JP2008045765A - Heat exchanger - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コルゲートフィンを備えた熱交換器に関するものであり、ルームエアコンや給湯装置の冷媒蒸発器など外気と冷媒との間で熱交換する室外熱交換器に適用して好適である。 The present invention relates to a heat exchanger provided with corrugated fins, and is suitable for application to an outdoor heat exchanger that exchanges heat between outside air and a refrigerant, such as a room air conditioner or a refrigerant evaporator of a hot water supply apparatus.
従来の熱交換器として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。すなわち、この熱交換器は、冷媒が流れるチューブと、このチューブに接合して設けられる波状のフィンであるいわゆるコルゲートフィンとを備えており、このようなフィン表面面積の大きいフィンを備えていることで、高い熱交換能力を得ることができる。さらにこの熱交換器では、フィン表面に切り起こしにより比較的切り起こし高さの高いルーバーを形成して、より高い熱交換能力を得ると共に、フィンに付着した凝縮水がルーバーに沿って速やかに排水されるようにしている。
しかしながら、上記熱交換器をルームエアコンや給湯装置などの室外熱交換器として用いた場合、0度を下回る低外気温時にはフィン表面に空気中の水分が氷結するいわゆる着霜が生じるが、この着霜により熱交換器の機能が低下して除霜が必要になるまでの時間が非常に短く、ルームエアコンや給湯装置において除霜運転を頻繁に行わなければならなくなる。これによって、ルームエアコンや給湯装置の運転時間の中で除霜運転時間の占める割合が増加して、通常運転できる時間が削減され、充分な空調性能や給湯性能を得ることができなくなるという問題があった。 However, when the heat exchanger is used as an outdoor heat exchanger such as a room air conditioner or a hot water supply device, so-called frost formation occurs in which moisture in the air freezes on the fin surface at a low outside temperature lower than 0 degrees. The time until the function of the heat exchanger is reduced due to frost and defrosting is very short, and the defrosting operation must be frequently performed in the room air conditioner and the hot water supply device. As a result, the proportion of the defrosting operation time in the operation time of the room air conditioner and hot water supply device increases, the time during which normal operation can be performed is reduced, and sufficient air conditioning performance and hot water supply performance cannot be obtained. there were.
本発明の目的は、上記問題に鑑み、着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる熱交換器を提供することにある。 The objective of this invention is providing the heat exchanger which can reduce the ratio of the defrost time in repetition of frost formation and defrost in view of the said problem.
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。 In order to achieve the above object, the present invention employs the following technical means.
請求項1に記載の発明では、チューブ(51)と、チューブ(51)に接して設けられる波型形状のコルゲートフィン(52)とを備え、チューブ(51)の外を流れる外部流体とチューブ(51)の中を流れる内部流体との間で熱交換を行う熱交換器において、コルゲートフィン(52)は外部流体の流通方向に対して水平に配置される平面部(52a)を有し、平面部(52a)には切り込みを形成することにより切り起こし部(54)が上記流通方向に渡って設けられており、切り起こし部(54)は、平面部(52a)に対して垂直方向の下端から上端までの高さである切り起こし高さ(HL)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a)を有することを特徴としている。
The invention according to
このように、コルゲートフィン(52)の平面部(52a)に、切り起こし高さ(HL)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a)を設けると、この低切り起こし部(54a)においては外部流体が流通する隙間を比較的大きく確保することができるので、コルゲートフィン(52)の表面に着霜が生じるような条件下において熱交換を行う場合でも、着霜を抑えて、除霜が必要になるまでの時間(着霜時間)を長く引き延ばすことができる。また、このように着霜時間が長くなると共に、除霜時には溶けた霜が切り起こし部(54)に形成された切り込みから速やかに排水されることにより、除霜も効率的に行うことができるため、着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる。 Thus, when the low cut-and-raised part (54a) whose cut-and-raised height (H L ) is less than 0.26 mm is provided in the flat part (52a) of the corrugated fin (52), the low-cut and raised part (54a) ) Can ensure a relatively large gap through which the external fluid flows, so even when heat exchange is performed under conditions where frost formation occurs on the surface of the corrugated fin (52), frost formation is suppressed, The time until defrosting is necessary (frosting time) can be extended for a long time. In addition, the frosting time becomes longer as described above, and at the time of defrosting, the defrosting can be efficiently performed by quickly draining the melted frost from the cut formed in the cut and raised portion (54). Therefore, the ratio of the defrost time in the repetition of frost formation and defrost can be reduced.
低切り起こし部(54a)は、請求項2に記載の発明のように、切り起こし部(54)の全領域に設けるとよい。このように、切り起こし部(54)全体を、その切り起こし高さ(HL)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a)により構成することで、外部流体の流通方向に渡って、外部流体が流通する隙間を比較的大きく確保することができるので、コルゲートフィン(52)の表面に着霜が生じるような条件下において熱交換を行う場合でも、着霜時間をより長く引き延ばすことができる。
The low cut-and-raised portion (54a) may be provided in the entire region of the cut and raised portion (54) as in the invention described in
あるいは、請求項3に記載の発明のように、低切り起こし部(54a)を、切り起こし部(54)の外部流体の流通方向の一端側に設けるようにしてもよい。この場合、外部流体の流通方向の一端側に設けられた低切り起こし部(54a)を、外部流体の流通方向上流側に配設することで、コルゲートフィン(52)の表面に着霜が生じるような条件下において熱交換を行う場合でも、着霜しやすい上流側において着霜を抑えることができるので、着霜時間を長く引き延ばすことができる。
Or you may make it provide the low cut-and-raised part (54a) in the end side of the distribution direction of the external fluid of the cut-and-raised part (54) like invention of
またこのとき、請求項4に記載の発明のように、他端側には切り起こし高さ(HL)が0.26mm以上である高切り起こし部(54b)を設けるとよい。このように、高い熱交換能力を得ることができる高切り起こし部(54b)を比較的着霜の少ない外部流体の流通方向下流側に配設することで、熱交換能力を確保することができる。これにより、熱交換能力をそれほど犠牲にすることなく着霜時間を長くすることが可能となる。
At this time, as in the invention described in
チューブ(51)には、請求項5に記載の発明のように、コルゲートフィン(52)との接触側表面に、上記垂直方向に沿ってチューブ溝(56)を形成するとよい。このように、チューブ(51)の表面にチューブ溝(56)を設けることで、コルゲートフィン(52)の平面部(52a)に付着した凝縮水や除霜時に溶けた霜が、チューブ(51)の溝56に流れ込んで、速やかに排水される。これにより、除霜時には除霜が効率的に行われるので、着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合をさらに低減することができる。
In the tube (51), the tube groove (56) may be formed along the vertical direction on the surface on the contact side with the corrugated fin (52) as in the invention described in
また、切り起こし部(54)としては、例えば、請求項6に記載の発明のように、平面部(52a)に対して外部流体の流通方向に傾斜している複数の切り起こし片(53a)により構成されるルーバーを形成することができる。 Further, as the cut-and-raised portion (54), for example, as in the invention described in claim 6, a plurality of cut-and-raised pieces (53a) that are inclined in the flow direction of the external fluid with respect to the flat portion (52a). The louver comprised by this can be formed.
あるいは、請求項7に記載の発明のように、切り起こし部(54)として、平面部(52a)に対して上記垂直方向にオフセットしている複数のオフセット片(55)により構成されるオフセット部を形成してもよい。
Alternatively, as in the invention according to
なお、コルゲートフィン(52)は、その波型形状が上記垂直方向に配設され、波型形状の1周期分の長さであるフィンピッチ(FP)は、例えば、請求項8に記載の発明のように、2mmから5mmとすることができる。 The corrugated fin (52) has a corrugated shape arranged in the vertical direction, and the fin pitch ( FP ), which is the length of one period of the corrugated shape, is, for example, according to claim 8. As in the invention, it can be 2 mm to 5 mm.
本発明の熱交換器は、請求項9に記載の発明のように、チューブ(51)を流通する冷媒とチューブ(51)の外に流通する外気との間で熱交換を行う室外熱交換器に適用して好適である。 The heat exchanger of the present invention is an outdoor heat exchanger that performs heat exchange between the refrigerant flowing through the tube (51) and the outside air flowing outside the tube (51), as in the invention according to claim 9. It is suitable to apply to.
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。 Incidentally, the reference numerals in parentheses of each means described above are an example showing the correspondence with the specific means described in the embodiments described later.
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に示す。本実施形態は、本発明に係る熱交換器5をヒートポンプ式給湯装置200に適用したものであり、図1はヒートポンプ式給湯装置200の概略構成を示しており、図2〜図6は熱交換器5の構成を示している。
(First embodiment)
A first embodiment of the present invention is shown in FIGS. In the present embodiment, the
まず、ヒートポンプ式給湯装置200の構成について図1を用いて説明する。10は耐食性に優れた金属製(例えばステンレス製)の貯湯タンクであり、外周部に図示しない断熱材が配置されており、給湯用の湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。本実施形態の貯湯タンク10は縦長形状であり、その底面には導入口11が設けられ、この導入口11には貯湯タンク1内に水道水を導入する給水経路である導入管12が接続されている。
First, the structure of the heat pump hot
貯湯タンク10の下部には、貯湯タンク10内の水を吸入するための吸入口13が設けられ、貯湯タンク10の上部には、貯湯タンク1内に湯を吐出するための吐出口14が設けられている。
A
吸入口13と吐出口14とは循環回路16で接続されており、循環回路16の一部はヒートポンプ装置1内に配置されている。循環回路16にはヒートポンプ装置1の内部もしくは外部に循環ポンプ16aが設けられている。
The
循環回路16のヒートポンプ装置1内に配置された部分には、給湯用熱交換器3が設けられており、吸入口13から吸入した貯湯タンク10内の下部の水を高温冷媒との熱交換により加熱して沸き上げて湯とし、吐出口14から貯湯タンク10内に戻すことができるようになっている。
A portion of the
ヒートポンプ装置1は、圧縮機2、給湯用熱交換器3、可変式の減圧装置4、蒸発器5(本発明における熱交換器に対応)、アキュムレータ6が順次環状に冷媒配管1aにより接続されて形成されたものである。冷媒配管1a内を循環する冷媒として二酸化炭素(CO2)を使用している。
The
圧縮機2は、内蔵される図示しない電動モータによって駆動され、アキュムレータ6より吸入した気相冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出する。なお、圧縮機2は、後述する制御装置100のヒートポンプ制御装置102によって稼働およびその冷媒吐出量(回転数)が制御されるようになっている。
The
給湯用熱交換器3は、圧縮機2より吐出された高温冷媒(ホットガス)と、後述する貯湯タンク10内から供給される給湯用水との間で熱交換し、放熱作用によって給湯用水を加熱して湯とするものである。
The hot water
この給湯用熱交換器3は、冷媒が流れる冷媒流路3aと、給湯用水が流れる給湯用水流路3bとを有し、冷媒流路3aを流れる冷媒の流れ方向と給湯用水流路3bを流れる給湯用水の流れ方向とが対向するように構成されている。なお、給湯用熱交換器3を流れる二酸化炭素冷媒は、圧縮機2で臨界圧力以上に加圧されているので、給湯用熱交換器3を流通する給湯用水に放熱して温度低下しても凝縮することはない。
This hot water
減圧装置4は、給湯用熱交換器3から流出する冷媒を弁開度に応じて減圧する減圧手段であり、具体的には弁開度を小さくするほど大きく減圧を行なうようになっている。減圧装置4は、後述する制御装置100のヒートポンプ制御装置102によって弁開度が電気的に制御されるようになっている。
The
蒸発器5は、図示しないファンによって送風される外気(本発明の外部流体に対応)から吸熱して、減圧装置4で減圧された冷媒(本発明の内部流体に対応)を蒸発させる熱源用熱交換器である。この蒸発器5の構成の詳細については後述する。アキュムレータ6は、蒸発器5より流出する冷媒を気液分離して、気相冷媒のみを圧縮機2に吸入させるとともに、サイクル中の余剰冷媒を液冷媒として蓄える気液分離器である。
The
前述した循環回路16のうち、ヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3より下流側部位は、ヒートポンプ装置1により沸き上げられた湯を貯湯タンク10内の上部に供給するための供給配管18となっている。
In the
循環回路16には、給湯用熱交換器3の下流側において循環回路16の供給配管18から分岐するように給湯配管19が接続している。そして、供給配管18の給湯配管19分岐接続点には、ヒートポンプ装置1で沸き上げた湯の流通経路を供給配管18の下流端部をなす配管18a方向もしくは給湯配管19方向に切り替える切替手段(切替バルブ)としての機能を有するバルブ17が設けられている。
A hot
貯湯タンク10上部の吐出口14は、貯湯タンク10内の上部の湯を導出するための導出口20としての機能も有しており、この吐出口14兼導出口20に接続する配管18aは、貯湯タンク10内の上部の湯を導出するための給湯配管でもある。
The discharge port 14 at the top of the hot
前述のバルブ17は、ヒートポンプ装置1で沸き上げた湯の流通経路を給湯配管19方向に切り替えたときには、給湯用熱交換器3から供給される湯の量と貯湯タンク10の導出口20から導出される湯の量との比率を制御するための混合バルブとしても機能するようになっている。
The above-described
給湯配管19には、導入管12から分岐した給水配管28の下流端が接続されている。そして、この接続点には、給湯配管19を流れる湯の量と給水配管28を介して供給される水の量の比率を制御し、下流側にある風呂、シャワー、カラン等の使用側端末に送る湯の温度を設定温度とするための混合バルブ29が設けられている。
The hot
貯湯タンク1の外壁面には、図示しない複数のサーミスタ(水位サーミスタ)が縦方向に間隔をあけて配置され、貯湯タンク1内の各水位レベルにおける温度情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
A plurality of thermistors (water level thermistors) (not shown) are arranged on the outer wall surface of the
また、各配管経路にはサーミスタが適宜配設され、各配管を流れる冷媒、湯もしくは水の温度情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
Further, a thermistor is appropriately disposed in each piping path, and temperature information of refrigerant, hot water or water flowing through each piping is output to the
ヒートポンプ装置1において、冷媒配管1aの蒸発器5より下流側かつアキュムレータ6より上流側には、蒸発器5から流出する冷媒の温度を検出する温度検出手段であるサーミスタ7が設けられている。
In the
循環回路16の給湯用熱交換器3の給湯用水流路3bより下流側かつバルブ17より上流側には、給湯用熱交換器3を通過した水の温度を検出する水温検出手段であるサーミスタ31が設けられている。
A
また、給湯配管19のバルブ17の下流側かつ混合バルブ29より上流側には、バルブ17により混合された湯の温度を検出する水温検出手段であるサーミスタ32が設けられている。
A
さらに、給湯配管19の混合バルブ29より下流側には、混合バルブ29により水を混合された湯の温度を検出する水温検出手段であるサーミスタ33が設けられている。
Further, a
また、給湯配管19には図示しない流量カウンタが設けられており、給湯配管19を流れる湯の流量情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
The hot
図1中の100は制御手段である制御装置であり、貯湯タンク10ユニットを制御する貯湯タンク制御装置(貯湯タンクECU)101とヒートポンプ装置1を制御するヒートポンプ制御装置(ヒートポンプECU)102とにより構成されている。また、図1中の110は操作手段をなす操作盤であり、操作盤110には各種操作スイッチや表示部が設けられている。
In FIG. 1,
制御装置100は、サーミスタ7、31、32、33および図示しない他のサーミスタからの温度情報、図示しない流量カウンタからの流量情報、および操作盤110に設けられた操作スイッチからの信号等に基づいて、後述する手順にしたがってヒートポンプ装置1、ポンプ16a、各バルブ17、29等を制御するように構成されている。ヒートポンプ装置1の制御では、具体的には、可変式減圧装置4の開度や圧縮機2の周波数(回転数)を制御するようになっている。
The
つぎに上記蒸発器5の詳細な構成について、図2および図3を用いて説明する。図2は蒸発器5の全体構成を示す空気流通方向の正面図であり、図3は蒸発器5内部の構成を示す斜視図である。
Next, a detailed configuration of the
蒸発器5は、図2に示すように、コア部500および上ヘッダタンク510、下ヘッダタンク520を有している。コア部500は、冷媒が流通するチューブ51と熱交換フィンであるコルゲートフィン52とを交互に積層して、その積層方向の両最外方のコルゲートフィン52の更に外方にサイドプレート503を配設したものである。
As shown in FIG. 2, the
チューブ51は、ベア材から押出し加工により断面の外形が扁平状となるように成形されたもので、図3に示すように、内部に複数の冷媒流路60が形成されている。チューブ51は、その長手方向端部側が、上下ヘッダタンク510、520のコア部500側壁面に形成されたチューブ挿入孔に挿入されて、ろう付けされており、これによってチューブ51の冷媒流路60は上下ヘッダタンク510、520に連通している。
The
一方、コルゲートフィン52は、薄肉の帯板材を波状に加工したローラ成型品であり、チューブ51にろう付けされている。コルゲートフィン52は、図3に示すように、フィン面を形成する複数の平面部52aと、これらの平面部52aの隣り合う2つを繋ぐ屈曲部52bを有して矩形波状に形成されている。平面部52aにはルーバー54が(本発明の切り起こし部に対応)が形成されており、これによって、平面部52aに付着した凝縮水が速やかに排水され、また高い熱交換効率を得ることができる。なお、コルゲートフィン52の詳細な構成については後述する。
On the other hand, the
上ヘッダタンク510の図2中、左側近傍には、冷媒が流入する流入口515aおよび冷媒が流出する流出口515bが設けられたブロック状のジョイント515がろう付けされており、この流入口515aから上ヘッダタンク510内に流入した冷媒は、空気流通方向下流側のチューブ51群を上下にUターンして流れ、上ヘッダタンク510の図2中、右側において空気流通方向上流側のチューブ51群に移り同様に上下にUターンして、流出口515bから流出する。この間に蒸発器5は、流通空気から吸熱して冷媒を蒸発させる。
In the vicinity of the left side of the
なお、以上の蒸発器5を構成する各部材は全てアルミニウムあるいはアルミニウム合金より成り、ろう付けにて一体化されている。
All the members constituting the
つぎに、コルゲートフィン52の詳細な構成、およびコルゲートフィン52への着霜について図4〜図6を用いて説明する。図4はコルゲートフィン52の詳細な構成を示す空気流通方向の正面図であり、図5は図4中に線V‐Vで示す位置の断面図である。また、図6はコルゲートフィン52に着霜した状態を示す説明図である。
Next, a detailed configuration of the
コルゲートフィン52は、図4および図5に示すように、その平面部52aと屈曲部52bとからなる波型形状の各平面部52aに、空気流通方向に傾斜した複数の切り起こし片53aが切り起こしにより設けられており、これらの切り起こし片53aによってルーバー54が形成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
本実施形態においては、図5に示すように、空気の流通方向上流側と下流側とに分けて、各平面部52aに2つのルーバー部54a(本発明の低切り起こし部に対応)が設けられており、各ルーバー部54aにおいては、切り起こし片53aの傾斜方向が空気流通方向上流側のものと下流側のものとで逆になっている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 5, two
本実施形態においては、コルゲートフィン52は、その波型形状の1周期分の長さであるフィンピッチFPを2〜5mmほどとしている。また、ルーバー部54aを構成する切り起こし片53aの平面部52aに垂直な方向の一端から他端までの間の距離である切り起こし高さHLを0.26mm未満としており、より具体的には0.15〜0.18mmほどとしている。なお、本実施形態においては、上流側と下流側の両方のルーバー部54aの空気流通方向に沿った全ての領域において、上記切り起こし高さHLが同一となっている。
In this embodiment, the
ところで、外気温が低く湿度が高い状態においてヒートポンプ装置1の運転を続けると、図6に示すように、平面部52a、ルーバー54の切り起こし片53aなどコルゲートフィン52の表面に空気中の水分が氷結(いわゆる着霜)して、蒸発器5における熱交換効率が低下し、後述のような除霜運転により霜を溶かして除去することが必要となる。
By the way, when the operation of the
本実施形態においては、上記のように、ルーバー54の切り起こし高さHLが0.26mm未満となるように構成することで、図4および図5に示す空気が流通する隙間(=FP/2−HL)を比較的大きく確保して、これにより、着霜を抑えて、除霜運転が必要になるまでの時間を延ばすようにしている。このルーバー54の切り起こし高さHLが0.26mm未満である構成の作用効果についての詳細は後述する。
In the present embodiment, as described above, the cut-and-raised height HL of the
つぎに、本実施形態のヒートポンプ式給湯装置200の作動(制御装置100による制御)について、図1を用いて説明する。
Next, the operation (control by the control device 100) of the heat pump type hot
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置200では、制御装置100が、電力コスト等に基づいて定まる所定時間帯(例えば電力供給契約に基づく電力コストが安価な深夜時間帯)に、過去の使用実績等に基づく所定熱量を貯湯タンク10内に貯留するようにヒートポンプ装置1を運転する。
In the heat pump type hot
このとき、制御装置100は、サーミスタ31の検出温度が貯湯目標温度となるようにヒートポンプ装置1の沸き上げ運転制御を行なうとともにポンプ16aの循環流量制御を行なう。また、バルブ17は、ヒートポンプ装置1で沸き上げた湯の流通経路を配管18a方向とする。
At this time, the
これにより、貯湯タンク10内の下方部の水がヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3で加熱されて沸き上げられ、貯湯タンク10内の上部側から貯えられる。
As a result, the water in the lower part in the hot
制御装置100は、使用側端末において出湯操作がなされると、使用側端末へ給湯するための給湯制御を行なう。
When a hot water discharge operation is performed at the use side terminal, the
具体的には、給湯装置200に電力供給されているときには、制御装置100は、使用側端末において出湯操作がなされたか否かを、例えば給湯配管19に設けた図示しない流量カウンタからの流量情報などに基づいて監視し、出湯を検出した場合には、ヒートポンプ装置1を運転して給湯用熱交換器3で給湯用水の沸き上げを行ない、出湯を検出しなかった場合には、ヒートポンプ装置1の運転を停止する。
Specifically, when electric power is supplied to the hot
ヒートポンプ装置1の運転中には、サーミスタ31の検出温度に基づいてヒートポンプ装置1の運転を制御し、サーミスタ32の検出温度に基づいてバルブ17の開度比を調節し、サーミスタ33の検出温度に基づいて混合バルブ29の開度比を調節する。
During operation of the
これにより、ヒートポンプ装置1で出湯用の湯を沸き上げ、バルブ17でヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3からの湯に必要に応じて貯湯タンク10からの湯を混合して給湯配管19に送る。さらに、混合バルブ29で給湯配管19を流れる湯に必要に応じて水を混合し、設定された温度の湯を使用側端末から出湯する。
As a result, the hot water for boiling water is boiled by the
また、このようにヒートポンプ装置1により湯を沸き上げ使用側端末へ出湯しているときには、制御装置100は、サーミスタ7の検出温度に基づいて、蒸発器5が所定着霜状態に至ったか否か監視している。ここで、所定着霜状態とは、上述のように、コルゲートフィン52の表面などに着霜することにより良好な熱交換(吸熱)が行なえず、除霜を必要とする着霜状態である。
Further, when the
蒸発器5に着霜すると、その着霜状態に応じて、蒸発器5から流出する冷媒の温度が変動するので、このような流出冷媒温度を検出する冷媒温検出手段であるサーミスタ7による検出温度に基づいて、蒸発器5が所定着霜状態であるか否かを判断することができる。ちなみに、本例ではサーミスタ7の検出温度が−10℃となったときに、蒸発器5が除霜を必要とする所定着霜状態になったと判断している。
When the
なお、着霜状態検出手段は、蒸発器5の流出冷媒温度を検出するものに限定されず、蒸発器5の着霜状態を検出可能なものであればよい。したがって、蒸発器5の温度もしくはその関連値を検出できるものであればよい。
The frosting state detection means is not limited to the one that detects the refrigerant temperature flowing out of the
例えば、蒸発器5自体の温度(具体的には上記コルゲートフィン52の温度)、蒸発器5内を流通する冷媒の温度、蒸発器5の流入冷媒温度と流出冷媒温度との差、蒸発器5流入冷媒温度と蒸発器5中間部流通冷媒温度との差、蒸発器5中間部冷媒温度と蒸発器5流出冷媒温度との差、外気温度、圧縮機2の周波数(回転数)等を検出するものであってもよい。
For example, the temperature of the
制御装置100は、蒸発器5が所定着霜状態になったと判断した場合には、蒸発器5から霜を除去するように、ヒートポンプ装置1を除霜運転状態とする。具体的には、ヒートポンプ装置1の可変式減圧装置4の開度を大きく開き、蒸発器5内に高温の冷媒を流通する。これにより、蒸発器5の霜を溶かして除霜する。
When it is determined that the
ここでは、減圧装置4の開度を調節して除霜運転状態としたが、蒸発器5内に高温の冷媒を導入することができれば、これに限定されるものではない。例えば、圧縮機2吐出側と蒸発器5入口側とを繋ぐバイパス通路を設け、沸き上げ運転時にはこのバイパス通路を閉塞し、除霜運転時にはこの通路を開くものであってもよい。
Here, the opening degree of the
除霜運転を開始するときには、制御装置100は、例えば給湯配管19に設けた図示しない流量カウンタからの流量情報などに基づいて、使用側端末から出湯中であるか否か判断し、出湯中であると判断した場合には、バルブ17の開度比を変更する。
When starting the defrosting operation, the
具体的には、給湯用熱交換器3側の開度を絞るとともに貯湯タンク10側の開度を開くように所定開度比に変更し、例えば、給湯用熱交換器3からの湯量と貯湯タンク10からの湯量の比が0%:100%、もしくは5%:95%となるような開度比に変更するなどして、給湯用熱交換器3からの出湯を停止もしくは大きく減少させる。その後、サーミスタ32の検出温度に基づいてバルブ17の開度比が制御される。
Specifically, the opening degree on the hot water
このようにして、除霜運転の開始とほぼ同時に、一旦、ヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3からの出湯を停止もしくは減少して、貯湯タンク10から全給湯量を出湯もしくは出湯量を増加させることで、除霜運転の開始により給湯用熱交換器3の沸き上げ温度が低下したり湯の沸き上げができなくなったりしても、使用側端末における安定した出湯温度と出湯量を確保することができる。
Thus, almost simultaneously with the start of the defrosting operation, the hot water from the hot water
以下、本実施形態において、上述のように蒸発器5のコルゲートフィン52に切り起こし高さHLが0.26mm未満のルーバー部54aを設けていることの作用効果について図7〜図9を用いて説明する。
Hereinafter, in this embodiment, FIGS. 7 to 9 will be used to describe the operation and effect of providing the
図7は、実験により得た、ルーバー54の切り起こし高さHLと熱交換能力との関係を示しており、図8は、ルーバー54の切り起こし高さHLと、除霜が必要になるまでのヒートポンプ装置1の稼働時間(着霜時間)との関係を示している。熱交換能力は、切り起こし高さHLが0.75mmのときの熱交換能力を1として、これに対する割合で示しており、着霜時間は、切り起こし高さHLが0.07mmのときの着霜時間を1として、これに対する割合で示している。
FIG. 7 shows the relationship between the cut-and-raised height HL of the
ここに示すように、切り起こし高さHLが小さくなるに従って、熱交換能力は減少するが、着霜時間は長くなる。このとき、熱交換能力の減少度合に比較して、着霜時間の増加度合は大きくなっており、具体的には、切り起こし高さHLが0.75mmから0.07mmに減少すると、着霜時間は75%増加する。 As shown here, as the cut and raised height HL decreases, the heat exchange capacity decreases, but the frost formation time increases. At this time, the degree of increase in frosting time is larger than the degree of decrease in heat exchange capacity. Specifically, when the cut and raised height HL is reduced from 0.75 mm to 0.07 mm, The frost time is increased by 75%.
そこで、切り起こし高さHLの変化に応じて、[熱交換能力比×着霜時間比]の値がどのように変化するのか調べてみると、図9に示すように、切り起こし高さHLが0.07mmのときの[熱交換能力比×着霜時間比]の値を1とすると、[熱交換能力比×着霜時間比]の値は切り起こし高さHLが大きくなるに従って小さくなり、切り起こし高さHLが0.26mmのときの[熱交換能力比×着霜時間比]の値は0.9であることがわかる。 Therefore, when the value of [Heat exchange capacity ratio × Frosting time ratio] changes according to the change in the cut and raised height HL , the cut and raised height is shown in FIG. When the value of [Heat exchange capacity ratio × frosting time ratio] when HL is 0.07 mm is 1, the value of [Heat exchange capacity ratio × frosting time ratio] is cut and the height HL increases. It can be seen that the value of [heat exchange capacity ratio × frosting time ratio] when the cut and raised height HL is 0.26 mm is 0.9.
従来、コルゲートフィンのルーバーは、高い熱交換能力を得るため、その切り起こし高さを比較的大きくしていたが、本実施形態におけるように、ルーバー54の切り起こし高さHLを0.26mm未満とすることで、熱交換能力の低減を小さく抑えながら、着霜時間を長く引き延ばすことができる。具体的には、図4および図5に示すように、ルーバー54の切り起こし高さHLを0.26mm未満に抑えることで、空気が流通する隙間(=FP/2−HL)が大きくなり、霜が着きにくくなって、着霜時間が長くなる。
Conventionally, in order to obtain a high heat exchange capability, the corrugated fin louver has a relatively large raised height, but as in this embodiment, the raised height HL of the
本実施形態の構成によると、このように着霜時間が長くなると共に、除霜運転時には溶けた霜がルーバー54の切り起こし片53aに沿って速やかに排水されることにより、除霜も効率的に行われるため、給湯装置200運転中の着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる。これによって、給湯装置200の全運転時間における除霜運転時間の割合が減少し、通常運転時間の割合が増加して、蒸発器5における着霜および除霜が給湯機能に与える影響を最小限に抑えることができる。
According to the configuration of the present embodiment, the frosting time becomes longer as described above, and the frost melted during the defrosting operation is quickly drained along the cut and raised
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図10に示す。上記第1実施形態では、蒸発器5のコルゲートフィン52において、その平面部52aの空気流通方向上流側と下流側とに形成されている2つルーバー部54aの両方において、その切り起こし高さHLが0.26mm未満である構成であったが、これに対して、本実施形態においては、図10に示すように、上流側のルーバー部54a(本発明の低切り起こし部に対応)のみ切り起こし高さHLが0.26mm未満となっており、下流側のルーバー54b部(本発明の高切り起こし部に対応)の切り起こし高さHLは0.26mm以上となっている。
(Second Embodiment)
A second embodiment of the present invention is shown in FIG. In the first embodiment, in the
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置における、その他の構成および作動は上記第1実施形態と同様である。 Other configurations and operations in the heat pump hot water supply apparatus of the present embodiment are the same as those in the first embodiment.
以上の構成によると、着霜しやすい上流側のルーバー部54aは、着霜を抑えるために切り起こし高さHLが0.26mm未満である切り起こし片53aにより構成し、比較的着霜の少ない下流側のルーバー部54bは、切り起こし高さHLが0.26mm以上である切り起こし片53bにより構成することで、着霜を抑えて着霜時間を延ばすと共に、下流側のルーバー部54bによって熱交換能力を確保している。これにより、熱交換能力をそれほど犠牲にすることなく着霜時間を長くすることが可能となる。
According to the above configuration, the
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図11に示す。本実施形態においては、上記第1実施形態における蒸発器5のチューブ51の形状を変更している。本実施形態におけるチューブ51aは、図11に示すように、コルゲートフィン52と接している扁平部の外側表面に冷媒の流通方向に沿って溝56(本発明のチューブ溝に対応)が設けられている。
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention is shown in FIG. In the present embodiment, the shape of the
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置における、その他の構成および作動は上記第1実施形態と同様である。 Other configurations and operations in the heat pump hot water supply apparatus of the present embodiment are the same as those in the first embodiment.
このような構成によると、コルゲートフィン52の平面部52aに付着した凝縮水や、除霜運転時に溶けた霜が、切り起こし片53aに沿ってチューブ51a側に流れ、さらに平面部52aの端部においてチューブ51aの扁平部と平行に流れて、チューブ51aの溝56に流れ込むというようにして、速やかに排水される。
According to such a configuration, the condensed water adhering to the
このように排水性に優れていることにより、除霜が効率的に行われて、給湯装置運転中の着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合をさらに低減することができる。 Thus, by being excellent in drainage, defrosting is performed efficiently and the ratio of the defrosting time in the repetition of frosting and defrosting during operation of the hot water supply apparatus can be further reduced.
なお、ここでは溝56をチューブ51aの外側表面(片側)にそれぞれ2本設けるものを示したが、溝56の本数は、要求される排水性に応じて決定すればよい。
Here, two
なお、本実施形態においては、溝56を設けたチューブ51aを上記第1実施形態に適用したが、このチューブ51aを上記第2実施形態に適用してもよい。
In this embodiment, the
(その他の実施形態)
上記第1実施形態においては、蒸発器5のコルゲートフィン52の切り起こし部分として、空気流通方向に傾斜した複数の切り起こし片53aからなるルーバー54を備えていたが、これに代えて、図12に示すように、スリット部55(本発明の切り起こし部分に対応)を設けてもよい。スリット部55は、平面部52aにスリット(切り込み)を形成するのみで、切り起こし高さHLがほぼ0mmであるスリット形成部55a(本発明の低切り起こし部に対応)からなり、このようなスリット形成部55aが平面部52aの上流側と下流側にそれぞれ設けられている。
(Other embodiments)
In the first embodiment, the
このように、平面部52aにスリットが形成されていれば、給湯装置において除霜運転が行われる際に、溶けた霜がこのスリットに沿って排水されるので、上記第1実施形態におけるルーバー54の場合と同様の排水性を得ることができ、また、切り起こし高さHLがほぼ0mmであることにより着霜を抑えて着霜時間を長くすることができる。これにより、給湯装置運転中の着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる。
Thus, if the
なお、本実施形態においては上記第1実施形態に対してスリット形成部55aを備えたコルゲートフィン52を適用したが、これに限らず、溝56付きのチューブ51aを備えた上記第3実施形態にスリット形成部55aを備えたコルゲートフィン52を適用してもよい。
In this embodiment, the
また、上記第2実施形態の空気流通方向上流側のルーバー部54aに代えてスリット形成部55aを設けて、コルゲートフィン52の平面部52aの上流側にはスリット形成部55a(本発明の低切り起こし部に対応)を、下流側には切り起こし高さHLが0.26mm以上であるルーバー部54b(本発明の高切り起こし部に対応)を備えた構成としてもよい。
In addition, a
あるいは、上記第1実施形態におけるコルゲートフィン52のルーバー54に代えて、図13に示すように、平面部52aの上側と下側に交互にオフセットしているオフセット片53cを形成し、これにより、いわゆるオフセット形状の切り起こし部58(本発明の切り起こし部に対応)を構成してもよい。この場合、上側のオフセット片53cの上端と下側のオフセット53c片の下端との間の距離が切り起こし高さHLとなる。
Alternatively, instead of the
本実施形態においては、図13に示すように、平面部52aの上流側と下流側にそれぞれオフセット部58a(本発明の低切り起こし部に対応)を設けており、これらのオフセット部58aの両方において、その切り起こし高さHLが0.26mm未満となっている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 13, offset
このようなオフセット形状の切り起こし部58によっても、ルーバー54と同様の排水性を得ることができ、また、上記のようにオフセット部58aの切り起こし高さHLを0.26mm未満とすることで、着霜を抑えて着霜時間を長くすることができる。
Such an offset-shaped cut-and-raised
なお、本実施形態においてはオフセット部58aを備えたコルゲートフィン52を上記第1実施形態に適用したが、これに限らず、溝56付きのチューブ51aを備えた上記第3実施形態にオフセット部58aを備えたコルゲートフィン52を適用してもよい。
In this embodiment, the
また、上記第2実施形態に対してオフセット形状の切り起こし部58を適用して、空気流通方向上流側には切り起こし高さHLが0.26mm未満であるオフセット部58a(本発明の低切り起こし部に対応)を、下流側には切り起こし高さHLが0.26mm以上であるオフセット部(本発明の高切り起こし部に対応)を備えた構成としてもよい。
Further, an offset-shaped cut-and-raised
上記第2実施形態においては、空気流通方向上流側のルーバー部54aは切り起こし高さHLが0.26mm未満である切り起こし片53aによって構成されており、これによって、平面部52aの上流側半分に切り起こし高さHLが0.26mm未満である低切り起こし部54aが形成されていたが、低切り起こし部54aを形成する領域はこれに限らず、例えば、切り起こし高さHLが0.26mm未満である切り起こし片53aを平面部52aの上流側3分の1の領域に設けて、この領域に低切り起こし部54aを形成する構成としてもよい。
In the second embodiment, the
あるいは、チューブ51の構成などに応じて、平面部52aの上流側領域以外の領域に低切り起こし部54aを設けてもよい。例えば、チューブ51が、比較的高温の冷媒が流通する空気流通方向上流側と、比較的低温の冷媒が流通する空気流通方向下流側とに2分割されている構成の場合には、霜が生成しやすい各分割部の上流側に低切り起こし部54aを設けるようにするとよい。
Or you may provide the low cut-and-raised
上記各実施形態では、ヒートポンプ式給湯装置200のヒートポンプ装置1における蒸発器5に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば、ルームエアコンの室外熱交換器などに本発明を適用することもできる。
In each said embodiment, although this invention was applied to the
5 蒸発器(熱交換器)
51 チューブ
51a 溝付チューブ(チューブ)
52 コルゲートフィン
52a 平面部
53a、53b 切り起こし片
53c オフセット片
54 ルーバー(切り起こし部)
54a ルーバー部(低切り起こし部)
54b ルーバー部(高切り起こし部)
55 スリット部(切り起こし部)
55a スリット形成部(低切り起こし部)
56 溝(チューブ溝)
58 オフセット形状の切り起こし部(切り起こし部)
58a オフセット部(低切り起こし部)
5 Evaporator (heat exchanger)
51
52
54a Louver part (low cut and raised part)
54b Louver part (Highly raised part)
55 Slit part (cut and raised part)
55a Slit forming part (low cut raised part)
56 groove (tube groove)
58 Offset shape cut and raised (cut and raised)
58a Offset part (low cut and raised part)
Claims (9)
前記コルゲートフィン(52)は前記外部流体の流通方向に対して水平に配置される平面部(52a)を有し、前記平面部(52a)には切り込みを形成することにより切り起こし部(54、55、58)が前記流通方向に渡って設けられており、
前記切り起こし部(54、55、58)は、前記平面部(52a)に対して垂直方向の下端から上端までの高さである切り起こし高さ(HL)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a、55a、58a)を有することを特徴とする熱変換器。 A tube (51, 51a) and a corrugated fin (52) having a corrugated shape provided in contact with the tube (51, 51a), the external fluid flowing outside the tube (51, 51a) and the tube ( 51, 51a) in a heat exchanger for exchanging heat with an internal fluid flowing in
The corrugated fin (52) has a flat surface portion (52a) disposed horizontally with respect to the flow direction of the external fluid, and the flat surface portion (52a) is cut and raised by forming a cut. 55, 58) are provided across the flow direction,
The cut-and-raised part (54, 55, 58) has a cut-and-raised height (H L ), which is a height from the lower end to the upper end in the direction perpendicular to the flat part (52a), being less than 0.26 mm. A heat converter having cut and raised portions (54a, 55a, 58a).
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