JP2008045869A - 冷蔵庫用断熱扉体 - Google Patents
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Abstract
【課題】扉上下キャップに組み込む金属製の補強部材を省略しても該補強部材を組み込んだ場合と同様な上下キャップの反り抑制効果を保有する冷蔵庫用断熱扉体を提供すること。
【解決手段】鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、扉外板と扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、扉外板と扉上下キャップとの嵌め込み部の冷蔵庫幅方向全体に渡り、発泡断熱材注入時に嵌め込み部へ発泡断熱材が侵入しないように薄膜体を用いた発泡断熱材侵入抑制部材にて塞ぐものである。
【選択図】図1
【解決手段】鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、扉外板と扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、扉外板と扉上下キャップとの嵌め込み部の冷蔵庫幅方向全体に渡り、発泡断熱材注入時に嵌め込み部へ発泡断熱材が侵入しないように薄膜体を用いた発泡断熱材侵入抑制部材にて塞ぐものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、扉外板、扉内板、扉上下キャップで形成する空間内に断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体に関するものである。
従来の冷蔵庫用断熱扉体について、図3〜5を用いて説明する。
図3は冷蔵庫用断熱扉体の裏面外観斜視図、図4は冷蔵庫の平面図、図5は図3のZ−Z線断面図である。図3に示すように、鋼板製の扉外板1、樹脂の薄板から成る扉内板2、合成樹脂からなる扉上下キャップ3・4にて形成される空間に発泡断熱材を注入発泡して前記三者を一体に結合している。
図3は冷蔵庫用断熱扉体の裏面外観斜視図、図4は冷蔵庫の平面図、図5は図3のZ−Z線断面図である。図3に示すように、鋼板製の扉外板1、樹脂の薄板から成る扉内板2、合成樹脂からなる扉上下キャップ3・4にて形成される空間に発泡断熱材を注入発泡して前記三者を一体に結合している。
この様な構造の冷蔵庫用断熱扉体は、実使用時、冷蔵庫を運転すると扉内板2側が冷却されて、低温に保持され扉外板1側は比較的高温に保持される事になる。この際、両者間の温度差及び材料の熱膨張率差により扉内板2側付近と扉外板1側付近の発泡断熱材に収縮差を生じ、バイメタル様現象により冷蔵庫用断熱扉体全体に扉外板2側に膨れる様に反り力が生じる。この反り力は扉外板1、扉内板2、及び扉上下キャップ3・4の各部が発泡断熱材9に強固に接着しているほど大きくなる。
これに伴い扉上下キャップ3・4において反りが発生する。扉上下キャップ3・4の反りにより、図4実線で示す様に、その直近に装着する冷気シール用ガスケット6と冷蔵庫本体5の間の密着を悪化させ、冷気遮断効果の低下、空気流通による外観部への結露現象を生じる等の製品機能上の不具合に繋がる。
この不具合に対処するため、図5に示すような金属製の補強部材7を扉上下キャップ3・4に組み込み、前述の原因により生ずる反り力に対抗し得る剛性を付与する事により、上記の反りを抑制している。
特開昭63−029181号公報
特開平06−088676号公報
特開昭62−210385号公報
従来の冷蔵庫用断熱扉体は以上のように構成され、冷蔵庫運転時に発生する扉内側と外側の温度差による扉上下キャップ3・4の反り抑制のため、扉上下キャップ3・4に金属製の補強部材7を組み込んでおり、冷蔵庫用断熱扉体の製造コストの増加及び製品重量の増加の一因となっていた。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、扉キャップに組み込む金属製の補強部材を省略しても該補強部材を組み込んだ場合と同様な扉キャップの反り抑制効果を保有する冷蔵庫用断熱扉体を提供することを目的とする。
この発明に係る冷蔵庫用断熱扉体は、鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、扉外板と扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、扉外板と扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップとの嵌め込み部の冷蔵庫幅方向に渡り、発泡断熱材注入時に嵌め込み部へ発泡断熱材が侵入しないように薄膜体を用いた発泡断熱材侵入抑制部材にて塞ぐものである。
この発明に係る冷蔵庫用断熱扉体は、扉外板と扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップとの嵌め込み部の冷蔵庫幅方向に渡り、発泡断熱材注入時に嵌め込み部へ発泡断熱材が侵入しないように薄膜体を用いた発泡断熱材侵入抑制部材にて塞ぐことにより、扉外板と扉キャップ間の接着層の発生が防止でき、扉内側・外側の温度差によって働く扉キャップの反り力を抑制する事により従来の技術でキャップの反り抑制のために使用している金属製補強部材を省略する事ができ、冷蔵庫用断熱扉体の製造コストの低減及び軽量化等の効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。
図1、2は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫用断熱扉体の下辺付近の縦断面図、図2は同横断面図である。
図において、1は鋼板製の扉外板、2は扉外板1に対向して配設された合成樹脂からなる扉内板、4は冷蔵庫用断熱扉体の下辺を構成する合成樹脂製の扉下キャップ、4aは発泡断熱材侵入抑制部材である薄膜体で、扉下キャップ4と扉外板1との間へ発泡断熱材9が侵入するのを防止するテープ等の薄膜体、4bは発泡断熱材接着抑制部材である非粘着性の薄膜体で、扉外板1と発泡断熱材9との接着を防止するために施す表面が非粘着性のテープ等の薄膜体である。非粘着性の薄膜体4bは、図2に示すように扉の冷蔵庫幅方向全体に設けられている。
以下、この発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。
図1、2は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫用断熱扉体の下辺付近の縦断面図、図2は同横断面図である。
図において、1は鋼板製の扉外板、2は扉外板1に対向して配設された合成樹脂からなる扉内板、4は冷蔵庫用断熱扉体の下辺を構成する合成樹脂製の扉下キャップ、4aは発泡断熱材侵入抑制部材である薄膜体で、扉下キャップ4と扉外板1との間へ発泡断熱材9が侵入するのを防止するテープ等の薄膜体、4bは発泡断熱材接着抑制部材である非粘着性の薄膜体で、扉外板1と発泡断熱材9との接着を防止するために施す表面が非粘着性のテープ等の薄膜体である。非粘着性の薄膜体4bは、図2に示すように扉の冷蔵庫幅方向全体に設けられている。
非粘着性の薄膜体4bで覆う範囲は、扉下キャップ4面から冷蔵庫製品高さ方向で各100mm程度のものとする。もちろん扉上キャップ側も同様である。
また、薄膜体4a、非粘着性の薄膜体4b以外の扉外板1と扉内板2、および扉下キャップ4は、発泡断熱材9を介して一体に結合されている。
また、薄膜体4a、非粘着性の薄膜体4b以外の扉外板1と扉内板2、および扉下キャップ4は、発泡断熱材9を介して一体に結合されている。
非粘着性の薄膜体4bの材質は、例えば表面が非粘着物質でコーティングされた紙テープ、またはポリプロピレン等の樹脂延伸テープを使用する。もちろんこれと同じものを薄膜体4aに使用してもよい。
上記のような構成にすることにより、扉内板2及び扉内板2側付近の発泡断熱材9が冷却されて、寸法収縮し、反対側の扉外板1側(比較高温側)との寸法差が生じても、扉外板1と発泡断熱材9との間の接着力が弱いために、冷蔵庫用断熱扉体の下部に配設した扉下キャップ4に加わる反り力がなくなり、反りの防止が可能となる。もちろん、これは扉上キャップの反りに関しても同様な事が言える。
これにより従来扉上下キャップに組み込んでいた金属製補強部材を廃止しても扉上下キャップに発生する反りが大幅に抑えられ、結果、冷気シール用ガスケットが冷蔵庫本体と充分な密着保持が可能となるものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、金属製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、扉外板と扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、扉外板における扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップ装着部近傍を扉外板の幅方向に渡り、扉外板面が発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材で覆うものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材侵入抑制部材と発泡断熱材接着抑制部材の両方を用いたものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材接着抑制部材で覆う範囲を、扉キャップ面から冷蔵庫製品高さ方向で各100mm程度としたものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材接着抑制部材の材質として、表面が非粘着質でコーティングされた紙テープまたはポリプロピレン等の樹脂延伸テープを使用するものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、扉外板における扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップ装着部近傍を扉外板の幅方向に渡り、扉外板面が発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材で覆うことにより、扉上下キャップ近傍の扉外板と発泡断熱材の接着層の発生が防止でき、扉内側・外側の温度差によって働く扉上下キャップの反り力を抑制する事により従来の技術でキャップの反り抑制のために使用している金属製補強部材を省略する事ができ、冷蔵庫用断熱扉体の製造コストの低減及び軽量化等の効果がある。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材侵入抑制部材と発泡断熱材接着抑制部材の両方を用いることにより、扉外板と扉キャップ間の接着層及び扉キャップ近傍の扉外板と発泡断熱材の接着層の発生が防止でき、キャップの反り抑制のために使用している金属製補強部材を省略する事ができ、冷蔵庫用断熱扉体の製造コストの低減及び軽量化等の効果がある。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、薄膜体4aと非粘着性の薄膜体4bとを用いたものを示したが、非粘着性の薄膜体4bを薄膜体4aにまで延長して、両者の機能を非粘着性の薄膜体4b一部材で兼用しても良い。
上記実施の形態1では、薄膜体4aと非粘着性の薄膜体4bとを用いたものを示したが、非粘着性の薄膜体4bを薄膜体4aにまで延長して、両者の機能を非粘着性の薄膜体4b一部材で兼用しても良い。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材接着抑制部材を発泡断熱材侵入抑制部材まで延長して、両者の機能を発泡断熱材接着抑制部材一部材で兼用したものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材接着抑制部材を発泡断熱材侵入抑制部材まで延長して、両者の機能を発泡断熱材接着抑制部材一部材で兼用したことにより、部品点数を減らすことができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、薄膜体4aと非粘着性の薄膜体4bを冷蔵庫幅方向全体に設けたものを示したが、冷蔵庫幅方向の中央部付近には設けず、扉左右のコーナー部に設けても扉上下キャップの反り抑制効果を得る事が出来る。
この場合、非粘着性の薄膜体4bで覆う範囲を、扉外板面の左右コーナー部の各扉上下キャップ面から冷蔵庫製品高さ方向で寸法100mmから350mm程度のものとする。
上記実施の形態1では、薄膜体4aと非粘着性の薄膜体4bを冷蔵庫幅方向全体に設けたものを示したが、冷蔵庫幅方向の中央部付近には設けず、扉左右のコーナー部に設けても扉上下キャップの反り抑制効果を得る事が出来る。
この場合、非粘着性の薄膜体4bで覆う範囲を、扉外板面の左右コーナー部の各扉上下キャップ面から冷蔵庫製品高さ方向で寸法100mmから350mm程度のものとする。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、金属製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、扉外板と扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、扉外板と扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップとの嵌め込み部の左右コーナー近傍を発泡断熱材注入時に発泡断熱材が侵入しないように薄膜体を用いた発泡断熱材侵入抑制部材にて塞ぐものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、金属製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、扉外板と扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、扉外板がその左右コーナー近傍を発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材で覆うものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材接着抑制部材で覆う範囲を、扉外板面の左右コーナー部の扉キャップ面から冷蔵庫製品高さ方向で寸法100mmから350mm程度としたものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、扉外板がその左右コーナー近傍を覆う発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材を設け、発泡断熱材接着抑制部材を発泡断熱材侵入抑制部材まで延長して、両者の機能を発泡断熱材接着抑制部材一部材で兼用したものである。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材侵入抑制部材を扉外板と扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップとの嵌め込み部の左右コーナー近傍に設けたものでも、扉外板と扉キャップ間の接着層の発生を防止でき、キャップの反り抑制のために使用している金属製補強部材を省略する事ができ、冷蔵庫用断熱扉体の製造コストの低減及び軽量化等の効果がある。
この発明の実施の形態に係る冷蔵庫用断熱扉体は、発泡断熱材接着抑制部材を扉外板の左右コーナー近傍に設けたものでも、扉外板と扉キャップ間の接着層の発生を防止でき、キャップの反り抑制のために使用している金属製補強部材を省略する事ができ、冷蔵庫用断熱扉体の製造コストの低減及び軽量化等の効果がある。
1 扉外板、2 扉内板、4 扉下キャップ、4a 薄膜体、4b 非粘着性の薄膜体、9 発泡断熱材。
Claims (10)
- 鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、前記扉外板と前記扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、前記扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、
前記扉外板と前記扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップとの嵌め込み部の冷蔵庫幅方向に渡り、発泡断熱材注入時に前記嵌め込み部へ発泡断熱材が侵入しないように薄膜体を用いた発泡断熱材侵入抑制部材にて塞ぐことを特徴とする冷蔵庫用断熱扉体。 - 鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、前記扉外板と前記扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、前記扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、
前記扉外板における前記扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップ装着部近傍を前記扉外板の幅方向に渡り、前記扉外板面が前記発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材で覆うことを特徴とする冷蔵庫用断熱扉体。 - 前記扉外板における前記扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップ装着部近傍を前記扉外板の幅方向に渡り、前記扉外板面が前記発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材で覆うことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫用断熱扉体。
- 前記発泡断熱材接着抑制部材で覆う範囲を、前記扉キャップ面から冷蔵庫製品高さ方向で各100mm程度としたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫用断熱扉体。
- 前記発泡断熱材接着抑制部材の材質として、表面が非粘着質でコーティングされた紙テープまたはポリプロピレン等の樹脂延伸テープを使用することを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫用断熱扉体。
- 前記発泡断熱材接着抑制部材を前記発泡断熱材侵入抑制部材まで延長して、両者の機能を前記発泡断熱材接着抑制部材一部材で兼用したことを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫用断熱扉体。
- 鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、前記扉外板と前記扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、前記扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、
前記扉外板と前記扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップとの嵌め込み部の左右コーナー近傍を発泡断熱材注入時に発泡断熱材が侵入しないように薄膜体を用いた発泡断熱材侵入抑制部材にて塞ぐこと特徴とする冷蔵庫用断熱扉体。 - 鋼板製の扉外板と、この扉外板に対向して配設された樹脂の薄板から成る扉内板と、前記扉外板と前記扉内板との間に装着される合成樹脂からなる扉上下キャップと、を有し、前記扉外板、扉内板及び扉上下キャップによって形成された空間内に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫用断熱扉体において、
前記扉外板における前記扉の上又は下の少なくともいずれかのキャップ装着部近傍の前記扉外板の左右コーナー近傍を、前記発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材で覆うこと特徴とする冷蔵庫用断熱扉体。 - 前記発泡断熱材接着抑制部材で覆う範囲を、前記扉外板面の左右コーナー部の前記扉キャップ面から冷蔵庫製品高さ方向で寸法100mmから350mm程度としたことを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫用断熱扉体。
- 前記扉外板がその左右コーナー近傍を覆う前記発泡断熱材と接着することを抑制する表面が非粘着性の薄膜体を用いた発泡断熱材接着抑制部材を設け、前記発泡断熱材接着抑制部材を前記発泡断熱材侵入抑制部材まで延長して、両者の機能を前記発泡断熱材接着抑制部材一部材で兼用したことを特徴とする請求項7記載の冷蔵庫用断熱扉体。
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2007
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