JP2008040774A - 形状データ検索プロブラム及び方法 - Google Patents

形状データ検索プロブラム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008040774A
JP2008040774A JP2006214021A JP2006214021A JP2008040774A JP 2008040774 A JP2008040774 A JP 2008040774A JP 2006214021 A JP2006214021 A JP 2006214021A JP 2006214021 A JP2006214021 A JP 2006214021A JP 2008040774 A JP2008040774 A JP 2008040774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
data
search key
search
key data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006214021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4840018B2 (ja
Inventor
Yusuke Uehara
祐介 上原
Takayuki Baba
孝之 馬場
Susumu Endo
進 遠藤
Shuichi Shiitani
秀一 椎谷
Daiki Masumoto
大器 増本
Shigemi Osada
茂美 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006214021A priority Critical patent/JP4840018B2/ja
Publication of JP2008040774A publication Critical patent/JP2008040774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4840018B2 publication Critical patent/JP4840018B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】 検索者が所望の3次元CADデータを検索する労力を低減することを目的とする。
【解決手段】 検索キーデータと検索対象データを記憶する記憶部と、指定された検索キーデータを記憶部から読み込み、検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重みを小さく付与する重み付与部と、記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重みを持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、重みに応じた類似度を計算する計算部を有することで解決できる。
【選択図】 図1

Description

3次元CADデータ等の画像検索分野に関する。
機械系メーカ等の製造業では、過去に製造された部品等の設計データである3次元CADデータを流用することで、新規部品の設計コストや部品の調達コスト、保守コストの削減が図れる。このため、所望の3次元CADデータを効率よく見つけるための3次元CADデータ検索へのニーズが高い。本発明は、大量の3次元CADデータの検索作業を効率化するための3次元CADデータ検索装置に関する。こうした検索では、新規に設計する部品と3次元的な形状が類似する部品やその関連情報を検索できる必要がある。
従来技術として、3次元物体を対象とした3次元的な形状の類似性に基づく検索技術がある。例えば、後述する特許文献1は、比較する二つの3次元物体を重ね合わせたときの互いに重なり合う部分の体積と各々の体積との比に基づいて3次元物体間の類似の度合いを算出する方法を開示している。
また、特許文献2は、3次元物体の表面を分割した各面とそれらの幾何学的な隣接関係に基づいて解析木を構成し、解析木の類似度合いにより3次元物体間の類似度を算出する方法を開示している。
また、特許文献3は、3次元物体からポリゴン情報を抽出し、各ポリゴンを一定の大きさ以下に分割したときのポリゴンの情報を3次元物体の特徴として比較することで類似度を算出する方法を開示している。
これらの既存技術は、3次元物体全体の形状について類似する度合いを算出し、例えば、類似する度合いが大きい順に検索結果を並べて提示することで、検索者の労力の軽減を実現している。
特開2001−307099公報 特開2001−307111公報 特開2002−041530公報 特開2001−117936公報 特許第3378726号公報 柿元俊博、上原祐介:「3次元情報検索インターフェイス」、情報処理学会 研究報告、95-F1-41(1996) 上原祐介、柿元俊博:「マルチメディア情報検索のための3次元ブラウジング」、 電子情報通信学会 知能情報メディア研究会 第2回知能情報メディアシンポジウム予稿論文集、pp.221-228(1996) 遠藤進、指田直毅、増本大器、長田茂美、棚橋純一:「画像情報とテキスト情報を統合的に利用したインタラクティブなWeb検索システム」、電子情報通信学会 知能情報メディア研究会 第5回知能情報メディアシンポジウム予稿論文集、pp.163-170(1999) 上原祐介、遠藤進、指田直毅、増本大器、長田茂美、棚橋純一:「MIRACLES: マルチメディア情報のパノラミック検索システム−Web検索への応用−」、電子情報通信学会 技術研究報告 DE2000-3, pp.17-24(2000) Yusuke Uehara, Susumu Endo, Shuichi Shiitani, Daiki Masumoto, and Shigemi Nagata:"A Computer-aided Visual Exploration System for Knowledge Discovery from Images", In Proc. of ACM MDM/KDD2001, pp.102-109(2001) 上原祐介、遠藤進、椎谷秀一、増本大器、長田茂美:「仮想空間での情報構造表現に基づく画像群からの知識発見支援システム」、人工知能学会 研究会資料 SIG-FAI/KBS-J-40, pp.243-250(2001) 遠藤進、椎谷秀一、上原祐介、増本大器、長田茂美:「テキストによる意味的な検索と画像による視覚的な検索を統合したマルチメディア検索システムMIRACLESS」、DBWeb2001, IPSJ Symposium Series, Vol.2001, No.17, pp.249-256(2001) 長田茂美、遠藤進、椎谷秀一、上原祐介、増本大器:「マルチメディア検索システムMIRACLES」、情報処理学会 人文科学とコンピュータシンポジウム2001論文集、pp.267-274(2001) 柿元俊博、上原祐介、上林彌彦:「ブラウジングのための2次元情報分布空間作成の高速化と一覧性の改善について」、情報処理学会論文誌、Vol.43, No.4, pp.1089-1099(2002) 椎谷秀一、遠藤進、上原祐介、増本大器、長田茂美:「画像の色特徴を用いた商品検索サービス」、情報処理学会 研究報告、2002-GN-42, pp.37-42(2002) Rujie Liu, Takayuki Baba and Daiki Masumoto:"Attributed Graph Matching based Engineering Drawings Retrieval", Proc. Of IAPR Workshop on Document Analysis Systems(DAS04), pp.378-388, September(2004) 馬場孝之、劉汝傑、遠藤進、椎谷秀一、上原祐介、増本大器、長田茂美:「機械系組立図面からの形状に基づく部品検索手法の提案」、電子情報通信学会技術研究報告書、 PRMU2004-225, pp.79-84(2005) 馬場孝之、劉汝傑、遠藤進、椎谷秀一、上原祐介、増本大器、長田茂美:"Similarity-based Partial Image Retrieval System for Engineering Drawings", Proc. of Seventh IEEE International Symposium on Multimedia (ISM2005), pp.303-309, December 14, (2005) O. Robert, F. Thomas, C. Bernard, and D. David, Shape Distribution, ACM Trans. of Graphics, 21(4), pp.807-832, October 2002
しかしながら、機械等の部品を表す3次元CADデータの検索では、検索者から検索キーとして与えられた3次元CADデータが表す部品とそれに組み合わされる他の部品との物理的な位置関係から、部位によっては検索キーと形状が正確に一致する必要があり、一方、他の部位はそれに比べて一致する度合いが小さくても構わないというように、部位ごとに類似度合いの許容量、すなわち、重みが異なる場合が多い。これに対し、特許文献4では、検索者が検索キーデータに対して関心のある領域を指定し、その領域のみについて検索対象との類似度を算出する方法を開示しているが、部位ごとの重みに応じた類似度を算出して検索する方法については開示されていない。
本発明は、上記課題を解決すべく、検索キーとして与えられた3次元CADデータの部位ごとに重みを付与し、その重みに応じて、検索対象の3次元CADデータ間の類似度合いを算出し、類似度が大きい検索対象の3次元CADデータを類似度が低いものより先に提示することで、検索者が所望の3次元CADデータを検索する労力を低減することを目的とする。
本願第1の発明は、検索キーとなる部品の形状データ(以下、検索キーデータという)と検索対象となる部品の形状データ(以下、検索対象データという)を記憶する記憶部と、指定された検索キーデータを前記記憶部から読み込み、該検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重み(以下、重み1と言う)を小さく付与する重み付与部と、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み1を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み1に応じた類似度を計算する計算部を有することを特徴とする。
本願第2の発明は、前記重み付与部は、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、組み合わされた際の空間的な余地の大きさに応じて重み(以下、重み2と言う)を付与し、前記計算部は、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み2を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み2に応じた類似度を計算することを特徴とする。
本願第3の発明は、前記重み付与部は、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、前記検索キーデータに係る部位の膨張の度合いに応じて重み(以下、重み3と言う)を付与し、前記計算部は、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み3を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み3に応じた類似度を計算することを特徴とする。
本願第4の発明は、前記重み付与部は、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、組み合わされた前記検索キーデータと前記他の部品の形状データとの相対的な位置関係の変化に伴って組み合わされた際の空間的な余地が変化するとき、変化する余地の最小領域の大きさに応じて重み(以下、重み4と言う)を付与し、
前記計算部は、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み4を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み4に応じた類似度を計算することを特徴とする。
本願第5の発明は、更に、前記類似度の順番に応じて前記検索対象データを表示する表示部を有することを特徴とする。
検索キーとして与えられた3次元CADデータの部位ごとの重みに応じて検索対象の3次元CADデータとの間の類似度合いを算出し、類似度が大きい3次元CADデータを類似度が低いものより先に提示することで、検索者が所望の3次元CADデータを検索する労力を低減することができる。
また、他の部品との空間的な余地に対して適切な重み付けを自動的にすることができ、検索者の労力を低減することができる。
また、検索キーの部品と他の部品との実際の空間的な余地よりも重みを強くしたいなど、検索者による調整が必要な場合に、適切な重み付けをすることができ、検索者の労力を低減することができる。
また、機器の稼動により部品同士の相対的な位置関係が変化する場合でも、他の部品との空間的な余地に対して適切な重み付けを自動的にすることができ、検索者の労力を低減することができる。
また、検索者が空間的な余地など以外の要件から陽に重みを設定したい場合でも、それに応じた部位ごとの重みを付与した検索が可能となり、検索者の労力を低減することができる。
第1図は本発明の構成図であり、操作部1と重み付与部2と類似度計算部3と表示部4と仮想試作部5と部品データ記憶部6から成る。
操作部1は、検索者が、検索キーとなる3次元CADデータで表された部品の形状データ(以下、検索キーデータという)や、検索対象となる3次元CADデータで表された部品の形状データ(以下、検索対象データという)を指定するためのキーボードやマウス等の操作装置である。
重み付与部2は、検索キーデータに重みを算出して付与する処理部である。
また、重み付与部2は、検索キーデータが表す部品が他の部品や機器と組み合わされて利用される場合に、組み合わされた際の空間的な余地の大きさに応じた部位ごとの重みを算出して付与する処理部である。
また、重み付与部2は、検索キーデータが表す部品が他の部品や機器と組み合わされて利用される場合に、検索キーデータを他の部品や機器の領域に入らない範囲で検索者が指定する量だけ膨張させたとき、部位ごとの膨張の度合いに応じた重みを算出して付与する処理部である。
また、重み付与部2は、検索キーデータが表す部品が他の部品や機器と組み合わされて利用され、かつ、組み合わされた部品や機器の利用時に検索キーデータが表す部品と他の部品との相対的な位置関係が変わり、それに応じて、組み合わされた際の空間的な余地が変わる場合に、その変化する余地の最小領域の大きさに応じて付与した部位ごとの重みを算出して付与する処理部である。
類似度計算部3は、重み付与部2で付与された重みを持つ検索キーデータと検索対象データとの類似度を、部位毎に重みに応じて計算する処理部である。
表示部4は、検索キーデータや検索対象データを、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどに表示する表示部である。
検索キーデータの表示は、図2に示すように、CADツールなどにおける表示と同様に3次元CADデータが表す物体をある視点から見たときの様子を表示するものである。また、各部位に付与された重みは、例えば、重みが0から100までの数値で表されるとすると、図2のように対応する部位を示す線分とともに表示される。また、各部位の範囲は、検索キーデータを表示する際に、部位ごとに異なる模様で表示することで表される。
仮想試作部5は、仮想的な3次元空間を用いて、機械装置や部品の組立/分解作業のシミュレーションや評価を行う処理部であって、部品間の動きをシミュレーションによって仮想的に再現し、干渉チェックなどを行うことができる。なお、本処理部は、特許文献5等で開示されている公知の技術を使う。
部品データ記憶部6は、検索キーデータや検索対象データである機械部品等や、検索キーデータと組み合わされる機械部品等を3次元CADデータで表したものを、磁気記憶装置や半導体メモリ等に記憶する記憶装置である。3次元CADデータの格納形式としては、一般に用いられているDXF形式やVRML形式、あるいは、独自に決めた形式のいずれでもよいが、そこには、3次元的な形状を表す情報として、3次元的な表面をポリゴンで近似したときの各ポリゴンの頂点座標や面の向きの情報が含まれているものとする(図2)。なお、検索キーデータは、予めCADツールなどで設計して格納されているものである。
以下、部品の部位ごとの重みを用いて検索する実施例の動作を説明する(図3)。
まず、検索者は、操作部1を介して所望する検索キーをファイル名などで指定し、表示部4は、指定された検索キーを部品データ記憶部6から読み込んで、その検索キーデータを表示する(S101)。
重み付与部2は、検索キーデータの部位ごとの重みを付与する(S102)(詳細は後述する)。次に、表示部4は、検索キーデータと付与された各部位の重みとを表示する(S103)。
付与された重みを検索者が変更したい場合は、操作部1により変更したい部位と変更したい重みを入力することで変更する(S104)。変更したい部位の指定は、例えば、表示部4で表示された検索キーデータ上で操作部1のマウスで指示する。また、変更したい重みの入力は、例えば、変更したい部位の指定後に操作部1のキーボードで数値を入力する。
類似度計算部3は、部品データ記憶部6から検索対象データを読み込み、検索キーデータに付与された重みに基づき、検索キーデータと検索対象データとの間の類似度を算出する(S105)(詳細は後述する)。検索対象データは部品データ記憶部6に複数あるので、類似度は各検索対象データ毎に算出する。
表示部4は、類似度が大きい順に検索対象データを表示する(S106)。検索結果の表示内容は、例えば、検索対象データが部品データ記憶部6に格納されるときのファイル名でも良いし、CADツールなどにおける表示と同様に3次元CADデータが表す物体をある視点から見たときの様子を表示する方法でもよい。
ここで、S102の重みの算出方法について説明する。前提として、検索キーデータは、予め部位毎に分割されているとする。このとき、各部位ごとの3次元的な形状の特徴に応じて重みを算出して付与する。例えば、3次元的な形状の特徴として、形状の複雑さがある。複雑さの度合いが大きい場合は、小さい場合に比べて、検索キーデータと多少の相違を許すと考えてよい場合は、複雑さの度合いが大きいほど小さい重みを付与する方法をとる。複雑さの度合いとしては、例えば、物体表面の凹凸の度合い、すなわち、滑らかさの度合いがある。滑らに変化する面で構成されているほど複雑度は小さいと考える。物体表面の凹凸の度合いの算出方法の一つを図4から図6を用いて説明する。
まず、図4のように、3次元CADデータの部位に対して所定の大きさの正方形の平面パッチを当てる。このとき、平面パッチの中心が3次元CADデータの部位の表面上の一点Oに接し、かつ、その点での平面パッチ面の法線と3次元CADデータの部位の表面の法線は同じ方向を取るようにする。次に、平面パッチ上に所定の数のサンプリング点を縦横が等間隔になるように定める。例えば、図5は縦横に5個ずつサンプリング点を定めた例である。このとき、各サンプリング点を平面パッチ面の法線方向に3次元CADデータの部位の表面へ射影した点を求め、サンプリング点から射影点までの距離(図6)を算出する。いま、図5のように横方向のサンプリング点の位置をi、縦方向の位置をjで表したときのサンプリング点Pijの射影点との距離をD(Pij)としたとき、この点に隣接する8近傍の点の射影距離の平均Da(Pij)を次の式(1)で計算する。
Figure 2008040774
ここで、mは8近傍の点のうちパッチ平面上に存在し、かつ、3次元CADデータの部位の表面への射影点を持つ点の数である。各サンプリング点について式(1)で計算された値の平均値を3次元CADデータの部位の表面上の点Oにおける複雑度とする。この複雑度の算出点Oを3次元CADデータの部位の表面上の点からサンプリングした点に置いて算出した複雑度の平均値を3次元CADデータの部位の複雑度Cする。3次元CADデータの部位の重みwは、複雑度Cが小さいほど大きな値となるように次の式(2)で計算される。また、重みの範囲を例えば[0、100]にしたい場合は正規化を行う。また、複雑度Cが重みwに線形に反映される場合だけでなく、式(3)のように2乗で反映されるように計算することも可能である。
Figure 2008040774
Figure 2008040774
次に、S105の類似度の算出方法について説明する。まず、部位ごとの重みに基づく類似度計算の前提となる重みを考慮しない類似度計算の方法について、2つの方法を説明する。
一つ目の方法は、まず、検索キーデータと検索対象データの間で位置合わせを行う。位置合わせの一つの方法としては、まず、検索キーデータと検索対象データの各々について、表面上の2点の中で最長距離を持つ2点を結ぶ軸を第一軸とする。次に、第一軸と直交する軸の中で、その軸上に3次元CADデータの表面上の点を置いたとき、その点の中で最長距離を持つ2点間の距離が最も長い軸を第二軸とする。この第一軸と第二軸が一致するように検索キーデータと検索対象データの位置を合わせる。次に、位置合わせをした検索キーデータの表面上の点をサンプリングする。いま、k個のサンプリング点
SPi(i=1,,k)の各点から検索対象データの表面上の点の中で最短距離の点との間の距離DM(SPi)を求める。このサンプリング点ごとの最短距離を平均した値DMaveは検索キーデータと検索対象データとの間の形状のずれの大きさを近似的に表すので、次の式(4)により類似度Sを算出する。
Figure 2008040774
また、類似度を算出する別の方法として、Robertらの方法がある(非特許文献14を参照)。この方法では、まず、対象となる3次元物体の表面上から2点をランダムにサンプリングし、この2点間の空間的な距離を求める。このサンプリングと距離計算を所定の回数実行し、その距離の分布を頻度ベクトルとして表す。例えば、2点間の距離として取りうる値の範囲が[0,100]であり、この範囲を区間1が[0,25]、区間2が[25,50]、区間3が[50,75]、区間4が[75,100]の4つの区間に分けたとする。
このとき、3次元物体の表面上の2点のサンプリングを5回実行し、そのときの各2点間の距離が、{10,30,40,60,90}であったときは(区間1,区間2,区間3,区間4)の順で要素を並べた頻度ベクトルは(1、2、1、1)となる。2つの3次元物体の間でこの頻度ベクトルを比較したとき、その距離の大きさは形状の非類似度を近似的に表すので、その距離をVDとしたとき、検索キーデータと検索対象データとの間の類似度は例えば次の式(5)で算出される。
Figure 2008040774
次に、以上の部位ごとの重みを考慮しない類似度計算方法をもとにした、部位ごとの重みに基づく類似度計算方法について説明する。まず、一番目の方法において、サンプリング点ごとの最短距離の平均DMaveを計算する際に、サンプリング点ごとの最短距離DM(SPi)に対して、次の式(6)に示すように、そのサンプリング点が含まれる部位の重みw(SPi)を乗じて計算する。
Figure 2008040774
これにより、重みが大きい部位のずれが大きいほど類似度が低下するよう計算できる。
また、二番目の方法において、検索キーデータに対してサンプリングした2点間の距離の頻度を求める際に、その2点が含まれる部位の重みの平均を乗じる。また、これにより検索キーデータと検索対象データの間で頻度の総数が異なるようになるため、双方の頻度ベクトルについて、各々の頻度総数で要素を割ることで正規化する。例えば、正規化前の頻度ベクトルのi番目の要素がviであり、頻度総数がTであるとき、正規化後の要素Viは次の式(7)で計算される。
Figure 2008040774
これにより、重みが小さい部位の形状の差に比べて重みが大きい部位の形状の差が類似度により大きく反映される。以上のように部位ごとの重みに基づく類似度は計算できるが、そのもととなる重みを考慮しない類似度の計算方法については、先の2つの方法以外であってもよい。
次に、検索キーデータが表す部品が他の部品や機器と組み合わされて利用される場合に、組み合わされた際の空間的な余地の大きさに応じた部位ごとの重みを用いて検索する実施例の動作を説明する(図7)。
まず、表示部4は、検索者が操作部1により指定した検索キーデータと、その検索キーデータと組み合わされる部品を、部品データ記憶部6から読み込んで表示する(S201)。
検索者は、操作部1を用いて、検索キーデータとその検索キーデータと組み合わされる部品が組み合わされた状態の位置関係になるように、それらを配置する(S202)。重み付与部2は、検索キーデータに部位ごとの重みを付与する(S203)(詳細は後述する)。
表示部1は、検索キーデータと各部位の重みを表示する(S204)。付与された重みを検索者が変更したい場合は、操作部1により変更したい部位と変更したい重みを入力することで変更する(S205)。
類似度計算部3は、部品データ記憶部6から検索対象データを読み込み、検索キーデータに付与された重みに基づき、検索キーデータと検索対象データとの間で類似度を算出する(S206)。検索対象データは部品データ記憶部6に複数あるので、類似度は各検索対象データ毎に算出する。表示部4は、類似度が大きい順に検索対象データを表示する(S207)。
次に、S203の重みの算出方法について説明する。図8は、検索キーデータと他の部品を組み合わせた状態の断面を表した模式図である。図8のように、検索キーデータと他の部品との間の空間的な余地の大きさは、検索キーデータの部位ごとに異なる。
ここで、図9や図10の破線矢印のように、検索キーデータの表面上の点iにおいて、その点での表面に対する法線方向に進んだとき、他の部品の表面とぶつかる点までの距離SSiを求める。法線方向に他の部品の表面上の対応点が存在しない場合は、所定の境界領域までの距離をSSiとする。
次に隣接する点同士で、求めた距離SSiの差が所定の閾値以下の場合に同じグループに分類する。ここで、分類された各グループの点群が、検索キーデータの部位となる。また、各部位の重みwは、その部位に含まれる点について求められたSSiの平均値SSaveに基づいて、次の式(8)で算出される。
Figure 2008040774
また、検索キーデータを含む部品や機器が稼動する際に、検索キーデータと他の部品の間の相対的な位置関係が変化し、結果として、空間が稼動によって変化する場合は、稼動による変化の最小の領域を空間的な余地として用いる。稼動による変化の最小の領域は、例えば、特許文献5で開示されているような部品間の干渉チェックのシミュレーション技術など既存の技術を用いる。
次に、検索キーデータが表す部品が他の部品や機器と組み合わされて利用される場合に、検索キーデータを他の部品や機器の領域に入らない範囲で検索者が指定する量だけ膨張させたとき、部位ごとの膨張の度合いに応じた重みを用いて検索する実施例の動作を説明する(図11)。
まず、表示部4は、検索者が操作部1により指定した検索キーデータとその検索キーデータと組み合わされる部品を、部品データ記憶部6から読み込んで表示する(S301)。検索者は、操作部1を用いて、検索キーデータとそのキーデータと組み合わされる部品が組み合わされた状態の位置関係になるよう、それらを配置する(S302)。
検索者は、操作部1を用いて、検索キーデータを膨張させる度合いを指定し(詳細は後述する)、表示部4は、その膨張した様子を表示する(S303)。重み付与部2は、検索キーデータの部位ごとにその部位での膨張度合いに応じた重みを付与する(S304)(詳細は後述する)。
表示部4は、検索キーデータと各部位の重みを表示する(S305)。付与された重みを検索者が変更したい場合は、操作部1により変更したい部位と変更したい重みを入力することで変更する(S306)。
類似度計算部3は、部品データ記憶部6から検索対象データを読み込み、検索キーデータに付与された重みに基づき、検索キーデータと検索対象データとの間で類似度を算出する(S307)。表示部4は、類似度が大きい順に検索対象データを表示する(S308)。
次に、S303の検索キーデータを膨張させる度合いの指定方法について説明する。図12は、検索者が検索キーデータを膨張させる度合いを指定するための操作インターフェイスの図であり、表示部4に表示される。
部品の表示領域30には、検索キーデータとその検索キーデータに組み合わされる部品が、組み合わされた状態のときの断面が表示される。このとき、検索キーデータと組み合わされる部品の区別を視認しやすくするため、例えば別の色で描画する。また、検索キーデータを膨張させたときの膨張した部分の領域を重ね合わせて表示する。このとき、検索キーデータや組み合わされる部品と膨張領域との区別を視認しやすくするため、例えば別の色で描画する。
表示させる断面の位置は、表示断面移動ボタン31により検索者が変更できる。表示領域30において仮想的に設定された3次元の座標系の軸をX軸、Y軸、Z軸とするとき、軸ごとの平行移動や各軸を回転軸にした回転を指定する。例えば、図12では、画面の横方向がX軸で左から右に行くほどX座標値は大きくなり、縦方向がY軸で下から上に行くほどY座標値は大きくなり、奥行き方向がZ軸で手前から奥に行くほどZ座標値は大きくなるよう定義されている。
ここで、表示断面移動ボタン31のX軸の「+」ボタンを例えば操作部1のマウスでクリックすると、断面位置は所定の量だけX軸の正の方向、すなわち、画面の右方向に移動する。逆に、X軸の「−」ボタンをクリックすると、断面位置は所定の量だけX軸の負の方向、すなわち、画面の左方向に移動する。また、X軸の「回転」ボタンをクリックすると、X軸を回転軸として所定の方向に所定の角度だけ断面が回転する。Y軸やZ軸のボタンについても同様である。
検索者が、表示断面移動ボタン31で断面位置の移動を指定すると、表示部4は、検索キーデータや組み合わされる部品や膨張領域の移動後の断面を表示する。膨張の度合いの指定は、膨張度指定スライダーバー32や膨張度指定フィールド33により指定する。膨張度指定スライダーバー32は、左端が膨張度0であり、右端が所定の膨張度の最大値をとり、例えば操作部1のマウスドラッグでスライダー部分を左右に操作することで膨張度を指定できる。また、膨張度指定フィールド33には、膨張度を表す数値を直接入力することで指定できる。
膨張度の数値は、予め決められた長さの単位に基づいて決められる。例えば、図12の例で、長さの単位が0.1mmと決められているとき、膨張度15は1.5mmを表す。検索者が膨張度指定スライダーバー32や膨張度指定フィールド33により膨張度を指定すると、表示部4は、その膨張度に応じた膨張領域を検索キーデータや組み合わされる部品と重ね合わせて表示する。
次に、S303の検索キーデータを膨張させる方法について説明する。図13は、検索キーデータと組み合わされる部品と膨張領域のある断面を表したものであり、黒色の領域が検索キーデータの断面、線分で囲まれた白色の領域が組み合わされる部品の断面、斜線領域が膨張領域、その他は空間的な余地の領域を表す。一番左は膨張していない状態の図で、この位置関係で検索キーデータと組み合わされる部品が組み合わされている。
ここで、検索キーデータに対して与えられた膨張度がEであったとき、検索キーデータの表面上の点群について、各々の点Pi=(Xi,Yi,Zi)を法線方向に距離Eだけ離れた点をPi'=(Xi',Yi',Zi')とする。ただし、点Piと点Pi'を結ぶ線上で、検索キーデータに組み合わされる他の部品の表面との交点が存在する場合、点Piから最も近い交点を新たな点Pi'とする。このとき、点群[Pi']が構成する面を膨張領域の表面とし、その膨張領域の表面で覆われる領域の中で元の検索キーデータの領域を除いた領域を膨張領域とする。この方法により、図13において、膨張度の単位が0.1mmであり、膨張度として5が与えられたとき、検索キーデータの下部の部分は、他の部品の領域と接しているため、膨張領域は生じず、上部については0.5mmの厚さの膨張領域が生成される。さらに、膨張度として20が与えられたときは、検索キーデータの上部においても他の部品の領域と接する部分が生じ、空間的な余地が十分にある横方向の部位については2mmの厚さの膨張領域が生成されるが、その他の部位の膨張領域は2mmより薄い厚さの領域となる。
次に、S304の重みの算出方法について説明する。図14は、検索キーデータの部品と他の部品を組み合わせた状態の断面を表した模式図である。また、膨張領域の境界面を点線で示している。ここで、図14の破線矢印のように、検索キーデータの表面上の点iにおいて、その点での表面に対する法線方向に進んだとき、他の部品の表面、あるいは、膨張領域の境界面とぶつかる点までの距離SSiを求める。次に隣接する点同士で、求めた距離SSiの差が所定の閾値以下の場合に同じグループに分類する。
ここで、分類された各グループの点群が、検索キーデータの部位となる。また、各部位の重みwは、その部位に含まれる点について求められたSSiの平均値SSaveに基づいて、実施例2における式(8)で同様に算出される。
次に、検索キーデータが表す部品が他の部品や機器と組み合わされて利用され、かつ、組み合わされた部品や機器の利用時に検索キーデータが表す部品と他の部品との相対的な位置関係が変わり、それに応じて、組み合わされた際の空間的な余地が変わる場合に、その変化する余地の最小領域の大きさに応じて付与した部位ごとの重みを用いて検索する実施例の動作を説明する(図15)。
まず、表示部4は、検索者が操作部1により指定した検索キーデータとその検索キーデータと組み合わされる部品を、部品データ記憶部6から読み込んで表示する(S401)。検索者は、操作部1を用いて、検索キーデータとその検索キーデータと組み合わされる部品が組み合わされた状態の位置関係になるように、それらを配置する(S402)。
仮想試作部5は、検索キーデータに対して、組み合わされる部品の相対的な稼動領域、すなわち、それら部品で構成される機器が稼動する際に、組み合わされる部品が存在する領域を算出する(S403)。重み付与部2は、検索キーデータに部位ごとの重みを付与する(S404)(詳細は後述する)。
表示部4は、検索キーデータと各部位の重みを表示する(S405)。付与された重みを検索者が変更したい場合は、操作部1により変更したい部位と変更したい重みを入力することで変更する(S406)。
類似度計算部3は、部品データ記憶部7から検索対象データを読み込み、検索キーデータに付与された重みに基づき、検索キーデータと検索対象データとの間で類似度を算出する(S407)。表示部4は、類似度が大きい順に検索対象データを表示する(S408)。
次に、S404の重みの算出方法について説明する。まず、検索キーデータの部品やそれに組み合わされる他の部品から構成される機器が稼動する際に、検索キーデータの部品に対して他の部品の相対的な位置関係が変化する場合、稼動時に他の部品が存在する領域を稼動領域として仮想試作部5により算出する。
この稼動領域を仮想的な一つの部品の領域と見なして、実施例2のS203における方法で部位ごとの重みを算出する。例えば、検索キーデータとその検索キーデータと組み合わされる部品の位置関係を断面で表した図16において、検索キーデータが表す部品に対して、稼動時に部品Aは位置1と位置2の間を図16における上下方向に位置を変えるとき、その稼動領域の断面は図16右側の横線部分の領域となる。この稼動領域を仮想的な一つの部品と見なして部位ごとの重みを計算する。
(付記1)コンピュータを、
検索キーとなる部品の形状データ(以下、検索キーデータという)と検索対象となる部品の形状データ(以下、検索対象データという)を記憶する記憶部、
指定された検索キーデータを前記記憶部から読み込み、該検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重み(以下、重み1と言う)を小さく付与する重み付与部、
前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み1を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み1に応じた類似度を計算する計算部、
として機能させる形状データ検索プログラム。(1)
(付記2)前記重み付与部を、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、組み合わされた際の空間的な余地の大きさに応じて重み(以下、重み2と言う)を付与する処理部、
前記計算部を、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み2を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み2に応じた類似度を計算する処理部、
として機能させる付記1記載の形状データ検索プログラム。(2)
(付記3)前記重み付与部を、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、前記検索キーデータに係る部位の膨張の度合いに応じて重み(以下、重み3と言う)を付与する処理部、
前記計算部を、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み3を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み3に応じた類似度を計算する処理部、
として機能させる付記1または2記載の形状データ検索プログラム。(3)
(付記4)前記重み付与部を、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、組み合わされた前記検索キーデータと前記他の部品の形状データとの相対的な位置関係の変化に伴って組み合わされた際の空間的な余地が変化するとき、変化する余地の最小領域の大きさに応じて重み(以下、重み4と言う)を付与する処理部、
前記計算部を、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み4を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み4に応じた類似度を計算する処理部、
として機能させる付記1、2または3記載の形状データ検索プログラム。
(付記5)コンピュータを、更に、
前記類似度の順番に応じて前記検索対象データを表示する表示部、
として機能させる付記1、2、3または4記載の形状データ検索プログラム。
(付記6)検索キーとなる部品の形状データ(以下、検索キーデータという)と検索対象となる部品の形状データ(以下、検索対象データという)を記憶する記憶部と、
指定された検索キーデータを前記記憶部から読み込み、該検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重み(以下、重み1と言う)を小さく付与する重み付与部と、
前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重みを持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み1に応じた類似度を計算する計算部と、
を有する形状データ検索装置。(4)
(付記7)記憶部と重み付与部と計算部を有する形状データ検索装置における形状データ検索方法において、
前記記憶部は、検索キーとなる部品の形状データ(以下、検索キーデータという)と検索対象となる部品の形状データ(以下、検索対象データという)を記憶し、
前記重み付与部は、指定された検索キーデータを前記記憶部から読み込み、該検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重み(以下、重み1と言う)を小さく付与し、
前記計算部は、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重みを持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み1に応じた類似度を計算する、
ことを特徴とする形状データ検索方法。(5)
本願発明の構成図 検索キーデータと重みの表示例、部品データ 実施例1の動作フロー 3次元CADデータと平面パッチ 平面パッチのサンプリング点 サンプリング点からの射影距離 実施例2の動作フロー 検索キーデータと他の部品との組み合わせ状態 部位ごとの空間的な余地の例1 部位ごとの空間的な余地の例2 実施例3の動作フロー 検索キーデータの膨張度合いを指定する画面 検索キーデータの膨張方法の説明図 膨張領域を考慮した部位毎の空間的な余地の例 実施例4の動作フロー 稼動領域の説明図
符号の説明
1 操作部
2 重み付与部
3 類似度計算部
4 表示部
5 仮想試作部
6 部品データ記憶部
30 表示領域
31 表示断面移動ボタン
32 膨張度指定スライダーバー
33 膨張度指定フィールド

Claims (5)

  1. コンピュータを、
    検索キーとなる部品の形状データ(以下、検索キーデータという)と検索対象となる部品の形状データ(以下、検索対象データという)を記憶する記憶部、
    指定された検索キーデータを前記記憶部から読み込み、該検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重み(以下、重み1と言う)を小さく付与する重み付与部、
    前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み1を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み1に応じた類似度を計算する計算部、
    として機能させることを特徴とする形状データ検索プログラム。
  2. 前記重み付与部を、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、組み合わされた際の空間的な余地の大きさに応じて重み(以下、重み2と言う)を付与する処理部、
    前記計算部を、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み2を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み2に応じた類似度を計算する処理部、
    として機能させることを特徴とする請求項1記載の形状データ検索プログラム。
  3. 前記重み付与部を、前記検索キーデータが他の部品の形状データと組み合わせて利用される場合、前記検索キーデータに係る部位の膨張の度合いに応じて重み(以下、重み3と言う)を付与する処理部、
    前記計算部を、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み3を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み3に応じた類似度を計算する処理部、
    として機能させることを特徴とする請求項1または2記載の形状データ検索プログラム。
  4. 検索キーとなる部品の形状データ(以下、検索キーデータという)と検索対象となる部品の形状データ(以下、検索対象データという)を記憶する記憶部と、
    指定された検索キーデータを前記記憶部から読み込み、該検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重み(以下、重み1と言う)を小さく付与する重み付与部と、
    前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重みを持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み1に応じた類似度を計算する計算部と、
    を有することを特徴とする形状データ検索装置。
  5. 記憶部と重み付与部と計算部を有する形状データ検索装置における形状データ検索方法において、
    前記記憶部は、検索キーとなる部品の形状データ(以下、検索キーデータという)と検索対象となる部品の形状データ(以下、検索対象データという)を記憶し、
    前記重み付与部は、指定された検索キーデータを前記記憶部から読み込み、該検索キーデータの部位に係る複雑度の度合いが大きいほど重み(以下、重み1と言う)を小さく付与し、
    前記計算部は、前記記憶部から読み込んだ検索対象データと付与された重み1を持つ検索キーデータとの類似度を計算する際、部位毎に、前記重み1に応じた類似度を計算する、
    ことを特徴とする形状データ検索方法。

JP2006214021A 2006-08-07 2006-08-07 形状データ検索プロブラム及び方法 Expired - Fee Related JP4840018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006214021A JP4840018B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 形状データ検索プロブラム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006214021A JP4840018B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 形状データ検索プロブラム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008040774A true JP2008040774A (ja) 2008-02-21
JP4840018B2 JP4840018B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=39175702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006214021A Expired - Fee Related JP4840018B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 形状データ検索プロブラム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4840018B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248622A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Hitachi Ltd 類似モデル検索システム及び作業指示再利用システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005038716A1 (ja) * 2003-10-21 2005-04-28 Nec Corporation 画像照合システム及び画像照合方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005038716A1 (ja) * 2003-10-21 2005-04-28 Nec Corporation 画像照合システム及び画像照合方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011248622A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Hitachi Ltd 類似モデル検索システム及び作業指示再利用システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4840018B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ochmann et al. Automatic reconstruction of fully volumetric 3D building models from oriented point clouds
US10628535B2 (en) Complete energy analytical model building information modeling (BIM) integration
CN105740497B (zh) 对工件的加工进行仿真
US6473083B1 (en) Computer graphics data generating apparatus, computer graphics animation editing apparatus, and animation path generating apparatus
US8089478B2 (en) Model simplification apparatus and program
JP2009129337A (ja) 三次元類似形状検索装置
KR101551739B1 (ko) 3차원 지형상에 구조물을 위치시키는 방법
JP2019045894A (ja) 検索プログラム、検索方法、及び、検索プログラムが動作する情報処理装置
Kim et al. 3D as-built modeling from incomplete point clouds using connectivity relations
US20130116984A1 (en) Designing a Modeled Volume Represented by Dexels
CN112712592A (zh) 建筑物三维模型语义化方法
CN103679792A (zh) 一种三维模型的渲染方法和系统
JP4606898B2 (ja) 情報生成装置及び検索装置
JP4781685B2 (ja) 略地図生成装置
US8311320B2 (en) Computer readable recording medium storing difference emphasizing program, difference emphasizing method, and difference emphasizing apparatus
JP4840018B2 (ja) 形状データ検索プロブラム及び方法
Tan et al. CFD-Micromesh: A fast geometric modeling and mesh generation tool for 3D microsystem simulations
CN113989680B (zh) 建筑三维场景自动构建方法及系统
JP2010282657A (ja) 配信装置及び情報配信システム
Oh et al. Efficient 3D design drawing visualization based on mobile augmented reality
KR100329817B1 (ko) 2차원 캐드의 형상 및 위치정보 추출 시스템과 그 방법
JP2001265834A (ja) 板金製造設備全体にわたって設計製造情報を管理し分配する装置及び方法
JP4032828B2 (ja) 図形表裏設定装置および図形表裏設定方法
CN112231787B (zh) 一种应用于家装系统中墙体辅助绘制方法、装置
JPH11175573A (ja) 近接部品検索方法及び検索装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees