曲部633の巻回軸に対して平行でかつ同方向を向いていてもよい。また、計測管530のように、両端部の各開口531,531が湾曲部533の巻回軸に対して直交する方向を向いていてもよい。
(3)図18に示すように、センサホルダ60の小径孔部63を、大径孔部64から離れるに従ってテーパー状に拡径するように構成してもよい。このようにしても、円筒部61に流入する際のガスの流れを安定させることができる。
(4)本願発明者らは、計測管を円管状とした場合に、その内径を超音波の波長の3倍以下となるように設定すると、湾曲部を有した計測管においても超音波の送受信を良好に行うことができることを以下の実験により見い出した。実験の手順は以下の通りである。
[実験2]
(1)超音波の波長1.57mm(220kHz)に対して計測管の内径を4.0mm(波長の約2.5倍)に設定した計測管(全長300mm)を、その全長に亘って直線状にして超音波の送受信を行ったときの受信波形の波高値と、半円弧状に湾曲させて送受信を行ったときの受信波形の波高値を計測した。
(2)超音波の波長1.57mm(220kHz)に対して計測管の内径を6.0mm(波長の約3.8倍)に設定した計測管(全長300mm)を、その全長に亘って直線状にして送受信を行ったときの受信波形の波高値と、半円弧状に湾曲させて送受信を行ったときの受信波形の波高値を計測した。
(3)計測管を直線状にしたときの波高値をW1とし、湾曲させたときの波高値をW2としたときに、波高値の減衰率Rを、
R(%)=100・(W1−W2)/W1
上記式により求めた。
[実験結果]
表1に示すように、計測管の内径を波長の3.8倍とした場合には、波高値の減衰率Rが56.1(%)となり、波高値が大きく減衰したのに対し、計測管の内径を波長の2.5倍とした場合には減衰率Rが、24.9(%)となり、波高値の減衰が比較的抑えられることが分かった。このことから、計測管の内径を超音波の波長の3倍以下とすることで、湾曲部を有した計測管においても、超音波の送受信を良好に行うことができることが推測される。
[実験3]
次に、全長に亘って直線状となった計測管と、上記第1実施形態の如く捻れたリング状の湾曲部を有した計測管とで受信波形を比較した。本実験において、計測管の内径(4.0mm)は超音波の波長(1.57mm)の約2.5倍であり、計測管の全長は何れも300mmである。
[実験結果]
図19の(A)には、計測管を全長に亘って直線状としたときに観測された受信波形が示されており、図19の(B)には、計測管に捻れたリング状の湾曲部を形成したときに観測された受信波形である。これらの受信波形を比較すると、湾曲部を有した計測管で観測された受信波形の波高値(図19の(B)を参照)は、直線状の計測管における波高値(図19の(A)を参照)より若干減衰するものの、比較的高い値であることが分かった。このことから、計測管の内径を超音波の波長の3倍以下とすることで、上記第1実施形態の如き形状の計測管においても、超音波の送受信を良好に行うことができることが分かった。
なお、計測管の内径を超音波の波長の3倍以下とすると、超音波が計測管の内側(流路)を平面波状に伝播し易くなるものと推測される。これにより、計測管における断面平均流速を捉え易くなり、断面平均流速に補正する為の処理の負荷を軽減することが可能になる。
(5)上記第1〜第4実施形態において、計測管30,130,330の材質はゴム以外の可撓性を有する樹脂や金属でもよい。
(6)計測管は、湾曲部における流路の断面積が、湾曲部全体に亘って略均一であれば円管状に限るものではなく、例えば、角管状でもよい。
(7)センサホルダ60の円筒部61は、計測管30の各開口31,31より超音波センサ42,42側に突出していなくてもよい。また、1つのセンサホルダ60に備えたセンサ保持アーム62の数は、4つ以外の複数(例えば、3つ)でもよい。さらに、センサホルダ60と計測管30は接着剤により固定してもよい。
(8)上記第3実施形態では、計測管130の両端部が湾曲部133の往復方向(図11における上下方向)と直交する方向(換言すれば、メータケース120の長手方向)に開口していたが、例えば、湾曲部133の往復方向と平行に開口していてもよい。このとき、超音波センサ41,41は、計測管130の各開口と対向するように、メータケース120の筒壁内面に固定すればよい。
本発明の第1実施形態に係る超音波流量計の斜視図 超音波流量計の側断面図 超音波流量計の平面図 計測管及び超音波センサの斜視図 超音波流量計のブロック図 実験1の結果を示したグラフ 第2実施形態に係る超音波流量計の斜視図 超音波流量計の側断面図 超音波流量計の側断面図 (A)センサホルダの斜視図、(B)センサホルダの側断面図 第3実施形態に係る超音波流量計の側断面図 超音波流量計の平面図 計測管及び超音波センサの斜視図 第4実施形態に係る超音波流量計の斜視図 超音波流量計の側断面図 計測管及び超音波センサの斜視図 他の実施形態(2)に係る計測管の斜視図 他の実施形態(3)に係るセンサホルダの側断面図 他の実施形態(4)に係る実験結果のグラフ
符号の説明
20,120,220 メータケース
30,130,330,430,530,630 計測管
30A,130A,330A 流路
31,131 開口
33,133,333,433,533,633 湾曲部
41,42 超音波センサ
55 回路基板
60 センサホルダ(センサ保持部材)
62 センサ保持アーム
222 上部壁(対向壁)
223 貫通孔
FM1〜FM4 超音波流量計

Claims (8)

  1. メータケースと、前記メータケース内に収容され、内側に流体が流れる流路を有した計測管と、その計測管の両端部の開口に対して離して対向配置された1対の超音波センサとを備え、これら1対の超音波センサの間で送受波される超音波を、前記計測管内を流れる流体に伝播させて、その伝播時間に基づいて流量を計測する超音波流量計において、
    前記計測管は少なくとも一部が湾曲し、その湾曲部における前記流路の断面積が前記湾曲部全体に亘って略均一であることを特徴とする超音波流量計。
  2. 前記流体の流れに沿った順方向の超音波の伝播時間をT1とし、
    前記流体の流れに逆行した逆方向の超音波の伝播時間をT2とし、
    前記計測管の全長をDとし、
    前記計測管の一端部の開口と一方の前記超音波センサとの間隔をd1とし、
    前記計測管の他端部の開口と他方の前記超音波センサとの間隔をd2とし、
    所定の補正係数をkとし、
    前記流路の断面積をAとした場合に、
    前記超音波の伝播経路長Lを次式、
    L=D+d1+d2、
    で求め、前記流体の流量Qを次式、
    Q=k・A・(L/2)・{(1/T1)−(1/T2)}
    で演算するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の超音波流量計。
  3. 前記計測管は、可撓性を有する樹脂製パイプにより構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波流量計。
  4. 前記計測管の両端部に固定され、前記超音波センサを保持する1対のセンサ保持部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の超音波流量計。
  5. 前記センサ保持部材は、前記計測管の開口から離れる方向に延びかつ、その先端に互いに協働して前記超音波センサを保持した複数のセンサ保持アームを有することを特徴とする請求項4に記載の超音波流量計。
  6. 前記計測管は円管状をなし、その内径が前記超音波の波長の3倍以下及び/又は前記超音波センサの送受信面の外径以下となるように構成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の超音波流量計。
  7. 前記計測管の両端部は略同一方向に開口し、
    前記メータケースのうち、前記計測管の各開口に対向した対向壁には、前記超音波センサによって閉塞された貫通孔が形成されると共に、前記対向壁の外面には、前記超音波センサに電気接続された回路基板が配置されたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の超音波流量計。
  8. 前記計測管の前記湾曲部は、螺旋状、渦巻き状又は蛇行形状をなしたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の超音波流量計。
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