JP2008041722A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の表面に形成された露光後のレジスト膜を現像処理するときに、パターン寸法の微細化に伴って起こるレジストパターン倒壊の発生を防止することができ、後工程に悪影響を及ぼす心配が無く、現像プロセスにおいてレジスト膜上への現像液の液盛り性が悪くなることもない方法を提供する。
【解決手段】基板Wの表面に形成された露光後のレジスト膜を現像処理する工程後、現像処理後のレジスト膜をリンス処理する工程前に、溶剤吐出ノズル32から疎水性樹脂を含む溶剤を基板表面のレジスト膜上へ供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆し、その後にリンス処理しスピン乾燥する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板の表面に形成された露光後のレジスト膜に現像液を供給して現像処理を行う基板処理方法および基板処理装置に関する。
近年、半導体装置の製造プロセスにおいては、パターン寸法の微細化による高集積化が進められている。このパターン寸法の微細化に伴ってレジストパターンのアスペクト比が高くなり、これに伴い、現像工程におけるレジストパターンの倒壊現象が大きな問題となりつつある。基板の表面に形成されたレジストパターンが倒壊する現象には、いくつかのモードが存在することが知られている。その1つとして、現像後に、レジストパターン上へ純水(リンス液)を吐出してリンス処理し、基板を鉛直軸回りに回転させてスピン乾燥する際に、パターンとパターンとの隙間に現像液や純水などの液体が存在すると、パターンに対し液体のラプラス力が働き、パターンが倒壊してしまう、といったことが知られている。
ここで、液体のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力σは、次式で表される。
σ=〔6γ(H/W)cosθ〕/D
上式において、γは液体の表面張力であり、H、WおよびDは、それぞれパターンの高さ、パターンの幅およびパターンとパターンとの距離である。θは、レジストと液体との接触角である。
上式から分かるように、レジストパターンに掛かる応力σを小さくして、レジストパターンの倒壊を防止するためには、液体の表面張力γを小さくすればよい。このような改善手段として、表面張力を低下させる界面活性剤が含まれたリンス液を使用してリンス処理することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。あるいは、レジストと液体との接触角θを90°付近に制御すれば、応力σはほぼ0となるので、レジストパターンの倒壊を防止することが可能である。
特開2004−14844号公報(第11−13頁、図8、図10、図11)
しかしながら、界面活性剤を含むリンス液を用いてリンス処理する場合には、レジストパターンの表面に界面活性剤が残ってしまい、後工程に悪影響を及ぼす可能性がある。また、現像プロセス以前にレジストと液体との接触角θが90°付近となるように制御すると、現像プロセスにおいてレジスト膜上に現像液を盛ることが難しくなる。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、パターン寸法の微細化に伴って起こるレジストパターン倒壊の発生を防止することができ、界面活性剤を含むリンス液を用いてリンス処理する場合のように後工程に悪影響を及ぼす、といった心配が無く、また、現像プロセスにおいてレジスト膜上への現像液の液盛り性が悪くなることもない基板処理方法を提供すること、ならびに、その方法を好適に実施することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を供給してレジスト膜を現像処理する現像工程と、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程とを含む基板処理方法において、前記現像工程後、前記リンス工程前に、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を供給してレジスト膜を現像処理する現像工程と、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程とを含む基板処理方法において、前記現像工程において、基板表面に形成された露光後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理方法において、前記疎水性樹脂を含む溶剤は、現像液に比べて比重が大きいものが使用されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を供給してレジスト膜を現像処理する現像工程と、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程とを含む基板処理方法において、前記現像工程後、前記リンス工程前に、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給して予備リンス処理し、その後に、レジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、基板の表面に形成された所定パターンを有するレジスト膜上へ洗浄液を供給してレジスト膜を洗浄処理する洗浄工程と、基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程とを含む基板処理方法において、前記洗浄工程後、前記リンス工程前に、基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へリンス液を供給して予備リンス処理し、その後に、レジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4または請求項5に記載の基板処理方法において、前記疎水性樹脂を含む溶剤は、リンス液に比べて比重が大きいものが使用されることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の基板処理方法において、前記疎水性樹脂を含む溶剤は、非水溶性のものが使用されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理方法において、前記疎水性樹脂は、疎水性樹脂被膜とリンス液との接触角が70°〜110°となるものが使用されることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の基板処理方法において、前記疎水性樹脂は、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂であることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の基板処理方法において、前記乾燥工程において、基板を水平姿勢に保持して鉛直軸回りに回転させるとともに、吐出ノズルの吐出口から基板の表面へリンス液を吐出させつつ、前記吐出ノズルの吐出口を基板の中心に対向する位置から基板の周縁に対向する位置まで走査することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、基板を水平姿勢に保持する基板保持手段と、この基板保持手段によって保持された基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、この現像液吐出ノズルへ現像液を供給する現像液供給手段と、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルと、このリンス液吐出ノズルへリンス液を供給するリンス液供給手段と、前記基板保持手段によって保持された基板を鉛直軸回りに回転させる基板回転手段とを備えた基板処理装置において、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を吐出する溶剤吐出手段と、この溶剤吐出手段へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給する溶剤供給手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項12に係る発明は、基板を水平姿勢に保持する基板保持手段と、この基板保持手段によって保持された基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、この現像液吐出ノズルへ現像液を供給する現像液供給手段と、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルと、このリンス液吐出ノズルへリンス液を供給するリンス液供給手段と、前記基板保持手段によって保持された基板を鉛直軸回りに回転させる基板回転手段とを備えた基板処理装置において、前記現像液供給手段は、疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液を前記現像液吐出ノズルへ供給することを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項11または請求項12に記載の基板処理装置において、前記現像液吐出ノズルは、下端面にスリット状吐出口を有し、前記基板保持手段によって静止状態で保持された基板に対し、前記スリット状吐出口と直交する方向へ直線的に移動しつつ、前記スリット状吐出口から基板表面のレジスト膜上へ現像液を吐出して、レジスト膜の全面に現像液を膜状に盛るスリットノズルであることを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項11または請求項12に記載の基板処理装置において、前記現像液吐出ノズルは、前記基板保持手段によって保持され前記基板回転手段によって低速で回転させられている基板の中心部へ先端吐出口から現像液を吐出して、基板表面のレジスト膜の全面に現像液を拡げ現像液を塗布するストレートノズルであることを特徴とする。
請求項15に係る発明は、基板を水平姿勢に保持する基板保持手段と、この基板保持手段によって保持された基板の表面に形成された所定パターンを有するレジスト膜上へ洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズルと、この洗浄液吐出ノズルへ洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルと、このリンス液吐出ノズルへリンス液を供給するリンス液供給手段と、前記基板保持手段によって保持された基板を鉛直軸回りに回転させる基板回転手段とを備えた基板処理装置において、基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を吐出する溶剤吐出手段と、この溶剤吐出手段へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給する溶剤供給手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の基板処理方法によると、現像工程後、リンス工程前に、基板表面のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が供給されて、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面(レジスト露出面)が疎水性樹脂被膜で被覆されるので、基板をリンス処理しスピン乾燥させる際に、リンス液は、疎水性樹脂被膜を介してレジスト露出面と接触することとなる。このように、リンス液が直接的には疎水性の樹脂被膜と接触することになるので、レジストパターンとリンス液との接触角θは90°付近となる。このため、リンス処理後に基板を鉛直軸回りに回転させてスピン乾燥させたときに、パターンとパターンとの隙間にリンス液が存在しても、リンス液のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力σが低減するので、レジストパターンの倒壊が防止される。この場合、レジスト膜の表面が疎水性樹脂被膜で被覆されるだけであって、レジスト膜自体の化学組成は変わらない。また、疎水性樹脂を含む溶剤は、基板のリンス処理によって基板上から除去され、もしくは、スピン乾燥時に蒸発するので、基板上に残留することがない。さらに、レジスト膜の表面に疎水性樹脂被膜が形成されるのは現像工程後であるので、現像工程においてレジスト膜上に現像液を盛ることが難しくなることもない。
したがって、請求項1に係る発明の基板処理方法によると、レジスト膜の諸特性を維持したままで、パターン寸法の微細化に伴って起こるレジストパターン倒壊の発生を防止することができ、界面活性剤を含むリンス液を用いてリンス処理する場合のように後工程に悪影響を及ぼす心配が無く、レジスト膜上への現像液の液盛り性が悪くなることもない。
請求項2に係る発明の基板処理方法によると、現像工程において、基板表面のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液が供給されて、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面(レジスト露出面)が疎水性樹脂被膜で被覆されるので、基板をリンス処理しスピン乾燥させる際に、リンス液は、疎水性樹脂被膜を介してレジスト露出面と接触することとなる。このように、リンス液が直接的には疎水性の樹脂被膜と接触することになるので、レジストパターンとリンス液との接触角θは90°付近となる。このため、リンス処理後に基板を鉛直軸回りに回転させてスピン乾燥させたときに、パターンとパターンとの隙間にリンス液が存在しても、リンス液のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力σが低減するので、レジストパターンの倒壊が防止される。この場合、レジスト膜の表面が疎水性樹脂被膜で被覆されるだけであって、レジスト膜自体の化学組成は変わらない。また、疎水性樹脂を含む溶剤は、基板のリンス処理によって基板上から除去され、もしくは、スピン乾燥時に蒸発するので、基板上に残留することがない。さらに、現像工程前には、レジスト膜の表面に疎水性樹脂被膜が形成されていないので、現像工程においてレジスト膜上に現像液を盛ることが難しくなることもない。
したがって、請求項2に係る発明の基板処理方法によると、レジスト膜の諸特性を維持したままで、パターン寸法の微細化に伴って起こるレジストパターン倒壊の発生を防止することができ、界面活性剤を含むリンス液を用いてリンス処理する場合のように後工程に悪影響を及ぼす心配が無く、レジスト膜上への現像液の液盛り性が悪くなることもない。
請求項3に係る発明の基板処理方法では、現像工程後に疎水性樹脂を含む溶剤を基板表面のレジスト膜上へ供給した場合において、現像液に疎水性樹脂を含む溶剤が混合した後に混合液が2層に分離するときには、または、現像工程において疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液を基板表面のレジスト膜上へ供給した場合において、現像液と疎水性樹脂を含む溶剤との混合液が2層に分離するときには、疎水性樹脂を含む溶剤が下層側となることにより、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面に疎水性樹脂を含む溶剤が確実に接触して、レジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成されることとなる。
請求項4に係る発明の基板処理方法によると、現像工程後、リンス工程前において、基板が予備リンス処理された後に、基板表面のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が供給されて、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面(レジスト露出面)が疎水性樹脂被膜で被覆されるので、基板をリンス処理しスピン乾燥させる際に、リンス液は、疎水性樹脂被膜を介してレジスト露出面と接触することとなる。このように、リンス液が直接的には疎水性の樹脂被膜と接触することになるので、レジストパターンとリンス液との接触角θは90°付近となる。このため、リンス処理後に基板を鉛直軸回りに回転させてスピン乾燥させたときに、パターンとパターンとの隙間にリンス液が存在しても、リンス液のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力σが低減するので、レジストパターンの倒壊が防止される。この場合、レジスト膜の表面が疎水性樹脂被膜で被覆されるだけであって、レジスト膜自体の化学組成は変わらない。また、疎水性樹脂を含む溶剤は、基板のリンス処理によって基板上から除去され、もしくは、スピン乾燥時に蒸発するので、基板上に残留することがない。さらに、レジスト膜の表面に疎水性樹脂被膜が形成されるのは予備リンス処理後であって現像工程後であるので、現像工程においてレジスト膜上に現像液を盛ることが難しくなることもない。
したがって、請求項4に係る発明の基板処理方法によると、レジスト膜の諸特性を維持したままで、パターン寸法の微細化に伴って起こるレジストパターン倒壊の発生を防止することができ、界面活性剤を含むリンス液を用いてリンス処理する場合のように後工程に悪影響を及ぼす心配が無く、レジスト膜上への現像液の液盛り性が悪くなることもない。
請求項5に係る発明の基板処理方法によると、洗浄工程後、リンス工程前において、基板が予備リンス処理された後に、基板表面のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が供給されて、レジストパターン表面(レジスト露出面)が疎水性樹脂被膜で被覆されるので、基板をリンス処理しスピン乾燥させる際に、リンス液は、疎水性樹脂被膜を介してレジスト露出面と接触することとなる。このように、リンス液が直接的には疎水性の樹脂被膜と接触することになるので、レジストパターンとリンス液との接触角θは90°付近となる。このため、リンス処理後に基板を鉛直軸回りに回転させてスピン乾燥させたときに、パターンとパターンとの隙間にリンス液が存在しても、リンス液のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力σが低減するので、レジストパターンの倒壊が防止される。この場合、レジスト膜の表面が疎水性樹脂被膜で被覆されるだけであって、レジスト膜自体の化学組成は変わらない。また、疎水性樹脂を含む溶剤は、基板のリンス処理によって基板上から除去され、もしくは、スピン乾燥時に蒸発するので、基板上に残留することがない。
したがって、請求項5に係る発明の基板処理方法によると、レジスト膜の諸特性を維持したままで、パターン寸法の微細化に伴って起こるレジストパターン倒壊の発生を防止することができ、界面活性剤を含むリンス液を用いてリンス処理する場合のように後工程に悪影響を及ぼす心配が無い。
請求項6に係る発明の基板処理方法では、予備リンス処理後に疎水性樹脂を含む溶剤を基板表面のレジスト膜上へ供給した場合において、リンス液に疎水性樹脂を含む溶剤が混合した後に混合液が2層に分離するときには、疎水性樹脂を含む溶剤が下層側となることにより、レジストパターン表面に疎水性樹脂を含む溶剤が確実に接触して、レジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成されることとなる。
請求項7に係る発明の基板処理方法では、疎水性樹脂を含む溶剤と現像液(もしくは洗浄液)やリンス液とが相互に溶解することなく疎水性樹脂を含む溶剤と現像液(もしくは洗浄液)やリンス液とが層分離し、溶剤層中に疎水性樹脂が高濃度に含有された状態で、レジストパターン表面に疎水性樹脂が接触して、レジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成される。
請求項8に係る発明の基板処理方法では、リンス液のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力を確実に低減させることができる。
請求項9に係る発明の基板処理方法では、レジストパターン表面が疎水性のフッ素系樹脂被膜またはシリコン系樹脂被膜で被覆されることにより、レジストパターンとリンス液との接触角が90°付近となり、リンス液のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力を確実に低減させることができる。
請求項10に係る発明の基板処理方法では、スキャンリンス法により基板をスピン乾燥させるときに、ミストが基板上に付着して現像欠陥となることを防止することができる。
請求項11に係る発明の基板処理装置においては、溶剤供給手段によって溶剤吐出手段へ疎水性樹脂を含む溶剤が供給されて溶剤吐出手段から基板表面のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が吐出されるので、リンス液吐出ノズルからリンス液がレジスト膜上へ吐出される前に、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成される。したがって、請求項11に係る発明の基板処理装置を使用すると、請求項1および請求項4に係る各発明の基板処理方法を好適に実施することができ、上記した作用効果が奏される。
請求項12に係る発明の基板処理装置においては、現像液供給手段によって現像液吐出ノズルへ供給され現像液吐出ノズルから基板表面のレジスト膜上へ吐出される現像液に疎水性樹脂を含む溶剤が混合されているので、リンス液吐出ノズルからリンス液がレジスト膜上へ吐出される前に、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成される。したがって、請求項12に係る発明の基板処理装置を使用すると、請求項2に係る発明の基板処理方法を好適に実施することができ、上記した作用効果が奏される。
請求項13に係る発明の基板処理装置では、基板保持手段によって静止状態で保持された基板に対しスリットノズルが移動しつつ、そのスリットノズルのスリット状吐出口から基板表面のレジスト膜上へ現像液が吐出されて、レジスト膜の全面に現像液が膜状に盛られることにより、レジスト膜の現像処理が行われる。
請求項14に係る発明の基板処理装置では、基板保持手段によって保持され基板回転手段によって低速で回転させられている基板の中心部へストレートノズルの先端吐出口から現像液が吐出されて、基板表面のレジスト膜の全面に現像液が拡げられ塗布されることにより、レジスト膜の現像処理が行われる。
請求項15に係る発明の基板処理装置においては、溶剤供給手段によって溶剤吐出手段へ疎水性樹脂を含む溶剤が供給されて溶剤吐出手段から基板表面のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が吐出されるので、リンス液吐出ノズルからリンス液がレジスト膜上へ吐出される前に、レジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成される。したがって、請求項15に係る発明の基板処理装置を使用すると、請求項5に係る発明の基板処理方法を好適に実施することができ、上記した作用効果が奏される。
以下、この発明の最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1ないし図3は、この発明に係る基板処理方法である基板の現像処理方法を実施するために使用される現像処理装置の構成の1例を示し、図1は、現像処理装置の概略構成を示す平面図であり、図2は、図1のII−II矢視断面図であり、図3は、図1のIII−III矢視断面図である。
この現像処理装置は、基板Wの現像処理が行われる装置中央部に、基板Wを水平姿勢に保持するスピンチャック10、上端部にスピンチャック10が固着され鉛直に支持された回転支軸12、および、回転支軸12に回転軸が連結されスピンチャック10および回転支軸12を鉛直軸回りに回転させる回転モータ14が配設されている。スピンチャック10の周囲には、スピンチャック10上の基板Wを取り囲むように円形の内側カップ16が配設されており、内側カップ16は、図示しない支持機構により上下方向へ往復移動自在に支持されている。内側カップ16の周囲には、矩形状の外側カップ18が配設されている。
外側カップ18の左右両側には、それぞれ待機ポット20、20が配設されている。外側カップ18および待機ポット20の一方の側部には、外側カップ18および待機ポット20の連接方向と平行にガイドレール22が配設されている。ガイドレール22には、アーム駆動部24が摺動自在に係合しており、アーム駆動部24にノズルアーム26が保持されている。ノズルアーム26には、現像液吐出ノズル28が水平姿勢で吊着されている。現像液吐出ノズル28は、詳細な構造の図示を省略しているが、下端面に長手方向に延びるスリット状吐出口を有している。現像液吐出ノズル28は、図示しない現像液供給管を通して、現像液を貯留した現像液槽に流路接続されている。この現像液吐出ノズル28は、ガイドレール22と直交する方向に配置されている。そして、アーム駆動部24により、ノズルアーム26をガイドレール22に沿って水平方向へ直線的に往復移動させて、現像液吐出ノズル28を矢印Aで示す方向に走査し、その逆方向に戻すことができる構成となっている。
また、外側カップ18の後方側近傍には、先端の吐出口からリンス液、例えば純水を基板W上へ吐出する純水吐出ノズル30、および、先端の吐出口から疎水性樹脂を含む溶剤を基板W上へ吐出する溶剤吐出ノズル32が配設されている。純水吐出ノズル30は、図示しない純水供給管を通して純水供給源に流路接続されており、溶剤吐出ノズル32は、図示しない溶剤供給管を通して、疎水性樹脂を含む溶剤を貯留した溶剤貯留槽に流路接続されている。純水吐出ノズル30および溶剤吐出ノズル32は、回転駆動部34に回動可能に支持された1つのノズル保持部36に保持されている。そして、回転駆動部34によってノズル保持部36を鉛直軸回りに回動させることにより、純水吐出ノズル30および溶剤吐出ノズル32が矢印Bで示す方向へ水平面内で回動するような構成となっている。
疎水性樹脂としては、後述するようにレジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成されたときに、その疎水性樹脂被膜と純水(リンス液)との接触角が70°〜110°となるものが使用され、例えばフッ素系樹脂、シリコン系樹脂などが使用される。また、溶剤としては、非水溶性のものを使用するのが好ましく、また、現像液に比べて比重が大きいものを使用するのが好ましい。非水溶性の溶剤を用いるのは、後述するように現像工程後に疎水性樹脂を含む溶剤を基板表面のレジスト膜上へ供給した場合に、疎水性樹脂を含む溶剤と現像液とが相互に溶解して疎水性樹脂が混合液中に拡散する、といったことがないようにし、溶剤層中に疎水性樹脂が高濃度に含有された状態で、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面に疎水性樹脂が接触するようにさせるためである。また、現像液よりも比重が大きい溶剤を用いるのは、疎水性樹脂を含む溶剤と現像液とが2層に分離して、疎水性樹脂を含む溶剤が下層側となることにより、疎水性樹脂を含む溶剤がレジストパターン表面と確実に接触するようにさせるためである。このような溶剤として、例えばハイドロフロロエーテルなどが使用される。疎水性樹脂を含む溶剤として使用される市販品の1例を示すと、住友スリーエム株式会社製のノベックEGC−1700、EGC−1720が用いられる。
次に、上記したような構成を備えた現像処理装置による処理動作の1例について、図4に示した模式図を参照しながら説明する。
図4の(a)に示すように、表面に露光後のレジスト膜Rが形成された基板Wが装置内に搬入されて、スピンチャック10に基板Wが保持されると、図4の(b)に示すように、現像液吐出ノズル28のスリット状吐出口から現像液Dを吐出させつつ、アーム駆動部24によって現像液吐出ノズル28を矢印A(図1および図2参照)で示す方向に走査する。これにより、基板W上に現像液Dが供給されて液盛りされる。現像液吐出ノズル28が右側の待機ポット20の位置まで移動すると、現像液の吐出を停止させて、アーム駆動部24により現像液吐出ノズル28を矢印Aで示す方向と逆方向へ移動させ、現像液吐出ノズル28を元の左側の待機ポット20の位置まで戻す。そして、基板W上に現像液Dを盛った状態で基板Wを静止させたままにして、基板Wの表面上のレジスト膜Rを現像する。
上記した基板W上への液盛り操作に続いて、図4の(c)に示すように、溶剤吐出ノズル32(および純水吐出ノズル30)を回動させて、図4の(d)に示すように、溶剤吐出ノズル32の先端吐出口を基板Wの中心部直上位置へ移動させる。そして、基板W上に現像液Dを盛ってから所定時間が経過すると、溶剤吐出ノズル32の先端吐出口から疎水性樹脂を含む溶剤Hを基板Wの中心部へ吐出する。基板W上へ供給された疎水性樹脂を含む溶剤Hは、基板Wの全面に拡がる。この際に、基板Wを低速で回転させるようにしてもよい。このように、基板W上へ疎水性樹脂を含む溶剤Hが供給されることにより、図5に部分拡大断面図を示すように、現像処理によって新たに露出したレジストパターンRPの表面(レジスト露出面)に疎水性樹脂被膜SCが形成され、レジスト露出面が疎水性樹脂被膜SCで被覆される。
続いて、図4の(e)に示すように、純水吐出ノズル30(および溶剤吐出ノズル32)の先端吐出口を基板Wの中心部直上位置に配置した状態で、図4の(f)に示すように、純水吐出ノズル30の先端吐出口から純水DWを基板Wの中心部へ吐出する。この際に、基板Wを低速で回転させるようにしてもよい。これにより、レジスト膜R上から現像液や溶解物、溶剤などが純水DWで洗い流される。純水吐出ノズル30(および溶剤吐出ノズル32)は、純水の吐出が終わると、図1に示した元の位置へ回動して戻される。そして、純水の吐出後に、図4の(g)に示すように、基板Wを回転させて、遠心力により基板W上から純水を飛散させて除去し、基板Wをスピン乾燥させる。この際、内側カップ16を上昇させておく。このリンス処理・スピン乾燥の際には、レジストパターンRPの表面が疎水性樹脂被膜SCで被覆されているので(図5参照)、レジストパターンRP(直接的には疎水性樹脂被膜SC)と純水との接触角θは90°付近となる。このため、レジストパターンRPとレジストパターンRPとの隙間に純水が存在しても、純水のラプラス力に起因するレジストパターンRPに掛かる応力が低減するので、レジストパターンRPの倒壊が防止される。基板Wの乾燥処理が終了すると、図4の(h)に示すように、基板Wの回転を停止させ、基板Wは、スピンチャック10上から取り去られて装置内から搬出される。
また、図1ないし図3に示した現像処理装置を使用し、基板上に現像液を盛った後に、その液盛り操作に続いてレジスト膜を予備リンス処理し、その後にレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給するようにしてもよい。このような処理動作について、図6に示した模式図を参照しながら説明する。
図6の(a)、(b)に示すように、現像処理は、上記した処理動作と同様に行われる(図4の(a)、(b)参照)。基板W上に現像液Dを液盛りしてから所定時間が経過すると、図6の(c)に示すように、純水吐出ノズル30(および溶剤吐出ノズル32)を回動させて、純水吐出ノズル30の先端吐出口を基板Wの中心部直上位置へ移動させ、純水吐出ノズル30の先端吐出口から純水DWを基板Wの中心部へ吐出する。この際に、基板Wを低速で回転させるようにしてもよい。これにより、基板Wの表面上のレジスト膜Rの現像反応が停止し、レジスト膜R上から現像液や溶解物が純水DWで洗い流される。
予備リンス処理に続いて、図6の(d)に示すように、溶剤吐出ノズル32(および純水吐出ノズル30)の先端吐出口を基板Wの中心部直上位置に配置した状態で、図6の(e)に示すように、溶剤吐出ノズル32の先端吐出口から疎水性樹脂を含む溶剤Hを基板Wの中心部へ吐出する。基板W上へ供給された疎水性樹脂を含む溶剤Hは、基板Wの全面に拡がる。この際に、基板Wを低速で回転させるようにしてもよい。このように、基板W上へ疎水性樹脂を含む溶剤Hが供給されることにより、上記した処理動作における場合と同様に、現像処理によって新たに露出したレジストパターンの表面に疎水性樹脂被膜が形成され、レジスト露出面が疎水性樹脂被膜で被覆される。疎水性樹脂としては、上記と同様のものが使用され、また、疎水性樹脂を含む溶剤も、上記と同様のものが使用されるが、純水(リンス液)に比べて比重が大きい溶剤を使用すると、疎水性樹脂を含む溶剤と水とが2層に分離して、疎水性樹脂を含む溶剤が下層側となることにより、疎水性樹脂を含む溶剤がレジストパターン表面と確実に接触するようになるので好ましい。
上記した工程以後のリンス処理およびスピン乾燥は、図6の(f)〜(i)に示すように、上記した処理動作と同様に行われる(図4の(e)〜(h)参照)。そして、リンス処理・スピン乾燥の際には、レジストパターンの表面が疎水性樹脂被膜で被覆されているので、上記した処理動作における場合と同様に、レジストパターンとレジストパターンとの隙間に純水が存在しても、純水のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力が低減するので、レジストパターンの倒壊が防止される。
次に、図7および図8は、この発明に係る基板処理方法である基板の現像処理方法を実施するために使用される現像処理装置の別の構成例を示し、図7は、現像処理装置の概略構成を示す平面図であり、図8は、この現像処理装置の現像液供給系を示す模式図である。図7において、図1で使用した符号と同一の符号を付した各部材は、図1に関して説明した上記各部材と同一の機能、作用を有するものであり、それらについての説明を省略する。
この現像処理装置において、現像液吐出ノズル38には、現像液供給管40が連通接続されており、現像液供給管40に開閉制御弁42が介挿されている。現像液供給管40は、液体混合器44に連通接続され、液体混合器44に、現像液46を貯留した現像液槽48に流路接続されポンプ50が介挿された現像液供給配管52が連通接続されている。また、液体混合器44には、疎水性樹脂を含む溶剤54を貯留した溶剤貯留槽56に流路接続されポンプ58が介挿された溶剤供給配管60が連通接続されている。そして、現像液槽48から現像液供給配管52を通して液体混合器44へ供給される現像液に、溶剤貯留槽56から溶剤供給配管60を通して液体混合器44へ供給される疎水性樹脂を含む溶剤が、液体混合器44において混合され、疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液が液体混合器44から現像液供給管40を通して現像液吐出ノズル38へ供給される構成となっている。図1ないし図3に示した現像処理装置における場合と同様に、疎水性樹脂としては、レジストパターン表面に疎水性樹脂被膜が形成されたときに、その疎水性樹脂被膜と純水(リンス液)との接触角が70°〜110°となるものが使用され、例えばフッ素系樹脂、シリコン系樹脂などが使用される。また、溶剤としては、非水溶性のものを使用するのが好ましく、また、現像液に比べて比重が大きいものを使用するのが好ましい。
外側カップ18の後方側近傍には、先端の吐出口からリンス液、例えば純水を基板Wの中心部上へ吐出する純水吐出ノズル62が配設されている。純水吐出ノズル62は、図示しない純水供給管を通して純水供給源に流路接続されている。純水吐出ノズル62は、回転駆動部64に回動可能に支持されたノズル保持部66に保持されている。そして、回転駆動部64によってノズル保持部66を鉛直軸回りに回動させることにより、純水吐出ノズル62が矢印Cで示す方向へ水平面内で回動して、図7に示した待機位置と先端の吐出口が基板Wの中心部直上に配置される吐出位置との間で往復移動するような構成となっている。
図7に示した現像処理装置による処理動作の1例について、図9に示した模式図を参照しながら説明する。
図9の(a)に示すように、表面に露光後のレジスト膜Rが形成された基板Wが装置内に搬入されて、スピンチャック10に基板Wが保持されると、図9の(b)に示すように、現像液吐出ノズル38のスリット状吐出口から疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液HDを吐出させつつ、アーム駆動部24によって現像液吐出ノズル38を矢印A(図7参照)で示す方向に走査する。これにより、基板W上に現像液HDが供給されて液盛りされる。現像液吐出ノズル38が右側の待機ポット20の位置まで移動すると、現像液の吐出を停止させて、アーム駆動部24により現像液吐出ノズル38を矢印Aで示す方向と逆方向へ移動させ、現像液吐出ノズル38を元の左側の待機ポット20の位置まで戻す。そして、基板W上に現像液HDを盛ってから所定時間が経過するまで基板Wを静止させたままにして、基板Wの表面上のレジスト膜Rを現像する。このとき、基板W上へ供給された現像液HDには疎水性樹脂を含む溶剤が混合されているので、図1ないし図3に示した現像処理装置を使用して現像処理を行った場合と同様に、現像処理によって新たに露出したレジストパターンの表面(レジスト露出面)に疎水性樹脂被膜が形成され、レジスト露出面が疎水性樹脂被膜で被覆される。
基板W上に液盛りしてから所定時間が経過すると、図9の(c)に示すように、純水吐出ノズル62を回動させて、図9の(d)に示すように、純水吐出ノズル62の先端吐出口を基板Wの中心部直上位置へ移動させ、純水吐出ノズル62の先端吐出口から純水DWを基板Wの中心部へ吐出する。この際に、基板Wを低速で回転させるようにしてもよい。これにより、基板Wの表面上のレジスト膜Rの現像反応が停止し、レジスト膜R上から現像液や溶解物、溶剤などが純水DWで洗い流される。純水吐出ノズル62は、純水の吐出が終わると、図7に示した元の位置へ回動して戻される。そして、純水の吐出後に、図9の(e)に示すように、基板Wを回転させて、遠心力により基板W上から純水を飛散させて除去し、基板Wをスピン乾燥させる。この際、内側カップ16を上昇させておく。このリンス処理・スピン乾燥の際には、図1ないし図3に示した現像処理装置を使用して現像処理を行った場合と同様に、レジストパターンの表面が疎水性樹脂被膜で被覆されているので、レジストパターン(直接的には疎水性樹脂被膜)と純水との接触角θは90°付近となる。このため、レジストパターンとレジストパターンとの隙間に純水が存在しても、純水のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力が低減するので、レジストパターンの倒壊が防止される。基板Wの乾燥処理が終了すると、図9の(f)に示すように、基板Wの回転を停止させ、基板Wは、スピンチャック10上から取り去られて装置内から搬出される。
なお、図1ないし図3および図7に示した現像処理装置では、基板W上へ純水(リンス液)を吐出してレジスト膜をリンス処理するのに、ストレートノズル型式の純水吐出ノズル30、62を使用するようにしているが、下端面にスリット状吐出口を有しスリット状吐出口と直交する方向へ直線的に移動しつつスリット状吐出口から基板表面のレジスト膜上へ純水(リンス液)を吐出して、現像液が盛られたレジスト膜上へ純水を盛るスリットノズルを用いるようにしてもよい。
次に、図10および図11は、この発明に係る基板処理方法である基板の現像処理方法を実施するために使用される現像処理装置のさらに別の構成例を示し、図10は、現像処理装置の概略構成を示す平面図であり、図11は、その概略縦断面図である。
この現像処理装置は、基板Wの現像処理が行われる装置中央部に、基板Wを水平姿勢に保持するスピンチャック68、上端部にスピンチャック68が固着され鉛直に支持された回転支軸70、および、回転支軸70に回転軸が連結されスピンチャック68および回転支軸70を鉛直軸回りに回転させる回転モータ72が配設されている。スピンチャック68の周囲には、スピンチャック68上の基板Wを取り囲むように円形のカップ74が配設されており、カップ74は、図示しない支持機構により上下方向へ往復移動自在に支持されている。
カップ74の手前側近傍には、先端の吐出口から現像液を基板W上へ吐出する現像液吐出ノズル76が配設されている。この現像液吐出ノズル76は、矢印Dで示す方向へ水平面内で回動可能にノズル保持部78に保持されており、図10に示した待機位置と先端の吐出口が基板Wの中心部直上に配置される吐出位置との間で往復移動するような構成となっている。そして、現像液吐出ノズル76は、低速で回転する基板Wの中心部へ先端吐出口から所定量の現像液を滴下して供給し、基板Wの表面に形成された露光後のレジスト膜の全体に現像液を塗布する。また、カップ74の側方側近傍には、先端の吐出口からリンス液、例えば純水を基板W上へ吐出する純水吐出ノズル80が配設されている。純水吐出ノズル80は、図示しない純水供給管を通して純水供給源に流路接続されている。純水吐出ノズル80は、矢印Eで示す方向へ水平面内で回動可能にノズル保持部82に保持されており、図10に示した待機位置と先端の吐出口が基板Wの中心部直上に配置される吐出位置との間で往復移動するような構成となっている。そして、純水吐出ノズル80は、低速で回転する基板Wの中心部へ先端吐出口から純水を吐出して、基板W表面のレジスト膜をリンス処理する。また、カップ74の底部には排液管84が連通接続されている。
上記したような構成の現像処理装置において、現像液吐出ノズル76へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給する現像液供給系(図8参照)を備えるようにする。そして、図7に示した現像処理装置と同様の上記した操作・手順(図9参照)で現像処理、リンス処理およびスピン乾燥を行うことにより、レジストパターンの倒壊を防止することができる。
また、図10および図11に示した構成の現像処理装置において、疎水性樹脂を含む溶剤を基板W上へ吐出する溶剤吐出ノズルを別に設置する。そして、図1ないし図3に示した現像処理装置と同様の上記した操作・手順(図4および図6参照)で現像処理、リンス処理およびスピン乾燥を行うことにより、レジストパターンの倒壊を防止することができる。
なお、上記した実施形態では、現像液吐出ノズル28、38のスリット状吐出口から現像液を吐出させつつ現像液吐出ノズル28、38を走査して、基板表面のレジスト膜上に現像液を液盛りするスリットスキャン方式や、現像液吐出ノズル76(ストレートノズル)から基板の表面中心部へ現像液を供給し基板を回転させて基板の表面全体に現像液を拡げる現像方式について説明したが、現像処理方法は特に限定されず、基板を回転させつつスプレイノズルから基板表面のレジスト膜上へ現像液を噴出させる現像方式などについても、この発明は広く適用し得るものである。
また、リンス処理後に基板をスピン乾燥させる場合において、いわゆるスキャンリンス法を適用して基板を乾燥処理するとき、すなわち、基板を水平姿勢に保持して鉛直軸回りに回転させるとともに、純水(リンス液)吐出ノズルの吐出口から基板の表面へ純水(リンス液)を吐出させつつ、純水吐出ノズルの吐出口を基板の中心に対向する位置から基板の周縁に対向する位置まで走査して基板を乾燥処理するときにも、この発明に係る方法によると、レジストパターンの倒壊を効果的に防止することができる。
さらに、上記した実施形態では、基板を現像処理した後に、リンス処理およびスピン乾燥する場合において、基板表面に形成されたレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、現像処理によって新たに露出したレジストパターン表面を疎水性樹脂被膜で被覆する現像処理方法について説明したが、既に所定パターンのレジスト膜が表面に形成されている基板を薬液等で洗浄処理した後に、リンス処理およびスピン乾燥する場合についても、この発明は適用可能である。すなわち、基板表面に形成された所定パターンを有するレジスト膜上へ洗浄液を供給してレジスト膜を洗浄処理した後、レジスト膜上へリンス液を供給して予備リンス処理し、その後に、レジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、レジストパターン表面に疎水性樹脂被膜を形成する。このように、レジストパターン表面を疎水性樹脂被膜で被覆することにより、その後に基板をリンス処理およびスピン乾燥させた際に、レジストパターンとレジストパターンとの隙間にリンス液が存在しても、リンス液のラプラス力に起因するレジストパターンに掛かる応力が低減するので、レジストパターンの倒壊を防止することができる。
この発明に係る基板処理方法である基板の現像処理方法を実施するために使用される現像処理装置の構成の1例を示す概略平面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 図1ないし図3に示した現像処理装置による処理動作の1例について説明するための模式図である。 現像処理によって新たに露出したレジストパターンの表面が疎水性樹脂被膜で被覆される状態を示す部分拡大断面図である。 図1ないし図3に示した現像処理装置による処理動作の別の例について説明するための模式図である。 この発明に係る基板処理方法である基板の現像処理方法を実施するために使用される現像処理装置の別の構成例を示す概略平面図である。 図7に示した現像処理装置の現像液供給系を示す模式図である。 図7に示した現像処理装置による処理動作の1例について説明するための模式図である。 この発明に係る基板処理方法である基板の現像処理方法を実施するために使用される現像処理装置のさらに別の構成例を示す概略平面図である。 図10に示した現像処理装置の概略縦断面図である。
符号の説明
10、68 スピンチャック
12、70 回転支軸
14、72 回転モータ
16 内側カップ
18 外側カップ
20 待機ポット
22 ガイドレール
24 アーム駆動部
26 ノズルアーム
28、38、76 現像液吐出ノズル
30、62、80 純水吐出ノズル
32 溶剤吐出ノズル
34、64 回転駆動部
36、66、78、82 ノズル保持部
40 現像液供給管
44 液体混合器
46 現像液
48 現像液槽
52 現像液供給配管
54 疎水性樹脂を含む溶剤
56 溶剤貯留槽
60 溶剤供給配管
74 カップ
W 基板

Claims (15)

  1. 基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を供給してレジスト膜を現像処理する現像工程と、
    基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、
    基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程と、
    を含む基板処理方法において、
    前記現像工程後、前記リンス工程前に、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする基板処理方法。
  2. 基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を供給してレジスト膜を現像処理する現像工程と、
    基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、
    基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程と、
    を含む基板処理方法において、
    前記現像工程において、基板表面に形成された露光後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする基板処理方法。
  3. 前記疎水性樹脂を含む溶剤は、現像液に比べて比重が大きいものが使用される請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を供給してレジスト膜を現像処理する現像工程と、
    基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、
    基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程と、
    を含む基板処理方法において、
    前記現像工程後、前記リンス工程前に、基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を供給して予備リンス処理し、その後に、レジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする基板処理方法。
  5. 基板の表面に形成された所定パターンを有するレジスト膜上へ洗浄液を供給してレジスト膜を洗浄処理する洗浄工程と、
    基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へリンス液を供給してリンス処理するリンス工程と、
    基板を水平姿勢で鉛直軸回りに回転させて、基板表面に形成されたリンス処理後のレジスト膜を乾燥させる乾燥工程と、
    を含む基板処理方法において、
    前記洗浄工程後、前記リンス工程前に、基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へリンス液を供給して予備リンス処理し、その後に、レジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給して、レジスト露出面を疎水性樹脂被膜で被覆することを特徴とする基板処理方法。
  6. 前記疎水性樹脂を含む溶剤は、リンス液に比べて比重が大きいものが使用される請求項4または請求項5に記載の基板処理方法。
  7. 前記疎水性樹脂を含む溶剤は、非水溶性のものが使用される請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の基板処理方法。
  8. 前記疎水性樹脂は、疎水性樹脂被膜とリンス液との接触角が70°〜110°となるものが使用される請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の基板処理方法。
  9. 前記疎水性樹脂は、フッ素系樹脂またはシリコン系樹脂である請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の基板処理方法。
  10. 前記乾燥工程において、基板を水平姿勢に保持して鉛直軸回りに回転させるとともに、吐出ノズルの吐出口から基板の表面へリンス液を吐出させつつ、前記吐出ノズルの吐出口を基板の中心に対向する位置から基板の周縁に対向する位置まで走査する請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の基板処理方法。
  11. 基板を水平姿勢に保持する基板保持手段と、
    この基板保持手段によって保持された基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、
    この現像液吐出ノズルへ現像液を供給する現像液供給手段と、
    基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルと、
    このリンス液吐出ノズルへリンス液を供給するリンス液供給手段と、
    前記基板保持手段によって保持された基板を鉛直軸回りに回転させる基板回転手段と、
    を備えた基板処理装置において、
    基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を吐出する溶剤吐出手段と、
    この溶剤吐出手段へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給する溶剤供給手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする基板処理装置。
  12. 基板を水平姿勢に保持する基板保持手段と、
    この基板保持手段によって保持された基板の表面に形成された露光後のレジスト膜上へ現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、
    この現像液吐出ノズルへ現像液を供給する現像液供給手段と、
    基板表面に形成された現像処理後のレジスト膜上へリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルと、
    このリンス液吐出ノズルへリンス液を供給するリンス液供給手段と、
    前記基板保持手段によって保持された基板を鉛直軸回りに回転させる基板回転手段と、
    を備えた基板処理装置において、
    前記現像液供給手段は、疎水性樹脂を含む溶剤が混合された現像液を前記現像液吐出ノズルへ供給することを特徴とする基板処理装置。
  13. 前記現像液吐出ノズルは、
    下端面にスリット状吐出口を有し、前記基板保持手段によって静止状態で保持された基板に対し、前記スリット状吐出口と直交する方向へ直線的に移動しつつ、前記スリット状吐出口から基板表面のレジスト膜上へ現像液を吐出して、レジスト膜の全面に現像液を膜状に盛るスリットノズルである請求項11または請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 前記現像液吐出ノズルは、
    前記基板保持手段によって保持され前記基板回転手段によって低速で回転させられている基板の中心部へ先端吐出口から現像液を吐出して、基板表面のレジスト膜の全面に現像液を拡げ現像液を塗布するストレートノズルである請求項11または請求項12に記載の基板処理装置。
  15. 基板を水平姿勢に保持する基板保持手段と、
    この基板保持手段によって保持された基板の表面に形成された所定パターンを有するレジスト膜上へ洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズルと、
    この洗浄液吐出ノズルへ洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
    基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へリンス液を吐出するリンス液吐出ノズルと、
    このリンス液吐出ノズルへリンス液を供給するリンス液供給手段と、
    前記基板保持手段によって保持された基板を鉛直軸回りに回転させる基板回転手段と、
    を備えた基板処理装置において、
    基板表面に形成された洗浄処理後のレジスト膜上へ疎水性樹脂を含む溶剤を吐出する溶剤吐出手段と、
    この溶剤吐出手段へ疎水性樹脂を含む溶剤を供給する溶剤供給手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする基板処理装置。
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