JP2008040574A - 文書配信プログラムおよび文書配信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書を複数の配信先へ順次回覧するという配信形態に対しても適切に対応でき、しかも配信先の変更に容易かつ柔軟に対応し得るようにする。
【解決手段】コンピュータを、配信先情報が記入された回覧リストから当該配信先情報を取得する配信先取得手段21と、前記配信先情報に追記される所定記号を前記回覧リストから抽出する記号抽出手段22と、前記配信先取得手段21が取得した配信先情報で前記記号抽出手段22が抽出する前記所定記号が追記されていないものの中から、予め設定されている優先順が最も高い配信先情報を選択し、当該配信先情報によって特定される文書配信先を認識する配信先認識手段23と、前記配信先認識手段23が認識した文書配信先に対して電子データの状態の前記回覧リストおよび前記回覧リストが配信対象とする文書データを送信するデータ送信手段24として機能させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、特定の配信先に文書データ等の配信を行うための文書配信プログラムおよび文書配信装置に関する。
近年、文書のペーパレス化に適した、あるいはペーパレス化を利用した様々な技術が提案されているが、その一つに、紙文書や所定帳票等に記載された文字またはコード情報(バーコードや二次元コード等)について、これをスキャンして解析し、その解析結果を文書の属性情報として活用するというものがある(例えば、特許文献1,2,3参照)。属性情報としては、文書のタイトル、検索キーワード、文書配信先のアドレス等を指定するものを利用することが考えられる。そして、このような技術を活用することで、例えば、属性情報が配信先アドレスを指定するものであれば、その属性情報に基づいてペーパレス化後の文書データを自動送信するシステムを構築することが可能となる。
特開2002−133358号公報 特開2002−189805号公報 特開2005−234790号公報
ところで、従来における文書データの自動送信システムでは、ある文書について複数の配信対象者に一度に送信する場合は非常に有効である。ある文書の属性情報として、それぞれの配信先アドレスを設定しておけばよいからである。
しかしながら、例えば文書の回覧順が予め決まっており、ある回覧先での承認等を得た後でなければ、次の回覧先への配信が行えないという配信形態に対しては、適切に対応し得るとは言えない。このような配信形態に対応するためには、回覧順を定めたワークフロー(ジョブフロー)を定義し、そのワークフローの沿った処理実行を実現可能にすることも考えられるが、そのためにはシステム規模が大きくなってしまい、そのシステム構築には膨大なコストを必要としてしまうおそれがある。また、ワークフローを定義して活用するシステムでは、配信先の追加や変更等があった場合に、ワークフローの再定義が必要となることから、必ずしもその追加や削除等に容易かつ柔軟に対応し得るとは言えない。
そこで、本発明は、文書を複数の配信先へ順次回覧するという配信形態に対しても適切に対応することができ、しかも配信先の変更(追加や削除等)に容易かつ柔軟に対応することのできる文書配信プログラムおよび文書配信装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出された文書配信プログラムおよび文書配信装置である。
すなわち、請求項1に係る文書配信プログラムは、コンピュータを、文書配信先を特定する配信先情報が記入された回覧リストから当該配信先情報を取得する配信先取得手段と、前記回覧リストに記入された配信先情報に追記される所定記号を当該回覧リストから抽出する記号抽出手段と、前記配信先取得手段が取得した配信先情報で前記記号抽出手段が抽出する前記所定記号が追記されていないものの中から、予め設定されている優先順が最も高い配信先情報を選択し、当該配信先情報によって特定される文書配信先を認識する配信先認識手段と、前記配信先認識手段が認識した文書配信先に対して、電子データの状態の前記回覧リストと、前記回覧リストが配信対象とする文書データまたはその保存先に関する情報とを送信するデータ送信手段として機能させることを特徴とする文書配信プログラムである。
請求項2に係る文書配信プログラムは、印刷出力された状態の回覧リストに対して前記所定記号の追記が行われる場合に、前記配信先取得手段および前記記号抽出手段は、当該回覧リストについての画像読み取り処理を通じて、前記配信先情報の取得および前記所定記号の抽出を行うことを特徴とする請求項1記載の文書配信プログラムである。
請求項3に係る文書配信プログラムは、電子データの状態の回覧リストに対して前記所定記号の追記が行われる場合に、前記配信先取得手段および前記記号抽出手段は、当該電子データから前記配信先情報の取得および前記所定記号の抽出を行うことを特徴とする請求項1記載の文書配信プログラムである。
請求項4に係る文書配信装置は、文書配信先を特定する配信先情報が記入された回覧リストから当該配信先情報を取得する配信先取得手段と、前記回覧リストに記入された配信先情報に追記される所定記号を当該回覧リストから抽出する記号抽出手段と、前記配信先取得手段が取得した配信先情報で前記記号抽出手段が抽出する前記所定記号が追記されていないものの中から、予め設定されている優先順が最も高い配信先情報を選択し、当該配信先情報によって特定される文書配信先を認識する配信先認識手段と、前記配信先認識手段が認識した文書配信先に対して、電子データの状態の前記回覧リストと、前記回覧リストが配信対象とする文書データまたはその保存先に関する情報とを送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする文書配信装置である。
請求項1に係る文書配信プログラムおよび請求項4に係る文書配信装置によれば、回覧リストに記入された配信先情報の中で優先順が最も高いものを選択して文書配信先を認識するが、その際に所定記号が追記されていないものを選択対象とし、所定記号が追記されているものについては除外するので、文書配信先の認識および当該文書配信先での所定記号の追記を繰り返し行えば、複数の配信先へ順次回覧するという配信形態に適切に対応し得るようになる。しかも、配信先の変更にも容易かつ柔軟に対応することができる。
請求項2に係る文書配信プログラムによれば、印刷出力された状態の回覧リストに所定記号が追記されるときに用いて好適なものとなるので、例えば所定記号の追記が押印によって行われる場合との親和性が非常に高く、この点で利用者にとっての利便性が高いものとなる。
請求項3に係る文書配信プログラムによれば、電子データの状態の回覧リストに対して所定記号が追記されるときに用いて好適なものとなるので、回覧リスト等の印刷出力が不要であり、ペーパレス化を推進する上で非常に有効なものとなる。
以下、図面に基づき本発明に係る文書配信プログラムおよび文書配信装置について説明する。
先ず、文書配信装置の概略構成について説明する。図1は、本発明に係る文書配信装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態で例に挙げて説明する文書配信装置1は、情報処理部2と、情報表示部3と、情報入力部4と、画像読取部5と、印刷出力部6と、これらを互いに接続するネットワーク回線7と、を備えて構成されている。
情報処理部2は、コンピュータとしての機能を実現するもので、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、内部インターフェース(以下、インターフェースを「I/F」と略す)15、外部I/F16およびこれらを互いに接続する内部バス17の組み合わせからなるものである。このうち、内部I/F15には、ネットワーク回線7が接続される。また、外部I/F16には、外部との通信を行うためのネットワーク回線網8が接続される。ネットワーク回線網8としては、インターネット等の広域ネットワーク網が挙げられるが、ファクシミリ通信を行うための公衆電話回線網であってもよい。
情報表示部3は、文書配信装置1のユーザへの情報表示出力を行うディスプレイからなるものである。
情報入力部4は、文書配信装置1のユーザが情報入力を行うためのキーボード、マウス、タッチパネル等からなるものである。
画像読取部5は、紙文書についての画像読み取り処理を行って、その紙文書から画像データを得るスキャナからなるものである。
印刷出力部6と、記録用紙上への印刷出力を行うプリンタからなるものである。
文書配信装置1は、このようなハードウエア構成を用いて、特定の配信先に文書データの配信を行う。「特定の配信先」は、ネットワーク回線網8上に存在する他の文書配信装置1またはこれに準ずる装置(例えばコンピュータ装置)である。配信する「文書データ」は、文字、イメージまたはこれらの組み合わせからなる文書についての電子データである。ただし、そのデータ形式については、特に限定されるものではない。また、文書配信装置1では、文書データの配信を、後述する「回覧リスト」を利用して行うようになっている。
ここで、その「回覧リスト」について、具体例を挙げて説明する。図2は、回覧リストの具体例を示す説明図である。
図2(a)に示すように、回覧リスト31は、配信対象となる文書(以下「回覧文書」という)32の配信先を特定するためのもので、例えば回覧文書32の表紙ページとして当該回覧文書32に重ねられて用いられる。そして、その回覧文書32の配信先を特定するために、配信先情報33が一覧形式で記入されている。なお、回覧リスト31は、記録用紙上への印刷出力された状態でも、あるいは電子データの状態でも、いずれの状態でも存在し得る。
配信先情報33としては、図2(a)のような文書配信先のアドレス情報(または、これと同等に扱えるURL情報やFAX番号等)が挙げられるが、図2(b)のようなコード情報(二次元バーコード情報等)を用いることも考えられる。さらに、例えばアドレス情報またはコード情報とユーザ名との対応関係を規定する管理テーブルが別途設定されていれば、そのユーザ名を配信先情報33として用いることも可能である。つまり、配信先情報33は、文書配信先を特定するものであれば、その形式等については特に限定されるものではない。
ただし、回覧リスト31上では、一覧形式で記入された各配信先情報33に対し、予め優先順が設定されているものとする。優先順の設定は、回覧リスト31上への番号記入により行われていてもよいし、あるいは例えば記入欄が上側にあるほど優先順が高いといったように回覧リスト31の記入フォームに応じて設定されていてもよい。
また、このような回覧リスト31上には、その配信先において、配信されたことを明示するための所定記号34が、その配信先についての配信先情報33に追記され得るようになっている。所定記号34としては、図2(c)のような配信先情報33が無効であることを明示するための取り消し線(以下、単に「無効線」という)が挙げられるが、これに限定されるものではなく、図2(d)のような配信先情報33の記入欄に付設されたチェック欄に対するチェックマークを用いることも考えられる。
このような回覧リスト31を利用した文書データの配信を行うために、文書配信装置1では、情報処理部2が以下に述べるような機能構成を備えている。
図3は、本発明に係る文書配信装置における要部の機能構成を示すブロック図である。図例のように、文書配信装置1における情報処理部2は、配信先取得手段21、記号抽出手段22、配信先認識手段23およびデータ送信手段24としての機能を備えている。
配信先取得手段21は、回覧リスト31から配信先情報33を取得するための機能である。配信先情報33の取得は、画像読取部5での回覧リスト31についての画像読み取り処理によって得られる画像データに基づいて行うことが考えられる。ただし、外部I/F16を介して外部から受け取った電子データの状態の回覧リスト31を基にして行うものであってもよい。
記号抽出手段22は、回覧リスト31に記入された所定記号34を当該回覧リスト31から抽出するための機能である。この所定記号34の抽出についても、画像読取部5で得られる画像データに基づいて行ってもよいし、外部I/F16で受け取った電子データの状態の回覧リスト31を基にして行ってもよい。
配信先認識手段23は、配信先取得手段21が取得した配信先情報33で記号抽出手段22が抽出する所定記号34が追記されていないものの中から、予め設定されている優先順が最も高い配信先情報33を選択し、当該配信先情報33によって特定される文書配信先を認識するための機能である。文書配信先の認識は、配信先情報33に対する文字認識やコード解析等を通じて行えばよい。
データ送信手段24は、配信先認識手段23が認識した文書配信先に対して、回覧リスト31が配信対象とする文書データの配信を行うための機能である。文書データの配信は、外部I/F16およびネットワーク回線網8を通じて行う。このとき、一般的には文書データ自体の配信を行うことが考えられるが、ネットワーク回線網8上に文書データを記憶蓄積するサーバ装置が存在する場合には、そのサーバ装置による文書データまたはその保存先に関する情報(例えばURL情報)のみを配信し、その配信先から保存先へアクセスさせるようにしてもよい。ただし、文書データ自体を配信するか、その保存先に関する情報を配信するかを問わず、その配信にあたっては、電子データの状態の回覧リスト(必要に応じて所定記号34が記入された後のもの)31を添付して行うものとする。
以上のような情報処理部2における各手段21〜24は、情報処理部2のコンピュータとしての機能が、所定プログラムを実行することによって実現されるものである。その場合に、当該所定プログラムは、情報処理部2内へのインストールに先立ち、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または有線若しくは無線による通信手段を介して配信されるものであってもよい。つまり、本実施形態で説明する文書配信装置1は、その文書配信装置1における情報処理部2にインストール可能な文書配信プログラムによっても実現することが可能である。
次に、以上のように構成された文書配信装置(文書配信プログラムによって実現される場合を含む)1における処理動作例について説明する。
図4は、本発明に係る文書配信装置における処理動作例を示す説明図である。図例では、文書データの配信にあたり、文書配信装置1の画像読取部5および印刷出力部6を用いて処理(すなわち、非ペーパレス処理)を行うとともに、その配信をユーザA→ユーザBの順で行う場合を示している。なお、配信を受けるユーザAおよびユーザBのいずれも、本実施形態で説明した構成の文書配信装置1、すなわちネットワーク回線網8上に存在する他の文書配信装置1を利用して処理を行うものとする。
文書データの配信にあたっては、先ず、その発信者が当該文書データの基になる回覧文書32を用意するとともに、所定フォームの回覧リスト31を用意する。そして、その回覧リスト31に、配信先となるユーザAおよびユーザBについての配信先情報33を、当該回覧リスト31について設定されている優先順とデータ配信順とを対応させつつ、列挙して記入する。これにより、回覧対象者のアドレスリストとして、配信先の配信先情報33が一覧形式で記入された回覧リスト31が作成されることになる(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)。
回覧リスト31の作成後は、その回覧リスト31を回覧文書32に重ね、文書配信装置1を用いて画像読取部5での画像読み取り処理を行い、回覧リスト31および回覧文書32から画像データを得る(S102)。そして、回覧リスト31から得た画像データに対し、情報処理部2がイメージ解析処理を行う(S103)。このイメージ解析処理によって、情報処理部2では、配信先取得手段21が回覧リスト31に記入された配信先情報33を取得するとともに、配信先認識手段23が最も優先順の高いものを選択し、その選択した配信先情報33によって特定される文書配信先を認識する。この認識は、文字認識技術等の公知技術を用いて行えばよい。なお、この時点では、回覧リスト31に所定記号34が記入されていないので、記号抽出手段22による所定記号34の抽出は行われない。したがって、配信先認識手段23では、最も優先順の高いユーザAのアドレスを文書配信先として認識することになる。
配信先認識手段23が文書配信先を認識すると、続いて、情報処理部2では、その認識した文書配信先、すなわちユーザAのアドレスに対して、データ送信手段24が、画像読取部5での画像読み取り処理によって得られた回覧リスト31および回覧文書32の画像データを配信する(S104)。
配信を受けたユーザAの側では、文書配信装置1を用いつつ、配信された画像データを印刷出力部6で印刷出力し、これにより回覧リスト31および回覧文書32の複製物を得る。そして、回覧文書32の内容を閲覧したら、回覧リスト31上における自己の配信先情報33について、所定記号34の追記を行う。具体的には、回覧リスト31上にて、ユーザAが自己の配信先情報33に、所定記号34である無効線を追記する(S105)。
その後は、所定記号34の追記後の回覧リスト31を、回覧文書32の複製物に重ね、文書配信装置1を用いて画像読取部5での画像読み取り処理を行い、回覧リスト31および回覧文書32から画像データを得る(S106)。そして、回覧リスト31から得た画像データに対し、情報処理部2がイメージ解析処理を行う(S103)。このイメージ解析処理によって、情報処理部2では、配信先取得手段21が回覧リスト31に記入された配信先情報33を取得する。また、その回覧リスト31には所定記号34の追記があることから、記号抽出手段22がその抽出を行う。この抽出は、線分抽出技術等の公知技術を用いて行えばよい。このような所定記号34の抽出があった場合には、配信先認識手段23は、その所定記号34に対応する配信先情報33を認識対象から除外する。すなわち、配信先認識手段23は、配信先取得手段21が取得した配信先情報33で、記号抽出手段22が抽出する所定記号34が追記されていないものの中から、予め設定されている優先順が最も高い配信先情報33を選択し、当該配信先情報33によって特定される文書配信先を認識する。したがって、配信先認識手段23では、ユーザAのアドレスを認識対象から除外し、ユーザBのアドレスを最も優先順の高いものとして認識することになる。
配信先認識手段23が文書配信先を認識すると、続いて、情報処理部2では、その認識した文書配信先、すなわちユーザBのアドレスに対して、データ送信手段24が、画像読取部5での画像読み取り処理によって得られた回覧リスト31および回覧文書32の画像データを配信する(S107)。
配信を受けたユーザBの側では、文書配信装置1を用いつつ、上述したユーザAの場合と同様の処理動作を行う。このような処理動作を繰り返して行うことで、回覧文書32は、回覧リスト31に配信先情報33が記入されたそれぞれの配信先に対して、その回覧リスト31にて規定される優先順に従いつつ、順次配信(回覧)されることになる。
ところで、回覧文書32の配信(回覧)の途中において、回覧対象者の追加または削除が必要になることも考えられる。
回覧対象者を追加する場合には、回覧リスト31における配信先情報33の記入欄の空欄部分に、その追加する回覧対象者についての配信先情報33を追記すればよい(S108)。これにより、上述した一連の処理動作の繰り返しを通じて、その追加に係る回覧対象者にも回覧文書32が配信(回覧)されることになる。
一方、回覧対象者を削除する場合には、その回覧対象者に回覧文書32が配信(回覧)される前の段階で、回覧リスト31上における当該回覧対象者についての配信先情報33に、所定記号を追記すればよい。所定記号が追記されていると、その追記された配信先情報33が、文書配信先の認識対象から除外されるからである。
以上に説明したように、本実施形態における文書配信装置1およびこれを実現する文書配信プログラムによれば、回覧リスト31に一覧形式で記入された配信先情報33の中で優先順が最も高いものを選択して文書配信先を認識するが、その際に所定記号34が追記されていないものを選択対象とし、所定記号34が追記されているものについては除外するので、文書配信先の認識および当該文書配信先での所定記号34の追記を繰り返し行えば、複数の配信先へ順次回覧するという配信形態に適切に対応し得るようになる。つまり、例えば文書の回覧順が予め決まっており、ある回覧先での承認等を得た後でなければ、次の回覧先への配信が行えないという配信形態に対しても、ワークフロー(ジョブフロー)の定義を必要とする従来のシステムのように規模が大きくなったり、そのシステム構築に膨大なコストを要したりすることなく、容易かつ適切に対応し得るのである。
しかも、本実施形態における文書配信装置1およびこれを実現する文書配信プログラムでは、配信先情報33は回覧リスト31上に一覧形式で記入されるものであり、またその一覧形式の配信先情報33に対する所定記号34の追記によって当該回覧リスト31上に回覧履歴が残ることになるので、配信先の変更(追加または削除)にも容易かつ柔軟に対応することができる。具体的には、回覧対象者が追加された場合でも、システムやフォーム等を設計し直すことなく、簡単に回覧リスト31上に配信先情報33の追加が行える。また、回覧リスト31上に回覧履歴が残ることで、リストアップされているうちのどこまでが回覧できたか否かや、正しく回覧できているか否か等について、容易に確認することができる。
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例について説明したが、本発明はその内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、本実施形態では、画像読取部5での画像読み取り処理を通じて、配信先取得手段21が配信先情報33を取得し、記号抽出手段22が所定記号34を抽出する場合、すなわち配信の都度、回覧リスト31が記録用紙上へ印刷出力される場合を例に挙げて説明している。これは、回覧リスト31を印刷出力することで、所定記号34の追記や回覧履歴の把握等が非常に容易で、例えば所定記号34の追記が押印によって行われる場合との親和性が非常に高くなるので、この点において利用者にとっての利便性が高いものとなるからである。
ただし、本発明は必ずしもこれに限定されることはなく、回覧リスト31の印刷出力を経ない場合であっても適用することが考えられる。具体的には、情報表示部3に回覧リスト31を表示出力させ、情報入力部4からの入力情報に従いつつその表示画面上で所定記号34の追記を行い、その後、画像読取部5での画像読み取り処理に代わって情報入力部4での所定操作(例えば、回覧リスト31のアイコン画像の所定フォルダ内へのドラッグ・アンド・ドロップ)があると、配信先情報33の取得および所定記号34の抽出を行うようにすることが考えられる。このような処理を行えば、電子データの状態の回覧リスト31に対して所定記号34が追記されることになり、回覧リスト31等の印刷出力が不要となるので、ペーパレス化を推進する上で非常に有効なものとなる。
本発明に係る文書配信装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 本発明に係る文書配信装置が扱う回覧リストの具体例を示す説明図である。 本発明に係る文書配信装置における要部の機能構成を示すブロック図である。 本発明に係る文書配信装置における処理動作例を示す説明図である。
符号の説明
1…文書配信装置、2…情報処理部、3…情報表示部、4…情報入力部、5…画像読取部、6…印刷出力部、7…ネットワーク回線、8…ネットワーク回線網、11…CPU、12…RAM、13…ROM、14…HDD、15…内部I/F、16…外部I/F、21…配信先取得手段、22…記号抽出手段、23…配信先認識手段、24…データ送信手段、31…回覧リスト、32…回覧文書、33…配信先情報、34…所定記号

Claims (4)

  1. コンピュータを、
    文書配信先を特定する配信先情報が記入された回覧リストから当該配信先情報を取得する配信先取得手段と、
    前記回覧リストに記入された配信先情報に追記される所定記号を当該回覧リストから抽出する記号抽出手段と、
    前記配信先取得手段が取得した配信先情報で前記記号抽出手段が抽出する前記所定記号が追記されていないものの中から、予め設定されている優先順が最も高い配信先情報を選択し、当該配信先情報によって特定される文書配信先を認識する配信先認識手段と、
    前記配信先認識手段が認識した文書配信先に対して、電子データの状態の前記回覧リストと、前記回覧リストが配信対象とする文書データまたはその保存先に関する情報とを送信するデータ送信手段
    として機能させることを特徴とする文書配信プログラム。
  2. 印刷出力された状態の回覧リストに対して前記所定記号の追記が行われる場合に、前記配信先取得手段および前記記号抽出手段は、当該回覧リストについての画像読み取り処理を通じて、前記配信先情報の取得および前記所定記号の抽出を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の文書配信プログラム。
  3. 電子データの状態の回覧リストに対して前記所定記号の追記が行われる場合に、前記配信先取得手段および前記記号抽出手段は、当該電子データから前記配信先情報の取得および前記所定記号の抽出を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の文書配信プログラム。
  4. 文書配信先を特定する配信先情報が記入された回覧リストから当該配信先情報を取得する配信先取得手段と、
    前記回覧リストに記入された配信先情報に追記される所定記号を当該回覧リストから抽出する記号抽出手段と、
    前記配信先取得手段が取得した配信先情報で前記記号抽出手段が抽出する前記所定記号が追記されていないものの中から、予め設定されている優先順が最も高い配信先情報を選択し、当該配信先情報によって特定される文書配信先を認識する配信先認識手段と、
    前記配信先認識手段が認識した文書配信先に対して、電子データの状態の前記回覧リストと、前記回覧リストが配信対象とする文書データまたはその保存先に関する情報とを送信するデータ送信手段と
    を備えることを特徴とする文書配信装置。
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