JP2008042249A - 移動通信システム、基地局装置、および通信方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局装置、および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セルエッジの移動局装置の受信特性を改善するCell−specific reference signals with GSを適用したマルチセルMBMSにおいて、セルエッジの移動局装置の受信特性を劣化させることなく、セルエッジに位置しない移動局装置に対しても受信特性の改善を図る。
【解決手段】参照シンボルとデータシンボルをサブキャリアで送信する基地局装置が、送信エリアを複数のセクタに分けて送信を行う送信機を複数備える。各送信機は、複数のサブキャリアをまとめてサブキャリアグループとし、各サブキャリアグループに対応して設けられた位相回転部106により、送信する参照シンボルとデータシンボルにセクタ固有且つ同一の位相回転量による位相回転を与える。
【選択図】図4

Description

本発明は移動通信システム、基地局装置、および通信方法に係り、特に複数の基地局から同一のマルチメディアサービスを移動局装置へ提供する移動通信システム、基地局装置、および通信方法に関する。
近年の移動体通信システムにおいては、1つの基地局装置対1つの移動局装置の関係により、電話サービスやインターネット接続サービスが提供されている。こうした基地局装置と移動局装置間の1対1の通信による情報配信では、必要な無線リソースを移動局装置毎に確保する必要がある。
一方、移動体通信システムの更なるサービス向上を目指し、例えばスポーツ中継や天気予報、ラジオなどのマルチメディア情報を、同時に複数のユーザーに配信する通信方法に対する関心が高まっている。複数ユーザーへの情報配信を実現する放送型マルチメディアサービスでは、1つの情報を同時に複数のユーザーに配信するために、基地局装置から共通の無線リソースを用いて複数の移動局装置にデータを送信する。これにより、無線リソースを節約したデータ送信が行われて、そのデータを同時に複数の移動局装置が受信可能となる。
このような放送型マルチメディアサービスを可能にする技術を、3GPP(3rd Generation Partnership Project)ではMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)と呼んでいる。MBMSには、各基地局装置が異なるマルチメディアサービスを提供する形態(以下、シングルセルMBMSと称す)と、複数の基地局装置で同一のマルチメディアサービスを同時に提供する形態(以下、マルチセルMBMSと称す)とがある。
マルチセルMBMSでは、セルエッジにおいて受信電力が小さい場合に移動局装置の受信特性を改善する方法の1つとして、ソフトコンバイニングが利用される。ソフトコンバイニングは、各基地局装置が同一の信号を送信し、移動局装置では複数の基地局装置からの当該同一の信号を同時に受信し合成することによって、受信電力の増大を図る通信方法である。
ところで、近年、次世代移動通信システムの検討も盛んに進められており、3GPPにおいては、基地局装置から移動局装置への下りリンクに用いるアクセス方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)を採用したシステムが検討されている。この下りリンクOFDMAシステムにマルチセルMBMSを適用した場合において、上記のソフトコンバイニングより受信特性を改善する方法、すなわちCell−specific reference signals with Group Scrambling(以下、Cell−specific reference signals with GSと略す)が提案されている(非特許文献1参照)。
ここで、Cell−specific reference signals with GSの処理について説明する。
基地局装置は、複数の移動局装置へ配信するデータ(MBMSデータ)を多数のサブキャリアにより送信する。サブキャリアは、いくつかのサブキャリアグループに分けられている。各サブキャリアグループには、伝搬路推定に用いるための参照シンボルが少なくとも一つ含まれる。例えば、1つのサブキャリアグループを3つのサブキャリアで構成し、参照シンボルを各サブキャリアグループにおける最低周波数を持つサブキャリアの先頭OFDMシンボルに配置する。
図12は、スクランブリング符号を用いたスクランブリングの説明図である。基地局装置は、各サブキャリアグループの参照シンボルをセル固有のスクランブリング符号によってスクランブルする。また、各サブキャリアグループのデータシンボルを参照シンボルに用いたものと同じスクランブリング符号によってスクランブルする。そして、スクランブルした参照シンボルとデータシンボルにIFFT(Inverse Fast Fourier Transform;逆高速フーリエ変換)を行い、さらに無線送信処理を行って無線周波数でデータを送信する。各基地局装置は同様のスクランブルを行ってMBMSデータを送信する。
移動局装置は、上記のように送信される信号を受信し、各サブキャリアグループ内の合成された参照シンボルより推定した伝搬路応答の推定値を用いて、各サブキャリアグループ内のデータシンボルの伝搬路補償を行う。そして、伝搬路補償したデータシンボルを復調して、MBMSデータを取り出す。この点については以下で詳述する。
ここで、サブキャリアグループ1について、基地局装置でのスクランブルと移動局装置での復調の具体例を説明する。図12において、セルAを管理する基地局装置は、参照シンボルR1とデータシンボルDを同一のスクランブリング符号SCellA1によりスクランブルし、送信する。送信信号は、それぞれR1×SCellA1、D×SCellA1となる。同様に、セルBを管理する基地局装置は、参照シンボルR1とデータシンボルD(マルチセルMBMSであるのでセルAからのMBMSデータと同じMBMSデータを送信する)を同一のスクランブリング符号SCellB1によりスクランブルし、送信する。このスクランブリング符号SCellB1は、セルAを管理する基地局装置において用いられるスクランブリング符号SCellA1とは別のものである。送信信号は、それぞれR1×SCellB1、D×SCellB1となる。送信された各シンボルは、伝搬路から伝搬路応答h、hを受けて、移動局装置に受信される。すると、移動局装置で受信される、各セルからの合成された参照シンボルR’とデータシンボルD’は、それぞれ次の数1および数2で表されることになる。
Figure 2008042249
Figure 2008042249
移動局装置は、受信した参照シンボルと予め保持している既知の参照シンボルとを比較して、次の数3で表される合成された伝搬路応答の推定値rを算出する。
Figure 2008042249
移動局装置は、この合成された伝搬路応答の推定値rを用いて、受信したデータシンボルD’の伝搬路補償を行う。伝搬路補償後のデータシンボルDestimatedは、次の数4で表すことができる。
Figure 2008042249
こうして、移動局装置において、送信されたMBMSデータのデータシンボルDが取り出される。
このように、各サブキャリアグループ内の参照シンボルとデータシンボルに同じスクランブリング符号が乗算されているので、移動局装置で受信されるデータシンボルD’に対して、複数のセルからの合成された参照シンボルR’を用いて伝搬路補償を行うことができる。
以上の処理の結果、サブキャリアグループ内ではセル毎に異なるスクランブリング符号が乗算された信号が伝搬路において合成され、移動局装置において受信されるため、各サブキャリアグループ間の伝搬路応答の相関は小さくなり、送信ダイバーシチ効果を得ることができる。したがって、セルとセルの境界であるセルエッジに存在する移動局装置では、基地局装置からの距離が遠いため一つの基地局装置から送信された信号の受信電力が小さいが、複数セルからの信号を受信することにより、信号電力の増大と送信ダイバーシチ効果とにより受信特性を改善することができる。
3GPP TSG RAN WG1 #45,Shanghai,China,8−12 May,2006 R1−061264, "Further Study on Reference Signal Structure for MBMS"
一つのセル内において送信エリアを複数に分割したセクタの境界(セクタエッジ)に位置する移動局装置、例えば基地局装置近傍の移動局装置は、隣接セルからの受信電力が非常に小さいため上述したCell−specific reference signals with GSによる受信特性の改善は見込めない。しかしながら、セルエッジに位置する移動局装置と同様に、セクタエッジに位置する移動局装置に対しても、受信特性の改善を行うことがマルチセルMBMSのサービス向上には望まれる。更に、セルエッジにもセクタエッジにも位置しない移動局装置に対しても、マルチセルMBMSのサービス向上のために更なる受信特性の改善が望まれる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、セルエッジの移動局装置の受信特性を改善するCell−specific reference signals with GSを適用したマルチセルMBMSにおいて、セルエッジの移動局装置の受信特性を劣化させることなく、セルエッジに位置しない移動局装置に対しても受信特性の改善を図ることができる移動通信システム、基地局装置、および通信方法を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、予め既知の参照シンボルと送信するデータを変調して構成したデータシンボルとを複数のサブキャリアで送信する基地局装置と、この基地局装置から送信される信号を受信し、受信した参照シンボルに基づき推定した伝搬路応答に従って前記受信したデータシンボルを伝搬路補償して、伝搬路補償されたデータシンボルを復調する移動局装置とを有する移動通信システムであって、前記基地局装置は、送信エリアを1つ以上のセクタとして送信を行うセクタ毎に対応した送信機を備え、この各送信機が有する1つ以上の送信アンテナの各々が、少なくとも1つの前記参照シンボルおよび複数の前記データシンボルを含んで成る複数の前記サブキャリアをサブキャリアグループとして、該サブキャリアグループ毎にスクランブリング符号を乗算し更に一定の位相回転量による位相回転を行って、前記参照シンボルと各送信アンテナから同一の前記データシンボルとを送信し、前記移動局装置は、前記各送信アンテナからの合成された参照シンボルに基づいて合成された伝搬路応答の推定値を算出し、該合成された伝搬路応答の推定値に従って前記各送信アンテナからの合成されたデータシンボルを伝搬路補償し、伝搬路補償されたデータシンボルを復調することを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記位相回転量は、全ての送信アンテナで固有の値であることを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記位相回転量は、セクタ固有の値であることを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記位相回転量は、同一セクタ内において送信アンテナ固有の値であることを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記位相回転量は、複数の連続するサブキャリアグループについて各セクタ間または各送信アンテナ間で直交する直交符号を与える値であることを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記スクランブリング符号は、基地局装置固有であることを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記スクランブリング符号は、セクタ固有であることを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記位相回転量は隣接するサブキャリアグループ間で位相差が一定となるように制御されることを特徴とする。
また、前記移動通信システムにおいて、前記位相回転量はMBMSデータを送信する場合に付与されることを特徴とする。
また、予め既知の参照シンボルと送信するデータを変調して構成したデータシンボルとを複数のサブキャリアで移動局装置に送信する基地局装置であって、送信エリアを1つ以上のセクタとして送信を行うセクタ毎に対応した送信機を備え、この各送信機が有する1つ以上の送信アンテナの各々が、少なくとも1つの前記参照シンボルおよび複数の前記データシンボルを含んで成る複数の前記サブキャリアをサブキャリアグループとして、該サブキャリアグループ毎にスクランブリング符号を乗算し更に一定の位相回転量による位相回転を行って、前記参照シンボルと各送信アンテナから同一の前記データシンボルとを送信することを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記位相回転量は、全ての送信アンテナで固有の値であることを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記位相回転量は、セクタ固有の値であることを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記位相回転量は、同一セクタ内において送信アンテナ固有の値であることを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記位相回転量は、複数の連続するサブキャリアグループについて各セクタ間または各送信アンテナ間で直交する直交符号を与える値であることを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記スクランブリング符号は、基地局装置固有であることを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記スクランブリング符号は、セクタ固有であることを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記位相回転量は隣接するサブキャリアグループ間で位相差が一定となるように制御されることを特徴とする。
また、前記基地局装置において、前記位相回転量はMBMSデータを送信する場合に付与されることを特徴とする。
また、送信エリアを1つ以上のセクタとして送信を行うセクタ毎に対応した送信機を備え、予め既知の参照シンボルと送信するデータを変調して構成したデータシンボルとを複数のサブキャリアで送信する基地局装置と、この基地局装置から送信される信号を受信してデータシンボルの復調を行う移動局装置とを有する移動通信システムの通信方法であって、前記各送信機が有する1つ以上の送信アンテナの各々が、少なくとも1つの前記参照シンボルおよび複数の前記データシンボルを含んで成る複数の前記サブキャリアをサブキャリアグループとして、該サブキャリアグループ毎にスクランブリング符号を乗算するステップと、該サブキャリアグループ毎に更に一定の位相回転量による位相回転を行うステップと、前記位相回転された参照シンボルおよび各送信アンテナからの同一のデータシンボルを送信するステップと、前記移動局装置が、前記各送信アンテナからの合成された参照シンボルに基づいて合成された伝搬路応答の推定値を算出するステップと、前記合成された伝搬路応答の推定値に従って前記各送信アンテナからの合成されたデータシンボルを伝搬路補償するステップと、前記伝搬路補償されたデータシンボルを復調するステップとを有することを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記位相回転量は、全ての送信アンテナで固有の値であることを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記位相回転量は、セクタ固有の値であることを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記位相回転量は、同一セクタ内において送信アンテナ固有の値であることを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記位相回転量は、複数の連続するサブキャリアグループについて各セクタ間または各送信アンテナ間で直交する直交符号を与える値であることを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記スクランブリング符号は、基地局装置固有であることを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記スクランブリング符号は、セクタ固有であることを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記位相回転量を隣接するサブキャリアグループ間で位相差が一定となるように設定することを特徴とする。
また、前記通信方法において、前記位相回転量はMBMSデータを送信する場合に付与されることを特徴とする。
本発明によれば、Cell−specific reference signals with GSを適用したマルチセルMBMSにおいて、セルエッジの移動局装置の受信特性を劣化させることなく、セルエッジに位置しない移動局装置に対しても受信特性の改善を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、セル及びセクタの一構成例を示した平面図である。なお、セルとは基地局装置から電波が届く小規模のエリアである。1つのセル(例えばセルC1)は6つのセル(セルC2〜セルC7)に隣接しており、各セルは3つのセクタ(例えばセルC1についてはセクタ#11、#12、#13)に分割されている。各セルを管理する基地局装置1は、セル内をこれら3セクタに分割して通信を行う。基地局装置1は指向性アンテナで構成された3つのセクタアンテナを備えており、このセクタアンテナにより電波が実質的に到達する範囲として1つのセルの中に3つの扇形のセクタが構成され、セルが分割される。
図2は、図1のセルC1とセルC2の部分を拡大した図である。図2に示すように、ある2つの基地局装置がそれぞれ管理しているセルの境界(セルC1とセルC2の境界である点P3と点P4を結ぶ直線)をセルエッジと呼ぶ。また、ある1つのセルに属する2つのセクタの境界(例えば、セクタ#11とセクタ#12の境界である点P1と点P2を結ぶ直線)をセクタエッジと呼ぶ。マルチセルMBMSでは、複数の基地局装置が同一のMBMSデータを送信し、移動局装置は当該複数の基地局装置からのMBMSデータを受信する。各基地局装置1は図示しない基地局制御装置と接続されており、この基地局制御装置によって、MBMSデータの送信が制御される。
図3は、送信フレームの構成を示したものである。基地局装置は、複数の移動局装置へ配信するデータ(MBMSデータ)を多数のサブキャリアにより送信する。サブキャリアは、いくつかのサブキャリアグループに分けられている。各サブキャリアグループには、伝搬路推定に用いるためのセル共通の参照シンボルが少なくとも一つ含まれる。図3においては、1つのサブキャリアグループは3つのサブキャリアからなり、参照シンボルは各サブキャリアグループにおける最低周波数を持つサブキャリアの先頭OFDMシンボルに配置されている。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、Cell−specific reference signals with GSを適用したマルチセルMBMSにおいて、セクタ間送信ダイバーシチが可能な移動通信システム、基地局装置、通信方法を提供する。
図4は、本発明の第1の実施形態による基地局装置1に備えられた、セクタ毎の送信機10の構成を示すブロック図である。送信機10は、セル内の各セクタに対応して設けられている。例えば図1のセルC1では、セクタ#11とセクタ#12とセクタ#13のそれぞれに対応して、基地局装置1が合計3つの送信機を有している。なお、各セクタの送信機10は、それぞれ同一のMBMSデータを送信し、同一の変調を行い、同一のマッピングを行う。
図4において、送信機10は、変調部101、参照シンボル生成部102、マッピング部103、S/P(Serial/Parallel;直並列)変換部104、スクランブリング符号乗算部105a〜105c、位相回転部106a〜106c、回転量制御部107、IFFT(逆高速フーリエ変換)部108、GI(Guard Interval;ガードインターバル)付加部109、D/A(Digital/Analog;デジタル/アナログ)変換部110、RF(Radio Frequency;無線周波数)部111、送信アンテナ112から構成される。
変調部101は、入力されるMBMSデータに対して、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;4相位相偏移変調)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation;直交振幅変調)、64QAMなどの変調を行って、変調データシンボルを出力する。参照シンボル生成部102は、伝搬路推定用の参照シンボルを生成して出力する。参照シンボルは、セル共通(すなわち、例えばセルC1とセルC2では参照シンボルは同一)、且つセクタ共通(すなわち、例えばセルC1においてセクタ#11〜セクタ#13では参照シンボルは同一)であるとする。マッピング部103は、変調データシンボルと参照シンボルのいずれかを選択し、S/P変換部104に出力する。この選択は、サブキャリアグループ毎の複数のシンボルの中に1つの参照シンボルが含まれ、且つその参照シンボルが固定の位置(当該サブキャリアグループの最低周波数を持つサブキャリアの先頭OFDMシンボル)に配置されるように行われる。S/P変換部104は、入力される変調データシンボルと参照シンボルに対して直並列変換を行い、サブキャリアグループ毎に複数のシンボルにまとめて、当該サブキャリアグループに対応するスクランブリング符号乗算部105a〜105cに出力する。
スクランブリング符号乗算部105a〜105cは、入力される全てのシンボルに対して同一、且つスクラブリング符号乗算部間では異なるスクランブリング符号を乗算し、位相回転部106a〜106cに出力する。なお、少なくとも1送信フレーム内では一定のスクランブリング符号を用いる。位相回転部106a〜106cは、各スクランブリング符号乗算部105a〜105cから入力されるスクランブリング符号が乗算されたシンボルに対して、回転量制御部107より入力される回転量制御情報に従い決定される位相回転量を用いて位相回転を行い、IFFT部108に出力する。回転量制御部107は、各位相回転部106a〜106cの位相回転量を制御するための回転量制御情報を出力する。
IFFT部108は、各位相回転部106a〜106cから入力されるシンボルをサブキャリアにマッピングし、IFFTを行って時間領域信号を出力する。GI付加部109は、IFFT部108から入力される時間領域信号にガードインターバルを付加して送信データ信号を生成し、D/A変換部110に出力する。なお、図示しないが、ここで並直列変換が行われる。GI付加部109から出力される送信データ信号は、D/A変換部110によりD/A変換され、さらにRF部111により無線信号に変換されて、送信アンテナ112を介して送信される。
ここで、回転量制御部107における、位相回転部106a〜106c毎の位相回転量の制御方法を説明する。回転量制御部107は、隣接するサブキャリアグループ間で位相回転量差φが一定、且つこの位相回転量差φがセクタ毎に異なる値となるように、位相回転量を設定する。図5は、1つのセル(セルC1)が3つのセクタ(セクタ#11〜セクタ#13)で構成される場合において、各セクタに設定される位相回転量の例を示したものである。なお、説明の簡略化のため、サブキャリアグループの数は3つとする。図5に示すように、セクタ#11では位相回転量差φが0、セクタ#12では位相回転量差φがA、セクタ#13では位相回転量差φがBとなる位相回転量を用いて、各サブキャリアグループの位相回転が行われる。すなわち、セクタ#11においてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量は全て0であり、セクタ#12においてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量はそれぞれA、2A、3Aであり、セクタ#13においてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量はそれぞれB、2B、3Bである。
なお、隣接するサブキャリアグループ間で位相回転量差φを一定にするのは、以下の理由による。
すなわち、従来、周波数ダイバーシチ効果が得られるとともに、優れた受信誤り率特性を達成することができるOpen loop Transmit Diversityとして、CDTD(Cyclic Delay Transmit Diversity:循環遅延送信ダイバーシチ)が提案されている。このCDTDは、セル内のセクタ間送信ダイバーシチや、後述する第2及び第3の実施形態におけるセクタ内のアンテナ間送信ダイバーシチを得る場合のように、基地局装置からの送信系統が複数(例えばセクタ数が2、またはアンテナ数が2)存在する場合において、一方の送信信号をガードインターバルの付加前に複数サンプルシフトすることによって遅延ダイバーシチ効果を得る送信方法である。これと同様の効果は、サブキャリア間の位相回転量差が一定となるようにサブキャリア毎に位相回転を行うことによっても達成される。ところが、サブキャリア毎に参照シンボルが構成されていない送信フレームにおいてサブキャリア毎に位相回転を行うと、伝搬路推定に誤差が生じることとなってしまう。そこで本実施形態のように、少なくとも参照シンボルを1つ含むサブキャリアグループ内では一定の位相回転量とし、且つサブキャリアグループ間では位相回転量差φを一定とすることで、伝搬路推定誤差を抑えつつ、CDTDに最も近い周波数ダイバーシチ効果が得られ、またCDTDに最も近い受信誤り率特性を達成することが可能となる。なお、周波数ダイバーシチ効果を高めるためには、位相回転量差φは大きな値且つセクタ間で異なる値に設定することが好ましい。
図6は、本発明の第1の実施形態による移動局装置に備えられた受信機20の構成を示すブロック図である。受信機20は、受信アンテナ201、RF部202、A/D(Analog/Digital;アナログ/デジタル)変換部203、シンボル同期部204、GI除去部205、FFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)部206、デマッピング部207、伝搬路推定部208、伝搬路補償部209a〜209c、P/S(Parallel/Serial;並直列)変換部210、復調部211から構成される。
受信アンテナ201は、基地局装置1の送信機10から送信される信号を受信する。RF部202は、受信アンテナ201が受信した無線信号をベースバンド信号に変換し、A/D変換部203に出力する。A/D変換部203は、RF部202から入力されるアナログ信号に対してA/D変換を行い、OFDM信号を出力する。
シンボル同期部204は、A/D変換部203から入力されるOFDM信号に対して同期を取る。GI除去部205は、同期が取られたOFDM信号からガードインターバルを除去し、FFT部206に出力する。FFT部206は、ガードインターバルが除去された時間領域のOFDM信号に対してFFTを行い、サブキャリア毎の受信信号をデマッピング部207に出力する。なお、図示しないが、ここで直並列変換が行われる。デマッピング部207は、サブキャリア毎の受信信号を参照シンボルとデータシンボルに分離した上で、参照シンボルを伝搬路推定部208に、データシンボルを伝搬路補償部209a〜209cに、それぞれ出力する。
伝搬路推定部208は、入力された参照シンボルから伝搬路応答を推定し、推定した伝搬路応答に基づいて当該参照シンボルが属するサブキャリアグループに適用するための伝搬路補償値を算出し、算出した伝搬路補償値を当該サブキャリアグループに対応する伝搬路補償部209に出力する。なお、伝搬路推定方法の一例として、受信した参照シンボルに対し、送信側で参照シンボルに用いた既知の符号の複素共役信号を乗じて、伝搬路推定値を得ることができる。各伝搬路補償部209a〜209cは、伝搬路推定部208から入力された伝搬路補償値に従って、デマッピング部207からのデータシンボルに対し伝搬路において当該データシンボルに付与された伝搬路変動の補償を行い、補償後のデータシンボルをP/S変換部210に出力する。
P/S変換部210は、入力される伝搬路補償されたデータシンボルに対して並直列変換を行い、復調部211に出力する。復調部211は、送信機10側での変調処理に用いられたQPSK、16QAM、64QAMなどの各方式に従って、P/S変換部210から入力されたデータシンボルの復調を行い、復調により取り出されたMBMSデータを出力する。こうして、移動局装置において、基地局装置1から送られたMBMSデータが取得される。
ここで、本実施形態において基地局装置から送信され移動局装置に受信されるデータの具体例を説明する(図12参照)。サブキャリアグループ1の例で説明を行うが、他のサブキャリアグループについても同様である。
まず、セルC1を管理する基地局装置が、セクタ#12とセクタ#13を介してデータを送信する状況を考える。セクタ#12に対応した送信機10は、参照シンボルR1とデータシンボルDを同一のスクランブリング符号SCellC11によりスクランブルし、さらに同一の位相回転量Aを用いて位相回転を行い送信する。送信信号は、それぞれR1×SCellC11×A、D×SCellC11×Aとなる。同様に、セクタ#13に対応した送信機10は、参照シンボルR1とデータシンボルDを同一のスクランブリング符号SCellC11によりスクランブルし、さらに同一の位相回転量Bを用いて位相回転を行い送信する。送信信号は、それぞれR1×SCellC11×B、D×SCellC11×Bとなる。送信された各シンボルは、伝搬路から伝搬路応答h#12、h#13を受けて、移動局装置に受信される。すると、移動局装置で受信される、各セクタからの合成された参照シンボルR’とデータシンボルD’は、それぞれ次の数5および数6で表されることになる。
Figure 2008042249
Figure 2008042249
移動局装置は、受信した参照シンボルと予め保持している既知の参照シンボルとを比較して、次の数7で表される合成された伝搬路応答の推定値rを算出する。
Figure 2008042249
移動局装置は、この合成された伝搬路応答の推定値rを用いて、受信したデータシンボルD’の伝搬路補償を行う。伝搬路補償後のデータシンボルDestimatedは、次の数8で表すことができる。
Figure 2008042249
こうして、移動局装置において、異なるセクタで送信されたMBMSデータのデータシンボルDが取り出される。
このように、各サブキャリアグループ内の参照シンボルとデータシンボルに同じ位相回転量の位相回転が行われているので、移動局装置で受信されるデータシンボルD’に対して、複数のセクタからの合成された参照シンボルR’を用いて伝搬路補償を行うことができる。
次に、セルC1を管理する基地局装置からセクタ#12を介してデータが送信され、またセルC2を管理する基地局装置からセクタ#21を介してデータが送信される状況を考える。セルC1のセクタ#12に対応した送信機10は、参照シンボルR1とデータシンボルDを同一のスクランブリング符号SCellC11によりスクランブルし、さらに同一の位相回転量AC1を用いて位相回転を行い送信する。送信信号は、それぞれR1×SCellC11×AC1、D×SCellC11×AC1となる。同様に、セルC2のセクタ#21に対応した送信機10は、参照シンボルR1とデータシンボルD(マルチセルMBMSであるのでセルC1からのMBMSデータと同じMBMSデータを送信する)を同一のスクランブリング符号SCellC21によりスクランブルし、さらに同一の位相回転量AC2を用いて位相回転を行い送信する。送信信号は、それぞれR1×SCellC21×AC2、D×SCellC21×AC2となる。送信された各シンボルは、伝搬路から伝搬路応答hC1、hC2を受けて、移動局装置に受信される。すると、移動局装置で受信される、各セルC1、C2からの合成された参照シンボルR’とデータシンボルD’は、それぞれ次の数9および数10で表されることになる。
Figure 2008042249
Figure 2008042249
移動局装置は、受信した参照シンボルと予め保持している既知の参照シンボルとを比較して、次の数11で表される合成された伝搬路応答の推定値rを算出する。
Figure 2008042249
移動局装置は、この合成された伝搬路応答の推定値rを用いて、受信したデータシンボルD’の伝搬路補償を行う。伝搬路補償後のデータシンボルDestimatedは、次の数12で表すことができる。
Figure 2008042249
こうして、移動局装置において、異なるセルから送信されたMBMSデータのデータシンボルDが取り出される。
このように、各サブキャリアグループ内の参照シンボルとデータシンボルに同じスクランブリング符号が乗算されているので、移動局装置で受信されるデータシンボルD’に対して、複数のセルからの合成された参照シンボルR’を用いて伝搬路補償を行うことができる。ここで、受信信号には送信側においてセクタ間で異なる位相回転が行われているが、この受信信号に対して伝搬路推定部208は付加的な推定処理を行う必要はなく、また伝搬路補償部209は付加的な補償処理を行う必要はない。そのため、簡易な構成で処理を行うことができる。
以上の処理の結果、サブキャリアグループ内ではセクタ毎に異なる位相回転量で位相回転された信号が伝搬路において合成されるため、セルエッジの移動局装置の受信信号と同様に、セクタエッジの移動局装置の受信信号においても各サブキャリアグループ間の伝搬路応答の相関は小さくなり、周波数ダイバーシチ効果が得られ、受信特定を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、Cell−specific reference signals with GSを適用したマルチセルMBMSにおいて、セクタ内のアンテナ間送信ダイバーシチが可能な移動通信システム、基地局装置、通信方法を提供する。
図7は、本発明の第2の実施形態による基地局装置1に備えられた、セクタ毎の送信機10の構成を示すブロック図である。図7において、送信機10は、変調部101、参照シンボル生成部102、マッピング部103、S/P変換部104、スクランブリング符号乗算部105a〜105c、位相回転部106a〜106c、回転量制御部107、IFFT部108、GI付加部109、D/A変換部110、RF部111、送信アンテナ112から構成される。なお、第1の実施形態とは、アンテナ間の送信ダイバーシチを得るため、位相回転部106a〜106c、回転量制御部107、IFFT部108、GI付加部109、D/A変換部110、RF部111、送信アンテナ112が複数セット備えられているところが異なっている(図中破線部)。
変調部101は、入力されるMBMSデータに対して、QPSK、16QAM、64QAMなどの変調を行って、変調データシンボルを出力する。参照シンボル生成部102は、伝搬路推定用の参照シンボルを生成して出力する。参照シンボルは、セル共通(すなわち、例えばセルC1とセルC2では参照シンボルは同一)、且つセクタ共通(すなわち、例えばセルC1においてセクタ#11〜セクタ#13では参照シンボルは同一)であるとする。マッピング部103は、変調データシンボルと参照シンボルのいずれかを選択し、S/P変換部104に出力する。この選択は、サブキャリアグループ毎の複数のシンボルの中に1つの参照シンボルが含まれ、且つその参照シンボルが固定の位置(当該サブキャリアグループの最低周波数を持つサブキャリアの先頭OFDMシンボル)に配置されるように行われる。S/P変換部104は、入力される変調データシンボルと参照シンボルに対して直並列変換を行い、サブキャリアグループ毎に複数のシンボルにまとめて、当該サブキャリアグループに対応するスクランブリング符号乗算部105a〜105cに出力する。
スクランブリング符号乗算部105a〜105cは、入力される全てのシンボルに対して同一、且つスクラブリング符号乗算部間では異なるスクランブリング符号を乗算し、位相回転部106a〜106cに出力する。なお、少なくとも1送信フレーム内では一定のスクランブリング符号を用いる。位相回転部106a〜106cは、各スクランブリング符号乗算部105a〜105cから入力されるスクランブリング符号が乗算されたシンボルに対して、回転量制御部107より入力される回転量制御情報に従い決定される位相回転量を用いて位相回転を行い、IFFT部108に出力する。回転量制御部107は、各位相回転部106a〜106cの位相回転量を制御するための回転量制御情報を出力する。
IFFT部108は、各位相回転部106a〜106cから入力されるシンボルをサブキャリアにマッピングし、IFFTを行って時間領域信号を出力する。GI付加部109は、IFFT部108から入力される時間領域信号にガードインターバルを付加して送信データ信号を生成し、D/A変換部110に出力する。なお、図示しないが、ここで並直列変換が行われる。GI付加部109から出力される送信データ信号は、D/A変換部110によりD/A変換され、さらにRF部111により無線信号に変換されて、送信アンテナ112を介して送信される。
なお、基地局装置は、複数セット備えられている位相回転部106a〜106c、回転量制御部107、IFFT部108、GI付加部109、D/A変換部110、RF部111により同様の処理を行い、複数の送信アンテナ112から同時に信号を送信する。
ここで、回転量制御部107における、位相回転部106a〜106c毎の位相回転量の制御方法を説明する。回転量制御部107は、隣接するサブキャリアグループ間で位相回転量差φが一定、且つこの位相回転量差φが送信アンテナ毎に異なる値となるように、位相回転量を設定する。図8は、1つの送信機10に2本の送信アンテナ112が備えられている場合において、当該送信機10が受け持つセクタに設定される位相回転量の例を示したものである。なお、説明の簡略化のため、サブキャリアグループの数は3つとする。図8に示すように、送信アンテナ#1では位相回転量差φが0、送信アンテナ#2では位相回転量差φがCとなる位相回転量を用いて、各サブキャリアグループの位相回転が行われる。すなわち、送信アンテナ#1においてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量は全て0であり、送信アンテナ#2においてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量はそれぞれC、2C、3Cである。
なお、隣接するサブキャリアグループ間で位相回転量差φを一定にする理由は、第1の実施形態の場合と同じである。また、周波数ダイバーシチ効果を高めるためには、位相回転量差φは大きな値且つ送信アンテナ間で異なる値に設定することが好ましい。
また、各セクタの送信機10は、それぞれ同一のMBMSデータを送信し、同一の変調を行い、同一のマッピングを行う。
本実施形態による移動局装置の受信機の構成、動作は、第1の実施形態の場合と同じであるので説明は省略する。
第1の実施形態の場合(数5〜数8参照)と同じように、本実施形態においても各サブキャリアグループ内の参照シンボルとデータシンボルに同じ位相回転量の位相回転が行われているので、移動局装置で受信される参照シンボルとデータシンボルは、全ての送信アンテナからの合成された位相回転量で位相回転されることになる。したがって、移動局装置で受信されるデータシンボルに対して、複数の送信アンテナからの合成された参照シンボルを用いて伝搬路補償を行うことができる。
また、第1の実施形態の場合(数9〜数12参照)と同じように、本実施形態においても各サブキャリアグループ内の参照シンボルとデータシンボルに同じスクランブリング符号が乗算されているので、移動局装置で受信される参照シンボルとデータシンボルには、全てのセルからの合成されたスクランブリング符号が乗算されることになる。したがって、移動局装置で受信されるデータシンボルに対して、複数のセルからの合成された参照シンボルを用いて伝搬路補償を行うことができる。ここで、受信信号には送信側において送信アンテナ間で異なる位相回転が行われているが、この受信信号に対して伝搬路推定部208は付加的な推定処理を行う必要はなく、また伝搬路補償部209は付加的な補償処理を行う必要はない。そのため、簡易な構成で処理を行うことができる。
以上の処理の結果、サブキャリアグループ内では送信アンテナ毎に異なる位相回転量で位相回転された信号が伝搬路において合成されるため、セルエッジに位置する移動局装置の受信信号と同様に、セルエッジやセクタエッジに位置しない移動局装置の受信信号においても各サブキャリアグループ間の伝搬路応答の相関は小さくなり、周波数ダイバーシチ効果が得られ、受信特性を向上させることができる。
次に、本実施形態において、セクタエッジに位置する移動局装置の受信特性を更に向上させる方法について説明する。回転量制御部107の処理をセクタ固有のものとし、隣接セクタで設定する送信アンテナ毎の位相回転量を考慮しない場合、隣接セクタの送信アンテナ間で同一の位相回転量が設定される場合がある。そのような場合、セクタエッジに位置する移動局装置においては両セクタの一部の送信アンテナから同一の位相回転量で送信された信号を受信してしまい、それらの送信アンテナの位相回転に対してはサブキャリアグループ間の伝搬路応答の相関が低くなるメリットを享受できなくなる。そこで、基地局装置は、各セクタの各送信アンテナで設定する位相回転量を全て異なる値に設定する。
図9に位相回転の一例を示す。説明の簡略化のため、1セルが3セクタ、セクタ内で送信アンテナ2本の場合について示す。図9において、セクタ#11の送信アンテナ#1についてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量は全て0である。セクタ#11の送信アンテナ#2についてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量はそれぞれD、2D、3Dである。セクタ#12の送信アンテナ#1についてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量はそれぞれ−E、−2E、−3Eである。セクタ#12の送信アンテナ#2についてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量はF、2F、3F−2πである。セクタ#13の送信アンテナ#1についてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量は−G、−2G、−3G+2πである。セクタ#13の送信アンテナ#2についてはサブキャリアグループ1、2、3の位相回転量はH、2H、3Hである。
このように、各セクタの各送信アンテナで設定する位相回転量を全て異なる値に設定すると、セクタ#11とセクタ#12のセクタエッジ、セクタ#12とセクタ#13のセクタエッジ、セクタ13とセクタ#11のセクタエッジに位置する移動局装置が受信する信号は、受信電力が支配的な信号がどの送信アンテナからのものであるかに関わらず、各送信アンテナから全て異なる位相回転量で位相回転された信号となるため、各サブキャリアグループ間の伝搬路応答の相関が小さくなり、周波数ダイバーシチ効果が得られ、受信特性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、Cell−specific reference signals with GSを適用したマルチセルMBMSにおいて、セクタ間送信ダイバーシチおよびセクタ内のアンテナ間送信ダイバーシチが可能な移動通信システム、基地局装置、通信方法を提供する。
図10は、本発明の第3の実施形態による基地局装置1に備えられた、セクタ毎の送信機10の構成を示すブロック図である。図10において、送信機10は、変調部101、参照シンボル生成部102、マッピング部103、S/P変換部104、スクランブリング符号乗算部105a〜105c、第1位相回転部113a〜113c、第2位相回転部114a〜114c、第1回転量制御部115、第2回転量制御部116、IFFT部108、GI付加部109、D/A変換部110、RF部111、送信アンテナ112から構成される。なお、第2の実施形態とは、位相回転部と回転量制御部が2種類備えられているところが異なっている。
本実施形態では、位相回転部と回転量制御部以外の部分の構成、動作は前述の実施形態と同じであるので説明を省略する。
本実施形態の位相回転部と回転量制御部は、上で説明した図9のように、各セクタの各送信アンテナで設定する位相回転量を全て異なる値に設定する。具体的には、第1回転量制御部115はセクタ固有の位相回転量を設定し、第2回転量制御部116は送信アンテナ固有の位相回転量を設定する。位相回転量の設定手順としては、先ず、第1回転量制御部115は、セクタ毎に異なる位相回転量を設定する。次に、第2回転量制御部116は、第1回転量制御部115において設定された位相回転量を考慮し、隣接するセクタの各送信アンテナと位相回転量が同一の値とならないように位相回転量を設定する。なお、隣接しないセクタの送信アンテナからの信号の受信電力は十分に小さいため、隣接しないセクタの送信アンテナ間では位相回転量が同一の値となってもよい。また、隣接するセクタ数やセクタ内の送信アンテナ数に依存して、各送信アンテナで設定する位相回転量の差を均等にすると小さい値に制限されるため、第1回転量制御部115において先ずセクタ間で位相回転量を大きな値に設定し、次いで第2回転量制御部116においては送信アンテナ間で位相回転量を小さな値に設定するようにしてもよい。これは、受信特性の劣悪なセクタエッジの移動局装置を受信特性の比較的良好な基地局装置近傍の移動局装置より優先して、周波数ダイバーシチ効果が得られるようにするためである。
以上の処理の結果、セルエッジに位置する移動局装置の受信信号と同様に、セクタエッジに位置する移動局装置や、セルエッジにもセクタエッジにも位置しない移動局装置の受信信号においても、各サブキャリアグループ間の伝搬路応答の相関は小さくなり、周波数ダイバーシチ効果が得られ、受信特性を向上させることができる。また、この周波数ダイバーシチ効果を適宜制御することが可能である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の移動通信システムでは、各セクタ間で直交符号を用いる。
図11は、直交符号乗算の説明図である。ここでは、3セクタ構成で直交符号の符号長が4の場合について示す。各セクタでは、4つのサブキャリアグループを1つの組として直交符号が乗算される。セクタ#11では、サブキャリアグループ1に符号+1、サブキャリアグループ2に符号+1、サブキャリアグループ3に符号+1、サブキャリアグループ4に符号+1を乗算する。セクタ#12では、サブキャリアグループ1に符号+1、サブキャリアグループ2に符号−1、サブキャリアグループ3に符号+1、サブキャリアグループ4に符号−1を乗算する。セクタ#13では、サブキャリアグループ1に符号+1、サブキャリアグループ2に符号+1、サブキャリアグループ3に符号−1、サブキャリアグループ4に符号−1を乗算する。
本実施形態の送信機は、4つのサブキャリアグループにマッピングされた各データに対して、変調部においてインタリーブや誤り率訂正符号化などの変調処理を行う。また、本実施形態の受信機は、直交符号の逆拡散処理を行わず、送信機において位相回転が行われたものとして、合成参照シンボルを用いて伝搬路推定を行う。直交符号を用いた位相回転が行われると、4つのサブキャリアグループ内では各セクタからの受信信号の伝搬路応答の相関が非常に小さくなり、受信機の復調部におけるデインタリーブや誤り訂正復号処理の特性が向上する。
なお、本実施形態において、前述した第2の実施形態のようにセクタ内の送信アンテナ間ダイバーシチを適用することもできる。その際、サブキャリアグループ毎ではなく、直交符号が乗算される複数サブキャリアグループ毎に、一定の位相回転量で位相回転を行うようにしてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、回転量制御部107において、隣接するサブキャリアグループ間で位相回転量差φを一定としない構成もとり得る。
また、第1乃至第4の実施形態において、MBMSデータを送信する場合のみサブキャリアグループ内一定の位相回転を行い、MBMSデータ以外のデータを送信する場合には位相回転を行わないようにしてもよい。
移動通信システムのセル及びセクタの一構成例を示した平面図である。 図1のセルC1とセルC2の部分を拡大した図である。 送信フレームの構成を示した図である。 本発明の第1の実施形態による基地局装置に備えられた、セクタ毎の送信機の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態において各セクタに設定される位相回転量の例を示した図である。 本発明の第1の実施形態による移動局装置に備えられた受信機の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による基地局装置に備えられた、セクタ毎の送信機の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態において各セクタの各送信アンテナに設定される位相回転量の例を示した図である。 第2の実施形態において各セクタの各送信アンテナに設定される位相回転量の別の例を示した図である。 本発明の第3の実施形態による基地局装置に備えられた、セクタ毎の送信機の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態における直交符号乗算の説明図である。 スクランブリング符号を用いたスクランブリングの説明図である。
符号の説明
1…基地局装置 10…送信機 101…変調部 102…参照シンボル生成部 103…マッピング部 104…S/P変換部 105…スクランブリング符号乗算部 106…位相回転部 107…回転量制御部 108…IFFT部 109…GI付加部 110…D/A変換部 111…RF部 112…送信アンテナ

Claims (27)

  1. 予め既知の参照シンボルと送信するデータを変調して構成したデータシンボルとを複数のサブキャリアで送信する基地局装置と、この基地局装置から送信される信号を受信し、受信した参照シンボルに基づき推定した伝搬路応答に従って前記受信したデータシンボルを伝搬路補償して、伝搬路補償されたデータシンボルを復調する移動局装置とを有する移動通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    送信エリアを1つ以上のセクタとして送信を行うセクタ毎に対応した送信機を備え、この各送信機が有する1つ以上の送信アンテナの各々が、少なくとも1つの前記参照シンボルおよび複数の前記データシンボルを含んで成る複数の前記サブキャリアをサブキャリアグループとして、該サブキャリアグループ毎にスクランブリング符号を乗算し更に一定の位相回転量による位相回転を行って、前記参照シンボルと各送信アンテナから同一の前記データシンボルとを送信し、
    前記移動局装置は、
    前記各送信アンテナからの合成された参照シンボルに基づいて合成された伝搬路応答の推定値を算出し、該合成された伝搬路応答の推定値に従って前記各送信アンテナからの合成されたデータシンボルを伝搬路補償し、伝搬路補償されたデータシンボルを復調する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記位相回転量は、全ての送信アンテナで固有の値であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記位相回転量は、セクタ固有の値であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  4. 前記位相回転量は、同一セクタ内において送信アンテナ固有の値であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 前記位相回転量は、複数の連続するサブキャリアグループについて各セクタ間または各送信アンテナ間で直交する直交符号を与える値であることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  6. 前記スクランブリング符号は、基地局装置固有であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の移動通信システム。
  7. 前記スクランブリング符号は、セクタ固有であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の移動通信システム。
  8. 前記位相回転量は隣接するサブキャリアグループ間で位相差が一定となるように制御されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかの項に記載の移動通信システム。
  9. 前記位相回転量はMBMSデータを送信する場合に付与されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかの項に記載の移動通信システム。
  10. 予め既知の参照シンボルと送信するデータを変調して構成したデータシンボルとを複数のサブキャリアで移動局装置に送信する基地局装置であって、
    送信エリアを1つ以上のセクタとして送信を行うセクタ毎に対応した送信機を備え、この各送信機が有する1つ以上の送信アンテナの各々が、少なくとも1つの前記参照シンボルおよび複数の前記データシンボルを含んで成る複数の前記サブキャリアをサブキャリアグループとして、該サブキャリアグループ毎にスクランブリング符号を乗算し更に一定の位相回転量による位相回転を行って、前記参照シンボルと各送信アンテナから同一の前記データシンボルとを送信する
    ことを特徴とする基地局装置。
  11. 前記位相回転量は、全ての送信アンテナで固有の値であることを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。
  12. 前記位相回転量は、セクタ固有の値であることを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。
  13. 前記位相回転量は、同一セクタ内において送信アンテナ固有の値であることを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。
  14. 前記位相回転量は、複数の連続するサブキャリアグループについて各セクタ間または各送信アンテナ間で直交する直交符号を与える値であることを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。
  15. 前記スクランブリング符号は、基地局装置固有であることを特徴とする請求項10から請求項14のいずれかの項に記載の基地局装置。
  16. 前記スクランブリング符号は、セクタ固有であることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかの項に記載の基地局装置。
  17. 前記位相回転量は隣接するサブキャリアグループ間で位相差が一定となるように制御されることを特徴とする請求項10から請求項16のいずれかの項に記載の基地局装置。
  18. 前記位相回転量はMBMSデータを送信する場合に付与されることを特徴とする請求項10から請求項17のいずれかの項に記載の基地局装置。
  19. 送信エリアを1つ以上のセクタとして送信を行うセクタ毎に対応した送信機を備え、予め既知の参照シンボルと送信するデータを変調して構成したデータシンボルとを複数のサブキャリアで送信する基地局装置と、この基地局装置から送信される信号を受信してデータシンボルの復調を行う移動局装置とを有する移動通信システムの通信方法であって、
    前記各送信機が有する1つ以上の送信アンテナの各々が、
    少なくとも1つの前記参照シンボルおよび複数の前記データシンボルを含んで成る複数の前記サブキャリアをサブキャリアグループとして、該サブキャリアグループ毎にスクランブリング符号を乗算するステップと、
    該サブキャリアグループ毎に更に一定の位相回転量による位相回転を行うステップと、
    前記位相回転された参照シンボルおよび各送信アンテナからの同一のデータシンボルを送信するステップと、
    前記移動局装置が、
    前記各送信アンテナからの合成された参照シンボルに基づいて合成された伝搬路応答の推定値を算出するステップと、
    前記合成された伝搬路応答の推定値に従って前記各送信アンテナからの合成されたデータシンボルを伝搬路補償するステップと、
    前記伝搬路補償されたデータシンボルを復調するステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  20. 前記位相回転量は、全ての送信アンテナで固有の値であることを特徴とする請求項19に記載の通信方法。
  21. 前記位相回転量は、セクタ固有の値であることを特徴とする請求項19に記載の通信方法。
  22. 前記位相回転量は、同一セクタ内において送信アンテナ固有の値であることを特徴とする請求項19に記載の通信方法。
  23. 前記位相回転量は、複数の連続するサブキャリアグループについて各セクタ間または各送信アンテナ間で直交する直交符号を与える値であることを特徴とする請求項19に記載の通信方法。
  24. 前記スクランブリング符号は、基地局装置固有であることを特徴とする請求項19から請求項23のいずれかの項に記載の通信方法。
  25. 前記スクランブリング符号は、セクタ固有であることを特徴とする請求項19から請求項22のいずれかの項に記載の通信方法。
  26. 前記位相回転量を隣接するサブキャリアグループ間で位相差が一定となるように設定することを特徴とする請求項19から請求項25のいずれかの項に記載の通信方法。
  27. 前記位相回転量はMBMSデータを送信する場合に付与されることを特徴とする請求項19から請求項26のいずれかの項に記載の通信方法。

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