JP2008039274A - 換気装置 - Google Patents

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JP2008039274A JP2006213179A JP2006213179A JP2008039274A JP 2008039274 A JP2008039274 A JP 2008039274A JP 2006213179 A JP2006213179 A JP 2006213179A JP 2006213179 A JP2006213179 A JP 2006213179A JP 2008039274 A JP2008039274 A JP 2008039274A
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寿和 吉澤
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Abstract

【課題】室内の空質環境を記憶し、日常的に繰り返される空質環境の変化のパターンを学習することで、素早く運転を開始すると共に、空質環境が悪化しない時間帯では、無駄な運転を抑えた換気装置を提供することを目的とする。
【解決手段】空質検出手段が検出する室内の空質環境を20分毎に空質記憶手段4が時系列的に24時間分記憶し、制御手段5は空質記憶手段4に記憶されている空質環境を基に空質検出手段によって検出される空質環境と比較しながら送風手段2を制御するように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内の空質環境を検出し、この空質環境に応じて自動的に送風機を制御して、室内の空気を排出する換気装置に関する。
近年、室内の環境の変化に応じて、例えば温度変化や湿度変化、ガス濃度変化などによる空気の汚れを検出して自動運転する換気装置が普及している。
従来この種の換気装置は、室内の空質環境を検出し、空質環境が一定の値よりも悪化したときに送風機を動作させて室内空気を排出するというものであった(例えば、特許文献1参照)。
また、空質環境の変化を検出するために、間欠的に送風機を運転または停止させるというものであった。(例えば、特許文献2参照)以下、その換気装置について図12を参照しながら説明する。
室内の空気を排出する送風手段101と、室内の空質環境を検出する空質検出手段102と、空質検出手段102が検出する室内の空質環境に基づいて送風手段101の動作を制御する制御手段103とを備えた構成である。
空質検出手段102により室内の空質環境を検出し、この検出された空質環境があらかじめ設定された値を超えると、制御手段103は空質環境が悪化したと判断すると共に送風機を運転する。その後、空質環境があらかじめ設定された値になると、制御手段103は空質環境が改善したと判断すると共に送風機を停止するというものであった。
また、制御手段103は間欠的に送風手段101を所定時間運転させ、空質検出手段102により検出される空質環境の変化を検出し、空質環境があまり変化しないときは、制御手段103は送風手段101を所定時間停止させ、空質環境が改善されるときには、制御手段103は継続して送風手段101を運転するというものであった。
特開平5−196269号公報 特開2001−208408号公報
このような従来の換気装置では、例えば室内の温度や湿度の上昇、ガス濃度の上昇による空気の汚れなどが発生している箇所と換気装置の設置されている位置で、温度や湿度、ガス濃度などの空質環境の変化に差があるとこれらの空質環境の悪化を検出するまでに時間がかるため、換気装置の運転開始動作が遅れるという課題があった。
また、常に間欠的に運転させて空質環境の変化を検出しているので、空質環境の変化が少なく悪化しない時間帯では、無駄な運転をするという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、室内の空質環境を時系列的に記憶し、日常的に繰り返される空質環境の変化のパターンを学習することで、温度や湿度の上昇、ガス濃度の上昇による空気の汚れなどの空質環境の悪化に合わせて運転を開始して室内空気の排出を可能とする換気装置を提供することを目的とする。
また、空質環境の悪化しない時間帯では、無駄な運転を抑えて省エネルギー効果のある換気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の換気装置は、室内の空気を排出する送風手段と、室内の空質環境を検出する空質検出手段と、前記空質検出手段が検出した室内の空質環境を時系列的に24時間分記憶する空質記憶手段と、前記空質検出手段が検出する室内の空質環境に応じて前記送風手段の運転または停止や風量を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記空質記憶手段に記憶された空質環境を基に前記送風手段の運転または停止や風量を時系列的に制御することを特徴としたものである。
また、前記空質検出手段は、室内の温度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度を時系列的に24時間分記憶することを特徴としたものである。
また、前記空質検出手段は、室内の湿度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内湿度を時系列的に24時間分記憶することを特徴としたものである。
また、前記空質検出手段は、室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内空気の汚れを時系列的に24時間分記憶することを特徴としたものである。
また、前記空質検出手段は、室内の温度および湿度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度および湿度をそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することを特徴としたものである。
また、前記空質検出手段は、室内の温度および室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度および室内空気の汚れをそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することを特徴としたものである。
また、前記空質検出手段は、室内の湿度および室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内湿度および室内空気の汚れをそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することを特徴としたものである。
また、前記空質記憶手段は、記憶している空質環境と、前記空質検出手段により検出された空質環境とを比較することにより、24時間後の空質環境として記憶することを特徴としたものである。
また、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化した時刻を記憶し、前記制御手段は、前記空質記憶手段が記憶した時刻よりも数分まえから前記送風手段の運転または風量制御することを特徴としたものである。
また、前記送風手段の運転開始から所定時間の内に、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を停止することを特徴としたものである。
また、前記送風手段の運転を低風量で常に室内の空気を排出する常時換気運転から強風量で室内の空気を素早く排出する強運転へ移行してから所定時間の内に、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を常時換気運転にすることを特徴としたものである。
また、前記空質記憶手段の記憶開始時刻に空質環境の悪化を記憶している時、前記制御手段は、記憶開始時刻の数分前から運転または風量制御することを特徴としたものである。
また、所定時間、前記空質記憶手段が空質環境の悪化を記憶しておらず、かつ前記空質検出手段により検出される空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を運転または風量を多くするように制御する強制運転を行うことを特徴としたものである。
また、所定時間、前記空質記憶手段が空質環境の悪化を記憶しておらず、かつ前記空質検出手段により検出される空質環境が悪化しない時間が一定時間を超えた時、前記制御手段は、強制運転を行う間隔を長くすることを特徴としたものである。
また、前記送風手段の運転状態を表示する表示手段を設け、前記表示手段は、前記空質検出手段が検出する空質環境の状態や前記空質記憶手段に記憶されている情報の内、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを表示することを特徴としたものである。
また、前記表示手段は、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを制御状態毎に表示の色を変えて表示することを特徴としたものである。
また、前記表示手段は、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを制御状態毎に点滅パターンを変えて表示することを特徴としたものである。
本発明によれば、室内の空質環境を時系列的に24時間分記憶し、日常的に繰り返される温度や湿度の上昇、ガス濃度などの空質環境の変化のパターンを学習することで、温度や湿度の上昇、ガス濃度の上昇による空気の汚れなどの空質環境の悪化に合わせて運転を開始することができ、空気の汚れなどの空質環境を悪化させることなく、素早く、温度や湿度、ガス濃度などの空質環境を改善、良好に維持、向上できる換気装置を提供することができる。
また、空質環境の記憶が悪化であっても室内の空質環境の悪化がないときには停止または常時換気運転への切替え、および空質環境の悪化しない時間帯では間欠運転の間隔を長くして無駄な運転を抑えているので、空質環境に応じた省エネルギー効果のある換気装置を提供することができる。
また、運転状態に応じた表示をするので、使用者は空質環境の状態およびどのような運転をしているのかを容易に知ることができる換気装置を提供することができる。
請求項1記載の発明は、室内の空気を排出する送風手段と、室内の空質環境を検出する空質検出手段と、前記空質検出手段が検出した室内の空質環境を時系列的に24時間分記憶する空質記憶手段と、前記空質検出手段が検出する室内の空質環境に応じて前記送風手段の運転または停止や風量を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記空質記憶手段に記憶された空質環境を基に前記送風手段の運転または停止や風量を時系列的に制御することで、日常的に繰り返される空質環境の変化のパターンを学習することで、空質環境を悪化させる要因の発生に合わせて運転を開始することができ、使用者の感じる不快感を軽減することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記空質検出手段は、室内の温度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度を時系列的に24時間分記憶することで、室内温度の悪化に合わせて運転を開始することができ、使用者の感じる不快感を軽減することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記空質検出手段は、室内の湿度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内湿度を時系列的に24時間分記憶することで、室内湿度の悪化に合わせて運転を開始することができ、使用者の感じる不快感を軽減することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記空質検出手段は、室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内空気の汚れを時系列的に24時間分記憶することで、室内空気の汚れに合わせて運転を開始することができ、使用者の感じる不快感を軽減することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記空質検出手段は、室内の温度および湿度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度および湿度をそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することで、室内温度または湿度の悪化に合わせて運転を開始することができ、使用者の感じる不快感を軽減することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記空質検出手段は、室内の温度および室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度および室内空気の汚れをそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することで、室内温度の悪化または室内空気の汚れに合わせて運転を開始することができ、使用者の感じる不快感を軽減することができる。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記空質検出手段は、室内の湿度および室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内湿度および室内空気の汚れをそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することで、室内湿度の悪化または室内空気の汚れに合わせて運転を開始することができ、使用者の感じる不快感を軽減することができる。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記空質記憶手段は、記憶している空質環境と、前記空質検出手段により検出された空質環境とを比較することにより、24時間後の空質環境として記憶することで、事前に空質環境の変化を想定し、換気の効率の良い運転をすることができる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の換気装置において前記空質記憶手段は、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化した時刻を記憶し、前記制御手段は、前記空質記憶手段が記憶した時刻よりも数分まえから前記送風手段の運転または風量制御することで、空質環境を悪化させる要因の発生を予測した運転を開始することができ、空質環境の悪化を低減できる。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の換気装置において前記送風手段の運転開始から所定時間の内に、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を停止することで、空質環境の記憶が悪化であっても室内の空質環境の悪化がないときには、無駄な運転を抑えることができる。
請求項11記載の発明は、請求項9記載の換気装置において前記送風手段の運転を低風量で常に室内の空気を排出する常時換気運転から強風量で室内の空気を素早く排出する強運転へ移行してから所定時間の内に、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を常時換気運転にすることで、請求項10記載の発明と同様に無駄な運転を抑えることができる。
請求項12記載の発明は、請求項10または11に記載の換気装置において前記空質記憶手段の記憶開始時刻に空質環境の悪化を記憶している時、前記制御手段は、記憶開始時刻の数分前から運転または風量制御することで、記憶している空質環境の悪化の時刻よりも空質環境の悪化が遅れたときでも、この実際の空質環境の悪化に合わせて運転を開始することができる。
請求項13記載の発明は、請求項1〜12のいずれかに記載の換気装置において所定時間、前記空質記憶手段が空質環境の悪化を記憶しておらず、かつ前記空質検出手段により検出される空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を運転または風量を多くするように制御する強制運転を行うことで、室内空気を移動させ、換気装置の設置位置から離れた所で発生している空質環境の悪化も検出することができ、かつ的確に室内の空気を排出することができる。
請求項14記載の発明は、請求項13に記載の換気装置において所定時間、前記空質記憶手段が空質環境の悪化を記憶しておらず、かつ前記空質検出手段により検出される空質環境が悪化しない時間が一定時間を超えた時、前記制御手段は、強制運転を行う間隔を長くすることで、空質環境の悪化しない時間帯における無駄な運転を抑えることができる。
請求項15記載の発明は、請求項1記載の換気装置において前記送風手段の運転状態を表示する表示手段を設け、前記表示手段は、前記空質検出手段が検出する空質環境の状態や前記空質記憶手段に記憶されている情報の内、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを表示することで、使用者は空質環境の状態およびどのような運転をしているのかを容易に知ることができる。
請求項16記載の発明は、請求項15記載の換気装置において前記表示手段は、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを制御状態毎に表示の色を変えて表示することで、表示手段を簡単な構成にすることができ、かつ請求項15記載の発明と同様に使用者は空質環境の状態およびどのような運転をしているのかを容易に知ることができる。
請求項17記載の発明は、請求項15記載の換気装置において前記表示手段は、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを制御状態毎に点滅パターンを変えて表示することで、請求項16記載の発明と同様に表示手段を簡単な構成にすることができ、かつ使用者は空質環境の状態およびどのような運転をしているのかを容易に知ることができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図11を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3に示すように、室内の壁面または天井面に配設された換気装置本体1に室内の空気を屋外へ排出可能な例えば送風機などの送風手段2を設け、この送風手段2の近傍に室内の例えば温度や湿度、空気の汚れといった空質環境を検出する空質検出手段3を設ける。空質検出手段3は、温度を検出するための温度センサー3aや湿度を検出するための湿度センサー3b、空気の汚れを検出するための汚れセンサー3cで構成する。検出された空質環境は、この空質環境を時系列的に24時間分記憶可能な例えばマイクロコンピュータなどの内部に構成される空質記憶手段4と空質記憶手段4に記憶されている空質環境および空質検出手段3が検出する室内の空質環境に応じて送風手段2を制御する制御手段5へ出力される。
制御手段5は、空質環境の値があらかじめ設定された値s1を超えると空質環境が悪化したと判断し、送風手段2を運転させ、その後、空質環境の値がs0以下となると空質環境が改善したと判断し、送風手段2の停止によって再度、空質環境の悪化を抑制する例えば5分程度の遅延運転を行った後に送風手段2を停止する。空質環境の悪化を判断する値s1としては、例えば湿度であれば60%と設定し、空質環境が改善したと判断する値s0としては、例えば湿度であれば55%などと設定する。
なお、空質環境の悪化と判断する空質環境の値および改善したと判断する値をあらかじめ設定しているが、使用者が例えば設定つまみで任意の値sxに設定できるよう構成し、空質環境が改善したと判断する値をsxよりΔs低い値としてもよい。使用者が任意に設定可能な空質環境の悪化を判断する空質環境の値sxの設定範囲としては例えば湿度であれば30%〜80%とし、空質環境が改善したと判断するための値を設定するΔsとしては例えば湿度であれば5%などとする。また、温度や湿度、空気の汚れといった空質環境に対して悪化の判定値および改善の判定値を各々設定し、そのいずれかが悪化した場合に送風手段2を運転するようにし、全ての空質環境が改善された後に停止するように構成してもよい。
空質記憶手段4は、24時間分の空質環境の値の変化を捉えることができ、かつ記憶するデータ数を極力抑えるために20分毎に空質検出手段3が検出した室内の空質環境の最大値を記憶すると共に、制御手段5により空質環境の悪化が判断されたときにはその時刻を記憶する。このとき空質記憶手段4は24時間分の空質環境値を72のデータとして記憶する。
なお、記憶する空質環境の値を各20分間の最大値としたが、各20分間の平均値でもよい。
上記構成において、換気装置に通電されると空質検出手段3が室内の空質環境の検出を開始すると共に、空質記憶手段4は空質環境の最大値を20分間隔の時系列データとして記憶する。制御手段5は、空質環境の悪化ありと判断したときは送風手段2を運転し、空質環境の悪化なしと判断したときは送風手段2の停止を継続する。空質環境の記憶開始から24時間後、記憶された空質環境および空質検出手段3が検出する室内の空質環境に応じて送風手段2を制御することとなる。例えば、図4(a)および(b)に示すように7時から8時までの空質環境において、7時5分から7時40分までの間が空質環境の悪化状態となり、24時間後の基本運転は、空質環境の悪化が判断された7時5分から7時40分までとなる。この基本運転中も空質検出手段3により室内の空質環境の検出を行い、この検出された空質環境の値を加味して制御手段5は、送風手段2の運転および停止の制御を行い、図4(c)に示すような実動作運転を行う。
このように本発明では、日常的に繰り返される空質環境の変化のパターンを記憶し、実際に検出される空質環境を加味して送風手段2の運転制御を行うので、空質環境の悪化に合わせて素早く運転を開始すると共に、空質環境が改善されたときには無駄に運転を継続することなく送風手段2を停止することができる。
なお、温度、湿度、空気の汚れのいずれかの空質環境を検出、またはこれらの2つの空質環境を検出できるように空質検出手段3を構成してもその作用効果に変わりはない。
また、図5に示すように、空質記憶手段4は、前回(前日)までに記憶している空質環境と今回(本日)空質検出手段3により検出された同一記憶期間の空質環境とを比較し、これらの平均値を次回(翌日)の空質環境の値として予測すると共に記憶する。その他の構成については同様であるため説明を省略する。
上記構成において、例えば記憶している空質環境の値がsaであり、その同一記憶期間に検出した空質環境がsbとすると、空質記憶手段4は翌日に予想される空質環境の値をsc=(sa+sb)/2として記憶する。ここで、空質環境の値sa、sbおよびscとしては、例えば検出される空質環境が湿度とし、sa=70%、sb=55%とするとsc=62.5%となる。
このように、次回の空質環境の値を予測して記憶し、送風手段2の基本運転パターンを設定することで、空質環境が変化する時刻がずれても安定してかつ換気の効率の良い換気運転をすることができる。
また、図6に示すように、例えば記憶している空質環境の悪化の検出時刻が7時5分とすると、実際に空質環境の悪化となる要因の発生してから検出されるまで数分の時間経過があり、この記憶した時刻よりも以前に発生している可能性があるため、この時間経過を考慮し、翌日の基本運転の開始時刻を空質環境の悪化となる要因の発生よりも前となるように記憶している空質環境の悪化時刻よりも5分早め、空質環境の悪化の有無を推測する推測運転を7時から開始する。
このように、前日の空質環境の悪化の検出時刻に対して運転開始時刻を早めることで、空質環境の悪化となる要因の発生合わせた運転をすることができる。
また、図7に示すように、推測運転を例えば7時より開始し、空質環境の悪化を十分に検出可能な例えば10分以内に空質環境の悪化が検出されないとき、制御手段5は送風手段2を停止する。また、空質記憶手段4に記憶する空質環境の記憶開始時刻である7時20分に記憶されている空質環境の値により空質環境の悪化が予測されるため、この記憶開始時刻の5分前より再度推測運転を開始する。
このように、推測運転をしても空質環境の悪化がないときには、無駄な運転を抑えることができる。また、空質環境の悪化が予想されるときには、悪化時刻がずれても要因の発生合わせた運転をすることができる。
また、図8に示すように、制御手段5は空質環境の悪化が検出されていないときは、送風手段2の運転を例えば室内の空気を1時間程度で全て排出可能な低風量で常に室内の空気を排出する常時換気運転を行うように構成する。制御手段5は、この常時換気運転から常時換気運転よりも風量の多い強風量で室内の空気を素早く排出する強運転へ送風手段2の風量を変更して推測運転を7時より開始し、空質環境の悪化を十分に検出可能な例えば10分以内に空質環境の悪化が検出されないとき、制御手段5は送風手段2を常時換気運転にする。また、空質記憶手段4に記憶する空質環境の記憶開始時刻である7時20分に記憶されている空質環境の値により空質環境の悪化が予測されるため、この記憶開始時刻の5分前より再度推測運転を開始する。
このように、推測運転をしても空質環境の悪化がないときには、無駄な運転を抑えることができる。また、空質環境の悪化が予想されるときには、悪化時刻がずれても要因の発生合わせた運転をすることができる。
なお、実施の形態1では、制御手段5は空質環境の値に応じて送風手段2の運転、停止を制御しているが、空質環境の値に応じて送風手段2の風量を制御するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図9に示すように、空質記憶手段4がt1時間の間、継続して空質環境の悪化を記憶しておらず、更に空質検出手段3により検出される空質環境が制御手段5により悪化と判断されないとき、制御手段5はt2時間送風手段2の強制運転を行う。t1、t2としては、1時間に一度、強制運転を行い、空質検出手段3のから離れた所で発生している空質環境の悪化を検出するために例えばt1=55分、t2=5分とする。
また、図10に示すように、夜中など睡眠中は空質環境の変化が少なく、空質環境の悪化が検出されない時間帯であり、空質環境の悪化が一定時間(例えば2時間)継続して検出されないときには、制御手段5は間欠運転の運転時間5分を変えずに、停止時間を55分から115分に長くする運転に変更する。その他の構成については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
上記構成において、強制運転中に空質環境の悪化が検出されなかったとき、制御手段5は送風手段2を停止させる。この停止時間が55分継続したとき、再び制御手段5は送風手段2の強制運転を行う。この間欠運転動作を空質環境の悪化が記憶されている時刻、または空質環境の悪化を検出するまで繰り返す。
このように、間欠的に送風手段2の強制運転を行うことで室内空気の流れを形成して、例えば空質検出手段3から離れた所で発生している空質環境の悪化も検出することができるので、的確に空質環境の悪化した室内の空気を排出することができる。また、空質環境の悪化しない時間帯においては間欠運転の停止時間を長くすることで、無駄な運転を抑えることができる。
(実施の形態3)
図11に示すように、換気装置本体1の前面に送風手段2の運転状態を表示する表示手段6を設けて構成する。表示手段としては、送風機などの送風手段2の運転状態を表示できれば良く、例えば発光ダイオードや液晶表示機器などがある。その他の構成については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
上記構成において、制御手段5が、送風手段2を空質環境の悪化によって運転しているのか、空質環境が改善されたことによって遅延運転しているのか、空質環境の良好な状態であることによって停止しているのか、空質環境の悪化が予測されることによって推測運転しているのか、空質環境の良好な状態が継続したことによる間欠的な強制運転をしているのかといった運転状態の内、いずれの運転を行っているかを表示することとなる。
また、表示手段6を例えば発光ダイオード単一で構成し、送風手段2の運転状態毎に表示の色を変えて表示することもできる。
上記構成において、送風手段2が空質環境の悪化によって運転しているときは、例えば赤色で表示し、停止しているときは消灯し、常時換気運転しているときは緑色で表示し、遅延運転しているときは橙色で表示し、推測運転しているときは黄色で表示し、間欠的な強制運転をしているときは青色で表示する。
また、送風手段2の運転状態毎に点灯、消灯および点滅のパターンを変えて表示することもできる。
上記構成において、表示手段6を例えば赤色と緑色の2色を発光可能な発光ダイオード単一で構成し、送風手段2が空質環境の悪化によって運転しているときは、例えば赤色を点灯して表示し、停止しているときは消灯し、常時換気運転しているときは緑色を点灯して表示し、遅延運転しているときは赤色で1秒点灯、1秒消灯の周期で点滅表示し、推測運転しているときは赤色で0.5秒点灯、0.5秒消灯の周期で点滅表示し、間欠的な強制運転をしているときは赤色で1秒点灯、2秒消灯の周期で点滅表示する。
このように、いずれの空質環境の情報を基に制御手段5が送風手段2を制御しているのかを表示することで、使用者は空質環境の状態およびどのような運転をしているのかを容易に知ることができる。また、表示手段6を単一で構成し、表示の色を変えたり、点滅のパターンを変えたりして表示することで、使用者が空質環境の状態およびどのような運転をしているのかを容易に知るという利点を損なわずに、表示手段6を簡単な構成にすることができる。
本発明の換気装置は、室内の空質環境を時系列的に24時間分記憶し、日常的に繰り返される空質環境の変化のパターンを学習することで、空質環境の悪化に合わせて素早く運転を開始することができることから、空質環境を測定、検出して動作する家電機器について有用である。
本発明の実施の形態1の換気装置を示す正面図 同換気装置の構成を示すブロック図 同換気装置の空質環境に応じた運転を示すタイミングチャート((a)同室内の空質環境値を示す図、(b)同運転動作を示す図) 同換気装置の記憶された空質環境を基にした運転を示すタイミングチャート((a)同記憶された空質環境値を示す図、(b)同基本運転を示す図、(c)同実際の運転を示す図) 同換気装置の次回の空質環境の値の予測を示すタイミングチャート((a)同前日までに記憶された空質環境値を示す図、(b)同本日検出された空質環境値を示す図 (c)同翌日の予測空質環境値を示す図) 同換気装置の推測運転を示すタイミングチャート((a)同記憶された空質環境値を示す図、(b)同翌日の基本運転を示す図) 同換気装置の空質環境の悪化の記憶よりも遅れて悪化した場合を示すタイミングチャート((a)記憶された空質環境値を示す図、(b)検出された空質環境値を示す図、(c)実際の運転を示す図) 同換気装置の常時換気運転を行う場合を示すタイミングチャート((a)記憶された空質環境値を示す図、(b)検出された空質環境値を示す図、(c)実際の運転を示す図) 本発明の実施の形態2の間欠運運転を示すタイミングチャート((a)記憶された空質環境値を示す図、(b)検出された空質環境値を示す図、(c)実際の運転を示す図) 同換気装置の間欠運転の停止時間を長くした場合を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態3の換気装置を示す正面図 従来の換気装置の構成を示す図
符号の説明
2 送風手段
3 空質検出手段
4 空質記憶手段
5 制御手段
6 表示手段

Claims (17)

  1. 室内の空気を排出する送風手段と、室内の空質環境を検出する空質検出手段と、前記空質検出手段が検出した室内の空質環境を時系列的に24時間分記憶する空質記憶手段と、前記空質検出手段が検出する室内の空質環境に応じて前記送風手段の運転または停止や風量を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記空質記憶手段に記憶された空質環境を基に前記送風手段の運転または停止や風量を時系列的に制御することを特徴とした換気装置。
  2. 前記空質検出手段は、室内の温度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度を時系列的に24時間分記憶することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  3. 前記空質検出手段は、室内の湿度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内湿度を時系列的に24時間分記憶することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  4. 前記空質検出手段は、室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内空気の汚れを時系列的に24時間分記憶することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  5. 前記空質検出手段は、室内の温度および湿度を検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度および湿度をそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  6. 前記空質検出手段は、室内の温度および室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内温度および室内空気の汚れをそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  7. 前記空質検出手段は、室内の湿度および室内空気の汚れを検出し、前記空質記憶手段は、前記空質検出手段が検出した室内湿度および室内空気の汚れをそれぞれ個別に時系列的に24時間分記憶することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  8. 前記空質記憶手段は、記憶している空質環境と、前記空質検出手段により検出された空質環境とを比較することにより、24時間後の空質環境として記憶することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  9. 前記空質記憶手段は、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化した時刻を記憶し、前記制御手段は、前記空質記憶手段が記憶した時刻よりも数分まえから前記送風手段の運転または風量制御することを特徴とした請求項8記載の換気装置。
  10. 前記送風手段の運転開始から所定時間の内に、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を停止することを特徴とした請求項9記載の換気装置。
  11. 前記送風手段の運転を低風量で常に室内の空気を排出する常時換気運転から強風量で室内の空気を素早く排出する強運転へ移行してから所定時間の内に、前記空質検出手段により検出される空質環境が所定の値を超えて空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を常時換気運転にすることを特徴とした請求項9記載の換気装置。
  12. 前記空質記憶手段の記憶開始時刻に空質環境の悪化を記憶している時、前記制御手段は、記憶開始時刻の数分前から運転または風量制御することを特徴とした請求項10または11に記載の換気装置。
  13. 所定時間、前記空質記憶手段が空質環境の悪化を記憶しておらず、かつ前記空質検出手段により検出される空質環境が悪化しない時、前記制御手段は、前記送風手段を運転または風量を多くするように制御する強制運転を行うことを特徴とした請求項1〜12のいずれかに記載の換気装置。
  14. 所定時間、前記空質記憶手段が空質環境の悪化を記憶しておらず、かつ前記空質検出手段により検出される空質環境が悪化しない時間が一定時間を超えた時、前記制御手段は、強制運転を行う間隔を長くすることを特徴とした請求項13に記載の換気装置。
  15. 前記送風手段の運転状態を表示する表示手段を設け、前記表示手段は、前記空質検出手段が検出する空質環境の状態や前記空質記憶手段に記憶されている情報の内、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを表示することを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  16. 前記表示手段は、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを制御状態毎に表示の色を変えて表示することを特徴とした請求項15記載の換気装置。
  17. 前記表示手段は、いずれの情報を基に前記制御手段が前記送風手段を制御しているのかを制御状態毎に点滅パターンを変えて表示することを特徴とした請求項15記載の換気装置。
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