JP2008041047A - 在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラム - Google Patents

在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008041047A
JP2008041047A JP2006218257A JP2006218257A JP2008041047A JP 2008041047 A JP2008041047 A JP 2008041047A JP 2006218257 A JP2006218257 A JP 2006218257A JP 2006218257 A JP2006218257 A JP 2006218257A JP 2008041047 A JP2008041047 A JP 2008041047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inventory
allocation control
measure
information
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006218257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4955338B2 (ja
Inventor
Manabu Naganuma
学 長沼
Toshiyuki Sakuma
敏行 佐久間
Masaki Hino
昌樹 日野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006218257A priority Critical patent/JP4955338B2/ja
Publication of JP2008041047A publication Critical patent/JP2008041047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4955338B2 publication Critical patent/JP4955338B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

【課題】アイテム毎の適正在庫拠点の変更を受けて非常備在庫を統合管理し、製品ライフサイクルに応じた在庫削減施策へ誘導することで、適正在庫拠点の下流拠点に滞留する在庫を削減することができる技術を提供する。
【解決手段】在庫引当制御システムにおいて、処理装置104が、適正在庫位置の情報から非常備在庫を求め共通活用の在庫情報を作成し在庫管理位置に応じて在庫の見せ方を変更する(S110)。その後に、製品ライフサイクルや在庫状況から在庫削減施策を評価し施策設定を誘導し、設定された施策から在庫引当ルールを作成する(S111)。
【選択図】図1

Description

本発明は、在庫引当制御技術に関し、特に、アイテム毎の適正在庫拠点の変更を受け、その下流拠点の在庫を統合管理し、製品ライフサイクルフェーズに応じた在庫削減施策を誘導して実施する在庫引当制御に適用して有効な技術に関する。
例えば、近年では生産工場の海外移転や海外市場の参入など、グローバル化の加速により、流通在庫を保持する物流センタや販社倉庫の拠点数が増加している。また、顧客ニーズの多様化や製品ライフサイクルの短縮化により在庫管理アイテム(製品など)が増大しており、このような流通サプライチェーンを持つ企業は多量の在庫を保持してしまう傾向にある。
このような問題に対して、従来において、在庫基準の適時化や管理場所更新の適時化などにより在庫を適正化する取組みがなされてきた。
例えば、特許文献1には、サプライチェーンの計画立案サイクル、調達リードタイム、計画リードタイムなどの安全在庫を、設定値の更新に応じて常に適正な値に保つ在庫制御方法が記載されている。
また、非特許文献1には、管理場所更新の適時化の方法として、注文即応と在庫削減が両立する拠点に在庫位置を定めて適正在庫を管理(以下、適正在庫位置と呼ぶ)し、製品ライフサイクルに応じて適正在庫位置を変える方法が述べられている。この方法は、在庫を多くの拠点で分散管理せずに定められた拠点で適正在庫を管理することで、管理するアイテム数を削減することができる。そして、製品ライフサイクルが終了段階にくるにつれて適正在庫位置を上流の生産側に移動して集中管理することで、需要変動に対して少ない安全在庫でコントロールすることが可能となる。
特開2004−70612号公報 光国光七郎著「グローバルSCM時代の在庫理論」コロナ社出版(2005年11月発行)
ところで、上述の方法は、適正在庫拠点から生産拠点へ向かう上流側に対して、サプライチェーンや事業環境の変化に応じて在庫適正化を図るものであり、いわば予防的視点から見た施策であるが、在庫適正化においてはこれまでに蓄積したムダな在庫を削減するという事後的な視点から見た施策も必要となる。特に、拠点数や管理アイテムが多いサプライチェーンにおいては、予防的視点からの施策だけでは十分ではない。
例えば、上述した製品ライフサイクルに応じた適正在庫拠点変更方法は、在庫位置を生産側である上流拠点へ移動させた際に下流拠点で生じる非常備在庫に対して、通常、各拠点を管理する販社が取扱う顧客需要に引当てるのみで、急激な需要減少などによりこの非常備在庫をうまく無くすことができず滞留してしまう問題が生じていた。また、更に、返品対応や売れ損じの引取り責任などから下流の拠点で想定外の過剰な在庫を抱える問題もあった。このように製品ライフサイクルの短期化が進む中、本サプライチェーンでは非常備在庫の滞留が死蔵化に直結するため、早期に削減させなければならない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、アイテム毎の適正在庫拠点の変更を受けて非常備在庫を統合管理し、製品ライフサイクルに応じた在庫削減施策へ誘導することで、適正在庫拠点の下流拠点に滞留する在庫を削減することができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、上記目的を達成するために、アイテム毎の適正在庫位置の変更情報及び在庫実績情報を受け、適正在庫位置から非常備在庫量を活用単位に合わせて算出するとともに、製品ライフサイクルのフェーズなどの情報から在庫削減施策を評価することにより効果のある在庫削減施策の設定を誘導し、この誘導により設定された施策から注文を在庫引当するためのルールを作成し、在庫引当処理を実施するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば,適正在庫位置の変更に合わせて、その下流拠点の在庫を非常備として統合管理することで、単に拠点別の在庫可視化に留まらず活用単位で在庫を把握でき、また、製品ライフサイクルのフェーズなどの情報に応じて有効な在庫低減施策を設定することができる。この結果、短期間で効率的に在庫削減する在庫引当が実行でき、従来問題であった非常備在庫の死蔵化を抑止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
「本発明の一実施の形態の概要」
本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの概要について、図1を用いて説明する。
本発明の一実施の形態の在庫引当制御システムは、ネットワーク101に接続されたコンピュータからなり、キーボードやマウスなどの入力装置102と、ディスプレイやプリンタなどの出力装置103と、共通活用の在庫情報作成、在庫削減施策の設定支援、在庫引当ルールの作成などを行う処理装置104と、処理プログラム、在庫削減施策マスタなどの処理プログラム・各種マスタ105と、在庫管理位置、在庫実績、ライフサイクルなどの情報を記憶する補助記憶装置106などから構成される。
この在庫引当制御システムにおいては、処理装置104が、適正在庫位置の情報から非常備在庫を求め、共通活用の在庫情報を作成し、在庫管理位置に応じて在庫の見せ方を変更する(S110)。その後に、製品ライフサイクルや在庫状況から在庫削減施策を評価し、施策設定を誘導し、設定された施策から在庫引当ルールを作成する(S111)。これにより、製品ライフサイクルに合わせた在庫管理位置の移動における課題に対して、ライフサイクルの初期段階(販売開始)では在庫管理位置は販社倉庫にあり、在庫管理ポイントの移動により、ライフサイクルの終了段階(製品切替等)では在庫管理設定は工場倉庫となり、滞留在庫を早期に削減できる。
以下、本実施の形態の在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラムについて詳細に説明する。
「実施の形態の適用モデル」
本実施の形態の在庫引当制御システムの適用対象として想定している物流ネットワークのサプライチェーンモデルについて、図2を用いて説明する。
製造業で生産する製品やサービス部品などの流通アイテムは、工場α1から物流センタβ1、販社γ11、γ12などの物流拠点を経由して、市場δ11、δ12などの顧客へ供給される。これら物流拠点は、アイテムの入出庫や在庫を管理する拠点端末1が存在し、これら拠点端末1を通じて在庫管理センタεに在庫実績などの情報が伝達される。在庫管理センタεでは、ネットワークを介して、各物流拠点の在庫実績情報や市場の需要動向などの情報を受信し、在庫計画管理端末2を用いてアイテム毎の適正在庫位置を定めるとともに安全在庫の基準値の設定や在庫計画、需要予測、在庫引当処理・納期回答などの処理を実施する。
なお、本実施の形態の対象となる在庫引当制御システムは、在庫管理センタεの在庫引当制御端末3において、在庫計画管理端末2や部門管理端末4、拠点端末1と、ネットワーク5を介して情報のやり取りをしながら処理を行うものである。特に財務管理部門ζ1、販売管理部門ζ2などは、在庫引当制御システムで算出した在庫削減施策の情報を用いて解決施策を立案するものである。なお、在庫管理センタεの在庫計画管理端末2と在庫引当制御端末3は2つの端末でそれぞれ処理するものとして記述しているが、コンピュータの制御能力に応じ1つの端末で処理しデータ共有することもできるし、複数端末に分割して処理することもありうる。
ここでは、図2記載の実現形態に基づき、在庫引当制御システムが起動する在庫引当制御端末3の機能構成及び保持データを、図3〜図5及び図7〜図18を用いて説明する。なお、図6は在庫引当制御システムのハードウェア構成を示す。
「在庫引当制御端末の構成」
本実施の形態の図2記載の在庫引当制御端末3は、図3に示すように、各種プログラムを実行する演算部310と、各種データが記憶される記憶部320と、キーボードやディスプレイ等の周辺装置と各種データの入出力を行う入出力部330と、図2記載のネットワーク5に接続するためのネットワークIF部340とを有する。
演算部310は、本システムの各種マスタ群を記憶部321へ登録、削除、修正を行う在庫引当制御マスタ群管理部311と、各物流拠点から送信されてくる在庫実績情報を記憶部322に登録、更新する在庫実績管理部312と、現時点での適正在庫位置と安全在庫量などの情報を記憶部323に登録する適正在庫情報管理部313と、アイテム毎の製品ライフサイクル情報を記憶部324に登録する製品ライフサイクル情報管理部314と、δ11、δ12などの各市場の需要予測情報を記憶部325に記憶する需要予測管理部315と、適正在庫位置や在庫実績などの情報から滞留する恐れのある非常備在庫量の情報を求めて在庫削減施策と合わせて記憶部326に登録する非常備在庫情報管理部316と、製品ライフサイクルや非常備在庫情報から求めた在庫削減施策の評価結果を記録部327に登録する在庫削減施策の評価管理部317と、在庫削減施策情報を用いて在庫引当ルールを記憶部328に登録し、納期回答などを実施する別システムの入力としてデータ送信する在庫引当ルール管理部318を有する。
記憶部320は、在庫引当制御マスタ群記憶部321、在庫実績記憶部322、適正在庫情報記憶部323、製品ライフサイクル情報記憶部324、需要予測情報記憶部325、非常備在庫情報記憶部326、在庫削減施策の評価記憶部327、在庫引当ルール記憶部328を有する。
これら在庫引当制御マスタ群管理部311、在庫実績管理部312、適正在庫情報管理部313、製品ライフサイクル情報管理部314、需要予測管理部315、非常備在庫情報管理部316、在庫削減施策の評価管理部317、在庫引当ルール管理部318は、図6記載の演算装置61にあるCPU61Aが各種プログラムを実行することで機能する。なお、図6に示す在庫引当制御システムのハードウェア構成において、演算装置61にはCPU61Aに加えて主記憶装置61B、インターフェース61Cを有し、また、在庫引当制御システムには入力装置62、出力装置63、補助記憶装置64などが含まれる。これらの各種プログラムの実行で機能する機能部における動作の詳細については、図19記載の処理フローの中で順を追って説明する。
次に、各記憶部におけるデータ入出力関係を図4に示す。在庫実績記憶部322、適正在庫情報記憶部323、製品ライフサイクル情報記憶部324は、在庫計画管理端末2の在庫計画システム401から入手するデータである。また、需要予測情報記憶部325は、需要予測システム402から入手するデータである。一方、非常備在庫情報記憶部326、在庫引当ルール記憶部328は在庫引当制御端末3で作られるデータであり、在庫計画システム401の安全在庫設定に活用され、更には、納期回答システム403にて納期回答、在庫引当指示データの作成として利用される。なお、在庫削減施策の評価記憶部327は、この在庫引当制御システム内で利用されるデータである。
「在庫引当制御システムのマスタデータ内容」
在庫引当制御システムのマスタデータを図5に示す。在庫引当制御マスタ群記憶部321は、図5記載の物流拠点マスタ501、在庫共有活用拠点マスタ502、在庫削減施策マスタ503、施策効果算定式マスタ504、製品ライフサイクルマスタ505を有する。
物流拠点マスタ501は、図7上側に示すように対象拠点名、子拠点名、アイテム、リードタイム、配送手段などのデータ項目が記憶される。具体的には、マスタ登録の主キーとなる対象の物流拠点を登録するフィールド711、その子拠点名称を登録するフィールド712、取り扱うアイテムを登録するフィールド713、対象拠点と子拠点の輸送リードタイムを登録するフィールド714、配送手段を登録するフィールド715などを有する。
在庫共有活用拠点マスタ502は、図7下側に示すように、活用ID、アイテム、引当可能物流拠点などのデータ項目が記憶される。具体的には、在庫を共通で活用するための統一IDを登録するフィールド721、対象市場を登録するフィールド722、対象アイテムを登録するフィールド723、在庫を共通に活用できる物流拠点を登録するフィールド724を有する。
在庫削減施策マスタ503は、図8に示すように、施策ID、施策名称、概要、効果指標、選択時の条件、施策リスク、評価時の必要情報などのデータ項目が記憶される。具体的には、施策IDを登録するフィールド801と、在庫を低減させる施策名称を登録するフィールド802、その施策の概要を登録するフィールド803、施策実施の際の効果指標を登録するフィールド804、施策を選択する際の必要条件を登録するフィールド805、実施の際のリスクを登録するフィールド806、実行におけるリスク回避内容を登録するフィールド807、施策選定する上で必要となる情報を登録するフィールド808などを有する。
施策効果算定式マスタ504は、図9に示すように、施策名、評価指標名、計算式、指標間重付け値などのデータ項目が記憶される。具体的には、在庫削減施策マスタ(503)の施策名称(802)に対応する名称を登録するフィールド901、その施策の評価指標名を登録するフィールド902、指標を計算する数式を登録するフィールド903、指標間重付け値を登録するフィールド904などを有する。
製品ライフサイクルマスタ505は、図10に示すように、製品ライフサイクルパターン、フェーズ、開始通算日、終了通算日、需要予測式などのデータ項目を登録する。具体的には、製品のライフサイクルパターン番号を登録するフィールド1001、そのパターンにおけるフェーズを定義登録するフィールド1002、開始通算日を登録するフィールド1003、終了通算日を登録するフィールド1004、フェーズの通算日間の数量ボリュームを登録するフィールド1005などを有する。これらのデータは、図10下側に示すような製品ライフサイクル曲線を示すものである。このグラフは、縦軸に需要数量を、横軸にアイテムの販売開始から終了までの時間の流れを記述したものである。これら製品ライフサイクルはフェーズ1013のように、立上期、成長期、安定期、衰退期、終了期などの区分で定義する。また、曲線パターン1011は複数個定義され、管理アイテム毎に最も適したものを選択し活用する。
「在庫引当制御システムの入力データ内容」
次に、在庫引当制御システムの入力データについて述べる。
在庫実績記憶部322は、図11に示すように、場所、アイテム、在庫数、ステータス、更新時刻などを主とするデータ項目が記憶される。具体的には、在庫を保持する拠点場所を登録するフィールド1101、管理アイテムを登録するフィールド1102、最新の在庫数を登録するフィールド1103、在庫が入庫や出庫などの手続き中である仕掛状態、手続きをしていない状態である在庫状態をステータスとして登録するフィールド1104、データの更新時刻を登録するフィールド1105などを有する。
適正在庫情報記憶部323では、図12に示すように、アイテム、市場、適正在庫管理、安全在庫基準を主とするデータ項目が記憶される。具体的には、適正在庫情報の管理アイテムを登録するフィールド1201、対象とする市場場所を登録するフィールド1202、適正在庫位置である階層名を登録するフィールド1203、拠点名を登録するフィールド1204、安全在庫基準値を登録するフィールド1205などを有する。
製品ライフサイクル情報記憶部324では、図13に示すように、アイテム、製品ライフサイクルパターン、現在のフェーズ、販売開始期間などを主とするデータ項目が記憶される。具体的には、管理アイテムを登録するフィールド1301、製品ライフサイクルの販売初期から終了までを横軸に需要量を縦軸としたときのボリューム曲線のパターンを登録するフィールド1302、販売初期、成長期、安定期、衰退期、終了期などと区分される製品ライフサイクルの現時点のフェーズを登録するフィールド1303、販売開始からの期間を登録するフィールド1304などを有する。これらのデータは、製品ライフサイクルマスタ記憶部505の情報を基にアイテム毎の製品ライフサイクル情報が記憶される。
需要予測情報記憶部325では、図14に示すように、拠点、アイテム、対象市場、予測値、データ更新時刻を主とするデータ項目が記憶される。具体的には、計画を立てる拠点を登録するフィールド1401、対象市場を登録するフィールド1402、管理アイテムを登録するフィールド1403、需要予測値を登録するフィールド1404、需要予測のデータを更新した時刻を登録するフィールド1405を有する。
「在庫引当制御システムの出力データ内容」
次に、在庫引当制御システムの出力データ内容を述べる。
非常備在庫情報記憶部326では、図15に示すように、アイテム、活用ID、拠点名、在庫数、施策名、引当ステータス、引当期間などのデータ項目が記憶される。具体的には、管理アイテムを登録するフィールド1501と、活用単位をID化した番号を登録するフィールド1502、活用単位IDで実際に在庫がある場所を登録するフィールド1503、その在庫数量を登録するフィールド1504、その在庫を削減させる施策名を登録するフィールド1505、引当ステータスを登録するフィールド1506、注文に引当する期間を登録するフィールド1507を有する。また、非常備在庫情報記憶部326には、各拠点と数量のデータ項目が記憶される活用可能在庫拠点を登録するフィールド1508を有する。
在庫削減施策の評価記憶部327では、評価計算に用いるパラメータ情報と、算出した評価結果情報を登録するものである。図16は、パラメータ情報を抜粋したもので、コスト情報161では、拠点市場、アイテム、販売単価、製造単価などのデータ項目が記憶される。具体的には、対象の拠点を登録するフィールド1601、対象の市場を登録するフィールド1602、対象のアイテムを登録するフィールド1603を主キーとして、販売単価を登録するフィールド1604、製造原価を登録するフィールド1605などを有し、コストに関する情報が記憶される。
また、施策毎のパラメータとして、キャンペーン施策の情報162、滅却施策の情報163などの情報が記憶される。キャンペーン施策の情報162は、拠点、対象市場、アイテム、キャンペーン期間条件などのデータ項目が記憶される。具体的には、対象の拠点を登録するフィールド1606、対象市場を登録するフィールド1607、アイテムを登録するフィールド1608を主キーに、キャンペーン期間条件を登録するフィールド1609などを有し、キャンペーン施策に関するパラメータ値が記憶される。
同様に、滅却施策の情報163では、拠点、対象市場、アイテム、滅却コスト、申請時の在庫引当条件などのデータ項目を記憶するものである。具体的には、対象の拠点を登録するフィールド1610、対象の市場を登録するフィールド1611、対象のアイテムを登録するフィールド1612を主キーとして、滅却に要するコストを登録するフィールド1613、滅却申請時の在庫引当条件を登録するフィールド1614などを有し、滅却施策に関するパラメータ値が記憶される。
図17は、評価パラメータデータを用いて算出される施策の評価結果情報171を示すものである。施策の評価結果情報171は、アイテム、評価エリア、評価拠点、施策、指標、評価値、優先度、出力時刻といったデータ項目が記憶される。具体的には、評価対象のアイテムが登録されるフィールド1701、評価するエリアを登録するフィールド1702、評価対象の拠点を登録するフィールド1703、施策名を登録するフィールド1704、指標名を登録するフィールド1705、評価した結果を登録するフィールド1706、施策の評価順位である優先度を登録するフィールド1707、出力時刻を登録するフィールド1708などを有し、施策の評価結果が記憶される。
次に、在庫引当ルール記憶部328では、図18に示すように、対象市場、アイテム、引当優先順序、引当条件などのデータ項目が記憶される。具体的には、注文する顧客や販社を規定する市場を登録するフィールド1801、対象とする管理アイテムを登録するフィールド1802と、引当として優先させる拠点を登録するフィールド1803、その時の在庫区分を登録するフィールド1804、引当条件を登録するフィールド1805などを有し、在庫引当ルールのデータが記憶される。
「在庫引当制御の全体処理」
在庫引当制御の処理を、図19を用いて説明する。在庫引当制御処理は、在庫引当制御端末3において、拠点端末1から取り込んだ、在庫計画管理端末2からの適正在庫位置の変更、各拠点の在庫実績など在庫情報を受けて非常備在庫の検出を行う処理(S1901A)、活用単位在庫情報の生成を行う処理(S1901B)、この結果を拠点端末1で表示する処理(S1901C)と、部門管理端末4で入力された対象アイテムや評価エリア、評価指標算出のためのパラメータ設定処理(S1902A)を受けて、在庫引当制御端末3にて需要残数量の算出処理(S1902B)及び施策別評価値の算出処理(S1902C)を行い、この結果を部門管理端末4で表示して在庫削減施策の選択を行う処理(S1902D)と、登録された在庫削減施策情報を用いて在庫引当ルールデータの作成を行う処理(S1903)からなる。この在庫引当制御の処理は、この処理手順を規定したプログラムの制御に基づいて実行される。以下、S1901AからS1903までの処理を具体的に述べる。
「非常備在庫情報の検出処理(S1901A)」
非常備在庫情報の検出処理(S1901A)のフローチャートを、図20を用いて説明する。
非常備在庫情報の検出処理は、在庫引当制御端末3で記憶部320に登録されている物流在庫拠点マスタ501、適正在庫情報(適正在庫情報記憶部323)のデータを読込む(S2001)。次に、適正在庫情報の対象市場、アイテムを主キーとして1レコードずつ読込み(S2002)、読み込むレコードがあるかかどうかの判定を行い(S2003)、レコードが存在しない場合は本処理を終了する。レコードがある場合は、物流在庫拠点マスタ501から適正在庫拠点とアイテムをキーに、その子拠点とアイテムの全てを非常備在庫として検出し(S2004)、メモリー上にこれらデータを出力する(S2005)。S2005記載の例では、アイテムX1の適正在庫拠点がβ1及びβ2の拠点にあり、その子拠点にあるγ11、γ12はβ1の子拠点、γ21はβ2の子拠点を示しており、滞留の可能性のある拠点として抽出されたものである。次に、その拠点及びアイテムに子となる拠点及びアイテムが存在するかを物流在庫拠点マスタ501のデータから判定する(S2006)。この子となる拠点及びアイテムが存在した場合は、その拠点及びアイテムを子拠点及びアイテムの判定する対象として設定し(S2007)、S2004の処理に戻る。一方、子拠点及びアイテムが存在しない場合は、S2002の処理に戻る。このような処理により、適正在庫位置より下流にある物流拠点を全て抽出する。
「活用単位在庫情報の生成処理(S1901B)」
次に、活用単位在庫情報の生成処理(S1901B)のフローチャートを図21で述べる。
本処理では、まず始めに、記憶部320に記憶されている在庫共有拠点マスタ502及び在庫実績(在庫実績記憶部322)のデータを読み込む(S2101)。次に、非常備在庫情報の生成処理(S1901A)で抽出した拠点及びアイテムに対する在庫実績を抽出する(S2102)。S2102記載の例では、抽出された非常備在庫拠点であるγ11、γ12、γ21の在庫実績を在庫実績記憶部322から読み出したイメージである。次に、在庫共有活用拠点マスタ502と適正在庫位置の情報から、拠点間で流用可能なものを抽出し、在庫の合計数を計算する(S2103)。S2103記載の例は、在庫共有活用拠点マスタ502に、販社拠点γ11の対象とする市場要求に引当可能な拠点としてγ11、γ12、γ21、β1などと登録されている。このアイテムX1、販社拠点γ11を抱える市場顧客が引当可能な非常備在庫数として1,000を算出し、3つの拠点を引当可能拠点として抽出した。この結果を非常備在庫情報記憶部326に登録する(S2104)。
「販売担当の意思決定処理(S1901C)」
次に、販売担当者が拠点端末1で非常備在庫情報記憶部326のデータを意思決定に活用する場面(S1901C)について述べる。図22は、本処理(S1901C)の画面イメージを示すものである。
図22上側は、適正在庫が今までγ11、γ12、γ13の位置にあったときの各販売担当者で見る情報を示している。この時点では、各担当者はそれぞれの適正在庫位置にある常備在庫が提示される(2201)。一方、図22中央のように、製品ライフサイクルが安定期から衰退期への移行に合わせて、適正在庫位置をβ1へ移動したとする(2202)。このとき、γ11、γ12、γ13の在庫は非常備在庫となり、且つγ11が抱えるδ11の顧客に引当可能な拠点であるため、在庫情報は合計値の1000台と表示される(2203)。このように各拠点別に在庫を可視化するのではなく、活用単位で在庫を統合管理し可視化することにより、急な需要要求に減らしたい非常備在庫で対応することから滞留在庫を早期に削減することができる。
「在庫削減施策評価の入力データ設定処理(S1902A)」
在庫削減施策を評価するための入力データ設定の処理フローチャートを、図23を用いて説明する。
まず本処理は、在庫削減施策の評価記憶部327に登録されている評価パラメータデータの読込みが行われる(S2301)。次に、この評価パラメータデータを画面上で確認し、データの修正が行われる(S2302)。この2302に示す図は、評価パラメータデータ確認・修正画面例である。入力設定されるものとして、評価アイテムや評価エリア(2303)とし、コスト設定(2304)、施策評価パラメータ(2305)が表示され、このデータを修正し評価するパラメータを確定させる。2302の入力を受けて在庫削減施策の評価パラメータ情報を在庫削減施策の評価記憶部327に登録し(S2306)、処理を終了する。
「需要残数量の算出処理(S1902B)」
需要残数量の算出処理(S1902B)とは、有効な在庫削減施策を見つけるべく、各施策評価に用いる評価アイテムの現在から製品ライフサイクルの終了までの需要残数量を算出するものである。この処理のフローチャートを図24に示す。
まず始めに、この処理に必要な情報として、製品ライフサイクルマスタ505、製品ライフサイクル情報(製品ライフサイクル情報記憶部324)、需要予測情報(需要予測情報記憶部325)、在庫削減施策の評価パラメータ(在庫削減施策の評価記憶部327)を読み込む(S2401)。次に、対象アイテムの製品ライフサイクルフェーズ情報を製品ライフサイクル情報から抽出する(S2402)。例えば、図24においては対象アイテムであるX1は製品ライフサイクルパターンがP1、現在フェーズが安定期となっている。これらの情報を図13記載の製品ライフサイクル情報記録部324から入手する。次に、需要予測情報記憶部325にある需要予測値から対象アイテム、対象エリアの需要量を算出する(S2403)。また、需要計画が製品ライフサイクル終了まで存在しない場合は、製品ライフサイクルマスタ記憶部505にある需要予測式(フィールド1005)を用いて需要残数を算出する(S2404)。ここでの例は、アイテムX1が安定期であるため、安定期から終了期までの需要量を需要予測式にて算出する。このS2404、S2405で求めた需要数を合算することで対象アイテムの現在から製品ライフサイクル終了までの需要残数が求まる(S2405)。
「施策別評価値の算出処理(S1902C)」
施策別評価値の算出処理(S1902C)の処理を図25のフローチャートを用いて述べる。
まず始めに、本処理で用いるマスタデータ、入力データとして、在庫低減施策情報マスタ503、在庫削減評価式マスタ504、施策の評価パラメータ(在庫削減施策の評価記憶部327)を読込む(S2501)。次に、対象アイテム、対象エリアにおける各評価指標値を算出する(S2502)。図例では、在庫削減評価式マスタ504に登録されている施策名(フィールド901)に拠点間流用、指標(フィールド902)に売上、計算式(フィールド903)に需要残量×製品単価が登録されている。そこで、需要残数の算出処理(S1902B)で求めた需要残数と、施策の評価パラメータのコスト情報161にある販売単価(1604)を用いて、指標である売上が算出できる。このS2502の計算結果を受け、施策毎に評価指標のトータル評価値を算出し、各指標の優先順序を決定する(S2503)。例えば、キャンペーンという施策は売上高、販管費などの複数指標が定義されており、これらの評価指標値と重み付け値を用いてトータル評価値を求め、このトータル評価値の高いものから優先順序付けしていく。そして、この計算結果を在庫削減施策の評価記録部327にある施策の評価結果情報171に登録する(S2504)。
「在庫削減施策の選択処理(S1902D)」
在庫削減施策の選択処理(S1902D)では、施策の評価パラメータ(在庫削減施策の評価記憶部327)における各パラメータ情報と、施策別評価値の算出処理(S1902C)で求めた施策の評価結果情報171を部門管理端末1に提示して、対話処理にて実施する施策を決定する。図26は、その在庫削減施策の評価画面イメージを示したものである。
設定値の表示(2601)、需要残数の表示(2602)、そして、評価指標の表示(2603)にて指標別評価値の算出処理(S1902C)で求めた結果が表示される。この例では、施策として拠点間流用がトータル評価として最も高く、ついでキャンペーンとなっている。これらの情報は、各アイテムの製品ライフサイクルのフェーズや需要予測量に応じて、評価指標値や優先順が変化する。以上の情報を、図12記載の在庫情報や図8記載の在庫削減施策マスタ情報とともに提示することで、最も効果の高い施策への設定を誘導することが可能となる。
「在庫引当ルールデータの作成処理(S1903)」
在庫引当ルールデータの作成処理(S1903)を、図27を用いて説明する。
まず始めに、本処理を販社とアイテムの全てで処理するための設定手続きを行う(S2701)。次に、非常備在庫情報記憶部326、適正在庫情報記憶部323に登録された情報を読込み(S2702)、非常備在庫が存在するかを判定する(S2703)。非常備在庫が存在する場合は、施策が設定されているかを判定する(S2704)。また、非常備在庫が存在しない場合は、適正在庫情報記憶部323に登録されている適正在庫管理の拠点を引当拠点として設定する(S2711)。一方、S2704にて施策が設定されている場合、施策が滅却且つ滅却の期間設定がされているかを判定する(S2708)。
期間設定がある場合は、期間までを拠点間流用するような条件で引当ルールを設定する(S2709)。施策が滅却以外の場合は、その施策の引当ルールを設定する(S2710)。一方、S2704にて施策が設定されていない場合、非常備在庫を拠点間流用として施策を設定し(S2705)、引当優先順序、条件に順次登録を行う(S2706)。S2710、S2711、S2706の処理後に、対象とする販社およびアイテムが全て処理終了した場合は終了し、まだ終了していない場合は、S2701に戻って次の販社あるいはアイテムを設定する(S2707)。
以上の在庫引当ルールによって、以下の在庫削減が期値できる。(1)在庫削減施策の評価(S1902C)を受けて設定した施策により、効果的に滞留在庫を削減することができる。(2)非常備在庫が存在し且つ施策が設定されていない場合は、S2705の処理により自動的に拠点間流用の施策がとられるため、滞留在庫を常に発生させない処理となる。(3)S2708、S2709において在庫の滅却手続き中においても注文引当に対応することで、滅却費用を削減でき且つ売上に転化することができる。
以上により、本実施の形態によれば、適正在庫位置の変更に合わせて、その下流拠点の在庫を非常備として統合管理することで、単に拠点別の在庫可視化に留まらず活用単位で在庫を把握することができる。また、製品ライフサイクルのフェーズなどの情報に応じて有効な在庫低減施策を設定することができる。この結果、短期間で効率的に在庫削減する在庫引当が実行でき、従来問題であった非常備在庫の死蔵化を抑止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、在庫引当制御技術に関し、特に、アイテム毎の適正在庫拠点の変更を受け、その下流拠点の在庫を統合管理し、製品ライフサイクルフェーズに応じた在庫削減施策を誘導して実施する在庫引当制御に利用可能である。
本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの主機能と解決ポイントを示した図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムが適用可能な物流ネットワークのサプライチェーンモデルを示した図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの機能構成を示した図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの外部システムとの入出力関係を示した図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムのマスタ群記憶部の構成を示した図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫制御システムのハードウェア構成を示した図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫制御システムにおいて、物流拠点マスタ、在庫共有活用拠点マスタのデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫制御システムにおいて、在庫削減施策マスタのデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫制御システムにおいて、施策効果算定式マスタのデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫制御システムにおいて、製品ライフサイクルマスタのデータ構造及び製品ライフサイクル曲線を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの入力データである在庫実績記憶部のデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの入力データである適正在庫情報記憶部のデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの入力データである製品ライフサイクル情報記憶部のデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの入力データである需要予測情報記憶部のデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの出力データである非常備在庫情報記憶部のデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの入力および出力データである在庫削減施策の評価記憶部の、評価パラメータに関するデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの入力および出力データである在庫削減施策の評価記憶部の、施策評価結果に関するデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御システムの出力データである在庫引当ルール記憶部のデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において用いる、非常備在庫情報の検出処理のフローチャート及び事例を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において用いる活用単位在庫情報生成処理のフローチャート及び事例を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において、販売担当の意思決定処理の利用イメージを説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において用いる在庫削減施策評価のための入力データ設定処理のフローチャート及び画面イメージを説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において用いる需要残数量算出処理のフローチャート及び事例を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において用いる施策別評価値算出処理のフローチャート及び事例を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において、在庫削減施策の評価の画面イメージを説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る在庫引当制御処理において用いる在庫引当ルールデータ作成処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…拠点端末、2…在庫計画管理端末、3…在庫引当制御端末、4…部門管理端末、5…ネットワーク、
101…ネットワーク、102…入力装置、103…出力装置、104…処理装置、105…処理プログラム・各種マスタ、106…補助記憶装置。

Claims (7)

  1. 拠点における流通品の在庫量を管理するコンピュータからなる在庫引当制御システムであって、
    在庫を共有活用する拠点情報が格納された記憶手段と、
    流通品であるアイテム毎の適正在庫位置の変更情報及び在庫実績情報を受けて、適正在庫位置である拠点より顧客側にある物流拠点の在庫量を非常備在庫として定め、活用単位で非常備在庫を提示する処理と、各アイテムの製品ライフサイクルのフェーズや在庫実績に合わせて在庫削減施策の設定を誘導する処理と、この誘導により設定された施策から注文を在庫引当するためのルールを作成する処理とを実行する演算手段とを有することを特徴とする在庫引当制御システム。
  2. 請求項1記載の在庫引当制御システムにおいて、
    前記演算手段は、前記在庫削減施策の設定を誘導する処理の際に、製品ライフサイクルのフェーズと活用単位の在庫実績量から在庫低減施策を評価するための指標値を算出し、施策毎にトータル評価値を求めることで施策の優先順序を算出することを特徴とする在庫引当制御システム。
  3. 請求項1記載の在庫引当制御システムにおいて、
    前記演算手段は、前記注文を在庫引当するためのルールを作成する処理の際に、施策が設定されていない場合は拠点間流用の施策をデフォルトとして設定し、在庫滅却の施策が設定されている場合にも引当可能な期間を設けることで滞留する恐れのある非常備在庫をより低減させることを特徴とする在庫引当制御システム。
  4. 拠点における流通品の在庫量を管理するコンピュータからなる在庫引当制御システムを用いた在庫引当制御方法であって、
    記憶手段に格納された在庫を共有活用する拠点情報を用い、
    演算手段により、流通品であるアイテム毎の適正在庫位置の変更情報及び在庫実績情報を受けて、適正在庫位置である拠点より顧客側にある物流拠点の在庫量を非常備在庫として定め、活用単位で非常備在庫を提示する処理と、各アイテムの製品ライフサイクルのフェーズや在庫実績に合わせて在庫削減施策の設定を誘導する処理と、この誘導により設定された施策から注文を在庫引当するためのルールを作成する処理とを実行することを特徴とする在庫引当制御方法。
  5. 請求項4記載の在庫引当制御方法において、
    前記演算手段により、前記在庫削減施策の設定を誘導する処理の際に、製品ライフサイクルのフェーズと活用単位の在庫実績量から在庫低減施策を評価するための指標値を算出し、施策毎にトータル評価値を求めることで施策の優先順序を算出することを特徴とする在庫引当制御方法。
  6. 請求項4記載の在庫引当制御方法において、
    前記演算手段により、前記注文を在庫引当するためのルールを作成する処理の際に、施策が設定されていない場合は拠点間流用の施策をデフォルトとして設定し、在庫滅却の施策が設定されている場合にも引当可能な期間を設けることで滞留する恐れのある非常備在庫をより低減させることを特徴とする在庫引当制御方法。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の在庫引当制御方法の手順を規定したことを特徴とする在庫引当制御プログラム。
JP2006218257A 2006-08-10 2006-08-10 在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラム Active JP4955338B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006218257A JP4955338B2 (ja) 2006-08-10 2006-08-10 在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006218257A JP4955338B2 (ja) 2006-08-10 2006-08-10 在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008041047A true JP2008041047A (ja) 2008-02-21
JP4955338B2 JP4955338B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39175933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006218257A Active JP4955338B2 (ja) 2006-08-10 2006-08-10 在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4955338B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113435816A (zh) * 2021-07-13 2021-09-24 北京京东振世信息技术有限公司 库存定位处理方法、装置、系统、介质与设备
CN117408612A (zh) * 2023-12-13 2024-01-16 成都工业职业技术学院 一种纯电动汽车关键零配件库存计算方法及系统

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10194412A (ja) * 1997-01-16 1998-07-28 Hitachi Ltd カップリングポイントによる在庫管理方法
JP2001154722A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Hitachi Ltd 生産計画システム
JP2002304452A (ja) * 1993-06-04 2002-10-18 Hitachi Ltd 商品流通管理装置およびその方法
JP2002342431A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Asahi Glass Co Ltd 在庫補充管理システム
JP2003176029A (ja) * 2001-12-12 2003-06-24 Hitachi Ltd 在庫管理装置
JP2003288514A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Jfe Steel Kk 在庫販売方法
JP2006120010A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Hitachi Ltd 在庫制御システム及び方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002304452A (ja) * 1993-06-04 2002-10-18 Hitachi Ltd 商品流通管理装置およびその方法
JPH10194412A (ja) * 1997-01-16 1998-07-28 Hitachi Ltd カップリングポイントによる在庫管理方法
JP2001154722A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Hitachi Ltd 生産計画システム
JP2002342431A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Asahi Glass Co Ltd 在庫補充管理システム
JP2003176029A (ja) * 2001-12-12 2003-06-24 Hitachi Ltd 在庫管理装置
JP2003288514A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Jfe Steel Kk 在庫販売方法
JP2006120010A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Hitachi Ltd 在庫制御システム及び方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113435816A (zh) * 2021-07-13 2021-09-24 北京京东振世信息技术有限公司 库存定位处理方法、装置、系统、介质与设备
CN113435816B (zh) * 2021-07-13 2023-11-03 北京京东振世信息技术有限公司 库存定位处理方法、装置、系统、介质与设备
CN117408612A (zh) * 2023-12-13 2024-01-16 成都工业职业技术学院 一种纯电动汽车关键零配件库存计算方法及系统
CN117408612B (zh) * 2023-12-13 2024-03-12 成都工业职业技术学院 一种纯电动汽车关键零配件库存计算方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4955338B2 (ja) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Islam et al. Prediction of probable backorder scenarios in the supply chain using Distributed Random Forest and Gradient Boosting Machine learning techniques
You et al. Integrated multi‐echelon supply chain design with inventories under uncertainty: MINLP models, computational strategies
Lalmazloumian et al. A robust optimization model for agile and build-to-order supply chain planning under uncertainties
Azadi et al. Developing a new chance-constrained DEA model for suppliers selection in the presence of undesirable outputs
Weng Pricing and ordering strategies in manufacturing and distribution alliances
Naeem et al. Production planning optimization for manufacturing and remanufacturing system in stochastic environment
CN110135876A (zh) 销量预测的方法及装置
Mitra et al. Towards resilient supply chains: Uncertainty analysis using fuzzy mathematical programming
Costantino et al. Information sharing policies based on tokens to improve supply chain performances
Teimoury et al. A queueing approach to production-inventory planning for supply chain with uncertain demands: Case study of PAKSHOO Chemicals Company
Shteren et al. The value of inventory accuracy in supply chain management-case study of the yedioth communication press
Calfa et al. Optimal procurement contract selection with price optimization under uncertainty for process networks
Zhang et al. Stochastic production capacity: A bane or a boon for quick response supply chains?
Jalal et al. Integrated approaches for logistics network planning: a systematic literature review
Lahrichi et al. A first MILP model for the parameterization of Demand-Driven MRP
JP4955338B2 (ja) 在庫引当制御システム、在庫引当制御方法、および在庫引当制御プログラム
Hajiagha et al. Multi-objective multi-product sustainable newsvendor management in an emerging economy: Evidence and applications
Hussaini et al. A multi-period multi-season multi-objective mathematical model for guaranteeing the viability of supply chains under fluctuations: a healthcare closed-loop supply chain application
JP5847137B2 (ja) 需要予測装置及びプログラム
Tangtisanon Web service based food additive inventory management with forecasting system
Moharana et al. Determination of optimal kit for spare parts using association rule mining
Hendrix et al. On computing optimal policies in perishable inventory control using value iteration
Azadi et al. Developing a WPF-CCR model for selecting suppliers in the presence of stochastic data
Manupati et al. Robust supply chain network design under facility disruption by consideration of risk propagation
Jiao et al. A financial model of flexible manufacturing systems planning under uncertainty: identification, valuation and applications of real options

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4955338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3