JP2008042228A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙・プラスチックシート又はその他の媒体上に描かれた画像を読み取って画像データを生成し出力する画像読取装置であって、パソコンを介さずに、画像データを携帯電話等の通信機器へ転送又は送信することができる画像読取装置を提供すること。
【解決手段】本発明の画像読取装置1は、原稿画像を読み取る画像検出部と、原稿画像データを生成する画像データ生成部と、任意の携帯型の通信機器2により受容可能な出力方式にて画像データを通信機器へ出力する画像データ出力部5とを有する。画像データは、その使用目的に応じたプロパティを有するよう調製された状態で出力されてよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙・布・プラスチックシート又はその他の媒体上に描かれた画像を読み取って画像データを生成し出力する画像読取装置に係り、より詳細には、パーソナルコンピュータ(パソコン)を介さずに携帯電話又はその他の携帯型の通信機器へ画像データを転送又は送信するよう構成された画像読取装置に係る。
コンピュータ技術やデータ通信技術の発達により、電子データの処理・転送速度が高速化し、大容量のデータ処理が可能となったことから、画像も、ディジタル化されたデータとして、コンピュータやデータ通信に於いて容易に取り扱うことができるようになった。一般家庭やオフィス等に於けるパソコンの普及やインターネット等の通信ネットワークを利用した情報通信の利用の拡大と伴に、従前では、紙等の媒体に描かれ、或いは、印刷(又は現像)されていた画像は、電子化された画像データとして、コンピュータ上にて生成又は取得され、加工され、保存され、コンピュータやその他の情報通信機器等のディスプレイ又はモニター上に表示され、或いは、通信ネットワークを介して情報通信機器間にて送受信されるようになっている。更に、携帯電話、PDA等の小型の携帯型の通信機器に於けるデータ処理・データ通信能力も発達し、現在では、通信機器とディジタルカメラや印刷装置との間で、或いは、インターネット等の通信ネットワークを介しての通信機器間にて、画像データの転送が行われるようになってきている(例えば、特許文献1、2)。また、周知の如く、インターネットのホームページ、ブログ等に於いては、テキストデータ(文字情報)だけでなく、画像データも情報伝達の手段として、或いは、ホームページ・ブログ等の装飾・デザインの一部として普通に使用されるようになっており、携帯電話等の通信機器の場合には、画像データ(の表す画像)は、通信機器のディスプレイ上に於いて表示され、携帯型の通信機器のデザインの一部としても利用されるようになっている(所謂「待ち受け画面」など)。
画像データの生成に関して、紙・布・プラスチックシート又はその他の媒体(以下、「紙等の媒体」とする。)上に描かれた画像をディジタル化して画像データを生成する場合には、通常、例えば、イメージスキャナなど、イメージセンサが媒体上を走査しつつ画像を光学的に読み取って該画像を表す信号を生成するよう構成された画像読取装置が用いられる。画像読取装置は、一般的には、パソコンに接続されて、その制御下、動作するようになっており、従って、当然にパソコンを準備し、操作することが必要となる。しかしながら、紙等の媒体上に描かれた画像をディジタル化した画像データを生成し画像の複製を行う場合には、パソコンは、高級に過ぎる装置であり、また、その設定や操作が煩雑であり得る。そこで、本願出願人は、下記の特許文献3−7に於いて、パソコンを必要とせず、画像データを画像読取装置で生成し、その画像データを直接に印刷装置へ出力して印刷する画像読取・印刷システム(ポストカード調製機)を提案した。かかる画像読取・印刷システムによれば、簡単なボタン操作をするだけで、紙等の媒体上の画像を画像読取装置にて読み取り、印刷装置にて原稿上の画像の複製が印刷されるので、パソコンを用いる場合より、はるかに廉価であり、また、パソコンに慣れていない世代や小さな子供でも、年賀状、ポストカード、誕生日会やクリスマスパーティーなどの小さなイベントの案内状等を比較的手軽に複製・印刷することができる。
特開2002−140276号公報 特開2003−134334号公報 特開2004−104665号公報 特開2005−22307号公報 特開2005−22836号公報 特開2005−27140号公報 特開2005−27141号公報
既に述べた如く、画像データは、印刷装置にて印刷画像として印刷されるだけでなく、ホームページ・ブログ等上に表示したり、携帯電話の待ち受け画面として利用されるようになっている。そのような場合に、紙等の媒体上の画像を画像読取装置で取り込んで画像データを生成し、それを通信機器又は携帯電話上で表示しようとする際、例えば、紙等の媒体上の画像を携帯電話の待ち受け画面とするために画像データを作成しようとする際に、画像読取装置を動作するためにパソコンが必要であるのは、やはり費用がかかり、また、操作が煩雑であり得る。従って、もし、画像読取装置に於いて、直接に携帯電話等の通信機器へ画像データが転送又は送信することができるようになれば、紙等の媒体上の画像を画像データとしてディジタル化したものを、より容易に、ホームページ・ブログ等上の画面や携帯電話の待ち受け画面に利用することができるようになりそうである。また、画像読取装置から携帯電話等の通信機器への画像の直接転送が可能となれば、紙等の媒体上の画像から得た画像データを、携帯電話等の通信機器から、別の通信機器又は印刷装置へ転送・送信することが更に容易に利用することができることとなろう。
上記の如く画像読取装置から携帯電話等の通信機器へ画像データを直接転送する際には、任意の携帯電話等の通信機器へ画像データを転送できるようになっていることが好ましい。しかしながら、携帯電話等の通信機器は、既に、多くのメーカーより多くの機種の機器が製造販売され使用されているところ、受信可能な又は処理可能なデータの大きさや形式が、機種によって異なっている。もし機種によって画像データの転送ができないということになると、画像読取装置からの画像データの受信をするためだけに、携帯電話等の通信機器を交換しなければならないかもしれない。そうなると、画像読取装置を利用するための費用が増大してしまうこととなる。従って、画像読取装置に於いては、できるだけ多くの既存の任意の通信機器へ画像データを転送できるような機能を持っていることが、より望ましい。
また、ホームページ・ブログ等上の画面や携帯電話の待ち受け画面として利用される場合、それぞれの場合に応じて、即ち、画像データが利用される用途に応じて画像データに要求されるデータのサイズ、解像度等、或いは、画像データの用途に適したデータのサイズ、解像度等は、種々異なっている。通常、画像データがその用途に於いて要求されるデータの条件に適合していない場合には、画像データの編集・加工が必要となるが、もし、画像読取装置から携帯電話等の通信機器へ直接に画像データを転送する際、できるだけ簡単な操作にて種々の用途のそれぞれに対応した画像データが調製されるようになっていれば、紙等の媒体上の画像から得た画像データを、ホームページ・ブログ等上の画面や携帯電話の待ち受け画面として更に容易に利用できるようになる。
かくして、本発明の一つの目的は、上記の如き従来の技術に於ける問題に鑑み、紙・布・プラスチックシート又はその他の媒体上に描かれた画像を読み取って画像データを生成し出力する画像読取装置であって、パソコンを介さずに、画像データを携帯電話等の通信機器へ転送又は送信することができる画像読取装置を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、上記の如き画像読取装置であって、画像データの用途に適合すべくサイズ、解像度、圧縮率又はその他の条件が調整された画像データを送信するよう構成された画像読取装置を提供することである。
本発明の更にもう一つの目的は、上記の如き画像読取装置であって、既存の種々の携帯電話等の通信機器へ画像データを転送・送信することのできる画像読取装置を提供することである。
本発明の更なる目的は、上記の如き画像読取装置であって、使用者が画像データの用途に適合する画像データの条件又は携帯電話等の通信機器の受信可能なデータの条件等を意識することなく、画像データを転送・送信を行うことのできる画像読取装置を提供することである。
本発明の画像読取装置は、概して述べれば、原稿上の画像を光学的に読み取って該画像を表す信号を生成する画像検出部と、前記の画像を表す信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部と、所定の形式の任意の画像データを所定の入力方式にて受容可能な任意の携帯型の通信機器により受容可能な出力方式にて画像データ生成部にて生成された画像データを通信機器へ出力する画像データ出力部とを含む。従って、本発明によれば、紙等の媒体上に描かれた画像を画像読取装置で読み取って得られた画像データを、パソコンを介さずに、所定の入力方式にて画像データを取り込むことのできる携帯型の通信機器、例えば、携帯電話機、PHS等の移動体電話機、PDA等へ出力又は転送できることとなる。また、パソコンが前記の如き通信機器が備えているものと同様の画像データを受信する装置又は機能を備えていれば、本発明の画像読取装置で読み取られた画像データがパソコンへ転送されてもよい。本発明の画像読取装置の動作は、パソコンによる制御を必要としていないので、画像データを受信する携帯型の通信機器又はパソコンに於いて、画像読取装置を動作するため又は画像読取装置と通信するためだけのプログラムをインストールする必要がない点で有利である。なお、本発明の画像読取装置は、原稿を固定して画像検出部が自動的に原稿上を走査して画像を読み取る形式のイメージスキャナが典型的であるが、画像検出部を手動で動かすハンディスキャナやその他の形式の画像読取装置であってもよいことは理解されるべきである。
本発明の画像読取装置の画像データ出力部の出力方式は、無線通信方式、例えば、IrDA等の赤外線通信、Bluetooth、HomeRF等の無線通信に準拠した方式であってよい。従って、上記の如き信号の送受信機能を備えた通信機器(又はパソコン)であれば、かかる通信機器等へ本発明の画像読取装置が紙等の媒体上の画像を読み取って生成した画像データを転送することができることとなる。
また、本発明の画像読取装置の画像データ出力部の出力方式は、有線通信方式、例えば、USB、IEEE1394等の既存の有線通信に準拠した方式であってもよい。その場合、画像データ出力部が、上記の如き有線通信機能を有する通信機器にケーブルにより接続され、画像データ生成部で生成した画像データは、かかる有線通信を介して、通信機器へ転送されることとなる。
更に、本発明の画像読取装置の画像データ出力部が、所定の形式の記録媒体、例えば、メモリカード、USBメモリ、USB接続される外付けハードディスクに、生成した画像データを記録できるようになっていてよい。任意の通信機器等に於いて、上記の如き記録媒体から画像データを取り込む機能が備えられていれば、本発明の画像読取装置に於いて生成した画像データを、上記の如き記録媒体に記録した後、かかる記録媒体を通信機器等へ接続し、画像データが、パソコンを介さずに又はパソコンの制御によらず、通信機器等へ転送できることとなる。
また、本発明の一つの態様として、画像読取装置は、画像データ出力部から出力される画像データの使用目的を使用者が所定の少なくとも一つの画像データの使用目的のうちから選択することができる画像データ使用目的設定部を含んでいてよい。その場合、画像読取装置で生成された画像データは、使用者が選択した画像データの使用目的に適合した状態で画像データ出力部から出力される。
既に述べた如く、画像データは、現在では、種々の用途又は目的で使用されるようになっている。例えば、画像データは、印刷装置で紙等の媒体で印刷されるだけでなく、インターネットのホームページやブログの装飾、或いは、画像そのものの鑑賞を目的として、通信機器やパソコンのディスプレイやモニターに於いて表示される。また、画像を或る場所から別の場所に送るとき(例えば、友人間で画像を送受するときなど)には、インターネット等の通信ネットワークを利用して画像データを一つの通信機器から別の通信機器へ送信して、画像を転送することができるようになっている(別の通信機器に受信された画像データは、その後、印刷装置へ送られ印刷される場合もある。)。上記の如き種々の用途又は目的にて画像データが使用される場合、それぞれの用途又は目的に於いて適した又は処理され得る画像データのプロパティ、即ち、画像データのサイズ、解像度(DPIなど)、圧縮率、画像データの形式等は異なっている。そこで、本発明の画像読取装置は、画像データ使用目的設定部に於いて、使用者が画像データ出力部から出力される画像データの使用目的を選択し、かかる選択された使用目的に応じたプロパティを有する画像データが調製されて出力されるように構成され、これにより、通信機器へ画像データが転送された際、画像データをその各々の用途又は使用目的に於いて容易に利用できるようになっていてよい。なお、画像読取装置の操作をより簡単にすべく、使用者が画像データの使用目的を選択すると、その使用目的に適合したプロパティを有する画像データが自動的に調製されることが好ましい。画像データの使用目的は、例えば、通信機器の画像表示器にて前記画像データを表示すること、通信機器の通信機能により別の通信機器へ画像データを転送すること、印刷装置にて画像データを印刷することなどであってよい。
使用者が選択した使用目的に応じた画像データは、画像データ生成部にて画像データを生成する際に、例えば、使用目的に応じた画像データのサイズ、解像度又は圧縮率が設定され、かかる設定されたプロパティを有するよう調製されるようになっていてもよい。また、画像読取装置に更に画像データを補正する画像補正処理部が設けられ、前記画像データ生成部にて生成された画像データを該画像データの選択された使用目的に応じたプロパティを有するよう補正するようになっていてもよい。生成された画像データを補正する際には、選択された画像データの使用目的に応じて、画像データのサイズ、解像度又は圧縮率のうちの一つ又はいくつかが選択的に補正されるようになっていてよい。更に、使用者が選択した使用目的に応じた画像データを調製すべく、画像検出部が読み取る画像の寸法が変更可能であってもよく、この場合、画像検出部で読み取る画像の寸法が予め定められた少なくとも二つの値から選択されるようになっていると、使用者の操作を容易にすることができる。
本発明のもう一つの態様として、画像読取装置に(画像データの使用目的によらず)、画像データ出力部から出力される画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率を、各々、選択的に設定する画像データ出力設定部が設けられ、選択されたデータサイズ、解像度及び圧縮率にて画像データを生成するようになっていてよい。この場合、予め定められた画像読取装置で生成され出力される画像データのプロパティとして、幾つかの所定値、例えば、よく利用される値、を予め準備し、その値を有する画像データを調製できるようになっていてよく、使用者の好みにあった画像データがパソコンの操作を行うことなく取得できるようになっていてよい。また、かかる利点を得るべく、画像読取装置に、前記の如き画像データ出力設定部と、画像データを補正する画像補正処理部とが設けられ、該画像補正処理部は、画像データ生成部にて生成された画像データが選択されたデータサイズ、解像度及び圧縮率を有するよう画像データを補正し、補正された前記画像データが画像データ出力部より出力されるようになっていてもよい。画像データ出力設定部にて、画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率を設定する際、少なくとも二つの画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率の組(プロパティセット)が予め準備され、かかる組から一つの画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率の値の組を選択するよう構成することにより、使用者の画像読取装置の操作が、より一層容易になる。
更に、画像データの使用目的によらず、画像検出部が読み取る画像の寸法が変更可能であってもよく、また、画像検出部で読み取る画像の寸法が予め定められた少なくとも二つの値から選択されるようになっていてもよい。
本発明の画像読取装置の更にもう一つの態様に於いて、画像読取装置の画像データ生成部は、画像検出部にて画像を読み取って得られた信号から生成した画像データを少なくとも二つ生成し、その後それらの少なくとも二つの画像データを合成することにより合成画像データを生成できるようになっていてよく、或いは、画像データ生成部が、画像検出部にて画像を読み取って得られた信号から生成した画像データを任意のレイアウトにて配置構成することにより合成画像データを生成できるようになっていてよい。(本明細書に於いて、紙等の媒体上の画像を読み取ってそのまま得られた画像データと、そのような画像データを複数合成して得た画像データ又はそのような画像データを編集した画像データを区別する目的で、後者を「合成画像データ」と称する。)
既に述べた如く、本発明の画像読取装置は、パソコンを用いずに画像データを生成し出力する装置である。従って、パソコンで利用できる画像合成・編集用のアプリケーションプログラムを利用することができない。そこで、画像読取装置内で、使用者の選択により、任意の複数の画像データを合成し、或いは、読み取って得られた画像データを任意のレイアウトにて配置構成して(編集して)、使用者の好みに応じた合成画像データを調製できるようになってよい。かかる構成によれば、画像読取装置から出力される画像データは、その後、別の装置又はパソコンにて、編集等することなく、そのまま、転送先の通信機器で利用できることとなり、有利である。なお、使用者の操作を容易にするために、画像読取装置に、予め少なくとも二つのレイアウトが準備され、そのうちから使用者が好みの又は所望のレイアウトが選択され、かかるレイアウトにて画像データが配置構成できるようになっていてよい。
ところで、既に述べた如く、既存の通信機器に於いては、機種によって、入力可能な又は受信可能な画像データのプロパティが異なっている。特に、携帯電話機やPHS機などのデータ記憶容量の比較的小さな機器に於いては、受容可能なデータサイズ(又はファイルサイズ)に制限がある場合がある。かかる制限を越えた画像データを通信機器へ送信すると、送信エラーとなり、画像読取装置から通信機器への画像データの転送が失敗することとなる。このような場合、既に通信機器を持っている者が、折角、上記の如き画像読取装置を入手したとしても、その画像読取装置を既に持っている通信機器と共に利用できなくなってしまうことがあり得る。
かかる通信機器への画像データの転送の失敗を回避するべく、上記の本発明の画像読取装置の更なるもう一つの態様に於いて、画像読取装置に、画像データを補正する画像補正処理部と、画像データ出力部から通信機器への画像データの出力が成功したか否かを判定するデータ出力判定部とが設けられ、データ出力判定部が画像データの出力が成功しなかったと判定した際には、画像補正処理部に於いて画像データのデータサイズ、解像度又は圧縮率の値が補正され、補正された画像データが画像データ出力部より前記通信機器へ出力されるようになっていてよい。かかる構成に於いては、画像読取装置から通信機器へ画像データを送信するべく、画像読取装置と通信機器との間で通信が確立し、信号の送受信が可能な状態となるが、画像データの転送が成功しなかった場合には、画像読取装置で、そのことを検知し、画像データのプロパティを修正して再度画像データの送信を試みることとなる。かかる作動によれば、より多くの既存の通信機器への画像データの転送の成功の確率を増大することができるようになる。画像データの転送又は送信が成功したか否かの判定は、例えば、データ出力判定部が、画像データ出力部から通信機器への画像データの出力が所定時間内に完了しなかったとき、画像データ出力部から通信機器への画像データの出力が成功しなかったと判定するようになっていてよい。
上記の本発明に於いて、特記されるべきことは、まず、本発明による画像読取装置によれば、紙等の媒体上に描かれた又は印刷された画像を、パソコンを使わずに携帯電話機等の通信機器へ画像データとして取り込むことができるという点である。画像が紙等の物理的な媒体に印刷された状態で取り扱われるだけでなく、画像データという電子情報として、インターネット等の通信ネットワーク上で取り扱われる昨今に於いては、本発明の画像読取装置は、極めて有利に用いることができることとなる。パソコンを使用せず、画像読取装置単体で、画像データの生成及び任意の通信機器への画像データの転送が可能となることにより、従前の画像読取装置に比して、画像データの生成の費用が低減され(パソコンを準備する費用が削減される。)、また、パソコンの煩わしい操作、画像読取装置を動作させるためのドライバプログラムのインストールを行う必要もなくなる。また、任意の場所にある画像を画像データとして取り込む際には、画像読取装置のみを移動すればよく、機動性が向上することとなる。
既に広く普及している所謂「ディジタルカメラ」も写真を画像データとして生成できるが、カメラを用いて紙等の媒体上の画像を撮影して画像データを生成しようとする場合には、一般に、原稿画像全体より遥かに小さいカメラレンズを通して原稿面の像を撮像面に生成することとなり、従って、像の変形、歪み及びボケを回避することが困難であり、従って、撮影面上の像は、不鮮明となる(例えば、画像上の文字の像は、判別できないほどのボケを生じ得る。)。しかしながら、本発明の如き画像読取装置の場合には、一般にイメージセンサを原稿画像面に近接して画像を読み取る形式であるので、得られた画像データは、カメラの場合に比して格段に鮮明であることは理解されるべきである。
更に、本発明の画像読取装置の態様の幾つかに於いては、画像データは、そのプロパティ(データサイズ、解像度、圧縮率等)がその画像データの用途に適した状態で出力される。従って、使用者は、画像データを、パソコン等による画像の編集又は修正を行わずに、そのまま各用途に利用できることとなり、使用者の操作が非常に簡便となる。
また、更に、上記の本発明の一つの態様に於いては、通信機器が画像読取装置と通信可能であるにもかかわらず、画像データの転送が成功しない場合には、転送される画像データのプロパティが修正されるよう構成されている。かかる構成によれば、より多くの既存の通信機器へ画像データを成功裡に転送できる可能性が向上される。この点に関し、特記すべきことは、かかる転送される画像データの修正に関し、本発明の場合、通信相手の機器からは、機器の受容可能量などの情報をもらう必要がないという点である。即ち、受信側の通信機器に於いて、自らの受容可能な画像データのプロパティの情報をデータ発信元の機器へ発信する機能が備わっていなくても、本発明によれば、画像データを適宜調整し、画像データの転送の成功の確率を高めることができることとなり、従って、画像読取装置から画像データを受信するために新たに通信機器を入手しなければならなくなる可能性が低減される。また、本発明のかかる作用により、より多くの機種の通信機器が、本発明の画像読取装置と共に利用できることとなる。
本発明のその他の目的及び利点は、以下の本発明の好ましい実施形態の説明により明らかになるであろう。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明する。図中、同一の符号は、同一の部位を示す。
画像読取装置の構成
図1に於いて、本発明による画像読取装置1の一つの好ましい実施形態の外観(斜視図)が示されている。画像読取装置1は、所謂「イメージスキャナ」、即ち、紙、布、プラスチックシート等又はその他の媒体上に描かれた原稿画像を走査しながら光学的に検出し(例えば、読み取る対象に光を当てて、反射光をCCD等の光検出素子又は装置にて検出する)、検出した画像情報をディジタルデータに変換する装置であってよい。画像読取装置1は、フラットベッドスキャナの形式、即ち、原稿を透明な板部材上にて下向きに配置して画像を読み取る形式の装置であってもよいが、好適には、特許文献3−7に記載されている如き、上下の面が透明な板部材3(図では上面のみ示されている)にて形成された扁平な筐体からなり、原稿を上向きにして筐体の下側に載置した状態で原稿を走査する形式のスキャナである(原稿を筐体の下側に載置する形式のスキャナの場合、原稿を走査する様子が、使用者がスキャナの上側から原稿を確認できる点で好ましい。)。画像読取装置1の上面には、使用者が画像読取装置の動作を指示し又は選択するための操作用パネル4が設けられる。画像読取装置1の寸法は、典型的には、はがきサイズの原稿が読取可能な寸法であるが、B5、A4等のその他の用紙のサイズの原稿が読取可能な寸法であってもよい。なお、図示していないが、読取装置を原稿上で手動式にて移動させて原稿画像を読み取る「ハンディスキャナ」であっても良い。また、本発明が適用される装置は、原稿を走査するのではなく、原稿全体の画像を(カメラレンズを使わずに)一括に読み込む形式の画像読取装置であってもよい。
図1に示されている如く、画像読取装置1は、パソコンを介さずに携帯電話機等の通信機器2と信号の送受信が可能な無線通信ポート部5が設けられる。無線通信ポート5は、IrDA等の赤外線通信、Bluetooth、HomeRF等の無線通信に準拠した方式のものであってよい。かかる通信ポート部5からは、以下により詳細に説明される如く、画像読取装置1にて生成された画像データがファイル単位で発信され、通信機器2にて受信され、通信機器2が一つの画像データファイル全体を受容すると、画像データの転送が完了することとなる。通信機器2としては、図示の如き携帯電話機の他、上記の無線通信ポート5との間で信号の送受信可能な通信部を備えたPHS機、PDA、携帯ゲーム機であってよく、或いは、同様の通信機能を備えたパソコン、モバイル型パソコン等であってもよいことは理解されるべきである。なお、パソコンが用いられる場合でも、パソコンに画像読取装置用のドライバプログラムをインストールする必要はない。
図示の例では、画像読取装置1と通信機器2との間の信号の送受信は、無線通信により為されているが、かかる信号の送受信は、有線通信により為されてもよい。その場合には、有線通信用に、画像読取装置1にUSB等の通信ポートが設けられ、画像読取装置1と通信機器2とがケーブル(図示せず)にて互いに接続されて、当業者にとって公知の態様にて通信が行われる。更に、画像読取装置1に於いて、メモリカード(SDカード等)6に画像データを記憶する手段が設けられ、画像データをメモリカードに記録できるになっていてよい。この場合、通信機器2が対応するメモリカードに記憶された画像データを受容する機能を有していれば、画像データの授受は、メモリカードを介して行うことができる。また、画像読取装置にUSBポートが設けられる場合、該USBポートにUSBメモリ、USB接続される外付けハードディスクを接続し、かかるメモリ又はハードディスクへ画像データをファイル単位で記録し、しかる後にこれらの記録媒体から通信機器へ画像データファイルを転送するようになっていてもよい。
図2は、画像読取装置1の内部の構成をブロック図の形式にて示したものである。同図を参照して、画像読取装置1に於いては、CPU10、プログラムメモリ12、ワークメモリ14、画像メモリ16、操作パネル20及びスキャナ部24が、互いに双方向コモンバス26にて接続されている。CPU10は、後に詳細に説明する態様にてプログラムメモリ12に記憶されたシステムプログラムに基づき、ワークメモリ14及びその他のメモリを用いて画像読取装置1の動作を制御する。後の説明から当業者にとって理解される如く、本発明の画像データ生成部、画像データ使用目的設定部又は画像データ出力設定部、画像補正処理部、データ出力判定部は、CPU10とその他の上記の各部の動作により実現される。
スキャナ部24は、この分野に於いて公知の任意の形式の画像検出部であってよく、端的に述べれば、原稿画像に光を当て、その反射光を検出するイメージセンサ部(画像検出部)24aと、イメージセンサ部を原稿上にて走査させるモータ及びモータ制御部24bとを含む。CPU10の制御下、イメージセンサ部24aの光源・位置は、コモンバス26に接続されたI/O部24cを介して制御され、イメージセンサ部で検出されたアナログ画像情報信号は、A/D変換部24dにてディジタル化され、画像メモリ16に保存される。なお、スキャナ部24にて読み取られた画像データは、イメージセンサの諸特性を補償するため、シェーディング補正、色補正、ガンマ補正、MTF補正等の公知の態様にて補正されてよい。(イメージセンサの特性を補償するための情報が、シェーディングメモリ28に格納され、適宜利用されるようになっていてよい。)
上記の如く、本発明の画像読取装置1は、該画像読取装置にて生成された画像データを通信機器2へ直接に送信できるようになっている。かかる作動を達成するために、画像読取装置1に於いては、通信制御部19が設けられ、CPU10の制御下、送信されるべき画像データのファイルが生成され、画像データファイルが通信制御部19に於いて通信可能なコードに変換されて通信機器2へ発信されることとなる。また、画像読取装置1にUSBポートを設ける場合には、コモンバス26にUSB制御部22が接続される。USBポートにUSBメモリ等を接続し、かかるUSBメモリへ画像データを転送するようになっていてもよく、その場合には、CPU10の制御下、当業者にとって公知の態様にて画像データファイルをメモリに記録するためのUSB制御コードが生成され、画像データファイルがUSBメモリ等へ転送される。或いは、画像読取装置1に、USBポートに所定の通信規格に対応した任意の印刷装置(図示せず)を接続し、印刷装置へ直接に画像データを送信し、画像を印刷できるようになっていてもよい。この場合、CPU10の制御下、送信されるべき画像データから所定の通信規格に適合するべく印刷装置制御コードが生成され、印刷装置制御コードは、更にUSB制御部22に於いてUSB制御コードに変換されて印刷装置へ送信されることとなる。更に、メモリカードを用いて通信機器へ画像データを転送する場合には、メモリカードが着脱可能なドライブ30が設けられていてよい。メモリカードには、画像読取装置で生成した任意の画像データが保存できるように構成されてよい。上記の種々の制御コードを送信するための具体的な構成、無線通信のための構成又はメモリカードためのドライブは、当業者にとって公知の態様にて設けられてよい。
更に、図示の画像読取装置1では、画像データは、画像読取装置1から出力される際に、その画像データの使用目的又は用途に応じて設定されるプロパティ値か、或いは、予め設定されたプロパティの幾つかの値から選択された値を有した状態に調製される。ここに於いて、プロパティには、画像データの形式、画像の縦横の画素数、解像度、圧縮率等の値が含まれる。画像データの形式は、典型的には、画像データの圧縮可能なjpeg形式であるが、その他の画像形式であってもよい(画像データの圧縮が可能である画像形式が好ましい。)また、追加的に、イメージセンサ部で読み取って生成した画像データをそのまま出力するのではなく、画像読取装置1内にて、画像処理の分野で公知の手法にて、使用者の選択により、複数の画像の合成や読み取った画像を任意のレイアウトにて配置構成するようになっていてもよい(「レイアウト編集」)。そこで、上記のコモンバス26には、更に、プロパティパラメータメモリ18が接続され、画像読取装置1から出力される画像データのプロパティ値又はかかる画像データに設定されたプロパティ値を与えるための任意のパラメータ、或いは、読み取った画像の合成又はレイアウト編集のためのパラメータ又は情報が記憶されてよい。
図示の画像読取装置1の実施形態に於いて、典型的には、複数の使用目的に対応して、各使用目的に適した出力画像データのプロパティ値の組(プロパティセット)が準備される。使用者が読み込む画像の使用目的に対応するプロパティセットを選択すると、出力画像データのプロパティ値の各々が、選択されたプロパティセットの指定する値に自動的に設定される。
使用目的に応じて予め準備されるプロパティセットは、例えば、以下の如く、設定されてよい。
プロパティセット1
使用目的−携帯電話機のメモリにおける画像データの保存、画面表示、携帯電話機から印刷装置へ出力することによる画像の印刷
原稿読取サイズ−はがきサイズ(150mm×100mm)
画素数−640×480pix (VGA対応)
ファイルサイズ−120〜100Kバイト

プロパティセット2
使用目的−携帯電話機のメモリにおける画像データの保存、画面表示、携帯電話機から印刷装置へ出力することによる画像の印刷
原稿読取サイズ−名刺サイズ(90mm×55mm)
画素数−640×480pix (VGA対応)
ファイルサイズ−80〜70Kバイト

プロパティセット3
使用目的−携帯メールに添付して送信
原稿読取サイズ−はがきサイズ(150mm×100mm)
画素数−320×240pix (QVGA対応)
ファイルサイズ−40〜30Kバイト

プロパティセット4
使用目的−携帯メールに添付して送信
原稿読取サイズ−名刺サイズ(90mm×55mm)
画素数−320×240pix (QVGA対応)
ファイルサイズ−30〜20Kバイト
当業者にとって理解される如く、ファイルサイズは、画像数、輝度の階調、画像内の色や輝度の変化の態様及び圧縮率によって変化し、従って、画像数、階調数、圧縮率が同一であっても、画像内の色や輝度の変化の態様により変化するので、画像によって異なることとなる。かくして、上記の準備されたプロパティ値に於いて、ファイルサイズは、上記の如き所定の範囲が定められ、その範囲に収まるように画像データが調製されることとなる。
更に、後により詳細に説明される如く、上記のプロパティ値にて画像データをファイル単位で通信機器2へ送信し始めた後、画像データのファイルの送信が完了せず、失敗することがある。その場合には、本実施形態に於いては、画像の圧縮率を変更することにより、ファイルサイズが低減され、しかる後にファイルサイズが低減された画像データファイルが再度送信される。なお、ファイルサイズの変更のために、画像データの画素数又はサイズ、解像度又は階調数が変更されてもよい。
画像データファイルの送信が失敗した際、ファイルサイズは、例えば、以下の如く低減されてよい。
表1
送信初回 2回目 3回目
プロパティ1 120〜100K 100〜80K 80〜70K
プロパティ2 80〜70K 70〜60K 60〜50K
プロパティ3 40〜30K 30〜20K 20〜15K
プロパティ4 30〜20K 20〜25K 15〜10K
当業者にとって理解される如く、通常、或る一つの画像データについて、ファイルサイズが大きいほど、画像データの画質は良くなる。従って、各プロパティセット1−4に於いて、画像を読み取って初めに生成される画像データについては、もっとも大きいファイルサイズの範囲が設定される。なお、上記の如きファイルサイズの具体的な数値は、例示であって、当業者に於いて、ファイルサイズの各範囲、修正の回数は、適宜変更されてよい。
上記のプロパティセットに於いて、プロパティセット2、4は、プロパティセット1、3に比して読取時の解像度(単位長さ当たりの画素数)が低下することとなる。かかる低解像度のプロパティは、例えば、使用目的が携帯メールに添付して送信することでなくても、読み取る原稿が切貼り原稿である場合の原稿上の切り貼りによる影を目立たなくしようとする場合にも使用者の判断で選択されてよい。なお、当業者に理解される如く、その他のプロパティ値の組が予め準備されていてもよく、そのような場合も本発明の範囲に属する。また、上記の如き予め準備されたプロパティ値は、使用者の設定により、個別に調節できるようになっていてもよい。また、上記のプロパティは、使用目的に応じて設定されているが、使用目的を特定せず、任意のプロパティ値が予め準備され、また、この場合にも使用者の設定により各プロパティの値が個別に調節できるようになっていてよい。
更に、本実施形態に於いては、出力される画像データのレイアウトも、複数、予め準備され、使用者は、その中から所望のレイアウトが選択できるようになっていてよい。予め準備される出力画像データのレイアウトは、例えば、以下の如くであってよい。(図3参照)
レイアウト1:合成・編集なし−読み取った画像そのまま(A)
レイアウト2:単純合成−連続して読み取った少なくとも二つの画像データをそのまま重ね合わせた状態(B)
レイアウト3:枠付け合成−所定の枠(模様が付与されていてよい)が読み取った画像の周縁領域に貼り付けられた状態(C)
レイアウト4:トリミング編集−読み取った画像の周縁部を所定幅切り取る。(D)
なお、当業者に理解される如く、その他のレイアウト又は画像の編集・合成の方法が予め準備されていてもよく、そのような場合も本発明の範囲に属する。
操作パネルの構成
図4は、画像読取装置1の表面に設けられる操作パネル(図1に於ける符号4、図2に於ける符号20)の例を示している。同図を参照して、操作パネル4には、本装置の電源の投入及び切断を行うためのスイッチ50、画像の読取及び/又は転送を開始するためのスタートボタン52、画像の読取及び/又は転送を停止するためのストップボタン54、画像の読取及び出力画像データのプロパティの設定を表示するための液晶表示部56、画像の読取及び出力画像データのプロパティの設定項目を移行するための設定ボタン58、選択された設定項目のプロパティ又は値を変更するための左、右ボタン60、62が設けられる。液晶表示部56内には、画像データの出力先を表示する出力表示部64、出力先として印刷装置(プリンタ)が選択された場合の印刷枚数の表示部66、選択された出力画像データのレイアウト又はプロパティを表示するためのレイアウト/プロパティ表示部68、読み取られる原稿画像の種類を表示するための読取画像表示部70、出力先として印刷装置(プリンタ)が選択された場合の印刷用紙の設定を表示する用紙選択表示部72、画像データの合成を行うか否かの選択を表示する合成選択表示部74が設けられる。
画像読取装置の作動
図5は、通信機器へ画像データを転送する場合の本発明の画像読取装置の実施形態の作動と使用者による操作の流れの一つの例をフローチャートの形式で示したものである。
同図を参照して、画像読取装置の電源を投入すると(ステップ10)、液晶表示部56に表示されている画像読取装置の各種設定が可能となる(ステップ20)。図示の画像読取装置に於いては、設定ボタン58を押すたびに、出力表示部64から合成選択表示部74まで設定パラメータの変更可能な項目が移行し、右、左ボタンを適宜押すことにより、変更可能な項目の選択値又はモードが変更される。即ち、各項目の設定を適当に組み合わせることにより、上記に例示したプロパティセット或いはレイアウトのいずれかが選択され、或いは、画像データのプロパティ値が個別に予め準備された値のいずれかに設定されることとなる。各プロパティセットには、画像データの使用目的が割り当てられているので、ここで、プロパティセットを選択することは、画像データの使用目的を選択し、かかる画像データの使用目的に応じて画像データのプロパティが選択されることとなる。
例えば、通信機器2へ、上記のプロパティセット4及びレイアウト1にて画像データを送信する場合には、電源投入後、出力表示部64にて「ケータイ」が点灯するよう右又は左ボタンを押す。しかる後、設定ボタン58を1度押すと、レイアウト/プロパティ表示部が設定可能となり(「プリンタ」以外が選択されている場合、設定ボタン58を1度押すと、「枚数」項目は、飛ばされて、設定可能とならない。)、そこに於いて、右又は左ボタンを適当な回数押すことにより、プロパティセット4及びレイアウト1の組み合わせが選択される。又、プロパティセット4とレイアウト3(画像の縁に模様を添加)の組み合わせを選択する場合には、更に、右又は左ボタンを適当な回数押すことにより、選択される。即ち、本実施形態に於いては、レイアウト/プロパティ表示部が設定可能な状態に於いて、上記の例示の如き、プロパティセットとレイアウトとの任意の組み合わせを選択できるようになっている。但し、レイアウト2の画像データの合成を行う場合については、複数の画像データを要するので、(設定ボタン58を3度押して、)合成選択表示部が設定可能とした状態で、右又は左ボタンを適当な回数押すことにより、図3(B)に例示されている如き画像データの合成を行うか否か(「あり」又は「なし」)が選択できるようになっていてよい。なお、使用目的の割り当てられていない任意のプロパティ値を有するプロパティセットが予め準備されていてもよい。更に、レイアウト/プロパティ表示部を設定可能とした状態に於いて、原稿読取サイズ、出力画像データの画素数、ファイルサイズ又は圧縮率を個別に調節できるモードを選択できるようになっていてよく、その場合、使用者は、設定ボタン58、右又は左ボタンを適宜押すことで、原稿読取サイズ、出力画像データの画素数、ファイルサイズ又は圧縮率の値を個別に調節できるようになっていてよい(各プロパティについて、予め、いくつかの所定値が準備され、その中から使用者が値を選択できるようになっていてよい。)。また、画像を印刷装置へ送る場合専用の任意のプロパティとレイアウトの組み合わせを準備しておいてもよい。
かかる一連の設定の際、もし原稿画像が切貼原稿であり、画像の要素が貼り付けられた部分のフチが、画像の読み込み時に影として移り込む場合には、設定ボタン58を押して読取画像表示部を設定可能とし、右又は左ボタンを適当な回数押して「切貼」を選択すると、細い影の像の画像データへの写り込みの影響を低減することが可能となる。「切貼」が選択されると、生成された画像データのガンマ補正若しくはその他の輝度の補正が為され、細い影の像が目立たなくなるよう修正される。また、原稿上の細かい文字又は模様等を鮮明に読み込みたい場合は、右又は左ボタンを適当な回数押して「文字」を選択すると、所謂画像強調処理の態様にて、生成された画像データの輝度のコントラストが増大され、文字又は模様の輪郭が強調されるようになっていてよい。更に又、画像の濃淡、画像内の画像要素をより鮮明に又は不鮮明にするために、当業者にとって公知の手法により、エッジ強調、ぼかし等の画像処理による効果が画像データに適用されてよい。
かくして、使用者の所望の設定が完了すると、スタートボタン52を押すことにより(ステップ30)、画像の読込が実行され、上記の設定に従ったプロパティを有し或いは上記のレイアウトにて編集された画像データが調製される(ステップ40)。かかる画像データの調製に於いて、原稿を走査する際、イメージセンサ部24aは、選択されたプロパティセットの原稿読取サイズが「はがきサイズ」である場合には、画像読取装置の読取領域の全域を走査し、原稿読取サイズが「名刺サイズ」である場合には、名刺相当の寸法の領域のみを走査する(即ち、選択されたプロパティセット又は画像データの用途によって、画像読取装置の読み取る画像の寸法が選択されることとなる。)。次いで、イメージセンサ部24aにて得られた画像の信号をディジタル化する際には、一つの態様に於いては、画像の信号をA/D変換部24dにてディジタル化して画像データを生成した後、CPUの制御下、その生成された画像データが上記に設定のプロパティを有するよう画像データの補正が行われるようになっていてよい。或いは、もう一つの態様に於いては、イメージセンサ部24aにて得られた画像の信号をA/D変換部24dにてディジタル化する際に、上記のプロパティを有するよう画像信号のディジタル化が行われてもよい。いずれの場合も、所与のプロパティを有する画像データの生成又は補正は、当業者にとって公知の任意の方法で実行されてよい。また、複数の画像データの画像の合成が選択される場合には、複数の画像の読込を読み込むに当たり、一つの画像の読込が終了した後、画像読取装置1の動作は、待機状態となる。その状態で、スタートボタン52が押されると、次の画像の読込が実行される。かかる操作を繰り返し、合成されるべき画像の枚数分読込が終了した時点で、画像データの合成と画像データのプロパティの調整をするべく、画像補正処理が実行される。(図示の例では、「合成」が選択されると、2枚の原稿を読み取る。一枚目の原稿が読み取られるまでは、合成選択表示部の下方に「下原稿」と表示され、一枚目の原稿の読取が完了すると、「上原稿」と表示される。図示していないが、合成枚数を任意に設定可能なように構成されていてもよい。)なお、画像読込の途中でストップボタン54が押されると、画像読取動作の完了後、画像データの調製が中止される。
出力されるべき画像データの調製が完了すると、選択された出力先の判定がなされる(ステップ50)。ここで、「プリンタ」又は「メモリ」が選択されている場合には、当業者にとって公知の任意の態様にて、画像データが、印刷装置にて印刷されるべく送信され、或いは、メモリカード又はUSBメモリ等へ記録される(ステップ55)。
他方、ステップ50で、「ケータイ」が選択されている場合には、通信機器2の通信が可能な状態が確立しているか否かの判定がなされる(ステップ60)。なお、赤外線通信により、画像読取装置1と通信機器2とが通信可能な状態となるためには、当業者にとって理解される如く、画像読取装置の無線通信ポート5と通信機器2の無線通信ポートとが互いに所定の範囲方向にて対向し所定の距離以内にある必要がある。従って、通信可能な状態でない場合には、画像読取装置1と通信機器2とは相対的に位置が移動させられることとなる。なお、所定時間内に通信が確立しない場合には(ステップ65)、エラー処理として画像データの送信が中止されてよい(ステップ67)。
画像読取装置1と通信機器2とが通信可能な状態となると、画像データの送信がファイル単位で実行される(ステップ70)。画像データの送信中に於いては、送信が完了したか否かが判定されると伴に(ステップ80)、送信開始からの時間が計測される(ステップ85)。所定時間内に画像データファイルの送信が完了すれば、画像読取装置1の一連の動作が完了し、次の画像読込動作まで、待機状態となる。なお、ここで、画像データの設定を変更することが可能である。
画像データの送信が所定時間内に完了しない場合(ステップ85に於いて、「タイムアウト」となる)、出力画像データのプロパティの修正が実行される(ステップ90)。ここに於いて、前に述べた如く、典型的には、画像データの圧縮率を変更することにより、ファイルサイズの範囲が低減される(表1参照。例えば、プロパティセット1の場合、120〜100Kバイトから100〜80Kバイトへ低減される。また、圧縮率だけではなく、画素数又は階調数が変更されてもよい。)。次いで、再度、通信機器2との通信が可能な状態が確立しているか否かの判定がなされ(ステップ60)、通信が可能であれば、前記と同様に画像データの送信が実行される(ステップ70)。この場合に更に送信が「タイムアウト」である場合には(ステップ85)、更に、出力画像データのプロパティの修正を修正してファイルサイズの範囲が低減される(ステップ90)。
以上の操作を繰り返し画像データのファイルサイズを徐々に低減していくことにより、画像データの送信所要時間が低減され、画像データファイルサイズが通信機器2の受容可能なサイズに適合した際に、画像データの送信が完了されることとなる。かくして、本発明の画像読取装置の、この作動によれば、通信機器2からその受容可能なファイルサイズの情報が送られなくても、通信機器2に適合したファイルサイズにて画像データの送信が実行され、このことにより、本発明の画像読取装置1の画像データの転送の成功の確率が増大することが可能となる。
上記の画像データのファイルサイズを低減し過ぎると、画質が劣化し、画像の使用目的に適合しなくなってしまう場合があり得る。したがって、各選択されたプロパティごとにファイルサイズの範囲の下限を設け(例えば、上記の表1に於ける送信3回目の範囲)、かかる下限にても送信がタイムアウトになる場合には、エラー処理として画像データの送信が中止されるようになっていてよい(ステップ100、105)。画像データの送信が中止された際には、そのことを使用者に警告する表示又は警告音の発生が為されてもよい。
その後、画像読取装置1は、新たな画像読込作動を行うべく、待機状態となってよい。
本発明の画像読取装置1の一つの好ましい実施形態の斜視図である。 画像読取装置1の内部の構成のブロック図である。 本発明の画像読取装置1に於いて準備されるレイアウトの例を説明する図である。 本発明の画像読取装置1の操作パネルの一つの実施形態の模式図を示す。 本発明の画像読取装置1の作動と使用者による操作の流れの一つの例を説明する図である。図中、「印刷装置への送信、メモリへのデータの記録」及び「エラー処理」は、当業者にとって公知の任意の手法により実行されてよい。
符号の説明
1…画像読取装置
2…通信機器
3…画像読取装置の上板
4…操作パネル
5…無線通信ポート
6…メモリカード
24…スキャナ部
56…液晶表示部
68…プロパティ表示部

Claims (22)

  1. 画像を読み取って画像データを生成し出力する画像読取装置であって、
    原稿の画像を光学的に読み取って該原稿の画像を表す信号を生成する画像検出部と、
    前記原稿の画像を表す信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部と、
    所定の形式の任意の画像データを所定の入力方式にて受容可能な任意の携帯型の通信機器により受容可能な出力方式にて前記画像データ生成部にて生成された画像データを前記通信機器へ出力する画像データ出力部と
    を含むことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1の画像読取装置であって、前記出力方式が無線通信方式であり、前記画像データ出力部が前記通信機器へ無線通信にて前記画像データ生成部で生成した画像データを送信することを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1の画像読取装置であって、前記出力方式が有線通信方式であり、前記画像データ出力部が前記通信機器に有線接続され、前記通信機器へ前記画像データ生成部で生成した画像データを送信することを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1の画像読取装置であって、前記通信機器が所定の形式の記録媒体に記録された画像データを受容することができ、前記画像データ出力部が前記画像データ生成部で生成した画像データを前記記録媒体に記録し、これにより、画像データが前記記録媒体に記録されて前記通信機器へ転送されることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1の画像読取装置であって、前記画像データ出力部から出力される画像データの使用目的を使用者が所定の少なくとも一つの画像データの使用目的のうちから選択することができる画像データ使用目的設定部を含むことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項5の画像読取装置であって、前記使用者が選択した画像データの使用目的に適合した画像データが自動的に前記画像データ出力部から出力されることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項5又は6の画像読取装置であって、前記画像データの使用目的が、前記通信機器の画像表示器にて前記画像データを表示すること、前記通信機器の通信機能により別の通信機器へ前記画像データを転送すること又は印刷装置にて前記画像データを印刷することであることを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項5乃至7の画像読取装置であって、選択された画像データの使用目的に応じて、前記画像データ生成部にて生成される画像データのサイズ、解像度又は圧縮率が設定されることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8の画像読取装置であって、選択された画像データの使用目的に応じて、前記画像データ生成部にて生成される画像データのファイルサイズが所定の範囲に収まるように前記画像データのサイズ、解像度又は圧縮率が設定されることを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項5乃至7の画像読取装置であって、更に、前記画像データを補正する画像補正処理部を含み、該画像補正処理部が、前記画像データ生成部にて生成された画像データを該画像データの選択された使用目的に応じて補正することを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項10の画像読取装置であって、前記画像補正処理部が、前記選択された画像データの使用目的に応じて、前記画像データ生成部にて生成される画像データのサイズ、解像度又は圧縮率を選択的に補正することを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項10の画像読取装置であって、前記画像補正処理部が、前記画像データ生成部にて生成される画像データの使用目的に応じて、前記画像データのファイルサイズが所定の範囲内に収まるよう前記画像データを補正することを特徴とする画像読取装置。
  13. 請求項5乃至7の画像読取装置であって、前記画像データ生成部にて生成される画像データの使用目的に応じて、前記画像検出部が読み取る画像の寸法が変更可能であることを特徴とする画像読取装置。
  14. 請求項1又は13の画像読取装置であって、前記画像検出部が読み取る画像の寸法が予め定められた少なくとも二つの値から選択されることを特徴とする画像読取装置。
  15. 請求項1の画像読取装置であって、更に、前記画像データ出力部から出力される画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率を、各々、選択的に設定する画像データ出力設定部を含み、選択されたデータサイズ、解像度及び圧縮率にて画像データを生成することを特徴とする画像読取装置。
  16. 請求項1の画像読取装置であって、更に、前記画像データ出力部から出力される画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率を、各々、選択的に設定する画像データ出力設定部と、前記画像データを補正する画像補正処理部とを含み、該画像補正処理部が、前記画像データ生成部にて生成された画像データが選択されたデータサイズ、解像度及び圧縮率を有するよう前記画像データを補正し、補正された前記画像データが前記画像データ出力部より出力されることを特徴とする画像読取装置。
  17. 請求項15又は16の画像読取装置であって、少なくとも二つの画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率の組から前記画像データのデータサイズ、解像度及び圧縮率の値の組が選択されることを特徴とする画像読取装置。
  18. 請求項1の画像読取装置であって、更に、画像データを補正する画像補正処理部と、前記画像データ出力部から前記通信機器への画像データの出力が成功したか否かを判定するデータ出力判定部とを含み、前記データ出力判定部が前記画像データの出力が成功しなかったと判定した際には、前記画像補正処理部に於いて前記画像データのデータサイズ、解像度又は圧縮率の値が補正され、補正された画像データが前記画像データ出力部より前記通信機器へ出力されることを特徴とする画像読取装置。
  19. 請求項18の画像読取装置であって、前記データ出力判定部は、前記画像データ出力部から前記通信機器への画像データの出力が所定時間内に完了しなかったとき、前記画像データ出力部から前記通信機器への画像データの出力が成功しなかったと判定することを特徴とする画像読取装置。
  20. 請求項1の画像読取装置であって、前記画像データ生成部が、選択的に、少なくとも二つの、前記画像検出部にて画像を読み取って得られた信号から生成した画像データを合成することにより合成画像データを生成し、前記合成画像データが前記画像データ出力部から出力されることを特徴とする画像読取装置。
  21. 請求項1又は20の画像読取装置であって、前記画像データ生成部が、選択的に、前記画像検出部にて画像を読み取って得られた信号から生成した画像データを任意のレイアウトにて配置構成することにより合成画像データを生成し、前記合成画像データが前記画像データ出力部から出力されることを特徴とする画像読取装置。
  22. 請求項21の画像読取装置であって、前記レイアウトが、少なくとも二つの予め定められたレイアウトのうちから選択されることを特徴とする画像読取装置。
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