JP2008039711A - トルク計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸の回転時に、歪センサの検出信号を送信する信号送信手段などに作用する遠心力を低く抑えて、安価に製造可能なトルク計測装置を提供すること。
【解決手段】車両に設けられた中空のプロペラシャフト1に生じる歪を検出する歪センサ41と、プロペラシャフト1に設けられ、歪センサ41の検出値を外部に送信するテレメータ送信機42と、を備え、歪センサ41の出力に基づいてプロペラシャフト1の回転方向のトルクを検出するトルク計測装置であって、テレメータ送信機42を、プロペラシャフト1の内部に設置したことを特徴とするトルク計測装置とした。
【選択図】図1
【解決手段】車両に設けられた中空のプロペラシャフト1に生じる歪を検出する歪センサ41と、プロペラシャフト1に設けられ、歪センサ41の検出値を外部に送信するテレメータ送信機42と、を備え、歪センサ41の出力に基づいてプロペラシャフト1の回転方向のトルクを検出するトルク計測装置であって、テレメータ送信機42を、プロペラシャフト1の内部に設置したことを特徴とするトルク計測装置とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロペラシャフトなどの回転軸の回転トルクを計測するトルク計測装置に関する。
従来、プロペラシャフトの外周に歪センサを設け、この歪センサでプロペラシャフトの捻れ量を検出し、検出信号を、歪センサと共に設けられた信号送信手段から、外部の受信装置へ送信し、検出した捻れ量に基づいてプロペラシャフトの回転トルクを計測するトルク計測装置が知られている(特許文献1参照)。
このような従来技術にあっては、信号送信手段や歪センサを駆動させる電源などは、プロペラシャフトの回転軸と同軸で、プロペラシャフト外周を覆うように設置された円筒形状の樹脂製のケースの中に格納されている。
特開2004−077172号公報
しかしながら、従来のトルク計測装置は、信号送信手段が、プロペラシャフトの外周に設置されているため、自動車のプロペラシャフトが高速で回転したときに、信号送信手段を構成する電気部品や回路などに大きな遠心力が作用する。
このため、信号送信手段を構成する電気部品や回路などを、大きな遠心力を受けても破損や故障が生じにくい耐高遠心力構造とする必要があり、その分、高価となるという問題があった。
このため、信号送信手段を構成する電気部品や回路などを、大きな遠心力を受けても破損や故障が生じにくい耐高遠心力構造とする必要があり、その分、高価となるという問題があった。
本発明は、上述の従来の問題に着目して成されたもので、回転軸の回転時に、歪センサの検出信号を送信する信号送信手段などに作用する遠心力を低く抑えることで、製造コストを低減可能なトルク計測装置を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するために、本発明は、歪センサの出力に基づいて回転軸の回転方向のトルクを検出するトルク計測装置であって、歪センサの検出値を送信する信号送信手段を、回転軸の内部に設置したことを特徴とするトルク計測装置とした。
請求項1の発明によれば、信号送信手段を回転軸の内部に設置したため、回転軸の外周に設置した場合に比べて、信号送信手段に作用する遠心力を低く抑えることができる。
したがって、信号送信手段を構成する部品や配線などを、回転軸の外周に設置した場合ほど耐高遠心力構造とする必要が無くなり、その分、製造コストを低く抑えることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態のトルク計測装置は、回転軸(1)に取り付けられ、この回転軸(1)に生じる歪を検出する歪センサ(41)と、回転軸(1)に設けられ、歪センサ(41)の検出値を外部に送信する信号送信手段(42)と、を備え、歪センサ(41)の出力に基づいて回転軸(1)の回転方向のトルクを検出するトルク計測装置であって、信号送信手段(42)を、回転軸(1)の内部に設置したことを特徴とするトルク計測装置である。
この実施の形態のトルク計測装置は、回転軸(1)に取り付けられ、この回転軸(1)に生じる歪を検出する歪センサ(41)と、回転軸(1)に設けられ、歪センサ(41)の検出値を外部に送信する信号送信手段(42)と、を備え、歪センサ(41)の出力に基づいて回転軸(1)の回転方向のトルクを検出するトルク計測装置であって、信号送信手段(42)を、回転軸(1)の内部に設置したことを特徴とするトルク計測装置である。
図1〜図4に基づいて本発明の最良の実施の形態の実施例1のトルク計測装置Aについて説明する。
まず、構成について説明する。
この実施例1のトルク計測装置Aは、図3に示す自動車MBを走行させたときの各種データを収集するデータ収集装置DCに適用されている。
この実施例1のトルク計測装置Aは、図3に示す自動車MBを走行させたときの各種データを収集するデータ収集装置DCに適用されている。
このデータ収集装置DCは、少なくとも、プロペラシャフト(回転軸)1の回転速度を検出する回転速度センサ2と、プロペラシャフト1の回転トルクを検出する実施例1のトルク計測装置Aとが検出するデータを収集する。
プロペラシャフト1は、自動車MBの前部に設けられたエンジンEGを備えたパワーユニットPUのトランスミッションTMから後輪RWの車軸RAへ動力伝達を行う周知のもので、その中間部がベアリング3を介して車体に支持されている。
なお、図2に示すように、プロペラシャフト1に沿って、エンジン排気管5およびパーキングブレーキリンケージ6が車両前後方向に延在されている。
実施例1のトルク計測装置Aは、プロペラシャフト1が伝達する回転トルクを、プロペラシャフト1に生じる歪みにより検出するもので、図1に示すように、歪センサ41と、テレメータ送信機(信号送信手段)42と、電源43と、風車装置(送風手段)44と、テレメータ受信機45(図3参照)と、を備えている。
歪センサ41は、図2にも示しているように、プロペラシャフト1の外周に設置されている。なお、歪センサ41は、周知のように、ホイートストンブリッジ回路を構成し、ブリッジ電圧を印加することにより、プロペラシャフト1に生じた歪みに応じて抵抗値が変化することで、出力電圧を変化させるものである。
また、歪センサ41は、接続回路41aを介してテレメータ送信機42に接続されており、検出値としての出力電圧変化をテレメータ送信機42により送信するようになっている。なお、接続回路41aの途中には、スイッチ46が設けられている。このスイッチ46は、歪センサ41およびテレメータ送信機42を作動状態と非作動状態に切り換えるスイッチである。
また、テレメータ送信機42から出力された信号は、図3に示すように、プロペラシャフト1の近傍に設置されたアンテナ45aを介してテレメータ受信機45により受信され、そのデータがデータ収集装置DCに記録される。
また、テレメータ送信機42から出力された信号は、図3に示すように、プロペラシャフト1の近傍に設置されたアンテナ45aを介してテレメータ受信機45により受信され、そのデータがデータ収集装置DCに記録される。
図1に戻り、テレメータ送信機(信号送信手段)42、電源43、風車装置44は、プロペラシャフト1の内部に設けられたケース47内に収容されている。
すなわち、プロペラシャフト1は、軸方向に分かれた中空円筒形状のシャフト部材11,12を、回転軸aを中心として同軸に配置し、その端部に形成されたフランジ11f,12fを重ねて締結することで結合して形成されている。
また、フランジ11f,12fの間に、テレメータ送信機42および電源43を収容するケース47を支持する円盤状の支持板(支持部材)48が、挟持状態で共締めされている。なお、ケース47は、円筒状を成し、回転軸aと同軸に支持されている。
また、テレメータ送信機42および電源43は、ケース47の内部において回転軸a上に設置されている。
また、テレメータ送信機42および電源43は、ケース47の内部において回転軸a上に設置されている。
ケース47の先端(図1において、左側の端部)に、風車装置44が設置されている。すなわち、ケース47の先端に支持軸としての細軸47aが回転軸aと同軸に設けられ、この細軸47aに風車装置44の翼部材44aが軸受44bを介して、細軸47aを中心に回転可能に支持されている。
翼部材44aには、あらかじめ設定された回転慣性質量が与えられており、かつ、軸受44bには、あらかじめ設定されたフリクションが与えられている。これら回転慣性質量およびフリクション(プリロード)は、プロペラシャフト1が回転したときに、翼部材44aが連れ周りするように設定されている。
翼部材44aには、あらかじめ設定された回転慣性質量が与えられており、かつ、軸受44bには、あらかじめ設定されたフリクションが与えられている。これら回転慣性質量およびフリクション(プリロード)は、プロペラシャフト1が回転したときに、翼部材44aが連れ周りするように設定されている。
また、プロペラシャフト1には、複数の空気穴13a,13bが穿設されている。これらの空気穴13a,13bは、テレメータ送信機42などを収容したケース47を挟んで軸方向に離れた位置において、プロペラシャフト1の内外を連通するようプロペラシャフト1を貫通して形成されている。具体的には、空気穴13aは、支持板48よりも図中右側の位置に形成されており、空気穴13bは、風車装置44の外径方向位置に形成されている。さらに、支持板48には、プロペラシャフト1の内部を通る空気の流れ(送風)を形成可能に貫通穴48aが複数穿設されている。
なお、空気穴13a,13bは、プロペラシャフト1において計測するトルクに影響を与えない大きさおよび数に設定されている。
なお、空気穴13a,13bは、プロペラシャフト1において計測するトルクに影響を与えない大きさおよび数に設定されている。
次に、実施例1の作用を説明する。
実施例1のトルク計測装置Aによりトルクの測定を行う場合、まず、スイッチ46を投入し、装置Aに電源供給可能な状態とした上で、自動車MBを走行させて各種データを収集する。
なお、このときの排気・動力性能試験などの車両実験は、加減速を含む走行パターンで実施される。図4は、その走行時の一部を示しており、同図(d)に示すように、自動車MBが、停車(t0)から発進して加速し、t1の時点から一定速走行に移行した後、t2の時点で減速を開始して、t3の時点で停止した場合を例に挙げて説明する。
自動車MBが発進して車速が上昇すると、プロペラシャフト1の回転数も(c)に示すように上昇する。
実施例1のトルク計測装置Aによりトルクの測定を行う場合、まず、スイッチ46を投入し、装置Aに電源供給可能な状態とした上で、自動車MBを走行させて各種データを収集する。
なお、このときの排気・動力性能試験などの車両実験は、加減速を含む走行パターンで実施される。図4は、その走行時の一部を示しており、同図(d)に示すように、自動車MBが、停車(t0)から発進して加速し、t1の時点から一定速走行に移行した後、t2の時点で減速を開始して、t3の時点で停止した場合を例に挙げて説明する。
自動車MBが発進して車速が上昇すると、プロペラシャフト1の回転数も(c)に示すように上昇する。
このときプロペラシャフト1内の空気は、慣性質量が小さいため、プロペラシャフト1と略同速度となり、プロペラシャフト1に対して相対的に停止した状態となっている。
一方、ケース47の細軸47aに取り付けられた風車装置44では、翼部材44aがケース47に遅れて回転を始める。すなわち、翼部材44aが回転慣性を持っているため、ケース47が回転を開始した際に、翼部材44aは直ぐに回転せずに、当初の位置に留まろうとする。しかし、軸受44bがフリクションを有しているため、翼部材44aの回転数がケース47(=プロペラシャフト1)の回転数に遅れて上昇する。
そこで、風車装置44の翼部材44aの周速度と周りの空気とで相対速度差が生じ、翼部材44aの作用により、図1および図2において、矢印AIRで示すような送風が形成される。すなわち、空気が空気穴13aからプロペラシャフト1内に取り入れられ、支持板48の貫通穴48aを通って、プロペラシャフト1内を移動し、さらに空気穴13bを通ってプロペラシャフト1外へ排出される送風が形成される。
この送風により、ケース47およびその収容物のテレメータ送信機42と電源43が冷却される。すなわち、プロペラシャフト1は、車体下部の図示を省略したフロアトンネル内に配置され、かつ、プロペラシャフト1の近傍には、エンジン排気管5が配置されている。このため、高速走行時などには、エンジン排気管5からの発熱でプロペラシャフト1が加熱される。
この送風により、ケース47およびその収容物のテレメータ送信機42と電源43が冷却される。すなわち、プロペラシャフト1は、車体下部の図示を省略したフロアトンネル内に配置され、かつ、プロペラシャフト1の近傍には、エンジン排気管5が配置されている。このため、高速走行時などには、エンジン排気管5からの発熱でプロペラシャフト1が加熱される。
しかし、本実施例1では、上記のように、ケース47の周囲では風車装置44により送風が形成されるため、エンジン排気管5により加熱された熱がプロペラシャフト1にこもることが無く、ケース47内外が高温になるのを抑制できる。
したがって、ケース47に収容されたテレメータ送信機42や電源43が、高温になるのを抑制することができる。
したがって、ケース47に収容されたテレメータ送信機42や電源43が、高温になるのを抑制することができる。
その後、自動車MBが定速走行状態に移行すると(t1の時点)、翼部材44aの回転速度が、次第にプロペラシャフト1の回転速度に近付き、等速回転状態になる(t11)。この状態では、風車装置44の翼部材44aの周速度と周りの空気との相対速度が小さくなり、風車装置44による送風量は、徐々に低下する。
すなわち、風車装置44の送風量は、(a)に示すように、定速走行に移行した時点t1を最大値として、徐々に低下し、翼部材44aの回転数がプロペラシャフト1の回転数と等しくなった時点で、風量が0になる。
その後、t2の時点で、減速走行が開始されると、プロペラシャフト1の回転数減少に対し、翼部材44aの慣性により回転数減少が遅れるため、再び、翼部材44aの周速度と周りの空気とで相対速度差が生じ、風車装置44による送風量が上昇する。
以上のように、自動車MBで加減速が行われるたびに、プロペラシャフト1内において風車装置44による送風が生じ、ケース47の内外が冷却され、テレメータ送信機42および電源43の加熱が抑制される。
また、プロペラシャフト1が回転したときには、上述したようにプロペラシャフト1内のケース47も同期回転し、その収容物であるテレメータ送信機42および電源43も同期回転する。
このとき、テレメータ送信機42および電源43は、プロペラシャフト1の回転軸a上に配置されているため、これらをプロペラシャフト1の外周に設置した場合に比べて、作用する遠心力が小さくなる。
以上説明したように、実施例1のトルク計測装置Aにあっては、テレメータ送信機42と電源43とをプロペラシャフト1内に設置しているため、これらをプロペラシャフト1の外周に設置した場合と比べて、遠心力の影響を抑えることができる。
これにより、テレメータ送信機42および電源43の構成部品や回路などの、耐高遠心力性能を下げることが可能となり、部品コストを抑えることができる。
これにより、テレメータ送信機42および電源43の構成部品や回路などの、耐高遠心力性能を下げることが可能となり、部品コストを抑えることができる。
しかも、実施例1のトルク計測装置Aにあっては、ケース47およびこれに収容するテレメータ送信機42、電源43をプロペラシャフト1の回転軸a上に設置しているため、これらをプロペラシャフト1内であっても、回転軸aから離れた位置に設置した場合に比べて、遠心力の影響をいっそう抑えることができ、さらに部品コストを抑えることができる。
また、プロペラシャフト1内に風車装置44を設け、かつ、プロペラシャフト1に空気穴13a,13bを形成し、プロペラシャフト1の内部を送風により冷却するようにしたため、テレメータ送信機42および電源43が加熱されるのを抑制することができる。
これにより、テレメータ送信機42および電源43として、耐高熱性能を下げることが可能となり、これによっても部品コストを抑えることができる。
これにより、テレメータ送信機42および電源43として、耐高熱性能を下げることが可能となり、これによっても部品コストを抑えることができる。
しかも、テレメータ送信機42が加熱されるのを抑制するようにしたため、テレメータ送信機42の温度ドリフトが低減され、熱影響が大きいエンジン高負荷時のデータ計測精度が向上する。
加えて、風車装置44は、翼部材44aの慣性質量と軸受44bのフリクションとに基づいて、プロペラシャフト1の回転数の上下に伴って送風を発生させるようにしたため、モータなどの駆動手段を用いて翼部材44aを回転させるものに比べて、部品点数・部品コスト・重量を軽減させることができる。
さらに、ケース47は、プロペラシャフト1に直接設置するのではなく、プロペラシャフト1内に設けた支持板48に設置するようにしたため、ケース47や、これに収容するテレメータ送信機42および電源43を回転軸aと同軸に設置するのが容易となる。
また、支持板48を設置するのにあたり、プロペラシャフト1を構成するシャフト部材11,12のフランジ11f,12fと共締めするようにしたため、1本のシャフトの内部に設置するのに比べて、設置が容易となる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
すなわち、実施例1では、回転軸として車両のプロペラシャフトを示したが、トルク計測対象の回転軸としては、これに限定されるものではなく、産業機械などにも適用することができる。また、回転軸の中空部分は、少なくとも信号送信手段の設置スペースおよび送風が通るスペースが有ればよい。
また、実施例1では、信号送信手段としてのテレメータ送信機42を、プロペラシャフト1の回転軸a上に設置した例を示したが、回転軸内に設置するのであれば、回転軸a上でなくてもよい。
また、実施例1では、テレメータ送信機42をケース47の内部に設置した例を示したが、ケース47内に設置しなくてもよい。例えば、ケース47を設けずに、支持板48に、テレメータ送信機42および電源を直接設置するようにしてもよい。
また、ケース47は、実施例1では、円筒状のものを示したが、円筒状のもの以外のものも使用できる。例えば、ケース47をメッシュ状のもので形成して、送風による熱交換効率を高めるようにしてもよい。同様に、支持板48も、メッシュ状、格子状、あるいは枠状のものを用いて、プロペラシャフト1内の送風の流通性を高めるようにしてもよい。
また、実施例1では、ケース47を支持板48に設けた例を示したが、プロペラシャフト1の内周に設置するようにしてもよい。この場合も、ケースに、回転軸a上の部分を形成し、収容物を回転軸a上に設置するようにするのが好ましい。
図5は、上述の構成要素を含む本発明実施の形態の他の例を示したもので、図外のプロペラシャフト1に支持される支持枠248の軸心に設けられた支持軸248aに、テレメータ送信機242が設けられている。また、支持軸248aの先端に風車装置44の軸受44bが取り付けられている。なお、テレメータ送信機242には、電源が内蔵されているものとする。この図5に示す例においても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
また、実施例1では、送風手段として、細軸47aとのフリクションで翼部材44aが回転する風車装置44を示したが、送風手段としては、これに限定されず、モータなどの駆動力で送風を発生させるものを用いてもよい。
また、実施例1では、翼部材44aを支持する支持軸として細軸47aを示したが、支持軸としては、このような細い軸に限定されるものではなく、例えば、翼部材としてシロッコファンを用いる場合には、その内周を支持可能な円筒状の支持軸を用いるようにしてもよい。
1 プロペラシャフト(回転軸)
11 シャフト部材
11f フランジ(結合部分)
12 シャフト部材
12f フランジ(結合部分)
13a 空気穴
13b 空気穴
41 歪センサ
42 テレメータ送信機(信号送信手段)
44 風車装置(送風手段)
44a 翼部材
47 ケース
47a 細軸(支持軸)
48 支持板(支持部材)
a 回転軸
MB 自動車
11 シャフト部材
11f フランジ(結合部分)
12 シャフト部材
12f フランジ(結合部分)
13a 空気穴
13b 空気穴
41 歪センサ
42 テレメータ送信機(信号送信手段)
44 風車装置(送風手段)
44a 翼部材
47 ケース
47a 細軸(支持軸)
48 支持板(支持部材)
a 回転軸
MB 自動車
Claims (7)
- 回転軸に取り付けられ、この回転軸に生じる歪を検出する歪センサと、
前記回転軸に設けられ、前記歪センサの検出値を送信する信号送信手段と、
を備え、前記歪センサの出力に基づいて回転軸の回転方向のトルクを検出するトルク計測装置であって、
前記信号送信手段が、前記回転軸の内部に設置されていることを特徴とするトルク計測装置。 - 前記回転軸において前記信号送信手段を間に挟んで軸方向に離れた位置に、前記回転軸の内外を連通する空気穴が形成され、
これら空気穴の間で送風する送風手段が前記回転軸の内部に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のトルク計測装置。 - 前記回転軸の内部に、前記信号送信手段を収容するケースが設置され、
このケースに、前記回転軸の軸心と同軸に支持軸が設けられ、
前記送風手段の翼部材が、前記支持軸との間に生じるフリクションにより支持軸を中心に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項2に記載のトルク計測装置。 - 前記回転軸が、軸方向で分かれたシャフト部材を結合して形成され、
前記ケースを支持する支持部材が、両シャフト部材の結合部分に共締め状態で設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトルク計測装置。 - 前記支持部材に支持された前記ケースが、前記回転軸と同軸上に設置されていることを特徴とする請求項4に記載のトルク計測装置。
- 前記ケースの収容物が、前記回転軸と同軸上に設置されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のトルク計測装置。
- 前記回転軸は、車両に搭載されたプロペラシャフトであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のトルク計測装置。
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- 2006-08-10 JP JP2006217656A patent/JP2008039711A/ja active Pending
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